JPH11164576A - 振動型アクチュエータおよび振動型駆動装置 - Google Patents

振動型アクチュエータおよび振動型駆動装置

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JPH11164576A
JPH11164576A JP9326384A JP32638497A JPH11164576A JP H11164576 A JPH11164576 A JP H11164576A JP 9326384 A JP9326384 A JP 9326384A JP 32638497 A JP32638497 A JP 32638497A JP H11164576 A JPH11164576 A JP H11164576A
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JP
Japan
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vibration
type actuator
piezoelectric element
vibrating body
elastic body
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JP9326384A
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English (en)
Inventor
Takashi Maeno
隆司 前野
Kenjirou Takemura
研治郎 竹村
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】単一の振動体で多自由度の駆動力を簡単な構成
で生成することができる振動型アクチュエータを提供す
る。 【解決手段】弾性体1に縦振動および、位相の異なる複
数の横振動を励起する電気−機械エネルギー変換素子3
を設けた振動体を有し、前記縦振動および前記複数の横
振動のうちの2つの振動を選択的に組み合わせ、前記弾
性体の任意の平面内の点に楕円運動を形成させることを
特徴とする振動型アクチュエータであって、前記振動体
に励起する縦振動は1次モードであり、前記複数の横振
動は2次モードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに直交する例
えば3軸回りについて運動を生成する振動型アクチュエ
ータおよび振動型駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多軸周りの運動を生成する振動型アクチ
ュエータとして、例えば精密工学会誌(Vol.61,
No.3,pp.1227−1230,1995)、あ
るいは日経メカニカル(No.5,pp.26−27,
1997.4.28)に開示の球面振動型アクチュエー
タが提案されている。
【0003】この球面振動型アクチュエータは、球形形
状に形成されたものを移動体とし、この球状の移動体
(ロータ)を直交する3軸のうちの2軸あるいは3軸の
回りに回転させるようにしたものであって、1軸回りに
ついて回転力を振動(例えば進行波)により生成する振
動体(ステータ)を前記移動体に加圧接触するように複
数配置するように構成されている。
【0004】このような球面振動型アクチュエータとし
ては、現在は4個の振動体を用いた2自由度タイプと、
3個の振動体を用いた3自由度タイプが開発されてい
る。
【0005】また、球面振動型アクチュエータに用いら
れている前記振動体としては、例えばカメラのオートフ
ォーカスレンズの駆動等に用いられているリング型振動
型アクチュエータの振動体と同様のもので、図16にそ
の外観形状を示す。この振動体19は、リング形状の弾
性体19aの底面部に圧電性セラミックスで形成された
圧電素子19bを接着したもので、圧電素子19bには
適当な位相差(半波長の奇数倍の位相差)で2相の駆動
相が形成されていて、この両駆動相に適当な位相差(例
えば90°)を有する交番信号を印可することで、弾性
体19aに周方向に沿ってたわみ(曲げ)進行波が形成
される。そして、この弾性体19aに不図示の接触体を
不図示の加圧手段を介して接触させることで、前記接触
体と前記振動体19は進行波の進行方向と逆方向を移動
方向として相対移動する。なお、振動体19を固定とし
た場合、前記接触体は移動体として例えば回転する。
【0006】球面振動型アクチュエータ、例えば2自由
度タイプの球面振動型アクチュエータは、図17に示す
ように、対向の一対の振動体19を球状の移動体2の周
囲に2対配置することで、振動体19の中心を回転軸と
して2自由度の移動を実現している。
【0007】また、他の多軸周りの運動を生成する振動
型アクチュエータとしては、Third Intern
ational Conference on Mot
ion and Vibration Contro
l,Chiba,、September,1−6、19
96、pp.K9−K15に記載されている圧電マニピ
ュレータが提案されている。その構成を図18に示す。
【0008】この圧電マニピュレータは、円筒状の弾性
体と圧電素子で形成された振動体19と、振動体19の
軸方向の端部に配置された半球状の移動体20a、20
bから構成され、前記振動体19の周囲には分割された
不図示の電極が形成されている。また、半球状の移動体
20aと20bとは振動体19内に配置されたバネ21
で互いに引き合うことで、振動体19の開口端に移動体
20aと20bとがそれぞれ常に接するようにしてい
る。
【0009】そして、振動体19に励起する振動を調整
するように、分割された電極のそれぞれに適当な交流電
圧を加えることによって、振動体19の開口端にそれぞ
れ接する2つの半球状の移動体20a、20bを1つの
移動体19のみで駆動するようにしている。
【0010】この駆動原理は、半球状の移動体20a、
20bと振動体19との接触点に楕円運動を生成するも
のであり、各電極に印加する交流電圧を変化させること
で、複数面内の楕円運動が生成され、半球状の回転子を
任意の方向に駆動できるようにしたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図17
に示す従来の球面振動型アクチュエータは、複数の振動
体を用いているため、以下のような難点が指摘されてい
る。
【0012】:1つの軸周りの回転に対して、複数の
振動体を用いるために、各振動体の特性を一致させる必
要がある。
【0013】:移動体の周囲に複数の振動体が存在す
るため、小型化が難しくスペース効率が悪い。
【0014】:駆動に供しない他の軸回り用の振動体
が移動体に圧接されているため、回転に対する抵抗とな
り、効率や発熱の問題がある。
【0015】また、図18に示す従来の筒状振動体の振
動型アクチュエータについては、以下のような難点が指
摘されている。
【0016】:振動体の周面に設けられた複数の電極
に駆動方向に合わせて交番信号を入力するため、入力す
る信号が各電極毎に異なるため、複雑な制御を要する。
【0017】:円筒形状の振動体19に対して半球状
の移動体20a、20bを振動体19内に配置されたバ
ネ21を互いに引き合わせて圧接しているため、可動域
が制限され、また圧接の加圧力が一定でなく、加圧力の
調整を簡単にできない。
【0018】本出願に係る第1の発明の目的は、単一の
振動体で多自由度の駆動力を簡単な構成で生成すること
ができる振動型アクチュエータを提供しようとするもの
である。
【0019】本出願に係る第2の発明の目的は、簡単な
構成で被駆動体を多自由度で駆動できる振動型駆動装置
を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
の目的を実現する振動型アクチュエータの構成は、弾性
体に縦振動および、位相の異なる複数の横振動を励起す
る電気−機械エネルギー変換素子を設けた振動体を有
し、前記縦振動および前記複数の横振動のうちの2つの
振動を選択的に組み合わせ、前記弾性体の任意の平面内
の点に楕円運動を形成させることを特徴とする振動型ア
クチュエータであって、前記振動体に励起する縦振動は
1次モードであり、前記複数の横振動は2次モードであ
る。
【0021】前記振動体は棒状に形成されていて、中心
部分の軸部材の直径、あるいは軸部材に設けた凹部の直
径あるいは形状を変化させることにより前記縦振動の固
有振動数を調整可能としている。
【0022】前記振動体の一部に設けた凹部により、前
記縦振動および、位相の異なる複数の横振動との固有振
動数を略一致させる。
【0023】前記振動体は棒状に形成されていて、中心
部分の軸部材の直径、あるいは軸部材に設けた凹部の直
径あるいは形状を変化させることにより前記縦振動およ
び、位相の異なる複数の横振動との固有振動数を略一致
させる。
【0024】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
振動型駆動装置の第1の構成は、上記した振動型アクチ
ュエータを多自由度の運動を行うアームの関節部に設け
たものである。
【0025】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
振動型駆動装置の第2の構成は、前記アームの関節部に
設けた振動型アクチュエータを遠隔操作により操作者の
関節の動きに対応して動作させる遠隔操作手段を有する
ものである。
【0026】本出願に係る第2の発明の目的を実現する
振動型駆動装置の第3の構成は、前記振動型アクチュエ
ータを多自由度の運動を行うアームの関節部に設け、腹
腔鏡下手術用あるいはマイクロサージェリ用として用い
るものである。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本発
明の第1の実施の形態を示す。
【0028】図1は本実施の形態の振動型アクチュエー
タの駆動原理を示し、単一の振動体としての円柱形状の
弾性体1間に、図1の(b),(c),(d)に夫々示
す変位を与える電気−機械エネルギー変換素子としての
圧電素子3が挟持固定されている。また、圧電素子とし
ては、例えば単板の圧電素子板を複数枚重ね合わせ、必
要に応じて圧電素子板の間に電極板を挟み込むようにし
て、必要とする圧電素子板に対して個々に駆動のための
交番信号を印加できるようにしている。
【0029】本実施の形態において、圧電素子3は、交
番信号の印加により軸方向に伸縮変位を繰り返し、図1
の(b)に示すように、互いに直交するx,y,zの3
軸の内、z軸方向の変位である縦振動を励起する第1の
圧電素子と、図1の(c)に示すように、z−x平面内
で横(曲げ)振動を励起する第2の圧電素子と、図1の
(d)に示すように、z−y平面内で横(曲げ)振動を
励起する第3の圧電素子を有している。上記の第1の圧
電素子は、厚さ方向に一様に分極されている。また、第
2、第3の圧電素子は、直径を挟んだ両側の部分で、厚
さ方向に互いに逆極性を持つように分極されている。
【0030】ここで、前記第2の圧電素子と前記第3の
圧電素子に対して例えば位相が90°異なる交番信号を
印加すると、振動体に対する2つの曲げ振動の合成で、
振動体の表面上にはz軸回り(x−y平面内)の楕円運
動が形成される。この場合、x軸とy軸についての振動
体の固有振動数は略一致するため、この固有振動数を駆
動周波数とする交番信号を前記第2の圧電素子と前記第
3の圧電素子に印加すれば上記した楕円振動が生成され
ることになる。
【0031】次に、前記第1の圧電素子に前記振動体の
z軸方向における固有振動数と略一致する周波数の交番
信号を印加すると、前記振動体は一定の周期で1次モー
ドで縦振動を繰り返すことになる。
【0032】その際、前記振動体が振動する縦振動の振
動の1周期と一致(略一致)した1周期の振動で励振す
るように前記第2の圧電素子に交番信号を印加すると、
前記振動体の表面上の点にはx−z平面内の楕円運動が
生成され、x軸方向(y軸回り)への駆動力が得られ
る。この場合、前記振動体のz軸方向における固有振動
数とx−z平面における曲げ振動の固有振動数は異なる
ため、図1の(c)に示すように、本実施の形態ではx
軸方向の曲げ振動に対する固有振動数の2次モードで前
記第2の圧電素子を駆動し、縦振動の周期と曲げ振動の
周期とを一致させるようにしている。
【0033】同様にして、前記振動体が振動する縦振動
の振動の1周期と一致(略一致)した1周期の振動で励
振するように前記第3の圧電素子に交番信号を印加する
と、前記振動体の表面上の点にはy−z平面内の楕円運
動が生成され、y軸方向(x軸回り)への駆動力が得ら
れる。この場合、前記振動体のz軸方向における固有振
動数とy−z平面における曲げ振動の固有振動数は異な
るため、図1の(d)に示すように、本実施の形態では
y軸方向の曲げ振動に対する固有振動数の2次モードで
前記第3の圧電素子を駆動することにより、縦振動の周
期と曲げ振動の周期とを一致させるようにしている。
【0034】すなわち、振動体1の固有振動数に近い周
波数の交番信号、例えば交流電圧を第1の圧電素子、第
2の圧電素子および第3の圧電素子に印加することによ
り、振動体に図1の(b)、(c)、(d)のような固
有振動の縦振動あるいは横(曲げ)振動が励振される。
【0035】そして、前記第1の圧電素子、第2の圧電
素子及び第3の圧電素子の内のいずれか2つに選択的に
交番信号を印加することにより、振動体1の縦振動と、
互いに直交する方向の横(曲げ)振動の2つが組み合わ
さって、振動体1の表面上の点に楕円運動が生成され
る。例えば、(b)と(c)の組み合わせによってx−
z面内の楕円運動が生成される。あるいは(b)と
(d)の組み合わせによってy−z平面内の楕円運動
が、(c)と(d)の組み合わせによってx−y平面内
の楕円運動が生成される。
【0036】従って、振動体のある一部に移動体を圧接
すると、移動体を複数の方向に駆動することができる。
【0037】従来の圧電型アクチュエータの駆動原理
は、振動体を構成する圧電素子の2相の駆動相に位相の
ずれた交番信号を印加することで弾性体の表面の点につ
いて1軸回りの楕円運動を形成するようにしていたが、
本実施の形態では、3相の圧電素子(第1の圧電素子、
第2の圧電素子、第3の圧電素子)を組み合わせること
により、3軸回り(直交する3平面内)の楕円運動を形
成することが可能となり、単一の振動体で直交する3平
面内についての駆動が可能となるという振動型アクチュ
エータの実現に加え、更に小型化を図ることができる。
【0038】(第2の実施の形態)図2は本発明の第2
の実施の形態を示す。
【0039】上記した図1に示す第1の実施の形態は、
振動型アクチュエータにおける振動体を円柱状としてい
るが、本実施の形態では、振動体を角柱状としたもの
で、角柱形状の弾性体1の側面に圧電素子3を接着剤に
より接着している。
【0040】本実施の形態では、例えば角柱形状の弾性
体1の隣り合う2側面に横振動(曲げ振動)を形成する
第2の圧電素子と第3の圧電素子を配置することで、第
2の圧電素子と第3の圧電素子を丁度90度の位相差を
有するように配置することができ、また縦振動を形成す
る第1の圧電素子を残った他の側面に接着剤により接着
するようにしている。
【0041】本実施の形態の場合においても、第1の圧
電素子、第2の圧電素子及び第3の圧電素子には第1の
実施の形態と同様の交番信号が印加され、第1の圧電素
子への交番信号の印加で図2の(b)に示すように振動
体は縦振動し、第2の圧電素子への交番信号の印加で図
2の(c)に示すように振動体はx−z平面内で曲げ振
動し、第3の圧電素子への交番信号の印加で図2の
(d)に示すように振動体はy−z平面内で曲げ振動す
る。
【0042】したがって、第1の実施の形態と同様に、
これら3通りの振動の内の2つの組み合わせにより、互
いに直交する3平面内での駆動力が得られることにな
る。
【0043】本実施の形態では、角柱状の側面に圧電素
子を貼り付けることで振動体が得られるので、振動体の
製作が容易で、しかも曲げ振動用の2つの圧電素子を隣
り合う側面に貼り付けるだけで両圧電素子の位置(位相
差)を規定することができる。
【0044】上記した第1の実施の形態及び第2の実施
の形態においては、振動体を固定とすれば、前記振動体
の駆動面に加圧接触する接触部材(図中破線に示す)を
移動体として直交3軸方向へ駆動力を与えることがで
き、逆に前記接触体を固定とすれば、前記振動体に前記
接触体に対して直交する3軸方向へ駆動力を与えること
ができる。
【0045】(第3の実施の形態)図3は本発明の第3
の実施の形態を示す。
【0046】本実施の形態の振動型アクチュエータにお
ける振動体の基本的な構成は、図1に示す第1の実施の
形態と同様であって、内径部にめねじ部が形成された頭
部弾性体4と、中心部に穴が形成された中間弾性体5a
と後部弾性体5bの間にそれぞれ圧電素子を配置し、後
部弾性体5b側から挿入した中心軸部材をなす締結ボル
ト6を頭部弾性体4のめねじ部に螺着することにより、
頭部弾性体4と中間弾性体5aとの間、中間弾性体5a
と後部弾性体5bとの間にそれぞれ圧電素子3を挟持し
て一体的に連結されて形成されている。
【0047】本実施の形態において、頭部弾性体4と中
間弾性体5aとの間に配置される圧電素子3は、振動体
に縦振動を励起する第1の圧電素子であり、また中間弾
性体5aと後部弾性体5bとの間に配置される圧電素子
3は、x−z平面内での曲げ振動を形成する第2の圧電
素子と、y−z平面内での曲げ振動を形成する第3の圧
電素子であって、前記第2の圧電素子と前記第3の圧電
素子は位置的に90°の位相差を有して配置されてい
る。
【0048】また、頭部弾性体4の先端部は、球体形状
の移動体2と接触する軸線に対して斜めの内周面がテー
パー面に形成されている。
【0049】したがって、本実施の形態においても、上
記した第1の実施の形態と同様に、振動体に形成される
縦振動、2方向の曲げ振動のうち、2つの振動を組み合
わせることによって、球体形状の移動体2をx軸、y
軸、z軸周りにそれぞれ回転させることができる。
【0050】例えば、図1の(c)と(d)の組み合わ
せによってz軸周りに、(b)と(c)の組み合わせに
よってx軸周りに、(b)と(d)の組み合わせによっ
てy軸周りに移動体2を回転させることができ、移動体
2は、互いに直交する3軸周りに回転できる。
【0051】(第4の実施の形態)図4は本発明の第4
の実施の形態を示す。
【0052】本実施の形態の振動型アクチュエータにお
ける振動体の基本的構成は図3に示す第3の実施の形態
と同様で、頭部4aに形成される直交3平面内の楕円運
動で駆動される移動体2を平板状としている点が第3の
実施の形態と異なる。
【0053】本実施の形態では、頭部弾性体4の頭部4
aに移動体2を圧接することで、移動体2はx軸方向、
y軸方向およびz軸周りに運動する。例えば、第1の圧
電素子を駆動して形成されるz方向の縦振動と、第2の
圧電素子を駆動して形成されるx−z平面内の横振動と
を約90゜位相差を有して励起すると、振動体の頭部4
aにはx−z面内の楕円運動が生じ、頭部4aに接触し
た移動体2はx軸方向に直進運動する。
【0054】また、z方向の縦振動とy−z平面内の横
振動を位相を約90゜違えて励起すると、頭部4aの端
部の点にはy−z面内の楕円運動が生じ、頭部4aに接
触した移動体2はy軸方向に直進運動する。
【0055】さらに、x−z平面内の横振動とy−z平
面内の横振動を約90゜の位相差を有して励起すると、
頭部4aにはxy面内の楕円運動が生じ、頭部4aに接
触した移動体2はz軸周りに回転する。
【0056】(第5の実施の形態)図5は本発明の第5
の実施の形態を示す。
【0057】本実施の形態は図3に示す第3の実施の形
態の振動型アクチュエータにおける振動体に対して球体
形状の移動体2を永久磁石7の磁力により吸引加圧する
ようにしたもので、頭部弾性体4の先端凹部4b内に永
久磁石7を設けるようにしている。
【0058】(第6の実施の形態)図6は第6の実施の
形態を示す。
【0059】本実施の形態は図3に示す第3の実施の形
態の振動型アクチュエータにおける振動体に対して球体
形状の移動体2を電磁石の磁力により吸引加圧するよう
にしたもので、頭部弾性体4の外周部に設けた凹溝4c
内にコイル8を配置し、コイル8に通電することにより
電磁石を構成し、この磁力によって移動体2を頭部弾性
体4に吸引加圧する。コイル8は振動体の周囲に配置さ
れた支持部材30に取り付けられ、また振動体から延び
る支持板9の外端部が支持部材30に取り付けられてい
る。
【0060】なお、コイル8は磁気回路を構成可能であ
れば、振動体の周囲のいかなる場所に配置されていても
よい。
【0061】(第7の実施の形態)図7は本発明の第7
の実施の形態を示す。
【0062】本実施の形態は、図3に示す第3の実施の
形態における振動型アクチュエータの振動体に対する球
体形状の移動体2の接触性の改善を図るもので、頭部弾
性体4の先端凹部4b内に、移動体2の接触部近傍に配
した弾性材料で形成された当接体10を配置し、移動体
2と頭部弾性体4の接触領域の増加を図っている。
【0063】このため、振動体に対する移動体2の接触
が安定し、出力トルクが増し、また、部品加工時の加工
誤差の許容範囲を広げることができる。
【0064】なお、本実施の形態では、図5に示す第5
の実施の形態と同様に、頭部弾性体4の先端凹部4b内
に永久磁石7を設け、球体形状の移動体2を永久磁石7
の磁力により吸引加圧するようにしている。
【0065】(第8の実施の形態)図8は本発明の第8
の実施の形態を示す。
【0066】本実施の形態は、第7の実施の形態と同様
に、図3に示す第3の実施の形態における振動型アクチ
ュエータの振動体に対する球体形状の移動体2の接触性
の改善を図るもので、振動体における頭部弾性体4の先
端凹部4bをばね性を有する筒状のつば部11により形
成している。
【0067】本実施の形態では、不図示の加圧手段によ
り移動体2がばね性を有するつば部11によってある程
度の弾性力をもって接触するので、移動体2の球面に対
するつば部11の接触面積が増大し、移動体2の接触性
が安定することとなり、出力トルクが増し、また部品加
工時の加工誤差の許容範囲を広げることができる。
【0068】なお、本実施の形態では、図5に示す第5
の実施の形態と同様に、頭部弾性体4の先端凹部4b内
に永久磁石7を設け、球体形状の移動体2を永久磁石7
の磁力により吸引加圧するようにしている。
【0069】(第9の実施の形態)図9、図10、図1
1は本発明の第9の実施の形態を示す。
【0070】本実施の形態は、円柱形状の振動体の具体
的構成を示し、頭部弾性体4の後に第1弾性体5cを直
接配置し、第1弾性体5cと第2弾性体5dとの間に縦
振動を励起するための圧電素子板3a,3bと、振動検
出のための圧電素子板3cと、中央部9aが電極板とし
て圧電素子板3aに接触する機能を兼用する支持板9
と、電極板12z,12sz,13とが配置される。ま
た第2弾性体5dと第3弾性体5eとの間に、横振動
(曲げ振動)を励起する圧電素子板3e,3fと3g,
3h、振動検出のための圧電素子板3dと3i、電極板
12SA,12A,12SB,12B,13とシート1
4が配置される。そして、頭部弾性体4の内径部のめね
じ部に締結ボルト6の先端ねじ部が螺合することによ
り、頭部弾性体4、第1弾性体5c、第2弾性体5d、
第3弾性体5e、圧電素子板3a〜3i、電極板12、
13およびシート14が図示の配列で一体的に挟持さ
れ、振動体を構成している。なお、電極板13はグラン
ド電極である。
【0071】ここで、支持板9は中央の電極板部9aか
ら径方向に延出した腕部が、図11に示す固定部30に
固定されることにより振動体を支持するようにしてい
る。なお、振動体自体の固有振動に影響を与えないので
あれば、支持板9は板以外の形状でもよい。勿論電極板
を兼用するものでなくてもよい。
【0072】さらに、圧電素子板3d,3e,3fと、
圧電素子板3g,3h,3iとは左右が逆極性を有する
ように分極されていて、曲げ方向に90°の位相差を有
して配置されている。なお、シート14は絶縁性を有
し、シート14の両側に配置される第2弾性体5dと電
極板12、あるいは第3弾性体5eと電極板12が電気
的に独立となるようにしている。
【0073】このように構成された振動体に対し、後述
の図19に示す駆動回路より、例えば、圧電素子板3
e,3fを挟む電極板12(12A)に振動体の固有振
動数に近い周波数の交流電圧を入力すると、これらの圧
電素子板3e,3fが直径部分を挟んだ両側の部分が厚
さ方向に伸びと縮みを交互に繰り返し、振動体に横振動
を励振する。
【0074】また、圧電素子板3dは、圧電素子板3
e、3fにより励振された振動体の横振動によって歪
み、起電力を発生する。この際、圧電素子板3dに接す
る電極板12から取り出される交流電圧は、振動検出用
として用いられる。圧電素子板3d、3eと位置的に9
0°の位相差を有して配置されている圧電素子板3g、
3hを挟む電極板12(12B)に振動体の固有振動数
に近い周波数の交流電圧を入力すると、これらの圧電素
子板3g、3hが直径部分を挟んだ両側の部分が厚さ方
向に伸びと縮みを繰り返し、振動体に縦振動を励振す
る。また、圧電素子板3cは、圧電素子板3a、3bに
より励振された振動体の縦振動によって歪み、起電力を
発生する。この際、圧電素子板3cに接する電極板12
(12ZS)から取り出される交流電圧は、振動検出用
として用いられる。
【0075】また、縦振動を励振する圧電素子板3a〜
3cの位置は、縦振動1次モードの節となる位置であ
る。さらに、横振動を励振する圧電素子板3d〜3iの
位置は、横振動2次モードの腹となる位置である。
【0076】一方、頭部弾性体4の外周部に形成された
くびれ部(凹部)4cにより、固有振動の振幅が拡大
し、固有振動数を低く抑えることができる。また、振動
体の中心軸6に施されたくびれ部(凹部)6aにより、
主に縦振動の固有振動数を低く抑えることができる。
【0077】図19は上記した振動体を駆動制御する駆
動回路を示すブロック図である。101はシステム全体
をコントロールするCPUで、102は発振器、103
は移相器、104は選択切り替えスイッチである。10
5は駆動波形を作る出力回路で、図20に示す回路にょ
り構成されている。出力回路105Z、105A、10
5Bはそれぞれ電極板12Z、12A、12Bと接続さ
れ、圧電素子3aと3b、3eと3f、3gと3hに交
流電圧(交番信号)を印加する。これらの圧電素子は、
Z軸方向の縦振動、Z−X平面内の横(曲げ)振動、Z
−Y平面内の横(曲げ)振動をそれぞれ励振する。
【0078】選択切り替えスイッチ104はCPU10
1からの指令に基づいて、Z,A,Bの3つの出力から
2つを選択し、発振器102および移相器103からの
2つの信号を出力する。これにより、3軸の回転のうち
1軸を選択することができることになる。
【0079】107はパルス幅を制御するパルス幅制御
回路で、圧電素子に印加される交流電圧の振幅を制御す
ることができる。パルス幅により印加電圧をそれぞれ個
別独立に変えることで楕円軌跡の縦横比(長軸と短軸の
比)を変えることができる。発振器102の発信周波数
を振動体の固有振動数に近づけたり、遠ざけたりして振
動体の振幅を変え、楕円軌跡の大きさを変えることがで
きる。
【0080】圧電素子板3c,3d,3iで発生するZ
軸方向の縦振動、Z−X平面内の横(曲げ振動)、Z−
Y平面内の横(曲げ)振動、それぞれの振動振幅に応じ
た電圧は電極板12SZ、12SA、12SBを通じて
検出回路106からそれぞれの振幅、位相の情報がCP
Uに入力される。
【0081】これらの情報に基づき、パルス幅制御回路
107、移相器103、発振器102をCP101でコ
ントロールすることで、楕円軌跡を任意の形状に制御す
ることができる。
【0082】このような制御を行うことにより、以下の
ことが可能となる。
【0083】1:振動体の送り方向速度分布が変わるの
で、移動体の速度を変えることができる。
【0084】2:摩擦力分布が変わるので、最も摺動損
の少ない楕円軌跡をつくることができる。例えば楕円軌
跡の傾きについては、移動体の球面に対して楕円の軸が
直交するように制御すれば良い。具体的には、図3に示
した弾性体4の内周面(軸線に対して斜めに形成されて
いる)の放線方向に楕円軌跡を発生させて、効率向上を
図ることができる。
【0085】あるいは、不図示の回転検出計と電力計の
信号をフィードバックして、最も効率の楕円軌跡の状態
で駆動することもできる。
【0086】3:振動体と移動体との当たり方(法線方
向の変位と速度)も変わるので、最も衝撃の少ない接触
の仕方、あるいは鳴き等の異常なノイズを発生しない楕
円軌跡とすることもできる。
【0087】(第10の実施の形態)図12は本発明の
第10の実施の形態を示す。
【0088】本実施の形態は、例えば図9に示す支持板
9を有する振動体を、例えば任意の方向に移動可能な支
持台15を介して支持するようにしてものである。支持
台15は円筒形状であり、ロボットアーム等に取り付け
られることにより、多自由度振動型アクチュエータを多
自由度運動できる関節として利用できる。
【0089】(第11の実施の形態)図13は本発明の
第11の実施の形態を示す。
【0090】本実施の形態は、前述した各実施の形態の
振動型アクチュエータ40を直列に2つ接続したものを
操作腕として左右に設け、制御システム41を介して操
作用グローブ16により遠隔操作するようにしたもの
で、人の関節の角変位を読み取れるようになっている操
作用グローブ16と制御システム41の組み合わせでア
クチュエータを駆動する遠隔操作システムは公知なの
で、ここではこれらの構成の説明については省略する。
【0091】本実施の形態の操作腕は、手元側の振動型
アクチュエータ40の移動体42として球体形状のもの
を使用して、先端側の振動型アクチュエータ40の後端
部に取り付け、この先端側の振動型アクチュエータ40
の移動体43として操作指部分を有する棒状(振動体の
頭部弾性体部分との接触部は球面)のものを使用してお
り、移動体42、43はヒトの関節と対応した位置に取
り付けられ、人の運動に対応した遠隔操作機械(ロボッ
ト)を実現できる。なお、遠隔操作機械とは、ヒトの動
きに対応して動作する機械である。
【0092】このような遠隔操作機械は、腹腔鏡下手術
やマイクロサージェリーに用いることもできる。腹腔鏡
下手術とは患者の体を切開することなく、体内に挿入さ
れた内視鏡と鉗子によって行われる手術である。
【0093】本実施の形態をこれに使用することによ
り、人の手を入れることのできない患者の腹部の内部
で、人の手の複雑な動きを実現できるので、これまでの
腹腔鏡下手術よりも緻密な手術を行うことができる。な
お、マイクロサージェリーとは、微細な生体組織に対し
て行う、細かい操作を伴う手術であり、現在は顕微鏡下
で直接人の手によって行われている。遠隔操作機械を用
いて術者側のスケールと機械側のスケールを調節するこ
とで、人の手のスケールでは困難である細かい操作を容
易に行うことができる。
【0094】(第12の実施の形態)図14は第12の
実施の形態を示す。
【0095】本実施の形態は、前述した各実施の形態の
振動型アクチュエータ(多自由度振動型アクチュエー
タ)50をシャーシ17に複数取り付け、また移動体と
して球体を用いることにより、X−Y平面内を任意に移
動できるようにしたもので、並進および回転をすること
ができるようにしている。なお、図14では、多自由度
振動型アクチュエータ50の移動体2が不図示の床と接
触するようにしているが、逆に高所等に配置したレール
の下面に接触させ、懸垂型の移動機構とすることもでき
る。
【0096】(第13の実施の形態)図15は本発明の
第13の実施の形態を示す。
【0097】本実施の形態は、前述した各実施の形態の
振動型アクチュエータ(多自由度振動型アクチュエー
タ)60の球体形状の移動体2内にカメラ18を配置
し、監視カメラやコンピュータへの入力用の撮影装置と
したものである。
【0098】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、振動体の
縦振動と横振動の固有振動数が一致し、振動体各点に互
いに直交する3平面内の楕円運動が生成できる。振動体
各点の楕円運動に接触体を接触させることで、接触体を
多自由度運動させることができる。単一振動体であるの
で省スペースを実現できる。また、複数の振動体の振動
特性を一致させる必要がない。
【0099】請求項2の発明によれば、振動体の縦振動
の固有振動数を低くでき、振動体の縦振動と横振動の固
有振動数を略一致させることができる。
【0100】請求項3の発明によれば、主に横振動の固
有振動数を調整することで、縦振動1次モードと横振動
2次モードの固有振動数を略一致させることができ、振
動体の縦振動1次モードと横振動2次モードを用いた多
自由度振動型アクチュエータを実現することができる。
【0101】請求項4の発明によれば、主に縦振動の固
有振動数を調整することで、縦振動の1次モードと横振
動の2次モードの固有振動数を略一致させることがで
き、振動体の縦振動1次モードと横振動2次モードを用
いた多自由度振動型アクチュエータを実現することがで
きる。
【0102】請求項5〜7の発明によれば、多自由度振
動型アクチュエータ用いた小型の振動型駆動装置が実現
でき、医療用機械等の人間の手の届きにくい小さな場所
での精密な作業が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示し、(a)は振
動体の外観斜視図、(b)は振動体の縦振動の1次モー
ド、(c),(d)は横振動の2次モードを示す。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示し、(a)は振
動体の外観斜視図、(b)は振動体の縦振動の1次モー
ド、(c),(d)は横振動の2次モードを示す。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す振動型アクチ
ュエータの断面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す振動型アクチ
ュエータの断面図。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す振動型アクチ
ュエータの断面図。
【図6】本発明の第6の実施の形態を示す振動型アクチ
ュエータの断面図。
【図7】本発明の第7の実施の形態を示す振動型アクチ
ュエータの断面図。
【図8】本発明の第8の実施の形態を示す振動型アクチ
ュエータの断面図。
【図9】本発明の第9の実施の形態を示す振動型アクチ
ュエータの外観斜視図。
【図10】図9の振動体の分解斜視図。
【図11】(a)、(b)は図9の振動体を支持した状
態を示す側面図と上面図。
【図12】本発明の第10の実施の形態を示す側面図。
【図13】本発明の第11の実施の形態を示す概略図。
【図14】本発明の第12の実施の形態を示す側面図。
【図15】本発明の第13の実施の形態を示す外観斜視
図。
【図16】リング状振動体の斜視図。
【図17】従来の球面振動型アクチュエータの斜視図。
【図18】従来の振動型アクチュエータの断面図。
【図19】第9の実施の形態の駆動回路図。
【図20】図19の出力回路の回路図。
【符号の説明】
1 弾性体 2 移動体 3 圧電素子 3a,3b 縦
振動用圧電素子 3c 縦振動検出用圧電素子 3e〜3h 横
振動用圧電素子 3d,3i 横振動検出用圧電素子 4 頭部弾性体 4a 頭部先端
凹部 4b 凹溝 4c くびれ
(凹部) 5a 中間弾性体 5b 後部弾性
体 5c 第1弾性体 5d 第2弾性
体 5e 第3弾性体 6 締結ボルト 6a 締結シャ
フト凹部 7 永久磁石 8 コイル 9 支持板 9a 中央部 10 当接体 11 つば部 12 電極板 13 グランド
電極板 14 シート 15 支持台 16 グローブ 17 シャーシ 18 カメラ 19 振動体 19a 弾性体 19b 圧電素
子 20a,20b 移動体 21 バネ 30 任意支持台 40,50,6
0 振動体 41 制御システム 42,43 移
動体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体に縦振動および、位相の異なる複
    数の横振動を励起する電気−機械エネルギー変換素子を
    設けた振動体を有し、前記縦振動および前記複数の横振
    動のうちの2つの振動を選択的に組み合わせ、前記弾性
    体の任意の平面内の点に楕円運動を形成させることを特
    徴とする振動型アクチュエータであって、前記振動体に
    励起する縦振動は1次モードであり、前記複数の横振動
    は2次モードであることを特徴とする振動型アクチュエ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記振動体は棒状に形成されていて、中
    心部分の軸部材の直径、あるいは軸部材に設けた凹部の
    直径あるいは形状を変化させることにより前記縦振動の
    固有振動数を調整可能としていることを特徴とする請求
    項1記載の振動型アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記振動体の一部に設けた凹部の直径、
    あるいは形状を変化させることにより、前記縦振動およ
    び、位相の異なる複数の横振動との固有振動数を略一致
    させることを特徴とする請求項1または2記載の振動型
    アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記振動体は棒状に形成されていて、中
    心部分の軸部材の直径あるいは軸部材に設けた凹部の直
    径あるいは形状を変化させることにより前記縦振動およ
    び、位相の異なる複数の横振動との固有振動数を略一致
    させることを特徴とする請求項1、2または3記載の振
    動型アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一つに記載
    の振動型アクチュエータを多自由度の運動を行うアーム
    の関節部に設けたことを特徴とする振動型駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記アームの関節部に設けた振動型アク
    チュエータを遠隔操作により操作者の関節の動きに対応
    して動作させる遠隔操作手段を有することを特徴とする
    請求項5記載の振動型駆動装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし4のいずれか一つに記載
    の振動型アクチュエータを多自由度の運動を行うアーム
    の関節部に設け、腹腔鏡下手術用あるいはマイクロサー
    ジェリ用として用いることを特徴とする振動型駆動装
    置。
JP9326384A 1997-11-27 1997-11-27 振動型アクチュエータおよび振動型駆動装置 Pending JPH11164576A (ja)

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US09/197,425 US6404104B1 (en) 1997-11-27 1998-11-23 Vibration type actuator and vibration type driving apparatus
EP98309728A EP0923144A3 (en) 1997-11-27 1998-11-26 Vibration type actuator and vibration type driving apparatus
KR1019980051198A KR100347124B1 (ko) 1997-11-27 1998-11-27 진동형액츄에이터및진동형구동장치

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6885132B2 (en) 2002-10-07 2005-04-26 Canon Kabushiki Kaisha Control apparatus for vibration type actuator, vibration type actuator system, and method for controlling vibration type actuator
US7525235B2 (en) 2005-04-22 2009-04-28 Canon Kabushiki Kaisha Optical apparatus having a driving source for driving a lens in an optical axis direction
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