JPH10203055A - メールフォーム - Google Patents

メールフォーム

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JPH10203055A
JPH10203055A JP822397A JP822397A JPH10203055A JP H10203055 A JPH10203055 A JP H10203055A JP 822397 A JP822397 A JP 822397A JP 822397 A JP822397 A JP 822397A JP H10203055 A JPH10203055 A JP H10203055A
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Masayuki Kato
正之 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開封しやすく、折りたたみが2つ折りに限定
されず、かつ内部の用紙を増やす。 【解決手段】 メールフォーム20は、外部紙11と、
外部紙11より小さい外形に形成されて外部紙11上に
重ねられた内部紙12とを備え、外部紙11の辺11a
と内部紙12の辺12aとを厚み方向において重ね、重
なり合う辺11a及び12aの外縁部を接着し、ライン
14から折り返して、封止するものである。外部紙11
の辺11aに垂直な2辺の外縁部であって、折り返した
ときに互いに重なる領域のうち一方の領域に接着剤部1
6a、16bを設け、他方の領域にスポット状の接着剤
部16c、16d及び接着力を弱める接着力弱化部17
a、17bを設けることにより、接着剤部16a、16
bと接着剤部16c、16d及び接着力弱化部17a、
17bとを分離可能に接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばダイレクト
メールに用いられ、宣伝広告を印刷等した複数枚の帳票
片を封止し、郵送等の送付可能な形態にしたメールフォ
ームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、宣伝広告を印刷等した複数枚の帳
票片を折りたたんで郵送可能な形態としたメールフォー
ムがダイレクトメール等に用いられている。図5は、従
来のこの種のメールフォームの一例を示す平面図、及び
側面の断面図である。このメールフォーム10は、特開
平6−345101号公報に開示されたものである。
【0003】図5は、封止前のメールフォーム10を示
している。メールフォーム10は、外部紙となる帳票片
11と、内部紙となる複数の帳票片12を有している。
帳票片11の図5(a)中、裏面側には、メールフォー
ム10の受取人の宛名等が印字される。また、各帳票片
12には、受取人に伝達すべき情報(親展情報や宣伝広
告等)が印刷されている。
【0004】帳票片11の図5(a)中、上下側の2辺
の外縁部には、それぞれ裁断可能なミシン目11c及び
11dが形成されている。また、帳票片11の辺11b
の近傍には、所定間隔を隔てて平行な2本のミシン目1
1e及び11fが形成されている。帳票片12は、帳票
片11より外形が小さく形成されており、その辺12a
(図中左側)が帳票片11の辺11aと厚み方向で重な
るように帳票片11上に配置されている。また、帳票片
12の他の3辺は、帳票片11の3辺より内側(ミシン
目11c及び11dの内側)に位置している。帳票片1
1及び12の厚み方向で重なっている図中左辺の外縁部
において、各帳票片間には、接着剤部13が設けられ、
相互間で接着されている。
【0005】帳票片11及び12は、帳票片12の略中
央位置である折り返しライン14から折り返される。こ
の折り返しは、帳票片12の図5(a)中、表面側同士
が重なる方向に折り返される。この折り返し時におい
て、重なり合う帳票片11の図中上下側の外縁部(ミシ
ン目11c及び11dの外側領域)が接着される。さら
に、折り返しライン15から帳票片11が折り返され
る。この折り返しは、帳票片11の辺11b側の外縁部
が辺11a側の外縁部上に重なる方向に折り返される。
そして、この折り返し時において、重なり合う帳票片1
1の外縁部(ミシン目11eの外側領域)が接着され
る。以上により、メールフォーム10が封止される。
【0006】図6は、封止されたときのメールフォーム
10を示す斜視図である。メールフォーム10は、この
状態で受取人に発送される。受取人は、ミシン目11c
及び11dを裁断することによりミシン目11c及び1
1dの外側部分をメールフォーム10から分離すること
ができる。さらに、ミシン目11e及び11fを裁断す
ることによりミシン目11eと11fとの間の帯状の部
分をメールフォーム10から分離することができる。こ
れにより、帳票片11の接着された部分が分離され、メ
ールフォーム10が開封される。図7は、このときの開
封されたメールフォーム10を示す斜視図である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
メールフォーム10では、封止されたメールフォーム1
0の3辺の外縁部を切り取る必要があるので、開封しに
くいという問題点があった。また、メールフォーム10
の構造上、2つ折りのものに限られるという問題点があ
った。
【0008】さらにまた、メールフォーム10を郵送す
る場合には、郵便法によって重量が制限されるので、帳
票片12の枚数を増やしたいときは、帳票片11にも薄
い用紙を用いなければならない。このため、郵送途中等
で負荷を受けた場合には、ミシン目11e及び11fは
折り曲がることがないが、ミシン目11c及び11dが
折り曲がることがあり、これによってミシン目11c及
び11dが破れるおそれがあるという問題点があった。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、開封し
やすく、折りたたみが2つ折りに限定されず、かつ内部
の用紙を増やすことができるメールフォームを提供する
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、外部紙と、前記外部紙より小
さい外形に形成され、重ねられた複数枚の帳票片群から
なり、前記外部紙上に重ねられた内部紙とを備え、前記
外部紙の第1辺と前記内部紙の第1辺とを厚み方向にお
いて重ね、重なり合う前記外部紙及び前記内部紙の前記
第1辺の外縁部を接着し、前記第1辺に平行なラインか
ら折り返して、封止するメールフォームにおいて、前記
外部紙の前記第1辺に垂直な2辺の外縁部であって、折
り返したときに互いに重なる領域のうち一方の領域に第
1接着剤部を設け、他方の領域にスポット状の第2接着
剤部及び前記第1接着剤部の接着力を弱める接着力弱化
部を設けることにより、前記第1接着剤部と前記第2接
着剤部及び前記接着力弱化部を分離可能に接着すること
を特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、外部紙と、前記外部紙
より小さい外形に形成され、重ねられた複数枚の帳票片
群からなり、前記外部紙上に重ねられた内部紙とを備
え、所定位置が折り返されるとともに所定の外縁部が接
着されることにより封止されるメールフォームにおい
て、前記外部紙の第1辺と前記内部紙の第1辺とが厚み
方向において重なり、かつ前記内部紙の前記第1辺以外
の3辺が前記外部紙の前記第1辺以外の3辺より内側に
配置されており、重なり合う前記外部紙の前記第1辺の
外縁部と前記内部紙の前記第1辺の外縁部、及び重なり
合う前記内部紙の各前記帳票片間の前記第1辺の外縁部
を接着する第1接着剤部と、前記外部紙の前記内部紙が
設けられた面側であって前記第1辺に垂直な2辺の外縁
部に設けられ、前記内部紙が内側となるように前記外部
紙及び前記内部紙が2つ折りにされたときに重なり合う
領域のうちの一方の領域に設けられた第2接着剤部と、
前記外部紙の前記内部紙が設けられた面側であって前記
第1辺に垂直な2辺の外縁部に設けられ、前記内部紙が
内側となるように前記外部紙及び前記内部紙が2つ折り
にされたときに前記第2接着剤部と重なる領域のうちの
一部の領域に設けられた第3接着剤部と、前記外部紙の
前記内部紙が設けられた面側であって前記第1辺に垂直
な2辺の外縁部に設けられ、前記内部紙が内側となるよ
うに前記外部紙及び前記内部紙が2つ折りにされたとき
に前記第2接着剤部と重なる領域のうちの前記第3接着
剤部が設けられた領域以外の少なくとも一部の領域に設
けられ、前記第2接着剤部と前記第3接着剤部とが重な
り合ったときの接着力より弱い力でその領域を接着する
接着力弱化部とを備え、前記外部紙の前記第1辺に垂直
な2辺の外縁部は、接着後に分離可能であることを特徴
とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項2に記載のメー
ルフォームにおいて、前記第3接着剤部は、スポット状
に設けられていることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、外部紙と、前記外部紙
より小さい外形に形成され、重ねられた複数枚の帳票片
群からなり、前記外部紙上に重ねられた内部紙とを備
え、所定位置が折り返されるとともに所定の外縁部が接
着されることにより封止されるメールフォームにおい
て、前記外部紙の第1辺と前記内部紙の第1辺とが厚み
方向において重なり、かつ前記内部紙の前記第1辺以外
の3辺が前記外部紙の前記第1辺以外の3辺より内側に
配置されており、重なり合う前記外部紙の前記第1辺の
外縁部と前記内部紙の前記第1辺の外縁部、及び重なり
合う前記内部紙の各前記帳票片間の前記第1辺の外縁部
を接着する第1接着剤部と、前記外部紙の前記第1辺に
平行なラインであり、前記外部紙の前記第1辺側に設け
られた第1折り返しラインと、前記第1折り返しライン
と平行なラインであり、前記第1折り返しラインより前
記外部紙の前記第1辺から遠ざかる側に設けられた第2
折り返しラインと、前記外部紙の前記第1辺から前記第
1折り返しラインまでの間であって前記第1辺に垂直な
2辺の外縁部の一部の領域を開口した開口部と、前記内
部紙同士が重なり合うように前記第1折り返しラインが
折り返されたときに前記開口部の領域内に配置される領
域に設けられた第2接着剤部と、前記外部紙の前記開口
部が形成された2辺の外縁部であって前記内部紙同士が
重なり合うように前記第1折り返しラインが折り返され
たときに前記第2接着剤部と対向する面の反対面に設け
られ、接着力を弱めるための接着力弱化部と、前記外部
紙の前記第1辺に垂直な2辺の外縁部であって、前記内
部紙同士が重なり合うように前記第1折り返しラインが
折り返されさらに前記外部紙の前記接着力弱化部が設け
られた面側に前記内部紙が重なるように前記第2折り返
しラインが折り返されたときに前記外部紙の前記接着力
弱化部と重なる領域に設けられ、前記接着力弱化部と接
着されるとともに、前記開口部を介して前記第2接着剤
部と接着される第3接着剤部とを備え、前記外部紙の前
記第1辺に垂直な2辺の外縁部は、接着後に分離可能で
あることを特徴とする。
【0013】請求項1の発明においては、メールフォー
ムの外部紙の第1辺に垂直な2辺の外縁部は、第1接着
剤部と第2接着剤部、及び第1接着剤部と接着力弱化部
により、分離可能に接着される。請求項2又は請求項3
の発明においては、メールフォームの外部紙の第1辺に
垂直な2辺の外縁部は、第2接着剤部と第3接着剤部、
及び第2接着剤部と接着力弱化部により、分離可能に接
着される。
【0014】請求項4の発明においては、メールフォー
ムの外部紙の第1辺に垂直な2辺の外縁部は、第3接着
剤部と接着力弱化部、及び開口部を介した第2接着剤部
と第3接着剤部により、分離可能に接着される。したが
って、ミシン目等を用いることなくメールフォームの第
1辺に垂直な2辺の外縁部を分離して、メールフォーム
を開封することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明の第1
実施形態であるメールフォーム20を示す図である。図
中、(a)は表面図を示し、(b)は側面の断面図を示
している。第1実施形態では、従来例で示したメールフ
ォーム10(図5)と同一部分には同一符号を付し、重
複する説明は適宜省略する。
【0016】この実施形態のメールフォーム20は、例
えば百貨店の商品案内等を印刷したダイレクトメールと
して用いられるものである。メールフォーム20は、封
筒の外部紙となる帳票片11と、内部紙となる重ねられ
た複数枚の帳票片12とから構成されている。帳票片1
2としては、例えばパンフレット、申込書又は返信用封
筒があげられる。
【0017】図1(a)において、上下側の2辺の外縁
部には、従来例で示したミシン目11c及び11dは形
成されていない。そして、これらの外縁部には、接着剤
部16a〜16d、及び接着力弱化部17a及び17b
が設けられている。これらは、帳票片12とは接触しな
いように設けられている。その他の構成については、従
来のメールフォーム10と同様である。
【0018】接着剤部16a及び16bは、外部紙11
の図中上下側の2辺の外縁部であって折り返しライン1
4より左側の領域に、略帯状に設けられている。接着剤
部16a及び16bは、接着剤部同士が接着したときは
剥離不能に接着される程度の接着力を有し、接着剤部と
紙面等が接着したときは剥離可能に接着される程度の接
着力を有するものである。
【0019】また、接着剤部16cと接着力弱化部17
a、及び接着剤部16dと接着力弱化部17bは、図
中、上下側の2辺の外縁部であって折り返しライン14
と15との間の領域に、それぞれ交互に配置されるよう
に略帯状に設けられている。そして、接着剤部16c及
び16dは、極めて狭い領域に(例えばスポット状に)
設けられている。これらの接着剤部16c及び16d
は、接着剤部16a及び16bと同様のものである。ま
た、接着力弱化部17a及び17bは、接着剤部16と
接着したときに、接着剤部16の接着力を弱めることに
より、両者を剥離可能に接着させるものである。接着力
弱化部17a及び17bには、例えばニスが用いられ
る。
【0020】以上の構成からなるメールフォーム20
は、従来例と同様に、帳票片12の図1(a)中、表面
側同士が重なるように折り返しライン14が折り返され
る。折り返しライン14が折り返されると、帳票片11
の接着剤部16aと接着剤部16c及び接着力弱化部1
7aとが接着され、かつ接着剤部16bと接着剤部16
d及び接着力弱化部17bとが接着される。
【0021】ここで、接着剤部16aと接着剤部16
c、及び接着剤部16bと接着剤部16dとが接着され
ると、本来であれば両者は剥離不能に接着されるが、接
着剤部16c及び接着剤部16dの形成領域が極めて狭
いことから、両者は分離可能に接着される。また、接着
剤部16aと接着力弱化部17a、及び接着剤部16b
と接着力弱化部17bが接着されると、接着力弱化部1
7a及び17bによってそれぞれ接着剤部16a及び1
6bの接着力が弱められるので、両者は剥離可能に接着
される。以上により、帳票片11の図1(a)中、上下
辺の外縁部は、分離可能に接着される。続いて、従来例
と同様に、折り返しライン15が折り返され、メールフ
ォーム20が封止される。図2は、封止されたときのメ
ールフォーム20を示す斜視図である。
【0022】メールフォーム20は、この状態で受取人
に発送される。受取人は、ミシン目11e及び11fを
裁断することによりミシン目11eと11fとの間の帯
状の部分をメールフォーム20から分離することができ
る。また、帳票片11のミシン目11e等と垂直な2辺
の外縁部は、接着剤部16a〜16d、及び接着力弱化
部17a及び17bにより分離可能に接着されているの
で、この外縁部は、裁断すること等なく分離することが
できる。ここで、接着剤部16a及び16bと接着剤部
16c及び16dとの接着は、接着剤部同士の接着であ
るので強接着されているが、上述のように接着領域が極
めて狭いため、帳票片11の若干の基材破壊を伴う場合
もあるが、結果として分離することができる。以上によ
り、メールフォーム20を開封することができる。図3
は、開封されたときのメールフォーム20を示す斜視図
である。
【0023】図4は、本発明の第2実施形態であるメー
ルフォーム30を示す平面図である。図中、(a)は内
面側を示し、(b)は外面側を示す。メールフォーム3
0は、外部紙となる帳票片31と、内部紙となる重ねら
れた複数枚の帳票片32とから構成されている。帳票片
31の図4(a)中、右辺近傍には、裁断可能な2つの
平行なミシン目31a及び31bが形成されている。ま
た、メールフォーム30には、封止されるときに折り返
される折り返しライン33a、33b及び33cが設定
されている。
【0024】帳票片31の図中上下辺の外縁部におい
て、折り返しライン33aの図中、左側領域には、略円
形状に開口した開口部34が複数形成されている。ま
た、この外縁部の内面側であって折り返しライン33a
と33bとの間には、折り返しライン33aが折り返さ
れたときに開口部34内に配置されるように、スポット
状に接着剤部35aが複数設けられている。さらに、こ
の外縁部の折り返しライン33bと33cとの間には、
略帯状の接着剤部35bが設けられている。接着剤部3
5a及び35bは、第1実施形態と同様のものである。
【0025】さらにまた、この外縁部の外面側(図中、
(b))において、折り返しライン33aの左側領域で
あって開口部34以外の領域には、接着力弱化部36が
設けられている。接着力弱化部36には、例えば第1実
施形態と同様のニスが用いられる。
【0026】以上の構成からなるメールフォーム30に
おいて、最初に折り返しライン33aが、帳票片32同
士が重なるように折り返される。これにより、帳票片3
1の開口部34が形成された外縁部と接着剤部35aが
設けられた外縁部とが重なるが、接着剤部35aは開口
部34内に配置されるので、接着剤部35aは、いずれ
とも接着されない。
【0027】次に、折り返しライン33bが折り返され
る。折り返しライン33bは、折り返された帳票片31
の外面側に帳票片32の内面側が重なるように折り返さ
れる。したがって、接着剤部35bは、接着力弱化部3
6が設けられた領域と重なる。接着剤部35bと接着力
弱化部36とが接着されると、両者は剥離可能に接着さ
れる。また、開口部34を介して接着剤部35bと接着
剤部35aとが接着される。ここで、本来であれば接着
剤部同士が接着されると、両者は剥離不能に接着される
が、接着剤部35aがスポット状に設けられておりその
領域が極めて狭いことから、両者は分離可能に接着され
る。以上により、メールフォーム30の図中、上下辺の
外縁部は分離可能に接着される。続いて、従来例と同様
に、折り返しライン33cが折り返され、メールフォー
ム30が封止される。
【0028】メールフォーム30の受取人は、ミシン目
31a及び31bを裁断することにより両者間の帯状の
部分をメールフォーム30から分離することができる。
また、メールフォーム30のミシン目31a等と垂直な
2辺の外縁部は、裁断すること等なく分離することがで
きる。以上により、メールフォーム30を開封すること
ができる。
【0029】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、均等の範囲内で以下のような種々の変形が可能であ
る。 (1)接着力弱化部17a等は、実施形態ではニスを用
いたが、接着剤の接着力を弱めることができる材料であ
れば、いかなる材料を用いても良い。 (2)実施形態では、2つ折り及び3つ折りのメールフ
ォーム20、30を示したが、いくつ折りのものであっ
ても良い。 (3)実施形態では、分離可能に接着する接着剤部のう
ちの一方をスポット状に設けたが、線状等であっても良
い。 (4)外部紙となる帳票片11、31の外面側となる部
分には、受取人の宛名等を併せて印字するようにしても
良い。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、メールフォームの折り
返しラインに垂直な外縁部を、ミシン目等を用いずに分
離することができるので、メールフォームの開封しやす
さを高めることができる。また、メールフォームの用途
等に応じて、3つ折り以上のものに対しても適用するこ
とができる。さらにまた、外部紙及び内部紙の厚みを薄
くすることができるので、内部紙を増やすことができ、
メールフォームの受取人に対して多くの情報を伝達する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるメールフォーム2
0を示す表面図及び側面の断面図である。
【図2】図1のメールフォーム20が封止されたときの
様子を示す斜視図である。
【図3】開封されたときのメールフォーム20を示す斜
視図である。
【図4】本発明の第2実施形態であるメールフォーム3
0を示す平面図である。
【図5】従来のメールフォームの一例を示す平面図、及
び側面の断面図である。
【図6】図5のメールフォーム10が封止されたときの
様子を示す斜視図である。
【図7】開封されたメールフォーム10を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 帳票片 11e、11f ミシン目 12 帳票片 14、15 折り返しライン 16a、16b、16c、16d 接着剤部 17a、17b 接着力弱化部 20 メールフォーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部紙と、 前記外部紙より小さい外形に形成され、重ねられた複数
    枚の帳票片群からなり、前記外部紙上に重ねられた内部
    紙とを備え、 前記外部紙の第1辺と前記内部紙の第1辺とを厚み方向
    において重ね、重なり合う前記外部紙及び前記内部紙の
    前記第1辺の外縁部を接着し、前記第1辺に平行なライ
    ンから折り返して、封止するメールフォームにおいて、 前記外部紙の前記第1辺に垂直な2辺の外縁部であっ
    て、折り返したときに互いに重なる領域のうち一方の領
    域に第1接着剤部を設け、他方の領域にスポット状の第
    2接着剤部及び前記第1接着剤部の接着力を弱める接着
    力弱化部を設けることにより、前記第1接着剤部と前記
    第2接着剤部及び前記接着力弱化部を分離可能に接着す
    ることを特徴とするメールフォーム。
  2. 【請求項2】 外部紙と、 前記外部紙より小さい外形に形成され、重ねられた複数
    枚の帳票片群からなり、前記外部紙上に重ねられた内部
    紙とを備え、 所定位置が折り返されるとともに所定の外縁部が接着さ
    れることにより封止されるメールフォームにおいて、 前記外部紙の第1辺と前記内部紙の第1辺とが厚み方向
    において重なり、かつ前記内部紙の前記第1辺以外の3
    辺が前記外部紙の前記第1辺以外の3辺より内側に配置
    されており、 重なり合う前記外部紙の前記第1辺の外縁部と前記内部
    紙の前記第1辺の外縁部、及び重なり合う前記内部紙の
    各前記帳票片間の前記第1辺の外縁部を接着する第1接
    着剤部と、 前記外部紙の前記内部紙が設けられた面側であって前記
    第1辺に垂直な2辺の外縁部に設けられ、前記内部紙が
    内側となるように前記外部紙及び前記内部紙が2つ折り
    にされたときに重なり合う領域のうちの一方の領域に設
    けられた第2接着剤部と、 前記外部紙の前記内部紙が設けられた面側であって前記
    第1辺に垂直な2辺の外縁部に設けられ、前記内部紙が
    内側となるように前記外部紙及び前記内部紙が2つ折り
    にされたときに前記第2接着剤部と重なる領域のうちの
    一部の領域に設けられた第3接着剤部と、 前記外部紙の前記内部紙が設けられた面側であって前記
    第1辺に垂直な2辺の外縁部に設けられ、前記内部紙が
    内側となるように前記外部紙及び前記内部紙が2つ折り
    にされたときに前記第2接着剤部と重なる領域のうちの
    前記第3接着剤部が設けられた領域以外の少なくとも一
    部の領域に設けられ、前記第2接着剤部と前記第3接着
    剤部とが重なり合ったときの接着力より弱い力でその領
    域を接着する接着力弱化部とを備え、 前記外部紙の前記第1辺に垂直な2辺の外縁部は、接着
    後に分離可能であることを特徴とするメールフォーム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のメールフォームにおい
    て、 前記第3接着剤部は、スポット状に設けられていること
    を特徴とするメールフォーム。
  4. 【請求項4】 外部紙と、 前記外部紙より小さい外形に形成され、重ねられた複数
    枚の帳票片群からなり、前記外部紙上に重ねられた内部
    紙とを備え、 所定位置が折り返されるとともに所定の外縁部が接着さ
    れることにより封止されるメールフォームにおいて、 前記外部紙の第1辺と前記内部紙の第1辺とが厚み方向
    において重なり、かつ前記内部紙の前記第1辺以外の3
    辺が前記外部紙の前記第1辺以外の3辺より内側に配置
    されており、 重なり合う前記外部紙の前記第1辺の外縁部と前記内部
    紙の前記第1辺の外縁部、及び重なり合う前記内部紙の
    各前記帳票片間の前記第1辺の外縁部を接着する第1接
    着剤部と、 前記外部紙の前記第1辺に平行なラインであり、前記外
    部紙の前記第1辺側に設けられた第1折り返しライン
    と、 前記第1折り返しラインと平行なラインであり、前記第
    1折り返しラインより前記外部紙の前記第1辺から遠ざ
    かる側に設けられた第2折り返しラインと、 前記外部紙の前記第1辺から前記第1折り返しラインま
    での間であって前記第1辺に垂直な2辺の外縁部の一部
    の領域を開口した開口部と、 前記内部紙同士が重なり合うように前記第1折り返しラ
    インが折り返されたときに前記開口部の領域内に配置さ
    れる領域に設けられた第2接着剤部と、 前記外部紙の前記開口部が形成された2辺の外縁部であ
    って前記内部紙同士が重なり合うように前記第1折り返
    しラインが折り返されたときに前記第2接着剤部と対向
    する面の反対面に設けられ、接着力を弱めるための接着
    力弱化部と、 前記外部紙の前記第1辺に垂直な2辺の外縁部であっ
    て、前記内部紙同士が重なり合うように前記第1折り返
    しラインが折り返されさらに前記外部紙の前記接着力弱
    化部が設けられた面側に前記内部紙が重なるように前記
    第2折り返しラインが折り返されたときに前記外部紙の
    前記接着力弱化部と重なる領域に設けられ、前記接着力
    弱化部と接着されるとともに、前記開口部を介して前記
    第2接着剤部と接着される第3接着剤部とを備え、 前記外部紙の前記第1辺に垂直な2辺の外縁部は、接着
    後に分離可能であることを特徴とするメールフォーム。
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