JP2003173050A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003173050A
JP2003173050A JP2002241953A JP2002241953A JP2003173050A JP 2003173050 A JP2003173050 A JP 2003173050A JP 2002241953 A JP2002241953 A JP 2002241953A JP 2002241953 A JP2002241953 A JP 2002241953A JP 2003173050 A JP2003173050 A JP 2003173050A
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image carrier
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image forming
carrier
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Hideaki Mochimaru
英明 持丸
Yasukuni Komata
安国 小俣
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両面画像の位置合わせが正確に行うことがで
きる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 記録媒体の両面に顕像を同時に転写可能
な画像形成装置において、第2の像担持体10のループ
内側に作像工程を制御する制御手段300A、第3の像
担持体100のループ内側に作像工程を制御する第2の
制御手段300Bがそれぞれ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体の両面に
画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置において、記録媒体(以下、用紙という)の
両面に画像を形成できるように構成されたものがある。
従来の両面記録可能な画像形成装置では、像担持体上に
形成した一方の面の画像(顕画像)を用紙に転写して定
着し、その用紙を反転路等により反転させ、再度給送し
て用紙の裏面にもう一方の面の画像(顕画像)を転写し
て定着させる方式が一般に使用されている。
【0003】この方式による両面記録の場合、用紙の搬
送方向切り換えや、片面画像の定着による用紙カールな
どにより、用紙搬送の信頼性確保に多くの課題を有して
いる。これに対し、特開平8−160703号公報に
は、1個の感光体と2個の中間転写ベルトを使った、両
面カラー記録が可能の装置が開示されている。この装置
では、1個の感光体周囲に複数のカラートナーによる現
像器を配置し、一色づつ顕像化して第1の中間転写体表
面に転写して重ね、全色重ね終えた後一括して第2の中
間転写体に転写する。もう一度同様に第1の中間転写体
表面に一色づつトナーを転写して重ね、第1、第2の中
間転写体から一括して用紙の両面にトナー像を転写す
る。
【0004】また、特開平9−258518号公報には
1個の感光体と2個の中間転写ベルトを使った、両面記
録装置が開示されている。この装置では、1個の感光体
周囲に複数のカラートナーによる現像器を配置し、一色
づつ露光と現像を実行し、顕像化して感光体表面に重
ね、全色重ね終えた部分から第1の中間転写体に転写
し、さらにトナー像受像体(第2の中間転写体)に転写
する。もう一度感光体表面にトナーを重ね、第1の中間
転写体に一括転写し、トナー像受像体と第1の中間転写
体から用紙の両面に一括してトナー像を転写する。
【0005】前者のものは、4色のフルカラー画像を得
るとき、感光体の1回転で1色のトナー像を作っては第
1の中間転写体に転写させ、合計4回の回転で用紙の片
面分の画像を作成するので、作像に多大な時間を要し生
産効率が低い。また、後者のものは、露光ユニット、帯
電装置も4個備えており、感光体表面にトナーを4色重
ねつつ中間転写体に一括転写するので、時間的には有利
である。しかし感光体内部に露光ユニットを収めるの
で、透光性感光体の特性やドラム形状に格別の条件が必
要であり、感光体がコンパクトにできない。また中間転
写体の周りにムダなスペースがあり、装置全体が大きく
なってしまう。またトナーの存在する所に帯電、現像を
繰り返すので、作像プロセスの安定性確保に困難を伴
う。
【0006】このように、上記公報に記載された技術は
多少の問題があるものの、この方式による両面記録の場
合、用紙の搬送方向切り換えや、片面画像の定着による
用紙カールなどにより、用紙搬送の信頼性確保に多くの
課題をある程度解決できるものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
件の公報に記載された装置は用紙を一度搬送する間にそ
の両面に画像を形成する方法を採用した画像形成装置で
あるが、両面の画像同士の位置合わせに関して考慮が欠
けているという問題があった。
【0008】また、像担持体としての中間転写体ベルト
は、ローラにより張架されて走行されるが、画像形成終
了時に毎回同じように停止すると、ベルトにローラの外
周面に沿った形状の、いわゆる巻き癖が発生する傾向が
あった。この巻き癖はベルトの外周面に凸状に発生する
ため、中間転写ベルトが有する画像を記録媒体に転写す
る際、画像と記録媒体の密着性が悪く、画像カスレやボ
ケが発生する。とくに同時両面方式の画像形成装置にお
いては、転写手段を非接触タイプとするため、転写手段
が画像と記録媒体の密着性を向上させるという効果が期
待できない。
【0009】本発明は、従来の画像形成装置および画像
形成方法における上述の問題を解決し、両面画像の位置
合わせが正確に行うことができる画像形成装置を提供す
ることを課題とする。
【0010】さらに、像担持体としての中間転写体ベル
トに発生する巻き癖を防止し、搬送される記録媒体との
接触を確実にして、画像ボケなどの不良画像が発生しに
くい画像形成装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、第1の像担持体、第2の像担持体および
第3の像担持体を有し、前記第1の像担持体から第2の
像担持体へ転写し、さらに第2の像担持体から第3の像
担持体に転写した顕像を第3の像担持体から記録媒体の
一方の面に転写するとともに、前記第1の像担持体から
第2の像担持体へ転写した顕像を記録媒体の他方の面に
転写することにより記録媒体の両面に顕像を転写可能な
画像形成装置において、前記第2の像担持体と前記第3
の像担持体の少なくとも一方の近傍に作像工程を制御す
る制御手段を具備することを特徴としている。
【0012】また、上記課題を解決するため、本発明
は、第1の像担持体、第2の像担持体および第3の像担
持体と、前記第1の像担持体に顕像を形成する作像手段
とを有し、前記第1の像担持体に形成した顕像を、第1
の像担持体からから第2の像担持体へ、第2の像担持体
から第3の像担持体へ順次転写した後、第3の像担持体
から記録媒体の一方の面に転写するとともに、前記第1
の像担持体に形成した別の顕像を第2の像担持体へ転写
してから記録媒体の他方の面に転写することにより記録
媒体の両面に顕像を転写可能な画像形成装置において、
前記第2の像担持体の近傍に作像工程を制御する第1の
制御手段、前記第3の像担持体の近傍に作像工程を制御
する第2の制御手段がそれぞれ設けられていることを特
徴としている。
【0013】なお、本発明は、前記第2の像担持体およ
び第3の像担持体が像担持体ベルトを用いており、前記
第1および第2の制御手段が像担持体ベルトのループ内
に設けられていると、効果的である。
【0014】さらに、本発明は、前記制御手段が、像担
持体の内面に形成されたタイミングマークと、該タイミ
ングマークを検出する検出手段を有すると、効果的であ
る。さらにまた、本発明は、前記タイミングマークが像
担持体内面に印刷されたマークであると、効果的であ
る。
【0015】さらにまた、本発明は、前記タイミングマ
ークが像担持体内面に形成されたリブに設けられている
と、効果的である。さらにまた、本発明は、前記タイミ
ングマークがベルト状の像担持体内面側縁に形成された
ベルト寄り防止用リブに設けられた凹部であると、効果
的である。
【0016】さらにまた、本発明は、前記タイミングマ
ークがベルト状の像担持体内面側縁に形成されたベルト
寄り防止用リブに設けられ、該マークがベルトの側面か
ら認識可能であると、効果的である。
【0017】さらにまた、本発明は、前記タイミングマ
ークがベルトの側端側に設けた非接触タイプの検出手段
により検出されると、効果的である。さらにまた、本発
明は、前記第1の像担持体が前記第2の像担持体に沿っ
て複数並べられ、それぞれ作像手段が異なる色のトナー
で顕像を形成して前記第2の像担持体に重ね転写が前記
第1の制御手段の前記検知手段による前記タイミングマ
ークの検出に基づいて第1の像担持体への作像を制御す
ると、効果的である。
【0018】さらにまた、本発明は、前記第1の制御手
段の前記検知手段による前記タイミングマークの検出に
基づいて前記各第1の像担持体から前記第2の像担持体
への転写タイミングを制御すると、効果的である。
【0019】さらにまた、本発明は、前記第1の制御手
段の前記検知手段による前記タイミングマークの検出に
基づいて前記第2の像担持体から前記第3の像担持体へ
の転写タイミングを制御すると、効果的である。さらに
また、本発明は、前記第1の制御手段の前記検知手段に
よる前記タイミングマークの検出と、前記第2の制御手
段の前記検知手段による前記タイミングマークの検出と
に基づいて前記記録媒体の搬送を制御すると、効果的で
ある。
【0020】また、上記課題を解決するため、本発明
は、第1の像担持体、第2の像担持体およびベルト状の
第3の像担持体と、前記第1の像担持体に顕像を形成す
る作像手段とを有し、前記第1の像担持体に形成した顕
像を、第1の像担持体からから第2の像担持体へ、第2
の像担持体から第3の像担持体へ順次転写した後、第3
の像担持体から記録媒体の一方の面に転写するととも
に、前記第1の像担持体に形成した別の顕像を第2の像
担持体へ転写してから記録媒体の他方の面に転写するこ
とにより記録媒体の両面に顕像を転写可能な画像形成装
置において、前記第3の像担持体にタイミングマーク、
前記第3の像担持体に近接して該タイミングマークを検
出する検出手段を備え、検出手段によるタイミングマー
クの検出に基づいて作像最終工程後に前記第3の像担持
体の移動を停止させることを特徴としている。
【0021】なお、本発明は、前記第3の像担持体ベル
トの停止履歴を記憶する停止情報記憶手段を備え、該停
止情報記憶手段に基づいて前記第3の像担持体ベルトの
停止位置が前回と同じにならないように第3の像担持体
の停止を制御すると、効果的である。
【0022】さらに、本発明は、前記第3の像担持体の
停止を、第3の像担持体に設けたタイミングマークを検
知手段が検知したときからカウンタが計数する時間によ
りモータを制御すると、効果的である。
【0023】さらにまた、本発明は、前記第3の像担持
体の走行駆動を、ステッピングモータで行うと、効果的
である。さらにまた、本発明は、前記記録媒体への画像
形成が、記録媒体への片面か両面かによって前記ベルト
停止の制御を変えると、効果的である。
【0024】さらにまた、本発明は、前記第3の像担持
体から記録媒体の一方の面に転写するための転写手段と
して、記録媒体と非接触タイプの転写手段を用いると、
効果的である。
【0025】さらにまた、本発明は、前記第3の像担持
体は、基体の厚みが50μm乃至500μmのポリイミ
ドあるいはポリアミドイミドの材であり、該基体にゴム
材の厚み1.5mmないし3mmのベルト寄り防止用リ
ブが設けられていると、効果的である。
【0026】さらにまた、本発明は、前記作像工程の設
定・制御が、当該画像形成装置が接続されたホスト装置
から可能であると、効果的である。
【発明の実施の形態】
【0027】以下、本発明の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は、本発明が適用される画像形成装置
の一例であるプリンタの概略を示す断面構成図である。
【0028】図1に示すプリンタ100は、装置内のほ
ぼ中央に第1の像担持体1(感光体ドラム)を配置して
いる。第1の像担持体1の周囲には、除電装置L、クリ
ーニング装置2、帯電装置3、現像装置5が配設され、
不図示の駆動手段によって矢印方向に回転駆動される。
そして、第1の像担持体1の下方には露光装置4が設け
られ、露光装置4より発せられるレーザ光が、帯電装置
3と現像装置5の間の書き込み位置にて第1の像担持体
1に照射される。
【0029】なお、第1の像担持体1,クリーニング装
置2,除電装置L,帯電装置3,現像装置5などを一体
に組み込んでユニット化し、プロセスカートリッジとし
て寿命到来時に交換できるように構成してもよい。
【0030】第1の像担持体である第1の像担持体1
は、a,b,c,dの4個あり、それぞれ周囲の部品構
成は同じであるが、現像装置5が扱う色材(トナー)の
色が異なる。この複数の第1の像担持体1の上方には、
第2の像担持体としての中間転写ベルト10が設けら
れ、4個の第1の像担持体1はその一部が中間転写ベル
ト10に接するように並べて配置されている。
【0031】上記露光装置4は、公知のレーザ方式で、
フルカラー画像形成に対応した光情報を、一様に帯電さ
れた第1の像担持体表面に潜像として照射する。LED
アレイと結像手段からなる露光装置も採用できる。
【0032】第1の像担持体1は、直径が30から10
0mm程度のアルミニュム円筒表面に、光導電性物質で
ある有機半導体の層を設けた感光体である。なお、第1
の像担持体はベルト状の感光体を採用することも可能で
ある。
【0033】中間転写ベルト10は、矢印方向に移動可
能に、回転するローラ11、12、間に支持、張架され
ていて、裏側(ループの内側)には各第1の像担持体1
の近傍に第1の転写手段20と裏当てローラ14が配備
されている。中間転写ベルト10のループ外側には、第
2の像担持体用クリーニング装置25が配備されてい
る。中間転写ベルトより転写した後にその表面に残留す
る不要のトナーを拭い去る。
【0034】この中間転写ベルト10は、第1の像担持
体1からトナーを転写可能とする抵抗値を備えるベルト
である。例えば、基体の厚みが50μmないし500μ
mの樹脂フィルムあるいはゴムを基体にしたベルトで、
表層に低表面エネルギーのコートを施し、ベルト全体の
体積抵抗値を10から1012Ωcmとし、表面抵抗
率(Ω/□)が10〜1012の範囲にある。また、
中間転写ベルトの裏面は灰色ないし黒色であり、その所
定位置に図3に示すタイミングマーク301が印刷され
ている。なお、本例のタイミングマーク301は6mm
平方の白色のマークである。
【0035】中間転写ベルト10のループ内には、制御
手段として上記タイミングマーク301を検出する検出
手段300Aが配置されている。この検出手段300A
としては、一般に知られている反射型の光学式のセンサ
である。
【0036】本実施形態のプリンタには、図1の右方に
ベルト状の中間転写体としての第3の像担持体100が
配備されている。第3の像担持体100は、矢印方向に
移動可能に、回転ローラ111、112、113間に支
持、張架されていて、裏側(ループの内側)には、第2
の転写手段120が第2の像担持体10を支持するロー
ラ11の近傍に配備されている。他に裏当てローラ11
5が配備されている。ベルトループの外側に、第3の像
担持体用クリーニング装置250、チャージャCH、な
どが配備されている。クリーニング装置250は、ブレ
ードにより、用紙にトナーを転写した後、第3の像担持
体表面に残留する不要のトナーを拭い去る。
【0037】この第3の像担持体100の詳細を、図1
1を用いて説明する。図11に示す第3の像担持体10
0は、モータにより回転駆動される駆動ローラ113、
テンション手段が作用しているテンションローラ11
1、比較的小径の分離ローラ112、転写ローラ(第2
の転写手段)120、裏当てローラ115で構成され
る。分離ローラ112は、直径が12mmから25mm
程度で、金属の芯金の外周にゴム、樹脂、或いは金属パ
イプにブラシを設けたローラである。直径を小さくする
と、ベルトとともに搬送される用紙が容易に分離され、
格別の分離用の除電手段を設けなくてすむ。
【0038】ところで、この分離ローラは定着装置に近
い場所に配備されるので、金属を表面に有していると熱
を受けやすく、またその熱容量が大きいと、ベルトに熱
を与える時間が長い。したがって、第3の像担持体10
0が耐熱性のベルトであっても、熱とテンションローラ
からの張力により、変形が生じやすい。そのため、分離
ローラ112は上記のように形状、材質の考慮がなされ
ている。なお、分離ローラ112を接地するためには、
導電性のゴム、樹脂、ブラシを採用することが好まし
い。
【0039】分離ローラ112は、用紙が巻きつかない
ように分離性を高めるには小径が好ましいが、ベルトが
長時間テンションを受けた状態で張架されていると、図
10の右の図に示すように、ベルトを自由にしたとき、
局部的に凸部が発生してしまう。この凸部がいわゆる巻
き癖によるカールであるが、このようなカールが第3の
像担持体100に形成されると、次に説明するような大
きな問題を引き起こす。
【0040】図12において、カールが形成された第3
の像担持体100に担持されたトナー像は、転写時に用
紙との間に空隙が生じて完全に密着しない。よって、空
隙部分のトナー像が正常に転写されず、転写抜けが発生
する。このとき、転写手段が用紙と第3の像担持体10
0とを完全に密着させるような、例えば転写ローラのよ
うな接触タイプのものであればかかる問題は発生しな
い。しかし、用紙の両面にほぼ同時にトナーを転写させ
る画像形成装置では未定着のトナー像のある用紙面から
転写ローラを押しつけて転写することは採用できない。
【0041】よって、第3の像担持体100は、画像形
成が終了したあと、ベルトが常に同じところで停止しな
いように制御することが好ましい。第2の像担持体10
と第3の像担持体100は、上記転写手段120、裏当
てローラ115、第2の像担持体10を支持するローラ
11により接触し、あらかじめ定められた転写ニップを
形成する。
【0042】第3の像担持体100は、耐熱性で、かつ
第2の像担持体10から直接または記録媒体にトナーを
転写可能とする抵抗値を備えるベルトである。第3の像
担持体100は、基体の厚みが50μm乃至500μm
のポリイミドあるいはポリアミドイミドであって、表層
にフッ素等、低表面エネルギーのコートを施し、ベルト
全体の体積抵抗値を10から1012Ωcmとし、表
面抵抗率(Ω/□)が10〜1012の範囲にある。
また、第3の像担持体の裏面には第2の像担持体10と
同様に、タイミングマーク302が印刷されている。
【0043】第3の像担持体100内部には、制御手段
として上記タイミングマーク302を検出する検出手段
300Bが配置されている。検出手段300Bは、上記
した検出手段300Aと同様の反射型の光学式センサで
ある。
【0044】記録媒体としての用紙Pは、図1の下方に
設けられた給紙装置の給紙カセット26-1、26-2に
収納されており、最上の用紙が給紙ローラ27で1枚づ
つ、複数のガイド29を経てレジストローラ対28に搬
送される。
【0045】図1の右方上部には、ヒータ等の熱源を内
蔵した定着部用加熱手段30、排紙ガイド31A、31
B、排紙ローラ対32、排紙スタック部40が配備され
ている。定着部用加熱手段30の熱源は、用紙Pが搬送
されて定着の工程で通電が行われる。
【0046】第2の像担持体10の上方で、排紙部40
の下方には、補給用のトナーTCが収納できる収納部T
Sが設けてある。トナーの色はマゼンタ、シアン、イエ
ロー、ブラックの四色(図1のa,b,c,d)あり、
カートリッジの形態にしてある。収納部TSのトナー
は、不図示の粉体ポンプによって対応する色の現像装置
に補給される。
【0047】排紙部40の一部であるカバーを開放する
ことでトナーカートリッジの扱いが可能になる。カバー
は、一端の回動支点(不図示)を回動中心として開放可
能に構成されている。この支点は、排紙ローラ32の側
にあるので、排紙部40に記録済みの記録媒体が存在し
ているときにカバーを開放しても、記録済みの記録媒体
が落下し、ページ順が狂うような不具合が生じない。排
紙部40には、把手(不図示)を設けてこの部分に手を
掛けて開けるようにしている。このような把手は排紙さ
れる記録媒の搬送、スタックの妨げにならない形状、場
所にしてある。
【0048】トナー収納部TSと定着手段30との間に
断熱部材Wを介入させてある。そのため、補給用のトナ
ーTCが加熱、冷却の繰り返しによって溶融、固着する
ことが防止できる。断熱方法としては、樹脂、植毛され
た樹脂、これらの材料を、空気層を有するよう積層した
ものなどが採用できる。ファンF1に通じた空気流通路
を設け、外気を取り込むようにするのも効果的である。
【0049】図2は、図1に示したフレーム50を開放
した状態の略中央断面図である。本体の一部のフレーム
50は、開閉支軸50Aを中心として、回動・開放が可
能な構造にしてあるので、記録媒体の搬送路は大きく開
き、ジャムした記録媒体(用紙)の処理を容易にしてい
る。また、第3の像担持体100に関連する部品をユニ
ットとして構成しておき、矢印で示す上方向に取り出す
ことも容易である。なお、機内には電装・制御装置E
1、E2が収納されている。また、ファンF1が備えら
れており、機内の温度過昇防止のために機外へ排風する
よう稼働する。
【0050】図5は、図1、図2に示した画像形成装置
を、ホストコンピュータ(HC)等と接続した画像形成
システムである。いわゆるネットワークで結ばれたシス
テムで、主に画像形成装置はホストコンピュータ(H
C)の出力装置(プリンタ)としての役割を担ってい
る。ケーブルを介さず、無線で繋がれたシステムでもよ
い。ホストコンピュータ(HC)のディスプレイに表示
されるガイド(不図示)にしたがって出力すべき画像の
作像プロセス条件や用紙の排紙形態等が指示、入力可能
にしてある。画像形成装置からの状況を、ディスプレイ
に報知、表示することもできる。
【0051】図5の下方に示した画像形成装置は、ドア
Dを開き(作像部の保守ができる状態)、給紙カセット
26-2を引き出した状態(記録媒体の補給、交換が行
われる状態)を示している。上記ドアDを開くことで、
第1、第2の像担持体1,10およびそれら周囲の構成
部品は、露光装置4を本体に残した状態で、紙面と直角
の方向に引き出すことが可能である。引き出した状態で
第1、第2の像担持体の取り出しが可能にしてある。引
き出しが容易で確実にできるよう、不図示のガイドレー
ルによって案内される。ドアは垂直方向のヒンジで支持
されているので、ドアを開いたときでも、その下方の保
守部品に対する視認性がよい。図示していないが、露光
装置4の構成部品がトナー等により汚染されないよう
に、シール部材が設けられている。なお、露光装置4に
よる露光は、鏡像、正像の両方を実行する必要がある
が、書き込みを制御するコントローラ(不図示)で対応
している。
【0052】上記した画像形成装置により、用紙の両面
に画像を得る場合の作動態様について説明する。第2の
像担持体10、および第3の像担持体100の内部に設
置されたタイミングマーク検出手段300A,300B
によって前記第2の像担持体10、および第3の像担持
体100はタイミングマーク301,302が検出され
ると、まず第1の像担持体1(感光体)による作像が行
われる(図3のT1a)。
【0053】露光装置4の作動により、不図示のLD光
源からの光は、不図示の光学部品を経て、帯電装置3で
一様に帯電された第1の像担持体1のうち、aと記した
第1の像担持体1上に至り、書き込み情報(色に応じた
情報)に対応した潜像を形成する。
【0054】第1の像担持体1上の潜像は、現像装置5
で現像され、トナーによる顕像が第1の像担持体1の表
面に形成・保持される。このトナー像は、第1の転写手
段20により、第1の像担持体と同期して移動する第2
の像担持体10の表面に転写される(図3のT2)。
【0055】第1の像担持体1の表面は、残存するトナ
ーがクリーニング装置2でクリーニングされ、除電装置
Lで除電され次の作像サイクルに備える。第2の像担持
体10は、表面に転写されたトナー像を担持し、矢印の
方向に移動する。bと記された第1の像担持体(感光
体)1に、別の色に対応する潜像が書き込まれ、対応す
る色のトナーで現像され顕像となる。この像は、すでに
第2の像担持体に乗っている前の色の顕像に重ねられ、
最終的に4色重ねられる。4色の作像開始はタイミング
マーク301,302からの時間で制御される(図3の
T1b〜T1d)。このとき、同期して第3の像担持体1
00は矢印方向に移動していて、第2の転写手段120
の作用で、第3の像担持体100の表面に第2の像担持
体表面に作られていた画像が転写される。第2の転写手
段120の作動タイミングについても上記タイミングマ
ーク301,302検知後の時間で制御されている(図
3のT3)。
【0056】このように、第1の像担持体1はいわゆる
タンデム形式であり、4個の第1の像担持体上で画像が
形成されながら、第2、第3の像担持体10,100が
移動し、作像が進められるのでその作像時間が短縮でき
る。
【0057】次に、第2の像担持体10および第3の像
担持体100が、一周し再びタイミングマーク301,
302を検出する。このとき、第2の像担持体10およ
び第3の像担持体100のどちらか早くタイミングマー
ク301,302を検出すると、もう一方の像担持体の
タイミングマーク301,302を検出するまで待って
いる。なお、第2の像担持体10および第3の像担持体
100の周長が同じであれば第2の像担持体10および
第3の像担持体100どちらか一方にタイミングマーク
とタイミングマーク検出手段を設けることで制御するこ
とができる。タイミングマーク301,302が検出さ
れると、用紙Pの別の面に作成されるべきトナー画像
が、上述したような工程で再度第1の像担持体1により
作像され、T4時間後に給紙が開始される。給紙ローラ
27が矢印の方向に回転すると、給紙カセット26内の
最上部にある用紙Pが引き出され、レジストローラ対2
8に搬送される。
【0058】レジストローラ対28を経て、第2の像担
持体10と第3の像担持体100の間に送られる記録媒
体(用紙)の片側の面に、第2の像担持体10表面のト
ナー像が、第2の転写手段21により転写される。転写
のタイミングもタイミングマーク301,302からの
時間で制御している。
【0059】さらに、用紙Pは上方に搬送され、第3の
像担持体100表面のトナー像が、チャージャCHによ
り記録媒体のもう一方の面に転写される。転写に際し
て、用紙Pは画像の位置が正規のものとなるよう、タイ
ミングがとられて搬送される(図3のT5)。
【0060】また、図3により、第3の像担持体100
の停止位置について説明する。画像形成が終了し、第3
の像担持体100のクリーニングが終了した後、タイミ
ングマーク302を検出手段300Bが検知した最終信
号から、駆動用モータを停止させるまでの時間を異なら
せることで、第3の像担持体100の停止位置を制御し
ている。
【0061】具体的には、第3の像担持体100を上記
従来の停止位置Aに停止するために、メインコントロー
ラのシーケンスプログラム上にモータ停止タイムST1
を例えばx秒に設定する。そして、上記最終信号により
モータ停止用タイマが計測を開始し、ST1でタイムア
ップしたらモータ停止信号を出力する。図示の例では、
第3の像担持体100の3つめの検知信号が最終信号と
なっている。同様に、別の停止タイミングのために、モ
ータ停止タイムをST2、ST3に設定してある。この
ように、シーケンスプログラム上に3つのモータ停止タ
イムST1、ST2、ST3を3モード設定している。
そして、画像形成装置の1ジョブ終了毎に上記各モータ
停止タイマST1、GT2、ST3が順次稼動するよう
にシーケンスプログラムを組んだ。これにより、第3の
像担持体100を順次、異なるところで停止させること
ができる。
【0062】このように制御することにより、第3の像
担持体100は停止位置が分散されるため、第3の像担
持体100の巻き癖によるカールの発生を防止すること
ができる。なお、メインコントローラのシーケンスプロ
グラム上にモータ停止タイマを3つ設定して、第3の像
担持体100を異なる3つの位置に停止させる構成につ
いて説明したが、これに限られるものではなく、モータ
停止タイマを2つもしくは4つ以上設定することもでき
る。このように、シーケンスプログラム上のタイマの設
定時間や設定個数を変更するだけで、第3の像担持体1
00の停止位置を変えたり、停止する個所の数を増減さ
せたりすることが容易に行える。
【0063】また、停止位置記憶手段としてのフラッシ
ュメモリもしくは強誘電体メモリ(FRAM)等の不揮
発性ICメモリに前回の第3の像担持体100の停止履
歴(例えば上記各モータ停止タイマST1、ST2、S
T3のうちどのモータ停止タイマが稼動したか)を記憶
させておくことにより、画像形成装置のメインスイッチ
をオフにした場合であっても、前回の停止履歴を記憶し
ておくことができる。そして、次にメインスイッチをオ
ンにして画像形成を行い、最初の1ジョブが終了したと
きに、前回の停止位置と異なる位置に第3の像担持体1
00を停止させる。このように、画像形成装置のメイン
スイッチのオフオン前後で第3の像担持体100を異な
る位置に停止させることができる。
【0064】さらにまた、シーケンスプログラム上に上
記モータ停止タイマを複数設定することなく、第3の像
担持体100を複数の異なる位置に停止させることもで
きる。例えば、上記第3の像担持体100の駆動用モー
タとしてステッピングモータを用い、上記検出手段30
0Bの検知結果(最終信号)に基づいて、ステッピング
モータを停止させることで、あらかじめ設定された複数
の停止位置に停止させることができる。
【0065】図4は、片面画像形成時のタイミングチャ
ートを示しており、第3の像担持体100の走行は両面
画像形成時に比べて少なくて済む。基準とするタイミン
グマークは最初のマークとしている。その検知時からタ
イマが作動し、画像形成終了後は上記の制御と同様、モ
ータを停止させる。
【0066】本実施形態では、第1の像坦持体1に作像
されるトナーの極性はマイナスである。第1の転写手段
20にプラスの電荷を与えることで、第1の像坦持体に
作像されたトナーは第2の像坦持体10に転写される。
第2の転写手段120にプラスの電荷を与えることで、
第2の像坦持体10に作像されたトナーは第3の像坦持
体100に転写される。また第2の像担持体10表面の
トナーも、用紙Pの片側の面に転写される。チャージャ
CHからプラス極性の電荷与えることで、第3の像担持
体100表面のマイナス極性のトナーは吸引されて、用
紙Pの他の面に転写される。
【0067】上記のステップで両面にトナー像が転写さ
れた用紙Pは、定着手段30のある領域に送られ、用紙
P上の両面のトナー像が一度に定着され、ガイド31
A、31Bを経て排紙ローラ対32により本体フレーム
上部の排紙スタック部40に排出される。
【0068】図1のように、排紙部40を構成した場
合、両面画像のうち後から用紙Pに転写される面、すな
わち第2の像担持体10から用紙Pに直接転写される面
が下面となって、排紙スタック部40に載置されるか
ら、頁揃えをしておくには2頁目の画像を先に作成し、
第3の像担持体100にそのトナー像を保持し、1頁目
の画像を第2の像担持体10から用紙Pに直接転写する
ようにすればよい。
【0069】第2の像担持体10から用紙Pに転写され
る画像は、第1の像担持体表面で正像にし、第3の像担
持体100から用紙Pに転写されるトナー像は、第1の
像担持体1表面で逆像(鏡像)になるよう露光される。
【0070】このような頁揃えのための作像順は、画像
データをメモリに貯蔵する公知の技術で、また正、逆像
(鏡像)に切り換える露光も、公知の画像処理技術によ
り、実現できている。
【0071】第3の像担持体100から用紙Pに転写し
た後の残留トナーを、クリーニングローラ25Aの表面
に移し、ブレード25Bで掻き取る。掻き取られたトナ
ーはトナー搬送手段25Cにより、不図示の収納部に集
められる。
【0072】次に、用紙Pの片面に画像を得る場合の作
動態様について説明する。なお、片面の場合、二通りの
方法があるが、第3の像担持体100にトナーを転写す
る工程を省き、第2の像担持体から用紙Pに転写する場
合を説明する。
【0073】第1の像担持体1の表面に形成されたトナ
ー像を第2の像担持体に転写しつつ用紙Pに転写する。
図1において、第2の像担持体10上に形成されたトナ
ー像との位置合わせのため同期をとって、記録媒体Pは
第2の像担持体10と第3の像担持体100の間に送ら
れ、第2の転写手段120により記録媒体Pにトナーが
第2の像担持体10から転写される。
【0074】転写手段であるチャージャCHは作動する
ことはなく、記録媒体Pは第3の像担持体100ととも
に移動し、定着手段30のある領域に送られ、トナーが
定着される。その後記録媒体は第3の像担持体100か
ら離れ、ガイド31A、31B、排紙ローラ対32を経
て矢印Aの方向に排出され、画像面が下になった状態
(フェースダウン)で排紙スタック部40に載置され
る。
【0075】このような構成であると、数頁にわたる原
稿を1頁から順に処理しても、排紙スタック部40から
取り出したとき、プリント物は頁順になっている。図7
は、本発明の他の実施形態を示す説明図であって、第2
の像担持体10、第3の像担持体100にはベルトの寄
り止め方法としてベルト内側両端の全周に渡ってリブを
形成して行う方法が知られている。本発明は、タイミン
グマークをそのリブを巧みに利用している。すなわち、
リブ303の一部に凹部301’,302’を形成し、
その凹部301’,302’を検出手段300Aおよび
300Bがタイミングマークとして検出している。この
場合検出手段として、リブの凹部にアクチェータが入り
込むようなタイプのセンサが使用できる。またリブの
色、反射率を凹部とそうでないところと変えておき、光
学的なセンサにより検知することもできる。
【0076】図9(a)、(b)、(c)及び(d)は
他の実施形態を示す概略図で、ベルト寄り止めの側面か
らマークを検出する例である。図9(a)、(b)、
(c)では、ベルト寄り止め303の一部が無く、この
欠き部304を反射型の検出手段300A,或いは30
0Bで検出するが、欠き部304の替わりに図9(d)
に示すように色や反射率を一部分変えたマーク305を
設けて、反射型の検出手段で検出することもできる。ま
た、マークの検出には磁気による検出方法も採用でき
る。
【0077】検出手段は、前記検出手段と同様反射型の
光学式であるが白色のマークを読む場合と出力は逆にな
り、凸部は反射して信号がON状態、凹部はOFFの状
態になってOFFでタイミングをとっている。
【0078】上記した制御の指令は、図5に示したオペ
レーションパネルOPや、ホストコンピュータHCのキ
ーボードから行うことができる。両面印刷の場合は、オ
ペレーションパネルOPに設けてある両面釦によって、
また特殊紙の選択や給紙カセットの選択は、給紙釦用の
設定釦によって選択できるようになっている(釦は不図
示)。
【0079】図5に示す画像形成システムとしてホスト
コンピュータが接続されているシステムにおいては、ホ
ストコンピュータのディスプレイに詳細の画面を表示さ
せ、そこで指示できるようにしておくと好都合である。
【0080】図8はその概念図を示し、ホストコンピュ
ータHCからのデータはインターフェースを介し制御回
路によって印刷条件等が制御される。
【発明の効果】
【0081】以上説明したように、本発明の画像形成装
置によれば、像担持体の内側で作像工程を制御するの
で、画像領域に関係することなく、記録媒体両面に転写
される画像の位置を正確に定めることができるため高品
質のカラー画像形成装置を提供することができる。
【0082】請求項2によれば、第2および第3の像担
持体の内側で作像工程を制御するので、画像領域に関係
することなく、記録媒体両面に転写される画像の位置を
きわめて正確に定めることができ、高品質のカラー画像
形成装置を提供することができる。
【0083】請求項3および4によれば、像担持体のル
ープ内で作像工程を制御するので、上記効果に加えて、
コンパクトな高品質のカラー画像形成装置を提供するこ
とができる。
【0084】請求項5によれば、タイミングマークは像
担持体内面に印刷したマークであるので、上記効果に加
えてタイミングマークの作成・除去の作業が不要にする
ことができる。
【0085】請求項6によれば、タイミングマークが像
担持体内面のリブ形状にも設けているので、上記効果に
加えて経時使用しても信頼性が向上する。請求項7によ
れば、タイミングマークが像担持体の寄り防止用のリブ
に設けているため、上記効果に加えてタイミングマーク
のためのリブを不要にすることができる。
【0086】請求項8によれば、ベルトのループ外部に
マーク検出手段を設けることができるので、ベルトユニ
ットの構成を単純化した画像形成装置を提供することが
できる。
【0087】請求項9によれば、マーク検出手段とベル
トは接触しないので、ベルトの走行に影響を及ぼすこと
なく、マークを検出する画像形成装置を提供することが
できる。
【0088】請求項10によれば、タイミングマーク検
出手段によるタイミングマークの検出に基づいて第2の
像担持体への転写タイミングを制御するので、記録媒体
の両面に形成される画像位置が正確に合った画像形成装
置を提供することができる。
【0089】請求項11によれば、タイミングマーク検
出手段によるタイミングマークの検出に基づいて第2の
像担持体へのカラー画像の位置合わせを制御するので、
色ずれのない画像位置が正確に合った画像形成装置を提
供することができる。
【0090】請求項12によれば、タイミングマーク検
出手段によるタイミングマークの検出に基づいて第3の
像担持体への画像の書きこみを制御するので、記録媒体
の両面に形成される画像位置が正確に合った画像形成装
置を提供することができる。
【0091】請求項13によれば、タイミングマーク検
出手段によるタイミングマークの検出に基づいて記録媒
体の搬送を制御するので、記録媒体の両面に形成される
画像位置(先端)と、記録媒体先端との位置合わせを正
確に行うことができる。
【0092】請求項14によれば、タイミングマークの
検出に基づいて第3の像担持体を適切なタイミングで停
止させることができるので、ベルト状の第3の像担持体
に巻き癖が発生することを抑えられる。
【0093】請求項15によれば、第3の像担持体ベル
トに発生する巻き癖を防止し、搬送される記録媒体との
接触を確実にして、画像ボケなどの不良画像の発生しな
い画像形成装置を提供することができる。
【0094】請求項16によれば、タイミングマークを
検知手段が検知したときからカウンタが計数する時間に
よりモータを制御するので、停止タイミングを適切に
し、ベルトの無駄な走行を防止する画像形成装置を提供
することができる。
【0095】請求項17によれば、第3の像担持体の走
行駆動をステッピングモータで行うので、パルスの計測
でモータの停止制御が適切にでき、ベルトの無駄な走行
を防止する画像形成装置を提供することができる。
【0096】請求項18によれば、記録媒体への片面か
両面かによって前記ベルト停止の制御を変えるので、停
止タイミングが適切にでき、ベルトの無駄な走行を防止
する画像形成装置を提供することができる。
【0097】請求項19によれば、第3の像担持体に巻
き癖を発生させないことができ、安価なチャージャを採
用しても良好な両面画像が得られる画像形成装置を提供
することができる。
【0098】請求項20によれば、第3の像担持体は、
基体の厚みが50μm乃至500μmのポリイミドある
いはポリアミドイミドで材としたので、巻き癖が発生し
やすいが、耐久力の高いベルトを採用可能の画像形成装
置を提供することができる。
【0099】請求項21によれば、作像制御はホストコ
ンピュータから行うので、ホストコンピュータと接続す
ることによって、コンピュータで扱う情報を、目的に応
じて両面および片面印刷が可能なシステムを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の一例である
プリンタの概略を示す断面構成図である。
【図2】図1におけるフレームを開放した状態を示す略
部分断面構成図である。
【図3】本発明の両面時の制御タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図4】本発明の片面時の制御タイミングを示すタイミ
ングチャートである。
【図5】本発明の画像形成装置とコンピュータとを接続
した画像形成システムの斜視図である。
【図6】本発明の一実施形態を示すタイミングマークの
形状を示す説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示すタイミングマーク
の形状を示す説明図である。
【図8】本発明のシステムの概念を示す図である。
【図9】(a)〜(d)は本発明のさらに他の実施形態
を示すタイミングマークの形状を示す説明図である。
【図10】第3の像担持体に形成される巻き癖を示す説
明図である。
【図11】第3の像担持体の構成を示す説明図である。
【図12】巻き癖に起因する画像品質劣化発生メカニズ
ムを示す説明図である。
【符号の説明】
1 第1の像担持体(感光体) 10 第2の像担持体(中間転写ベルト) 100 第3の像担持体(中間転写ベルト) 300A,300B 検出手段 301 タイミングマーク(第2の像担持体)、 302 タイミングマーク(第3の像担持体) 301’ 凹部(第2の像担持体)、 302’ 凹部(第3の像担持体) 303 リブ 304 欠き部 305 マーク P 用紙(記録媒体)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA21 DA32 DE02 DE09 DE10 EB06 ED04 ED06 ED16 ED24 EE01 EE02 EE05 EF09 FA13 FA28 2H028 BA06 BA16 BB04 BB06 BC00 2H300 EB04 EB07 EB12 EC02 EC05 EC09 EC12 EC13 EC15 EC16 ED08 EF03 EF06 EF08 EF09 EF10 EF15 EF16 EF17 EG02 EH16 EH36 EJ09 EJ47 FF02 FF05 GG01 GG02 GG03 GG08 GG11 GG31 HH24 HH32 QQ10 QQ13 RR11 RR19 RR50 TT04 TT06

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の像担持体、第2の像担持体および
    第3の像担持体を有し、前記第1の像担持体から第2の
    像担持体へ転写し、さらに第2の像担持体から第3の像
    担持体に転写した顕像を第3の像担持体から記録媒体の
    一方の面に転写するとともに、前記第1の像担持体から
    第2の像担持体へ転写した顕像を記録媒体の他方の面に
    転写することにより記録媒体の両面に顕像を転写可能な
    画像形成装置において、 前記第2の像担持体と前記第3の像担持体の少なくとも
    一方の近傍に作像工程を制御する制御手段を具備するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 第1の像担持体、第2の像担持体および
    第3の像担持体と、前記第1の像担持体に顕像を形成す
    る作像手段とを有し、前記第1の像担持体に形成した顕
    像を、第1の像担持体からから第2の像担持体へ、第2
    の像担持体から第3の像担持体へ順次転写した後、第3
    の像担持体から記録媒体の一方の面に転写するととも
    に、前記第1の像担持体に形成した別の顕像を第2の像
    担持体へ転写してから記録媒体の他方の面に転写するこ
    とにより記録媒体の両面に顕像を転写可能な画像形成装
    置において、 前記第2の像担持体の近傍に作像工程を制御する第1の
    制御手段、前記第3の像担持体の近傍に作像工程を制御
    する第2の制御手段がそれぞれ設けられていることを特
    徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の像担持体および第3の像担持
    体が像担持体ベルトを用いており、前記第1および第2
    の制御手段が像担持体ベルトのループ内に設けられてい
    ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段が、像担持体の内面に形成
    されたタイミングマークと、該タイミングマークを検出
    する検出手段を有することを特徴とする請求項1ないし
    3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記タイミングマークが像担持体内面に
    印刷されたマークであることを特徴とする請求項4に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記タイミングマークが像担持体内面に
    形成されたリブに設けられていることを特徴とする請求
    項4に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記タイミングマークがベルト状の像担持
    体内面側縁に形成されたベルト寄り防止用リブに設けら
    れた凹部であることを特徴とする請求項6に記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】 前記タイミングマークがベルト状の像担
    持体内面側縁に形成されたベルト寄り防止用リブに設け
    られ、該マークがベルトの側面から認識可能であること
    を特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記タイミングマークがベルトの側端側
    に設けた非接触タイプの検出手段により検出されること
    を特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の像担持体が前記第2の像担
    持体に沿って複数並べられ、それぞれ作像手段が異なる
    色のトナーで顕像を形成して前記第2の像担持体に重ね
    転写が前記第1の制御手段の前記検知手段による前記タ
    イミングマークの検出に基づいて第1の像担持体への作
    像を制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形
    成装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の制御手段の前記検知手段に
    よる前記タイミングマークの検出に基づいて前記各第1
    の像担持体から前記第2の像担持体への転写タイミング
    を制御することを特徴とする請求項2または8に記載の
    画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記第1の制御手段の前記検知手段に
    よる前記タイミングマークの検出に基づいて前記第2の
    像担持体から前記第3の像担持体への転写タイミングを
    制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第1の制御手段の前記検知手段に
    よる前記タイミングマークの検出と、前記第2の制御手
    段の前記検知手段による前記タイミングマークの検出と
    に基づいて前記記録媒体の搬送を制御することを特徴と
    する、請求項2に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 第1の像担持体、第2の像担持体およ
    びベルト状の第3の像担持体と、前記第1の像担持体に
    顕像を形成する作像手段とを有し、前記第1の像担持体
    に形成した顕像を、第1の像担持体からから第2の像担
    持体へ、第2の像担持体から第3の像担持体へ順次転写
    した後、第3の像担持体から記録媒体の一方の面に転写
    するとともに、前記第1の像担持体に形成した別の顕像
    を第2の像担持体へ転写してから記録媒体の他方の面に
    転写することにより記録媒体の両面に顕像を転写可能な
    画像形成装置において、 前記第3の像担持体にタイミングマーク、前記第3の像
    担持体に近接して該タイミングマークを検出する検出手
    段を備え、検出手段によるタイミングマークの検出に基
    づいて作像最終工程後に前記第3の像担持体の移動を停
    止させることを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記第3の像担持体ベルトの停止履歴
    を記憶する停止情報記憶手段を備え、該停止情報記憶手
    段に基づいて前記第3の像担持体ベルトの停止位置が前
    回と同じにならないように第3の像担持体の停止を制御
    することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装
    置。
  16. 【請求項16】 前記第3の像担持体の停止は、第3の
    像担持体に設けたタイミングマークを検知手段が検知し
    たときからカウンタが計数する時間によりモータを制御
    することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 前記第3の像担持体の走行駆動を、ス
    テッピングモータで行うことを特徴とする請求項14に
    記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記記録媒体への画像形成が、記録媒
    体への片面か両面かによって前記ベルト停止の制御を変
    えることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装
    置。
  19. 【請求項19】 前記第3の像担持体から記録媒体の一
    方の面に転写するための転写手段として、記録媒体と非
    接触タイプの転写手段を用いることを特徴とする請求項
    14に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記第3の像担持体は、基体の厚みが
    50μm乃至500μmのポリイミドあるいはポリアミ
    ドイミドの材であり、該基体にゴム材の厚み1.5mm
    ないし3mmのベルト寄り防止用リブが設けられている
    ことを特徴とする請求項1,2,3,12,14,1
    5,16,17,19の何れか一項に記載の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記作像工程の設定・制御が、当該画
    像形成装置が接続されたホスト装置から可能であること
    を特徴とする請求項1,2,14の何れか一項に記載の
    画像形成装置。
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