JP5534668B2 - 駆動装置及び駆動方法 - Google Patents

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本発明は、電気機械エネルギー変換素子を含む振動体により移動体を駆動させる駆動装置及び駆動方法に関する。
圧電振動子に電圧を印加し、該圧電振動子と接触している移動体を駆動(変位)させる提案は数多く出されている。いわゆる、超音波モータと呼ばれるものである。また、直動型の圧電振動子を用いたアクチュエータの応用例も提案されている。
図12は直動アクチュエータからなる従来のレンズ駆動装置の構成を示した図である(特許文献1参照)。図12ではバネ部材6aと振動アクチュエータ3aにてレンズである被駆動部材1を挟み込むように配置して、振動アクチュエータ3aの駆動力によりX方向へ被駆動部材1を移動させる。また、バネ部材6bと振動アクチュエータ3bにて被駆動部材1を挟み込むように配置して、振動アクチュエータ3bの駆動力によりY方向へ被駆動部材1を移動させることが可能となっている。このような機構を用いることでレンズを搭載した被駆動部材をXY方向に移動させることができる。XY方向に駆動されたレンズは例えば手ブレなどにより被写体が光軸からずれたときに補正するという用途に主に使われている。特許文献1には、図12に示した2方向からレンズを支持する構成以外にも、3方向から120度間隔で支持する構成も開示されている。
特開2001−174857号公報
一般に振動アクチュエータは振動体の振動を、摩擦力を介して移動体へ伝達するものであるため、振動体と移動体との接触面が磨耗する。特許文献1に示したレンズ駆動装置では、XY方向の移動の際に振動体3a,3bとレンズ保持部材2との接触領域が限られるため、当該接触領域でのみ摩耗が進む。摩耗が激しくなると手ぶれ補正の精度が落ちるため、適正に使用できる駆動時間が制限されてしまうという問題がある。
また、接触部の状態が悪化すると大量の磨耗粉が発生するようになったり、接触部で異音が発生するようになってしまうという問題があった。
これらの課題はレンズ駆動装置に限らず、通常使用時には限られた所定範囲内で移動体を駆動させるような駆動装置にあてはまる。
本発明の目的は、接触面の摩耗が生じても適正な精度で長時間駆動可能な駆動装置及び駆動方法を提供することである。
上記課題に鑑み、本発明の駆動装置は、
移動体と、
少なくとも電気機械エネルギー変換素子を含み、合力により前記移動体を平面内で並進移動、及び、前記平面に垂直な方向を軸とする回転移動可能に構成された、少なくとも3つの振動体と、
前記電気機械エネルギー変換素子に電圧を印加して前記移動体を移動させるための駆動制御部と、を有し、
前記駆動制御部は、前記3つの振動子の駆動を制御することで、前記移動体を所定範囲内で移動させること、及び、前記所定範囲内で移動させる際の前記3つの振動体と前記移動体との接触領域を変更するように前記移動体を移動させることが可能であることを特徴とする。
また、本発明の別の駆動装置は、
レンズを含む移動体と、
少なくとも電気機械エネルギー変換素子を含み、合力により前記移動体を平面内で並進移動、及び、前記平面に垂直な方向を軸とする回転移動可能に構成された、少なくとも3つのの振動体と、
前記電気機械エネルギー変換素子に電圧を印加して前記移動体を駆動させるための駆動制御部と、を有し、
前記駆動制御部は、前記3つの振動子の駆動を制御することで、前記移動体を所定範囲内で駆動させる際の前記第1の振動体及び前記第2の振動体と前記移動体との接触領域を変更するように前記移動体を移動させることが可能であり、
前記接触領域の変更により、前記接触領域の面粗さが異なるように前記移動体が加工されていることを特徴とする。
また、本発明の駆動方法は、
少なくとも電気機械エネルギー変換素子を含む複数の振動体によって、前記複数の振動体と接触する移動体を移動させる駆動方法であって、
前記移動体を所定範囲内で第1の方向に移動させる工程と、
前記移動体を所定範囲内で前記第1の方向と交差する第2の方向に移動させる工程と、
前記所定範囲内で移動させる際の前記複数の振動体と前記移動体との接触領域を変更するように、前記移動体を、前記複数の振動体を用いて、前記第1の方向及び前記第2の方向に垂直な第3の方向を軸とする回転移動させる工程と、を有することを特徴とする。
本発明の駆動装置及び駆動方法によれば、振動体と移動体の接触領域を適宜変更することができるので、摩耗が生じても適正な精度で長時間駆動可能である。そのため、移動体の駆動機構の長寿命化が実現できる。
以下、図面を参照しつつ本発明をより詳細に説明する。なお、同一の構成要素には原則として同一の参照番号を付して、説明を省略する。
本発明の駆動装置及び駆動方法は、好ましくは移動体にレンズを含むレンズ駆動装置及びレンズ駆動方法に使用される。手ぶれ補正のように、移動体を所定範囲内で移動させる場合には、移動体と振動体との接触領域は所定範囲に限られる。しかし、本発明の駆動装置はレンズ駆動装置に限られることはなく、通常使用時には限られた所定範囲内で移動体を駆動させるような駆動装置の全般が含まれる。例えば、ステージを駆動するための駆動装置などが挙げられる。以下では、代表してレンズ駆動装置を例に本発明を説明する。
図1は、本発明のレンズ駆動装置の一例の構成を概念的に示した図である。図の左側は、レンズ9とレンズ枠10から構成される移動体について、レンズ9の光軸方向に沿って光軸に垂直な平面を見た図である。レンズ枠10は、少なくとも電気機械エネルギー変換素子を含む振動体11,12,13によって3箇所で支持されている。図1では、振動体はレンズ枠の下側に接触して配置されるため、別途取り出して右側に示した。それぞれの振動体には、駆動制御部35によって電気機械エネルギー変換素子に電圧が印加され、レンズ9を含む移動体を移動(変位)させることができる。つまり、振動子に振動波を生じさせ、この振動子に接触する移動体を摩擦力により相対移動させる。
光軸に垂直な平面内(X方向とY方向とで規定されるXY平面内)における所定範囲内でレンズ9を移動させる際にレンズ枠10と振動体11,12,13とが接触しうる領域が接触領域31a,32a,33aである。この接触領域は、レンズ駆動装置の構成上、また、手ぶれ補正などの用途上必然的に定まる領域である。
駆動制御部35は、レンズ9とレンズ枠10を含む移動体を所定範囲内で移動させるように電気機械エネルギー変換素子に電圧を印加することができる。さらに、接触領域31a,32a,33aを変更するように移動体を移動させることも可能である。
本発明のレンズ駆動装置は、レンズ9のXY方向への移動に伴う接触領域31a,32a,33aの摩耗の進行を検知する摩耗検知手段34を有することが好ましい。摩耗検知手段34は、例えば接触領域31a,32a,33aの摩耗の進行度合いが装置上許容できる範囲を超えた場合に、駆動制御部35に対して接触領域を変更するための信号を出力する。そして、駆動制御部35は、摩耗検知手段34の出力に基づいて、接触領域31a,32a,33aが接触領域31b,32b,33bとなるように、レンズ枠10を駆動させることができる。
本発明によれば、接触領域31a,32a,33aの摩耗が進行したとしても、適宜接触領域を変更させることができる。また、図1に示したように複数の振動体により支持され、レンズの光軸を中心に回転変位させることで接触領域を変更させることが好ましい。このようにすれば、変更前後において光軸がぶれない(変化しない)からである。
上記した工程に従ってレンズを駆動させれば、本発明のレンズ駆動方法を構成する。
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1を説明する。図2は、本発明の第1の実施形態であるレンズ駆動装置の構成を説明するための図である。図2(a)は、レンズ9とレンズ枠10から構成される移動体について、レンズ9の光軸方向に沿って光軸に垂直な平面を見た図である。図2(b)は、図1(a)の太い矢印の側面から見た図である。
9はレンズでありレンズ枠10により保持されている。11〜13は電気−機械エネルギー変換素子を備えた振動体であり、不図示のベース板に固定されている。振動体と移動体は不図示の加圧機構もしくは磁石などにより加圧接触した状態になっている。21〜23は移動体の一部であるレンズ枠10に設けられた目盛りなどが刻まれたスケール21’〜23’を介して得られる信号波形から位置情報を得る位置検出手段(センサ)である。この位置検出手段により、XY平面内のレンズの変位量や光軸を中心とした回転量を測定することができる。
ここで、本提案に用いられている振動子(直動振動波モータ)の駆動原理について説明する。図3〜図5は本実施例で用いられる振動モータの駆動原理を説明するための図である。
図3は図4,5に示す振動体11の裏面に貼り付けられた電気機械エネルギー変換素子としての圧電素子17の電極パターンを示す図であり、長手方向(X方向)で2等分された電極領域が形成されている。また、各電極領域における分極方向は、同一方向(「+」)となっている。圧電素子17の2つの電極領域のうち、図3の右側に位置する電極領域には交流電圧(V1)が印加され、左側に位置する電極領域には交流電圧(V2)が印加される。
図3において、V1およびV2をAモードの共振周波数付近の周波数で、かつ位相が180°ずれた交流電圧とすると、ある瞬間には、圧電素子17の右側の電極領域が縮むとともに、左側の電極領域が伸びる。また、別の瞬間には逆の関係となる。この結果、超音波振動子11には図4(a)に示すAモードの振動が発生することになる。Aモードとは、X方向の2次の曲げモードであり、Z方向変位の小さい節部を3ヶ所持ち、逆にZ方向変位が大きい腹部を2箇所持つモードである。この振動が発生すると振動子の中心部に設けられた突起の先端は紙面左右方向に変位する。
また、V1およびV2をBモードの共振周波数付近の周波数で、かつ同位相の交流電圧とすると、圧電素子17の全体(2つの電極領域)がある瞬間には伸び、また別の瞬間には縮むことになる。この結果、超音波振動子11には図4(b)に示すBモードの振動が発生することになる。Bモードとは、Y方向の1次の曲げモードであり、Z方向変位の小さい節部を2ヶ所持ち、逆にZ方向変位が大きい腹部を1箇所持つモードである。このとき「Aモードの共振周波数」と「Bモードの共振周波数」は略一致した周波数に設定される。
このようなそれぞれの振動をある時間的位相関係で合成することにより、移動体と接触している突起部19の先端にはX方向とZ方向を径とする楕円状の運動が発生する。
そして、この楕円運動を移動体が振動体の摩擦力として受け、図4(a)の矢印方向に駆動される。またAモードとBモードの発生比を圧電素子17の2等分された電極へ入力する電圧の位相差を変えることにより変化させることが可能であり、前記楕円の縦横比も上記発生比によって変化する。この振動子では該発生比を変えることにより接触部の駆動力が変えられるため移動体の速度をコントロールすることが可能となる。
図5に振動子を駆動する回路のドライバ部の回路構成図を示している。図5の回路構成で、スイッチング回路はスイッチング素子にFET51〜58を用いている。
ここで、図5に示すようにA相パルスがHiになるとFET51、54がオンとなりA相から/A相に向かって電流が流れる。逆に/AパルスがHiになるとFET53、52がオンとなり/A相からA相に向かって電流が流れる。B相に対しても同様に与えられたパルス信号に応じてFET55〜58がオンして振動子11に電圧を印加する構成となっている。ここでAと/AおよびBと/Bはそれぞれ180°位相がずれておりパルス幅は等しいパルス信号となっている。
41、42はモータと入力信号とのインピーダンスを整合させるインピーダンス素子である。本例では41,42はインダクタンス素子である。ここで、不図示ではあるがインピーダンスを整合させるために容量素子を、振動子と並列に設けるケースもある。このようにインピーダンス素子を41,42の位置に付加することでより低電圧でかつ高効率でモータを駆動することができる。
図2(a)は、実際にレンズ枠10をX方向に駆動するときの状態を示す図である。図2(a)に示した振動体11〜13は120°間隔で中心(光軸)から距離dの位置に配置されている。時計周り方向の力を正とすると、それぞれが正方向の力を発生しているとき、振動体11の力の向きはX方向を基準として0°、振動体12の力の向きは240°、振動体13の力の向きは120°となる。
また、振動子11〜13上にはそれぞれ1つの突起部が設けられており、
移動体の一部であるレンズ枠10とは突起部の3点で接触するようになっている。3点接触にすることでレンズ枠と安定した平面で接触することが可能となっている。
ここで、センサ21〜23からの信号から移動体の移動量を演算する方法を簡単に説明する。まず、センサ21はx方向の変位を検出するためのもので、センサ21がエンコーダである場合のエンコーダ出力パルス値をX1とする。センサ22、23はそれぞれY方向の変位を検出するためのもので、センサ22、23がエンコーダである場合のエンコーダ出力パルス値をY1,Y2とする。各センサ21〜23がポテンショメータなどの位置検出手段の場合は、X1,Y1,Y2は、位置に相当する電圧として出力される。
また、本実施例ではセンサ22、23の中点の位置の移動量を検出するように構成され該中心位置からセンサ21〜23の距離をdとしている。
(1) (Y1+Y2)/2 よりY方向の移動量がわかる。
(2) arccos{(Y1−Y2)/(2×d)} より回転角θがわかる。
(3) X1× d × cosθ よりX方向の移動量がわかる。
よって、この演算を利用することでレンズ9の移動量を検出することが可能である。
図2(a)で移動体をX方向に駆動するために振動子11に加える力をf1、振動子12に加える力をf2、振動子13に加える力をf3とすると、所定の力の量をfとして、
f1=2×f f2=−f f3=−fの力が加えられている。
ここで、
Fx:移動体のX方向への力
Fy:移動体のY方向への力
Fs:移動体の回転方向への力 d:センサと中心位置との距離
とすると
Fx=f1*cos(0 deg)+f2*cos(240 deg)+f3*cos(120 deg)
=(2×f×1)+(−f×−0.5)+(−f×−0.5)=3×f
Fy=f1*sin(0 deg)+f2*sin(240 deg)+f3*sin(120 deg)
=(2×f×0)+(−f×−0.86)+(−f×0.86)=0×f
Fs=f1*d+f2*d+f3*d
=(2×f×d)+(−f×d)+(−f×d)=0×f
となる。
よって、上記f1〜f3の力入力のときには、Fxのみの力が移動体に加えられる。すなわちX方向のみの駆動力が移動体に加えられるようになる。
図2(c)は、レンズ枠10をY方向に駆動するときの状態を示す図である。図2(a)でY方向に駆動するために振動子11に加える力をf1、振動子12に加える力をf2、振動子13に加える力をf3とすると、所定の力の量をfとして、
f1=0×f f2=−f f3=+fの力が加えられている。
X方向に動かしたときと同様に移動体への力の入力を考えると、
Fx=f1*cos(0 deg)+f2*cos(240 deg)+f3*cos(120 deg)
=(0×f×1)+(−f×−0.5)+(f×−0.5)=0×f
Fy=f1*sin(0 deg)+f2*sin(240 deg)+f3*sin(120 deg)
=(0×f×0)+(−f×−0.86)+(f×0.86)=1.73×f
Fs=f1*d+f2*d+f3*d
=(0×f×d)+(−f×d)+(f×d)=0×f
となる。
よって、上記f1〜f3の力入力のときには、Fyのみの力が移動体に加えられる。すなわちY方向のみの駆動力が移動体に加えられるようになる。
このように移動体をXY方向に変位させることで、手ブレなどによる光軸ずれを補正する動作が可能となる。また、この動作中はレンズがXY方向に並進する動作であるため回転はしない状態で用いられる。
図6は、本実施形態の振動体3ヶを駆動する駆動制御部35(図1)としての制御回路の回路ブロック図の一例を示している。40はマイクロコンピュータなどの演算処理部であり、61は発振器部、62、63、64は該発振器61に対しそれぞれ位相が異なる信号を出すための位相シフタである。65〜67は図5の回路で構成されたスイッチング回路部であり、図1の11〜13の振動子に接続される。21〜23は上記X,Y方向の移動位置を検出するセンサである。
例えばセンサ21だと、スケール部21’がX方向に移動することで移動量に応じた位置信号がセンサ21から出力される。センサ22はスケール部22’が、センサ23はスケール部23’がY方向に移動することで移動量に応じた位置信号を出力する。
演算処理部40では、これらの21〜23のセンサから得られる位置信号を演算することでレンズ枠10の移動位置が検出できる。この結果から目標位置に対して現在位置がどの状態になっているかを判別し、目標位置に達するように61で発振周波数を決める。そして、それぞれのモータに用意された62〜64の位相シフタを介してドライバ回路65〜67に図5に示したA相パルス、/A相パルス、B相パルス、/B相パルス入力という形でそれぞれのドライバへ入力させる。
ドライバ65から振動体11には、M1_A相、M1_/A相、M1_B相、M1_/B相が出力される。ドライバ66から振動体12には、M2_A相、M2_/A相、M2_B相、M2_/B相が出力される。ドライバ67から振動体13には、M3_A相、M3_/A相、M3_B相、M3_/B相が出力される。
ここで、速度を変化させるパラメータとしてはそれぞれのモータに加える駆動周波数、駆動電圧、ABパルスの位相差、ABパルスのパルス幅などが選択できる。
ここで、ある時間駆動し接触部が磨耗した状態になったときの接触部切り替えについて説明する。図2(d)は実際にレンズ枠10を反時計回転方向に回転駆動するとき状態を示す図である。
図1(d)で移動体を反時計回転方向に駆動するために振動子11に加える力をf1、振動子12に加える力をf2、振動子13に加える力をf3とすると、所定の力の量をfとして、
f1=−f f2=−f f3=−fの力が加えられている。
移動体への力の入力を考えると、
Fx=f1*cos(0 deg)+f2*cos(240 deg)+f3*cos(120 deg)
=(−f×1)+(−f×−0.5)+(−f×−0.5)=0×f
Fy=f1*sin(0 deg)+f2*sin(240 deg)+f3*sin(120 deg)
=(−f×0)+(−f×−0.86)+(−f×0.86)=0×f
Fs=f1*d+f2*d+f3*d
=(−f×d)+(−f×d)+(−f×d)=−3×f
となる。
よって、上記f1〜f3の力入力のときには、Fsのみの力が移動体に加えられる。すなわち反時計周りに回転する駆動力が移動体に加えられるようになる。
このとき、XY駆動時に振動体11〜13と接触していた接触領域31a〜33aに変わり、図2(e)のように接触領域31b〜33bが新たな接触領域として振動体11〜13と接触するようになる。ここで、XY駆動を実施すれば接触領域は新しい面になっているので、その後も継続して精度良くXY駆動することが可能となる。
本実施形態によれば、振動体と移動体が接触する部分を光軸に対し垂直な平面上に設け、更に振動アクチュエータにより上記垂直な平面上をXYおよび回転θの駆動ができるような構成とした。これにより、異なるいくつかの回転位置にてXY方向に駆動を行うことを特徴とするものである。
今回の実施例では接触領域が31a〜33aに変わり31b〜33bになる例を示したが相対的に同じ角度で回転させれば複数回接触領域を切り替えることが可能である。
このように、駆動時間がある量超えたときなどに上記接触領域を切り替える動作を実施することで該レンズ駆動機構の耐久性を向上させることが可能となる。
次に、本実施形態における摩耗検知手段34について説明する。本実施形態においては、所定の接触領域内における移動体の駆動時間を計測する計時手段である。
図7は、振動体11〜13のそれぞれについて、駆動時間と接触面の磨耗の関係を示す図の例である。ここで本発明において、ある接触領域内における移動体の「駆動時間」とは、圧電素子に電圧を印加して、移動体をある接触領域内のXY平面内に駆動させている期間の累計時間をいう。
図7からわかるように駆動時間で磨耗量を見た場合、動作モードなどにより各振動体の移動する距離は異なるため磨耗量にも若干の差はあるものの時間と共に増加していく傾向は見られる。
磨耗検出手段34としての計時手段は、例えばマイクロコンピュータなどの演算処理手段とメモリなどの記憶手段からなり実際には1つの制御システムとして一体化されている。マイクロコンピュータでは実際にモータを駆動した時間を算出し、その積分した値を記憶手段に記憶させる。初期は積分値はゼロであるが、XY方向に駆動する毎にマイクロコンピュータは該積分値を読み出し、駆動した時間を追加していく。
そして、この積分値がある値を超えたとき、すなわち駆動時間が所定時間に達したときに、接触領域を変更する。このとき接触領域は新たな接触面に変更されたので、記憶手段の積分値もゼロにリセットされる。
再び駆動時間が所定時間を超えたら、次の接触領域への変更する。これを繰り返すことで、常に新たな接触面でレンズを駆動させることができる。なお、所定時間は任意に設定することができる。また、接触面の切替によって、記憶手段の積分値をリセットしない場合は、積分値が所定値の倍数をとったタイミングで接触領域を変更しても良い。
(実施形態2)
本実施形態における摩耗検知手段34は、所定の接触領域内における移動体の駆動距離を計測する距離計測手段である。
図8は、振動体11〜13のそれぞれについて、移動体の駆動距離と摩擦面の磨耗量の関係を示す図の例である。ここで本発明において、ある接触領域内における移動体の「駆動距離」とは、圧電素子に電圧を印加して、移動体をある接触領域内のXY平面内に駆動させている期間の移動距離の累計をいう。
図8からわかるように摩擦面の磨耗量は移動距離に対してほぼ比例な関係を示している。移動体の振動体上での移動量自体は動作モードにより異なるが、移動量が同じであれば磨耗量もほぼ同じである。
磨耗検出手段34としての距離計測手段は、位置検出手段21〜23の信号を演算することで各振動子の移動距離の累計を算出する。そして、3つの振動子の中で最も移動距離が大きなものの移動距離がある値を超えたときに、接触領域を変更する。実施形態1と同様に接触領域の変更を複数回繰り返すこともできる。
本実施形態では、直接それぞれの振動子上の移動量を検出するのでより正確に最も磨耗が厳しい状態のものを検出し、最適な摩擦面切り替えが可能となる。
(実施形態3)
本実施形態では、実施形態1の計時手段や、実施形態2の距離計測手段を有さず、XY平面内でのレンズ9を駆動するごとに、毎回接触領域を変更するように移動体を移動させる。あるいは、利用者がレンズ駆動装置に設けられたボタンを押下するなど、接触領域の変更の意思を外部から入力することによって、接触領域を変更しても構わない。
(実施形態4)
図9は、本発明の実施形態4のレンズ駆動装置の構成および動作を説明する図である。図9(a)は、レンズ駆動装置の構成とX軸回転のときの回転方向を示す図である。
移動体80は球体であり、振動体81〜83はZ軸に垂直な平面のうち、球体の中心からずれた球体の下半分の位置にある平面85の周上に120°間隔で配置されている。加圧手段は省略しているが、加圧力により移動体に3点で接触するような構成になっている。ここで、駆動制御部35により振動体81〜83に駆動力を与えると、それぞれの接触点で摩擦駆動され、その合成した力として球体の移動体を移動させることが可能となっている。
79は移動体80に組み込まれたレンズユニットなどで、移動体80の移動により撮影位置が変更されるものである。なお、レンズの光軸がz軸と同一となる位置を球体の原点位置とする。
図9(b)〜(c)は本実施例においてX軸を中心に回転させるときの力入力と移動体の動きを説明する図である。図9(b)のように振動体81に2×f、82に−f、83に−fの力を加えると平面85の中心点PにY方向の力が合成力FJXとして発生する。図9(c)は、本実施例のレンズ駆動装置を図9(b)の矢印方向から見た図である。図9(c)からわかるように、振動体81〜83の合成力FJXは移動体80をX軸回転させる力として働き、移動体80をX軸回転させる。Y軸回転についても同様に例えば振動体81に0×f、82に−f、83に+fの力を加えることで実現できる。
ここで、ある時間駆動し接触部が磨耗した状態になったときの接触部切り替えについて説明する。
図9(d)は、移動体80をZ軸を中心に回転させる場合を説明する図である。振動体81〜83は例えばfが発生するようになっておりこの合力でZ軸まわりに回転ことが可能になっている。
図9(e)は、上記回転のときのレンズ駆動装置構成図でありZ軸に対して回転することがわかる。回転動作終了後は図9(f)に示すようにX軸、Y軸回転の動作に戻る。このとき、X軸、Y軸周り駆動時に振動体81〜83と接触していた接触領域が変わり新たな接触面となる。
今回の実施例でもZ軸に回転させる角度を相対的に同じ角度で回転させれば複数回接触領域を切り替えることが可能である。
このように、駆動時間がある量超えたときなどに上記接触領域を切り替える動作を実施することで該球体レンズ駆動機構の耐久性を向上させることが可能となる。摩耗検知手段を採用する場合は、実施形態1又は2に記載したものを使用することができる。
(実施形態5)
本実施形態のレンズ駆動装置は、接触領域の変更により、接触領域の面粗さが異なるように移動体が加工されている点が特徴である。振動体11〜13、移動体の構成、駆動制御部の構成などのレンズ駆動装置の基本的構成は実施形態1〜4と同様であり、接触領域を変更するように移動体を駆動させることが可能である。
図10は、本実施形態のレンズ駆動装置の構成を説明するための図である。
図10(a)で31a〜33aは通常駆動時に用いられる接触領域である。これと隣接する31d〜33dは通常に比べ面粗さを粗くするなどして、振動体と移動体との摩擦力を向上させた領域である。接触部の摩擦力を向上させると推力が増える、保持力が増えるなどの効果が得られるが、時間あたりの磨耗は増える傾向にある。
同じく通常時の接触領域31a〜33aに隣接した31e〜33eは、通常に比べ面粗さをなめらかにするなどして、振動体との摩擦力を下げた領域である。接触部の摩擦力を下げると推力や保持力が少なくなるものの時間あたりの磨耗は減る傾向にある。
レンズ駆動装置の周囲の温度が低くなると、レンズ鏡筒内のカムなどの動きを滑らかにする油が固まりレンズ駆動させるための負荷が増え通常の動作に対し推力が必要になる。このようなときには接触領域を31a〜33aから31d〜33dに切り替えて使用するという使い方ができる。31a〜33aは摩擦力が大きく、推力を大きくすることが可能である。ただし、摩擦力が大きいため磨耗量も多く長時間使用するには困難である。
逆に動画撮影モードのようにレンズ駆動時間が長い使い方をするときには接触領域を31a〜33aから31e〜33eに切り替えて耐久性を向上させる使い方ができる。
本実施形態では、温度変化や撮影モードにより接触領域を切り替えているが、他の条件で切り替え動作を実施するのでも良い。
また、摩擦領域を摩擦力が大きい領域と小さい領域として用いたが、摩擦領域での振動体との関係が変わることであれば、例えば加圧用磁石の磁力を摩擦領域により変えることによって加圧力を摩擦領域により変えるなど、他の条件を変えるのでも良い。
(実施形態6)
図11は、実施形態6のレンズ駆動装置の構成を説明するための図である。本実施形態は、接触領域の加工方法に特徴がある。図11(b)にはあらかじめ作成される31d〜33d領域に用いられる貼り付け前の摺動材料を示している。
図11(b)では同じ特性の材料31d’〜33d’をひとつのシートとして作成している。その後、そのシートを摩擦領域の大きさに切り取り1つの接触領域の摺動材料となる。そして、これを図11(a)に示すように貼り付けることで簡単に摩擦特性の異なる摺動材料を設けることが可能となる。
このように本実施形態ではあらかじめ作成しておいた摺動部材を貼り付ける構成を取るため、接触領域ごとに摺動面の作り方を変えるなどの困難で時間のかかる作業をせずに、必要とする特性の接触領域を設けることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明のレンズ駆動装置の一例の構成を概念的に示した図である。 本発明の第1の実施形態であるレンズ駆動装置の構成を説明するための図である。 振動波モータの圧電素子の電極パターンを示す図である。 振動波モータの振動モードを示す図である。 該モータを駆動する回路のドライバ部の回路構成図である。 本発明のレンズ駆動機構を駆動する回路のブロック図である。 振動体11〜13のそれぞれについて、駆動時間と接触面の磨耗の関係を示す図の例である。 振動体11〜13のそれぞれについて、移動体の駆動距離と摩擦面の磨耗量の関係を示す図の例である。 本発明の実施形態4のレンズ駆動装置の構成図である。 本発明の実施形態5のレンズ駆動装置の構成図である。 本発明の実施形態6のレンズ駆動装置の構成図である。 従来のレンズ駆動装置の構成を示す図である。
符号の説明
9 レンズ
10 レンズ枠
11,12,13 振動子
31a〜33a 接触領域
31b〜33b 変更後の接触領域
34 摩耗検知手段
35 駆動制御部
40 演算処理装置
79 レンズユニット
80 移動体(球体)
81〜83 振動体

Claims (8)

  1. 移動体と、
    少なくとも電気機械エネルギー変換素子を含み、合力により前記移動体を平面内で並進移動、及び、前記平面に垂直な方向を軸とする回転移動可能に構成された、少なくとも3つの振動体と、
    前記電気機械エネルギー変換素子に電圧を印加して前記移動体を移動させるための駆動制御部と、を有し
    記駆動制御部は、前記3つの振動子の駆動を制御することで、前記移動体を所定範囲内で移動させること、及び、前記所定範囲内で移動させる際の前記3つの振動体と前記移動体との接触領域を変更するように前記移動体を移動させることが可能であることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記接触領域内における前記移動体の駆動時間を計測する計時手段を有し、
    前記駆動時間が所定時間に達したときに前記接触領域を変更するための信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記接触領域内における前記移動体の駆動距離を計測する距離計測手段を有し、
    前記駆動距離が所定値に達したときに前記接触領域を変更するための信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  4. 前記移動体はレンズを含み、
    前記平面に垂直な方向は、前記レンズの光軸であり、
    前記駆動制御部は、前記移動体を前記光軸を中心に回転させることにより前記接触領域を変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の駆動装置。
  5. 前記移動体は球体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の駆動装置。
  6. レンズを含む移動体と、
    少なくとも電気機械エネルギー変換素子を含み、合力により前記移動体を平面内で並進移動、及び、前記平面に垂直な方向を軸とする回転移動可能に構成された、少なくとも3つの振動体と、
    前記電気機械エネルギー変換素子に電圧を印加して前記移動体を駆動させるための駆動制御部と、を有し
    記駆動制御部は、前記3つの振動子の駆動を制御することで、前記移動体を所定範囲内で駆動させる際の前記3つの振動体と前記移動体との接触領域を変更するように前記移動体を移動させることが可能であり、
    前記接触領域の変更により、前記接触領域の面粗さが異なるように前記移動体が加工されていることを特徴とする駆動装置。
  7. 少なくとも電気機械エネルギー変換素子を含む複数の振動体によって、前記複数の振動体と接触する移動体を移動させる駆動方法であって、
    前記移動体を所定範囲内で第1の方向に移動させる工程と、
    前記移動体を所定範囲内で前記第1の方向と交差する第2の方向に移動させる工程と、
    前記所定範囲内で移動させる際の前記複数の振動体と前記移動体との接触領域を変更するように、前記移動体を、前記複数の振動体を用いて、前記第1の方向及び前記第2の方向に垂直な第3の方向を軸とする回転移動させる工程と、を有することを特徴とする駆動方法。
  8. 前記移動体はレンズを含み、複数の前記振動体によって支持されており、
    前記第3の方向は、前記レンズの光軸であり、
    前記移動体を前記光軸を中心に回転させることにより前記接触領域を変更することを特徴とする請求項7に記載の駆動方法。
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