JP3247607B2 - 超音波モータ内蔵装置 - Google Patents

超音波モータ内蔵装置

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JP3247607B2
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豊一 相澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧電素子を用い
て振動を発生し、この振動によりロータを回転駆動する
超音波モータを内蔵した装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】超音波モータは、20kHz以上の振動
を利用して低速回転時でも高トルクが得られ、減速用の
ギヤも必要ないために静かで構造も簡単である。また回
転軸としての部材を必要としないため、ステータ及びロ
ータを円筒形状にすることも可能である。この種の超音
波モータを開示した文献として特公平4−77555号
公報、特開平6−51181号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の超音波
モータでは、モータ本体部と筐体とが分離された部品で
構成される構造である。したがって筐体の内部にはモー
タ本体のステータを保持するための保持機構が必要であ
り、また給電のための端子を筐体を通して設ける必要が
ある。この結果、上記した従来の装置であると周辺構造
が複雑となり、また部品数、組み立て工数が多く高価と
なっている。
【0004】そこでこの発明は、モータ構造をそのまま
その周囲の部品の一部として構成するように工夫して、
構造も簡単であり、低コストであり、給電も容易な超音
波内蔵装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、交流電圧を
印加されて振動を発生する圧電素子と、前記圧電素子の
振動を伝達するステータと、前記ステータと同軸的に配
置されて、当該ステータに押圧されて回転駆動されるロ
ータと、前記ステータとロータとを押圧する押圧手段と
を具備し、前記ステータが筐体となって機能することを
基本構成とするものである。この手段により、部品数、
組み立て工数も削減され、構造も簡単となり、低コス
ト、小形化が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1はこの発明の一実施の形態
である。図1(A)において、11はステータであり有
底の円筒形であり筐体も兼ねている。このステータ11
の底部の外面にはアース電極12が接着等により設けら
れている。このアース電極12に積層されるように同軸
的にリング状の圧電素子13が設けられている。さらに
この圧電素子13の上面には円周方向へ4分割された平
面電極14が接着により設けられている(図1(B)参
照)。アース電極12と平面電極には給電を行うための
リード線が接続されている。
【0007】ステータ11の内部には、同軸的にロータ
15が挿入されている。ロータ15は、ステータ11の
底部の内面に接触する鍔部15aと、ステータ11の開
口側へ延長している軸部15bで構成されている。ステ
ータ11の開口側には、ロータ15の軸部15bが回転
自在に貫通したストッパー11aが設けられている。こ
のストッパー11aはその内側で弾性材であるスプリン
グ11bを係止させるもので、このスプリング11bが
配設され、リング部材11cを押圧している。リング部
材11cは、ベアリング11dを介してロータ15の鍔
部15aを、ステータ11の底部に押し付けている。
【0008】図1(B)は、上記圧電素子13に駆動電
圧を印加するための原理図を示している。今、4分割さ
れた圧電素子とそれぞれの電極をA、B、C、Dとする
と、配置的に対向関係にある電極A、Cには反転関係に
ある駆動信号が供給される。また、配置的に対向関係に
ある電極B、Cにも反転関係にある駆動信号が供給され
る。さらに、隣り合う駆動信号は、位相が90°ずれた
関係に設定される。
【0009】このために、インバータ23、26が用い
られる。入力端子21に与えられる交流信号は、スイッ
チ22を介して、電極Aに供給されるとともに、インバ
ータ23を介して電極Cに供給される。また入力端子2
1の交流信号は、90°位相器24を介した後、スイッ
チ25を介して電極Bに供給されるとともに、インバー
タ26を介して電極Dに供給される。回転方向を切り換
えるときは、スイッチ22をインバータ27側に切り換
えられる。
【0010】上記の構成のモータによると、上記交流信
号を与えることにより圧電素子13を介してステータ1
1に対して、円周方向に進行波振動を発生することがで
きる。これによりロータ15に回転動作が生じる。この
構成によると、ステータ11は筐体を兼ねることにな
り、部品数、組み立て工数も削減され、構造も簡単とな
り、低コスト、小形化が得られる。
【0011】図2には、上記の超音波モータを内蔵した
ビデオカメラの構成例を示している。この構成では、ス
テータ11の底部に開口部11eが設けられ、この開口
部11eの内側に撮像素子31が配置されている。ま
た、このステータ11に内蔵されるロータ32は、軸状
ではなくリング状であり、故に同軸的に開口を有する。
そして、このロータ32は、絞り機構33と一体化され
ている。絞り機構については図3、図4で説明する。
【0012】さらにこのステータ11は、先端の開口部
が延長されており、その途中位置には、レンズ34、3
5が設けられている。この構成のビデオカメラによる
と、圧電素子13に駆動信号を与え、ロータ32を回転
させると絞り機構33を駆動して絞り調整を得ることが
できる。
【0013】図3には、絞り機構の分解斜視図(図3
(A))と、断面図(図3(B))を示している。また
図4(A)と図4(B)には、絞り機構が解放された状
態と絞りきった状態を示している。
【0014】上記絞り機構は、4枚羽の絞り機構であ
り、基本的には絞り羽根301が軸ピン302により台
座303に可動自在に取り付けられている。絞り羽根3
01は、うすい銅版や樹脂で構成されている。絞り羽根
301には、それぞれガイド穴304が形成されてい
る。このガイド穴304には、回転板305に設けられ
たガイドピン306が台座303の長穴308を貫通し
た後で挿入されている。回転板305は、光路309を
軸心として回転できる。通常の光学系では突起310を
ソレノイドやガルバノメータ等で往復運動させて、回転
板305を回転させて、絞り羽根301を駆動してい
る。
【0015】光路を中心にして回転したガイドピン30
6は、絞り羽根301に設けれているガイド穴304を
押すことにより、それぞれの絞り羽根301をその軸ピ
ン302を中心にして回転させている。図4(A)の動
作状態は、絞りを開いた状態である。ガイド穴304
は、光路に対して放射方向へ傾斜を持たせてあるからガ
イドピン306が回転板305とともに回転移動する
と、カム溝の働きをして絞り羽根301の軸ピンを中心
とした回転が可能となる。これにより、図4(A)ある
いは図4(B)に示すように絞りを開いた状態、閉じた
状態を作ることがでいる。よって、光路の面積が調整さ
れて光量調整が得られる。なお絞り機構は上記の形態に
限らず各種の形態が可能である。
【0016】図5は、さらに別の実施の形態である。こ
の実施の形態では、ロータ41の一方の面に撮像素子4
2を埋設している。これにより、撮像アングルを調整す
ることができる。撮像素子42のパッケージ42aは絶
縁体であるセラミックあるいはプラスチック等の材質で
形成されている。そしてパッケージ42aの中に素子4
2bが埋設され、その外側にカバーガラスが設けられて
いる(図5(B)参照)。他の部分は、先の実施の形態
と同じであるから同一符号を付して説明は省略する。マ
イクロカメラ等の円筒形状をしたビデオカメラでは、従
来ではカメラ全体を回転させて所望の画像を得ていた
が、このような構成のカメラではカメラ筐体を固定した
状態で画像を回転させることができる。撮像素子42の
端子はブラシ構造により外部のリード線と接続されてい
る。
【0017】図6は、さらに別の実施の形態である。こ
の実施の形態では、ステータ11の先端開口部に、同軸
的に軸穴を有する平坦部11fが形成されている。そし
てこの平坦部11fに鍔部が係止するように、ロータ5
1の軸がステータ11内部に挿入されている。ステータ
11の内部においては、ロータ51の鍔部がステータ1
1の平坦部11fに押圧されるように、スプリング11
b、リング11c等の押圧手段が設けられている。回転
摩擦を軽減するためのベアリング11d、さらには安定
した同軸回転を実現するためのベアリング機構52等も
設けられている。
【0018】この実施の形態では、ロータ51はターン
テーブルの役割を果たし、雲台として機能する。即ち、
上に乗せられたビデオカメラ60をパン方向へ回転させ
ることができる。
【0019】
【発明の効果】上記したこの発明の超音波モータ内蔵装
置によれば、モータ構造をそのままその周囲の部品の一
部として構成するようにしたので、構造も簡単であり、
低コストであり、給電も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す図。
【図2】この発明の他の実施の形態を示す図。
【図3】絞り機構の例を示す図。
【図4】絞り機構の動作説明図。
【図5】この発明のまた他の実施の形態を示す図。
【図6】この発明の他の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
11…ステータ 12…アース電極 13…圧電素子 14…平面電極 15、32、41、51…ロータ。
フロントページの続き (72)発明者 照井 孝 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株式会社東芝マルチメディア技術研究所 内 (56)参考文献 特開 平4−193079(JP,A) 特開 昭63−234882(JP,A) 実開 平4−10593(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電圧を印加されて振動を発生する圧電
    素子と、前記圧電素子の振動を伝達するステータと、前
    記ステータと同軸的に配置されて、当該ステータに押圧
    されて回転駆動されるロータと、前記ステータとロータ
    とを押圧する押圧手段とを具備し、 前記ステータが筐体となっていることを特徴とする超音
    波モータ内蔵装置。
  2. 【請求項2】交流電圧を印加されて振動を発生する圧電
    素子と、前記圧電素子の振動を伝達するステータと、前
    記ステータと同軸的に配置されて、当該ステータに押圧
    されて回転駆動されるロータと、前記ステータとロータ
    とを押圧する押圧手段とを具備し、 前記ステータにより構成され、このステータが前記ロー
    タを同軸的に収容するように筒形に構成されるととも
    に、先端が開口し、底部に同軸的に第1の開口が設けら
    れた筐体部と、 前記ロータに同軸的に設けられた第2の開口と、 前記筐体部の前記先端側に同軸的に設けられた集光レン
    ズと、 前記筐体部の前記第1の開口に設けられており、前記集
    光レンズで取り込まれた光学像が前記第2の開口、第1
    の開口を通して結像される撮像素子とを具備することを
    特徴とする超音波モータ内蔵装置。
  3. 【請求項3】前記ロータの前記第2の開口は、前記ロー
    タが回転駆動されることによりその開口面積を可変され
    る絞り機能を有したことを特徴とする請求項2記載の超
    音波モータ内蔵装置。
  4. 【請求項4】交流電圧を印加されて振動を発生する圧電
    素子と、前記圧電素子の振動を伝達するステータと、前
    記ステータと同軸的に配置されて、当該ステータに押圧
    されて回転駆動されるロータと、前記ステータとロータ
    とを押圧する押圧手段とを具備し、 前記ステータにより構成され、このステータが前記ロー
    タを同軸的に収容するように筒形に構成されるととも
    に、先端が開口し、底部に同軸的に開口が設けられた筐
    体部と、 前記筐体部の前記先端側に同軸的に設けられた集光レン
    ズと、 前記筐体部の前記開口に設けられており、前記集光レン
    ズで取り込まれた光学像が前記開口を通して結像される
    とともに前記ロータに固着された撮像素子とを具備する
    ことを特徴とする超音波モータ内蔵装置。
  5. 【請求項5】交流電圧を印加されて振動を発生する圧電
    素子と、前記圧電素子の振動を伝達するステータと、前
    記ステータと同軸的に配置されて、当該ステータに押圧
    されて回転駆動されるロータと、前記ステータとロータ
    とを押圧する押圧手段とを具備し、 前記ステータにより構成され、このステータが前記ロー
    タを同軸的に収容するように筒形に構成されるととも
    に、先端が開口し、底部に同軸的に開口が設けられた筐
    体部と、 前記ロータの延長された一部により構成され、カメラを
    支持するためのカメラ支持部とを具備することを特徴と
    する超音波モータ内蔵装置。
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