JP2004120840A - 駆動回路及び駆動装置 - Google Patents

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Kazuhiro Shibatani
柴谷 一弘
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Abstract

【課題】回路規模を小型化し、配線処理を簡略化することができる駆動回路及び駆動装置を提供する。
【解決手段】第1スイッチング素子51aと第4スイッチング素子54aとが組となって動作し、第2スイッチング素子52aと第3スイッチング素子53aとが組となって動作し、各組が逆位相でスイッチングされることによって第1圧電素子10aが駆動され、第3スイッチング素子53aと第5スイッチング素子55aとが組となって動作し、第4スイッチング素子54aと第6スイッチング素子56aとが組となって動作し、各組が逆位相でスイッチングされることによって第2圧電素子10a’が駆動され、接続点a2と接続点a3との間が常にショートされた状態となり、第1圧電素子10aと第2圧電素子10a’とが同一の駆動回路50aを用いて個別に駆動される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カメラ等の光学機器のレンズの駆動に用いられるアクチュエータの駆動回路及び駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、光学機器に内蔵されるレンズのパン・チルトにおいて、トラス型アクチュエータを用いた駆動方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。トラス型アクチュエータでは、互いに直交する2つの電気機械変換素子(以下、圧電素子とする。)の交点に設けられたチップ部材等の変位合成部を、楕円軌跡を描くように駆動することにより、ロータ等の移動部材が駆動される。トラス型アクチュエータは、2つの圧電素子で駆動されるため、素子駆動に用いられるHブリッジ回路は2つ必要となる。この場合、圧電素子は、駆動側圧電素子と従動側圧電素子とにわけることができる。
【0003】
図10は、従来のトラス型アクチュエータにおいて用いられる駆動回路の一例を示す図である。駆動側圧電素子10aを駆動するための第1駆動回路50dは、スイッチング素子A1,B1,C1,D1で構成され、従動側圧電素子10a’を駆動するための第2駆動回路50d’は、スイッチング素子E1,F1,G1,H1で構成される。第1駆動回路50dでは、対角に位置するスイッチング素子A1,D1とスイッチング素子B1,C1とが組になって動作し、それぞれの組は逆位相でスイッチングする。このとき、圧電素子10a’は従動側になるため、スイッチング素子E1,F1はオープンとなり、スイッチング素子G1,H1はクローズとなり、圧電素子10a’の端子間はショートされる。
【0004】
また、光学機器に内蔵されるレンズのズームにおいて、インパクト型アクチュエータを用いた駆動方法が知られている(例えば、特許文献2参照。)。インパクト型アクチュエータは、1つの圧電素子で駆動されるため、素子駆動に用いられるHブリッジ回路が1つ必要となる。図11は、従来のインパクト型アクチュエータにおいて用いられる駆動回路の一例を示す図である。圧電素子10bを駆動するための駆動回路50eは、スイッチング素子A2,B2,C2,D2で構成される。駆動回路50eは、対角に位置するスイッチング素子A2,D2とスイッチング素子B2,C2とが組になって動作し、それぞれの組は逆位相でスイッチングする。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−112563号公報
【特許文献2】
特開2001−211669号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図10に示すように、従来のトラス型アクチュエータでは、1の圧電素子を駆動するために2の駆動回路(Hブリッジ回路)が必要である。そのため、1軸のトラス型アクチュエータを駆動するためには、スイッチング素子が8個必要であり、圧電素子への配線が4本必要である。また、図11に示すように、従来の1軸のインパクト型アクチュエータを駆動するためには、スイッチング素子が4個必要であり、圧電素子への配線が2本必要である。
【0007】
さらに、複数のアクチュエータを用いて多軸駆動を行う駆動装置が知られている。この駆動装置は、パン・チルト及びズームが可能であり、パン・チルトには、パン駆動用とチルト駆動用とに上記のトラス型アクチュエータが1ずつ設けられ、ズームには、ズームレンズ駆動用とフォーカスレンズ駆動用とに上記のインパクト型アクチュエータが1ずつ設けられている。そのため、パン・チルト及びズームが可能な駆動装置は、Hブリッジ回路が合計6個必要となり、スイッチング素子が合計24個必要となり、配線が合計12本必要となる。
【0008】
このように、複数のアクチュエータを用いて多軸駆動を行う場合、スイッチング素子及び配線の数は軸数分だけ増加するため、回路規模が大型化し、配線処理が煩雑化するという問題が生じる。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、回路規模を小型化し、配線処理を簡略化することができる駆動回路及び駆動装置を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る駆動回路は、駆動電圧が印加されることにより伸縮する複数の電気機械変換素子と、直接に接続された第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段との組の複数を並列に接続する駆動電圧印加手段と、前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とのオン・オフを制御する制御手段とを備え、前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段との接続点のうち少なくとも1つに前記複数の電気機械変換素子が接続され、前記制御手段は、前記複数の電気機械変換素子を駆動するように前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを独立に制御する。
【0011】
この構成によれば、直列に接続された第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段との組の複数が並列に接続され、第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段との接続点のうち少なくとも1つに接続された複数の電気機械変換素子を駆動するように第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段とが独立に制御される。したがって、従来は1の駆動回路で1の電気機械変換素子を駆動していたが、複数の電気機械変換素子に駆動電圧を印加するスイッチング手段を共有することで、1の駆動回路で複数の電気機械変換素子を駆動することができ、回路規模を小型化し、電気機械変換素子への配線処理を簡略化することができるようになる。
【0012】
また、上記の駆動回路において、前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なる動作条件で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することが好ましい。
【0013】
この構成によれば、第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段とは、駆動する電気機械変換素子に応じて異なる動作条件で制御される。そのため、複数の電気機械変換素子が1の接続点で接続されている場合、同じスイッチング手段であっても異なる動作条件で制御することによって、スイッチング手段を共有して複数の電気機械変換素子を制御することができる。
【0014】
さらに、上記の駆動回路において、前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なる駆動周波数で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することが好ましい。
【0015】
この構成によれば、前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とは、駆動する電気機械変換素子に応じて異なる駆動周波数で制御される。そのため、複数の電気機械変換素子が1の接続点で接続されている場合、同じスイッチング手段であっても異なる駆動周波数で制御することによって、スイッチング手段を共有して複数の電気機械変換素子を制御することができる。
【0016】
さらに、上記の駆動回路において、前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なるデューディ比で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することが好ましい。
【0017】
この構成によれば、前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とは、駆動する電気機械変換素子に応じて異なるデューティ比で制御される。そのため、複数の電気機械変換素子が1の接続点で接続されている場合、同じスイッチング手段であっても異なるデューティ比で制御することによって、スイッチング手段を共有して複数の電気機械変換素子を制御することができる。
【0018】
本発明に係る駆動装置は、直交する電気機械変換素子の交点に設けられた変位合成部により移動部材を駆動するトラス型アクチュエータ及び1次元的に移動部材を駆動するインパクト型アクチュエータのうちの少なくとも一方と、前記トラス型アクチュエータ及び前記インパクト型アクチュエータのうちの少なくとも一方を駆動する前記駆動回路とを備える。
【0019】
この構成によれば、直交する電気機械変換素子の交点に設けられた変位合成部により移動部材を駆動するトラス型アクチュエータ及び1次元的に移動部材を駆動するインパクト型アクチュエータのうちの少なくとも一方を駆動する駆動回路として上記の駆動回路を用い、スイッチング手段を共有して複数のアクチュエータを駆動することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態であるトラス型アクチュエータについて説明する。図1は、本実施形態の駆動装置100aの構成を概略的に示す図である。図1において、駆動装置100aは、第1圧電素子及び第2圧電素子10a,10a’、チップ部材(変位合成部)20、ベース部材(固定部)21、ロータ(移動部材)22、駆動回路50a及び制御部60aで構成される。トラス型アクチュエータ30は、第1圧電素子及び第2圧電素子10a,10a’、チップ部材(変位合成部)20、ベース部材(固定部)21及びロータ(移動部材)22で構成される。
【0022】
図1に示すように、駆動装置100aは、2つの電気機械変換素子(積層型の第1圧電素子及び第2圧電素子)10a,10a’を略直角に交差させて配置し、それらの交差側端部にチップ部材20を接着剤により接合している。一方、第1及び第2圧電素子10a,10a’の他端部をベース部材21に接着剤により接合している。チップ部材20の材料としては、安定して高い摩擦係数が得られ、かつ耐摩耗性に優れたタングステン等が好ましい。ベース部材21の材料としては、製造が容易で、かつ強度に優れたステンレス鋼等が好ましい。また、接着剤としては、接着力及び強度に優れたエポキシ系樹脂等が好ましい。なお、第1圧電素子10a及び第2圧電素子10a’は図1に示す圧電素子10aと実質的に同一であり、第2圧電素子10a’の各構成要素の符号にそれぞれ(’)をつけて区別する。
【0023】
第1圧電素子10aの電極12,13及び第2圧電素子10a’の電極12’,13’はそれぞれ駆動回路50aに接続されている。制御部60aは、駆動回路50aに接続されており、駆動回路50aを含む駆動装置100aの全体の制御を行う。
【0024】
ここで、本実施形態において電気機械変換素子(変位素子)として用いる積層型圧電素子の構成を図2に示す。図2に示すように、圧電素子10aは、PZT等の圧電特性を示す複数のセラミック薄板11と電極12,13を交互に積層したものであり、各セラミック薄板11と電極12,13とは接着剤等により固定されている。1つおきに配置された各電極群12及び13は、それぞれ信号線14,15を介して駆動電源16に接続されている。信号線14と15の間に所定の電圧を印加すると、電極12と13に挟まれた各セラミック薄板11には、その積層方向に電界が発生し、その電界は1つおきに同じ方向である。従って、各セラミック薄板11は、1つおきに分極の方向が同じになる(隣り合う2つのセラミック薄板11の分極方向は逆となる)ように積層されている。なお、圧電素子10aの両端部には、保護層17が設けられている。
【0025】
駆動電源16により直流の駆動電圧を各電極12と13の間に印加すると、全てのセラミック薄板11が同方向に伸び又は縮み、圧電素子10a全体として伸縮する。電界が小さく、かつ変位の履歴が無視できる領域では、各電極12と13の間に発生する電界と圧電素子10aの変位は、ほぼ直線的な関係と見なすことができる。
【0026】
次に、駆動電源16により交流の駆動電圧(交流信号)を各電極12と13の間に印加すると、その電界に応じて各セラミック薄板11は同方向に伸縮を繰り返し、圧電素子10a全体として伸縮を繰り返す。圧電素子10aには、その構造や電気的特性により決定される固有の共振周波数が存在する。交流の駆動電圧の周波数が圧電素子10aの共振周波数と一致すると、インピーダンスが低下し、圧電素子10aの変位が増大する。圧電素子10aは、その外形寸法に対して変位が小さいため、低い電圧で駆動するためには、この共振現象を利用することが望ましい。
【0027】
本実施形態では、第1圧電素子10aと第2圧電素子10a’のいずれか一方、例えば第1圧電素子10aのみを駆動し、その振動をベース部材21を介して第2圧電素子10a’に伝達し、第2圧電素子10a’を所定の位相差を持って共振させる。すなわち、第1圧電素子10aは駆動側となり、第2圧電素子10a’は従動側となる。そうすると、第1圧電素子10aと第2圧電素子10a’の交点に設けられたチップ部材20は楕円(円を含む)を描くように駆動される。このチップ部材20を、例えば所定の軸の周りに回転可能なロータ22の円筒面に押しつけると、チップ部材20の楕円運動(円運動を含む)をロータ22の回転運動に変換することが可能となる。または、チップ部材20を、例えば棒状部材(図示せず)の平面部に押しつけることにより、チップ部材20の楕円運動を棒状部材の直線運動に変換することが可能となる。ロータ22の材料としては、アルミニウム等の軽量金属が好ましく、チップ部材20との摩擦による摩耗を防止するため、表面にアルマイト処理等を施すことが好ましい。上記アクチュエータにおいて、互いに直交する独立した2つの運動を合成すると、その交点は楕円振動の式(Lissajousの式)に従った軌跡を描く。
【0028】
図1に示す第1実施形態のトラス型アクチュエータでは、第1圧電素子10aと第2圧電素子10a’とを互いに90度をなすように交差させて配置しているので、一方の圧電素子(例えば第1圧電素子10a)が伸縮すると、他方の圧電素子(第2圧電素子10a’)がその分極方向に直交する方向の力を受ける。第2圧電素子10a’に圧力が加わると、正電圧効果により第2圧電素子10a’のセラミック薄板11’から電極12’又は13’に電荷が移動し、電極12’と13’との間に電圧が発生する。第2圧電素子10a’が第1圧電素子10aから受ける力は、第1圧電素子10aの変位量に比例すると見なすことができるので、第2圧電素子10a’が発生する電圧は、第1圧電素子10aの変位量に比例する。そのため、第2圧電素子10a’の電極12’と13’の間の電圧を測定することにより、第1圧電素子10aの変位量を知ることができる。なお、第1圧電素子10aは交流信号により駆動されて伸縮しているので、第2圧電素子10a’も交流電圧を出力し、その位相は第1圧電素子10aの変位の位相と一致する。
【0029】
このように、一方の圧電素子10a又は10a’を駆動したときの変位は他方の圧電素子10a’又は10aが発生する電圧として検出することができるので、この電圧を検出することにより、駆動されている圧電素子10a又は10a’の変位、すなわちチップ部材20の軌跡の半径を知ることができる。これに応じて、圧電素子10a又は10a’に印加する駆動信号の電圧を変化させることにより、アクチュエータによるロータ22の回転速度を制御することができる。
【0030】
一般に、チップ部材20をロータ22に加圧接触させると、アクチュエータ(圧電素子10a,10a’、チップ部材20及びベース部材21)の振動状態が変化する。これは、アクチュエータが押し圧力や摩擦力の反力をロータ22から受けることにより、圧電素子10a,10a’やベース部材21等の剛性等が変化するからである。また、ベース部材21を本アクチュエータを用いる装置本体に固定する方法によっても拘束条件が変化し、振動状態も変化する。そこで、本実施形態では、これらの外的要因による振動状態の変化を、駆動信号の周波数を調節することにより補正し得る構成としている。装置完成後や様々な条件での使用に先立って、第1圧電素子10a及び第2圧電素子10a’がそれぞれ同位相モード及び逆位相モード振動するようにいずれかの圧電素子を駆動する。このとき、電圧と電流の位相を検出し、両者が一致する条件から各固有モードにおける振動数を求め、例えばそれらの平均値を最適な駆動周波数とする。
【0031】
次に、アクチュエータによるロータ22の回転原理について説明する。図3は、図1に示すアクチュエータをばね(加圧部)23によりロータ22に所定の押し圧力Fにより押しつけた状態を示す。図3中、μは摩擦係数を表す。
【0032】
第1圧電素子10a又は第2圧電素子10a’に印加する正弦波電圧の周波数(圧電素子の駆動周波数)が小さく、チップ部材20の回転速度が遅い場合、ばね23の付勢力によりアクチュエータ自体がチップ部材20の変位に追従してしまい、チップ部材20はロータ22の表面から離反することはなく、ロータ22の表面と接触した状態で往復駆動される。従って、この場合ロータ22を回転させることはできない。
【0033】
これに対して、第1圧電素子10a又は第2圧電素子10a’に印加する正弦波電圧の周波数が大きく、チップ部材20の回転速度が速い場合、ばね23の付勢力によってはアクチュエータ自体がチップ部材20の変位に追従できず、チップ部材20がロータ22の表面から一時的に離反する状態が生まれる。従って、チップ部材20がロータ22の表面から離反している間にチップ部材20を所定方向に移動させ、チップ部材20がロータ22の表面に接触している間に所定方向と反対の方向に移動させることにより、ロータ22を回転させることができる。
【0034】
次に、第1実施形態におけるトラス型アクチュエータの駆動回路50aについて説明する。図4は、第1実施形態におけるトラス型アクチュエータの駆動回路の一例を示す回路図である。
【0035】
駆動回路50aは、直列に接続された第1スイッチング素子51a及び第2スイッチング素子52aと、直列に接続された第3スイッチング素子53a及び第4スイッチング素子54aと、直列に接続された第5スイッチング素子55a及び第6スイッチング素子56aとで構成され、第1スイッチング素子51a及び第2スイッチング素子52aの組と、第3スイッチング素子53a及び第4スイッチング素子54aの組と、第5スイッチング素子55a及び第6スイッチング素子56aの組とは並列に接続されている。各スイッチング素子51a,52a,53a,54a,55a,56aは、例えば、パワーMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor−Field Effect Transistor)で構成される。第1スイッチング素子51a及び第2スイッチング素子52aの接続点a1と、第3スイッチング素子53a及び第4スイッチング素子54aの接続点a2との間には第1圧電素子10aが接続されている。また、第3スイッチング素子53a及び第4スイッチング素子54aの接続点a2と、第5スイッチング素子55a及び第6スイッチング素子56aの接続点a3との間には第2圧電素子10a’が接続されている。第1スイッチング素子51aと第3スイッチング素子53aと第5スイッチング素子55aとは、接続点a4で接続されており、接続点a4には電源電圧Vccが印加される。第2スイッチング素子52aと第4スイッチング素子54aと第6スイッチング素子56aとは、接続点a5で接続されており、接続点a5は接地されている。
【0036】
制御部60aは、駆動装置100aの全体の制御を行う回路であり、演算処理を行う中央処理装置(Central Processing Unit、以下、「CPU」と略記する。)、処理プログラムとデータとが格納されたROM(Read−Only Memory)及びデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等を備えて構成される。制御部60aは、所定のデューティ比の駆動パルスを出力し、この駆動パルスにより駆動回路50aを駆動する。すなわち、制御部60aは、第1スイッチング素子51a及び第4スイッチング素子54aを組とする駆動回路と、第2スイッチング素子52a及び第3スイッチング素子53aを組とする駆動回路とを交互に駆動することで、第1圧電素子10aを駆動する一方、第3スイッチング素子53a及び第5スイッチング素子55aを組とする駆動回路と、第4スイッチング素子54a及び第6スイッチング素子56aを組とする駆動回路とを駆動することで第2圧電素子10a’を駆動する。
【0037】
次に、駆動回路50aの動作について説明する。なお、第1圧電素子10aは、トラス型アクチュエータの駆動側の圧電素子であり、第2圧電素子10a’は、トラス型アクチュエータの従動側の圧電素子である。第1圧電素子10aを駆動する場合、第1スイッチング素子51aと第4スイッチング素子54aとが組となって動作し、第2スイッチング素子52aと第3スイッチング素子53aとが組となって動作し、各組を逆位相でスイッチングする。すなわち、第1スイッチング素子51a及び第4スイッチング素子54aを共にオンとすることで、駆動電圧が第1圧電素子10aに印加され、第1圧電素子10aを伸張させることができ、第2スイッチング素子52a及び第3スイッチング素子53aを共にオンとすることで、駆動電圧が第1圧電素子10aに印加され、第1圧電素子10aを縮小させることができる。このとき、従動側となる第2圧電素子10a’は第3スイッチング素子53aと第5スイッチング素子55aとが組となって動作し、第4スイッチング素子54aと第6スイッチング素子56aとが組となって動作し、各組は逆位相でスイッチングする。この動作により、接続点a2と接続点a3との間は常にショートされた状態となり、駆動側の第1圧電素子10aと従動側の第2圧電素子10a’とを個別に駆動することができる。
【0038】
このように、第3スイッチング素子53aと第4スイッチング素子54aとは、第1圧電素子10aと第2圧電素子10a’との駆動において共有されている。このため、駆動回路50aを用いてトラス型アクチュエータを駆動する場合、スイッチング素子が6個、圧電素子への配線が3本必要となる。図10に示す従来のトラス型アクチュエータの駆動回路と比較すると、スイッチング素子を2個、配線を1本削減することができ、低コスト及び省スペース化を実現することができる。
【0039】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態であるインパクト型アクチュエータについて説明する。図5は、第2実施形態のインパクト型アクチュエータの構成を概略的に示すブロック図である。図6は、駆動装置に用いたインパクト型圧電アクチュエータの構成を示す斜視図である。
【0040】
図5及び図6において、駆動装置100bは、電気機械変換素子10b、支持部材31、駆動部材32、移動部材33、駆動回路50b、制御部60b、部材センサ34、基端センサ35及び先端センサ36を備えて構成される。インパクト型圧電アクチュエータ40は、圧電素子10b、支持部材31、駆動部材32及び移動部材33を備えて構成される。
【0041】
支持部材31は、圧電素子10bと駆動部材32とを保持する部品であり、円柱体の軸方向両端部311、312と略中央に位置する仕切壁313とを残して内部を刳り貫くことにより形成された第1収容空間314及び第2収容空間315を有している。この第1収容空間314には、電気機械変換素子10bがその分極方向である伸縮方向を支持部材31の軸方向と一致させた状態で収容されている。第2収容空間315には、移動部材33の一部と駆動部材32とが収容されている。
【0042】
圧電素子10bは、図2に示す圧電素子10aと同一の構成であり、説明を省略する。圧電素子10bは、その伸縮方向である長手方向の一方端面が第1収容空間314の一方端面(端部311側端面)に固着されている。支持部材31の他方端部312及び仕切壁313には、中心位置に駆動部材32の断面形状に合わせた形状の孔が穿設されると共に、この両孔を貫通して棒状の駆動部材32が第2収容空間315に軸方向に沿って移動可能に収容されている。圧電素子10bの他方端面は、駆動部材32の第1収容空間314内に突出した端部が固着される。
【0043】
第2収容空間315の外部に突出した駆動部材32の端部は、板ばね37により所定のばね圧で圧電素子10b側に付勢されている。この板ばね37の付勢は、圧電素子10bの伸縮動作に基づく駆動部材32の軸方向変位を安定化させるためである。
【0044】
駆動部材32は、圧電素子10bの伸縮を移動部材33の移動に変換すると共に、移動部材33を支えるガイドである。駆動部材32の断面形状は、円形、楕円及び矩形などの形状を適用することができるが、移動部材33を安定的に支えスムーズに移動させることができるようにする観点から本実施の形態では、円形である。
【0045】
移動部材33は、駆動部材32の軸方向の両側に取付部331を有する基部332と、両取付部331の間に着装される挟込み部材333とを備える。基部332は、駆動部材32に遊嵌される。挟込み部材333は、両取付部331に取り付けられた板ばね334によって駆動部材32の方向に押圧され、駆動部材32に接触する。この接触によって、移動部材33は、所定の摩擦力で駆動部材32と結合される。また、駆動対象物38は、この移動部材33の取付部331を用いて取り付けられる。駆動対象物38が取付部331に取り付けられている部分と対向する部分に、駆動対象物38を支持する補助支持部材39が取り付けられる。この補助支持部材39によって駆動対象物38は、駆動部材32の軸方向と略垂直な方向の回転を防止可能とする。
【0046】
駆動対象物38は、本実施の形態における駆動装置が搭載される光学機器によって異なる。例えば、光学機器がカメラの場合にはフォーカスレンズ、ズームレンズ、手ぶれ補正用レンズなどが駆動対象物38となり、オーバヘッドプロジェクタの場合には投影レンズが駆動対象物38となり、双眼鏡の場合にはフォーカスレンズが駆動対象物38となる。なお、手ぶれ補正用レンズなどのようにXYの2方向に移動させることが必要な場合には、方向ごとに駆動装置が配置される。本実施の形態における駆動装置が搭載される光学機器は、これらに限定されないが、駆動装置100bの特性から、駆動対象物38の正確な位置制御が必要な場合に好適である。
【0047】
駆動回路50bは、圧電素子10bに印加される駆動電圧を生成する回路であり、制御部60bの制御によって駆動電圧の振幅、周波数及び駆動電圧が矩形波である場合にはデューティー比Dが調整される。
【0048】
部材センサ34は、移動部材33の移動可能範囲内に配設されており、半導体位置検出素子、いわゆるPSD(Position Sensitive Devices)素子などのセンサにより構成されている。移動部材33の位置が部材センサ34により検出されることで移動部材33を所定位置に移動させる制御が可能となる。基端センサ35及び先端センサ36は、フォトインタラプタなどのセンサにより構成され、移動部材33が移動可能範囲内を越えて移動することを防止可能な位置に配設される。
【0049】
制御部60bは、駆動装置100bの全体の制御を行う回路であり、演算処理を行うCPU、処理プログラムとデータとが格納されたROM及びデータを一時的に記憶するRAM等を備えて構成される。
【0050】
制御部60bは、移動部材33を所望の速度状態で所望の位置に移動させるために駆動回路50bの動作を指示する外部信号、部材センサ34、基端センサ35及び先端センサ36の検出信号が入力され、これら入力に基づいて上記のROMに記憶されているルックアップテーブルを参照して移動速度を決定し、移動部材33が決定された移動速度で指示された移動位置となるように、駆動回路50bに制御信号を出力する。
【0051】
図7は、駆動装置の駆動原理を説明するための図である。図7(A)は、移動部材33を正方向に移動させる場合において、駆動回路50bから圧電素子10bに出力される駆動電圧の電圧波形を示す図であり、図7(B)は、これに対応する圧電素子10bの伸縮による変位を示す図である。また、図7(C)は、移動部材33を逆方向に移動させる場合において、駆動回路50bから圧電素子10bに出力される駆動電圧の電圧波形を示す図であり、図7(D)は、これに対応する圧電素子10bの伸縮による変位を示す図である。
【0052】
ここで、正方向とは、移動部材33が圧電素子10bから駆動部材32の先端部(板ばね37によって付勢される端部)に向う方向であり、逆方向とは、移動部材33が駆動部材32のこの先端部から圧電素子10bに向う方向である。また、圧電素子10bの伸縮による変位は、レーザドップラー振動計により測定した。
【0053】
図7(A)に示すようなデューティ比D3:7の矩形波状の駆動電圧が圧電素子10bに印加された場合には、圧電素子10bの変位は、図7(B)に示すように緩慢な立ち上がり部Taと急峻な立下り部Tbとを有する鋸歯形状となることが確認された。一方、図7(C)に示すようなデューティ比D7:3の矩形波状の駆動電圧が圧電素子10bに印加された場合には、圧電素子10bの変位は、図7(D)に示すように急峻な立ち上がり部Tcと緩慢な立下り部Tdとを有する鋸歯形状となることが確認された。
【0054】
すなわち、圧電素子10bの変位が図7(B)に示すような緩慢な立ち上がり部Taでは、圧電素子10bが緩やかに伸長し、移動部材33が駆動部材32と共に正方向に移動する。そして、圧電素子10bの変位が図7(B)に示すような急峻な立ち下がり部Tbでは、圧電素子10bが急激に縮小し、駆動部材32が逆方向に移動しても移動部材33は、駆動部材32上をスリップして略同位置に留まることになる。その結果、移動部材33は、正方向に移動したことになる。したがって、図7(A)に示す矩形波の駆動電圧が圧電素子10bに繰り返し印加されることで、移動部材33は、正方向に間欠的に移動することになる。逆方向の移動原理も同様である。
【0055】
ここで、緩慢な立ち上がり部Taにおいても移動部材33と駆動部材32とが必ずスリップしない状態である必要はなく、緩慢な立ち上がり部Taにおいて移動部材33が正方向に移動する正移動量から、急峻な立ち下がり部Tbにおいて移動部材33が逆方向に移動する逆移動量を差し引いた値が0より大きければ結果的に正方向に移動する。駆動電圧のデューティー比Dの変化に従って緩慢な立ち上がり部Taの傾きと急峻な立ち下がり部Tbの傾きとは変化するので、正移動量と逆移動量とは、駆動電圧のデューティー比Dの変化に因ることになる。したがって、移動部材33を正方向に移動させるためには、駆動電圧のデューティー比Dは、(正移動量)−(逆移動量)>0となるように設定すればよいことになる。また、駆動電圧が矩形波である場合だけでなく、正弦波である場合でも上述した鋸歯形状を実現できることが確認されている。
【0056】
なお、デューティー比Dは、矩形波のハイレベルの時間をT、ローレベルの時間をTとすると、T:Tである。
【0057】
以上のように説明したインパクト型アクチュエータは、光学機器にレンズの駆動に用いられ、第2実施形態では、レンズのズーム及びフォーカスに用いられる。そのため、ズーム用のインパクト型アクチュエータ及びフォーカス用のインパクト型アクチュエータの2つが必要となる。そのため、駆動回路50bは、ズーム用のインパクト型アクチュエータ及びフォーカス用のインパクト型アクチュエータに用いられる2つの圧電素子を駆動する。
【0058】
図8は、ズーム用のインパクト型アクチュエータに用いられる圧電素子及びフォーカス用のインパクト型アクチュエータに用いられる圧電素子を駆動するための駆動回路の一例を示す回路図である。
【0059】
駆動回路50bは、直列に接続された第1スイッチング素子51b及び第2スイッチング素子52bと、直列に接続された第3スイッチング素子53b及び第4スイッチング素子54bと、直列に接続された第5スイッチング素子55b及び第6スイッチング素子56bとで構成され、第1スイッチング素子51b及び第2スイッチング素子52bの組と、第3スイッチング素子53b及び第4スイッチング素子54bの組と、第5スイッチング素子55b及び第6スイッチング素子56bの組とは並列に接続されている。各スイッチング素子51b,52b,53b,54b,55b,56bは、例えば、パワーMOS−FETで構成される。第1スイッチング素子51b及び第2スイッチング素子52bの接続点b1と、第3スイッチング素子53b及び第4スイッチング素子54bの接続点b2との間にはズーム用インパクト型アクチュエータに用いられる第1圧電素子10bが接続されている。また、第3スイッチング素子53b及び第4スイッチング素子54bの接続点b2と、第5スイッチング素子55b及び第6スイッチング素子56bの接続点b3との間にはフォーカス用インパクト型アクチュエータに用いられる第2圧電素子10b’が接続されている。第1スイッチング素子51bと第3スイッチング素子53bと第5スイッチング素子55bとは、接続点b4で接続されており、接続点b4には電源電圧Vccが印加される。第2スイッチング素子52bと第4スイッチング素子54bと第6スイッチング素子56bとは、接続点b5で接続されており、接続点b5は接地されている。
【0060】
次に、駆動回路50bの動作について説明する。なお、第1圧電素子10bは、ズーム用インパクト型アクチュエータに用いられる圧電素子であり、第2圧電素子10b’は、フォーカス用インパクト型アクチュエータに用いられる圧電素子である。第1圧電素子10bを駆動する場合、第1スイッチング素子51bと第4スイッチング素子54bとが組となって動作し、第2スイッチング素子52bと第3スイッチング素子53bとが組となって動作し、各組を逆位相でスイッチングする。このとき、第2圧電素子10b’を駆動させない場合、第5スイッチング素子55b及び第6スイッチング素子56bはオープンにする。すなわち、第1スイッチング素子51b及び第4スイッチング素子54bを共にオンとすることで、駆動電圧が第1圧電素子10bに印加され、第1圧電素子10bを伸張させることができる。第2スイッチング素子52b及び第3スイッチング素子53bを共にオンとすることで、駆動電圧が第1圧電素子10bに印加され、第1圧電素子10bを縮小させることができる。
【0061】
また、第2圧電素子10b’を駆動する場合、第3スイッチング素子53bと第6スイッチング素子56bとが組となって動作し、第4スイッチング素子54bと第5スイッチング素子55bとが組となって動作し、各組を逆位相でスイッチングする。このとき、第1圧電素子10bを駆動させない場合、第1スイッチング素子51b及び第2スイッチング素子52bはオープンにする。すなわち、第3スイッチング素子53b及び第6スイッチング素子56bを共にオンとすることで、駆動電圧が第2圧電素子10b’に印加され、第2圧電素子10b’を伸張させることができる。第4スイッチング素子54b及び第5スイッチング素子55bを共にオンとすることで、駆動電圧が第2圧電素子10b’に印加され、第2圧電素子10b’を縮小させることができる。
【0062】
このように、第3スイッチング素子53bと第4スイッチング素子54bとは、第1圧電素子10bと第2圧電素子10b’との駆動において共有されている。このため、駆動回路50bを用いて2軸のインパクト型アクチュエータを駆動する場合、スイッチング素子が6個、圧電素子への配線が3本必要となる。図11に示す従来のインパクト型アクチュエータの駆動回路を2つ用いた場合と比較すると、スイッチング素子を2個、配線を1本削減することができ、低コスト及び省スペース化を実現することができる。
【0063】
(第3実施形態)
本発明に係る第3実施形態について説明する。第3実施形態では、上述のトラス型アクチュエータをレンズのパン・チルトに用い、上述のインパクト型アクチュエータをレンズのズーム及びフォーカスに用いる。なお、レンズのパン・チルトのそれぞれに用いられるトラス型アクチュエータのロータ部材は、円筒形状ではなく、球形状にしてもよい。この場合、パン駆動に用いられるトラス型アクチュエータのロータ部材と、チルト駆動に用いられるトラス型アクチュエータのロータ部材とを共有することができる。
【0064】
図9は、レンズのパン・チルトのそれぞれに用いるトラス型アクチュエータ及びズームとフォーカスとに用いるインパクト型アクチュエータを駆動するための駆動回路の一例を示す回路図である。
【0065】
図9に示す駆動回路50cは、直列に接続された第1スイッチング素子51c及び第2スイッチング素子52cと、直列に接続された第3スイッチング素子53c及び第4スイッチング素子54cと、直列に接続された第5スイッチング素子55c及び第6スイッチング素子56cと、直列に接続された第7スイッチング素子57c及び第8スイッチング素子58cとで構成されている。第1スイッチング素子51c及び第2スイッチング素子52cの組と、第3スイッチング素子53c及び第4スイッチング素子54cの組と、第5スイッチング素子55c及び第6スイッチング素子56cの組と、第7スイッチング素子57c及び第8スイッチング素子58cの組とは並列に接続されている。各スイッチング素子51c,52c,53c,54c,55c,56c,57c,58cは、例えば、パワーMOS−FETで構成される。
【0066】
第1スイッチング素子51c及び第2スイッチング素子52cの接続点c1と、第3スイッチング素子53c及び第4スイッチング素子54cの接続点c2との間には第1圧電素子10cが接続されている。この第1圧電素子10cは、レンズのパン駆動に用いられるトラス型アクチュエータの駆動側の圧電素子である。第3スイッチング素子53c及び第4スイッチング素子54cの接続点c2と、第7スイッチング素子57c及び第8スイッチング素子58cの接続点c4との間には、第2圧電素子10c’が接続されている。この第2圧電素子10c’は、レンズのパン駆動に用いられるトラス型アクチュエータの従動側の圧電素子である。
【0067】
第1スイッチング素子51c及び第2スイッチング素子52cの接続点c1と、第5スイッチング素子55c及び第6スイッチング素子56cの接続点c3との間には第3圧電素子10dが接続されている。この第3圧電素子10dは、レンズのチルト駆動に用いられるトラス型アクチュエータの駆動側の圧電素子である。第5スイッチング素子55c及び第6スイッチング素子56cの接続点c3と、第7スイッチング素子57c及び第8スイッチング素子58cの接続点c4との間には、第4圧電素子10d’が接続されている。この第4圧電素子10d’は、レンズのチルト駆動に用いられるトラス型アクチュエータの従動側の圧電素子である。
【0068】
第3スイッチング素子53c及び第4スイッチング素子54cの接続点c2と、第5スイッチング素子55c及び第6スイッチング素子56cの接続点c3との間には第5圧電素子10eが接続されている。この第5圧電素子10eは、レンズのズーム駆動に用いられるインパクト型アクチュエータの圧電素子である。
【0069】
第1スイッチング素子51c及び第2スイッチング素子52cの接続点c1と、第7スイッチング素子57c及び第8スイッチング素子58cの接続点c4との間には第6圧電素子10fが接続されている。この第6圧電素子10fは、レンズのフォーカス駆動に用いられるインパクト型アクチュエータの圧電素子である。
【0070】
また、第1スイッチング素子51cと第3スイッチング素子53cと第5スイッチング素子55cと第7スイッチング素子57cとは、接続点c9で接続されており、接続点c9は電源Vccに接続されている。第2スイッチング素子52cと第4スイッチング素子54cと第6スイッチング素子56cと第8スイッチング素子58cとは、接続点c10で接続されており、接続点c10は接地されている。
【0071】
制御部60cは、演算処理を行うCPU、処理プログラムとデータとが格納されたROM及びデータを一時的に記憶するRAM等を備えて構成される。制御部60cは、所定のデューティ比の駆動パルスを出力し、この駆動パルスにより駆動回路50cを駆動する。
【0072】
次に、駆動回路50cの動作について説明する。なお、第1圧電素子10cは、パン駆動に用いられるトラス型アクチュエータの駆動側の圧電素子であり、第2圧電素子10c’は、パン駆動に用いられるトラス型アクチュエータの従動側の圧電素子である。第3圧電素子10dは、チルト駆動に用いられるトラス型アクチュエータの駆動側の圧電素子であり、第4圧電素子10d’は、チルト駆動に用いられるトラス型アクチュエータの従動側の圧電素子である。第5圧電素子10eは、ズーム駆動に用いられるインパクト型アクチュエータの圧電素子であり、第6圧電素子10fは、フォーカス駆動に用いられるインパクト型アクチュエータの圧電素子である。
【0073】
パン駆動のトラス型アクチュエータに用いられる圧電素子10cを駆動する場合、第1スイッチング素子51cと第4スイッチング素子54cとが組となって動作し、第2スイッチング素子52cと第3スイッチング素子53cとが組となって動作し、各組を逆位相でスイッチングする。このとき、従動側となる圧電素子10c’は第3スイッチング素子53cと第7スイッチング素子57cとが組となって動作し、第4スイッチング素子54cと第8スイッチング素子58cとが組となって動作し、各組は逆位相でスイッチングする。なお、第5スイッチング素子55cと第6スイッチング素子56cとはオープンとする。この動作により、接続点c2と接続点c4との間は常にショートされた状態となり、駆動側の圧電素子10cと従動側の圧電素子10c’とを個別に駆動することができる。
【0074】
チルト駆動のトラス型アクチュエータに用いられる圧電素子10dを駆動する場合、第1スイッチング素子51cと第6スイッチング素子56cとが組となって動作し、第2スイッチング素子52cと第5スイッチング素子55cとが組となって動作し、各組を逆位相でスイッチングする。このとき、従動側となる圧電素子10d’は第5スイッチング素子55cと第7スイッチング素子57cとが組となって動作し、第6スイッチング素子56cと第8スイッチング素子58cとが組となって動作し、各組は逆位相でスイッチングする。なお、第3スイッチング素子53cと第4スイッチング素子54cとはオープンとする。この動作により、接続点c3と接続点c4との間は常にショートされた状態となり、駆動側の圧電素子10dと従動側の圧電素子10d’とを個別に駆動することができる。
【0075】
ズーム駆動のインパクト型アクチュエータに用いられる圧電素子10eを駆動する場合、第3スイッチング素子53cと第6スイッチング素子56cとが組となって動作し、第4スイッチング素子54cと第5スイッチング素子55cとが組となって動作し、各組を逆位相でスイッチングする。このとき、第1スイッチング素子51c,52c,57c,58cはオープンとする。
【0076】
フォーカス駆動のインパクト型アクチュエータに用いられる圧電素子10fを駆動する場合、第1スイッチング素子51cと第8スイッチング素子58cとが組となって動作し、第2スイッチング素子52cと第7スイッチング素子57cとが組となって動作し、各組を逆位相でスイッチングする。このとき、第3スイッチング素子53c、第4スイッチング素子54c、第5スイッチング素子55c及び第6スイッチング素子56cはオープンとする。
【0077】
なお、パン駆動の圧電素子10c,10c’を駆動する場合、フォーカス駆動の圧電素子10fにも駆動信号が印加されるが、トラス型アクチュエータの駆動時にインパクト型アクチュエータが駆動されることはない。なぜならば、両者とも素子の共振を利用した駆動方法であり、両者の駆動周波数は異なる周波数に設定されているためである。このように、それぞれのスイッチング素子は、駆動する圧電素子に応じて異なる駆動周波数で制御される。そのため、複数の圧電素子が1の接続点で接続されている場合、同じスイッチング素子であっても異なる駆動周波数で制御することによって、スイッチング素子を共有して複数の圧電素子を制御することができる。
【0078】
また、トラス型アクチュエータはデューティ比が50%の駆動信号であるのに対して、インパクト型アクチュエータはデューティ比が33%又は66%の駆動信号であるため、トラス型アクチュエータとインパクト型アクチュエータとが同時に駆動することはない。このように、それぞれのスイッチング素子は、駆動する圧電素子に応じて異なるデューティ比で制御される。そのため、複数の圧電素子が1の接続点で接続されている場合、同じスイッチング素子であっても異なるデューティ比で制御することによって、スイッチング素子を共有して複数の圧電素子を制御することができる。
【0079】
このように、第1スイッチング素子51cと第2スイッチング素子52cとは、第1圧電素子10cと第3圧電素子10dと第6圧電素子10fとの駆動において共有されている。また、第3スイッチング素子53cと第4スイッチング素子54cとは、第1圧電素子10cと第2圧電素子10c’と第5圧電素子10eとの駆動において共有されている。さらに、第5スイッチング素子55cと第6スイッチング素子56cとは、第3圧電素子10dと第4圧電素子10d’と第5圧電素子10eとの駆動において共有されている。さらに、第7スイッチング素子57cと第8スイッチング素子58cとは、第2圧電素子10c’と第4圧電素子10d’と第6圧電素子10fとの駆動において共有されている。
【0080】
このため、トラス型アクチュエータ及びインパクト型アクチュエータを1の駆動回路50cで駆動する場合、スイッチング素子が8個、圧電素子への配線が4本必要となる。従来の駆動回路では、パン・チルト駆動にスイッチング素子がそれぞれ8個ずつ必要であり、配線がそれぞれ4本ずつ必要であり、ズーム・フォーカス駆動にスイッチング素子がそれぞれ4個ずつ必要であり、配線が2本ずつ必要である。そのため、駆動回路70は、スイッチング素子を16個、配線を8本削減することができ、低コスト及び省スペース化を実現することができる。また、使用するアクチュエータの数が多いほどスイッチング素子及び配線をより多く削減することができる。
【0081】
ここで、主な発明を以下にまとめる。
【0082】
(1)駆動電圧が印加されることにより伸縮する複数の電気機械変換素子と、
直接に接続された第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段との組の複数を並列に接続する駆動電圧印加手段と、
前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とのオン・オフを制御する制御手段とを備え、
前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段との接続点のうち少なくとも1つに前記複数の電気機械変換素子が接続され、
前記制御手段は、前記複数の電気機械変換素子を駆動するように前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを独立に制御することを特徴とする駆動回路。
【0083】
(2)前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なる動作条件で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することを特徴とする上記(1)記載の駆動回路。
【0084】
(3)前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なる駆動周波数で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することを特徴とする上記(1)記載の駆動回路。
【0085】
(4)前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なるデューディ比で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することを特徴とする上記(1)記載の駆動回路。
【0086】
(5)直角に接続された電気機械変換素子の先端に設けられた合成変位部により移動部材を駆動するトラス型アクチュエータ及び1次元的に移動部材を駆動するインパクト型アクチュエータのうちの少なくとも一方と、
前記トラス型アクチュエータ及び前記インパクト型アクチュエータのうちの少なくとも一方を駆動する上記(1)に記載の駆動回路とを備えることを特徴とする駆動装置。
【0087】
(6)前記複数のスイッチング手段は、一方端が電源に接続され、他方端が第1の電気機械変換素子の一方端に接続されてなる第1のスイッチング手段と、
一方端が前記第1の電気機械変換素子の他方端と第2の電気機械変換素子の一方端とに接続され、他方端が接地されてなる第2のスイッチング手段と、
一方端が電源に接続され、他方端が前記第1の電気機械変換素子の他方端と、前記第2の電気機械変換素子の一方端とに接続されてなる第3のスイッチング手段と、
一方端が前記第1の電気機械変換素子の一方端に接続され、他方端が接地されてなる第4のスイッチング手段と、
一方端が電源に接続され、他方端が前記第2の電気機械変換素子の他方端に接続されてなる第5のスイッチング手段と、
一方端が前記第2の電気機械変換素子の他方端に接続され、他方端が接地されてなる第6のスイッチング手段とを含むことを特徴とする上記(1)記載の駆動回路。
【0088】
(7)前記第1のスイッチング手段は、他方端が第3の電気機械変換素子の一方端と第4の電気機械変換素子の一方端とにさらに接続され、
前記第2のスイッチング手段は、一方端が第5の電気機械変換素子の一方端にさらに接続され、
前記第3のスイッチング手段は、他方端が第5の電気機械変換素子の一方端にさらに接続され、
前記第4のスイッチング手段は、一方端が第3の電気機械変換素子の一方端と、第4の電気機械変換素子の一方端とにさらに接続され、
前記第5のスイッチング手段は、他方端が第3の電気機械変換素子の他方端と、第6の電気機械変換素子の一方端とにさらに接続され、
前記第6のスイッチング手段は、一方端が第3の電気機械変換素子の他方端と、第6の電気機械変換素子の一方端とにさらに接続され、
前記複数のスイッチング手段は、一方端が電源に接続され、他方端が第4の電気機械変換素子の他方端と、第5の電気機械変換素子の他方端と、第6の電気機械変換素子の他方端とに接続されてなる第7のスイッチング手段と、
一方端が第4の電気機械変換素子の他方端と、第5の電気機械変換素子の他方端と、第6の電気機械変換素子の他方端とに接続され、他方端が接地されてなる第8のスイッチング手段とをさらに含むことを特徴とする上記(1)記載の駆動回路。
【0089】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る位置検出装置によれば、直列に接続された第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段との組の複数が並列に接続され、第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段との接続点のうち少なくとも1つに接続された複数の電気機械変換素子を駆動するように第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段とが独立に制御される。したがって、従来は1の駆動回路で1の電気機械変換素子を駆動していたが、複数の電気機械変換素子に駆動電圧を印加するスイッチング手段を共有することで、1の駆動回路で複数の電気機械変換素子を駆動することができ、回路規模を小型化し、電気機械変換素子への配線処理を簡略化することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のトラス型アクチュエータの構成を概略的に示す図である。
【図2】本実施形態において電気機械変換素子(変位素子)として用いる積層型圧電素子の構成を示す図である。
【図3】図1に示すアクチュエータをばね(加圧部)によりロータに所定の押し圧力により押しつけた状態を示す図である。
【図4】第1実施形態におけるトラス型アクチュエータの駆動回路の一例を示す回路図である。
【図5】第2実施形態のインパクト型アクチュエータの構成を概略的に示すブロック図である。
【図6】駆動装置に用いたインパクト型圧電アクチュエータの構成を示す斜視図である。
【図7】駆動装置の駆動原理を説明するための図である。
【図8】ズーム用のインパクト型アクチュエータに用いられる圧電素子及びフォーカス用のインパクト型アクチュエータに用いられる圧電素子を駆動するための駆動回路の一例を示す回路図である。
【図9】レンズのパン・チルトのそれぞれに用いるトラス型アクチュエータ及びズームとフォーカスとに用いるインパクト型アクチュエータを駆動するための駆動回路の一例を示す回路図である。
【図10】従来のトラス型アクチュエータにおいて用いられる駆動回路の一例を示す図である。
【図11】従来のインパクト型アクチュエータにおいて用いられる駆動回路の一例を示す図である。
【符号の説明】
10a,10b,10c 第1圧電素子
10a’,10b’,10c’ 第2圧電素子
10d 第3圧電素子
10d’ 第4圧電素子
10e 第5圧電素子
10f 第6圧電素子
50a,50b,50c 駆動回路
51a,51b,51c 第1スイッチング素子
52a,52b,53c 第2スイッチング素子
53a,53b,53c 第3スイッチング素子
54a,54b,54c 第4スイッチング素子
55a,55b,55c 第5スイッチング素子
56a,56b,56c 第6スイッチング素子
57c 第7スイッチング素子
58c 第8スイッチング素子
60a,60b,60c 制御部
100a,100b 駆動装置

Claims (5)

  1. 駆動電圧が印加されることにより伸縮する複数の電気機械変換素子と、
    直接に接続された第1のスイッチング手段と第2のスイッチング手段との組の複数を並列に接続する駆動電圧印加手段と、
    前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とのオン・オフを制御する制御手段とを備え、
    前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段との接続点のうち少なくとも1つに前記複数の電気機械変換素子が接続され、
    前記制御手段は、前記複数の電気機械変換素子を駆動するように前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを独立に制御することを特徴とする駆動回路。
  2. 前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なる動作条件で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することを特徴とする請求項1記載の駆動回路。
  3. 前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なる駆動周波数で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することを特徴とする請求項1記載の駆動回路。
  4. 前記制御手段は、駆動する前記電気機械変換素子に応じて異なるデューディ比で前記第1のスイッチング手段と前記第2のスイッチング手段とを制御することを特徴とする請求項1記載の駆動回路。
  5. 直交する電気機械変換素子の交点に設けられた変位合成部により移動部材を駆動するトラス型アクチュエータ及び1次元的に移動部材を駆動するインパクト型アクチュエータのうちの少なくとも一方と、
    前記トラス型アクチュエータ及び前記インパクト型アクチュエータのうちの少なくとも一方を駆動する請求項1に記載の駆動回路とを備えることを特徴とする駆動装置。
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