JPH10214936A - 過剰電圧保護を改良した集積回路 - Google Patents

過剰電圧保護を改良した集積回路

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JPH10214936A
JPH10214936A JP9356590A JP35659097A JPH10214936A JP H10214936 A JPH10214936 A JP H10214936A JP 9356590 A JP9356590 A JP 9356590A JP 35659097 A JP35659097 A JP 35659097A JP H10214936 A JPH10214936 A JP H10214936A
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transistor
voltage
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    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良した過電圧保護回路を有する集積回路装
置を提供する。 【解決手段】 集積回路チップの各端部に沿って特別レ
ールが設けられており、その端部にバイアス回路が接続
されている。バイアス回路は通常動作期間中に特別レー
ルをVDD電圧レベルへ充電させ、且つ過電圧イベントが
発生すると特別レールをVSSレールへクランプさせる。
チップの各端部に沿って入力ボンディングパッドが設け
られており且つダイオードを介して特別レールへ接続さ
れており、従って入力ボンディングパッドへ印加される
5V信号は3.3V供給電圧から動作される場合に装置
に損傷を発生することはない。各入力ボンディングパッ
ドとレシーバ回路との間に延長した長さを有する信号線
が設けられており、該信号線は高周波数インダクタを形
成し、クランプ動作が有効となる前の過電圧イベントの
開始時においてレシーバ回路を保護している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大略、集積回路に
関するものであって、更に詳細には、集積回路装置の入
力端へ印加される過電圧から集積回路装置を保護するた
めの回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路(IC)技術は世代毎に進化し
ており、回路要素の寸法は益々減少し且つ回路が形成さ
れる親指の爪ほどの寸法の半導体チップ内における回路
密度は益々増加している。例えばゲート酸化物層などの
絶縁層の厚さは同様に寸法がかなり減少されており、現
在の技術水準の処理技術では100Å以下の厚さのゲー
ト酸化膜を使用している。この様な極めて薄い酸化物絶
縁層の絶縁破壊は、これら最近の世代の装置を過電圧に
対してより敏感なものとさせており、より洗練された過
電圧保護技術を必要としている。
【0003】IC装置が露呈される過電圧の共通の原因
は静電放電(ESD)であり、それは単に人が接触する
だけで発生する場合がある。この様なESDイベント
は、装置内の薄い酸化物絶縁層の一つ又はそれ以上を介
して短絡させることによってIC装置を破壊する場合が
ある。この様なESDイベントは、kV範囲内の電圧ス
パイクを発生する場合がある。スタンダードな業界慣行
によれば、IC装置は損傷なしで2kVのESDイベン
トに耐えるものであることが予定されている。
【0004】過電圧保護回路を設計する上での複雑な要
因は、IC装置への入力として通信させることの可能な
通常のシステム電圧は、しばしば、IC装置の通常動作
に対して特定されている電圧供給レベルよりもしばしば
高いものであることがあるということである。例えば、
最も最近の世代のIC装置は、相補的金属・酸化物・半
導体(CMOS)技術を使用して製造されるものである
が、3.3V電圧供給を使用して動作すべく設計されて
おり、一方より前の世代のIC装置は5.0Vの電圧供
給を使用して動作すべく設計されていた。多くの既存の
システムはスタンダードの5.0V周りに設計されてお
り、従って3.3V電圧供給上で動作する最も最近のI
C装置を使用する新しい電子装置部品は5.0V信号を
受取るべく適合されねばならない。このことは、ESD
保護回路の設計を複雑なものとさせる。なぜならば5.
0V電圧供給で動作する装置に対するこの様な回路は、
5.0Vを超える入力信号が異常であり且つ過電圧イベ
ントの開始を表わすものとして仮定されて設計されてい
たからである。しかしながら、3.3Vの電圧供給で動
作し且つ5.0Vの入力信号を許容すべく意図されてい
る装置の場合には、この様な入力信号は潜在的なESD
イベントであるとして誤って解釈し、従ってこの様な回
路が供給電圧よりも少なくとも約1.7V高い通常の入
力信号を受付けるように再設計されない限り、過電圧保
護回路をトリガすることとなる。今までのところ、この
問題に対する包括的な解決は未だに見出されていない。
【0005】従って、3.3VIC装置が5.0V入力
信号を受取ることによって経験する問題に対するより効
果的な解決を提供することが望まれている。IC装置を
ESDイベントから保護すると共に、3.3VIC装置
を5.0Vシステムと互換性のあるものとさせる過電圧
保護回路を提供することが望ましい。以下に説明する本
発明過電圧保護回路における改良を完全に理解するため
に、関連する従来技術の以下の説明が図1−4を参照し
て提供されている。
【0006】図1を参照すると、従来の集積回路装置に
おいて使用されている過電圧保護回路の一部が示されて
おり且つ大略参照番号10によって示されている。過電
圧保護回路10は、高電圧パワーバス即ちレール12と
低電圧パワーバス即ちレール14との間に接続されてい
る。高電圧レール12は外部供給源から通常VDDとして
示される高電圧供給を受取るボンディングパッド(不図
示)へ接続している。低電圧レール14は外部供給源か
ら、通常VSSとして示される低電圧供給、即ち接地を受
取るボンディングパッド(不図示)へ接続している。
【0007】過電圧保護回路10が一部である集積回路
装置は、複数個の入力ボンディングパッドPを包含して
おり、そのうちの二つのみが図面中に示されている。こ
の様な各入力ボンディングパッドPは、図示した如く、
ダイオードD1とD2との間に接続されており、D1はボ
ンディングパッドを低電圧レール14へ接続しており、
且つD2はボンディングパッドを高電圧レール12へ接
続している。入力ボンディングパッドP上に表われる過
電圧は、正又は負の何れかの電圧である。ダイオードD
1及びD2はIC駆動に対する過電圧保護の一つの形態を
与え、過電圧が正である場合にダイオードD2 がターン
オンして入力ボンディングパッドをVDDレール12へ結
合させ、且つ過電圧が負である場合に、ダイオードD1
がターンオンして入力ボンディングパッドをVSSレール
14へ結合させる。実際上、各ダイオードD1及びダイ
オードD2は、実際には、一組の比較的大きなダイオー
ド(例えば、並列に接続されている組当たり4個)、入
力ボンディングパッドPからVDD及びVSSレールへ低イ
ンピーダンスESD導通経路を与える。
【0008】各入力ボンディングパッドP上の信号は、
図示したように、入力ボンディングパッドPと対応する
ダイオードD2のアノードとの間に設けられているノー
ド18を介して、対応するレシーバ回路16(「Re」
の符号が付けてある)へ通信される。各入力ボンディン
グパッドPに対応するESDクランプ20は、ノード1
8と低電圧レール14との間に接続されている。出力回
路(不図示)と共に、レシーバ回路16は、外部供給源
から来る過電圧からの保護を必要とする装置の感応性入
力/出力回路を有している。
【0009】各入力ボンディングパッドPをクランプす
るために使用されるESDクランプ20は、通常、非導
通状態であるが、入力ボンディングパッド上に表われる
ESDイベントに応答して導通状態となるべくトリガさ
れる。数千ボルトの短期間の電圧過渡的状態が最終的使
用対象である機器内に据付ける前にIC装置を取扱う人
間又はマシンから発生する場合がある。高電圧過渡的状
態は、IC装置を最終使用目的の機器内に据付けた後に
その他の発生源から発生する場合がある。入力ボンディ
ングパッドPがESDイベントを経験すると、そのES
Dクランプ20がトリガされ且つ迅速に導通状態となっ
て、IC装置の回路要素によって経験する電圧差を、該
装置の敏感な構造に損傷を与えることがないような比較
的低いレベルへ制限する。このESD保護構成は、各入
力ボンディングパッドPに対してESDクランプ20を
必要とし、従ってそれを実現するためにかなりのチップ
空間を必要とする。
【0010】当該技術分野において公知の適切なESD
クランプの一つの実現例を図2に示してある。図2のE
SDクランプ20は、ノード18とVSSレール14との
間に接続しているNチャンネルMOSトランジスタTC
を有している。トランジスタTCをトリガする回路は、
ツェナーダイオードZ、抵抗R1及びR2、ダイオードD
を包含しており、それらはノード18とVSSレール14
との間に直列して接続されている。ノード22は、抵抗
1及びR2の間においてトランジスタTCのゲートへ接
続している。ツェナーダイオードZは、そのカソードを
ノード18へ接続しており且つそのアノードを抵抗R1
へ接続している。ダイオードDは、そのアノードを抵抗
2へ接続しており且つそのカソードをVSSレール14
へ接続している。トランジスタTCは、点線で示したト
ランジスタQCによって示される寄生バイポーラ動作モ
ードを有している。トランジスタTCは短いチャンネル
長さを有する非常に幅広に構成されており、従ってそれ
は、ESDイベントの比較的高い電流特性を効率的にシ
ャントさせることが可能である。
【0011】要素Z,R1,R2,Dの値は、ESDイベ
ントが発生する場合に、トランジスタTCのゲートは約
3Vの電圧を受け、且つノード18上の電圧が約7.0
乃至7.5Vのトリガ電圧を超えて上昇するように選択
されている。トランジスタTCがこの様なESDイベン
トによってターンオンされると、トランジスタQCを介
してのバイポーラ導通が発生し且つノード18上の電圧
がトリガ電圧レベル以下に降下するまで、継続する。こ
の特定のESDクランプ20の動作についてのより完全
な説明は、1996年9月10日付で出願されている米
国特許出願第08/712,058号「MOS集積回路
用の過電圧保護装置(Overvoltage Pro
tection Device for MOS In
tegrated Circuits)」という名称の
米国特許出願に記載されている。CMOS集積回路出力
回路の一部として使用することが意図された別のESD
クランプ又はシャントは、米国特許第5,173,75
5号に記載されている。パワーレール間のシャンティン
グ用の保護回路は米国特許第5,237,395号に記
載されている。
【0012】トランジスタTCは、図3に示してあり且
つ概略参照番号30で示した構成によって実現すること
が可能である。当該技術分野において、軽度にドープし
た及び高度にドープした両方の部分を有するソース領域
とドレイン領域とを有するMOSトランジスタを製造す
ることが標準的な慣行となっている。この様なトランジ
スタは軽度にドープしたドレイン(「LDD」)トラン
ジスタとして知られている。製造プロセスのわずかな修
正によって、図3のトランジスタ30は、ESDクラン
ピング回路において使用された場合に有益的である特性
を有するようにすることが可能である。
【0013】図3において、トランジスタ30は、その
上に構成したゲート構成体を具備する多結晶シリコン基
板(一部破断して示してある)内に形成したドープ領域
を有するものとして断面で示してある。特に、N+ドー
プソース及びドレイン領域32及び34がPウエル36
内に形成されており、その全体的な構造は基板のN型主
本体部分38の上側に形成されている。多結晶シリコン
(ポリシリコン)ゲート40がゲート酸化物層42の上
側に形成されており、ゲート酸化物層42はソース及び
ドレイン領域32及び34の間に基板の上表面上に成長
形成されている。スペーサ酸化物層44及び46は処理
過程中において使用され、イオン注入ステップによって
形成されるソース及びドレイン領域32及び34の端部
を画定する。通常、従来のプロセスにおいては、軽度の
ドーズのN型ドーパント(例えば、燐)を、スペーサ酸
化物層44及び46を形成する前に注入させる。この様
な従来の軽度のドーズの注入は、点線領域48によって
示した位置に軽度にドープしたドレイン領域を形成す
る。この様なLDD領域48は、通常、ゲート40の下
側を延在し且つそれらの間にチャンネル領域を画定す
る。
【0014】修正したトランジスタ30を形成すること
が所望される場合には、トランジスタ30の箇所を被覆
するマスクを設けることによってトランジスタ30の箇
所において軽度のドーズのイオン注入がシリコン表面に
到達することを防止することが可能であり、それにより
図3に示した構成を形成することが可能である。従来の
LDD領域48を欠如しているので、トランジスタ30
は約1.2乃至2.0Vの範囲内における通常のものよ
りもより高いターンオンスレッシュホールド電圧を有し
ている。通常のターンオンスレッシュホールド電圧は約
0.6Vである。修正したトランジスタ30のこのより
高いターンオンスレッシュホールド電圧は、ゲート40
の端部と、N+ソース及びドレイン領域32及び34の
対面する端部との間の小さなギャップに起因するもので
ある。
【0015】再度図2を参照すると、トランジスタTC
が従来のLDD領域なしで上述したように製造される場
合には、それをESDクランプ20において効果的に使
用することが可能である。LDD注入を有する従来のN
チャンネルトランジスタは、ESDイベントにおいて発
生する比較的高い寄生導通電流によって損傷される場合
がある。LDD領域の先端部を介して通過するこの比較
的高い電流は、この様な点においてシリコンを損傷する
可能性があり、すぐさまトランジスタに機能障害を発生
させるか又は極めてリークの高いものとさせ且つその後
に機能障害を発生させることとなる。トランジスタTC
に対して従来のLDD領域を有することのない修正した
トランジスタ30を使用する場合には、比較的高い非破
壊性の寄生導通を行うことを可能とするより堅牢なトラ
ンジスタを提供することとなる。次に、図4を参照する
と、5.0VのVDD供給と共に使用すべく設計されたレ
シーバ回路の一般的な構成の詳細が参照番号16で示し
た点線輪郭内に示されている。レシーバ回路16は、図
1の過電圧保護回路10によって保護することの可能な
種々の同様のレシーバ回路のうちの一つとすることが可
能である。一つの入力ボンディングパッドP及びそれの
それぞれの組のダイオードD1及びD2がレシーバ回路1
6に接続して図4に示してある。信号線50が入力ボン
ディングパッドPをレシーバ回路16の入力ノード52
へ接続している。NチャンネルMOSトランジスタT1
及びPチャンネルMOSトランジスタT2から構成され
るCMOSインバータが、VDDとVSSのパワーレールの
間に接続されている。CMOSインバータは、トランジ
スタT1及びT2のゲートを接続する入力ノード54を有
すると共に、トランジスタT1及びT2のドレインを接続
する出力ノード56を有している。出力ノード56はレ
シーバ出力ノードであって、それはIC装置の他の回路
(不図示)と通信を行う。トランジスタT1のソース及
びそのPウエルはVSSレールへ接続している。トランジ
スタT2のソース及びそのNウエルはVDDレールへ接
続している。
【0016】抵抗R及びR4はインバータ入力ノード
54をレシーバ入力ノード52へ接続している。抵抗R
3はVDDレールへ接続しているNウエル内に設定されて
いるP+領域内における基板内に形成されている。P+
抵抗領域とそのNウエルとの間のPN接合は、VDDレー
ルへ接続しているダイオードD3を画定している。抵抗
4はVSSレールへ接続しているPウエル内に設定され
ているN+領域内において基板内に形成されている。N
+抵抗領域とそのPウエルとの間のPN接合は、VSS
ールへ接続しているダイオードD4を画定している。抵
抗R3及びR4に対する抵抗値は、各々、約100乃至1
50Ωであり、レシーバ入力ノード52と反転入力ノー
ド54との間の経路内において約200乃至300Ωの
全抵抗値を与えている。
【0017】ボンディングパッドPにおいてESDイベ
ントが発生すると、比較的大きなダイオードD1及びD2
が、図1のESDクランプ20と共に、主要なESD保
護を与える。図4に示してある抵抗R3及びR4は、トラ
ンジスタT1及びT2に対する付加的な保護を与える。し
かしながら、トランジスタT1及びT2は過電圧に敏感で
あり、且つそれらはしばしば装置の機能障害が発生する
箇所であることが知られている。
【0018】本発明者の知得したところによれば、基本
的には同一のESD保護回路及びレシーバ回路を有して
いるが、ある従来の装置では他のものよりもより良好な
ESD免疫性を有するものであった。異なるESD保護
能力を与えることとなるこれら二つの構成における差異
は、入力ボンディングパッドとレシーバ入力ノードとの
間の信号線の長さであることが判明した。この長さは、
図4の回路において寸法Xとして示したものに対応して
いる。レシーバ回路を入力ボンディングパッドに非常に
近付けて配置した場合には、レシーバ回路を入力ボンデ
ィングパッドからより大きな距離X離して配置した場合
よりも、集積回路装置のESD保護能力はより低いもの
であることが判明した。
【0019】ESD保護の問題とは関係ないレイアウト
問題に起因して、ある集積回路装置では、レシーバ回路
が入力ボンディングパッドから約350ミクロン離隔し
て配置されていた。これらの装置は2kVを遙かに超え
るESD保護能力を有するものであることが判明した。
レシーバ回路を入力ボンディングパッドPに近付けて配
置させた装置では、2kVより著しく低いESD保護能
力を有するものであった。この様な知見に基づいて本発
明の改良がなされるに至った。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の点に
鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠
点を解消し、静電保護特性を改良した集積回路装置を提
供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の側面によれば、
半導体チップ上に形成されている集積回路装置が、外部
的に供給されたパワー即ち電力を内部回路へ供給するた
めの高電圧レールと低電圧レールとを有しており、且つ
外部供給源によってチップ上の入力ボンディングパッド
へ印加された電圧から過電圧保護を与える少なくとも1
個の特別レールを有している。バイアス回路が該特別レ
ールを通常条件下において高電圧レールの電圧に近い電
圧へ充電し、且つESDイベントが一つ又はそれ以上の
入力ボンディングパッド上において発生する場合に、E
SD保護回路をトリガして特別レールを安全な電圧レベ
ルへクランプする。入力ボンディングパッド上の入力す
る信号が高電圧レール上の電圧をわずかに超える電圧で
ある場合には、特別レールは高電圧レール上の電圧に影
響を与えることなしに且つESD保護回路をトリガする
ことなしに、該入力してくる信号レベルへプルアップさ
れる。
【0022】本発明の別の側面によれば、比較的高い非
破壊性寄生導通状態を可能とする堅牢なクランプ用トラ
ンジスタを提供し、且つESDイベントの特性である迅
速に上昇する特別レール上の電圧に応答してクランプ用
トランジスタを迅速にターンオンさせるゲート制御回路
を提供することである。本発明の更に別の側面によれ
ば、ESDイベントのオンセット即ち開始とクランプ用
トランジスタのターンオンとの間において信号入力レシ
ーバを保護するための高周波数インピーダンス回路を提
供することである。
【0023】
【発明の実施の形態】図5を参照すると、部分概略平面
図で示した半導体チップが大略参照番号100で示され
ている。公知の技術により、チップ100は、該チップ
を保護し且つ外部回路への接続を与えるハウジング(不
図示)内に装着されている。チップ100の周辺部に四
角で示した複数個のボンディングパッドが、非常に小さ
な直径の金ワイヤ(不図示)を使用してハウジング内へ
の接続を行うことを可能としており、該金ワイヤはハウ
ジング外部に延在する端子又はピン(不図示)へ接続さ
れる。該ボンディングパッドはチップ100上の入力/
出力回路と外部回路との間の通信用のインターフェース
を提供している。該ボンディングパッドは、更に、チッ
プ100へのパワー即ち電力の接続を与えている。例え
ば、複数個の電源接続部を該チップ上の異なる点、典型
的には角部に設けることが可能である。図5に示したチ
ップ100の二つの角部において、高電圧供給が二つの
ボンディングパッドVDDにおいて受取られる。同様に、
低電圧供給が二つのボンディングパッドVSSにおいて受
取られる。
【0024】入力/出力パッドは、入力信号に専用に使
用されるパッド、出力信号専用に使用されるパッド、及
び単一のパッドが異なる時間において入力信号を受取り
且つ出力信号を送ることが可能ないわゆる双方向パッド
を包含することが可能である。本明細書において「入力
ボンディングパッド」という用語は、入力信号専用に使
用されるパッド及び入力信号と出力信号の両方に使用さ
れる双方向パッドを包含することが意図されている。こ
の様な入力ボンディングパッドの幾つかを図5において
文字Pで示してある。図5はその下側の端部に沿って1
0個のボンディングパッドを有しており且つ部分的に見
える端部の各々に沿って4個のボンディングパッドを有
するチップ100を示しているが、この図示例は単に模
式的なものであって半導体チップの周辺部におけるボン
ディングパッドの位置の一般的な理解を与えることを意
図しているものである。今日製造される従来の半導体チ
ップは図5に示したような側端部当たり10個よりもよ
り多くのボンディングパッドを有することが可能であ
る。
【0025】半導体チップ100の各端部に沿ってのボ
ンディングパッド内に位置されて長尺状の導体が設けら
れており、それらは、本明細書においては、「特別レー
ル」と呼称し且つ参照番号102,104,106で示
してある。本発明の好適実施例のこの特徴は、特に、
3.3V電源によって動作され且つ5.0V入力許容値
であるように設計されているIC装置にとって特に有用
である。図5における下側端部に沿って延在して示され
ている特別レール102は、好適には、チップ100の
角部近くにおいてその端部において接続されている同一
のバイアス回路Bを包含している。図5においては部分
的にしか示されていない特別レール104及び106
も、好適には、それらの端部において同一のバイアス回
路Bを有している。チップ100の内部は、大略参照番
号108で示されている主機能回路が設けられている。
主機能回路108は、メモリ回路を包含する任意のタイ
プの集積回路とすることが可能であるが、好適には、ゲ
ートアレイ又はその他のカスタム論理回路を有するもの
である。
【0026】次に、図6を参照すると、本発明に基づく
過電圧保護回路が大略参照番号110で示している。回
路110は、好適なチップレイアウトにおける4本の特
別レールのうちの1本である特別レール102に対して
適用した場合が示されている。特別レール102の端部
におけるバイアス回路Bは高及び低電圧供給(源)VDD
及びVSSへ接続している。実際には長尺状の金属導体か
らなる高電圧レールは、参照番号112で示してあり、
それはバイアス回路Bを高電圧供給(即ち、供給源)V
DDへ接続させている。理解されるように、高電圧レール
112は図5に示したVDDボンディングパッドへ走行し
ている。低電圧レールも長尺状の金属導体として実現さ
れており、それは図6において参照番号114で示して
ある。低電圧レール114はチップ100の全端部に沿
って延在することが可能であり、且つ両端部において図
5に示したようにVSSボンディングパッドへ接続させる
ことが可能である。理解されるように、図6は好適な過
電圧保護回路110の簡単化した概略図であり、実際の
チップレイアウトにおいては、高及び低電圧レールのよ
り複雑な経路構成が与えられる。
【0027】図6は低電圧レール114をそれぞれの入
力ボンディングパッドPへ接続しているダイオード
1、及び各入力ボンディングパッドPを特別レール1
02へ接続しているダイオードDSを示している。各入
力ボンディングパッドPは、ボンディングパッドPとそ
れぞれのダイオードDSのアノードとの間のノードにお
いて接続されている長尺状の信号線150を介してそれ
ぞれのレシーバ回路116へ接続している。信号線15
0の長さは、高周波数インダクタLを画定する複数個の
屈曲部分を設けることによって、入力ボンディングパッ
ドPとそれぞれのレシーバ回路116との間の実際の距
離よりも一層長いものとされている。
【0028】図6は二次元の模式図であるので、信号線
150はボンディングパッドPから特別レール102を
横断して延在する長い直線状の部分を有するものと誤っ
た印象を与える可能性がある。実際には、当業者によっ
て理解されるように、本装置は多層構成で実現され、複
数個のレベルの導電層が絶縁層によって分離されてい
る。好適なチップレイアウトにおいては、特別レール1
02がダイオードDSからなる行の上側に存在してお
り、且つ各信号線150の実質的に全長が図6に示した
高周波数インダクタLを形成する複数個の屈曲部分から
構成されている。
【0029】次に、図7を参照して、好適なバイアス回
路Bの詳細について説明するが、チップ上のこの様なバ
イアス回路の全てが好適には同一のものである。第一M
OSトランジスタTSが特別レール102と高電圧即ち
DDレール112との間に接続している。トランジスタ
SはPチャンネルトランジスタであって、そのソース
はVDDレールへ接続しており且つそのゲート、ドレイン
及びNウエルは特別レール102へ接続している。通常
動作においては、トランジスタTSは特別レールを実質
的にVDDへプルアップする。トランジスタTSは、カソ
ードを特別レール102へ接続し且つアノードを高電圧
レール112へ接続したダイオードのように機能する。
ダイオード接続したトランジスタTSの順方向バイアス
させたPN接合を介してのサブスレッシュホールド導通
状態に起因して、特別レール102は、通常、VDD近く
に充電される。
【0030】バイアス回路Bは、更に、特別レール10
2と低電圧VSSレール114との間に接続されている第
二MOSトランジスタTCを有している。トランジスタ
Cは、そのドレインを特別レール102へ接続してお
り、且つそのソース及びPウエルをVSSレール114へ
接続している。コンデンサC及び抵抗RBが特別レール
102とVSSレール114との間に直列接続している。
トランジスタTCのゲートが、コンデンサCと抵抗RB
を相互接続するノード122を画定している。
【0031】ESDイベントが発生して、図7に示した
ように、入力ボンディングパッドPにおいて迅速に上昇
する極めて高い電圧が表われると、トランジスタTC
スレッシュホールドを超えるゲート対ソース電圧を与え
る抵抗RBを具備するトランジスタTCのドレイン対ソー
ストリガ電圧を迅速に超え、トランジスタTCをして迅
速にターンオンさせる。ターンオンしたすぐ後に、トラ
ンジスタTCは図7に点線で示したNPNバイポーラト
ランジスタQCによって行われるようなバイポーラ動作
モードへ入る。
【0032】コンデンサCは、好適には、約2pFであ
り且つ比較的高い絶縁破壊を有するように製造されてい
る。抵抗RBは、好適には、30KΩ乃至200KΩの
範囲内の抵抗値を有するポリシリコン抵抗である。抵抗
Bの実際の抵抗値は、好適範囲内において可及的に低
く選択され、従って通常動作期間中における特別レール
102上のノイズが誤ってトランジスタTCをトリガさ
せることがないように選択される。しかしながら、RB
の抵抗値は、特別レール102がESDイベントのオン
セット即ち開始時において7Vを超えて上昇する場合に
トランジスタTCを迅速にターンオンさせるように選択
されねばならない。3.3V供給電圧で動作すべく設計
されている技術水準のIC装置は極めて薄いゲート酸化
膜を有しており、従って、高度に過電圧に対して敏感で
ある。この様な装置を保護するために使用される図7に
示した好適なESDクランプにおいては、コンデンサC
及び抵抗RBの値及びクランプ用トランジスタTCの構成
は、7.0乃至7.5Vの範囲内のトリガ電圧レベルを
確保すべく選択される。
【0033】図8を参照すると、好適なレシーバ回路が
点線116内に示されている。本発明の好適な過電圧保
護回路は3.3V供給電圧から動作すべく設計されてい
るので、レシーバ回路116は図4のレシーバ回路16
と幾分異なった構成を有している。レシーバ回路116
はトランジスタT1及びT2から構成されるCMOSイン
バータを有しており、それらの共通ゲート接続部はイン
バータ入力ノード154を画定しており且つそれらの共
通ドレイン接続部はインバータ出力ノード156を画定
している。NチャンネルトランジスタT3及び抵抗R3
レシーバ入力ノード152とインバータ入力ノード15
4との間に直列接続されている。抵抗R3は、図4のレ
シーバ回路16におけるそれに対応するものと同様に、
好適には、約100乃至150Ωの抵抗値を有してお
り、且つVDDレールへ接続しているNウエル内に設定さ
れるP+領域内において基板内に形成される。P+抵抗
領域とそのNウエルとの間のPN接合は、VDDレールへ
接続しているダイオードD3を画定している。
【0034】図8に示したトランジスタT3は「ドロッ
ピング(降下用)」トランジスタと呼ばれるものであっ
て、その目的とするところは、より感度の高いトランジ
スタT1及びT2を保護するためにインバータ入力ノード
54における電圧を減少させることである。トランジス
タT3は、そのゲート及びそのソース及びドレイン領域
の表面上における通常のサリサイド層を除去することに
よって、過電圧に対してより感度を低いものとさせてい
る。
【0035】スタンダードの処理技術によれば、ポリシ
リコンゲートストリップの上表面上及びトランジスタソ
ース及びドレイン領域のシリコン表面上に、極めて薄い
層のチタンを付着形成し、且つそれをシリコンと高温で
反応させることによって、通常、サリサイド層が設けら
れる。これは、サリサイドとして知られているものを発
生させ、それは固有抵抗を低下させ且つ金属対シリコン
コンタクトをより良好なものとさせる上で有用である。
サリサイドの形成を防止するために、サリサイドを所望
しない箇所のチップの部分の上に酸化物/窒化物マスク
を形成する。次いで、チタン付着ステップを実施し、次
いで高温反応ステップを実施する。次いで、酸化物/窒
化物マスクの窒化物及び酸化物層を剥離する。この様に
してトランジスタT3を製造することにより、より良好
なESD免疫性が与えられる。なぜならば、サリサイド
層は絶縁破壊に貢献するものとして知られているからで
ある。
【0036】VDDレールとCMOSインバータとの間に
直列して別のPチャンネルトランジスタT4が設けられ
ている。トランジスタT4のゲートは抵抗R4を介してレ
シーバ入力ノード152へ接続している。トランジスタ
4のドレインはトランジスタT2のソースへ接続してい
る。トランジスタT4のソース及びそのNウエルはVDD
レールへ接続している。抵抗R4は、約10KΩの抵抗
値を有しており且つトランジスタT4のゲートを画定す
るストリップの一部とすることの可能なポリシリコンス
トリップ内に形成することが可能である。この様なポリ
シリコンストリップは、通常、低固有抵抗の導体である
が、抵抗R4を画定する部分は、上述した如く、サリサ
イド層を設けないことによって固有抵抗を増加させるこ
とが可能である。
【0037】PチャンネルトランジスタT4及び抵抗R4
が、レシーバ回路116がVDDレベルよりも幾分低い論
理高信号を受取る場合に、CMOSインバータ(T1
びT2)の完全なターンオフを確保するために本回路内
に設けられている。この技術は従来のレシーバ回路にお
いて使用されている。当業者によって理解されるよう
に、レシーバ回路116はスタンダードなMOS信号レ
ベルにおいてレシーバ出力ノード156上に対応する反
転信号を供給することによって、TTL論理レベル信号
に適切に応答することが可能なものでなければならな
い。業界スタンダードによれば、TTL論理高信号は
2.0乃至5.5Vの範囲内のものとすることが可能で
ある。MOSIC装置内において使用するためにこの様
な信号を条件付けすることはレシーバ回路116の基本
的な機能である。
【0038】サリサイド化されていないトランジスタで
あるNチャンネルトランジスタT3はCMOSインバー
タのサリサイド化されているNチャンネルトランジスタ
1よりも過電圧に対して感度はより低い。サリサイド
化されているPチャンネルトランジスタT2及びT4はそ
れらのソース及びNウエルをVDDへ接続しているので、
それらはサリサイド化されているNチャンネルトランジ
スタT1よりもそれらのゲートへ印加される幾分より高
い電圧に耐えることが可能である。図8のレシーバ回路
116においては、VDDレールは3.3Vであり且つド
ロッピングトランジスタT3はインバータ入力ノード1
54へレシーバ入力ノード152に表われる電圧の2.
7V(VDDよりも1個のスレッシュホールド下)を通過
させるに過ぎない。従って、高感度のNチャンネルトラ
ンジスタT1は2.7Vを超える安全余裕におけるゲー
ト対ソース電圧に耐えることが必要であるに過ぎない。
CMOSインバータの高感度なNチャンネルトランジス
タT1を保護するためにトランジスタT3のようなドロッ
ピングトランジスタを使用する技術は従来のレシーバに
おいて使用されているものである。
【0039】好適な過電圧保護回路の重要な側面が図8
において示されている。高周波数において実効性のある
屈曲型インダクタLが入力ボンディングパッドPとレシ
ーバ入力ノード152との間の信号線150に設けられ
ている。更に、入力ボンディングパッドPはダイオード
Sを介して図8においてSRとして示した特別レール
102へ接続しており、一方図4の回路においては、入
力ボンディングパッドPはダイオードD2を介してVDD
レール112へ接続している。特別レールSRを組込む
ことによって、5.0V入力信号で3.3VのIC装置
を使用することを簡単化させている。なぜならば、この
様な高い電圧信号がVDDレールへ到達することを防止す
るからである。
【0040】再度図7を参照すると、高周波数インダク
タLが4個の横方向セグメントを有する屈曲部分を有す
るものとして示されており、それは入力ボンディングパ
ッドPとレシーバ回路116との間の直線信号線接続と
比較した場合に、4個の横方向セグメントの長さの和だ
け信号線150の実効長を増加させている。信号線15
0の実効長を、入力ボンディングパッドPとレシーバ入
力ノード152との間の距離を超える所望の長さへ増加
させるために、任意の数の屈曲セグメントを使用するこ
とが可能である。信号線150の全長は、200ミクロ
ン乃至500ミクロンの範囲内のものとすべきであり、
好適な長さは約300乃至400ミクロンの間である。
【0041】高周波数インダクタLは、単一の金属層に
おける蛇行パターンで実現することが可能であり、又は
多層金属層においての相互接続したセグメントによって
実現することが可能である。インダクタの多層実現例
は、発明者Capocalliet al.の1996
年12月6日付で出願した「集積回路において磁気回路
を実現する方法(Method for Realiz
ing Magnetic Circuits in
an Integrated Circuit)」とい
う名称の米国特許出願に記載されており、そこに記載さ
れている技術は、二つの異なる金属レベルにおいて交互
に一連のストリップを有しそれらが中間の絶縁層を介し
てビアで相互接続されているものを使用している。
【0042】低周波数においては、インダクタLは入力
ボンディングパッドPとレシーバ回路116との間にお
ける短絡回路として表われる。しかしながら、ESDイ
ベントの特性である極めて高い周波数においては(即
ち、約500メガヘルツからギガヘルツ範囲内)、イン
ダクタLは高インピーダンスとして作用し、レシーバ回
路116がESDイベントのオンセット即ち開始時にお
ける特性である極めて高い電圧を見ることを防止し、そ
れはトランジスタTCのターンオンの前に発生する。ト
ランジスタTCがターンオンすると、入力ボンディング
パッドPとVSSレール114との間に低インピーダンス
経路が与えられる。従って、その長さに比例するインダ
クタLに対して適切な値を選択することによって、レシ
ーバ回路116はESDイベントのオンセット即ち開始
時とトランジスタTCのターンオンとの間の非常に短い
時間期間中において潜在的に損傷を発生することのある
過電圧を受けることはない。
【0043】レシーバ回路116の最大周波数応答は、
高速IC装置において使用する場合に高々約200メガ
ヘルツの場合がある。従って、インダクタLの長さは、
200メガヘルツまでの信号を減衰させるものではない
がより高い周波数においての信号を減衰させ始めるよう
なインダクタンスを与えるように選択される。そのイン
ダクタンス値はレシーバ回路の最大周波数応答の約2倍
において開始する周波数においては顕著な減衰降下を与
えるように選択すべきである。最大周波数応答が200
メガヘルツである技術水準のIC装置の場合には、イン
ダクタLのインダクタンスはESDイベント期間中に発
生する非常に高い周波数においての過電圧からレシーバ
回路を保護する上で効果的なものとするために、約40
0メガヘルツにおいて回避する周波数に対して顕著な減
衰降下を有し始めるように選択すべきである。この目的
のためには、10分の数ナノヘンリ(nH)のインダク
タンスが適切である。
【0044】本発明の過電圧保護回路は、3.3V供給
電圧で動作すべく設計されている集積回路装置において
効果的な適用を有している。この様な装置においては、
入力ボンディングパッドをダイオードD2を介して図1
の従来回路において示したようにVDDレール12へ接続
した場合には、ボンディングパッドP上で受取られる5
Vとなる可能性のある入力信号がダイオードD2をター
ンオンさせる。この様な5V入力信号はVDDレール12
を介して外部電力供給源への低インピーダンス経路を見
つけ、ボンディングパッドを介してのこの様な高い電流
の流れがボンディングパッドへ接続している小さな金の
ワイヤを溶融させる可能性がある。入力ボンディングパ
ッド及びVDD供給電圧上で発生する電圧間のこの様な不
均衡のために、その他の潜在的な損傷が発生する可能性
がある。
【0045】対照的に、図6に示した本発明回路は、入
力ボンディングパッドPをダイオードDSを介して特別
レール102へ接続しており、それは、何ら損傷を発生
することなしに、VDD供給電圧を超える電圧へプルアッ
プさせることが可能である。図7から理解されるよう
に、トランジスタTSは、特別レール102がVDDレー
ル112に表われる電圧よりも一層高い電圧へプルアッ
プされるや否や、ターンオフする。更に、特別レール1
02を比較的迅速に5Vへプルアップさせることは、ト
ランジスタTCをターンオンさせるのに十分なものでは
ない。なぜならば、それは比較的高いターンオンスレッ
シュホールド電圧を有しているからである。従って、入
力ボンディングパッドPへ印加される5Vにおける高論
理レベルがバイアス回路Bを過電圧保護モードへトリガ
させレシーバ回路116による入力信号の正しい解釈と
干渉する危険性はない。
【0046】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の過電圧保護回路の一部を示した概略
図。
【図2】 図1の回路の副回路を示した概略図。
【図3】 本発明を実現するのに有用な可能性のあるE
SD堅牢トランジスタを与えるべく特に製造された従来
のトランジスタの概略断面図。
【図4】 図1の回路の別の副回路を示した概略図。
【図5】 本発明の特徴を示した半導体チップの一部の
概略平面図。
【図6】 本発明に基づいて構成された回路の概略図。
【図7】 図6の回路の副回路を示した概略図。
【図8】 図6の回路の別の副回路を示した概略図。
【符号の説明】
100 半導体チップ 102,104,106 特別レール 108 主機能回路 110 過電圧保護回路 112 高電圧レール 114 低電圧レール 116 レシーバ回路 150 信号線 B バイアス回路 D ダイオード P 入力ボンディングパッド

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路装置において、 入力/出力回路と主機能回路とが集積化されている半導
    体チップであって、前記主機能回路が前記入力/出力回
    路を介して外部回路と通信を行う半導体チップ、 前記チップの周辺部に配設されているボンディングパッ
    ドであって、高電圧供給を受取るためのボンディングパ
    ッドと、低電圧供給を受取るためのボンディングパッド
    と、外部回路からの信号を受取り且つそれを前記入力/
    出力回路へ通信させる複数個の入力ボンディングパッド
    とを包含する複数個のボンディングパッド、 高電圧供給を受取るボンディングパッドへ接続しており
    前記高電圧供給を前記チップ内の点へ伝達させる高電圧
    レール、 前記低電圧供給を受取り前記低電圧供給を前記チップ内
    の点へ伝達させる低電圧レール、 前記入力ボンディングパッドに隣接して配設されている
    少なくとも1個の特別レール、 各入力ボンディングパッドを前記特別レールへ接続させ
    るダイオードであって、そのアノードが前記入力ボンデ
    ィングパッドへ接続しており且つそのカソードが前記特
    別レールへ接続しているダイオード、 前記特別レールへ接続している少なくとも1個のバイア
    ス回路であって、前記特別レールと前記高電圧レールと
    の間に接続されており前記特別レールを前記高電圧供給
    近くの電圧へ充電させる第一トランジスタと、前記特別
    レールと前記低電圧レールとの間に接続している第二ト
    ランジスタと、前記特別レールと前記低電圧供給との間
    に接続しており前記第二トランジスタを制御する制御回
    路とを有するバイアス回路、を有しており、前記制御回
    路が、前記特別レール上の電圧が前記高電圧供給の電圧
    より高いトリガ電圧レベルへ迅速に上昇する場合に前記
    第二トランジスタをターンオンさせ、それにより前記第
    二トランジスタがオンである場合に前記入力ボンディン
    グパッドと前記低電圧レールとの間に低インピーダンス
    経路を形成し、従って前記入力/出力回路及び前記主機
    能回路が前記トリガ電圧レベルを超える電圧から保護さ
    れることを特徴とする集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第二トランジス
    タが寄生バイポーラ動作モードを有するMOSトランジ
    スタを有しており、前記制御回路がコンデンサと抵抗と
    を有しており、前記コンデンサは前記特別レールと前記
    第二トランジスタのゲートとの間に接続されており、前
    記抵抗は前記第二トランジスタのゲートと前記低電圧レ
    ールとの間に接続されており、前記コンデンサ及び抵抗
    は、静電放電イベントの場合の前記特別レールの特性に
    関する迅速に上昇する電圧に応答して前記第二トランジ
    スタを迅速にターンオンさせるべく寸法設定されている
    ことを特徴とする集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、更に、各入力ボンデ
    ィングパッドに対応して前記入力/出力回路内において
    レシーバ回路を有しており、且つ各入力ボンディングパ
    ッドをそのレシーバ回路へ接続する高周波数インダクタ
    を有していることを特徴とする集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記少なくとも一つ
    の特別レールが4本の特別レールを有しており、この様
    な各特別レールは前記半導体チップの四つの端部のうち
    の一つに沿って配設されており、且つ前記少なくとも1
    個のバイアス回路が、8個のバイアス回路を有してお
    り、この様な各バイアス回路は一端が特別レールへ接続
    しており、特別レール当たり2個のバイアス回路が設け
    られていることを特徴とする集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記第二トランジス
    タが約1.2Vと2.0Vとの間のターンオンスレッシ
    ュホールド電圧を有していることを特徴とする集積回路
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記第二トランジス
    タがポリシリコンゲート、前記ゲートの側部におけるL
    DDスペーサ酸化物層、及び前記ゲートの端部を超えて
    延在するチャンネル領域を画定する高度にドープしたソ
    ース領域及びドレイン領域を有しており、前記チャンネ
    ル領域の両端部が前記スペーサ酸化物層の下側に存在し
    ており、それにより前記第二トランジスタが比較的高く
    非破壊的な寄生導通を行うことが可能であることを特徴
    とする集積回路装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、前記高電圧供給が、
    通常、約3.3Vに維持され且つトリガ電圧レベルが約
    7.0V乃至7.5Vの範囲内にあることを特徴とする
    集積回路装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記高電圧供給を超
    える入力ボンディングパッドへ印加された外部電圧が、
    前記第二トランジスタをターンオンさせることなしに且
    つ前記装置を介して高電流経路を形成することなしに、
    前記特別レールを約5Vへプルアップすることが可能で
    あることを特徴とする集積回路装置。
  9. 【請求項9】 半導体チップ上に形成されており且つ過
    剰電圧保護能力を改良させた集積回路装置において、 外部から供給された電力を前記チップ内の点へ伝達させ
    る高及び低電圧レール、 入力信号を外部供給源から前記チップへ通信する入力ボ
    ンディングパッド、 各入力ボンディングパッドへ結合しているレシーバ回
    路、 通常動作においては前記高電圧レール上の電圧近くの電
    圧へ充電され且つ静電放電イベント期間中は前記入力ボ
    ンディングパッドへ結合される特別レール、 前記特別レールと前記低電圧レールとの間に接続されて
    いるMOSクランプ用トランジスタであって、寄生バイ
    ポーラ動作モードを有しており、前記入力ボンディング
    パッド上に表われる静電放電イベントの開始時に迅速に
    ターンオンし且つ前記バイポーラ動作モードへ入り、そ
    れにより前記レシーバ回路が前記静電放電イベントの過
    剰電圧から保護されるMOSクランプ用トランジスタ、
    を有することを特徴とする集積回路装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、更に、前記特別レ
    ールと前記クランプ用トランジスタのゲートとの間にコ
    ンデンサが接続されており且つ前記クランプ用トランジ
    スタのゲートと前記低電圧レールとの間に抵抗が接続さ
    れており、前記コンデンサ及び抵抗が、前記静電放電イ
    ベントの開始時に前記クランプ用トランジスタのゲート
    をそのターンオンスレッシュホールドを超える電圧へ迅
    速に変化させるべく寸法設定されていることを特徴とす
    る集積回路装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記コンデンサ
    が約2pFの容量を有していることを特徴とする集積回
    路装置。
  12. 【請求項12】 請求項10において、前記MOSクラ
    ンプ用トランジスタが約1.2Vと2.0Vとの間のタ
    ーンオンスレッシュホールドを有していることを特徴と
    する集積回路装置。
  13. 【請求項13】 請求項10において、前記抵抗が30
    KΩから200KΩの範囲内の抵抗を有するポリシリコ
    ン抵抗であることを特徴とする集積回路装置。
  14. 【請求項14】 請求項10において、更に、前記高電
    圧レールと前記特別レールとの間に接続されており通常
    動作において前記特別レールを前記高電圧レール上の電
    圧近くの電圧へ変化させるためのダイオード接続されて
    いるMOSトランジスタが設けられていることを特徴と
    する集積回路装置。
  15. 【請求項15】 半導体チップ上に形成されており且つ
    過電圧保護能力を改良しているMOS集積回路装置にお
    いて、 外部的に供給された電力を前記チップ内の点へ伝達させ
    る高及び低電圧レール、 外部供給源から前記チップへ入力信号を通信させる入力
    ボンディングパッド、 前記入力ボンディングパッドへ接続しており、前記入力
    ボンディングパッド上に表われる静電放電イベント期間
    中に前記入力ボンディングパッドを前記低電圧レールへ
    クランプさせる回路、 各入力ボンディングパッドへ結合しているレシーバ回路
    であって、各々がレシーバ入力ノードと、レシーバ出力
    ノードと、前記入力ノードと出力ノードとの間の過電圧
    感応MOS回路とを具備するレシーバ回路、 各入力ボンディングパッドをそのレシーバ回路へ接続し
    ており、前記入力ボンディングパッドと前記レシーバ入
    力ノードとの間の距離を超えて前記導体の長さを延在さ
    せるために複数個の屈曲部を包含する導体を有している
    高周波数インダクタ、を有することを特徴とするMOS
    集積回路装置。
  16. 【請求項16】 請求項15において、前記高周波数イ
    ンダクタの導体が300乃至400ミクロンの実効長さ
    を有していることを特徴とする集積回路装置。
  17. 【請求項17】 請求項15において、前記高周波数イ
    ンダクタが、静電放電イベントの開始期間中に、前記レ
    シーバ回路の最大周波数応答を超える周波数における電
    圧信号が前記レシーバ回路を損傷することを防止するこ
    とを特徴とする集積回路装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記高周波数イ
    ンダクタが、前記レシーバ回路の最大周波数応答の2倍
    を超える周波数で信号を実質的に減衰させるインダクタ
    ンスを有していることを特徴とする集積回路装置。
  19. 【請求項19】 請求項15において、前記クランプ用
    回路が、前記入力ボンディングパッドへ結合している特
    別レールを有しており、且つ前記特別レールと前記低電
    圧レールとの間に接続している幅広チャンネルMOSト
    ランジスタを有しており、前記MOSトランジスタがバ
    イポーラ動作モードを有しており且つそのゲートにおい
    て静電放電イベントの開始時に迅速にターンオンすべく
    バイアスされていることを特徴とする集積回路装置。
  20. 【請求項20】 請求項19において、前記特別レール
    が通常動作期間中に前記高電圧レールへ結合して前記特
    別レールを前記高電圧レール上の電圧近くの電圧へ充電
    させるが、前記入力ボンディングパッド上で受取った入
    力信号が前記特別レールを前記高電圧レール上の電圧を
    超える電圧へプルアップさせる場合に、前記高電圧レー
    ルから分離されることを特徴とする集積回路装置。
JP35659097A 1996-12-31 1997-12-25 過剰電圧保護を改良した集積回路 Expired - Lifetime JP4198222B2 (ja)

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