JPH10210776A - 回転直動一体型超音波モータ及びそれを内蔵した電子機器 - Google Patents

回転直動一体型超音波モータ及びそれを内蔵した電子機器

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JPH10210776A
JPH10210776A JP9012668A JP1266897A JPH10210776A JP H10210776 A JPH10210776 A JP H10210776A JP 9012668 A JP9012668 A JP 9012668A JP 1266897 A JP1266897 A JP 1266897A JP H10210776 A JPH10210776 A JP H10210776A
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stator
peripheral surface
cylindrical
linear motion
ultrasonic motor
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Toyoichi Aizawa
豊一 相澤
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被駆動体を回転方向と直動方向にそれぞれ制御
する単体の回転直動一体型超音波モータを得る。 【解決手段】円筒形の固定子11とその内周面あるいは
外周面に接触した円筒形の移動子12とを有し、固定子
11は円筒形の圧電素子13とその内周面あるいは外周
面のどちらか一方に規則的に配列された複数の分極電極
14と、他方に設けられた全面電極15で、前記固定子
に超音波振動を励起することで前記移動子を駆動するよ
うにし、この場合、分極電極の各々に互いに位相がずれ
た複数の交流電圧を選択的に印加することにより、移動
子を回転方向と直動方向に任意に駆動できるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧電素子に高周
波の交流電圧を印加して超音波振動を発生させ、移動子
を駆動する超音波モータに関わり、特に一体ユニットに
おいて、前記移動子の回転動作及び直動動作を得られる
ようにした回転直動一体型超音波モータ及びそれを内蔵
した電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被駆動体(例えば回転軸)を回転
方向と、直動方向に駆動制御する場合、回転方向と直動
方向のそれぞれに対応した2個のモータが必要であっ
た。回転方向と直動方向の駆動を1個のモータで実現し
ようとした場合、クラッチやギアが必要であり機構が複
雑になる。
【0003】回転と直動が必要な電子機器としては、例
えば自動制御されるカメラがある。このカメラの光学系
においてアイリス、フォーカス、ズームの3つの調整機
構を設け、この機構のうち2つ以上の機能を自動制御す
る場合、それぞれの調整機能に対応したモータが必要で
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】被駆動体を回転方向と
直動方向に駆動制御する場合、回転方向駆動用と直動方
向駆動用のそれぞれのモータが必要である。また回転方
向と直動方向の駆動を1個のモータで実現しようとする
場合、クラッチやギア等を用いた複雑な切り換え機構を
用意しなければならない。このように2個のモータを用
いたり、クラッチやギア等の切り換え機構を用いると、
モータを搭載する装置の構造が複雑になり、省スペース
化や低コスト化を妨げる要因となる。
【0005】またアイリス、フォーカス、ズームの3つ
の調整機能のうち2つ以上の機能を有したカメラ光学系
において、これらの調整を自動で行う場合、それぞれの
調整機構に対応したモータが必要となる。モータを複数
使用するとレンズ部の小型化を妨げ、特に小型化を要望
されるカメラに取っては不利である。
【0006】そこでこの発明は、駆動力の伝達方向を切
り換えるための特別な機構をもたず、被駆動体を回転方
向と直動方向にそれぞれ制御する単体の回転直動一体型
超音波モータを提供すること、及びアイリス、フォーカ
ス、ズームの3つの調整機能のうちの2つの機能を1つ
のモータで行うことができる電子機器(カメラ)を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、円筒形の固
定子と、前記固定子の内周面あるいは外周面に接触した
円筒形の移動子とを有し、前記固定子に超音波振動を励
起することで前記移動子を駆動するようにし、前記固定
子は、円筒形の圧電素子と、前記圧電素子の内周面ある
いは外周面のどちらか一方に規則的に配列された複数の
分極電極と、他方に設けられた全面電極とを有し、前記
分極電極の各々に互いに位相がずれた複数の交流電圧を
選択的に印加することにより、前記移動子を回転方向と
直動方向に任意に駆動することを特徴とする。
【0008】この手段により駆動力の方向を切り換える
ための特別な機構を持つ必要はなく、被駆動体を回転方
向と直動方向にそれぞれ制御する単体の回転直動一体型
超音波モータを得ることができる。またこのモータをカ
メラの光学系に組み込むんだ場合、アイリス、フォーカ
ス、ズームの3つの調整機能のうちの2つの機能を1つ
のモータで行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1(A)はこの発明の基本的
構成例を示す図、図1(B)はその断面図である。
【0010】固定子11は、円筒型の圧電素子13と、
この圧電素子13の外周面に規則的に配列された複数の
分極電極14と、圧電素子13の内周面に設けられた全
面電極15により構成されている。
【0011】固定子11の内周面側には円筒形の移動子
12が回転自在、軸方向移動(直動)自在に配置されて
いる。この移動子12は、固定子11の内周面にある一
定の摩擦力を持って接している。図では便宜上回転方向
θ、直動方向をXとしている。移動子12は円柱形であ
ってもよい。
【0012】図2(A)は他の実施の形態である。この
実施の形態では、移動子12が円筒形をしており、固定
子11の外周面に接して設けられている。なお先の実施
の形態と同一部分には同一符号を付している。
【0013】図2(B)は、さらに他の実施の形態であ
る。この実施の形態の場合、分極電極14が圧電素子1
3の内周面に設けられている。そして圧電素子13の外
周面に全面電極15が設けられている。そして移動子1
2が分極電極14の内周面側に配置されている。
【0014】図2(C)はさらにこの発明の他の実施の
形態である。この実施の形態は、固定子11が、振動体
16と、振動体16の外周面に規則的に配列された圧電
素子13群と、この圧電素子13群の外周面に設けられ
た分極電極14群と、振動体16の内周面に設けられた
全面電極15によって構成されている。そして移動子1
2は、例えば固定子11の内周面側に同軸的に配置さ
れ、軸方向(直動方向)及び回転方向へ移動自在に配置
されている。
【0015】図3(A)はさらにこの発明の他の実施の
形態であり、図3(B)はその断面図である。この実施
の形態の場合は、移動子12が全面電極を兼ねている。
固定子11は、円筒形の圧電素子13と、圧電素子13
の外周に規則的に配列された複数の分極電極14とを備
えている。円筒形の移動子12は、固定子11の内周面
に接しており、移動子12が全面電極を兼ねている。ま
た移動子12は固定子11に比べて軸方向へ長いために
移動により固定子11の振動に影響を与えることはな
い。移動子12は、固定子11の内周面に接しているが
その摩擦は、固定子11の振動により回転及び直動を許
容する範囲に規定されている。
【0016】図4(A)には固定子11に方向性を持つ
振動を与えるための分極電極の例を示している。固定子
11の外周面に円周方向に8分割(A〜H)、円周と直
交する方向へ5分割(1〜5)された分極電極14が設
けられている。図4(B)には、回転方向をθ、直動方
向をXとして、分極電極14(A1〜H5=40個)の
展開図を示している。
【0017】図5(A)には、θ方向の駆動を得るとき
の分極の様子を示している。この場合は、A1〜A5、
B1〜B5、C1〜C5、…の系統が1行おきに+、
−、+というふうに分極される。また図5(B)には、
直動方向の駆動を得るときの分極の様子を示している。
この場合は、A1〜H1、A2〜H2、A3〜H3、…
の系統が1列おきに+、−、+というふうに分極され
る。
【0018】さらに図5(C)には上記の分極状態を得
ることができる回路構成を示している。単位電極の間に
は、行方向、列方向のいずれにもスイッチ素子が設けら
れており、行方向へ各行の電極を直列に接続した状態を
得ることもできるし、列方向へ各列の電極を直列に接続
した状態を得ることもできる。スイッチ素子の制御端子
を見た場合、電極を行方向に直列接続した素子の制御端
子が共通に端子21に接続され、電極を列方向に直列接
続した素子の制御端子が共通に端子22に接続されてい
る。端子21と端子22は、回転直動切り換えスイッチ
20を構成するもので、選択された端子21、または2
2に対してハイレベルの制御電圧を与えることができ
る。
【0019】スイッチ素子と電極の行方向の直列回路を
見た場合、各行の直列回路が行ごとに交互に+、−、
+、…となるように高周波交流電圧が供給されるように
なっている。また、スイッチ素子と電極の列行方向の直
列回路を見た場合も、各列の直列回路が列ごとに交互に
+、−、+、…となるように高周波交流電圧が供給され
るようになっている。即ち、23が高周波交流電圧源で
あり、この高周波交流電圧源23から出力される高周波
交流電圧は、直接出力端子24に導出されるとともに、
90度移相器25を介して移相出力端子26に導出され
る。移相出力端子26は、さらにスイッチ27の端子2
8に直接接続されるとともに、インバータ29を介して
端子30に接続されている。そしてこのスイッチ27の
出力端子31が、上記した直列回路に接続される。この
場合、直接出力端子24と出力端子31は、各行の直列
回路に対し交互となるように接続され、また各列の直列
回路に対して交互となるように接続されている。上記の
駆動回路においてスイッチ27は、移動子12の移動方
向の正逆切り換えスイッチとして機能する。
【0020】上記した分極電極の配列及び駆動回路によ
ると、回転方向の駆動及び直動方向の駆動が独立して行
われる。この発明では、回転方向の駆動及び直動方向の
駆動が同時進行する構成を得ることもできる。
【0021】図6(A)は、移動体12の駆動が回転方
向及び直動方向へのいずれにも同時に得られるようにし
た実施の形態を示している。この場合の分極電極14の
各分極の配列は、螺旋形となる。図6(B)は分極電極
の配列状態を展開して示している。移動子12は、固定
子11の内周面にある一定の摩擦力をもって接している
が回転可能及び直動可能に支持されている。分極電極1
4は、θ11からθ86までの48個の回転駆動専用の
分極電極と、X11〜X85までの40個の直動駆動専
用の分極電極で構成される。
【0022】図7(A)には、図6(A)の移動子12
を回転方向へ駆動するための分極状態を示し、図7
(B)には、図6(A)の移動子12を直動方向へ駆動
するための分極状態を示している。
【0023】また図7(C)には、上記分極状態を得る
ための駆動回路の構成例を示している。回転方向へ移動
体が駆動される場合には、直列接続された第1行の電極
θ11〜θ16、第2行の電極θ21〜θ26、第3行
の電極θ31〜θ36、…には、交互に+、−、+、…
となるように高周波交流電圧が供給される。また直動方
向へ移動体が駆動される場合には、直列接続された第1
列の電極X11〜X81、第2列の電極X12〜X8
2、第3行の電極X13〜X83、…には、交互に+、
−、+、…となるように高周波交流電圧が供給される。
【0024】この実施の形態の場合は、回転方向及び直
動方向へのいずれにも同時に得られるようにしたので、
回転方向駆動用の高周波回路41、直動方向駆動用の高
周波回路42が設けられている。但し、双方の回路の高
周波交流電圧源43、90度移相器44は共有されても
よい。それぞれの高周波回路41、42には、90度移
相器44の直接出力または反転出力のいずれかを選択し
て出力する正逆切り換え回路45、46が設けられてい
る。
【0025】なお、図5(C)、図7(C)の回路にお
いて、高周波交流電圧を供給するか否かを決めるための
メインスイッチは省略している。図8は、この発明を用
いた電子機器であり、小型カメラの断面を原理的に示し
ている。
【0026】100は、例えば円筒状の外装ケースであ
り、この外装ケース100の内部には、固体撮像素子1
01が配置されている。また外装ケース100の先端部
には、円筒形の固定子111が同軸的に延在して一体化
されている。またこの固定子111の先端側には、厚み
方向へ切り込むように形成され、軸方向へ長い複数の溝
111a、111bが形成されている。
【0027】次に、固定子111の内周面には、移動子
を構成する円筒形のロータ121が同軸的に装着されて
おり、このロータ121の外周面は、固定子111の内
周面に回転及び直動が可能なように接している。次にロ
ータ121の端部(固体撮像素子側)の内側には、後玉
122が設けられ、この後玉122はロータ121と一
体に回転することができる。この後玉122の前方のロ
ータ121内部には、絞り機構123が配置され、この
絞り機構123の可動片123a、123bは、後玉1
21の一部に係止している。またこの絞り機構123の
固定片123c、123dは、前玉124の一部に係止
している。
【0028】前玉124は、その外周にピン124a、
124bが設けられており、固定子111の溝111
a、111bと係合している。したがって、前玉124
は、軸方向(前後)には移動自在であるが、軸回りの回
転は抑止されている。
【0029】また前玉124の外周面にはリング状の溝
124cが設けられており、このリング状溝にロータ1
21の内周に形成された凸部121aが係合している。
したがって前玉124が回転不可能であっても、ロータ
121は独自に回転が可能である。ロータ121が前後
駆動されると、前玉124も一体に移動する。
【0030】この結果、固定子111が回転駆動モード
でドライブされると、ロータ121、後玉122が回転
し、絞り羽が駆動され絞り調整が得られる。固定子11
1が直動駆動モードでドライブされると、ロータ12
1、後玉122、絞り機構123、前玉124が前後方
向へ移動制御され、フォーカス調整が可能である。なお
前玉124、後玉122は、それぞれマウントの内周に
レンズを同軸的に設けた構造である。
【0031】図9は、さらにこの発明を用いた電子機器
の他の実施の形態であり、小型カメラの断面を原理的に
示している。100は、例えば円筒状の外装ケースであ
り、この外装ケース100の内部には、固体撮像素子1
01が配置されている。また外装ケース100の先端部
には、円筒形の固定子311が同軸的に延在して一体化
されている。またこの固定子311の内周面には、厚み
方向へ切り込むように形成され、軸方向へ長い複数の溝
311a、311bが形成されている。次に、固定子3
11の内周面側には、移動子を構成する円筒状のロータ
321が設けられる。この円筒状のロータ321は、前
後のそれぞれの位置に螺旋状溝321b、321aを開
設されている。また、ロータ321の内周には、後玉3
32と前玉333が同軸的に設けられている。そして、
後玉332の外周には、ロータ321の螺旋状溝321
bを挿通して前記溝311a、311bにそれぞれ係止
するピン332a、332bが設けられている。また前
玉333の外周には、ロータ321の螺旋状溝321b
を挿通して前記溝311a、311bにそれぞれ係止す
るピン333a、333bが設けられている。なお34
1は絞り機構であり、その一部が前玉333に取り付け
られている。
【0032】今、固定子311が回転駆動モードで振動
すると、ロータ321が回転する。すると、ロータ32
1の螺旋溝321a、321bにピンを係合させている
後玉332と前玉333は、それぞれが駆動されズーム
調整されることになる。次に、固定子311が直動駆動
モードで振動すると、ロータ321が前後方向へ移動す
ることになる。このときは、ロータ321、前玉33
3、後玉321、絞り機構341が一体となって前後
し、フォーカスが調整されることになる。この場合、図
6、図7で説明した駆動手段を用いるとズーム及びフォ
ーカスの同時調整が可能である。
【0033】図10は、さらにこの発明を用いた電子機
器の他の実施の形態であり、コンパクトディスクやデジ
タルビデオディスク再生装置に用いられるピックアップ
装置のフォーカス及びトラッキング調整機構部の構成を
原理的に示している。
【0034】固定子11に対してθ方向及びX方向へ移
動自在な移動子12に対して、軸方向と直交する方向へ
アーム200を設ける。そしてこのアーム200の先端
にX方向と平行な方向へ光軸を有する対物レンズ201
を設ける。対物レンズ201の下側からは、レーザビー
ムが照射される。この対物レンズ201で絞りこまれた
レーザビームは、光ディスク211のトラック上にスポ
ットを形成する。ここで、移動子12をθ方向へ制御す
ればトラッキングを得ることができ、またX方向へ移動
制御すればフォーカス調整を得ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
駆動力の伝達方向を切り換えるための特別な機構をもた
ず、被駆動体を回転方向と直動方向にそれぞれ制御する
単体の回転直動一体型超音波モータ、及びアイリス、フ
ォーカス、ズームの3つの調整機能のうちの2つの機能
を1つのモータで行うことができる電子機器を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本的な実施態様を説明するために
示した図。
【図2】この発明の他の実施の形態の基本的な構成部分
を説明するために示した図。
【図3】この発明のさらに他の実施の形態の基本的な構
成部分を説明するために示した図。
【図4】この発明に係る分極電極の構成例を説明するの
に示した図。
【図5】図4の分極電極の駆動例を説明するために示し
た図。
【図6】この発明に係る分極電極の他の構成例を説明す
るのに示した図。
【図7】図6の分極電極の駆動例を説明するために示し
た図。
【図8】この発明に係る電子機器の構成例を説明するの
に示した図。
【図9】この発明に係る電子機器の他の構成例を説明す
るのに示した図。
【図10】この発明の超音波モータをピックアップ装置
に適用した場合の例を示す図。
【符号の説明】
11…固定子 12…移動子 13…圧電素子 14…分極電極 15…全面電極 16…振動体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の固定子と、前記固定子の内周面
    あるいは外周面に接触した円筒形の移動子とを有し、前
    記固定子に超音波振動を励起することで前記移動子を駆
    動するようにし、 前記固定子は、円筒形の圧電素子と、前記圧電素子の内
    周面あるいは外周面のどちらか一方に規則的に配列され
    た複数の分極電極と、他方に設けられた全面電極とを有
    し、 前記分極電極の各々に互いに位相がずれた複数の交流電
    圧を選択的に印加することにより、前記移動子を回転方
    向と直動方向に任意に駆動することを特徴とする回転直
    動一体型超音波モータ及びそれを内蔵した電子機器。
  2. 【請求項2】 円筒形の固定子と、前記固定子の内周面
    あるいは外周面に接触した円筒形の移動子とを有し、前
    記固定子に超音波振動を励起することで前記移動子を駆
    動するようにし、 前記固定子は、円筒形の前記圧電素子と、前記圧電素子
    の内周面と外周面のうち前記移動子に接しない面に規則
    的に配列された複数の分極電極とを備え、前記移動子の
    材質を導体として全面電極を兼ねるようにしていること
    を特徴とする回転直動一体型超音波モータ及びそれを内
    蔵した電子機器。
  3. 【請求項3】 前記分極電極は、回転駆動専用と直動駆
    動専用の2種類とし、それぞれの前記分極電極に回転駆
    動用と直動駆動用の交流電圧を印加することにより、前
    記移動子を回転方向と直動方向に同時に駆動制御するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに
    記載の回転直動一体型超音波モータ及びそれを内蔵した
    電子機器。
  4. 【請求項4】前記回転方向と直動方向の動きにより、カ
    メラのアイリス、フォーカス及びズーム調整機構のうち
    いずれか2つを駆動することを特徴とする請求項1又は
    2のいずれかに記載の電子機器。
JP9012668A 1997-01-27 1997-01-27 回転直動一体型超音波モータ及びそれを内蔵した電子機器 Pending JPH10210776A (ja)

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