JPH1020706A - 画像形成装置及びその制御方法 - Google Patents

画像形成装置及びその制御方法

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JPH1020706A
JPH1020706A JP8170386A JP17038696A JPH1020706A JP H1020706 A JPH1020706 A JP H1020706A JP 8170386 A JP8170386 A JP 8170386A JP 17038696 A JP17038696 A JP 17038696A JP H1020706 A JPH1020706 A JP H1020706A
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JP
Japan
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image
recording medium
fixing
forming apparatus
speed
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JP8170386A
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English (en)
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Isato Shinohara
勇人 篠原
Keita Saito
慶太 斉藤
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体に複数枚分のトナー像を保持して
電子写真方式で画像形成する場合において、記録媒体に
特性に応じて安定した定着処理を施すことを可能にす
る。 【解決手段】 OHTシート2枚分のトナー画像が中間
転写体上に形成された場合には、1枚目のOHTシート
に対する定着速度を普通紙のそれの1/3にし、2枚目
については更に1/4にまで速度を落とし、2枚目の定
着が済むと、通常の速度に復帰させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置、例え
ば複写機やプリンタ等に採用されている電子写真方式の
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機や、カラープリンタとされ
る電子写真方式で画像を記録する装置において、トナー
像を形成する中間転写体上に普通紙に対する2枚分の画
像を形成し、出力可能なものは存在する。しかしなが
ら、このような装置においては、記録媒体としては専ら
紙を意図したものであり、OHT(もしくはOHP)シ
ート)を対象とするものはなかった。
【0003】理由は、OHTシートの場合、普通紙に比
べ透過性能を満たすための定着条件等のパラメータの設
定条件が厳しいからである。詳しくは、OHTシートの
場合、普通紙と同様の過程で画像を形成すると、定着器
による定着性が悪くなるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】定着性を向上するため
に第1に考えられることは、OHTシートの場合には、
定着器の温度を上げることである。しかしながら、温度
を高くするためには相当の時間が必要となる。まして、
OHTシートの基材が熱可塑性の部材であるためにカー
ル状に熱変形してしまう。
【0005】そこで、定着温度を上げるのではなく、定
着器(普通は高温のローラーで記録媒体を挟持する構造
となっている)のローラの回転速度を下げることで、単
位時間当たりの熱量を確保する試みを行ったが、1つの
中間転写体に2枚分の画像を形成し、それらを実質的に
連続して低速に定着させてしまうと、2枚目のOHTシ
ートへの定着性が悪くなるという問題が発生した。
【0006】この理由は、1枚目のOHTシートによっ
て定着器の温度が奪われてしまい、2枚目のOHTシー
トへの定着時の条件が1枚目の条件と異なってしまうか
らである。
【0007】なお、2枚単位に画像を形成する場合にお
いて、次の2枚分の画像の最初の画像形成(定着を含め
る)は、正常に行われることが確認できた。これは、そ
の間に十分な時間が確保されるからであり、その時間で
定着器の温度は十分な状態に回復するからである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑みなされたものであり、転写体に複数個の像を保持し
て電子写真方式で画像形成する場合において、記録媒体
の特性に応じて安定した定着処理を施すことを可能なら
しめる画像形成装置及びその制御方法を提供しようとす
るものである。
【0009】この課題を解決するため、たとえば本発明
の画像形成装置は以下に示す構成を備える。すなわち、
静電潜像を形成するための感光体と、該感光体上に形成
された像を複数個保持する転写体と、該転写体上に保持
された各像を、記録媒体上に順次定着させる定着部とを
備える画像形成装置であって、記録媒体の特性を検出す
る検出手段と、前記転写体上に保持された複数の像に対
する転写済み記録媒体を前記定着部で定着する際に、記
録媒体の特性に応じて、少なくとも前記定着部を調整す
る調整手段とを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態の一例を詳細に説明する。
【0011】[画像形成装置の全体の説明]まずカラー
画像形成装置の全体構成について、図2を参照して概略
説明する。尚、図2はカラー画像形成装置の一形態であ
るカラーレーザプリンタの全体構成説明図である。
【0012】本装置は図2に示すように、固定の黒現像
器(図示21B)と、回転可能な3つのカラー(YM
C)現像器(図示23)を装填してなる画像形成部で現
像され、中間転写体9に多重転写されたカラー画像(4
色トナー像)を給送部から給送した転写材2にさらに転
写することによりカラー画像を形成するものである。そ
してこの転写材2を定着部25へ搬送してカラー画像を
転写材2に定着し、排出ローラ34〜36によって装置
上面の排出部37へ排出する。
【0013】尚、回転可能なカラー現像器23及び固定
の黒現像器21Bはプリンタ本体に対して個別に着脱可
能に構成している。
【0014】上記画像形成部への露光するためのレーザ
光はスキャナ部30から送られる。即ち画像信号がレー
ザダイオードに与えられると、このレーザダイオードは
画像信号に対応する画像光をポリゴンミラー31へ照射
する。このポリゴンミラー31はスキャナモータによっ
て高速回転し、ポリゴンミラー31で反射した画像光が
結像レンズ32及び反射ミラー33を介して一定速度で
回転する像但持体15の表面を選択的に露光するように
構成している。
【0015】次に上記画像形成部の各部の構成について
順次詳細に説明する。
【0016】<像但持体ユニット>ドラムユニット13
は像但持体(感光ドラム)15と像但持体15のホルダ
ーを兼ねるクリーニング装置の容器14と一体的に構成
され、このドラムユニット13はプリンタ本体に対して
着脱自在に支持され、像但持体15の寿命に合わせて容
易にユニット交換可能であるよう構成されている。本実
施形態に係わる像但持体15は直径tのアルミシリンダ
ーの外側に有機光導電体層を塗布して構成し、像但持体
15のホルダーを兼ねるクリーニング装置の容器14に
回転自在に支持されている。像但持体15の周上には、
クリーナブレード16、一次帯電手段17が配置され、
また図示後方の一方端に図示しない駆動モータの駆動力
を伝達することにより、像但持体15を画像形成動作に
応じて図示反時計回りに回転させるようにしている。
【0017】<帯電手段>帯電手段(帯電器)17は接
触帯電方法を用いたものであり、導電性ローラを像但持
体15に当接させ、この導電性ローラに電圧を印加する
ことによって像但持体15の表面を一様に帯電させるも
のである。
【0018】<クリーニング手段>クリーニング手段
(クリーナー部)は現像手段によって像但持体15に可
視像化されたトナーが中間転写体9に転写された後、像
但持体15上の残留トナーをクリーニングするものであ
り、クリーニングされた廃トナーはクリーナ容器14に
蓄えられる。容器14に蓄えられる廃トナーの量は、像
但持体15の寿命より早く容器14を満たすことはな
い。従って、クリーナ容器14は像但持体15の寿命交
換時に同時に一体で交換することで十分である。
【0019】<現像手段>現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、そ
してブラックの各色現像を可能とする3個の回転現像器
20Y、20M、20Cと、1個の黒現像器21Bから
構成される。
【0020】黒現像器21Bは固定現像器であり、像但
持体15に対向した位置にスリーブ21BSが像但持体
15に対し微小間隔をもって配置され、像但持体15に
ブラックトナーによる可視像を形成する。
【0021】ブラック現像器21Bは容器内のトナーを
送り機構によって送り込み、スリーブ21BSの外周に
圧接された塗布ブレード21BBによって、図示時計方
向に回転するスリーブ21BSの外周にトナーを薄層塗
布し、且つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。また
スリーブ21BSに現像バイアスを印加することによ
り、潜像に応じて像但持体15に対してトナー現像を行
なうものである。
【0022】3個の回転現像器20Y、20M、20C
は、軸22を中心として回転する現像ロータリー23に
夫々着脱可能に保持され、画像形成に際しては各現像器
が現像ロータリー23に保持された状態で軸22を中心
に回転移動する。そして、所定の現像器が、像但持体1
5に対向した位置に止り、更に現像スリーブが像但持体
15に対し微小間隔を持って対向するように位置決めさ
れた後、像但持体15に可視像を形成する。カラー画像
形成時には中間転写体9の1回転毎に現像ロータリー2
3が回転し、イエロー現像器20Y、マゼンタ現像器2
0M、シアン現像器20C、次いで黒現像器20Bの順
で現像工程がなされ、中間転写体9上にイエロー、マゼ
ンタ、シアン、黒のそれぞれのトナーによるカラー可視
像を順次形成する。
【0023】図2ではイエローの回転現像器20Yが像
但持体ユニット15に対向した位置に位置決め静止して
いる状態を示している。回転現像器20Yは容器内のト
ナーを送り機構によって塗布ローラ20YRヘ送り込
み、図示時計方向に回転する塗布ローラ20YR及びス
リーブ20YSの外周に圧接されたブレード20YBに
よってスリーブ20YSの外周にトナーを薄層塗布し、
且つトナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。潜像が形成
された像但持体15と対向したスリーブ20YSに現像
バイアスを印加することにより、潜像に応じて像但持体
15上にトナー現像を行なうものである。マゼンタ現像
器20M、シアン現像器20Cについても上記同様なメ
カニズムでトナー現像が行われる。
【0024】また各回転現像器20Y、20M、20C
の各スリーブは各現像器が現像位置に回転移動されたと
きプリンタ本体に設けられた各色現像用高圧電源及び駆
動と接続されており、各色現像毎に順次選択的に電圧が
印加され駆動が接続される。
【0025】<中間転写体>中間転写体9はカラー画像
形成動作時には像但持体15から4回の多重転写を受け
るため図示時計回りに回転し、また多重転写を受けた中
間転写体9は、電圧を印加された転写ローラ10とによ
って転写材2を挟み込み、定着器25へ向けて搬送する
ことにより転写材2に中間転写材上の各色トナー像を同
時多重転写する。
【0026】本実施形態に係わる中間転写体9は直径1
80のアルミシリンダ12の外周を中抵抗スポンジや中
抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしている。この
中間転写体9は回転自在に支持され一体的に固定される
ギヤ(図示せず)に駆動を受けて回転する。
【0027】HP/PSセンサ9Sは、中間転写体9上
に設けられたフラグ9F1、9F2(たとえばマーク
等)の通過を検知し、その出力のタイミングにより、レ
ーザを出力し画像形成を開始したり、転写材2の供給タ
イミングを計るものである。
【0028】尚、本カラーレーザプリンタはこの中間転
写体上に、A4横、LTR横サイズに対応するカラー画
像を2枚形成可能であり、この場合(2枚目に対応する
カラートナー像)は9F2のフラグを使い、レーザを出
力し画像形成を開始や、転写材2の供給タイミングを計
る。
【0029】<給紙部>給紙部は画像形成部へ転写材2
を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納したカ
セット1と給紙ローラ3、給送ローラ4、重送防止のリ
タードローラ5、給紙ガイド6、レジストローラ8から
主に構成される。画像形成時には給紙ローラ3が画像形
成動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2を
一枚ずつ分離給送すると共に、ガイド板6によってガイ
ドし、搬送ローラ7を経由してレジストローラ8に至
る。画像形成動作中にレジストローラ8は、転写材2を
静止待機させる非回転の動作と転写材2を中間転写体に
向けて搬送する回転の動作とを所定のシーケンスで行
い、次工程である転写工程時の画像と転写材2との位置
合わせを行う。
【0030】<転写部>転写部は揺動可能な転写ベルト
10からなる。この転写ベルト10は金属軸を中抵抗発
泡弾性体で巻いてあり、図示上下に移動可能で且つ駆動
を有す。上記中間転写体9上に4色のトナー像を形成し
ている間、即ち中間転写体9が複数回転する間はその画
像を乱さぬよう、図示実線で示すよう転写ベルト10は
下方に位置し中間転写体9とは離れている。上記中間転
写体9上に4色のトナー像が形成し終わった後、転写材
2にカラー画像を転写するタイミングに合わせて転写ベ
ルト10は、図示しないカム部材により図示細線で示す
上方の位置、即ち転写材2を介して中間転写体9に所定
の圧で押し付けられる。この時、同時に転写ベルト10
にはバイアスが印加され中間転写体9上のトナー画像は
転写材2に転写される。ここで中間転写体9と転転写ベ
ルト10とは夫々駆動されているため、両者に挟まれた
状態の転写材2は転写工程が行われると同時に、図示左
方向に所定の速度で搬送され次工程である定着器にむけ
て送られる。
【0031】<定着部>定着部25は上記現像手段2
0、21により形成されたトナー画像を中間転写体9を
介して転写材2上に形成したトナー画像を定着させるも
のであり、図2に示すように、転写材2に熱を加えるた
めの定着ローラ26と転写材2を定着ローラ26に圧接
させるための加圧ローラ27とから成る。各ローラは中
空ローラであり内部に夫々ヒータ28、29を有し回転
駆動され同時に転写材2を搬送するよう構成されてい
る。
【0032】即ちトナー像を保持した転写材2は定着ロ
ーラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に熱
及び圧力を加えられることによりトナーが転写材2に定
着される。
【0033】<画像形成動作>次に上記のように構成さ
れた装置によって画像形成を行う場合の動作について説
明する。
【0034】先ず図2に示す給紙ローラ3を回転して給
紙カセット1内の転写材2を一枚分離し、レジストロー
ラ8へと搬送する。
【0035】一方像但持体15と中間転写体9とが図示
矢印方向へ回転し、帯電手段17によって像但持体15
表面を均一に帯電すると共に、スキャナ部30によりイ
エロー(Y)画像の操作露光を行い、像但持体15上に
イエロー成分の静電潜像を形成する。この潜像形成を行
う場合には、イエロー現像器20Yを駆動して、像但持
体15上の潜像にイエロートナーが付着するよう、像但
持体15の帯電極性と同極性で略同電位の電圧を印加し
てイエロー現像を行う。また、このとき、中間転写体9
にトナーと逆特性の電圧を印加して像但持体15上のイ
エロートナーを中間転写体9上に転写する。
【0036】上記の如くイエロートナーの中間転写体9
への転写が終了すると、現像ロータリー23が回転し次
のマゼンタ現像器20Mが回転移動し、像但持体15に
対向した位置に位置決めされ、イエローと同様にしてマ
ゼンタトナーが現像される。以下、シアン、ブラックの
潜像形成及び現像及び中間転写体9へのトナー転写を重
ねて4回順次行い、中間転写体9の表面にイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックの4種のトナーで成るカラー
の画像を形成する。
【0037】以上のようにして、中間転写体9表面のカ
ラー画像が形成された後レジストローラで待機させてお
いた転写材2を搬送し、転写ローラ10にて転写材2を
中間転写体9に圧接すると共に、転写ローラ10にトナ
ーと逆特性のバイアスを印加することで、中間転写体9
上のカラー画像を転写材2に転写する。転写工程を経た
転写材2は中間転写体9から剥離され定着部25へ搬送
されトナー定着を行った後に排出ローラ対34,35,
36を介して本体上部の排出トレイ上へ画像面を下向き
にして排出され、画像形成動作を終了する。
【0038】図3は、図1で示したカラーレーザプリン
タの概略構成を示すものである。
【0039】301はレジストローラでのレジ調整のタ
イミングを計るレジ前センサ、302はレジストローラ
8で待機している転写材がOHTか否かを検出するOH
Tセンサ302、303はOHTを模式的に示してい
る。
【0040】図4は、本カラー画像形成装置のエンジン
部の制御系のブロック構成図である。400は本エンジ
ンを制御する外部コントローラとのインターフェース部
であるVideoI/Fであれる。また、401はメイ
ン制御用CPUであり、定着ユニット406、温湿度セ
ンサやトナー残量検知等のセンサ部407、インターフ
ェース400より受信する画像データにγ補正等の画像
処理を行う画像処理GA408、レーザ出力やスキャナ
モータ等の画像出力を行う画像形成部408、サブCP
Uのメカ制御CPU402をそれぞれ制御する。402
はメカ制御ユニットであって、メインモータ411、I
TDモータ412等のモータ、クラッチ、ファン等の駆
動部と例えばHP/RSセンサ9Fや、レジ前センサ3
01、OHT検出センサ302のような位置や、タイミ
ング検出等のためのセンサ部403、給紙制御部40
4、高圧制御部405をそれぞれ制御する。
【0041】ここで、メインモータ411は、転写材
(OHTシートや普通紙等)の搬送路上の各ローラの駆
動及び定着器25内の定着ローラ26と加圧ローラ27
の駆動源である。また、ITDモータ412は、中間転
写体9及び像但持体15の駆動源である。
【0042】図5はOHT検出センサ302の動作を説
明するものである。同図(A)は転写材として普通紙が
センサ下部を待機している状態を示している。センサか
らの出力光が普通紙に反射してセンサの受光部に到達し
普通紙を検出する。同図(B)はOHTの場合で、セン
サからの出力光がOHTを透過してしまうために受光部
に到達せず(到達するにしてもレベルが小さい)、その
結果としてOHTを検出する。
【0043】なお、上記例では、発光部と受光部とがO
HT検出センサ302内に存在する例を示したが、発光
部と受光部の間に転写材が搬送されるようにしてもよ
い。この場合には、受光部で所定強度以上の光を検出し
た場合にはOHT、そうでなければ普通紙として判断さ
れることになる。
【0044】<OHTシートへの連続画像記録>さて、
上記構成において、中間転写体9上に、2枚のOHTシ
ートに対応するカラートナー像を形成する場合の処理に
ついて以下に説明する。
【0045】OHTシートの場合には、普通紙と比較し
て定着性がわるいことは既に説明した。
【0046】そこで、本実施形態では、定着が確実に行
われるようにするため、メインモータ411を制御し
て、定着器25内の定着ローラ26及び加圧ローラ27
の回転速度を落とし、安定した定着性を確保する。
【0047】更に、中間転写体9上に2枚のOHTシー
トに対応するカラートナー像を形成し、それを転写する
場合、転写処理が施された2枚のOHTシート間の時間
間隔が短くなることもあって、2枚目のOHTを定着す
る段階での定着ローラ26の温度が下がってしまい、2
枚目の定着が正常には行われにくくなる。そこで、2枚
目のOHTシートに対する定着を行う際には、定着ロー
ラ26及び加圧ローラ27の回転速度を1枚目のOHT
シートより更に落として、安定した定着性を確保する。
【0048】なお、次のシーケンスの2枚の転写材が定
着器25に搬送するまでは、その転写材のレジスト前セ
ンサ301で検出されるまでに要する搬送時間、及び、
静電潜像の形成で少なくとも中間転写体9が1回転する
(単色の場合で、フルカラーの場合には4回転する)時
間があるので、定着器25、特に定着ローラ26の温度
は十分な状態に回復できる。従って、次のシーケンスに
おける2枚のOHTシートに対しての定着も上記と同様
に行えばよい。
【0049】なお、2枚単位の定着過程において、1枚
目の定着処理では普通紙の定着に対して1/3の回転速
度で定着ローラ26及び加圧ローラ26を回転させ、2
枚目では1/4の回転速度で動作させることで良好な定
着がなされることを確認した。ただし、この動作速度
は、本実施形態におけるものであり、装置構成や動作環
境に応じて適宜設定することが望まれる。
【0050】以上の動作をより詳細に説明するため、図
1のタイミングチャートを用いて説明する。
【0051】図1において、HP/RS信号は中間転写
体9の周辺に設置されている、画像形成開始と転写材の
搬送開始のタイミングを決定するフラグ9Fと、HP/
RSセンサ9Sにより出力される信号である。/TOP
信号はHP/RS信号を元にメインCPUの制御によ
り、ビデオI/F400からコントローラに対して送ら
れる画像データ送信の同期信号である。VDO信号は画
像データを、/PRNT信号はコントローラがプリンタ
に対し印字要求を示す信号である。
【0052】図示の如く、メインモータ411は、転写
済みOHTシートが定着器25に搬送される直前で、1
/3まで回転速度を落とし、定着ローラ26、加圧ロー
ラ27の回転速度を落としている。そして、2枚目のO
HTシートへの転写を行う際には、1/4にまで更に減
速している。
【0053】なお、OHT1シートへの転写が行われて
いる最中、メインモータ411は1/3に回転速度を落
としている。その時間には、中間転写体のスピードも1
/3に落とさなければならない。
【0054】なぜならば、転写ベルト10での同期のと
れた転写が行うため、中間転写体のモータ412も追従
して減速する必要があるからである。
【0055】OHT2はメインモータ411を1/4に
減速して定着を実行するが、2次転写位置では1/3速
でよく、ITDモータ412は1/3速のまま転写を実
行する。
【0056】なお.本実施形態においては、図3におけ
る転写ベルト10と定着器のニップ位置の距離よりもO
HTシートの送り方向の長さの方が短く、OHTは転写
ベルトに吸着され搬送されている。
【0057】2枚目のOHTシートへの転写が行われて
いる最中には、次の転写材(OHTシートか普通紙)へ
の静電潜像の形成を行ってしまっても良いわけであるか
ら、ITDモータ412の駆動を通常の速度に戻す。ま
た、2枚目のOHTシートへの定着が完了した場合に
は、図示の如く、普通紙の定着に備え、且つ、中間転写
体9までの搬送速度を早くするため、メインモータ41
1を普通紙の画像記録動作時の速度まで加速する。
【0058】以下、図1のタイミングチャートの説明
を、図6〜図8のフローチャートを使って説明する。
尚、同フローチャートは図4のメカ制御CPU402が
実行するプログラムに対応するものであり、CPU40
2内の不図示のROMに格納されているものである。
【0059】まず、ステップS602では、メインCP
U401からの印字開始コマンドを待機し、コマンド受
領後、ステップS603で1色目のY画像形成制御(静
電潜像の形成及びイエロー成分のトナー像の形成制御)
を実行する。なお、以下の各色の画像形成制御でも同様
であるが、本実施形態の中間転写体9は一度に2つの転
写材(OHTシート或いは普通紙)への静電潜像及び現
像処理が可能であるので、ここでは2枚分の像形成を行
っている。
【0060】ステップS604では後述するが、OHT
制御によりメインモータのスピードが1/4速に減速さ
れていたか否かを判断し、1/4速になっていた場合に
は、このタイミングで判定しステップS605で通常速
ヘ加速する。
【0061】ステップS606では、1色目のY画像形
成制御の終了を判定する。Y画像形成制御が終了した場
合には、ステップS607に進み、2色目のM画像形成
制御を実行する。以下、ステップS608で2色目のM
画像形成制御の終了を判定、ステップS609で3色目
のC画像形成制御を実行、ステップS610で3色目の
C画像形成の終了を判定、ステップS611で4色目の
K画像形成制御を実行する。
【0062】なお、図1のタイミングチャートはこの処
理よりスタートしている。
【0063】ステップS612に処理が進むと、2枚分
の1枚目の給紙を開始するタイミングか判定し、タイミ
ングであればステップS624で1枚目の給紙を開始す
る。
【0064】なお、時間的ロスをなくす意味で、4色目
のK成分画像形成制御を行う段階で搬送を開始して、レ
ジスト前センサ306の位置まで待機状態にしても良
い。
【0065】さて、搬送開始後、ステップS625で前
述のOHT検出センサによりOHTか普通紙か判定し、
OHTであればステップS626でOHTフラグをオ
ン、普通紙であればステップS627で普通紙フラグを
オンする。ステップS613で4色目のK画像形成制御
の終了を判定する。ステップS614でステップS62
5で判定した結果に基づき普通紙であれば普通紙処理へ
移行する(本明細書では説明を省く)。
【0066】また、OHTシートであると判断した場合
にはステップS615に進み、中間転写体ITD9駆動
モータ412とメインモータ412を減速するための回
転調整処理を開始する。ステップS616でメインモー
タ減速タイミングを判定し、ステップS617で減速を
開始、ステップS618でITDモータ減速タイミング
を判定し、ステップS619で減速を開始する。
【0067】こうして、ステップS620で回転調整期
間が終了したか(回転速度が安定したか)を判定する。
ステップS621で2次転写実行のために、給紙開始の
同期をとるためのRS1信号を待機する。RS1信号受
信後、ステップS622で1枚目の転写材への転写処理
のための搬送を開始する(図1ではOHT−1)。
【0068】ステップS623では2次転写を実行する
ために2次転写ベルトをリフトアップする。ステップS
628で2枚目の給紙タイミングか判定しステップS6
29で2枚目の給紙を開始する。開始後ステップS63
0で前述のOTH検出センサによりOHTシートか普通
紙か判定し、OHTシートであれば、ステップS626
でOHTフラグをオン、普通紙であればステップS62
7で普通紙フラグをオンする。ステップS633で2枚
目の給紙開始の同期をとるためのRS2信号を待機す
る。ステップS634でOHTか普通紙判定する。
【0069】ここで、2枚目に普通紙が混入した場合の
タイミングチャートを図9に示す。記録媒体への2次転
写を禁止するものである。もし、定着スピードを減速し
たまま普通紙の画像を定着した場合、例えばグロス等
(定着した像形成部(印字部)がテカテカする)の所定
の品位が損なわれる危険性がある。そこで、ステップS
636で2次転写ベルトを離間させ、普通紙に2次転写
せず、ミスプリント処理を実行すべく終了処理へ移行す
る。
【0070】図9における「普通紙転写期間」とは、本
来転写すべき期間であったことを示している。従って、
上記の如く、2枚目の転写材が普通紙であった場合に
は、中間転写体9上に形成されたトナー像は廃棄処分す
べく、不図示のクリーナーでかき落とす。
【0071】一方、OHTの場合、処理はステップS6
35へ移行し、2枚目の搬送(転写処理)を開始する。
ステップS637では、メインモータを1/4速へ減速
するタイミングかどうか、つまり1枚目のOHTが定着
器25を抜け出たか判定し、それを待つ。そして、ステ
ップS638でメインモータを1/4に減速しステップ
S639を通常速度へ加速するタイミングかを判定し、
ステップS640で通常速度へ加速する。ステップS6
41で、もし/PRNT信号によりコントローラからプ
リント要求があり、連続印字の場合、ステップS642
でメイン制御CPUへ画像形成可能ステータスを返答
し、2枚目のOHTが定着器を抜け出てメインモータが
通常速度に復帰する前に1次転写以前の画像形成処理を
一足先に実行開始する。連続でない場合は終了処理へ移
行する。
【0072】以上説明したように本実施形態に従えば、
転写材(記録媒体=記録紙orOHTシート)の特性に応
じて画像形成条件(実施形態では定着器における定着速
度)を調整するので、転写材にかかわらず良好な定着そ
して良好な画像を形成することが可能になる。また、O
HTシートに対する記録動作が完了した場合には、各モ
ータの速度を普通紙のそれに復帰するので、通常の用途
で画像を記録する場合のスループットにも影響はでな
い。
【0073】<第2の実施形態>上記実施形態では、2
枚単位の画像形成処理において、その2枚目が普通紙で
あった場合にはミスプリント(画像形成処理を行わな
い)を行ないとして説明したが、中間転写体9上にはそ
のトナー像が既に形成されているので、これを活用する
例を第2の実施形態として説明する。
【0074】図10は、第2の実施形態におけるタイミ
ングチャートである。第1の実施形態に関連する図9で
は、普通紙が混入した場合、2次転写ベルトを離間させ
たが、図示のように2枚目の普通紙を検出した場合、1
枚目のOHTが定着器を抜け出た後、メインモータのス
ピードを通常速度に戻し、そのあとで定着を実行する。
【0075】<第3の実施形態>図11は、第3の実施
形態のタイミングチャートである。第1の実施形態では
1枚目と2枚目の定着条件を、定着スピードを変える手
段により実現したが、図11では定着温度を1枚目と2
枚目で変える手段を用いている。実際には、定着温度の
上昇の遅延があるために、2枚目の定着以前に先行して
温度条件をT1からT2に変更する。
【0076】この結果、1枚目と2枚目とで定着速度を
同じにしているので、第1の実施形態と比較すると、O
HTシートが連続する場合には、多少画像記録速度が遅
くなるように思えるが、第1の実施形態における1枚目
と2枚目の間での速度切換が安定する期間がなくなるの
で、第1の実施形態と比較しても速度的な問題はなく、
むしろ切換動作が1つ減ったことによる制御が簡単にな
る。
【0077】以上説明した第1〜第3の実施形態では、
印刷対象の画像の発生源については格別触れていなかっ
たが、複写機に適用しても良いし、ホストコンピュータ
に接続される単体のプリンタに適用しても、或いは他の
形態の印刷部に適用しても良いからである。
【0078】従って、本発明は、複数の機器(例えばホ
ストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリ
ンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つ
の機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装
置など)に適用してもよい。
【0079】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0080】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0081】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0082】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0083】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0084】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、OHT検出センサによりOHTを検出した時、実行
されるOHT2枚分の画像形成処理の1枚目と2枚目で
画像形成制御、具体的には、1枚目と2枚目で定着条件
等の画像形成条件を補い、結果として1枚目と2枚目と
もに同等に透過性の良好なOHT画像を得ることが可能
となる。
【0085】また、2次転写、定着処理を1次転写まで
の通常速度(プロセススピード)から減速した速度で実
行し、実行後、2次転写、定着処理の駆動源であるモー
タの速度が通常速度に復帰する前に、前記感光体、中間
転写体の駆動源であるモータの速度を通常速度に復帰さ
せる、1次転写以前の画像形成制御を開始することによ
り、従来すべての駆動源が通常速度に復帰してから画像
形成制御を開始していたのに比べロスが無く、結果とし
て連続印字実行時の、OHTスループット(出力枚数/
時間)の低下を抑えることも可能となる。
【0086】さらに言えば、従来存在しなかった、2枚
分の画像形成を出力可能な中間転写体を有するカラー画
像形成装置の分野における、OHT用紙2枚分形成出力
を可能にした。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、転
写体に複数個の像を保持して電子写真方式で画像形成す
る場合において、記録媒体に特性に応じて良好な定着処
理を施すことが可能になる。
【0088】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における画像形成処理のタイミ
ングチャートである。
【図2】実施形態における画像形成装置の断面構造図で
ある。
【図3】実施形態におけるエンジン部の概略構成図であ
る。
【図4】実施形態における制御系のブロック構成図であ
る。
【図5】本実施形態で用いたOHTセンサの動作を説明
するための図である。
【図6】実施形態における動作処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図7】実施形態における動作処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】実施形態における動作処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】本発明に係わる実施形態のタイミングチャート
である。
【図10】第2の実施形態における画像形成処理のタイ
ミングチャートである。
【図11】第3の実施形態における画像形成処理のタイ
ミングチャートである。

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像を形成するための感光体と、 該感光体上に形成された像を複数個保持する転写体と、 該転写体上に保持された各像を、記録媒体上に順次定着
    させる定着部とを備える画像形成装置であって、 記録媒体の特性を検出する検出手段と、 前記転写体上に保持された複数の像に対する転写済み記
    録媒体を前記定着部で定着する際に、記録媒体の特性に
    応じて、少なくとも前記定着部を調整する調整手段とを
    備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、記録媒体が普通紙であ
    るか、OHTであるかを検出することを特徴とする請求
    項第1項に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記転写体には、少なくとも2つの像が
    保持されることを特徴とする請求項第1項に記載の画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 前記調整手段は、 前記検出手段で検出した記録媒体がOHTシートであ
    り、前記転写体上には複数のOHTシートに対応する像
    が保持されていると判断した場合には、OHTシートの
    定着速度を順次遅くすべく制御することを特徴とする請
    求項第1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記調整手段は、 前記検出手段で検出した記録媒体がOHTシートであ
    り、前記転写体上には複数のOHTシートに対応する像
    が保持されている場合には、前記定着部の処理速度を安
    定的に定着すべく速度を落とすことを特徴とする請求項
    第1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 更に、前記定着部の定着速度に対応して
    前記感光体及び転写体の速度を制御する制御手段を備え
    ることを特徴とする請求項第4項或いは第5項に記載の
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 静電潜像を形成するための感光体と、 該感光体上に形成された像を複数個保持する転写体と、 該転写体上に保持された各像を、記録媒体上に順次定着
    させる定着部とを備える画像形成装置の制御方法であっ
    て、 記録媒体の特性を検出する検出工程と、 前記転写体上に保持された複数の像に対する転写済み記
    録媒体を前記定着部で定着する際に、記録媒体の特性に
    応じて、少なくとも前記定着部を調整する調整工程とを
    備えることを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 前記検出工程は、記録媒体が普通紙であ
    るか、OHTであるかを検出することを特徴とする請求
    項第7項に記載の画像形成装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記転写体には、少なくとも2つの像が
    保持されることを特徴とする請求項第7項に記載の画像
    形成装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記調整工程は、 前記検出工程で検出した記録媒体がOHTシートであ
    り、前記転写体上には複数のOHTシートに対応する像
    が保持されていると判断した場合には、OHTシートの
    定着速度を順次遅くすべく制御することを特徴とする請
    求項第7項に記載の画像形成装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記調整工程は、 前記検出工程で検出した記録媒体がOHTシートであ
    り、前記転写体上には複数のOHTシートに対応する像
    が保持されている場合には、前記定着部の処理速度を安
    定的に定着すべく速度を落とすことを特徴とする請求項
    第7項に記載の画像形成装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 更に、前記定着部の定着速度に対応し
    て前記感光体及び転写体の速度を制御する制御工程を備
    えることを特徴とする請求項第10項或いは第11項に
    記載の画像形成装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 静電潜像を形成するための感光体と、 該感光体上に形成された像を複数個保持する転写体と、 該転写体上に保持された各像を記録媒体上に順次定着さ
    せる定着部とを備える画像形成装置であって、 前記転写体上に保持された複数の像に対する転写済記録
    媒体を、前記定着部で定着する際に、前記複数の像のう
    ち先に定着する像に対する定着速度より、後続する像に
    対する定着速度を遅くする調整手段とを有する画像形成
    装置。
  14. 【請求項14】 前記記録媒体はOHTシートであるこ
    とを特徴とする請求項第13項に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 更に、前記定着部の定着速度に対応し
    て前記感光体及び転写体の速度を制御する制御手段を備
    えることを特徴とする請求項第13項或いは第14項に
    記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 静電潜像を形成するための感光体と、 該感光体上に形成された像を複数個保持する転写体と、 該転写体上に保持された各像を記録媒体上に順次定着さ
    せる定着部とを備える画像形成装置であって、 前記転写体上に保持された複数の像を転写した記録媒体
    を、前記定着部で定着する際に、 前記複数の像のうち先に定着する像は、前記記録媒体へ
    定着し、続く記録媒体には定着を禁止する調整手段を有
    することを特徴とする画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記先に定着する記録媒体はOHTシ
    ートであり、続く記録媒体は紙であることを特徴とする
    請求項第16項に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 静電潜像を形成するための感光体と、 該感光体上に形成された像を複数個保持する転写体と、 該転写体上に保持された各像を記録媒体上に順次定着さ
    せる定着部とを備える画像形成装置であって、 前記転写体上に保持された複数の像に対する転写済記録
    媒体を、前記定着部で定着する際に、 前記複数の像のうち先に定着する記録媒体への定着速度
    より、続く記録媒体の定着速度を高速にする調整手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記先に定着する記録媒体はOHTシ
    ートであり、続く記録媒体は紙であることを特徴とする
    請求項第18項に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 静電潜像を形成するための感光体と、 該感光体上に形成された像を複数個保持する転写体と、 該転写体上に保持された各像を記録媒体上に順次定着さ
    せる定着部とを備える画像形成装置であって、 前記転写体上に保持された複数の像を前記記録媒体に転
    写するに際し、 前記複数の像のうち先に定転写する記録媒体を後に転写
    する記録媒体の特性が異なるならば、後に転写する記録
    媒体の転写を禁止する調整手段を有することを特徴とす
    る画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記先に転写する記録媒体はOHTシ
    ートであり、後に転写する記録媒体は紙であることを特
    徴とする請求項第20項に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 静電潜像を形成するための感光体と、 該感光体上に形成された像を複数個保持する転写体と、 該転写体上に保持された各像を記録媒体に順次定着させ
    る定着部とを備える画像形成装置であって、 記録媒体の特性を検出する検出手段と、 前記転写体上に保持された複数の像を対する転写済記録
    媒体を、前記定着部で定着する際に、 前記複数の像のうち先の像の定着に用いる温度条件と、
    前記複数の像のうち後の像の定着に用いる温度条件とを
    変化させる調整手段を有することを特徴とする画像形成
    装置。
  23. 【請求項23】 前記先の像はOHTシートに定着さ
    れ、前記後の像は紙に定着されることを特徴とする請求
    項第22項に記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 静電潜像を形成するための感光体と、 該感光体上に形成された像を保持する転写体と、 該転写体上に保持された像を記録媒体に順次定着させる
    定着部とを備える画像形成装置であって、 前記転写体上に保持された像に対する転写済記録媒体
    を、前記定着部で定着する際に、 前記像の定着速度を第1の速度とすると共に、続いて像
    形成を行う記録媒体への潜像形成を行うために前記感光
    体及び転写体の駆動速度を前記第1の速度より速い第2
    の速度とする調整手段とを有する画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記記録媒体はOHTシートであるこ
    とを特徴とする請求項第24項に記載の画像形成装置。
JP8170386A 1996-06-28 1996-06-28 画像形成装置及びその制御方法 Withdrawn JPH1020706A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006685A (ja) * 2000-06-23 2002-01-11 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
US7050746B2 (en) 2003-02-24 2006-05-23 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus which controls transferring timing to the paper according to a change of process speed

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