JP3863494B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、割込ジョブを含む複数の印刷ジョブを順次に処理して画像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の印刷ジョブを順次に処理して画像を形成し、割込ジョブがある場合には、実行中の印刷ジョブの処理を中断し、割込ジョブの処理を実行する画像形成装置が知られている。このような技術を有する画像処理装置として、例えば、特許文献1に示されるように、印刷ジョブの処理中に割込ジョブがあると、この割込ジョブの処理実行が可能かを判定して、割り込み実行可能であるときは、先行するジョブ処理を中断させて、可能な限り割込ジョブを優先して実行するようにしたものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−163068号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
今日の画像形成装置には、画像形成後の用紙に後処理を行うフィニッシャー(用紙後処理機構)を備え、このフィニッシャーに、ソートやステイプル等の後処理を行うために一時的に画像形成後の用紙束をストックする用紙ストック部が設けられているものがある。このような画像形成装置において、先行するジョブ処理を中断させて割込ジョブを実行する場合、上記先行技術では、フィニッシャーによる用紙の後処理動作中に割込ジョブが発生すると、その時点で用紙ストック部に存在している用紙束の後処理が終了するまで割込ジョブが実行されない。すなわち、用紙ストック部に存在する用紙束への後処理が終了して、この用紙束が用紙ストック部から排出されるまでは割込ジョブの処理が実行されない。そのため、操作者が印刷の割込を指示しても、即座には割込ジョブが実行されず、印刷結果を得るまでの待ち時間が長くなっていた。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、先行する印刷ジョブの実行に支障を生じることなく、効率良く割込ジョブを実行できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、割込ジョブを含み複数の印刷ジョブが発生した場合に、各印刷ジョブを順次に処理して画像を形成する画像形成装置であって、
画像形成後の用紙束を一時的にストックする用紙ストック部を有し、用紙に後処理を行うフィニッシャーと、
先行する印刷ジョブの処理中における割込ジョブの有無を検出する割込ジョブ検出手段と、
前記割込ジョブ検出手段によって割込ジョブが検出された場合に、この割込ジョブの内容と、先行する印刷ジョブの内容とを確認する印刷ジョブ内容確認手段と、
前記印刷ジョブ内容確認手段によって、先行する印刷ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要すると確認された場合において、前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要しないと確認されたときは、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて当該割込ジョブの処理に移行させ、前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要すると確認されたときは、先行する印刷ジョブの前記用紙ストック部での後処理が終了してから当該割込ジョブの処理に移行させる制御手段と
を備えたものである。
【0007】
この構成によれば、先行する印刷ジョブの処理でフィニッシャーの用紙ストック部が使用されているときでも、割込ジョブの処理で用紙ストック部を使用しないときは、直ちに割込ジョブの処理が実行されるので、割込ジョブの処理を実行するまでの待機時間が短縮される。また、先行する印刷ジョブの処理で用紙ストック部が使用されているときに、用紙ストック部を使用する割込ジョブがあったときは、割込ジョブの処理は即座には実行されないので、割込ジョブの発生によって、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることもない。これにより、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることなく、割込ジョブの処理の効率化を図ることができ、割込印刷時の待ち時間を短縮することができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記印刷ジョブ内容確認手段によって、先行する印刷ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要しないと確認された場合には、前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要するか否かに関わらず、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて割込ジョブの処理に移行させるものである。
【0009】
この構成によれば、先行する印刷ジョブの処理がフィニッシャーの用紙ストック部を使用しないときは、割込ジョブの処理が用紙ストック部を使用するか否かに関わらず、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて割込ジョブの処理に移行するので、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方の処理の実行に支障を生じることなく、先行する印刷ジョブと割込ジョブの制御をより安全に行うことができる。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置であって、原稿上の画像を読み取る原稿読取手段と、
前記原稿読取手段で読み取られた画像を用紙に形成する画像形成手段とを更に備え、
前記制御手段は、前記印刷ジョブ内容確認手段によって、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方が前記用紙ストック部での後処理を要し、当該割込ジョブで原稿読み取り処理を要すると確認された場合は、先行する印刷ジョブによる前記用紙ストック部での後処理中であっても、該割込ジョブに基づく原稿読み取りを前記原稿読取手段に実行させるものである。
【0011】
この構成によれば、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方がフィニッシャーでの後処理を要する場合であっても、先行する印刷ジョブに基づく用紙ストック部での用紙後処理と、この用紙ストック部での用紙後処理に支障のない割込ジョブに基づく原稿読取手段による原稿読み取りとを並行して行うので、更に割込ジョブ処理の効率化を図ることができ、割込印刷時から当該割込印刷の印刷結果を得るまでの待ち時間を短縮することができる。
【0012】
また、請求項4に記載の発明は、割込ジョブを含み複数の印刷ジョブが発生した場合に、各印刷ジョブを順次に処理して画像を形成する画像形成装置であって、
画像形成後の用紙束を一時的にストックする用紙ストック部を有し、用紙に後処理を行うフィニッシャーと、
先行する印刷ジョブの処理中における割込ジョブの有無を検出する割込ジョブ検出手段と、
前記割込ジョブ検出手段によって検出された割込ジョブの内容を確認する割込ジョブ内容確認手段と、
前記用紙ストック部に用紙が存在するか否かを検出する用紙検出手段と、
前記用紙検出手段によって、前記用紙ストック部に用紙が存在すると検出された場合において、前記割込ジョブ内容確認手段によって前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要しないと確認されたときは、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて当該割込ジョブの処理に移行させ、前記割込ジョブ内容確認手段によって前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要すると確認されたときは、前記用紙検出手段により前記用紙ストック部に用紙が検出されなくなってから当該割込ジョブの処理に移行させる制御手段と
を備えたものである。
【0013】
この構成によれば、フィニッシャー内の用紙ストック部に用紙が存在するときでも、割込ジョブで用紙ストック部を使用しないときは、直ちに割込ジョブの処理が実行されるので、割込ジョブの処理を実行するまでの待機時間が短縮される。また、用紙ストック部に用紙が存在するときに、用紙ストック部を使用する必要のある割込ジョブがあったときは、割込ジョブの処理は即座には実行されないので、割込ジョブの発生によって、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることもない。これにより、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることなく、割込ジョブの処理の効率化を図ることができ、割込印刷時の待ち時間を短縮することができる。
【0014】
また、割込ジョブがあった場合に、先行する印刷ジョブが用紙ストック部による後処理を行うか否かに関わらず、実際に用紙ストック部に用紙が存在していれば、用紙ストック部での用紙後処理を要する割込ジョブの処理には移行しないので、割込ジョブの処理を即座に実行する場合における安全性が高められる。
【0015】
また、請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置であって、前記制御手段は、前記用紙検出手段によって前記用紙ストック部に用紙が存在しないと検出された場合には、前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要するか否かに関わらず、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて当該割込ジョブの処理に移行させるものである。
【0016】
この構成によれば、割込ジョブの処理が用紙処理部を使用するか否かに関わらず、用紙ストック部に用紙が存在しないときは、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて割込ジョブの処理に移行するので、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方の処理の実行に支障を生じることなく、先行する印刷ジョブと割込ジョブの制御をより安全に行うことができる。
【0017】
また、請求項6に記載の発明は、請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置であって、原稿上の画像を読み取る原稿読取手段と、
前記原稿読取手段で読み取られた画像を用紙に形成する画像形成手段とを更に備え、
前記制御手段は、前記用紙検出手段によって前記用紙ストック部に用紙が存在すると検出され、かつ、前記印刷ジョブ内容確認手段によって割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要し、当該割込ジョブで原稿読み取り処理を要すると確認された場合は、前記用紙検出手段によって前記用紙ストック部に用紙が存在すると検出されている状態であっても、該割込ジョブに基づく原稿読み取りを前記原稿読取手段に実行させるものである。
【0018】
この構成によれば、先行するジョブの処理により用紙ストック部に用紙が存在し、かつ、割込ジョブの処理が用紙ストック部の使用を要する場合であっても、用紙ストック部に用紙が存在していても処理の実行が可能な、割込ジョブに基づく原稿読取手段による原稿読み取りを行うので、更に割込ジョブ処理の効率化を図ることができ、割込印刷時から当該割込印刷の印刷結果を得るまでの待ち時間を短縮することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。複合機1は、画像形成部100を備えた本体部2と、この本体部2の上部に設置された原稿押えを兼用する原稿搬送機構3及び原稿読取部4と、本体部2の下部に設置された給紙部5と、本体部2の一側辺部に設置されたフィニッシャー6とからなる。
【0020】
原稿搬送機構3は、原稿載置部301と、搬入ローラ対等を備えた搬入駆動部302と、搬送ローラ対303と、排出ローラ対304と、排紙台305と、原稿の有無を検出する原稿検出スイッチ306とを備え、原稿載置部301に載置された原稿を自動的に一枚ずつコンタクトガラス402に接触させつつ搬送し、原稿の露光走査後に排紙台305に排出するものである。
【0021】
原稿読取部4は、光学的に取得した原稿の画像から画像データを生成するスキャナ部(図略)等からなり、その上面にコンタクトガラス401とコンタクトガラス402とを備える。そして、原稿読取部4は、コンタクトガラス401上に載置された原稿、あるいは原稿搬送機構3によってコンタクトガラス402に接するようにして搬送される原稿から得られた画像データをスキャナ部で読み取って、後述する制御部に出力する。
【0022】
給紙部5は、サイズ、縦横向きの種類毎の用紙が収納される給紙カセット501,502および手差し給紙部503を備える。また、給紙部5は、給紙カセット501,502から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送路504と、手差し給紙部503から画像形成部100へ用紙を搬送する搬送路505とを備える。各給紙カセット501,502および手差し給紙部503は、収納されている用紙(記録紙)を取り出すためのピックアップローラ506,507,508と、用紙を1枚ずつ搬送路に送り出す給紙ローラ対509,510,511とを備える。搬送路504は、用紙を搬送する搬送ローラ対512,513と、画像形成部100の手前で搬送されてくる用紙を所定位置に待機させるためのレジストローラ対514とを備える。また、搬送路505は、レジストローラ対514の上流側で搬送路504と合流している。
【0023】
画像形成部100は、回転可能に支持されたドラム状の感光体101と、この感光体101の周囲に配設された帯電部102と、現像部103と、クリーニング部104と、レーザ走査ユニット105と、転写ローラ106と、定着ローラ対107とを備えている。帯電部102は、感光体101の表面を所定電位に均一に帯電させるものである。レーザ走査ユニット105は、制御部10(図2)から送信された画像データに基づきレーザービームを感光体101の表面に照射し、感光体101表面に静電潜像を形成するものである。
【0024】
また、現像部103は、静電潜像にトナーを付着させて画像を顕在化させるものであり、転写ローラ106は、顕在化したトナー像を用紙に転写するものであり、定着ローラ対107は、用紙に転写されたトナー像を定着させるものである。また、クリーニング部104は、画像転写後に感光体101の表面に残留しているトナーを清掃するものである。
【0025】
また、本体部2の上部には、用紙排出部108が設けられ、定着ローラ対107から搬送されてきた用紙が、排出ローラ対109により搬送され、用紙排出部108に排出される。また、排出ローラ対110は、定着ローラ対107から搬送されてきた用紙をフィニッシャー6に排出するもので、制御部10からの制御信号に応じて駆動される排出分岐ガイド111により、用紙の排出方向を排出ローラ対109側と排出ローラ対110側とに切り換え可能になっている。
【0026】
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、画像形成部100で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出ローラ対109にニップされた状態とする。この状態で排出ローラ対109を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って画像形成部100の上流域に再度搬送し、画像形成部100により他方の面に画像を形成した後、記録紙を用紙排出部108に排出、又はフィニッシャー6に搬送する。
【0027】
フィニッシャー6について説明する。フィニッシャー本体60は、上記本体部2の排出ローラ対110から搬入されてきた用紙に対して、後処理としてパンチ処理を行うパンチ部601、搬入されてきた用紙を搬送する搬入ローラ対602、搬送されてきた用紙を用紙束として一時的にストックする用紙受台(用紙ストック部)603、フィニッシャー本体60は、搬入ローラ対602によって搬送されてきた画像形成された用紙及び原稿の用紙を搬送する搬送ローラ対620、用紙受台603から搬送されてきた用紙をメインメイン排出トレイ623に排出する排出ローラ対607、用紙に対する後処理が間に合わない場合に搬送されてきた用紙を退避させる退避ドラム621、図示しない昇降機構によって昇降可能にされると共に用紙受台603から搬送されてきた用紙と搬入ローラ対602から直接搬送されてきた用紙を排出可能とされた複数のビンからなるメールボックス622及びメイン排出トレイ623、搬入ローラ対620からの用紙の搬送方向を用紙受台603側とメールボックス622及びメイン排出トレイ623に用紙を排出する排出ローラ対607側とに切り換える搬送分岐ガイド624を備える。
【0028】
さらに、フィニッシャー本体60は、用紙受台603に搬入された用紙にステイプル処理を施すステイプル装置625、用紙受台603に搬入された用紙の下部端を受け止めて保持する受止部材626、用紙受台603から下部方向に向かって用紙を搬送する搬送ローラ対627、搬送ローラ対627から搬送されてきた用紙を中央で折りたたんでブック綴じするブック綴じ部628、及びブック綴じ部628でブック綴じされた用紙が排出される排出トレイ629を備える。
【0029】
用紙受台603は、受止部材626を用紙の搬出方向に移動させる駆動部(図略)を備える。そして、制御部10からの制御信号に応じて駆動部が駆動することにより、受止部材626で保持された用紙は、排出ローラ対607まで搬送され、排出ローラ対607によってメイン排出トレイ623に排出される。さらに、用紙受台603には、光センサ等からなる用紙検出センサ62(図2)が設けられており、用紙受台603に用紙が存在するか否かが検出されるようになっている。
【0030】
なお、フィニッシャー本体60には、用紙受台603に用紙を搬入する受台搬入ローラ(図略)と、用紙受台603への用紙の搬入を案内する可動案内部材及び静止案内部(図略)が、用紙の搬入方向に対して所定の間隔を置いて異なった位置に設けられている。これにより、サイズの異なる用紙や、用紙の向きにより搬送方向に対して長さの異なる用紙を、それぞれの用紙のサイズや向きに応じて用紙受台603に搬入する位置を変化させ、用紙の端部が揃った状態で用紙受台603に搬入すると共にステイプル装置625でのステイプル処理が可能にされている。
【0031】
ステイプル装置625は、制御部10からの制御信号により駆動する図示しない駆動部により移動可能に構成され、用紙受台603に搬入された用紙に通常のステイプル処理を行う場合は用紙の端付近の位置に移動させられると共に用紙の端付近にステイプル処理を施し、ブック綴じを行う場合には用紙の中央付近に移動させられると共に用紙の中央付近にステイプル処理を施して中綴じを行う。
【0032】
ブック綴じ部628は、ステイプル装置625で中綴じされた用紙を載置する中綴じ受台630、搬送ローラ対627から搬送されてきた用紙を中綴じ受台630へ搬入する搬入ローラ対631、中綴じ受台630に載置された用紙の中央付近の表裏を挟み込むように相対して設けられた押し込み部材632及び中折ローラ対633、及び中折ローラ対633により中折されてブック綴じ状態にされた用紙を排出トレイ629へ排出する排出ローラ対634を備える。
【0033】
押し込み部材632は、図示しない駆動部により移動可能に構成され、中折ローラ対633方向へ移動させられることにより、中央付近をステイプルによって中綴じされると共に中綴じ受台630に載置された用紙の中央付近を中折ローラ対633へ向かって押し込んで、中折するものである。
【0034】
中折ローラ対633は、押し込み部材632により押し込まれた用紙を、折りたたんでブック綴じ状態にすると共に排出ローラ対634へ搬送し、排出ローラ対634によって、ブック綴じされた用紙が、排出トレイ629へ排出される。
【0035】
昇降機構605は、制御部10からの制御信号に応じてメインメイン排出トレイ623上に排出された用紙束の上面が、排出ローラ対607からの用紙束の排出に適した基準位置に位置するように、メイン排出トレイ623の位置を昇降するものである。
【0036】
また、画像形成装置1においては、原稿及び画像形成された用紙を排出するメールボックス622の排出ビンを選択する設定、用紙に対する後処理の設定、及び画像転写後の用紙にブック綴じ処理を行う設定等は、操作者が操作パネル部(後述)から操作指示を入力することによって可能とされている。
【0037】
図2は複合機1の概略構成を示す機能ブロック図である。複合機1には、装置全体の動作制御を司る制御部10が備えられている。この制御部10には、露光ランプ41及びCCD42等からなる原稿画像の読み取りが可能なスキャナ部40と、画像形成部100とが接続されている。また、制御部10には、スキャナ部40で読み取られた文書データが一時的に保存される等の作業領域として使用される画像メモリ71と、大量の文書データを保存可能な記憶容量を有する大容量のHDD(内部記憶装置)72が接続されている。
【0038】
画像処理部73は、スキャナ部40による原稿読み取り時には、スキャナ部40から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像に変換し、画質を向上させる画像処理を施した後、圧縮画像に変換する。この圧縮画像は画像メモリ71に書き込まれる。制御部10は、画像メモリ71に書き込まれた圧縮画像を、文書管理の対象となるファイルデータとしてHDD72に格納する。また、登録文書のプリントアウト時には、HDD72又はネットワーク上の各コンピュータから、プリントアウト対象のファイルデータ(圧縮画像)が画像メモリ71に書き出され、画像処理部73は、当該圧縮されたファイルデータを伸張処理し、出力状態に応じた画像処理を施し、例えばレーザ露光の場合には、レーザ信号にアナログ変調する。このアナログ変調された信号に基づいて画像形成部100でプリントアウトが行われる。
【0039】
また、制御部10は、複合機1が実行可能な各機能を制御するスキャナコントローラ11,ファクシミリコントローラ12,プリンタコントローラ13,コピーコントローラ14及びネットワークコントローラ15として機能する。
【0040】
スキャナコントローラ11は、スキャナ部40の動作に必要な各部の動作制御を行うものである。ファクシミリコントローラ12は、ファクシミリ動作に必要な各部の動作制御を行うものであり、ファクシミリ通信に必要なデータの調整を行うファクシミリ通信部74を制御する。ファクシミリ通信部74には、データ送受信相手である相手先ファクシミリとの電話回線の接続を制御するNCU(Network Control Unit)が備えられている。コピーコントローラ14は、コピー動作に必要な各部の動作制御を行うものである。
【0041】
プリンタコントローラ13は、プリンタ動作に必要な各部の動作制御を行うものである。このプリンタコントローラ13には、複数の信号線を用いて同時に数ビットまとめてデータを送るパラレル伝送で外部機器と接続するパラレルI/F部75と、単一の信号線を用いて1ビットずつ順次データを送るシリアル伝送で外部機器と接続するシリアルI/F部76とが接続されている。
【0042】
ネットワークコントローラ15は、本複合機1とネットワーク上のコンピュータ等との間で行われるデータ送受信を制御するものである。ネットワークコントローラ15は、ネットワークI/F部77を介して外部とデータを送受信させる。
【0043】
また、操作者から各種の操作指示が入力される操作パネル部78が複合機1に備えられており、この操作パネル部78も制御部10によって制御される。操作キー部781は、操作者によって印刷実行指示が入力されるスタートキーや、印刷部数等を入力するためのテンキー等からなる。表示部782は、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる。
【0044】
さらに、制御部10は、操作パネル部78から入力される操作者からの指示等を受けて印刷ジョブを発生させ、印刷ジョブを管理するジョブ管理部17としても機能する。このジョブ管理部17は、先行する印刷ジョブの処理中における割込ジョブの有無を検出し、割込ジョブ及び先行する印刷ジョブの内容を確認する。制御部10は、ジョブ管理部17で検出及び確認された内容に基づいて、先行する印刷ジョブと割込ジョブのいずれを優先させるかを判断して、原稿搬送機構3,原稿読取部4、画像形成部100及びフィニッシャー6等を制御する。
【0045】
管理用メモリ130は、HDD72及びネットワーク上のコンピュータに格納されている文書データの管理情報(文書名、保存先フォルダ、文書データ量等)や文書コード等が格納されるものである。
【0046】
フィニッシャー6も制御部10によって制御される。フィニッシャー6では、フィニッシャー制御部61が制御部10から受け取った制御信号に従って、フィニッシャー本体60の各部が動作制御される。用紙検出センサ62によって用紙受台603に用紙の存在が検出されると、用紙検出センサ62から制御部10に対して検出信号が送られ、制御部10は当該検出信号に基づいて、後続の印刷ジョブを実行するか否かを判断するようになっている。
【0047】
図3は、複合機1による割込ジョブ制御の第1実施形態を示すフローチャートである。複合機1では、割込ジョブが発生した時に、先行する印刷ジョブの処理により、用紙受台603に用紙束が存在していても、割込ジョブの処理で用紙受台603を使用しない場合は、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させ、割込ジョブの処理に移行させるようになっている。以下、図3のフローチャートに従って当該割込ジョブの制御について説明する。
【0048】
複合機1において、印刷ジョブの処理中に、操作者からの割込印刷の指示により割込ジョブが発生すると(S1でYES)、先行する印刷ジョブの処理(現状ジョブの処理)が用紙受台603を使用した用紙後処理(ソート又はステイプル処理等)を行う処理であるかが確認される(S2)。ここで、先行印刷ジョブの処理が用紙受台603を使用する用紙後処理を行わないものである合は(S2でNO)、先行する印刷ジョブの処理が直ちに停止され(S3)、割込ジョブの処理に移行して、当該割込ジョブの処理が実行される(S4)。そして、この割込ジョブの処理が終了した後に(S5でYES)、先行する印刷ジョブの処理が再開される(S6)。
【0049】
先行印刷ジョブが用紙受台603を使用する用紙後処理を行う場合は(S2でYES)、割込ジョブの処理が、用紙受台603を使用する用紙後処理を行うものであるか否かが確認される(S8)。割込ジョブの処理が用紙受台603を使用する用紙後処理を行わない場合は(S8でNO)、先行する印刷ジョブの処理が停止され、割込ジョブの処理が実行される(S3乃至S6)。
【0050】
割込ジョブの処理で用紙受台603を使用する用紙後処理が行われている場合は(S8でYES)、先行する印刷ジョブの処理において用紙受台603から用紙束が排出されるまで、割込ジョブの処理の実行が待機される(S9、S10でNO)。これは、既に先行する印刷ジョブで用紙受台603を使用しているため、割込ジョブの処理での用紙受台603を使用した用紙後処理を実行することは不可能なためである。
【0051】
先行する印刷ジョブの処理で、用紙受台603から用紙束が排出された場合(S10でYES)、すなわち、先行する印刷ジョブにおいて、割込ジョブ発生時点で用紙受台603で後処理中であった部(先行する印刷ジョブで複数部数の用紙について後処理を行う場合に、割込ジョブ発生時点で後処理中であった部)の用紙束に対する後処理が終了した場合は、先行する印刷ジョブの処理が停止され、割込ジョブの処理が実行される(S3乃至S6)。
【0052】
なお、操作者からの割込印刷の指示がなく、割込ジョブが発生していない場合は(S1でNO)、現状の印刷ジョブの処理が続行される(S7)。
【0053】
この割込ジョブ制御によれば、先行する印刷ジョブの処理でフィニッシャー6の用紙受台603が使用されているときでも、割込ジョブの処理で用紙受台603を使用しないときは、直ちに割込ジョブの処理が実行されるので、割込ジョブの処理を実行するまでの待機時間が従来よりも短縮される。また、先行する印刷ジョブの処理で用紙受台603が使用されているときに、用紙受台603を使用する割込ジョブがあったときは、割込ジョブの処理は即座には実行されないので、割込ジョブの発生により先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることもない。これにより、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることなく、割込ジョブの処理の効率化を図ることができ、割込印刷時の待ち時間を短縮することができる。
【0054】
図4は、複合機1による割込ジョブ制御の第2実施形態を示すフローチャートである。この割込ジョブ制御では、割込ジョブの発生時に、即座に割込ジョブに移行して全ての処理を実行できない場合であっても、当該割込ジョブの処理の中で、先行する印刷ジョブの存在に関係なく実行できる処理を、先行する印刷ジョブの処理と並行して実行するようにしたものである。以下、図4のフローチャートに従って当該割込ジョブの制御について説明する。なお、上記第1実施形態と同様の処理は説明を省略する。
【0055】
印刷ジョブの実行中に割込ジョブが発生し(S11でYES)、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方が用紙受台603を使用する用紙後処理を行う場合には(S12でYES、S18でYES)、割込ジョブの処理で原稿読取部4による原稿読取処理を行うか否かを判断する(S19)。割込ジョブで原稿読取処理を行う場合は(S19でYES)、当該割込ジョブの原稿読取処理が実行される(S20)。すなわち、先行する印刷ジョブの処理で用紙受台603が使用されているために、割込ジョブの処理で用紙受台603を使用した用紙後処理を実行できない場合は、割込ジョブの処理の中で、用紙受台603を使用せずに実行可能な原稿読取処理が実行されるようになっている。
【0056】
この原稿読取処理の終了後は、当該割込ジョブの他の処理は、先行する印刷ジョブの処理において用紙受台603から用紙が排出されるまで、割込ジョブの処理の実行が待機され(S21、S22でNO)、先行する印刷ジョブの処理で用紙受台603から用紙が排出されると、割込ジョブの他の処理が実行される(S22でYES,S13乃至S16)。
【0057】
この割込ジョブ制御によれば、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方がフィニッシャー6の用紙受台603を使用した後処理を行う場合に、先行する印刷ジョブに基づく用紙受台603を使用した用紙後処理と、割込ジョブに基づく原稿読取部4による原稿読取処理とが並行して行われるので、割込ジョブの処理を終了するまでに要する時間が端出される。これにより、更に割込ジョブの処理の効率化を図ることができ、割込印刷時の待ち時間を短縮することができる。
【0058】
図5は、複合機1による割込ジョブ制御の第3実施形態を示すフローチャートである。この割込ジョブ制御は、割込ジョブの発生時に、現状で実行している印刷ジョブの処理内容が用紙受台603を使用した用紙後処理を行う否かに関わらず、用紙受台603に用紙が存在しない場合には即座に割込ジョブの処理に移行し、用紙受台603に用紙が存在する場合には、割込ジョブの処理で用紙受台603を使用するか否かに基づいて、割込ジョブの処理を行うか否かを判断するものである。以下、図5のフローチャートに従って当該割込ジョブの制御について説明する。なお、上記第2実施形態と同様の処理は説明を省略する。
【0059】
印刷ジョブの実行中に割込ジョブが発生すると(S31でYES)、その時点で用紙検出センサ62からの信号に基づいて、用紙受台603に用紙が存在するか否かが判断される(S32)。用紙受台603に用紙が存在する場合には(S32でYES)、割込ジョブの処理が、用紙受台603を使用する用紙後処理を行うものであるか否かが確認される(S38)。割込ジョブの処理が用紙受台603を使用する用紙後処理を行わない場合は(S38でNO)、先行する印刷ジョブの処理が停止され、割込ジョブの処理が実行される(S33乃至S36)。
【0060】
割込ジョブの処理が用紙受台603を使用する用紙後処理を行う場合は(S38でYES)、割込ジョブの処理で原稿読取部4による原稿読取処理を行うか否かを判断する(S39)。割込ジョブで原稿読取処理を行う場合は(S39でYES)、当該割込ジョブの原稿読取処理が実行される(S40)。すなわち、先行する印刷ジョブの処理内容の如何に関わらず、実際に用紙受台603に用紙が存在する場合には、割込ジョブの処理の中で用紙受台603を使用しない原稿読取処理が実行される。
【0061】
この原稿読取処理の終了後は、用紙が用紙受台603に存在している間は、割込ジョブの他の処理の実行が待機される(S41、S42でYES)、先行する印刷ジョブの処理で用紙受台603から用紙が排出されると、割込ジョブの他の処理が実行される(S42でNO,S43乃至S46)。
【0062】
この割込処理制御によれば、割込ジョブがあった場合に、先行する印刷ジョブがフィニッシャー6の用紙受台603を使用した後処理を行うか否かに関わらず、実際に用紙受台603に用紙が存在していれば、用紙受台603を使用した用紙後処理を要する割込ジョブの処理には移行しないので、割込ジョブの処理を即座に実行する場合に、確実に紙詰まりの発生等を防止でき、安全性が高められる。
【0063】
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、用紙検出センサ62を光センサからなるものとして説明しているが、用紙検出センサ62は、用紙受台603に用紙が収容されたときに、用紙にレバーが倒されることによって用紙の存在を検出するスイッチ機構等、他の構成からなるものであってもよい。
【0064】
また、上記第2及び第3実施形態では、先行する印刷ジョブの処理と並行して、原稿読取処理が行われるものとして説明しているが、先行する印刷ジョブの処理中に並行して行われる処理は、原稿読み取り処理に限定されるものではなく、用紙受台603を使用せずに行うことができる処理であれば、他の処理を行うことも可能である。すなわち、先行する印刷ジョブで印刷した用紙と、割込ジョブの処理で印刷した用紙とが用紙受台603で競合しない範囲で、割込ジョブの処理における画像形成部100による画像形成処理を始めておいてもよい。
【0065】
また、上記実施形態では、本発明に係る画像形成装置を、コピー機能,プリンタ機能,ファクス機能を有する複合機1として説明しているが、本発明に係る画像形成装置はこれに限定されるものではなく、いわゆるコピー機、プリンタ等の単一機能のみを有する装置であってもよい。なお、プリンタ等の単一機能のみを有する画像形成装置の場合は、上記各実施形態における原稿読取処理に関する制御は行われない。
【0066】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、先行する印刷ジョブの処理でフィニッシャーの用紙ストック部が使用されているときでも、割込ジョブの処理で用紙ストック部を使用しないときは、直ちに割込ジョブの処理が実行されるので、割込ジョブの処理を実行するまでの待機時間が短縮される。また、先行する印刷ジョブの処理で用紙ストック部が使用されているときに、用紙ストック部を使用する割込ジョブがあったときは、割込ジョブの処理は即座には実行されないので、割込ジョブの発生によって、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることもない。これにより、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることなく、割込ジョブの処理の効率化を図ることができ、割込印刷時の待ち時間を短縮することができる。
【0067】
また、先行する印刷ジョブの処理がフィニッシャーの用紙ストック部を使用しないときは、割込ジョブの処理が用紙ストック部を使用するか否かに関わらず、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて割込ジョブの処理に移行するので、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方の処理の実行に支障を生じることなく、先行する印刷ジョブと割込ジョブの制御をより安全に行うことができる。
【0068】
また、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方がフィニッシャーでの後処理を要する場合であっても、先行する印刷ジョブに基づく用紙ストック部での用紙後処理と、この用紙ストック部での用紙後処理に支障のない割込ジョブに基づく原稿読取手段による原稿読み取りとを並行して行うので、更に割込ジョブ処理の効率化を図ることができ、割込印刷時から当該割込印刷の印刷結果を得るまでの待ち時間を短縮することができる。
【0069】
また、フィニッシャー内の用紙ストック部に用紙が存在するときでも、割込ジョブで用紙ストック部を使用しないときは、直ちに割込ジョブの処理が実行されるので、割込ジョブの処理を実行するまでの待機時間が短縮される。また、用紙ストック部部に用紙が存在するときに、用紙ストック部を使用する必要のある割込ジョブがあったときは、割込ジョブの処理は即座には実行されないので、割込ジョブの発生によって、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることもない。これにより、先行する印刷ジョブの処理に支障を生じることなく、割込ジョブの処理の効率化を図ることができ、割込印刷時の待ち時間を短縮することができる。
【0070】
また、割込ジョブがあった場合に、先行する印刷ジョブが用紙ストック部による後処理を行うか否かに関わらず、実際に用紙ストック部に用紙が存在していれば、用紙ストック部での用紙後処理を要する割込ジョブの処理には移行しないので、割込ジョブの処理を即座に実行する場合における安全性が高められる。
【0071】
また、割込ジョブの処理が用紙処理部を使用するか否かに関わらず、用紙ストック部に用紙が存在しないときは、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて割込ジョブの処理に移行するので、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方の処理の実行に支障を生じることなく、先行する印刷ジョブと割込ジョブの制御をより安全に行うことができる。
【0072】
また、先行するジョブの処理により用紙ストック部に用紙が存在し、かつ、割込ジョブの処理が用紙ストック部の使用を要する場合であっても、用紙ストック部に用紙が存在していても処理の実行が可能な、割込ジョブに基づく原稿読取手段による原稿読み取りを行うので、更に割込ジョブ処理の効率化を図ることができ、割込印刷時から当該割込印刷の印刷結果を得るまでの待ち時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。
【図2】 複合機の概略構成を示す機能ブロック図である。
【図3】 複合機による割込ジョブ制御の第1実施形態を示すフローチャートである。
【図4】 複合機による割込ジョブ制御の第2実施形態を示すフローチャートである。
【図5】 複合機による割込ジョブ制御の第3実施形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複合機(画像形成装置)
3 原稿搬送機構
4 原稿読取部(原稿読取手段)
6 フィニッシャー
10 制御部(割込ジョブ検出手段,印刷ジョブ内容確認手段,制御手段)
40 スキャナ部
41 露光ランプ
60 フィニッシャー本体
61 フィニッシャー制御部
62 用紙検出センサ(用紙検出手段)
603 用紙受台(用紙ストック部)
100 画像形成部(画像形成手段)
Claims (6)
- 割込ジョブを含み複数の印刷ジョブが発生した場合に、各印刷ジョブを順次に処理して画像を形成する画像形成装置であって、
画像形成後の用紙束を一時的にストックする用紙ストック部を有し、用紙に後処理を行うフィニッシャーと、
先行する印刷ジョブの処理中における割込ジョブの有無を検出する割込ジョブ検出手段と、
前記割込ジョブ検出手段によって割込ジョブが検出された場合に、この割込ジョブの内容と、先行する印刷ジョブの内容とを確認する印刷ジョブ内容確認手段と、
前記印刷ジョブ内容確認手段によって、先行する印刷ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要すると確認された場合において、前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要しないと確認されたときは、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて当該割込ジョブの処理に移行させ、前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要すると確認されたときは、先行する印刷ジョブの前記用紙ストック部での後処理が終了してから当該割込ジョブの処理に移行させる制御手段と
を備えた画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記印刷ジョブ内容確認手段によって、先行する印刷ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要しないと確認された場合には、前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要するか否かに関わらず、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて割込ジョブの処理に移行させる請求項1に記載の画像形成装置。
- 原稿上の画像を読み取る原稿読取手段と、
前記原稿読取手段で読み取られた画像を用紙に形成する画像形成手段とを更に備え、
前記制御手段は、前記印刷ジョブ内容確認手段によって、先行する印刷ジョブ及び割込ジョブの両方が前記用紙ストック部での後処理を要し、当該割込ジョブで原稿読み取り処理を要すると確認された場合は、先行する印刷ジョブによる前記用紙ストック部での後処理中であっても、該割込ジョブに基づく原稿読み取りを前記原稿読取手段に実行させる請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。 - 割込ジョブを含み複数の印刷ジョブが発生した場合に、各印刷ジョブを順次に処理して画像を形成する画像形成装置であって、
画像形成後の用紙束を一時的にストックする用紙ストック部を有し、用紙に後処理を行うフィニッシャーと、
先行する印刷ジョブの処理中における割込ジョブの有無を検出する割込ジョブ検出手段と、
前記割込ジョブ検出手段によって検出された割込ジョブの内容を確認する割込ジョブ内容確認手段と、
前記用紙ストック部に用紙が存在するか否かを検出する用紙検出手段と、
前記用紙検出手段によって、前記用紙ストック部に用紙が存在すると検出された場合において、前記割込ジョブ内容確認手段によって前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要しないと確認されたときは、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて当該割込ジョブの処理に移行させ、前記割込ジョブ内容確認手段によって前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要すると確認されたときは、前記用紙検出手段により前記用紙ストック部に用紙が検出されなくなってから当該割込ジョブの処理に移行させる制御手段と
を備えた画像形成装置。 - 前記制御手段は、前記用紙検出手段によって前記用紙ストック部に用紙が存在しないと検出された場合には、前記割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要するか否かに関わらず、先行する印刷ジョブの処理を直ちに停止させて当該割込ジョブの処理に移行させる請求項3に記載の画像形成装置。
- 原稿上の画像を読み取る原稿読取手段と、
前記原稿読取手段で読み取られた画像を用紙に形成する画像形成手段とを更に備え、
前記制御手段は、前記用紙検出手段によって前記用紙ストック部に用紙が存在すると検出され、かつ、前記印刷ジョブ内容確認手段によって割込ジョブが前記用紙ストック部での後処理を要し、当該割込ジョブで原稿読み取り処理を要すると確認された場合は、前記用紙検出手段によって前記用紙ストック部に用紙が存在すると検出されている状態であっても、該割込ジョブに基づく原稿読み取りを前記原稿読取手段に実行させる請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置。
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