JPH1010955A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1010955A
JPH1010955A JP8159811A JP15981196A JPH1010955A JP H1010955 A JPH1010955 A JP H1010955A JP 8159811 A JP8159811 A JP 8159811A JP 15981196 A JP15981196 A JP 15981196A JP H1010955 A JPH1010955 A JP H1010955A
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JP
Japan
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temperature
fan
unit
power
fixing
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JP8159811A
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Isato Shinohara
勇人 篠原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば複写機やプリンタ等の電子写真方式の
画像形成装置において、熱ローラ形式の定着器の熱源に
より、トナーカートリッジ内のトナー融着を防止するた
めに、従来は電源オフ入力後に一率に所定時間冷却ファ
ン38を駆動しているが、その時の定着部25の実際の
温度により、実質的に必要とする冷却ファン38の駆動
時間を可変制御して、省電力,ファン寿命の向上,騒音
の低減に寄与し得る手段を提供する。 【解決手段】 このため、定着部25の温度をサーミス
タにより検出し、その温度情報により、冷却ファン38
の駆動時間をメイン制御CPU409により可変制御す
るよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に、
また特に、例えば複写機やプリンタ等の電子写真方式の
画像形成装置の冷却制御手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱ローラ形式の定着器を有するこ
の種の画像形成装置において、電源スイッチをオフ後、
装置本体内部を冷却するための冷却ファンの駆動をオフ
するタイミングは、電源のオフを前記本体装置の制御手
段により制御可能な画像形成装置においては、ある所定
時間前記冷却ファンを駆動後、電源をオフにし、また一
方、制御を行わない装置においては、電源オフと同時に
ファン駆動を停止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、この種の電子写
真方式の画像形成装置においては、高解像度化、高速化
が促進され、静電画像(潜像)を可視化するためのトナ
ーも微粒子化、高定着化が進み、その結果として低融点
化の傾向が強まっている。一方、一般的に画像形成装置
の小型化が進んで実装密度も高くなり、トナーを内蔵す
るトナーカートリッジの位置と、熱源である定着器の位
置も接近する傾向にある。そのため、トナーカートリッ
ジ内のトナーの融着傾向が問題となり、特に装置の電源
オフ後、冷却ファン駆動停止後が問題となってきてい
る。
【0004】以上のようなトナーの融着防止用に、トナ
ーカートリッジと定着器との間の断熱性を強化するため
に、この間の距離を大きくとり、さらに断熱部材を用い
る方法等が考えられるが、前者は装置の小型化の実現に
反し、また断熱部材を用いた場合は、装置のコスト上昇
をも伴う。
【0005】このため、現実的には、結局、電源のオフ
を装置の制御手段により制御可能な電源を採用し、電源
オフ入力後もある所定時間ファンを駆動する方法が採用
されていた。しかしながら、以上のような従来例にあっ
ては、定着器の実際の温度に無関係に、極端な例では、
長時間電源をオフして十分冷却した後も、電源オンした
後に直ちにオフしても、前記の所定時間冷却ファンを不
必要に駆動していた。本発明は、以上のような従来例の
問題点にかんがみてなされたもので、定着器の実際温度
に基づいて、不必要な冷却ファン駆動を防止し、省電
力、ファン寿命の向上、ファン騒音の減少等に寄与する
手段の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、転写材上に転写された画像を加熱及び加圧により
定着させる定着手段と、この定着手段の温度を検出する
検出手段と、電源オフ情報を本体装置の制御手段により
入力する入力手段と、前記入力手段からの前記電源オフ
情報に基づき、前記制御手段の指示により前記電源オフ
を制御実行可能な電源手段と、前記本体装置内部を冷却
する冷却手段とを有する画像形成装置であって、前記電
源オフ情報入力手段からの電源オフ情報検出後、前記温
度検出手段からの温度情報により、前記制御手段が前記
冷却手段の駆動時間を可変制御することを特徴とする画
像形成装置を提供することにより、前記目的を達成しよ
うとするものである。
【0007】
【作用】以上のような本発明構成により、電源オフ後の
定着器を冷却するためのファン駆動を従来の固定時間か
ら本体装置内の温度情報、例えば定着器の加熱をフィー
ドバック制御するために定着器の温度をモニタするため
のサーミスタによる温度情報、もしくは、トナーカート
リッジ近傍に設けられた温度センサの温度情報等により
可変制御することにより、必要以上のファン駆動を防止
し、その結果として、省電力化を図り、ファンの寿命を
向上し、かつ電源オフ後のファン駆動音の早期消音も可
能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、複
数の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0009】
【実施例】
(第1の実施例)まず本発明に係る画像形成装置の全体
構成について、図2を参照して概略説明する。図2は、
この種の電子写真方式の画像形成装置の一形態であるカ
ラーレーザプリンタの一例の全体構成説明図である。
【0010】本装置は、図2に示すように、固定の黒現
像器21Bと回転可能な3つのカラー現像器20Y,2
0M,20Cを装填して成る画像形成部で現像され、中
間転写体9に多重転写されたカラー画像を給送部から給
送した転写材2に、更に転写することによりカラー画像
を形成するものである。そしてこの転写材2を、定着部
25へ搬送してカラー画像を転写材2に定着し、排出ロ
ーラによって装置上面の排出部37へ排出する。
【0011】なお、上記回転可能な各カラー現像器20
Y,20M,20C及び固定の黒現像器21Bは、プリ
ンタ本体に対して個別に着脱可能に構成されている。
【0012】上記画像形成部への露光はスキャナ部30
から送られる。即ち画像信号がレーザダイオードに与え
られると、このレーザダイオードは画像信号に対応する
画像光をポリゴンミラー31へ照射する。このポリゴン
ミラー31は、スキャナモータ31aによって高速回転
し、ポリゴンミラー31で反射した画像光が結像レンズ
32及び反射ミラー33を介して一定速度で回転する像
担持体15の表面を選択的に露光するように構成されて
いる。
【0013】次に上記画像形成部の各部の構成について
順次詳細に説明する。
【0014】〔像担持体ユニット〕ドラムユニット13
は、像担持体(感光ドラム)15と像担持体15のホル
ダとを兼ねるクリーニング装置の容器14と一体的に構
成され、このドラムユニット13は、プリンタ本体に対
して着脱自在に支持され、像担持体15の寿命に合わせ
て容易にユニット交換可能に構成されている。
【0015】本実施例に係わる像担持体15は、アルミ
ニウム製シリンダの外側に有機光導電体層を塗布して構
成し、像担持体15のホルダを兼ねるクリーニング装置
の容器14に回転自在に支持されている。像担持体15
の周上には、クリーナブレード16、一次帯電手段17
が配置され、また図示後方の一方端に図示しない駆動モ
ータの駆動力を伝達することにより、像担持体15を画
像形成動作に応じて図示反時計回りに回転させるように
している。
【0016】〔帯電手段〕帯電手段17は、接触帯電方
法を用いたものであり、導電性ローラを像担持体15に
当接させ、この導電性ローラに電圧を印加することによ
り像担持体15の表面を一様に帯電させるものである。
【0017】〔クリーニング手段〕クリーニング手段
は、現像手段によって像担持体15に可視像化されたト
ナーが中間転写体9に転写された後、像担持体15上に
残ったトナーをクリーニングするものであり、クリーニ
ングされた廃トナーはクリーナ容器14に蓄えられる。
容器14に蓄えられる廃トナーの量は、像担持体の寿命
より早く容器14を満たすことはなく、従ってクリーナ
容器14は、像担持体15の寿命交換時に同時に一体で
交換処理される。
【0018】〔現像手段〕現像手段は、上記潜像を可視
像化するために、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラッ
クの各色現像を可能とする3個の回転現像器20Y,2
0M,20Cと1個の黒現像器21Bとから構成されて
いる。
【0019】黒現像器21Bは、固定現像器であり、像
担持体15に対向した位置にスリーブ21BSが像担持
体15に対し微小間隔をもって配置され、像担持体15
にブラックトナーによる可視像を形成する。
【0020】ブラック現像器21Bは、容器内のトナー
を送り機構によって送り込み、スリーブ21BSの外周
に圧接された塗布ブレード21BBによって、図示時計
方向に回転するスリーブ21BSの外周にトナーを薄層
塗布し、かつ、トナーへ電荷を付与(摩擦帯電)する。
またスリーブ21BSに現像バイアスを印加することに
より、潜像に応じて像担持体15に対してトナー現像を
行うものである。
【0021】3個の各回転現像器20Y,20M,20
Cは、軸22を中心として回転する現像ロータリ23に
それぞれ着脱可能に保持され、画像形成に際しては、各
現像器が現像ロータリ23に保持された状態で軸22を
中心に回転移動し、所定の現像器が、像担持体15に対
向した位置に止り、更に各現像スリーブ20YS,20
MS,20CS,20BSが像担持体15に対し微小間
隔をもって対向するように位置決めされた後、像担持体
15に可視像を形成する。
【0022】カラー画像形成時には、中間転写体9の1
回転毎に現像ロータリ23が回転し、イエロー現像器2
0Y,マゼンタ現像器20M,シアン現像器20C、次
いで黒現像器20Bの順で現像工程がなされ、中間転写
体9が4回転してイエロー,マゼンタ,シアン,黒のそ
れぞれのトナーによる可視像を順次形成し、その結果フ
ルカラー可視像を中間転写体上に形成する。
【0023】図2では、イエローの回転現像器20Y
が、像担持体ユニットに対向した位置に位置決め静止し
ている状態を示している。イエロー回転現像器20Y
は、容器内のトナーを送り機構によって塗布ローラ20
YRへ送り込み、図示時計方向に回転する塗布ローラ2
0YR及びスリーブ20YSの外周に圧接されたブレー
ド20YBによって図示時計方向に回転するスリーブ2
0YSの外周にトナーを薄層塗布し、かつ、トナーへ電
荷を付与(摩擦帯電)する。
【0024】潜像が形成された像担持体15と対向した
スリーブ20YSに現像バイアスを印加することによ
り、潜像に応じて像担持体15上にトナー現像を行うも
のである。マゼンタ現像器20M,シアン現像器20C
についても上記同様な機構でトナー現像が行われる。
【0025】また各回転現像器20Y,20M,20C
の各スリーブは、それぞれ各現像器が各現像位置に回転
移動された時、プリンタ本体に設けられた各色現像用高
圧電源及び駆動手段と接続されており、各色現像毎に順
次選択的に電圧が印加され駆動手段が接続される。
【0026】〔中間転写体〕中間転写体9は、カラー画
像形成動作時には、像担持体15から4回の多重転写を
受けるため図示時計回りに回転し、また多重転写を受け
た中間転写体9は、電圧を印加された転写ローラ10と
によって転写材2を挟み込み搬送することにより、転写
材2に中間転写体9上の各色トナー像を同時多重転写す
る。
【0027】本実施例に係わる中間転写体9は、例えば
直径180mmのアルミニウム製シリンダ12の外周を中
抵抗スポンジや中抵抗ゴム等の弾性層11で覆った構成
を有している。この中間転写体9は、回転自在に支持さ
れ一体的に固定される不図示のギヤに駆動されて回転す
る。
【0028】〔給紙部〕給紙部は、画像形成部へ転写材
2を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した
カセット1と給紙ローラ3,給送ローラ4,重送防止の
リタードローラ,給紙ガイド及びレジストローラ8から
主に構成されている。画像形成時には、給紙ローラ3が
画像形成動作に応じて駆動回転し、カセット1内の転写
材2を一枚ずつ分離給送すると共に、給紙ガイド板6に
よってガイドし、搬送ローラ7を経由してレジストロー
ラ8に至る。
【0029】画像形成動作中にレジストローラ8は、転
写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を中
間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシー
ケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転写材
2との位置合わせを行う。
【0030】〔転写部〕転写部は揺動可能な転写ベルト
10から成る。転写ベルト10は、金属軸を中抵抗発泡
弾性体で巻いてあり、図示上下方向に移動可能で、か
つ、駆動手段を有している。前記中間転写体9上に4色
のトナー像を形成している間、即ち、中間転写体9が複
数回転する間はその画像を乱さぬよう、図示実線で示す
ように、転写ベルト10は下方に位置し、中間転写体9
とは離れている。
【0031】上記中間転写体9上に4色のトナー像が形
成し終わった後、転写材2にカラー画像を転写するタイ
ミングに合わせて転写ベルト10は不図示のカム部材に
より図示点線で示す上方の位置、即ち転写材2を介して
中間転写体9に所定の圧力で押し付けられる。この時、
同時に転写ベルト10にはバイアスが印加され中間転写
材9上のトナー画像は転写材2に転写される。
【0032】ここで中間転写体9と転写ベルト10とは
それぞれ駆動されているため、両者に挟まれた状態の転
写材2は、転写工程が行われると同時に、図示左方向に
所定の速度で搬送され次工程である定着器に向けて送ら
れる。
【0033】〔定着部〕定着部25は、上記現像手段2
0,21により形成されたトナー画像を、中間転写体9
を介して転写材2上に形成したトナー画像を定着させる
ものであり、図2に示すように、転写材2に熱を加える
ための定着ローラ26と、転写材2を定着ローラ26に
圧接させるための加圧ローラ27とから成り、これらの
各ローラは中空ローラであり内部にそれぞれヒータ2
8,29を有し、回転駆動されると同時に転写材2を搬
送するよう構成されている。
【0034】即ち、トナー像を保持した転写材2は、定
着ローラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共
に、熱及び圧力を加えられることによりトナーが転写材
2に定着される。
【0035】〔画像形成動作〕次に、上記のように構成
された装置によって画像形成を行う場合の動作について
説明する;先ず図2に示す給紙ローラ3を回転して、給
紙カセット1内の転写材2を一枚分離し、レジストロー
ラ8へと搬送する。
【0036】一方、像担持体15と中間転写体9とがそ
れぞれ図示矢印方向へ回転し、帯電手段17によって像
担持体15表面を均一に帯電すると共に、スキャナ部3
0によりイエロー画像の光照射を行い、像担持体15上
にイエロー潜像を形成する。この潜像形成と同時にイエ
ロー現像器20Yを駆動し、像担持体15上の潜像にイ
エロートナーが付着するように像担持体15の帯電極性
と同極性で、略々同電位の電圧を印加してイエロー現像
を行い、中間転写体9に上記トナーと逆特性の電圧を印
加して像担持体15上のイエロートナーを中間転写体9
上に転写する。上記のようにイエロートナーの中間転写
体9への転写が終了すると、現像ロータリ23が回転
し、次のマゼンタ現像器20Mが回転移動し、像担持体
15に対向した位置に位置決めされ、イエローと同様に
してマゼンタトナーが現像され、次いでシアン,ブラッ
クの潜像形成及び現像及び中間転写体9へのトナー転写
を重ねて4回順次行い、中間転写体9の表面にイエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラックの4種のトナーで成る
カラーの画像を形成する。
【0037】そして中間転写体9表面のカラー画像が形
成された後、レジストローラ8で待機させておいた転写
材2を搬送し、転写ローラ10にて転写材2を中間転写
体9に圧接すると同時に、転写ローラ10にトナーと逆
特性のバイアスを印加することで、中間転写体9上のカ
ラー画像を転写材2に転写する。
【0038】転写工程を経た転写材2は、中間転写体9
から剥離され、定着部25へ搬送されトナー定着を行っ
た後に、各排出ローラ対34,35,36を介して本体
上部の排出トレイ37上へ画像面を下向きにして排出さ
れ、画像形成動作を終了する。なお、図2における38
は、定着部をはじめ、本体装置内部を冷却するための冷
却ファンを示す。
【0039】図3は、本カラー画像形成装置のエンジン
部の概略システム構成図である。300は、本エンジン
を制御する外部コントローラとのインタフェース部であ
るVideo/F、301は、定着部306,温湿度セ
ンサやトナー残量検知等のセンサ部307,インタフェ
ース300より受信する画像データにγ補正等の画像処
理を行う画像処理GA309,レーザ出力やスキャナモ
ータ等の画像出力を行う画像形成部308,サブCPU
のメカ制御CPU302をそれぞれ制御するメイン制御
CPUである。このメカ制御CPU302は、モータ,
クラッチ等の駆動部とセンサ部303,給紙制御部30
4,高圧制御部305,ファン312をそれぞれ制御す
る。
【0040】電源スイッチ311の電源オン情報は、電
源部310のP−on端子に入力され電源部311を立
ち上げる。一方、電源スイッチ311の電源オフ情報
は、メイン制御CPU301のIRQ端子に入力され、
後述するIRQの電源オフ割り込み処理を実行し、その
なかで電源オフ信号P−cntを出力、電源部310の
P−off端子に入力し電源部310を遮断する。
【0041】図4は、図3の定着部306の概略構成模
式図である。図4において、401は、定着ローラ40
5の温度を監視するサーミスタ、402は、加圧ローラ
406の温度を監視するサーミスタである。定着ローラ
405,加圧ローラ406は、それぞれ中空状に形成さ
れ、内部にそれぞれ上/下の各加圧ヒータ403,40
4が内蔵されている。
【0042】407は、図3における定着部306を転
写材2が通過したか否かを検出するための定着排紙セン
サである。定着部306は、基本的に各サーミスタ40
1,402のサーミスタ情報を、メイン制御CPU40
9にフィードバックし、その情報を基にヒータ駆動部4
08をメイン制御CPU409が制御し、上ヒータ40
3,下ヒータ404の加熱制御を実行する。
【0043】図1は、本発明の特徴を最もよく表わす特
性線図の一例である。図のグラフで、縦軸は、図3にお
ける定着部306のサーミスタの温度情報である定着温
度、横軸は、電源スイッチ311のオフ情報を入力して
から、冷却ファン312を停止するまでの駆動時間を示
すものである。
【0044】印字中に電源スイッチ311のオフを検出
した場合、定着部306は最も高いプリント温度状態に
維持されているためファン駆動時間は最長のTmaxに
セットされる。プリンタがスタンバイ状態(印字指令待
ち状態)の時は、ファン駆動時間はTstbyと、プリ
ント温度の時よりはファン駆動時間は短くてすむ。
【0045】例えば、プリンタが長時間未使用の状態か
ら電源がオンされ、定着部306が未だそれほど暖まっ
ていない状態で電源がオフされた時、ファン312を駆
動して定着部306をはじめ、内部を冷却する必要はな
い。そのようなファン312の駆動の必要のない定着部
306の温度をファン駆動不要温度とし、それをわずか
上回った時に最小時間Tmin、ファン駆動が実行され
る。つまり定着部36の定着温度状態により、ファン駆
動時間を決定するようにしたものである。
【0046】図5は、図3におけるメイン制御CPU3
01が実行する、前記図1で説明した電源スイッチ31
1オフ後の電源オフ割り込み処理シーケンスを説明する
フローチャートである。図5において、ステップS50
1は、メカ制御CPU301に対し、駆動部,給紙部,
高圧部を緊急停止するためのコマンドを送信し、ステッ
プS502ではメイン制御CPU301自身の、定着
部,スキャナモータ駆動をはじめとする画像形成部の緊
急停止処理を実行する。
【0047】ステップS503では、定着部306の上
下サーミスタ値の温度を読み込み、ステップS504で
は、上下高い方のサーミスタ値からファン駆動不要温度
か否かを判定し、不要と判定されればステップS507
の電源オフ制御を実行する。ステップS505では、上
下高い方のサーミスタ値からファン駆動時間を決定し、
メイン制御CPU301内部のタイマ値にセットすると
同時にタイマをスタートする。ステップS506では、
このタイマのカウントが終了したか判定し、終了時は、
ステップS507で電源オフのための、電源オフP−c
ntを出力、電源部310のP−off端子に入力し、
電源部310を遮断する。本実施例では、電源を遮断す
ることにより結果的にファン駆動を停止している。
【0048】(第2の実施例)前記実施例1では、図3
における定着部306の温度情報に基づき、電源オフス
イッチ311のオフ情報入力時にファン駆動時間を決定
していたが、本実施例2では、電源オフスイッチ311
のオフ情報入力後、定着部306の温度情報を監視し、
ファン駆動不要温度に到達するまでファンを駆動する方
式である。
【0049】図6は、本実施例2のメインCPUの電源
オフ時割り込み処理シーケンスフローチャートで、ステ
ップS601はメカ制御CPUに対し、駆動部,給紙
部,高圧部を緊急停止するためのコマンドを送信し、ス
テップS602ではメイン制御CPU自身の、定着部,
スキャナモータ駆動をはじめとする画像形成部の緊急停
止処理を実行する。
【0050】ステップS603では、定着部306の上
下サーミスタ値の温度を読み込み、ステップS604で
は上下高い方のサーミスタ値がファン駆動不要温度に到
達したか否か判定し、到達したと判定されればステップ
S605の電源オフ制御を実行する。本実施例2も、電
源を遮断することにより結果的にファン駆動を停止して
いる。
【0051】(第3の実施例)前記実施例1と2とで
は、温度情報を定着部306に設置されているサーミス
タを温度検知手段とした例を示したが、図7に、本実施
例3の前記図2相当図を示すように、図7の39に示す
ごとく、定着器25の近傍に配置された機内温度を測定
する温度センサであってもよく、要は、ファン駆動が必
要か否かを判定するための温度検出手段であれば、必ず
しも定着部のサーミスタのみに限定されない。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電子写真方式の画像形成装置の電源オフ後の定着器を冷
却するためのファン駆動を所定時間から、装置内の温度
情報、例えば定着器の加熱をフィードバック制御するた
めに、定着器の温度をモニタするためのサーミスタによ
る温度情報、もしくは、トナーカートリッジ近傍に設け
られた温度センサの温度情報により可変制御可能とした
ため、必要以上の冷却ファン駆動を防止し、その結果と
して、省電力化を図り、ファンの寿命を向上し、かつ電
源オフ後のファン駆動音の早期消音にも効果がある。
【0053】また、トナーカートリッジと定着器の間の
断熱性を強化するために、必要以上の距離を設ける必要
がないため、装置の小型化にも寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の特徴を最もよく表わすファン駆動時
間−定着温度特性線図の一例
【図2】 本発明に係わるカラーレーザプリンタの一例
の全体構成説明図
【図3】 図2のカラーレーザプリンタのエンジン部の
概略システム構成図
【図4】 図3の定着部の概略構成模式図
【図5】 実施例1のメイン制御CPUの電源オフ時割
り込み処理シーケンスフローチャート
【図6】 実施例2のメイン制御CPUの電源オフ時割
り込み処理シーケンスフローチャート
【図7】 機内温度センサを使用した実施例3の図2相
当説明図
【符号の説明】
1 給紙カセット 2 転写材 3 給紙ローラ 4 給送ローラ 5 リタードローラ 6 給紙ガイド 7 搬送ローラ 8 レジストローラ 9 中間転写体 10 転写ローラ 11 弾性層 12 アルミニウム製シリンダ 13 ドラムユニット 14 容器 15 像担持体 16 クリーナブレード 17 帯電手段 20Y イエロー現像器 20YB 塗布ブレード 20YR 塗布ローラ 20YS 現像スリーブ 20M マゼンタ現像器 20MB 塗布ブレード 20MR 塗布ローラ 20MS 現像スリーブ 20C シアン現像器 20CB 塗布ブレード 20CR 塗布ローラ 20CS 現像スリーブ 20B 黒現像器 20BB 塗布ブレード 20BR 塗布ローラ 20BS 現像スリーブ 22 ロータリ回転軸 23 現像ロータリ 25 定着部 26 定着ローラ 27 加圧ローラ 28,29 ヒータ 30 スキャナ部 31 ポリゴンミラー 31a スキャナモータ 32 レンズ 33 反射ミラー 34,35,36 排出ローラ 37 排出トレイ 38 冷却ファン 39 機内温度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写材上に転写された画像を加熱及び加
    圧により定着させる定着手段と、この定着手段の温度を
    検出する検出手段と、電源オフ情報を本体装置の制御手
    段により入力する入力手段と、前記入力手段からの前記
    電源オフ情報に基づき、前記制御手段の指示により前記
    電源オフを制御実行可能な電源手段と、前記本体装置内
    部を冷却する冷却手段とを有する画像形成装置であっ
    て、 前記電源オフ情報入力手段からの電源オフ情報検出後、
    前記温度検出手段からの温度情報により、前記制御手段
    が前記冷却手段の駆動時間を可変制御することを特徴と
    する画像形成装置。
JP8159811A 1996-06-20 1996-06-20 画像形成装置 Withdrawn JPH1010955A (ja)

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