JPH10208823A - 可撓性配線部材用コネクタ - Google Patents
可撓性配線部材用コネクタInfo
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- JPH10208823A JPH10208823A JP9048372A JP4837297A JPH10208823A JP H10208823 A JPH10208823 A JP H10208823A JP 9048372 A JP9048372 A JP 9048372A JP 4837297 A JP4837297 A JP 4837297A JP H10208823 A JPH10208823 A JP H10208823A
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- metal plate
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/50—Fixed connections
- H01R12/59—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures
- H01R12/62—Fixed connections for flexible printed circuits, flat or ribbon cables or like structures connecting to rigid printed circuits or like structures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/50—Fixed connections
- H01R12/51—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures
- H01R12/55—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals
- H01R12/57—Fixed connections for rigid printed circuits or like structures characterised by the terminals surface mounting terminals
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 印刷配線基板上での実装配置において低背で
ありながら撓みが少なく接続が安定した可撓性配線部材
用コネクタを提供する。 【構成】 ＦＰＣ４０と印刷配線基板４１とを電気的に
接続するためのＦＰＣ用コネクタにおいて印刷配線基板
に対して水平に実装される”Ｕ”字形横断面の金属プレ
ート３５と、同じく水平方向に伸長するコンタクト単体
３２が複数個整列されたコネクタ本体３１とで構成さ
れ、２つの片３５ａ、３５ｂの間に弾性バネ部３２ｂを
収容させ、弾性バネ部と金属プレートとの間にＦＰＣの
端部４０ａが介在した時、接続導体４０ｂが弾性バネ部
に加圧接触される。
ありながら撓みが少なく接続が安定した可撓性配線部材
用コネクタを提供する。 【構成】 ＦＰＣ４０と印刷配線基板４１とを電気的に
接続するためのＦＰＣ用コネクタにおいて印刷配線基板
に対して水平に実装される”Ｕ”字形横断面の金属プレ
ート３５と、同じく水平方向に伸長するコンタクト単体
３２が複数個整列されたコネクタ本体３１とで構成さ
れ、２つの片３５ａ、３５ｂの間に弾性バネ部３２ｂを
収容させ、弾性バネ部と金属プレートとの間にＦＰＣの
端部４０ａが介在した時、接続導体４０ｂが弾性バネ部
に加圧接触される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はＦＰＣ（フレキシブルプ
リント配線板）やＦＦＣ（フレキシブルフラットケーブ
ル）等の可撓性配線部材と印刷配線基板とを電気的に接
続し得る可撓性配線部材用接続装置に関する。
リント配線板）やＦＦＣ（フレキシブルフラットケーブ
ル）等の可撓性配線部材と印刷配線基板とを電気的に接
続し得る可撓性配線部材用接続装置に関する。
【０００２】
【従来技術およびその問題点】従来、ＦＰＣ等の導体と
プリント配線基板とを接続するコネクタとしては図８，
図９に示すフォーク形コンタクト組込みタイプが知られ
ている。このコネクタ１は印刷配線基板２の表面２ａに
搭載され、印刷配線基板２の配線パターン２ｂに半田付
け接続される接続端部３ａおよびＦＰＣ４の接続導体４
ａを弾力的に挟む弾性バネ部３ｂ、３ｃを具備した複数
のコンタクト３とこれらのコンタクトを整列固定した絶
縁成形体５とで構成されている。コンタクト３の製造は
曲げ加工を軽減するため図９の断面に示されるコンタク
ト形状を抜き打ち形状として板材よりスタンピング加工
される。この加工によるとＦＰＣの接続導体４ａと摺動
接触する弾性バネ部３ｂの接点部３ｄは打ち抜き破断面
側となり、接続導体４ａの表面を損傷させ接続を不安定
とさせることがある。さらに絶縁成形体５におけるコン
タクト３の保持部５ａ、５ｂはその材質的強度から薄肉
化することが困難であり、これは最近の低背化ニーズす
なわちプリント配線基板上におけるコネクタの搭載高さ
の低減化要求に対応できるものではない。
プリント配線基板とを接続するコネクタとしては図８，
図９に示すフォーク形コンタクト組込みタイプが知られ
ている。このコネクタ１は印刷配線基板２の表面２ａに
搭載され、印刷配線基板２の配線パターン２ｂに半田付
け接続される接続端部３ａおよびＦＰＣ４の接続導体４
ａを弾力的に挟む弾性バネ部３ｂ、３ｃを具備した複数
のコンタクト３とこれらのコンタクトを整列固定した絶
縁成形体５とで構成されている。コンタクト３の製造は
曲げ加工を軽減するため図９の断面に示されるコンタク
ト形状を抜き打ち形状として板材よりスタンピング加工
される。この加工によるとＦＰＣの接続導体４ａと摺動
接触する弾性バネ部３ｂの接点部３ｄは打ち抜き破断面
側となり、接続導体４ａの表面を損傷させ接続を不安定
とさせることがある。さらに絶縁成形体５におけるコン
タクト３の保持部５ａ、５ｂはその材質的強度から薄肉
化することが困難であり、これは最近の低背化ニーズす
なわちプリント配線基板上におけるコネクタの搭載高さ
の低減化要求に対応できるものではない。
【０００３】また従来のこの種のコネクタとして図１
０，図１１に示す逆キャンチ形と呼称される板バネコン
タクト組込みタイプもそのコストメリットから多用され
ている。このコネクタ１１は図８、図９に示されるフォ
ーク形コンタクト組込みタイプとほぼ同様の配置構成で
プリント配線基板１２とＦＰＣ１４とを接続する構造で
ある。逆キャンチ形のコンタクト１３はフォーク形のコ
ンタクト３が持つ接続導体４ａへの損傷問題が少なく、
また絶縁成形体１５への組込みが容易とされている。し
かし最近の多極化要求に対応しコンタクト数を増加させ
る場合、必然的に弾性バネ片１３ｂにより発生するＦＰ
Ｃ１４への加圧力の和が増大し、この反力が絶縁成形体
１５に設けたＦＰＣ１４が挿入される開口部１６を拡げ
る方向に作用し、特に開口中央部１６ａ付近はその作用
の影響が大きくＦＰＣ１４への加圧力を変動させ接続が
不安定になる。これを防ぐためには絶縁成形体１５にお
ける薄肉部１５ａ、１５ｂの厚さを増強する策が考えら
れるが最近の低背化ニーズに対応できるものではない。
０，図１１に示す逆キャンチ形と呼称される板バネコン
タクト組込みタイプもそのコストメリットから多用され
ている。このコネクタ１１は図８、図９に示されるフォ
ーク形コンタクト組込みタイプとほぼ同様の配置構成で
プリント配線基板１２とＦＰＣ１４とを接続する構造で
ある。逆キャンチ形のコンタクト１３はフォーク形のコ
ンタクト３が持つ接続導体４ａへの損傷問題が少なく、
また絶縁成形体１５への組込みが容易とされている。し
かし最近の多極化要求に対応しコンタクト数を増加させ
る場合、必然的に弾性バネ片１３ｂにより発生するＦＰ
Ｃ１４への加圧力の和が増大し、この反力が絶縁成形体
１５に設けたＦＰＣ１４が挿入される開口部１６を拡げ
る方向に作用し、特に開口中央部１６ａ付近はその作用
の影響が大きくＦＰＣ１４への加圧力を変動させ接続が
不安定になる。これを防ぐためには絶縁成形体１５にお
ける薄肉部１５ａ、１５ｂの厚さを増強する策が考えら
れるが最近の低背化ニーズに対応できるものではない。
【０００４】さらに従来のこの種のコネクタとして図１
２，図１３に示す横断面略コの字形の金属製カバーを用
いるカバー脱着タイプも考案されている。コネクタ本体
２１は印刷配線基板２２の表面２２ａに接続を得るため
の接続面２１ａと接続面に隣接した側面２１ｂにＦＰＣ
２４との接続を行うための外部接点２３ｂを有してい
る。またコネクタ本体２１の接続面２１ａの反対面２１
ｃ側から嵌合する金属製カバー２５はコネクタ本体２１
とＦＰＣ２４とをともに弾力的に挟むための対向する側
片２５ａ、２５ｂを有する。これら構造によると金属製
カバー２５の横断面略コの字形構造が有する補強効果が
コネクタ体２１の長手方向の撓みを少なくするものとさ
れている。しかしながら接続面２１ａに隣接した側面２
１ｂに外部接点２３ｂを有する本構造において、広範囲
なＦＰＣ厚さに適合、すなわち板厚さの大小によらず安
定した加圧接触と明解な着脱感覚を得るためには弾性バ
ネ片２３ｃおよび金属カバーの側片２５ａの各片長さを
確保する必要があり、この構造も最近の低背化ニーズに
充分対応できるものではない。
２，図１３に示す横断面略コの字形の金属製カバーを用
いるカバー脱着タイプも考案されている。コネクタ本体
２１は印刷配線基板２２の表面２２ａに接続を得るため
の接続面２１ａと接続面に隣接した側面２１ｂにＦＰＣ
２４との接続を行うための外部接点２３ｂを有してい
る。またコネクタ本体２１の接続面２１ａの反対面２１
ｃ側から嵌合する金属製カバー２５はコネクタ本体２１
とＦＰＣ２４とをともに弾力的に挟むための対向する側
片２５ａ、２５ｂを有する。これら構造によると金属製
カバー２５の横断面略コの字形構造が有する補強効果が
コネクタ体２１の長手方向の撓みを少なくするものとさ
れている。しかしながら接続面２１ａに隣接した側面２
１ｂに外部接点２３ｂを有する本構造において、広範囲
なＦＰＣ厚さに適合、すなわち板厚さの大小によらず安
定した加圧接触と明解な着脱感覚を得るためには弾性バ
ネ片２３ｃおよび金属カバーの側片２５ａの各片長さを
確保する必要があり、この構造も最近の低背化ニーズに
充分対応できるものではない。
【０００５】
【発明の目的】本発明は可撓性配線部材を印刷配線基板
上に接続する装置において、その搭載高さの低減を困難
とする従来技術の問題を解決し、小型でありながら安定
した接続が可能な可撓性配線部材用コネクタを提供する
ことを目的とする。
上に接続する装置において、その搭載高さの低減を困難
とする従来技術の問題を解決し、小型でありながら安定
した接続が可能な可撓性配線部材用コネクタを提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【発明の概要】本発明によれば接続導体を端部に有した
可撓性配線部材と配線パターンを有する印刷配線基板と
を電気的に接続するための可撓性配線部材用コネクタに
おいて、対向する２つの片の少なくとも１片が前記印刷
配線基板の表面に対してほぼ水平に実装される実質的
に”Ｕ”字形横断面の金属プレートと、前記可撓性配線
部材の接続導体に対して接触を得るための弾性バネ部
と、前記印刷配線基板の配線パターンに対して接続を得
るための接続端部とが連結部分を介し前記印刷配線基板
の表面に対してほぼ水平となる方向に具備されたコンタ
クト単体が前記連結部において絶縁成形体を仲介して複
数個整列されたコネクタ本体とで主構成され、前記金属
プレートの対向する２つの片に挟まれる空間に前記コネ
クタ本体の弾性バネ部を収容させ、前記弾性バネ部と前
記金属プレートとの間に前記可撓性配線部材の端部が介
在した時、前記接続導体が前記弾性バネ部に加圧接触さ
れることを特徴とする可撓性配線部材用コネクタが得ら
れる。
可撓性配線部材と配線パターンを有する印刷配線基板と
を電気的に接続するための可撓性配線部材用コネクタに
おいて、対向する２つの片の少なくとも１片が前記印刷
配線基板の表面に対してほぼ水平に実装される実質的
に”Ｕ”字形横断面の金属プレートと、前記可撓性配線
部材の接続導体に対して接触を得るための弾性バネ部
と、前記印刷配線基板の配線パターンに対して接続を得
るための接続端部とが連結部分を介し前記印刷配線基板
の表面に対してほぼ水平となる方向に具備されたコンタ
クト単体が前記連結部において絶縁成形体を仲介して複
数個整列されたコネクタ本体とで主構成され、前記金属
プレートの対向する２つの片に挟まれる空間に前記コネ
クタ本体の弾性バネ部を収容させ、前記弾性バネ部と前
記金属プレートとの間に前記可撓性配線部材の端部が介
在した時、前記接続導体が前記弾性バネ部に加圧接触さ
れることを特徴とする可撓性配線部材用コネクタが得ら
れる。
【０００７】
【発明の実施例】以下図示実施例について本発明を説明
する。図１は本発明による可撓性配線部材用コネクタの
一実施例を示した分解斜視図、図２は図１の可撓性配線
部材用コネクタの組立状態を示した斜視図、図３は図２
の可撓性配線部材用コネクタの正面図、図４は図２の可
撓性配線部材用コネクタを印刷配線基板上に搭載した状
態を示す横断面図、図５は印刷配線基板上に搭載された
図２の可撓性配線部材用コネクタにＦＰＣを挿入した状
態を示す横断面図、図６は可撓性配線部材の一例である
ＦＰＣの端部を示した斜視図、図７は可撓性配線部材の
一例であるＦＦＣの端部を示した斜視図である。
する。図１は本発明による可撓性配線部材用コネクタの
一実施例を示した分解斜視図、図２は図１の可撓性配線
部材用コネクタの組立状態を示した斜視図、図３は図２
の可撓性配線部材用コネクタの正面図、図４は図２の可
撓性配線部材用コネクタを印刷配線基板上に搭載した状
態を示す横断面図、図５は印刷配線基板上に搭載された
図２の可撓性配線部材用コネクタにＦＰＣを挿入した状
態を示す横断面図、図６は可撓性配線部材の一例である
ＦＰＣの端部を示した斜視図、図７は可撓性配線部材の
一例であるＦＦＣの端部を示した斜視図である。
【０００８】図１から図５において可撓性配線部材用コ
ネクタ３０は、複数のコンタクト単体３２が第一の絶縁
成形体３３により整列保持された集合体であるコネクタ
本体３１と、対向する第１の片３５ａと第２の片３５ｂ
にて実質的に”Ｕ”字形横断面が形成された金属プレー
ト３５とで構成されている。
ネクタ３０は、複数のコンタクト単体３２が第一の絶縁
成形体３３により整列保持された集合体であるコネクタ
本体３１と、対向する第１の片３５ａと第２の片３５ｂ
にて実質的に”Ｕ”字形横断面が形成された金属プレー
ト３５とで構成されている。
【０００９】コンタクト単体３２はＦＰＣ４０の端部４
０ａに有した接続導体４０ｂに対して接触を得るための
弾性バネ部３２ｂと、印刷配線基板４１の配線パターン
４１ａに対して半田付け等の手段にて接続を得るために
設けた接続端部３２ａとを、第１の絶縁成形体３３が配
される連結部分３２ｃを介し、絶縁成形体３３の反対す
る側面３３ａ、３３ｂより突出している。また弾性バネ
部３２ｂの伸長方向および接続端部３２ａの先端伸長方
向は印刷配線基板４１の表面４１ｂとほぼ水平に配置さ
れ、第１の絶縁成形体３３によりＦＰＣ４０の接続導体
４０ｂの配列に適合するような間隔をおいて整列保持さ
れている、第１の絶縁成形体３３にはＦＰＣ４０が挿入
される時の開口受部でありコネクタ本体３１と端部４０
ａとの幅方向の位置規制を行うための凹形受部３３ｃが
形成されている。
０ａに有した接続導体４０ｂに対して接触を得るための
弾性バネ部３２ｂと、印刷配線基板４１の配線パターン
４１ａに対して半田付け等の手段にて接続を得るために
設けた接続端部３２ａとを、第１の絶縁成形体３３が配
される連結部分３２ｃを介し、絶縁成形体３３の反対す
る側面３３ａ、３３ｂより突出している。また弾性バネ
部３２ｂの伸長方向および接続端部３２ａの先端伸長方
向は印刷配線基板４１の表面４１ｂとほぼ水平に配置さ
れ、第１の絶縁成形体３３によりＦＰＣ４０の接続導体
４０ｂの配列に適合するような間隔をおいて整列保持さ
れている、第１の絶縁成形体３３にはＦＰＣ４０が挿入
される時の開口受部でありコネクタ本体３１と端部４０
ａとの幅方向の位置規制を行うための凹形受部３３ｃが
形成されている。
【００１０】金属プレート３５は第１の片３５ａと第２
の片３５ｂおよび連結片３５ｃによりコネクタ本体３０
を部分的に収容させるための空間３６を形成し、第１の
片３５ａおよび第２の片３５ｂと連結片３５ｃがほぼ直
角に交わる２つの角部３５ｄ，３５ｅを具備することに
より材料力学的に補強構造となる実質的”Ｕ”字形の断
面を有した弾性金属板の加工物であり、第１の片３５ａ
の辺部には印刷配線板４１上の実装パッド４１ｃに半田
付け保持される補強片３５ｆが具備されている。また金
属プレート３５とコネクタ本体３１が組立てられ実装さ
れた状態でＦＰＣ４０の端部４０ａが凹字形受部３３ｃ
を通過し弾性バネ部３２ｂまで挿入された時、接続導体
４０ｂが弾性バネ部３２ｂに加圧接触されるよう第２の
片３５ｂと弾性バネ部３２ｂの対面間隔は部分的に端部
４０ａの板厚より小さく設定されている。これら各部分
の位置関係によりＦＰＣ４０の接続導体４０ｂはコンタ
クト単体３２を経由して印刷配線基板４１の配線パター
ン４１ａと電気的に接続される。また金属プレートの上
面平担部３５ｇは本可撓性配線コネクタ３０を印刷配線
基板４１に自動実装する時、吸着面として利用される。
の片３５ｂおよび連結片３５ｃによりコネクタ本体３０
を部分的に収容させるための空間３６を形成し、第１の
片３５ａおよび第２の片３５ｂと連結片３５ｃがほぼ直
角に交わる２つの角部３５ｄ，３５ｅを具備することに
より材料力学的に補強構造となる実質的”Ｕ”字形の断
面を有した弾性金属板の加工物であり、第１の片３５ａ
の辺部には印刷配線板４１上の実装パッド４１ｃに半田
付け保持される補強片３５ｆが具備されている。また金
属プレート３５とコネクタ本体３１が組立てられ実装さ
れた状態でＦＰＣ４０の端部４０ａが凹字形受部３３ｃ
を通過し弾性バネ部３２ｂまで挿入された時、接続導体
４０ｂが弾性バネ部３２ｂに加圧接触されるよう第２の
片３５ｂと弾性バネ部３２ｂの対面間隔は部分的に端部
４０ａの板厚より小さく設定されている。これら各部分
の位置関係によりＦＰＣ４０の接続導体４０ｂはコンタ
クト単体３２を経由して印刷配線基板４１の配線パター
ン４１ａと電気的に接続される。また金属プレートの上
面平担部３５ｇは本可撓性配線コネクタ３０を印刷配線
基板４１に自動実装する時、吸着面として利用される。
【００１１】コネクタ本体３１にはまた、第１の絶縁成
形体３３とは別に複数のコンタクト単体３２の先端部分
３２ｄを整列保持する第２の絶縁成形体３４を有してお
り、これは先端部分３２ｄが金属プレート３５と電気的
に絶縁され、かつ空間３６の中でのガタつきを防止する
ためのものである。
形体３３とは別に複数のコンタクト単体３２の先端部分
３２ｄを整列保持する第２の絶縁成形体３４を有してお
り、これは先端部分３２ｄが金属プレート３５と電気的
に絶縁され、かつ空間３６の中でのガタつきを防止する
ためのものである。
【００１２】金属プレート３５にはまた、第２の片３５
ｂに少なくとも１つの抜き穴３５ｈを有しており、これ
はＦＰＣ４０の端部４０ａが凹字形受部３３ｃを通過し
弾性バネ部３２ｂ上を摺動し、第２の絶縁成形体３４に
突き当たる付近まで充分挿入されていることが目視で判
別でき、またＦＰＣ４０に対してその挿入方向とは逆向
きの外力が加わる等して起こる端部４０ａの位置変化も
確認できるためのものである。抜き穴３５ｈの形状、大
きさ、位置は接続の安定性条件により設定も変わること
があるが概ね第２の絶縁成形体３４と弾性バネ部３２ｂ
の一部が覗ける位置に設けられればその機能をはたすも
のである。
ｂに少なくとも１つの抜き穴３５ｈを有しており、これ
はＦＰＣ４０の端部４０ａが凹字形受部３３ｃを通過し
弾性バネ部３２ｂ上を摺動し、第２の絶縁成形体３４に
突き当たる付近まで充分挿入されていることが目視で判
別でき、またＦＰＣ４０に対してその挿入方向とは逆向
きの外力が加わる等して起こる端部４０ａの位置変化も
確認できるためのものである。抜き穴３５ｈの形状、大
きさ、位置は接続の安定性条件により設定も変わること
があるが概ね第２の絶縁成形体３４と弾性バネ部３２ｂ
の一部が覗ける位置に設けられればその機能をはたすも
のである。
【００１３】ＦＰＣ４０はまた、接続導体４０ｂを有す
る面の裏側、すなわち金属プレート３５の第２の片３５
ｂと接触する側に別の露出導体層４０ｃを有することが
その製法上可能である。金属プレート３５の第２の片３
５ｂが導電性を有する表面状態であれば、端部４０ａが
弾性バネ部３２ｂまで挿入された時、露出導体層４０ｃ
は金属プレート３５を経由して印刷配線基板４１上の実
装パッド４１ｃに電気的に接続される。この接続系統に
おいて実装パッド４１ｃが印刷配線基板４１上の接地
（アース）回路に配線されていれば、金属プレート３５
および露出導体層４０ｃも接地（アース）回路と接続さ
れ、コンタクト単体３２および接続導体４０ｂを信号
（シグナル）回路として使用する場合、その電気的特性
を有利なものとなる。
る面の裏側、すなわち金属プレート３５の第２の片３５
ｂと接触する側に別の露出導体層４０ｃを有することが
その製法上可能である。金属プレート３５の第２の片３
５ｂが導電性を有する表面状態であれば、端部４０ａが
弾性バネ部３２ｂまで挿入された時、露出導体層４０ｃ
は金属プレート３５を経由して印刷配線基板４１上の実
装パッド４１ｃに電気的に接続される。この接続系統に
おいて実装パッド４１ｃが印刷配線基板４１上の接地
（アース）回路に配線されていれば、金属プレート３５
および露出導体層４０ｃも接地（アース）回路と接続さ
れ、コンタクト単体３２および接続導体４０ｂを信号
（シグナル）回路として使用する場合、その電気的特性
を有利なものとなる。
【００１４】なお上述の本発明の実施例による印刷配線
基板４１は可撓性のないリジッド配線基板を例として説
明したが、一般的にＦＰＣ（フレキシブルプリント配線
板）も印刷配線基板の分類の一部として位置付けされて
おり、本発明の可撓性配線部材用コネクタは実質的にも
ＦＰＣに搭載実装可能であることは言うまでもなく、よ
って本発明はＦＰＣやＦＦＣ（フレキシブルフラットケ
ーブル）等の可撓性配線部材とＦＰＣとを電気的に接続
する中継コネクタとしても適応可能である。また本発明
のコネクタの構造を基本とし、２つの片３５ａ、３５ｂ
の間に空間３６を一時的に拡げるための介在物を付加
し、ＦＰＣ４０が挿入された後にこれを解除する機構と
すれば、零挿入力コネクタとしても応用可能である。
基板４１は可撓性のないリジッド配線基板を例として説
明したが、一般的にＦＰＣ（フレキシブルプリント配線
板）も印刷配線基板の分類の一部として位置付けされて
おり、本発明の可撓性配線部材用コネクタは実質的にも
ＦＰＣに搭載実装可能であることは言うまでもなく、よ
って本発明はＦＰＣやＦＦＣ（フレキシブルフラットケ
ーブル）等の可撓性配線部材とＦＰＣとを電気的に接続
する中継コネクタとしても適応可能である。また本発明
のコネクタの構造を基本とし、２つの片３５ａ、３５ｂ
の間に空間３６を一時的に拡げるための介在物を付加
し、ＦＰＣ４０が挿入された後にこれを解除する機構と
すれば、零挿入力コネクタとしても応用可能である。
【００１５】
【発明の効果】上述した本発明の実施例によれば実質的
に”Ｕ”字形横断面の金属プレート３５と、弾性バネ部
３２ｂおよび接続端部３２ａを具備するコンタクト単体
３２が整列されるコネクタ本体３１とが印刷配線基板４
１上での実装配置において、よりその搭載高さを低減し
た、すなわち印刷配線基板表面に対して水平に挿入され
るＦＰＣに対し、これを収容かつ挟み込む金属プレート
３５および加圧接触するコンタクト単体３２の機能上必
要とされる弾性部分のバネ長が、高さに影響しない水平
方向に伸長しつつ、金属プレート３５の”Ｕ”字形横断
面形状が有する材料力学的有利点も活かされた実装配置
は低背でありながら撓みが少なく接続が安定した可撓性
配線部材用コネクタを提供している。
に”Ｕ”字形横断面の金属プレート３５と、弾性バネ部
３２ｂおよび接続端部３２ａを具備するコンタクト単体
３２が整列されるコネクタ本体３１とが印刷配線基板４
１上での実装配置において、よりその搭載高さを低減し
た、すなわち印刷配線基板表面に対して水平に挿入され
るＦＰＣに対し、これを収容かつ挟み込む金属プレート
３５および加圧接触するコンタクト単体３２の機能上必
要とされる弾性部分のバネ長が、高さに影響しない水平
方向に伸長しつつ、金属プレート３５の”Ｕ”字形横断
面形状が有する材料力学的有利点も活かされた実装配置
は低背でありながら撓みが少なく接続が安定した可撓性
配線部材用コネクタを提供している。
【図１】本発明による可撓性配線部材用コネクタの一実
施例を示した分解斜視図。
施例を示した分解斜視図。
【図２】図１の可撓性配線部材用コネクタの組立状態を
示した斜視図。
示した斜視図。
【図３】図２の可撓性配線部材用コネクタの正面図。
【図４】図２の可撓性配線部材用コネクタを印刷配線基
板上に搭載した状態を示す横断面図。
板上に搭載した状態を示す横断面図。
【図５】印刷配線基板上に搭載された図２の可撓性配線
部材用コネクタにＦＰＣを挿入した状態を示す横断面
図。
部材用コネクタにＦＰＣを挿入した状態を示す横断面
図。
【図６】可撓性配線部材の一例であるＦＰＣの端部を示
した斜視図。
した斜視図。
【図７】可撓性配線部材の一例であるＦＦＣの端部を示
した斜視図。
した斜視図。
【図８】第１従来例のＦＰＣコネクタを印刷配線基板上
に搭載した状態を示した斜視図。
に搭載した状態を示した斜視図。
【図９】図８のＦＰＣコネクタにＦＰＣを挿入した状態
を示す横断面図。
を示す横断面図。
【図１０】第２従来例のＦＰＣコネクタを印刷配線基板
上に搭載した状態を示した斜視図。
上に搭載した状態を示した斜視図。
【図１１】図１０のＦＰＣコネクタにＦＰＣを挿入した
状態を示す横断面図。
状態を示す横断面図。
【図１２】第３従来例のＦＰＣコネクタを印刷配線基板
上に搭載し、ＦＰＣを実装した状態を示す斜視図。
上に搭載し、ＦＰＣを実装した状態を示す斜視図。
【図１３】図１２の横断面図
３０ 可撓性配線部材用コネクタ ３１ コネクタ本体 ３２ コンタクト単体 ３２ａ 接続端部 ３２ｂ 弾性バネ部 ３２ｃ 連結部 ３２ｄ 先端部分 ３３ 第１の絶縁成形体 ３４ 第２の絶縁成形体 ３５ 金属プレート ３５ａ 第１の片 ３５ｂ 第２の片 ３５ｃ 連結片 ３５ｆ 補強片 ３５ｈ 抜き穴 ４０ ＦＰＣ ４０ａ 端部 ４０ｂ 接続導体 ４０ｃ 露出導体層 ４１ 印刷配線基板 ４１ａ 配線パターン ４１ｂ 表面 ４１ｃ 実装パッド ４２ ＦＦＣ
Claims (4)
- 【請求項１】 接続導体を端部に有した可撓性配線部材
と、配線パターンを有する印刷配線基板とを電気的に接
続するための可撓性配線部材用コネクタにおいて、 対向する２つの片の少なくとも１片が前記印刷配線基板
の表面に対してほぼ水平に実装される実質的に”Ｕ”字
形横断面の金属プレートと、 前記可撓性配線部材の接続導体に対して接触を得るため
の弾性バネ部と、前記印刷配線基板の配線パターンに対
して接続を得るための接続端部とが連結部分を介し前記
印刷配線基板の表面に対してほぼ水平となる方向に具備
されたコンタクト単体が前記連結部において絶縁成形体
を仲介して複数個整列されたコネクタ本体とで主構成さ
れ、 前記金属プレートの対向する２つの片に挟まれる空間に
前記コネクタ本体の弾性バネ部を収容させ、前記弾性バ
ネ部と前記金属プレートとの間に前記可撓性配線部材の
端部が介在した時、前記接続導体が前記弾性バネ部に加
圧接触されることを特徴とする可撓性配線部材用コネク
タ。 - 【請求項２】 前記コネクタ本体は前記絶縁成形体とは
別に前記連結部から前記弾性バネ部を経て伸びる複数個
の前記コンタクトの先端部分を整列させる第２の絶縁成
形体を有することで前記先端部分と前記金属プレートと
が電気的に絶縁される請求項１記載の可撓性配線部材用
コネクタ。 - 【請求項３】 前記金属プレートは前記可撓性配線部材
の端部が前記２つの片に挟まれる空間に介在した時、前
記端部の介在を外部より目視可能な確認穴を有する請求
項１または２に記載の可撓性配線部材用コネクタ。 - 【請求項４】 前記可撓性配線部材の端部は前記接続導
体とは別の露出導体層を有し、前記弾性バネ部と前記金
属プレートとの間に前記端部が介在した時、前記露出導
体層と前記金属プレートとが電気的に接続される請求項
１から３のいずれか一つに記載の可撓性配線部材用コネ
クタ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9048372A JPH10208823A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 可撓性配線部材用コネクタ |
| US09/013,476 US5911597A (en) | 1997-01-27 | 1998-01-26 | Connector for flexible conductive line components |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9048372A JPH10208823A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 可撓性配線部材用コネクタ |
| US09/013,476 US5911597A (en) | 1997-01-27 | 1998-01-26 | Connector for flexible conductive line components |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10208823A true JPH10208823A (ja) | 1998-08-07 |
Family
ID=26388622
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9048372A Pending JPH10208823A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 可撓性配線部材用コネクタ |
Country Status (2)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH10208823A (ja) |
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1997
- 1997-01-27 JP JP9048372A patent/JPH10208823A/ja active Pending
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1998
- 1998-01-26 US US09/013,476 patent/US5911597A/en not_active Expired - Fee Related
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