JPH10201313A - 間欠送り用の搬送装置 - Google Patents

間欠送り用の搬送装置

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JPH10201313A
JPH10201313A JP1289497A JP1289497A JPH10201313A JP H10201313 A JPH10201313 A JP H10201313A JP 1289497 A JP1289497 A JP 1289497A JP 1289497 A JP1289497 A JP 1289497A JP H10201313 A JPH10201313 A JP H10201313A
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JP
Japan
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conveyor
intermediate conveyor
transport
secondary conveyor
primary
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JP1289497A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Nishitani
芳信 西谷
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被搬送物Bを確実且つ高精度で間欠送りでき
るようにした搬送装置を提供する。 【解決手段】 一次コンベヤ12と中間コンベヤ13と
二次コンベヤ14とを接続させる。二次コンベヤ14
は、中間コンベヤ13よりも搬送レベルを少し低くさせ
ると共に、中間コンベヤ13に対するオーバーラップ部
Lを設ける。また、二次コンベヤ14には、中間コンベ
ヤ13の搬送レベルよりも上方へ突出する当て止め片3
0と、この当て止め片30に係合して停止した被搬送物
Bの後面に係合可能な後押し片31とを設ける。そし
て、一旦、当て止め片30による一義的な位置付けで被
搬送物Bを停止させた後、後押し片31によって被搬送
物Bの確実な送り出しができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】1本発明は、被搬送物を間欠
送りさせるに際して、被搬送物相互間に所定間隔を確実
に保持させることができるようにした搬送装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】空の育苗箱を搬送しつつ、この育苗箱に
土入れ、土均し、播種、散水を自動的に施す自動播種装
置は公知である。一般に、この自動播種装置には、育苗
箱充填装置と育苗箱供給装置とを有する供給システムが
付設されている。育苗箱充填装置は、作業者による段積
み作業位置等から育苗箱供給装置までの間を一次コンベ
ヤと二次コンベヤとによって接続したものであり、空の
育苗箱が20段程度に段積みされて成る段積み体を、そ
のまま搬送できるようになっている。
【0003】また育苗箱供給装置は、上記育苗箱充填装
置の二次コンベヤによって送り込まれた段積み体を段バ
ラシしつつ、個々の育苗箱を自動播種装置が具備する送
りコンベヤの搬入部へ移載するようになっている。上記
育苗箱充填装置において、一次コンベヤには駆動ローラ
コンベヤが用いられ、二次コンベヤには、所定間隔で送
り爪を有したチェンコンベヤが用いられている。また、
一次コンベヤの搬出部と二次コンベヤの搬入部とによる
接続部分には、上記段積み体の通過を検出可能な検出器
が設けられている。
【0004】そして、この検出器が段積み体を検出した
とき、一次コンベヤは段積み体の1個分を二次コンベヤ
へ送り出すだけの動作をし、その後に一旦停止すると共
に、これと交替して二次コンベヤが動作を開始して送り
爪を段積み体の後面へ係合させ、続けて送り爪の1ピッ
チ相当分を作動させるようになっている。このような動
作の繰り返しにより、段積み体は間欠送りされることに
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】検出器の検出信号を受
けてから一次コンベヤが停止するまでの間に、段積み体
が一次コンベヤによって搬送される距離は、例えば一次
コンベヤの搬送面と段積み体の底面とのスベリ等をはじ
めとする種々の要因により、バラツキを生じる可能性が
ある。
【0006】そのため、一次コンベヤの停止後に二次コ
ンベヤが作動を開始しても、送り爪が段積み体と適正に
係合しないということも起こり得るものであった。この
ようになると、二次コンベヤによる段積み体の間欠送り
にも悪影響がおよび、従って、育苗箱供給装置やその下
流側の自動播種装置にも支障がでるおそれがあった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、自動播種装置への育苗箱供給時等において被
搬送物の確実な間欠送りができるようにした間欠送り用
の搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る間欠送り用の搬送装置では、一次コンベヤと、
この一次コンベヤに後続される略等搬送レベルの中間コ
ンベヤと、この中間コンベヤの搬出部に対して搬入部を
オーバーラップさせた状態として、且つ搬送レベルを少
し低くして接続される二次コンベヤとを有している。
【0009】そして、この二次コンベヤは、搬送方向へ
向けて掛け渡されたエンドレスチェン等の索動部材と、
この索動部材の長手方向に所定間隔で設けられて中間コ
ンベヤの搬出部へ送り込まれる被搬送物の前面に係合可
能な当て止め面及び後面に係合可能な後押し面とを有し
ている。二次コンベヤにおいて、当て止め面や後押し面
は索動部材に取り付けられた適宜部材の後向き面や前向
き面として形成されたものである。
【0010】このような構成の搬送装置において、当
初、二次コンベヤはその当て止め面を中間コンベヤの搬
出端付近に位置付けるようにして停止させておく。ま
た、一次コンベヤと中間コンベヤとは同期的に作動させ
ておく。このようにすると、被搬送物は一次コンベヤか
ら中間コンベヤへ円滑に乗り移ることになる。また、中
間コンベヤの搬出部において、被搬送物が搬送レベルの
低い二次コンベヤの搬入部に対して干渉することもな
い。
【0011】すなわち、被搬送物は、中間コンベヤの搬
出部まで何の支障もなく、確実に送り込まれることにな
る。被搬送物が中間コンベヤの搬出部まで搬入される
と、被搬送物の前面が二次コンベヤの当て止め面に係合
するので、被搬送物は、一義的位置付けで且つ確実に停
止されることになる。そこで、被搬送物の停止後に中間
コンベヤを停止させればよい。
【0012】また、これと交替して二次コンベヤを作動
させれば、今度は被搬送物の後面に対して二次コンベヤ
の後押し面が係合し、被搬送物を中間コンベヤ上で滑ら
せながら二次コンベヤ上へと引き降ろすように受け渡し
することになる。そこで、二次コンベヤを引き続き作動
させて、受け取った被搬送物を二次コンベヤ自体で搬送
してゆくようにする。
【0013】このようにすることで、二次コンベヤにお
いて後押し面を設けているピッチと同じ間隔で、複数の
被搬送物を間欠送りできることになる。本発明の搬送装
置は、前記した従来の育苗充填装置としてそのまま置換
することができる。すなわち、一次コンベヤを育苗箱の
段積み体に対するストック用コンベヤとして用い、二次
コンベヤを育苗箱供給装置への供給用コンベヤとして用
いる。
【0014】このようにすることで、中間コンベヤは、
二次コンベヤに対する段積み体の供給ピッチ調整用コン
ベヤとしての重要な役割を奏することになる。中間コン
ベヤの搬出部と二次コンベヤの搬入部とのオーバーラッ
プ長が、被搬送物の搬送方向長さよりも短い場合、被搬
送物を、中間コンベヤから二次コンベヤ側へオーバーハ
ング状に突出した状態まで搬送してから停止させなけれ
ば、この被搬送物の後面へ二次コンベヤの後押し面を係
合させることはできなくなる。
【0015】このようにすることは不可能ではないが、
中間コンベヤによる被搬送物の搬送の確実性から言えば
決して好ましい対応ではない。そこで、上記のようなオ
ーバーハング状にする搬送をしなくてもよくするため
に、上記オーバーラップ長を被搬送物の搬送方向長さと
同等以上とするとよい。また、二次コンベヤの当て止め
面と後押し面は、同一部材の前面及び後面によって形成
させることも可能であるが、このようにすると二次コン
ベヤ上を搬送される被搬送物の相互間距離が近接するこ
とになる。
【0016】そのため、二次コンベヤの1ピッチ動作量
等を高精度で制御する必要が生じる。また、例えば被搬
送物の外形寸法を変更する必要が生じた場合に、二次コ
ンベヤでの設計変更に対応できなくなるといったことも
生じるおそれがある。そこで、当て止め面と後押し面と
を各別の部材によって形成させ、これらを被搬送物の搬
送方向長さより所定だけ長い距離をおいて索動部材に設
けるようにするのが好適となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図3は、本発明に係る搬送装置1
を適用して、自動播種装置2に対する育苗箱Aの供給シ
ステム3を構成した状況を概略的に示した斜視図であ
り、また図4は、供給システム3の拡大側面図である。
【0018】図例では、自動播種装置2が建物の1階フ
ロア5に、また供給システム3が建物の2階フロア6
に、それぞれ設置されており、自動播種装置2と供給シ
ステム3とが、2階フロア6から1階フロア5へ至る降
下用エレベータ7を介して接続されたものとしている。
この供給システム3は、本発明に係る搬送装置1によっ
て構成される育苗箱充填装置と育苗箱供給装置8とを有
している。
【0019】従って、作業者が所定の作業位置で空の育
苗箱Aを所定数(例えば20段)に段積みして段積み体
Bとした後、この段積み体Bを搬送装置1の上流側へ載
せると、この供給システム3の作動によって段積み体B
が育苗箱供給装置8へと間欠的に搬入され、この育苗箱
供給装置8によって段バラシが行われ、個々の育苗箱A
は、エレベータ7を介して自動播種装置2が具備する送
りコンベヤ9へと次々に移載されるようになっている。
【0020】図1及び図2に示すように搬送装置1は、
一次コンベヤ12と中間コンベヤ13と二次コンベヤ1
4とを有している。一次コンベヤ12は、駆動ローラコ
ンベヤによって構成されている。なお、必要に応じて、
その搬送経路途中に図3に示したようなカーブ部を設け
たり、或いはトラバース機構等を用いた分岐部や合流部
等(図示略)を設けたり、フリーコロコンベヤ等による
ストック帯を設けたりすればよい。
【0021】この一次コンベヤ12の構造は特に限定さ
れるものではなく、ベルトコンベヤをはじめ、チェンコ
ンベヤ、ロープコンベヤ等によって構成することも可能
である。中間コンベヤ13は、搬送方向の上流側及び下
流側に設けられたスプロケット16,17間に、エンド
レスの索動部材18が掛け渡されたものである。索動部
材18には、左右で対を成す2本のエンドレスチェンが
用いられている。すなわち、この中間コンベヤ13は、
チェンコンベヤとして構成されたものである。
【0022】下流側のスプロケット17には、駆動用エ
ンドレスチェン20及び駆動スプロケット21を介して
モータ駆動が伝えられるようになっている。このモータ
駆動は、索動部材18による搬送速度を一次コンベヤ1
2の搬送速度と同速にできるようになっている。この中
間コンベヤ13において、索動部材18による搬送レベ
ルは、一次コンベヤ12の搬送レベルと略面一となるよ
うに合わされている。
【0023】二次コンベヤ14は、搬送方向の上流側及
び下流側に設けられたスプロケット23,24間に、エ
ンドレスの索動部材25が掛け渡されたものである。索
動部材25には、左右で対を成す2本のエンドレスチェ
ンが用いられている。すなわち、この二次コンベヤ14
もまた、チェンコンベヤとして構成されたものである。
【0024】下流側のスプロケット24には、駆動用エ
ンドレスチェン26及び駆動スプロケット27を介して
モータ駆動が伝えられるようになっている。この二次コ
ンベヤ14の索動部材25における左右のエンドレスチ
ェン相互間寸法は、段積み体Bを幅方向に支承できる範
囲で、中間コンベヤ13の索動部材18における左右の
エンドレスチェン相互間寸法よりも広くなされており、
これにより二次コンベヤ14の搬入部が、中間コンベヤ
13の搬出部を両側から挟み込むかたちでオーバーラッ
プできるようにしてある。
【0025】このオーバーラップ部Lの長さは、段積み
体Bの搬送方向長さと同等以上になるように設定してあ
る。図例では、段積み体Bの搬送方向長さに対する約
1.5倍程度としてある。また、二次コンベヤ14にお
いて、索動部材25による搬送レベルは、中間コンベヤ
13の搬送レベルよりも少し低くなるようにしてある。
【0026】そして更に、二次コンベヤ14の索動部材
25には、その長手方向に沿って二種類の突出片30,
31が互いに交互となるように設けられている。これら
突出片30,31は、いずれもL字状に折曲した板片
(図5参照)を、左右の各エンドレスチェンに対して横
並び状に取り付けたものであるが、それぞれの突出片3
0,31は取付向きが前後逆になっている。
【0027】すなわち、一方の突出片30は、これが二
次コンベヤ14の搬送レベルにあるときに搬送方向の上
流側へ向くようになる当て止め面30aを有しており、
他方の突出片31は、同じく、これが二次コンベヤ14
の搬送レベルにあるときに搬送方向の下流側へ向くよう
になる後押し面31aを有している。突出片30同士、
及び突出片31同士の長手方向の間隔は、それぞれ同じ
であるが、突出片30,31の相互隣接間隔(当て止め
面30aと後押し面31aとが対向する間の距離)は、
段積み体Bの搬送方向長さより所定だけ長くなるように
設定してある。
【0028】図例においてこの距離は、上記オーバーラ
ップ長よりも更に長くなるようにしてある。なお、索動
部材25に突出片30,31を取り付けるために、左右
のエンドレスチェンには、所定個数おきのチェンリンク
にブラケット25a(図5参照)を一体形成させたもの
を用い、このブラケット25aにねじ止め、リベット止
め又は溶接等によって突出片30,31を固定するよう
にした。
【0029】当て止め面30aを有した突出片30は、
上記オーバーラップ部L内において中間コンベヤ13の
搬送面を越えて上方へ突出する高さを有している。従っ
て、この突出片30をオーバーラップ部L内へ停止させ
た状態で、中間コンベヤ13によってその搬出部へ段積
み体Bを送り込むようにすると、この段積み体Bの前面
が当て止め面30aに係合するようになる。
【0030】オーバーラップ部L内で突出片30を停止
させておく場合の位置付けは、この突出片30の当て止
め面30aに段積み体Bが係合した状態で、この段積み
体Bが完全にオーバーラップ部L内に収まることを目安
として設定してある。このような突出片30の位置付け
を検出するための方法としては、二次コンベヤ14の搬
送面より下側へ退避している突出片30又は31のうち
いずれかを、接触型センサを用いた検出器33(図1参
照)によって検出することに代えて行っている。
【0031】なお、勿論、該当する当て止め面30aや
その突出片30を、該当位置において直接的に検出する
方法を採用してもよいし、その検出器として無接触型の
各種センサを用いてもよい。後押し面31aを有した突
出片31についても、上記オーバーラップ部L内では中
間コンベヤ13の搬送面を越えて上方へ突出する高さを
有している。従って、オーバーラップ部Lに段積み体B
が搬入している状態で中間コンベヤ13を停止させてお
き、この状態で二次コンベヤ14を作動させてその搬入
部へ突出片31を進出させると、段積み体Bの後面に後
押し面31aが係合するようになる。
【0032】このような二次コンベヤ14では、図5に
示したように索動部材25の上部張り側、即ち、搬送面
を構成する部分のエンドレスチェンが撓みや蛇行を生じ
ないようにするために、チェンレール36が設けられて
いる。また、下部張り側に対しても、その適所(特に、
検出器33の直前部分)へガイドローラ37を当接させ
て上下方向の振れを抑えるようにしている。
【0033】二次コンベヤ14の搬出部には、搬送方向
に対して光軸を斜めに交差させる状態で透過式の検出器
38(図2参照)が設けられており、段積み体Bの2個
分に相当するスペース内での段積み体Bの有無を検出で
きるようになっている。この検出器38による検出信号
によって、下流側に接続される育苗箱供給装置8との連
動や、二次コンベヤ14、中間コンベヤ13の始動タイ
ミング等を図るようにしてある。
【0034】なお、この検出器38は、光軸を搬出方向
に直交させるかたちで、複数の段積み体Bへ別々に対応
させるべく、相当数設けることも可能である。また、反
射式をはじめ、接触型等の他の検出器を用いることも可
能である。ところで、図5に示したチェンレール36
は、図示は省略するが前記中間コンベヤ13でも適用し
ている。また、この中間コンベヤ13でも、ガイドロー
ラ37を採用することが可能である。
【0035】次に、上記構成の搬送装置1について、そ
の作動状況を説明する。まず、中間コンベヤ13によっ
てその搬出部へ段積み体Bが送り込まれるまでの間、二
次コンベヤ14は、その当て止め面30aをオーバーラ
ップ部L内の所定位置、即ち、中間コンベヤ13の搬出
端付近に位置付けて停止させている。このとき、この当
て止め面30aの上流方向で隣接関係にある後押し面3
1aは、上記したように、この当て止め面30aからは
オーバーラップ長よりも離れた位置に配されているの
で、まだオーバーラップ部L内には入っていない。従っ
てこのオーバーラップ部L内では、上記の当て止め面3
0aの他に突出物は何も存在しない状態となっている。
【0036】一次コンベヤ12によってその搬出部へ段
積み体Bが搬入されると、中間コンベヤ13が一次コン
ベヤ12と同速で作動を開始し、段積み体Bは一次コン
ベヤ12から中間コンベヤ13へと円滑に乗り移り、中
間コンベヤ13の搬出部まで送られる。言うまでもな
く、オーバーラップ部L内では二次コンベヤ14の搬送
レベルが低くなされ、且つ上記のように当て止め面30
a以外に突出物は何もないから、段積み体Bの搬送は何
の問題もなく行われる。
【0037】段積み体Bがオーバーラップ部L内に搬入
され、その前面が当て止め面30aに係合すると、適宜
センサ(図示略)によってこのことが検出され、中間コ
ンベヤ13は停止する。そして、これと交替して二次コ
ンベヤ14が作動を開始する。これにより、段積み体B
の前面から当て止め片30aが離れ、続いて段積み体B
の後面に後押し面31aが係合するようになる。従って
段積み体Bは、この後押し面31aによって中間コンベ
ヤ13上をその下流側へ向けて滑らされ、やがて二次コ
ンベヤ14上へと引き降ろされ、受け渡しされるように
なる。
【0038】その後は、二次コンベヤ14によって引き
続き継続される送り駆動を受けて、段積み体Bは二次コ
ンベヤ14の搬出部まで搬送されることになる。そし
て、二次コンベヤ14の搬出部に設けられた検出器38
によって段積み体Bが検出されることにより、育苗箱供
給装置8の作動や、二次コンベヤ14や中間コンベヤ1
3による次期動作サイクルの開始等が行われる。
【0039】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、本発明の搬送装置1は、自
動播種装置2に対する供給システム3としての実施が限
定されるものではなく、他の用途にも適用可能である。
従って当然に、被搬送物が育苗箱Aの段積み体Bに限定
されるものでもない。二次コンベヤ14において、当て
止め面30aや後押し面31aは、左右方向に繋がった
棒状片として形成することも可能である。
【0040】二次コンベヤ14を上記のようにチェンコ
ンベヤとして構成する場合には、中間コンベヤ13をベ
ルトコンベヤとして構成することも可能である。また、
中間コンベヤ13をチェンコンベヤとして構成する場
合、二次コンベヤ14をベルトコンベヤとして構成する
ことができる。ただ、この場合は、中間コンベヤ13で
用いるエンドレスチェンが、二次コンベヤ14の両側を
挟むようなかたちでオーバーラップ部Lを形成させる必
要がある。
【0041】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る間欠送り用の搬送装置では、自動播種装置への育苗
箱供給時等において被搬送物の確実な間欠送りができる
ようになる。そのため、この搬送装置に後続する各種ラ
インにおける稼働効率等に悪影響を及ぼすおそれがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置の基本構成を模式的に示
す側断面図である。
【図2】本発明に係る搬送装置の平面図である。
【図3】本発明に係る搬送装置を用いて自動播種装置の
供給システムを構成した例を概略的に示した斜視図であ
る。
【図4】図3の供給システムを示す側面図である。
【図5】搬送装置における索動部材の支持構造を示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 搬送装置 2 自動播種装置 8 育苗箱供給装置 12 一次コンベヤ 13 中間コンベヤ 14 二次コンベヤ 25 索動部材(二次コンベヤ) 30 突出片(当て止め面の形成用) 30a 当て止め面 31 突出片(後押し面の形成用) 31a 後押し面 A 育苗箱 B 段積み体 L オーバーラップ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次コンベヤ(12)と、該一次コンベ
    ヤ(12)に後続されていて搬送レベルが略等しい中間
    コンベヤ(13)と、該中間コンベヤ(13)の搬出部
    に対して搬入部がオーバーラップされかつ中間コンベヤ
    (13)上の被搬送物と係合して後押ししながら受け取
    る二次コンベヤ(14)とを有しており、前記二次コン
    ベヤ(14)は中間コンベヤ(13)に対して搬送レベ
    ルを低くして接続されていることを特徴とする間欠送り
    用の搬送装置。
  2. 【請求項2】 上記二次コンベヤ(14)は、搬送方向
    へ向けてエンドレスに掛け渡された索動部材(25)
    と、該索動部材(25)の長手方向に所定間隔で設けら
    れて中間コンベヤ(13)の搬出部へ送り込まれる被搬
    送物の前面に係合可能な当て止め面(30a)及び後面
    に係合可能な後押し面(31a)とを有していることを
    特徴とする請求項1に記載の間欠送り用の搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記中間コンベヤ(13)の搬出部と二
    次コンベヤ(14)の搬入部とのオーバーラップ長は被
    搬送物の搬送方向長さと同等以上とされており、二次コ
    ンベヤ(14)に設けられる当て止め面(30a)と後
    押し面(31a)とが、被搬送物の搬送方向長さより所
    定だけ長い距離をおいて索動部材(25)に各別に設け
    られていることを特徴とする請求項2に記載の間欠送り
    用の搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記一次コンベヤ(12)が複数の育苗
    箱(A)を段積みした段積み体(B)のストック用コン
    ベヤとされ、前記二次コンベヤ(14)が段積み体
    (B)を段バラシして個々の育苗箱(A)ごとの処理ラ
    インへ移載する育苗箱供給装置(8)への供給用コンベ
    ヤとされ、前記中間コンベヤ(13)が二次コンベヤ
    (14)に対する段積み体(B)の供給ピッチ調整用コ
    ンベヤとされていることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の間欠送り用の搬送装置。
JP1289497A 1997-01-27 1997-01-27 間欠送り用の搬送装置 Pending JPH10201313A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006131328A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Omori Mach Co Ltd ロータリー式物品分離装置およびロータリー式物品分離搬送装置
KR100919090B1 (ko) * 2005-03-28 2009-09-28 가부시기가이샤쯔바기모도체인 슬라이드 슈식 물품 분류 컨베이어
JP2020015602A (ja) * 2018-07-27 2020-01-30 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 搬送装置及び搬送装置の制御プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006131328A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Omori Mach Co Ltd ロータリー式物品分離装置およびロータリー式物品分離搬送装置
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