JP4532680B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録材上に転写されたトナー像を加熱加圧して記録材上に定着させる定着器を備えた画像形成装置及びその制御方法に関するものであり、特に定着性の悪い記録材の定着性を満足するための制御と、その復帰制御を行う画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の記録紙に転写されたトナー像を加熱加圧して記録材上に定着させる定着装置を有する画像形成装置において、例えば厚紙といった定着性の悪い記録材(以後、記録材A)の定着性を満足させるために、記録材Aへの画像形成動作が要求されたら、1枚目の記録材Aの定着性を満足するために、先行する定着性に問題の無い記録材Bがある場合には、記録材Bが加熱手段を通過するのを待った後、定着温度が記録材Aの定着性を満足する目標定着温調温度に達するまで画像形成動作を待機して、2枚目以降の記録材Aの定着性を満足させるために画像形成装置本来の画像形成速度より遅い速度に画像形成速度を落とし、記録材の定着装置を通過する通過間隔をあけることにより記録材通過による定着温度ロス分の復帰を図ることで定着性の向上を図る制御が知られている。
【0003】
そして、従来の上述する定着性向上制御を備える画像形成装置は、画像形成動作が開始されてから停止するまでに複数のジョブを継続処理に対応していなかったため、一度定着性向上制御が起動されたら画像形成装置が停止するまで復帰処理を行わなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年主流となってきているコピー、プリンター、FAX機能を備えた複合機能を備える画像形成装置においては、画像形成を開始してから停止するまでの間に複数の異なるジョブを継続して処理することが可能となっている。そして、複数のジョブの要求が発生した場合、例えば、2つのジョブの要求が成された場合に、ジョブ1は定着性の悪い記録材を使用、ジョブ2は定着性に問題の無い記録材(以後、記録材B)を使用といったように、画像形成装置の起動してから停止するまでに定着性の異なる記録材への画像形成動作が行われるといったことが発生する。
【0005】
しかしながら、上述した従来の定着性向上制御を備える画像形成装置は、画像形成動作が開始されてから停止するまでに複数のジョブを継続処理に対応していなかったため、一度定着性向上制御が起動されたら画像形成装置が停止するまで復帰処理を行わなかった。
【0006】
前述するような複数ジョブを継続して処理が可能であり、記録材Aへの画像形成動作時には定着温度待ち処理及び画像形成速度をダウンさせることで定着性を向上させる定着性向上制御を備える画像形成装置では、記録材Aを用いたジョブを行うために定着性向上制御が既に実施されている状態で記録材Bを用いたジョブが行われる場合に、生産性の低下を防ぐには定着性向上制御でダウンした画像形成速度を復帰させる復帰制御が必要になってくる。
【0007】
しかしながら、上述した従来の定着性向上制御を備える画像形成装置は、画像形成動作が開始されてから停止するまでに複数のジョブを継続処理に対応していなかったため、一度定着性向上制御が起動されたら画像形成装置が停止するまで復帰処理を行わなかったため、以下のような問題点があった。
【0008】
仮に復帰制御を持たなければ、記録材Aを用いたジョブが少数枚で、次のジョブが記録材Bを用いたジョブが大量部数である場合には、画像形成装置の停止がなされるまで定着性に問題の無い記録材Bへの出力においても生産性(スループット)をも落としてしまうといった問題点が発生する。
【0009】
また、複数ジョブを継続して処理が可能な画像形成装置では、記録材Bのジョブが先行して行われた後、続いて記録材Aのジョブが実施されるような場合が発生する。このような場合、記録材Aの画像形成動作を開始する前に定着性を満足する目標定着温度に到達するまで画像形成動作を待機させるが、先行する記録材Bが加熱手段を通過する前に定着温度を検知した場合には、記録材Aが加熱手段を通過するときには先行する記録材Bにより加熱手段の熱が奪われているため、記録材Aの定着性を満足することができなくなるといった問題が発生する。
【0010】
また、複合機能を備える画像形成装置においては、コピー、プリント、FAXの各ジョブに優先度を設定する機能を備えているものが一般的であり、画像形成装置のジョブ管理を行う制御部によって、優先度の高いジョブの要求がされた場合には、ジョブの途中であっても優先度の高いジョブを優先的に行うような構成になっている。
【0011】
そして、記録材Aへの画像形成動作時には定着温度待ち処理及び画像形成速度をダウンさせることで定着性を向上させる定着性向上制御を備え、複数のジョブ処理が可能である画像形成装置において、記録材Aを用いたジョブにより定着性向上制御が行われている途中で、ジョブの優先度により記録材Bを用いた通常動作で画像形成可能なジョブが行われることが発生するため、生産性を考慮すると画像形成速度を復帰させるため定着性向上制御を終了する復帰制御が必要になってくる。
【0012】
仮に復帰制御を持たせなければ、記録材Aへの定着性を優先させるために、一度、定着向上制御により画像形成速度を下げることを行うと、画像形成装置が停止するまで速度復帰がなされないため、仮に記録材Aへの画像形成動作が少数枚であっても画像形成装置の停止がなされるまで定着性に問題の無い記録材B以外の記録材の生産性をも落としてしまうといった問題点がある。
【0013】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、複数の異なる画像形成ジョブを継続して実行する場合あるいは実行中の画像形成ジョブを所定の優先順位に応じてこの画像形成ジョブを一時中断して他の画像形成ジョブを実行する場合でも、各種記録材への定着性を向上させるとともに、生産性(スループット)の低下を防いだ画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像形成装置及びその制御方法は次のように構成したものである。
【0015】
(1)電子写真方式の画像形成装置であって、記録材上に転写されたトナー像を加熱加圧して記録材上に定着させる定着器に設けられた加熱手段と、記録材を格納する複数の給紙段と、この各給紙段の記録材の種類を設定する記録材種類設定手段と、画像形成動作を制御する動作制御手段とを備え、前記動作制御手段は、画像形成が行われる記録材が前記記録材種類設定手段により定着性の悪い記録材と設定されている場合、通常時よりも記録材間の間隔を開けて、記録材が前記定着器を通過する時間間隔を広げるように動作制御を行い、これに続いて、前記記録材種類設定手段により定着性の問題の無い記録材と設定された記録材に対して画像形成が行われた場合、前記定着性の問題の無い記録材と設定された記録材に対して連続して画像形成が行われた枚数が所定枚数に達したら通常の記録材間の間隔に復帰させるように動作制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は一実施例の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図であり、読み取り給紙装置101、画像形成装置本体102、シート後処理装置103から構成されている。読み取り給紙装置101は、セットされた原稿を原稿読み取り位置へ給送し、その後、排紙位置まで搬送する自動原稿給送部51と、前記読み取り位置へ給送された原稿を読み取り走査する光学系52を有している。
【0021】
画像形成装置本体102は、異なるサイズの記録材Sを積載した複数の記録材格納部53,54、記録材を給紙する記録材給紙部55,56、記録材S3を積載した手差し給紙部1、感光体上にトナー像を形成し、そのトナー画像を記録材に転写する画像形成部57、前記画像形成部57へシートを搬送するシート搬送路58、前記光学系52により読み取られた画像情報に基づいてレーザー光を走査して画像形成部57により感光体上に潜像を形成するレーザースキャナー59、記録紙上のトナー像を軟化溶融して定着させる定着部(定着器)60、この定着部60は定着温度を目標温度に制御するために、加熱手段としてヒータ(図示せず)を備え、ヒータには温度を検出する温度検出手段としてサーミスタ(図示せず)が設けられている。温調制御はサーミスタにより検出された温度により加熱手段であるヒータをON/OFFさせることで設定された目標温調温度になるように制御を行っている。
【0022】
定着後の記録材をシート後処理装置103に搬送する搬送ベルト61、さらに画像形成装置102及びシート後処理装置103の動作設定や設定内容を確認するための操作部70を有している。
【0023】
また操作部70は、図2に示すように、設定内容を確認するための表示部73、表示部上に重ねて配置され画像形成動作の詳細設定やシート後処理装置の動作設定、記録材格納部53、54の格納される記録材(第1の記録材としての定着性の悪い記録材A、第2の記録材としての定着性の問題の無い記録材B)といった記録材の種類設定(記録材種類設定手段)、定着性向上制御の復帰枚数を設定(復帰枚数設定手段)を行うためのタッチパネルキー74、画像形成部数等の数値を設定するためのテンキー75、画像形成動作を停止するためのストップキー76、初期設定に戻すためのリセットキー77、画像形成動作を開始するためのスタートキー78を有している。
【0024】
シート後処理装置103は、シートを分けて積載収納するビンユニット80、画像形成装置102よりシート後処理装置103に排出されたシートを搬送する用紙搬送ユニット81、前記用紙搬送ユニット内を搬送中のシートに穿孔するパンチユニット82、ビンユニットに積載されたシート束を綴じるステイプルユニット83を有している。
【0025】
すなわち、読み取り給紙装置101にシートをセットし、タッチパネルキー74やテンキー75でユーザーが所望の設定を行った後、スタートキー78を押下することで、画像形成動作が開始されるのである。
【0026】
まず、読み取り給紙装置101でシートの読み取りを行うと同時に、画像形成装置本体102では設定された記録材格納部53,54あるいは手差し給紙部1から記録材の給紙を開始して、シート搬送路を介して画像形成部へ搬送する。
【0027】
また、シート後処理装置103へ操作部上で設定されたシート後処理動作に必要な設定等のデータはメモリー等の公知の記憶手段によって記憶され、動作開始信号を公知の通信手段によりシート後処理装置103へ送信することで、シート後処理装置103の動作を開始させている。
【0028】
次に、画像形形成部57で、読み取った画像情報に基づいて形成されたトナー画像を給紙したシートに転写して、定着部を通過させてシート上に固定する。そして、最後にシート後処理装置103により、シートの仕分け、パンチ処理、ステイプル処理等の後処理を行って最終出力シートが得られるのである。
【0029】
図3は一実施例の画像形成装置の要部構成を示すブロック図であり、図3を用いて本発明の特徴とする定着性向上制御と、その復帰処理を説明する。
本実施例の画像形成装置は、操作部300(図2の操作部70)と画像形成装置のジョブ管理、画像形成装置の起動といったトータル的な制御を行うコントローラ部320と、コントローラ部320からの画像形成要求に応じて各負荷を動作して実際に画像の出力を行うエンジン部310の大きく3つの構成で成り立っている。
【0030】
操作部300からユーザーの所望する出力形態の指示、あるいはエンジン部310に備えられた複数の給紙段の紙種を設定する記録材種類設定手段301により各給紙段にどのような種類の紙種(記録材A・記録材B)が格納されているか、復帰枚数設定手段302により定着性向上制御の復帰枚数をどのようにするかといった情報がコントローラ部320に伝えられる。そして、これらの情報はコントローラ部320を介してエンジン部310に伝えられる。
【0031】
エンジン部310は、先に図1の説明で前述したように加熱手段311、温度検出手段312から構成される定着部313(図1の定着器60)、画像形成部314(図1の画像形成部57)、記録材給紙部315(図1の記録材給紙部55、56)などから構成され、これらの負荷の動作制御を行うエンジン制御部316とから構成される。エンジン制御部316では、例えば定着部313を制御して目標温度になるように制御する温調制御手段317、本発明の特徴である後述する、定着性向上制御(1)を行う定着性向上制御部(1)318、定着性向上制御(2)を行う定着性向上制御部(2)319を備えている。上記エンジン制御部316及びコントローラ部320は画像形成装置の動作制御を行う動作制御手段を構成している。
【0032】
また、エンジン部310から各給紙段の残量情報、ジャム、エラーといった異常情報といったエンジン部310の状態を示す詳細情報がコントローラ部320に伝えられる。コントローラ部320には、操作部300より指定されたジョブを管理するジョブ制御部321が備えられ、操作部300、エンジン部310の情報から画像形成動作が可能かどうかを判断し、可能であればジョブ制御部321にて管理される複数のジョブの出力形態(両面or片面出力、使用する記録材種類)からエンジン部320へ使用する給紙段、記録材種類、定着性向上制御の復帰枚数といった情報を伝え、画像形成動作の開始をエンジン部310へ指示する。
【0033】
実際の定着性向上制御(1),(2)の動作を説明すると、例えばエンジン部310からの情報により記録材給紙部315の情報が、給紙段1:A4サイズ・記録材A、給紙段2:A4サイズ・記録材Bであり、ジョブ制御部321に管理される画像形成ジョブであるJOB(1)322〜(3)324(以下、JOB(1),(2),(3)という)が下記のようなジョブである場合、
JOB(1):等倍、片面出力、置数100、A4原稿1枚、記録材B
JOB(2):等倍、片面出力、置数10、A4原稿2枚、記録材A
JOB(3):等倍、片面出力、置数100、A4原稿1枚、記録材B
まず、始めにJOB(1)が開始するためにコントローラ部320からエンジン部310へ画像形成動作の開始要求がされると、エンジン部310はエンジン制御部311によりモータといった各負荷の動作、定着装置の温調温度を画像形成動作中に用いられる目標温調温度Bへと切り替えて画像形成動作の開始準備を行う。
【0034】
コントローラ部320はエンジン部310が画像形成動作の準備が終了したことを認識するとJOB(1)の画像形成動作として給紙段2から記録材Bを用いて100枚出力を行うよう指示をだしエンジン部310は指示された通りに出力動作を行う。
【0035】
コントローラ部320は、JOB(1)の出力動作が終了するとJOB(2)の画像出力動作として給紙段1から記録材Aを用いて20枚出力するように指示を出す。
【0036】
この時、エンジン部310は記録材Aを用いたジョブであるので記録材Aの定着性を満足するために定着性向上制御(1)を起動する。定着性向上制御(1)が起動されたのでJOB(1)で出力される記録材Bが定着器313を抜けるのを待ち温度検出手段312により温度を検出する。検出される温度は記録材Bのジョブが行われたことで定着温度が下がっている可能性があるので、記録材Aの定着性を満足する目標温調温度に到達するまで画像形成動作を待機する。
【0037】
温度検出手段312により検出された温度が目標温調温度に到達したら記録材Aへの画像形成動作を開始して定着性向上制御(2)を起動する。2枚目以降は定着性向上制御(2)により記録材間の間隔を開けて画像形成速度を通常時の60枚/分から50枚/分に下げて出力動作を行う。
【0038】
コントローラ部320は、JOB(2)の出力動作が終了するとJOB(3)の画像出力動作として給紙段2から記録材Bを用いて100枚出力するように指示を出す。
【0039】
エンジン部310は使用する記録材が記録材Aから記録材Bへと切り替わったので、定着性向上制御の復帰を判断するために、記録材Bへの画像形成枚数をカウントして復帰枚数設定手段302により設定された復帰枚数であるX枚カウントしたら、定着性向上制御を終了して画像形成速度を50枚/分→60枚/分と本来の速度に復帰させて残りの出力を行う。
【0040】
コントローラ部320では、ジョブ制御部321に管理されているジョブがすべて終了したので、エンジン部310へ画像形成動作の停止要求を出し、エンジン部310を各負荷の停止を行い、再び画像形成動作待機状態になったらコントローラ部320へ情報を返し、コントローラ部320は操作部300へメッセージ等の画面更新を要求して待機状態に移行する。
【0041】
図4は本発明における定着性向上制御動作と、その復帰処理動作を示すフローチャートである。なお、本動作は不図示のROMに格納されたプログラムに基づいて不図示のCPUの指示により実行される。
【0042】
ステップS401では、スタートキー68が押され画像形成動作要求があるまでウェイトし、要求があればステップS402へ進む。
【0043】
ステップS402では、画像形成動作の準備として各負荷の駆動を開始する。
【0044】
ステップS403では、画像形成時に用いられる記録材が何かを判断する。定着性の悪い記録材Aへの画像形成要求であればステップS404へ進み、定着性に問題の無い記録材BであればステップS413へ進む。
【0045】
ステップS404では、記録材Bの通紙枚数をカウントするカウンタをクリアする。
【0046】
ステップS405では、定着性向上制御のON/OFFを判定するフラグ(フラグON=制御ON)をチェックし、フラグがONしていなければ定着性向上制御を機能させるために定着性向上制御(1)を行うためにステップS406へ進む。既にフラグがONして制御が機能していれば定着性向上制御(2)を行うためにステップS411へ進む。
【0047】
ステップS406では、定着性向上制御が開始されるのでフラグをONする。
【0048】
ステップS407では、定着性向上制御が開始されるときに行われる定着性向上制御(1)を行う。
【0049】
<定着性向上制御(1)>
ステップS408では定着向上制御が開始される前に先行する記録材Bがあるかどうかをチェックして、既に給紙されている場合には、ステップS409に進み先行する記録材Bが定着器を抜けるまでウェイトする。定着器を抜けたらステップS410に進む。
【0050】
ステップS410では、定着温度が記録材Aの定着性を満足する目標温調温度に達するまでウェイトし、目標温調温度に達したらステップS417へ進み画像形成を行う。
【0051】
<定着性向上制御(2)>
ステップS411の定着性向上制御(2)では既に定着向上制御(1)が終了しているので、ステップS412に進み画像形成速度をダウンさせてステップS417へ進み画像形成を行う。
【0052】
具体的には紙間をあけて本来は60枚/分の出力が可能な場合、50枚/分と1分間に出力可能な枚数を下げることで、定着器を記録材が通過することで奪われる熱の復帰を確保し定着性を満足させる。
【0053】
<復帰制御>
ステップS413では、記録材Aへの画像形成が行われることで実施される定着性向上制御がONしているかをチェックするために、前述した定着性向上制御のON/OFFを判定するフラグをみて、OFFであればステップS417へ進み本来の画像形成速度で画像形成を行う。ONであれば、ステップS41へ進む。
【0054】
ステップS414では、記録材Bが連続で通紙された枚数カウンタをカウントアップする。
【0055】
ステップS415では、カウンタが所定枚数Xに達していたらステップS416へ進み、定着性向上制御から復帰し、画像形成速度を本来の60枚/分に復帰させ、定着性向上制御のフラグをクリアして、ステップS417へ進み画像形成を行う。
【0056】
カウントが復帰枚数Xに達していなければ定着向上制御から復帰せず、画像形成速度をダウンさせた50枚/分を維持し、ステップS417へ進み画像形成を行う。
【0057】
ステップS418では、要求されている全ての画像形成動作を終了したかチェックして、終了していなければステップS403へ戻り、終了するまでステップS403からステップS418を繰り返す。終了していたらステップS419へ進む。
【0058】
ステップS419では、定着性向上制御のフラグをクリアし、ステップS420で画像形成動作を終了し、画像形成装置を停止させる。
【0059】
このように実施例では、複数ジョブを継続して行うことが可能な画像形成装置において、記録材上に転写されたトナー像を加熱加圧して記録材上に定着させる定着装置内に設けられた加熱手段と、前記加熱手段の温度を検出する手段として、少なくとも一つ以上設けられた温度検出手段と、前記温度検出手段により検出された温度データをもとに前記加熱体への電力供給を制御することで目標の温調温度に制御する温調制御手段と、複数の記録材を格納する給紙段と、各給紙段の記録材の種類を設定する記録材種類設定手段を備え、画像形成を開始してから停止するまでの間に複数の異なるジョブを継続して処理することが可能な画像形成装置において、画像形成に用いられる給紙段の記録材が、前記記録材種類設定手段により定着性の悪い記録材Aと設定されていた場合に、前記記録材Aの1枚目の定着性を満足するために、先行する定着性に問題の無い記録材Bがある場合には、記録材Bが加熱手段を通過するのを待った後、前記温度検知手段により前記加熱手段の温度を検知し、検知された温度が前記記録材Aの定着性を満足する目標温調温度に到達するまで画像形成動作開始を待機する定着性向上制御(1)と、2枚目以降の画像形成動作では記録材Aの前記加熱手段を通過する間隔を開け画像形成速度を下げることにより前記加熱手段の温度復帰時間を確保する定着性向上制御(2)とで構成される定着性向上制御と、前記定着性向上制御の復帰処理として、定着性に問題の無い記録材Bへの画像形成動作が連続で復帰枚数X行われたら前記定着性向上制御を終了し、画像形成装置本来の画像形成速度へ復帰させる復帰制御を行うようにした。
【0060】
これにより、複数ジョブの継続動作が可能な画像形成装置において、定着性の悪い記録材Aへの画像形成動作を含む複数ジョブが行われる場合に、記録材Aを用いたジョブの後に記録材Bのジョブが行わる場合においても、定着性向上制御の復帰制御を行うことで、記録材Aの定着性を満足するとともに記録材Bへの生産性の低下も抑えることが可能となる。
【0061】
また、記録材Bを用いたジョブの後に記録材Aを用いたジョブが行われる場合でも、定着性向上制御の起動条件として、先行する記録材Bが定着器を通過してから温度検知を行うようにすることで、記録材Aの定着性を確実に満足させることができる。
【0062】
更に、定着性向上制御の復帰枚数Xを任意に設定できる復帰枚数設定手段を備えることで、例えば記録材Aを使用したジョブをメインに行うユーザーの場合は、復帰枚数を大きめに設定することで復帰処理を頻繁に行われないようにすることで、定着温度の低下による定着温度復帰待ちと、先行する記録材Bの定着装置の通過待ちが頻繁に行われることが無くなるため、記録材Aの生産性の低下を抑えることができる(記録材Aの生産性優先)。
【0063】
また、記録材Bを用いたジョブをメインに行うユーザーの場合には、復帰枚数を小さめに設定することで復帰処理をすぐに行うようにし、定着性向上制御による画像形成速度低下状態を直ぐに復帰させることで記録材Bの生産性の低下を抑えることができる(記録材Bの生産性優先)。
【0064】
このように定着性向上制御の復帰を判断する復帰枚数を可変にすることでユーザーのニーズに合わせた定着性の向上制御と復帰処理を提供することができる。
【0065】
なお、本実施例では、複数ジョブの継続動作が可能な画像形成装置によって説明したが、本発明はこれに限らず、実行中のジョブ(画像形成ジョブ)を所定の優先順位に応じてこのジョブを一時中断して他のジョブを実行可能な電子写真方式の画像形成装置において、優先順位に従って実行中のジョブを中断して他のジョブを実行するときあるいは中断しているジョブの再開するときにこれらのジョブで用いられる給紙段の記録材が記録材種類設定手段により定着性の悪い記録材Aと設定されている場合に、先行するジョブにより定着性の問題無い第2の記録材Bによる画像形成動作が行われている場合には、前記実行中のジョブを中断して前記他のジョブを実行するときあるいは前記中断しているジョブの再開するときに必要な記録材Bが全て前記定着器を通過した後に温度検出手段により加熱手段の温度が目標温度に到達したことが検出されてから前記他のジョブあるいは前記再開するジョブによる画像形成動作を開始させ、これらのジョブによる画像形成枚数が複数枚数ある場合には、通常時よりも画像形成速度を下げて各枚の記録材Aが定着器を通過する時間間隔を広げるように動作制御を行うようにすることにより、実行中のジョブを所定の優先順位に応じてこのジョブを一時中断して他のジョブを実行可能な複合ジョブが行われても、上記と同様の効果がある。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、定着性の悪い記録材においては定着器を記録材が通過することで奪われる熱の復帰を確保し定着性を満足させることができ、かつ定着性の問題の無い記録材への生産性の低下も抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の画像形成装置の概略構成を示す縦断面図
【図2】 図1の操作部の構成を示す上面図
【図3】 一実施例の画像形成装置の要部構成を示すブロック図
【図4】 一実施例の定着性向上制御動作及びその復帰処理動作を示すフローチャート
【符号の説明】
60 定着部
101 読み取り給紙装置
102 画像形成装置本体
103 シート後処理装置
310 エンジン部
311 加熱手段
312 温度検出手段
313 定着部
314 画像形成部
315 記録材給紙部
316 エンジン制御部(動作制御手段)
317 温調制御手段
318 第1定着性向上制御部
319 第2定着性向上制御部
320 コントローラ部(動作制御手段)
321 ジョブ制御部

Claims (2)

  1. 電子写真方式の画像形成装置であって、記録材上に転写されたトナー像を加熱加圧して記録材上に定着させる定着器に設けられた加熱手段と、記録材を格納する複数の給紙段と、この各給紙段の記録材の種類を設定する記録材種類設定手段と、画像形成動作を制御する動作制御手段とを備え、
    前記動作制御手段は、画像形成が行われる記録材が前記記録材種類設定手段により定着性の悪い記録材と設定されている場合、通常時よりも記録材間の間隔を開けて、記録材が前記定着器を通過する時間間隔を広げるように動作制御を行い、これに続いて、前記記録材種類設定手段により定着性の問題の無い記録材と設定された記録材に対して画像形成が行われた場合、前記定着性の問題の無い記録材と設定された記録材に対して連続して画像形成が行われた枚数が所定枚数に達したら通常の記録材間の間隔に復帰させるように動作制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記加熱手段の温度を検出する温度検出手段を備え、前記動作制御手段は、画像形成が行われる記録材が前記記録材種類設定手段により定着性の悪い記録材と設定されている場合、先行する定着性に問題の無い記録材がある場合には、該定着性に問題の無い記録材が前記定着器を通過した後に、前記温度検出手段により検出された前記加熱手段の温度が定着性の悪い記録材の定着性を満足する目標温度となるように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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