JPH10201411A - 成形焼き菓子の製造方法 - Google Patents
成形焼き菓子の製造方法Info
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- JPH10201411A JPH10201411A JP9309046A JP30904697A JPH10201411A JP H10201411 A JPH10201411 A JP H10201411A JP 9309046 A JP9309046 A JP 9309046A JP 30904697 A JP30904697 A JP 30904697A JP H10201411 A JPH10201411 A JP H10201411A
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Abstract
熱成形中に、原料から多量の蒸気が発生して結露するこ
とによる絶縁破壊を防止する。 【解決手段】 金型8の絶縁部に蒸気抜き部を設けたも
のを用い、金型8の外部を減圧し、上記加熱によって生
じる蒸気を上記蒸気抜き部から抜きながら加熱を行う。
Description
可食性成形物の製造方法に関するものである。
して、コーンカップ、モナカ、ウエハース等のような成
形焼き菓子がある。これらの成形焼き菓子の製造方法と
しては、所定の温度まで予め加熱した成形型に上記の原
料を入れ、熱伝導を利用して成形する外部加熱方法があ
る。
が遅く生産効率が悪いほか、金型の温度不均一による焼
きムラが生じたり、均一な食感が得られず、部分部分で
異なる食感となるなどの問題がある。
印加して通電加熱や誘電加熱のような電磁波加熱によっ
て原料の内部発熱を起こし、その熱によって原料を加熱
して成形する方法がある。この場合、金型を2つの金型
片に分割し、金型片同士は、両者間に挟んだ絶縁体によ
って絶縁状態とし、各金型片に交流の電極を接続する。
そしてその電極を介して金型に交流を印加し、金型内の
原料を通電加熱や誘電加熱によって加熱、成形してい
る。
通電加熱や誘電加熱による製造方法では、成形中に、原
料中に含まれる水分が蒸発して多量の蒸気が発生し、こ
の蒸気が凝縮して結露するため、絶縁破壊が起こり、通
電加熱や誘電加熱がうまく行われなくなるという問題が
ある。
め、請求項1記載の成形焼き菓子の製造方法は、原料
を、導電性の第1および第2型片と上記両型片間の絶縁
部とを有する型で覆い、交流電源から上記両型片間に交
流を印加することにより、通電加熱および/または誘電
加熱にて加熱して膨化させる成形焼き菓子の製造方法に
おいて、上記型として、上記絶縁部に蒸気抜き部を設け
たものを用い、上記型の外部を減圧し、上記加熱によっ
て生じる蒸気を上記蒸気抜き部から抜きながら上記加熱
を行うことを特徴としている。
が発生し、この蒸気が絶縁部に設けられた蒸気抜き部で
凝縮して結露し、絶縁破壊が起こる。しかしながら、上
記の方法では、減圧により、蒸気が結露することが防止
される。このため絶縁破壊を防げる。
は、原料を、導電性の第1および第2型片と上記両型片
間の絶縁部とを有する型で覆い、交流電源から上記両型
片間に交流を印加することにより、通電加熱および/ま
たは誘電加熱にて加熱して膨化させる成形焼き菓子の製
造方法において、上記型として、上記絶縁部に蒸気抜き
部を設けたものを用い、上記原料への加熱を行う際に、
上記蒸気抜き部を加熱し、上記原料への加熱によって生
じる蒸気を上記蒸気抜き部から抜きながら、上記原料へ
の加熱を行うことを特徴としている。
が発生し、この蒸気が絶縁部に設けられた蒸気抜き部で
凝縮して結露し、絶縁破壊が起こる。しかしながら、上
記の方法では、上記蒸気抜き部を加熱することにより、
蒸気が結露することが防止される。このため絶縁破壊を
防げる。
は、請求項1または2記載の成形焼き菓子の製造方法に
おいて、外部加熱を併用して原料を加熱することを特徴
としている。
ロースト風味を付加することもできる。
な、複雑な構造であって電極を対向設置しにくいために
電圧を印加できず、上記他の加熱では加熱しにくい場合
でも加熱できる。この場合、このような、上記他の加熱
では加熱しにくいごく一部分だけに対して行えば十分で
あるため、外部加熱単独で加熱成形を行う場合と比べて
外部加熱装置の構成を簡略化できる。また、外部加熱単
独で加熱成形を行う場合と比べて外部加熱の温度制御条
件が緩やかでよく、例えば「100〜230℃」のよう
に広い温度範囲において所望の最終成形物を得ることが
可能になる。このため、外部加熱単独で加熱成形を行う
場合と比べて外部加熱装置をさらに簡略化することがで
きる。
は、請求項1ないし3のいずれかに記載の成形焼き菓子
の製造方法において、上記原料の組成が、小麦粉10
0、澱粉10〜150、塩0.5〜10、砂糖2〜6
0、水70〜260の重量比を持ち、全量に対して水が
30〜70重量%であることを特徴としている。
である。また、上記の原料に、その他の原料として例え
ば風味増強剤、膨化剤、着色剤、香料、油脂、乳化剤等
の中から適宜選択して重量比で3〜12部添加してもよ
い。
基づいて説明すれば、以下の通りである。まず、各実施
例に共通する構成について述べる。
表6に挙げる。
ることにより、原料の導電率が変化し、内部発熱成形に
影響を与える。塩の量や種類を変えることにより、導電
率を制御できる。導電率の制御は、低周波加熱時には必
ず必要である。
げるほど、食感が硬く、強固な成形物が出来る傾向があ
る。硬さは、目的とする成形物の形状や用途に合わせて
変更すればよい。なお、ここに挙げた原料は上記のよう
に種々の水分含量を持っており、広範囲の粘度を示す
が、原料のデポジット(注入)機構を工夫すれば、これ
らの原料はすべて、本発明で使用されるいずれの金型で
も成形可能である。
調整することにより、必要な伸び量または形状や食感を
実現することができる。なお、成形後の成形不良品およ
びバリ部分は、精製粉砕後に再利用が可能である。
ることにより、必要な伸び量または形状や食感、風味を
実現することができる。
でよい。
量でよい。
o. 1〜No. 36の各配合を、原料として用いる。
粉、およびこれらの混合物を使用する。澱粉として、馬
鈴薯澱粉、小麦澱粉、米澱粉、トウモロコシ澱粉、タピ
オカ澱粉、甘藷澱粉等およびこれらの架橋澱粉を使用す
る。成形粉砕物とは、一度成形されたものを精製・粉砕
したもの、または金型の隙間よりはみ出る「バリ」を収
集して粉砕したものである。塩としては、食用の塩類が
利用でき、NaCl(塩化ナトリウム)、KCl(塩化
カリウム)、L−酒石酸Na、塩化アンモニウム、乳酸
Na、ポリリン酸Na、メタリン酸Na等を使用する。
糖としては、グラニュー糖、上白糖、三温糖、水飴、糖
アルコール(ソルビトール、グリセリン、プロピレング
リコール)を使用する。風味増強剤としては、乳原料
(バター、全脂粉乳、脱脂粉乳)、卵(鶏卵、全卵粉
末、卵黄粉末)、カカオ、コーヒー、ナッツ類(アーモ
ンド、ピーナッツ、ココナッツ)、パン粉、コーングリ
ッツ、果汁等を使用する。膨化剤としては、炭酸水素ナ
トリウム、ミョウバンあるいは各種ベーキングパウダー
等を使用する。着色剤としては、食用着色料であるカラ
メル、コチニール、カロチン、アナトー等の着色料を使
用する。香料としては、ワニラエッセンス、バターフレ
ーバー等の食用香料を使用する。油脂・乳化剤として
は、大豆油、ナタネ油、コーン油等の植物油や、大豆レ
シチン、脂肪酸エステル等の乳化剤を使用する。
も複数選択してもよい。
る。 原料計量 ミキサーにて下記以外の原料と水とを撹拌 小麦粉、澱粉投入・撹拌 油脂投入・撹拌 エージング デポジット(注入) 型に入れて成形 このようにして成形物を作製する。
説明する。なお、撹拌等は従来同様のものが用いられる
ため、説明は省略する。上記成形用原料を後述するよう
な型に入れ、加熱装置にて加熱・膨化することによって
成形物を作製する。このような加熱装置として、電磁波
加熱装置(HB、HC、HDとする)3種と比較対照用
の外部加熱装置(HAとする)の大きく分けて計4種類
の装置が用いられる。上記各装置の構成内容は以下の表
7に示す通りである。また、図1〜図4に電磁波加熱用
装置の概略の構成を示す。なお、用いる周波数は表7に
記すものに限られず、50Hz〜100MHzの任意の
周波数を用いることができる。
種類がある。また、装置HCは、HC1、HC2、HC
3の3種類がある。
の電源とは、電圧200V、周波数60Hzの工業用電
源である。上記装置HB、HC、HDの出力調整器と
は、出力を任意の一定出力に調整する装置である。上記
装置HB、HC、HDの周波数変換器とは、範囲内で任
意の周波数に変換して出力する装置である。
定の周波数のみを発振する装置である。ただし、装置H
Bの場合、不要の周波数帯がある。すなわち、装置HB
1では60Hz、HB2では200Hz、HB3では1
0.0kHzの周波数を使用するが、この場合いずれも
発振器は不要である。装置HC1では、発振器を用い
て、5.0MHz、HC2では13.56MHz、HC
3では40.68MHzの周波数を使用する。装置HD
では、上記発振器を組み合わせて使用する。
周波もしくは低周波の電流を、型を介して成形用原料に
供給する装置である。装置HA、HB、HC、HDの温
度調節とは、金型内に電熱ヒーターを組み込んだり、外
部より直接ガスバーナーであぶったり、IH(誘導加
熱)により金型を発熱させたりして、成形以前に金型の
温度を調節することを指す。このような温度調節をしな
い場合には、金型温度は100℃以下の範囲内となる。
説明する。図1に示すように、電磁波加熱装置1は、電
源部2と加熱部(電極部)3とを有している。また、加
熱部3は、図示しない真空ポンプ、上下の型を固定する
ロック部、および外部加熱部を有している。
0.68MHzの場合は、真空管式の発振器4を電源と
する。発振器4の出力によって、エネルギー効率が決定
する。後述の金型片8a・8b間は直接接触してはなら
ず、そのために金型片8a・8b間に絶縁部を設ける。
この絶縁部として絶縁体8cを用いている。なお、絶縁
部は金型片8a・8b間の接触を防止するものであり、
空間で構成してもよい。また、必要な各機器について、
アースおよび電磁波漏洩防止カバーが必要である。
ー(C成分と称する)5と可変コイル(L成分と称す
る)6とを備えている。加熱対象物に応じて、このC成
分5とL成分6とを変化させることにより、最適の出力
や同調を得ることができる。上記C成分5として、手動
コンデンサーC1(C1成分と称する)が設けられてい
る。
に鋭利な部分が多いほうの金型片8aの側(図中、上
側)を、アース側にしたものである。このような鋭利な
部分が一方の金型片8aに存在する場合、図1に示すよ
うに、その金型片8aのほうを電源側、他方の金型片8
bをアース側とすると、その鋭利な部分に電源からのエ
ネルギーが集中しやすいため、その部分の成形用原料9
の鋭角部9cにおいて局部加熱が起こりやすい。このた
め、図2に示すように、このような鋭利な部分を有する
金型片8aのほうをアース側にすると、電源からその部
分へのエネルギーの集中を防ぐことができるので、図1
に示す装置に比べて局部加熱防止がしやすい。
用の可変コンデンサーとしての自動コンデンサーC2
(C2成分と称する)を設けることにより、発振器真空
管の陽極電流を一定に制御することもできる。この陽極
電流は、自動追尾回路によって制御される。自動追尾回
路とは、エアーコンデンサーの極板間隔をモーターで自
動的に変更することができ、加熱部3の電極間の誘電率
の変化に対応して陽極電流値を一定に保つものである。
の極板間隔を大きく(小さく)することを、「C成分を
広く(狭く)する」と称し、また、L成分を構成する抵
抗器の回路中で使う実質的な長さを長く(短く)するこ
とを、「L成分を長く(短く)する」と称する。C成分
を広くするほど出力は小さくなる。手動コンデンサーC
1は、最も狭くしたときC1=100、最も広くしたと
きC1=0である。自動コンデンサーC2は、最も狭く
したときC2=10、最も広くしたときC2=0であ
る。L成分を長くするほど出力は小さくなる。Lは、最
も短くしたときL=0、最も長くしたときL=15であ
る。以降、ここでは、C成分、L成分の値はそれぞれ、
上記各最小値および最大値に対する比例値として示す。
器の陽極電流値は図5の曲線Aのように推移する。すな
わち、電流値を定量的に流すことができる。また、自動
コンデンサーC2は、その自動機能を停止させて、手動
で値を設定することもできる。停止時には、図5の曲線
Bのように推移する。すなわち、電流値は成形内容物の
通電・誘電性質によって変化する。
z、200Hz、10kHzの場合は、200Vの電源
21に出力調整器22をつなぎ、周波数変換器23で所
定の周波数にした後に加熱部3に供給する。出力調整器
22としてはトランスを用いることができる。
の電極7a・7bを備える。電極7a・7bにはそれぞ
れ上側の金型片8a・下側の金型片8bが接触してい
る。金型片8a・8bは絶縁体8cを介して合わさって
おり、互いに非接触状態となっている。上記両金型片8
a・8b、絶縁体8cとにより金型8が構成されてい
る。また、金型8と成形用原料9とを加熱対象物と総称
する。電極7a・7bの間にこの加熱対象物を挟んで給
電するようになっている。
示す。絶縁体8cには、加熱時に発生する蒸気を抜くた
めの蒸気抜き部8c1 ・8c1 、蒸気抜き部8c2 ・8
c2が設けられている。加熱時に金型8内の成形用原料
9(図示せず)から発生する蒸気が、この蒸気抜き部8
c2 ・8c2 から蒸気抜き部8c1 ・8c1 を通って金
型8の外部へ放出されるようになっている。図6の構成
以外にも、図7に示すように、円周状の蒸気抜き部8c
1 の中に複数個例えば8個の蒸気抜き部8c2…を設け
た構成としてもよい。
るために通常は2個以上設ける。また、蒸気抜き部8c
1 、蒸気抜き部8c2 は、その大きさ、形状、数等を調
整し、成形物に適合するように設ける。これは、原料配
合や成形物物性等の変化に対応し、適宜変更が必要であ
る。本発明では、蒸気が成形用原料9から金型8の外部
へバランスよく抜け出ることができればよく、蒸気抜き
部の形状や大きさ、数は限定されない。なお、図6、図
7には絶縁部に設けた蒸気抜き部8c1 、8c2 の構成
を示したが、全体をより均一に効率よく成形できるよう
に、必要に応じて絶縁部以外の箇所にも蒸気抜き部を設
けてもよい。
7a・7bは、一方が給電極、他方が接地極である。図
1に示す配置では、電極7aが給電極、電極7bが接地
極である。また、図2に示すように、極を逆に接続する
こともできる。
温調器(温度調節器)とが組み込まれており、金型8を
所定の温度に加熱できるようになっている。なお、外部
加熱のみの場合は、上記電源部2からの給電は行わず
に、このヒーターのみによって加熱成形を行う。
になっており、前記真空ポンプによって内部を減圧でき
るようになっている。
式を用いて電極7a・7b間に固定される。その他に
も、図9に示すように、一端にヒンジ25を設け、反対
側にてロック(固定)する方法も採りうる。
の金型8の構造について説明する。図10に示すよう
に、金型8は、基本的に2つのブロックに分かれる。図
示されていないが、成形物形状や取り出し方法によって
は割型を用いたり、ノックアウトピンを設けたりして3
つ以上のパーツから金型が形成されることもあるが、そ
の場合でも給電極側と接地極側との2つのブロックに大
別してグループ化する。
形工程を行う際は、互いに密着する部分を持っている。
その一方のブロック(金型片8a側)と他方のブロック
(金型片8b側)との間には、成形物を成形する空間と
絶縁部(ここでは絶縁体8c)とを有している。絶縁体
8cは、同図(a)および同図(b)に示すように、ど
ちらのブロックに取り付けても良く、また両方に取り付
けることも可能である。
縁体を用いずに金型片8aと金型片8bとの間の空隙8
dによって形成することもできる。この場合、空隙8d
の間隔範囲は0.3mm以上で、成形物肉厚の1/2以
下である。0.3mm以下では絶縁破壊が起きやすく、
スパークが生じるため成形できない。また、肉厚の1/
2以上にすると型内圧が低くなりすぎ、成形ができなく
なる。
がすために蒸気抜き部を設けるが、このような蒸気抜き
部は、図10に示した例の場合には、絶縁体8cに設け
るか、あるいは、金型片8aまたは8bの、絶縁体8c
に接する面に設ける。図11に示した例の場合には、絶
縁部の空隙8dが蒸気抜き部を兼用する。
用いて作製した成形物について説明する。表8および図
12ないし図15に示すようなサンプルを焼成した。そ
の際、その形に合った型を使用した。
2に示すような形状である。例えば、54mm径、高さ
120mmとし、また肉厚は2.0mm、5.0mm、
10.0mmとする。他の例としては、72mm径、高
さ150mmとし、また肉厚は2.5mmとする。ま
た、成形物形状(5)は、図13に示すように、成形物
形状(1)にリブ(井桁)を付加した形状である。例え
ば、54mm径、高さ120mm、肉厚2.0mmとす
る。また、成形物形状(7)は図15に示すような形状
である。例えば、縦150mm×横35mm×高さ12
mm、肉厚2.0mmとする。
(SUGAR ROLL CONE )の場合は、まず、図16に示すよ
うな扇状の煎餅または図17に示すような円状、すなわ
ち表8中の成形物形状(6)となるようにまず焼成し
た。次に、後成形として、その成形物形状(6)の焼成
物を円錐状の軸に巻き付けて冷却して最終形状に成形し
た。すなわち、焼成に使用した型の形状は、図16また
は図17に示すような、煎餅を焼く型である。成形物形
状(6)は例えば、50mm径、高さ120mm、肉厚
2.5mmである。
ために、金型の蒸気抜き部分および原料配合部分を適宜
変更する必要があるが、成形法は基本的には同様であ
る。成形物形状(1)〜(5)、(7)を有する成形物
は、金型から取り出した直後に保形して完成した。成形
物形状(6)を有する成形物に関しては、平べったい煎
餅を焼成した後、前記の後成形を行って最終形状にし
た。
(4)のような形状を有する肉厚の厚い成形物は、表面
は乾燥するが、内面は水分が残りやすく、食感も悪く、
ひび割れ等が起きて成形が困難である。一方、内部発熱
成形では、薄い成形物はもとより、成形物形状(3)、
(4)のような形状を有する厚物についても、組織が均
一で、密な成形物が作製できる。
の煎餅や、ウエハースの他、いろいろな焼き菓子につい
て応用が利き、バラエティー化が可能である。
および図19に示す方法で測定し、評価した。すなわ
ち、図18に示すように、円錐状の成形物40を台41
の上に置き、上からプランジャー42を降下させて測定
した。また、図19に示すように、煎餅状の成形物およ
びモナカ状のように平らな部分が多い成形物について
は、中空台43の上に成形物44を載せ、プランジャー
42を降下させて測定した。
方法で測定し、評価した。すなわち、円錐状の成形物4
0を台41の上に置き、上から、ピアノ線45を張った
プランジャー46を降下させて測定した。
法で測定し、評価した。
で測定し、評価した。
法で測定した。
行った。
ように行った。なお、本願においては、成形物の物性を
成形物性と称する。
表19はそれぞれ表16、表18のつづきである。周波
数を高くしていくほど成形時間は短くなり、成形物性お
よび成形性は良くなる傾向にある。ただし、周波数を高
くしすぎるとスパークを起こしやすく、スパーク制御が
しにくくなる。
伸びて物性的に弱くなる傾向になるので、その場合は、
伸びにくくて表面にケロイドの出にくい配合に調整する
必要がある。
間成形がより顕著となる。
と、リブ部分には電圧がかかりにくい影響で、内部発熱
が起きにくく生焼けになってしまうことが分かる。当然
ながら成形物性および成形性は悪くなる。リブ部分は片
側の金型の内部に収納された形になっているため、電圧
を金型に印加した場合にこの部分は電圧がかかりにく
く、内部発熱が生じにくい。このように、形状的に内部
発熱しない部分が生じる場合は、基本的に外部加熱を併
用する。また、成形用の金型を構成する際も、その内部
発熱しない部分の肉厚を他の部分の肉厚より薄くするよ
うに設計することにより、内部発熱部分と比べて加熱度
が均等になるように調整する必要がある。また、リブ部
にも電圧がかかりやすくなるように、成形用原料におけ
るリブ部の周辺部の絶縁部と導電体との配置を工夫する
ことも有効な対策の一つである。
を抜粋した。
は、所定の周波数で内部発熱で加熱する際の出力を調整
するために設定された、それぞれ、L成分、C1成分、
C2成分の値である。「C2停止」とは、自動コンデン
サーC2は本来自動コンデンサーとしての機能を持つも
のであるが、ここではその自動機能を停止させており、
手動で値を設定したことを表す。なお、これらの事項
は、以下の各実施例において共通である。
は、塩すなわち電解質が全く入っていない原料配合No.
1では発熱せず、外部加熱単独との差は全くなかった。
加熱可能であったが、高濃度になると導電によるスパー
クが顕著になり、原料配合No. 6、7ではスパークを起
こさないように成形を制御することができなかった。ま
た、同一濃度では周波数が高いほどスパークが起きやす
かった。スパークを抑制するには、出力を抑えて電極間
の電界強度を下げると良いことも分かった。
に出力を相当下げねばならず、その分成形時間が長くな
った。また、200Hzでまず処理しておくと、その後
13.56MHzでうまく処理できた。
表23のつづきである。外部加熱および低い周波数領域
での成形の場合には、金型温度が140〜150℃以上
なければ成形できない。また、成形が良好か否かは、減
圧等にさほど関係なく、ほとんどすべて、金型温度に依
存する。
みの場合に比べて、内部発熱による乾燥がやや進行はす
るが、大差はない。
度もしくは蒸気抜き部分の温度が100℃以下のときは
減圧が必ず必要である。減圧しなければ、特に蒸気抜き
部周辺で水蒸気が結露し、スパークが発生するため、成
形不可能となってしまう。一方、100℃以上であれ
ば、原料から出る水蒸気が金型外に出るため、結露しな
い。この状態であれば減圧は必要なく、良好な成形物が
作製できる。
の外観を示す。同図に示すように、成形用原料9は、デ
ポジット(注入)された際に原料が型に接触する部分で
あるデポ部9aと、その周辺の発泡して伸びる伸び部9
bとが存在する。表24に示した条件の場合にはL値の
差は0〜1しかないのに対し、表23の上6段に示すよ
うに、外部加熱単独で成形する場合には、L値の差が3
であり、デポ部9aと伸び部9bとの色差が顕著にな
る。すなわち、外部加熱で成形した場合、デポ部9aが
汚い。内部発熱で成形した場合はデポ部9aは非常に綺
麗な外観を有する。
く、内部組織も粗い不均一な成形物となりやすい。図2
3に外部加熱を用いて作製した成形物の内部組織を示
す。外部加熱では、表面のみが粒径が細かく、内部は粗
い。
加熱のみに比べてやや良好な物性になっている。
は、成形物性が非常に良くなる傾向にある。デポ部9a
と伸び部9bとでの色差は小さくなり、凹凸も少なく、
強度差も少ない、組織の密で均一な成形物が作製でき
る。図22に、内部発熱を用いて作製した成形物の内部
組織を示す。内部発熱では、表面・内部ともに、粒径が
十分細かくなっている。
以下の通りである。 実験No. :No. 4−1〜4−8 原料配合:No. 8〜15 成形物形状:(1) 加熱方法として、加熱装置HC2、型温度170℃で行
った。結果は以下の通りである。
成形物性への影響はあるが、すべてにおいて良好な成形
性が得られた。
い食感となり、強固な成形物となった。これを応用し、
原料中の水分を変化させることで、出来上がりの物性を
調整できることが分かる。ただし、混合後の原料がドウ
状であったり、スラリー状でも粘度が大きく異なるた
め、金型への原料供給方法はそれぞれに応じた機構にす
る必要がある。
物性に応じたデポジット(注入)機構を備えれば良く、
成形性や成形後の物性に問題はなかった。ただし、水分
が少なく固形分が多いほど食感が硬い成形物が出来る傾
向が見られた。このことより、目的の形状・用途に合わ
せて水分量を設定すればよいことが判明した。
以下の通りである。 実験No. :No. 5−1〜5−15 原料配合:No. 3、16〜19 使用した澱粉は、馬鈴薯、米、小麦、トウモロコシ、タ
ピオカ、甘藷である。 成形物形状:(1)、(4)、(7) 加熱方法として、加熱装置HC2、型温度170℃で行
った。結果は以下の通りである。
ことによる成形性への影響はあるが、良好な成形性が得
られた。成形物の物性は、特に澱粉の種類によって大き
く異なり、成形時の伸びや成形物の食感に様々な変化を
持たせることができるので、澱粉の種類・量を変えるこ
とにより、必要な伸び(形状)や食感を出すための調整
が可能である。
向に長い形状であり、この方向の伸び、すなわち縦伸び
重視である。成形物形状(6)、(7)は煎餅やモナカ
のように水平方向に長い形状であり、これには、この方
向の伸びすなわち横伸びに適した澱粉を使用することが
望ましい。成形物形状(3)、(4)のように厚みのあ
る形状の成形物の場合は、よりソフトな食感を持たせる
澱粉を用いたほうが、また原料配合No. 17〜19のよ
うに澱粉量の多い原料を用いたほうが、より良い物性の
ものが成形できる。
仕様は以下の通りである。 実験No. :No. 6−1、2 原料配合:No. 20〜21 成形物形状:(1)、(4)、(7) 加熱方法として、加熱装置HC2、型温度170℃で行
った。結果は以下の通りである。
分を集め、夾雑物を取り除いて粉砕し、小麦粉・澱粉等
と同時にミキサーに投入して撹拌・混合した。成形性、
成形物の物性ともに良好で、バリ部分や成形不良品を原
料として再利用でき、ロスを減らすことができる。
リ部分や、成形不良品は、精製粉砕後、元の原料に混合
することによって再利用可能であることが判明した。
スの粘度が上昇する。しかし、原料配合No. 3と比較す
ると、成形物性および成形性はほとんど有意差がなく、
良好であった。
下の通りである。 実験No. :No. 7−1〜7−16 原料配合:成形物形状(1)(3)はNo. 11、22〜
25 成形物形状(6)はNo. 11、22〜26 成形物形状:(1)、(3)、(6) 加熱方法として、加熱装置HC2、型温度170℃で行
った。結果は以下の通りである。
による成形性への影響はあるが、良好な成形性が得られ
た。
く異なり、成形時の伸びや成形物の食感および風味に様
々な変化を持たせることができる。
合、成形物形状(6)を有する成形物は、焼成直後の高
温状態では軟らかい物性を示す。このため、2枚の鉄板
でまず煎餅状に焼成する。そしてその後、円錐形の軸に
巻き取って冷却・成形できる。一方、成形物形状
(1)、(3)を有する成形物は、成形終了後、型開放
時の収縮率が低く、また柔軟すぎるため、離型性が悪
い。そのため、成形困難である。
仕様は以下の通りである。 実験No. :No. 8−1〜8−5 原料配合:No. 24、27〜30 成形物形状:(3) 加熱方法として、加熱装置HC2、型温度170℃で行
った。結果は以下の通りである。
飛散が多く、短時間で焼成できた物は少量の香料しか必
要としないことが判明した。
ものと比較した官能検査では、外部加熱時に比べ、半分
の添加量で同等の香りが出ているという結果が得られ
た。
た。仕様は以下の通りである。 実験No. :No. 9−1〜9−6 原料配合:No. 31〜36 成形物形状:(1) 加熱方法として、加熱装置HC2、型温度170℃で行
った。結果は以下の通りである。
して内部発熱を行うと、より少量の膨化剤で同等の膨化
度が得られることが判明した。すなわち、成形重量およ
び成形伸びの安定性から見て、外部加熱の半分程度の添
加量でよいことが分かり、逆に、添加量が多いと成形不
良を起こしやすくなる傾向であった。
を用いて、内部発熱成形(高い周波数領域)時の、良好
な発振器真空管の陽極電流の設定について説明する。
振器真空管の陽極電流値を縦軸にとり、両者の関係をグ
ラフにした場合、図24に示すように、加熱開始時に急
激に電流が流れすぎることがあり、過度な電流(出力)
はスパークや焦げにつながる。この原因としては、 最大電流値が高すぎる(出力が大きすぎる) 金型内成形原料が不安定状態にある 塩含有量が多すぎる 金型内圧が高すぎる 等が考えられる。
のように出力を下げたり、曲線Bのように電流上昇時の
傾きを緩やかにしたりする等の処置を行う。あるいは、
図26に示すように、加熱初期に、生地安定化工程Cを
付加することにより、加熱初期の生地を安定な状態にす
る処置を行う。このような処置によって、陽極電流の過
度の上昇を制御する。
いつまでも必要以上に電流が高いままになり、乾燥時の
電流値が高すぎ、ときとしてスパークや焦げ等が発生す
ることがある。この原因としては、 塩含有量が多すぎる 焦げやすい原料が多く含まれる 原料不足 等が考えられる。
に、出力を下げる処置を行う。あるいは、図29中、実
線で示すように、電流の最大値が持続する時間を長くす
る処置を行う。このような処置によって加熱後半時の過
度な陽極電流値を制御する。
成分を変化させて出力を変えることができる。曲線a
は、L成分が短く、C成分が狭い場合である。曲線c
は、L成分が長く、C成分が広い場合である。曲線b
は、L成分やC成分もそれぞれ曲線aの値と曲線cの値
との中間の場合である。L成分やC成分を変更すれば、
この曲線の形を変えて加熱条件を変更可能であり、上記
のような陽極電流値の制御を行うことができる。
クや焦げさえ制御できれば、成形物はソフトな食感で、
組織が均一で密な、外観の綺麗な良好なものとなる。し
たがって、金型構造・配合・内部発熱条件の、適度に良
好な設定を見つけ出すことがポイントである。
を進めた。 原料配合:No. 3 成形物形状:(1) 加熱方法として、表31〜表34に示す成形条件で行っ
た。結果を表31ないし表34に示す。
は、自動コンデンサーC2を自動コンデンサーとして機
能させることを表し、「自動」とは実際に自動コンデン
サーとして機能させていることを表す。これらの事項
は、以下の各実施例において共通である。
く、成形物性は外部加熱での成形に比べて大変良好とな
る。
が大で、出力を大きくするほど成形時間は短くなり成形
物性も良くなっていく。
更することにより成形時間が大きく変わる。条件を厳し
くしすぎるとスパークを起こし、成形物の内部より焦げ
てしまうが乾燥はできていないという状況になりやす
い。
や形状によって異なる。このため、各々の原料配合や形
状に応じて内部発熱条件を設定する必要がある。条件を
厳しくしていっても、金型内原料が発熱しにくくロスが
多い場合もあるので、条件設定は重要である。厳しい条
件を用いて生地を早く伸ばしすぎると、成形物に穴があ
いたり、金型内圧が上がりすぎたりして、スパークおよ
び成形不良の要因となる。このため、配合および金型構
造(蒸気抜き部分)を調整する必要がある。このような
調整により、スパーク制御は可能である。
した場合に、初期に低い周波数領域を用いると、膨化が
より安定し、焦げあるいはスパークが起こりにくくな
り、成形物性も安定する。このため、高い周波数領域の
使用範囲が増す。
ーの極板間隔を広くして出力を制御しているため、L成
分の制御範囲が増え、より安定した成形物を得ることが
できる。
片側すなわち自動コンデンサーC2のほうを自動制御す
ることによって陽極電流値を一定としている。これによ
り、成形時間がより短縮できた。
た場合には乾燥後期に起こりやすく、L成分を短くした
場合には加熱開始の瞬間に起こりやすい。
としている。表から分かるように、L成分やC成分の制
御範囲が狭く、一定電流値が高いため、スパークを発生
しやすい。一方、表34に示す加熱条件では、電流値を
0.6Aとしている。表から分かるように、表33に比
べてL成分やC成分の制御範囲が広く、焦げやスパーク
が起こりにくい。
中、「電流値 設定1、設定2」とは、加熱の初期には
電流値を設定1の通りに設定し、加熱の時間経過に伴
い、次に設定2に切り替えることを表す。
力を与えた場合には、短時間化を狙えばスパーク等で不
安定になり、安定化させると比較的長時間化する。そこ
で、本実施例では、加熱初期の原料中の水分残量が多い
ときは高出力で、水分残量の少ない加熱後期(乾燥時
期)は低出力でと、成形条件を切り替えた結果、より効
率よく、良好な物性の成形物が安定的に作製できた。す
なわち、前記実施例10の表33および表34より本実
施例の表35、表36、表37のほうが、安定な成形物
を効率よく作製できた。
げた表36では、成形時間は長くなるものの、広い制御
範囲を持ち、かつ良好な成形物が得られた。さらに、表
37では表35より設定2だけ出力を下げたが、表36
より成形時間は短く、表35より広い制御範囲で安定的
に成形できた。このように、初期と後期との出力差を大
きくとることにより安定な短時間成形を可能とすること
が判明した。
御はL成分やC成分を調整することによって行った。陽
極電流値が一定になると乾燥完了とした。結果を表38
・表39および図31ないし図33に示す。表39は、
13.56MHz時(実験No. 12−4〜No. 12
−15)の陽極電流値(A)である。
形性は変わりなく非常に良好であった。金型個数を増や
した場合ほど出力を上げ、かつ陽極電流値も多少上げる
ことにより、成形時間も大差なく成形できた。
可能性が増すため、加熱装置を図1のものから図2のも
のへと変更すると、スパークなどの起こりにくくより安
定した成形性が得られる。
行った。結果を表40・表41および図34および図3
5に示す。
=60、C2=9、L=13として、成形物形状を種々
変更して成形したときの陽極電流値(A)の推移を示し
たものである。図34はその様子をグラフにしたもので
ある。
型温度を170℃とし、C1=60、C2=9としてL
を13以外にも種々変更して成形したときの陽極電流値
(A)の推移を示したものである。図35はその様子を
グラフにしたものである。
に、成形物形状(2)は、成形物形状(1)に比べ表面
積が大きいため、同じ出力では陽極電流値が上がりにく
く、成形時間がかかってしまう。しかし、図34のグラ
フのうちの成形物形状(1)の電流値パターンと、表4
1や図35に示す、成形物形状(2)の電流値パターン
とは類似している。このことから、成形物形状(2)の
場合、L成分を短くすることにより出力を上げていく
と、成形物形状(1)の場合と同程度の成形時間でかつ
良好な成形物が得られることが分かる。
に、成形物形状(3)や成形物形状(4)は、陽極電流
値ピークの値は成形物形状(1)とほぼ同様であるが、
成形物形状(1)に比べて肉厚が厚いため、陽極電流値
の立ち上がりが遅い。この分だけ成形時間が成形物形状
(1)よりも多くかかる。しかしながら、成形物性や成
形性が良好で、成形物形状(1)とは食感や歯応え・風
味の全く異なった良好な成形焼き菓子が得られる。
菓子の製造方法は、原料を、導電性の第1および第2型
片と上記両型片間の絶縁部とを有する型で覆い、交流電
源から上記両型片間に交流を印加することにより、通電
加熱および/または誘電加熱にて加熱して膨化させる成
形焼き菓子の製造方法において、上記型として、上記絶
縁部に蒸気抜き部を設けたものを用い、上記型の外部を
減圧し、上記加熱によって生じる蒸気を上記蒸気抜き部
から抜きながら上記加熱を行う方法である。
方法は、原料を、導電性の第1および第2型片と上記両
型片間の絶縁部とを有する型で覆い、交流電源から上記
両型片間に交流を印加することにより、通電加熱および
/または誘電加熱にて加熱して膨化させる成形焼き菓子
の製造方法において、上記型として、上記絶縁部に蒸気
抜き部を設けたものを用い、上記原料への加熱を行う際
に、上記蒸気抜き部を加熱し、上記原料への加熱によっ
て生じる蒸気を上記蒸気抜き部から抜きながら、上記原
料への加熱を行う方法である。
方法は、請求項1ないし3のいずれかに記載の成形焼き
菓子の製造方法において、上記原料の組成が、小麦粉1
00、澱粉10〜150、塩0.5〜10、砂糖2〜6
0、水70〜260の重量比を持ち、全量に対して水が
30〜70重量%である方法である。
を防ぐことができるという効果を奏する。
方法は、請求項1または2記載の成形焼き菓子の製造方
法において、外部加熱を併用して原料を加熱する方法で
ある。
き菓子の製造方法による効果に加えて、複雑な構造であ
って電極を対向設置しにくいために上記他の加熱では加
熱しにくい場合でも加熱できるという効果を奏する。
加熱装置の一構成例を示す説明図である。
加熱装置の他の構成例を示す説明図である。
加熱装置のさらに他の構成例を示す説明図である。
加熱装置のさらに他の構成例を示す説明図である。
グラフである。
は水平断面図、(b)は側面図、(c)は(a)のF−
F矢視断面図である。
(a)は水平断面図、(b)は側面図、(c)は(a)
のG−G矢視断面図である。
ある。
設ける方法の一例を示す断面図である。
(a)は平面図、(b)は(a)のJ−J矢視断面図で
ある。
り、(a)は平面図、(b)は(a)のK−K矢視断面
図である。
であり、(a)は平面図、(b)は(a)のL−L矢視
断面図である。
であり、(a)は平面図、(b)は(a)のM−M矢視
断面図である。
図である。
図である。
明図である。
説明図である。
明図である。
り、(a)は断面図、(b)は平面図である。
示す説明図である。
示す説明図である。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
示すグラフである。
Claims (4)
- 【請求項1】原料を、導電性の第1および第2型片と上
記両型片間の絶縁部とを有する型で覆い、 交流電源から上記両型片間に交流を印加することによ
り、通電加熱および/または誘電加熱にて加熱して膨化
させる成形焼き菓子の製造方法において、 上記型として、上記絶縁部に蒸気抜き部を設けたものを
用い、 上記型の外部を減圧し、上記加熱によって生じる蒸気を
上記蒸気抜き部から抜きながら上記加熱を行うことを特
徴とする成形焼き菓子の製造方法。 - 【請求項2】原料を、導電性の第1および第2型片と上
記両型片間の絶縁部とを有する型で覆い、 交流電源から上記両型片間に交流を印加することによ
り、通電加熱および/または誘電加熱にて加熱して膨化
させる成形焼き菓子の製造方法において、 上記型として、上記絶縁部に蒸気抜き部を設けたものを
用い、 上記原料への加熱を行う際に、 上記蒸気抜き部を加熱し、上記原料への加熱によって生
じる蒸気を上記蒸気抜き部から抜きながら、上記原料へ
の加熱を行うことを特徴とする成形焼き菓子の製造方
法。 - 【請求項3】外部加熱を併用して原料を加熱することを
特徴とする請求項1または2記載の成形焼き菓子の製造
方法。 - 【請求項4】上記原料の組成が、小麦粉100、澱粉1
0〜150、塩0.5〜10、砂糖2〜60、水70〜
260の重量比を持ち、全量に対して水が30〜70重
量%であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載の成形焼き菓子の製造方法。
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