JPH10209592A - 配線基板 - Google Patents
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Abstract
GA接合した後、温度変化によって生じる接続パッド間
のハンダのクラックの進展による断線を防ぐ。 【解決手段】 セラミック基板1の各接続パッド3の外
周縁より内側に、ハンダ付け不能な表面からなる突起部
4を隆起状に形成する。このパッド3に、ハンダボール
6をそれより低融点のハンダ5でハンダ付けして端子を
形成する。すると、突起部の側面4bを含めその表面に
は空隙Gができるが、空隙Gはこの基板1を樹脂製プリ
ント基板に、両配線基板の各接続パッド間でハンダ付け
しても残る。後で両配線基板の熱膨張係数の差により主
面に沿ってせん断力Sが作用してもクラックKが発生し
難く、またクラックが発生、進展しても、そのクラック
Kは空隙でとまるから直ちに断線しない。
Description
に用いられるBGA(ボール・グリッド・アレイ)パッ
ケージ用基板やこのような配線基板を実装する樹脂製プ
リント基板(マザーボード)等として使用される配線基
板に関する。
ミナセラミックや樹脂等の電気絶縁材料からなる基板の
主面に、多数の接続端子を備えており、その端子の構造
例としては図15に示したものがある。このものは、パ
ッケージ用基板1の主面2にメタライズされた各接続パ
ッド(群)3に、所定のメッキを施し、その表面にPb
−Sn共晶ハンダ等の鉛組成分の小なるハンダ(以下、
低融点ハンダともいう)5を介し、接続パッド間の間隙
保持手段としてPb90−Sn10など鉛組成分の大な
る比較的高融点のハンダ(以下、高融点ハンダともい
う)からなるハンダボール6などの金属ボール(球体)
をハンダ付けし、これを接続端子(バンプ)7としてい
る。このような接続端子7をもつ配線基板1は、その配
置に対応するように配置、形成された接続パッドを有す
るプリント基板に対し、両配線基板の接続パッドを位置
決めして重ね、両接続パッド間でハンダ付けすることに
より電気的接続がなされる。図16は、そのようなプリ
ント基板21に図15に示した接続端子7を有するBG
Aパッケージ用基板1を両者のパッド間でハンダ接合し
た構造である。
接合構造においては次のような問題があった。すなわ
ち、セラミック製のパッケージ用基板のように熱膨張係
数の小さいものが、それが大きい樹脂製プリント基板に
両者の接続パッド(以下、単にパッドともいう)間でハ
ンダ付けされて一体化されたものでは、その後の温度変
化によって、図17に示したように、各配線基板1,2
1材料の熱膨張係数の違いに起因する伸縮量の相違によ
り、接続パッド3,23間のハンダ接合部(以下、BG
A接合部ともいう)に亀裂Kが生じ、断線を生じるとい
ったことがあった。これは、低融点ハンダが相対的に低
強度であり、両基板1,21間でその主面に沿って作用
する熱応力(せん断応力)に抗しきれないためであり、
この応力は各接続パッド間の低融点ハンダの接続パッド
の界面近傍で最大となる。
べて比較的もろく粘りがないために塑性変形し難い性質
を有する。加えて、低融点ハンダと接続パッドとの接合
界面には、接続パッド上のAuメッキ又はNiメッキと
ハンダ中のSnとの拡散によってAu−Sn、又はNi
−Snの硬くて脆い金属間化合物が形成される。こうし
たことから、接合後に大きな温度変化があると、図18
に示したように、両配線基板1,21のパッド3,23
間の低融点ハンダは、パッド3,23上面に微小厚さT
1,T2の低融点ハンダ層、すなわち低融点ハンダ薄皮
1枚を残すようにして、その外周縁を起点として各配線
基板1,21の主面2,22に沿う方向(図示矢印方
向)にクラック(亀裂)Kが発生し、進展しがちであっ
た。そして、こうしたクラックKは、容易には発生しな
いものの一度発生するとその起点から反対側に向けて一
気に進展(進行)しやすく、その結果パッド3,23間
の導通不良(断線)を招いてしまうといったことがあっ
た。
金属ボールを用いないで低融点ハンダだけからなるハン
ダバンプの場合でも同様である。また、樹脂製のICパ
ッケージ基板を樹脂製のプリント基板に接続する場合な
ど、樹脂製の配線基板同士を接続する場合でも両者の熱
膨張係数が異なる場合や、搭載するICと樹脂との熱膨
張係数の違いなどに起因して生ずるICパッケージ基板
の変形のある場合などに発生する危険性がある。そして
両配線基板材料の熱膨張係数の差が大きいほど、また、
配線基板のサイズが大きいほど顕著に現れ、サイズによ
っては樹脂製プリント基板にセラミック製のパッケージ
用基板は搭載できないといった問題があり、さらに一方
の配線基板の材質によっては他方の配線基板の材質が制
限されたり、サイズを大きくできないといった問題を招
いていた。
17,18に示したように、パッケージ用基板1側だけ
でなくプリント基板21側のパッド23近傍でも本来同
様に発生するといえるが、例えばセラミック製パッケー
ジ用基板(以下、セラミック基板ともいう)と樹脂製プ
リント基板との接合の場合には、実際にはセラミック基
板側のパッドとハンダとの界面近傍でハンダにクラック
が生じがちであり、樹脂製プリント基板側のパッドとハ
ンダとの界面近傍ではほとんど生じない。その理由は次
のようである。すなわち、セラミック基板の接続端子を
なすパッドは、タングステン等のメタライズ層の上に、
数ミクロンのメッキ層が形成されてなるものである一
方、プリント基板のそれは、樹脂板上に形成されたパッ
ドが通常、銅で20〜30μmと極めて厚く、しかも銅
はタングステンに比べると極めて柔らかい。
をハンダで接合した場合には、プリント基板側ではパッ
ド自体が厚くしかも柔らい分、変形し易いため、温度差
によって発生する前記の熱応力を吸収しやすいのに対
し、セラミック基板側ではパッドが硬くて薄いためにこ
のような吸収作用はほとんど期待できない。このため、
多くの場合にはセラミック基板側のパッドとハンダとの
界面近傍でそれにクラックが生じている。
ージ用基板を樹脂製プリント基板などにBGA接合した
場合のように、熱膨張係数の大きく異なる配線基板同士
をBGA接合した後、温度変化によって生じる接続パッ
ド間のハンダのクラックの発生や進展を防ぎ、もって接
続パッド間の断線(接続不良)を解消し、信頼性の高い
BGA接合を得ることのできる配線基板を提供すること
をその目的とする。
め、本発明は、ハンダ付け可能な表面からなる接続パッ
ドを主面に複数有する配線基板であって、その接続パッ
ドの上面にはその外周縁より内側に一又は複数の突起部
(凸部)が形成されるとともに、該突起部は少くともそ
の側面がハンダ付け不能に形成されていることを特徴と
する。
上に、低融点ハンダペーストを印刷または塗布し、さら
にその上にそれより高融点のハンダボールなどのハンダ
付け可能の金属ボールを搭載し、その低融点ハンダでハ
ンダ付けすることによって、或いは各接続パッド上にハ
ンダペーストを印刷又は塗布してリフローすることによ
って接続端子(ハンダバンプ)が形成される。そして、
このように形成された各接続端子は、各接続パッドにお
いて突起部の側面のハンダ付け不能の部位(ハンダが濡
れない面)ではハンダがはじかれているため、その側面
には微小な空隙(空間)が形成されている。
配置に対応するように配置、形成された低融点ハンダ付
き接続パッドを有する例えば樹脂製プリント基板に、両
配線基板の各接続パッドを位置決めして重ね、その相互
間の低融点ハンダを溶融して両接続パッド間でハンダ付
けされる。そして、そのハンダ付け後においても突起部
の側面のハンダ付け不能の部位はハンダが濡れないため
に微小な空隙(空間)を保持したままである。
分に温度変化があり、両配線基板(材料)の熱膨張係数
の相違により、その主面に沿って作用する応力が各接続
端子における低融点ハンダにかかる場合には次のような
作用がある。すなわち、このような応力がかかったとき
に空隙があるため、バンプが変形して応力を緩和するた
め従来よりもクラックが発生し難くなる。さらに、たと
え本発明に係る配線基板側の各パッドと低融点ハンダと
の界面近傍のハンダの外周縁にクラックが発生し、パッ
ド面に沿って進展しても突起部の側面側に存在する空隙
に至ればその進展はとまる。したがって突起部を挟む反
対側まで一気に進展することがないから断線には至らな
い。
クは反対側に一気に進展するが、本発明ではクラックが
発生してもその進展は突起部の側面の空隙で止まるから
直ちに断線に至ることが防止される。なお、ハンダは、
鉛−すずを主成分とする合金(Pb−Sn)などから適
宜のものを用いれば良く、また金属ボールのハンダ付け
に使用されるハンダは、共晶ハンダなど、鉛−すずを主
成分とする合金(Pb−Sn)のうちPb成分比率が低
いもの(Sn成分比率が高いもの)から適宜選択して用
いればよい。
ンダにクラックの発生がなくなれば、逆に樹脂製プリン
ト基板のパッド近傍でそれが発生する危険があるが、前
記したようにそのパッドは通常セラミック基板側のパッ
ドに比べて柔らかくて厚い銅であり、それ自体が変形し
て応力を吸収することができるので、クラックの発生に
至ることは少ない。もっとも、接合されるべき両配線基
板側のパッドで本発明を具体化すれば、さらに断線の危
険が防止され、信頼性の向上が図られる。
質、平面(主面)形状及びその大きさなどに応じて適宜
の構造、形状のものとすればよい。すなわち、突起部の
平面形状(横断面形状)、又は平面の大きさ(径)、高
さ、数、パッド上の位置などは、配線基板やそのパッ
ド、或いは突起部の材質に応じて適宜に設定すればよ
い。なお、突起部の材質は、配線基板の材質などに応じ
て適宜に設計すればよい。例えば、配線基板がセラミッ
ク製である場合にパッドがタングステン、モリブデン等
の高融点金属からなる場合、突起部全体もセラミックと
し、同時焼成で形成すればよい。すなわち、セラミック
基板では、それが未焼成セラミックの段階で、パッド用
の高融点金属ペーストを印刷ないし塗布し、その上にセ
ラミックからなる突起部を接着などにより形成して同時
焼成すればよい。また、セラミック基板を焼成後にパッ
ド上にセラミックやガラスペーストを塗布し焼き付けて
形成してもよい。また、樹脂製などの配線基板では、突
起部(全体)をハンダ付け不能の樹脂で形成してもよ
い。例えば銅メッキでパッドを形成する際に、そのパッ
ドの形成後、その上に樹脂で突起部を形成すればよい。
面がハンダ付け不能に形成されていればよく、したがっ
て、該突起部はその全表面がハンダ付け不能に形成され
てもよいし、例えば突起部が円柱状等の場合にはその上
面の少くとも一部がハンダ付可能とされていてもよい。
とくに、上面の少くとも一部がハンダ付け可能とされて
いるときには、ハンダ付けされる面積が増えるのでハン
ダバンプの引張り強度が向上するので好ましい。例えば
セラミック基板では、セラミックからなる突起部の上面
にさらにハンダ付け可能な金属層を設ればよい。また樹
脂製などの配線基板では銅メッキでパッド上に突起を作
り、その側面を樹脂で囲んで全体として突起部の上面を
ハンダ付け可能としてもよい。
バンプを形成する場合には、鉛成分比率の高い高融点ハ
ンダを用いるのが好ましい。ハンダは融点が高くなるほ
ど、すなわちPb成分の割合が高くなるほど、柔軟で展
延性に富むようになるとともに再結晶する温度が常温に
近付き、熱膨張係数の相違に起因する応力を吸収しやす
く、たとえクラックの発生があってもハンダが変形しや
すく、したがってその進展を防ぐことができるからであ
る。
て、図1〜3を参照しながら詳細に説明する。図中、1
は、アルミナセラミック製のBGAパッケージ用基板で
あって、その一主面2には平面視略円形に形成され、表
面がハンダに濡れる金属からなるパッド3,3が縦横に
多数形成されており、その各パッド3に、縦断面視が凸
形をなすようにその上面3aの略中央にセラミックから
なる所定高さの円柱状(円板状)の突起部4が隆起状に
形成されている。因みに本例ではパッド3の直径D1が
860μmであり、その突起部4は直径D2が430μ
mで、高さHが40〜49μmに設定されている。な
お、本例の各パッド3は基板1中の図示しない複数の内
部回路配線に各々接続されており、その突起部4の全表
面(上面4aと側面4b)を除き、パッド3の全表面に
Niメッキ及びAuメッキが施されている。
なパッド3及び突起部4の上には低融点ハンダ(Pb−
Sn共晶ハンダ)5を介して、それより高融点の例えば
Pb90%−Sn10%からなるハンダボール(単にハ
ンダボールともいう)6を搭載、載置し、パッド3の上
面3aにその低融点ハンダ5にてハンダ付けし、図4,
5に示したように、それぞれ接続端子(バンプ)7を備
えたセラミック基板1をなすように形成されている。か
くして本例では、各接続パッド3にハンダボール6がハ
ンダ付けされて各接続端子(バンプ)7をなすBGAパ
ッケージ用基板1が形成されるが、突起部4の表面はハ
ンダに濡れないことから、低融点ハンダ5は突起部4の
表面とは縁切状態にあり、その間に微小な空隙Gが形成
されている。
は、図5中、2点鎖線で示すようにその接続端子7の配
置に対応するように配置、形成された低融点ハンダ25
付き接続(銅製)パッド23を有する従来と同様のプリ
ント基板(例えばガラス−エポキシ樹脂製プリント基
板)21に対し、各パッド3,23が対面するようにし
て位置決めして重ね(図5,6参照)、低融点ハンダ
5,25を溶融する。すると図7に示したように、両接
続パッド3,23間が低融点ハンダ5,25及びハンダ
ボール6を介してハンダ付けされるが、このときもハン
ダ付け前と同様に低融点ハンダ5は突起部4の表面に濡
れることなくその間に空隙Gを保持してパッド3の上面
3aに接着されている(図8参照)。
けると、両配線基板1,21の熱膨張係数の相違によ
り、同図中の矢印方向にその主面2に沿って応力Sが作
用する。このとき空隙Gがあるため低融点ハンダ5が比
較的容易に変形し、パッド上面3aと低融点ハンダ5と
の界面にかかる応力Sを緩和する。したがって、従来よ
りも空隙Gの存在によりクラックの発生が困難となり、
結果としてクラックの発生を遅らせることができる。さ
らに、もしその応力Sによって、同図中、破線矢印で示
した位置P、すなわちハンダ5の外周縁であって突起部
4の根元のパッド上面3aと低融点ハンダ5との界面近
傍に図9に示したようにクラックKが発生し、進展した
場合であっても、そのクラックKは突起部4の側面側に
至るが、その進展はその空隙Gに達して縁切れとなって
止まる。以後は周方向そして後方(クラックの起点Pと
反対方向)に進展し、図8中2点鎖線で示したように横
断面において全体として略U字形に破断するもののその
状態でクラックの進展は止まるか、あるいは進展を遅ら
せることができる。したがって、突起部4を挟み亀裂発
生の起点Pと反対側でのハンダはパッド上面3aにハン
ダ付けされた状態にあるから断線に至ることが防止さ
れ、あるいは断線に至る時期を遅らせることができる。
端子7の製法について図10を参照して説明する。ま
ず、アルミナを主成分とするセラミックグリーンシート
11を成形し(図10−A参照)、その所定位置に、す
なわち各接続パッドをなす位置にタングステン等の高融
点金属からなるメタライズペースト13をパッド形状に
あわせて印刷などにより塗布する(図10−B参照)。
そして、その各パッド13の上面中央に、突起部4の高
さを備えた円柱状(板状)の未焼成セラミック体14を
載置し(図10−C参照)、そして、これらを同時(一
括)焼成する。すると、セラミックからなる突起部が上
面に隆起状に存在する接続パッド(群)3bが一主面に
存在するセラミック基板が形成される。
iメッキ15及びAuメッキ16を施すことで、ハンダ
付け不能の突起部4を備えた所望とする接続パッド3が
形成される(図10−D参照)。そして、その接続パッ
ド3の表面に低融点ハンダ(ペースト)17を印刷など
により塗布する(図10−E参照)。さらに、この上に
高融点ハンダボールを載置し、例えば220℃に加熱し
て低融点ハンダ17のみを溶融させると、図4に示した
ように、各接続パッド(以下、単にパッドともいう)3
に同ボール6がハンダ付けされてなる接続端子7を備え
た配線基板1となるのである。
ダバンプ)7として高融点ハンダボール6を用い、これ
を低融点ハンダ5でハンダ付けすることで形成した場合
を説明したが、金属ボールを用いる場合には高融点ハン
ダボール6に代えてCuボールを用いてもよい。ただし
Cuボールを用いる場合にはハンダの濡れ性を高めるた
めその表面に低融点ハンダをコーティングしておくとよ
い。
のような金属ボール6を用いることなく、一種類のハン
ダのみを略半球状乃至略球状に形成したものとしておい
てもよい。例えば、低融点ハンダを用いることなく高融
点ハンダのみを印刷法やメッキ法により略半球状ないし
略球状に搭載(融着、形成)してもよい。ただし、この
ように、金属ボールを用いることなく接続パッドの表面
に接続端子(ハンダバンプ)を形成する場合には、パッ
ド間の接合時に別の間隙保持手段を用いることになる。
bがハンダ付けされないように形成したが、クラックの
進展防止のためにはその側面4bのみがハンダ付けされ
ないように形成されていれば十分であり、したがって、
例えば、図11に示したように、前例における突起部4
の上面4aにハンダ付け可能の金属層4mを形成してお
いてもよい。この様にしておけば、同図に示したように
例えば全体が高融点ハンダからなるハンダバンプ7を形
成すると、ハンダはパッド3の上面3aと突起部4の上
面4aに付き、その側面4b側にのみ空隙Gが形成され
る。すなわちBGA接合において突起部4の上面4aに
もハンダが付くことから、その分、配線基板同士の接合
強度が向上する。
板)形としたが、その形は四角などの角柱状(角板
状)、或いは円筒状(リング状)などの筒状としても、
少くとも側面がハンダ付け不能な表面からなるものであ
ればよい。もっとも、筒状とする場合には、外周の側面
のみがハンダ付け不能であればよい。また、突起部は一
としたが、接続パッドの上面でその外周縁より内側にあ
り、少くとも側面がハンダ付け不能な表面からなるもの
であれば、その数、平面的配列、立体的配列、組合わせ
は、配線基板に応じて適宜に設計すればよい。また、突
起部の高さは、大きめに設定するのが好ましいが、一般
的には、30〜100μmの範囲が適切である。さら
に、突起部の配置は1つの場合には中央に設けるのが適
切であるが、その平面的大きさは、パッド上面のハンダ
付け面積等を考慮して適宜に設計すればよい。
でパッド33の上面中央にて隆起状に形成されて円筒状
をなすものを示す。また、図13は、各パッド43部の
上面中央において突起部44が四角柱状に形成されてな
るものを示す。そして図14は、各パッド53の上面に
突起部54を複数設けた場合を例示したもので、各突起
部54は円柱状をなしパッド53の中心に対して等角度
間隔で4か所配置したものを例示している。いずれも、
少くともその側面がハンダ付け不能に形成されていれ
ば、BGA接合後にはハンダとその側面との間に空隙が
形成されることから、熱膨張係数の相違によるせん断力
でクラックが発生したとしても端子間が断線に至るよう
な進展が防止される。
ッケージ用基板に本発明を具体化し、これをプラチック
製のプリント基板に搭載した場合で説明したが、本発明
はプラチック製のプリント基板にも具体化できる。この
ようなプリント基板に前例のセラミック基板を搭載、接
続した場合には、両配線基板のパッド相互間の断線がさ
らに有効に防止される。すなわち、本発明は、パッケー
ジ基板やプリント基板など配線基板の種類、或いはその
材質にかかわらず、熱膨張係数の異なる配線基板や変形
を生ずる配線基板などをBGA接合する場合に極めて効
果的である。
脂製の配線基板において具体化する場合には次のような
形成手法が例示される。すなわち、図1〜4のパッド3
を樹脂製の配線基板に具体化する場合には、例えば、樹
脂基板1のパッド部位に、無電解Cuメッキや電解Cu
メッキを用いたアディティブ法によって、或いはサブト
ラクティブ法によって所定厚さの銅パターン(パッド
3)を形成し、その後、ハンダ不濡れ材として例えば感
光性エポキシ樹脂を印刷し、平面視、突起部が形成され
るように露光・現像し硬化させる。これにより、ハンダ
濡れ性のある接続パッド(群)3にその樹脂の厚さを高
さとするハンダ濡れ性のない突起部4を有する配線基板
1が形成される。
面にNiメッキ、Auメッキをかけ、その後、そのパッ
ドに低融点ハンダペーストを印刷し、金属ボールを搭載
してリフローし、或いは共晶ハンダペーストを印刷して
リフローすれば、上記したセラミック製の配線基板と同
様、金属ボールをハンダ付けしてなるもの或いはハンダ
バンプを備えてなる配線基板を得ることができ、それぞ
れ上記の各形態と同様な作用ないし効果がある。
用基板又は樹脂製プリント基板にて具体化した場合を説
明したが、本発明はこのような配線基板の種類や材質の
ものに限定されるものではなく、BGA接合される配線
基板であれば、互いに熱膨張係数の大きく相違する各種
のものに広く適用できる。
に係る請求項1記載の配線基板によれば、その各接続パ
ッドに接続端子として、ハンダバンプが形成され若しく
はハンダ付け可能の金属ボールがハンダ付けされる際、
ハンダは突起部の側面ではじかれてパッドの表面に接合
される。
した際には、その各接続パッドでは、ハンダは突起部の
側面ではじかれて空隙を保持しているから、このような
状態の下で熱応力(剪断力)が作用し、その応力によっ
て各パッドの上面と低融点ハンダとの界面近傍のハンダ
の外周縁にクラックが発生し難く、クラックが発生しそ
の面に沿って進展した場合でも、その進展は突起部の側
面に至ってそこに存在する空隙で止まる。すなわち、本
発明においてはクラックが進展しても、それが一気に反
対側まで進展することはないから断線には至らない。こ
のように本発明によれば断線に至るまでの時間が延長さ
れるので、その分BGA接合の信頼性を高めることがで
きる。
態の概略構成正面図。
ダボールをハンダ付けした図。
BGAパッケージ用基板の概略構成正面図。
合わせた際における両配線基板の接続端子部分の部分断
面拡大図。
明用断面図。
ッドの拡大断面図およびそれにハンダバンプを形成した
図。
図。
て接続端子をBGA接合した状態の説明用断面図。
伸縮で、ハンダにクラックが生じる状態の説明用断面
図。
Claims (4)
- 【請求項1】 ハンダ付け可能な表面からなる接続パッ
ドを主面に複数有する配線基板であって、その接続パッ
ドの上面にはその外周縁より内側に一又は複数の突起部
が形成されるとともに、該突起部は少くともその側面が
ハンダ付け不能に形成されていることを特徴とする配線
基板。 - 【請求項2】 前記突起部の上面の少くとも一部がハン
ダ付け可能にされていることを特徴とする請求項1記載
の配線基板。 - 【請求項3】 前記接続パッドに、接続端子としてハン
ダ付け可能の金属ボールが該金属ボールの融点より低融
点のハンダでハンダ付けされている請求項1又は2記載
の配線基板。 - 【請求項4】 前記接続パッドに、接続端子としてハン
ダバンプが形成されている請求項1又は2記載の配線基
板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2203397A JP3719806B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 配線基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2203397A JP3719806B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 配線基板 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10209592A true JPH10209592A (ja) | 1998-08-07 |
JP3719806B2 JP3719806B2 (ja) | 2005-11-24 |
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ID=12071665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2203397A Expired - Lifetime JP3719806B2 (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 配線基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3719806B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1039527A3 (en) * | 1999-03-24 | 2002-03-06 | Shinko Electric Industries Co. Ltd. | Semiconductor device mounting structure |
KR100474207B1 (ko) * | 2002-02-13 | 2005-03-11 | 삼성전자주식회사 | 웨이퍼 레벨 패키지의 공기 패드 솔더 접합 구조 및 그 제조 방법 |
KR100596452B1 (ko) * | 2005-03-22 | 2006-07-04 | 삼성전자주식회사 | 볼 랜드와 솔더 볼 사이에 에어 갭을 갖는 웨이퍼 레벨 칩스케일 패키지와 그 제조 방법 |
KR100645418B1 (ko) * | 2004-04-13 | 2006-11-15 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 실장 기판 |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP2203397A patent/JP3719806B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1039527A3 (en) * | 1999-03-24 | 2002-03-06 | Shinko Electric Industries Co. Ltd. | Semiconductor device mounting structure |
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KR100645418B1 (ko) * | 2004-04-13 | 2006-11-15 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 실장 기판 |
US7491893B2 (en) | 2004-04-13 | 2009-02-17 | Fujitsu Limited | Mounting substrate and mounting method of electronic part |
KR100596452B1 (ko) * | 2005-03-22 | 2006-07-04 | 삼성전자주식회사 | 볼 랜드와 솔더 볼 사이에 에어 갭을 갖는 웨이퍼 레벨 칩스케일 패키지와 그 제조 방법 |
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JP3719806B2 (ja) | 2005-11-24 |
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