JP2020015602A - 搬送装置及び搬送装置の制御プログラム - Google Patents

搬送装置及び搬送装置の制御プログラム Download PDF

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裕之 井出
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Abstract

【課題】搬送路に商品を待機させながら別の商品の移動を実行できる搬送装置を提供する。【解決手段】投入された商品を載置可能な複数の搬送セル、及び、搬送セルを駆動させて商品を搬送方向に搬送可能な複数の搬送駆動部を有する搬送路と、複数の作業セルを有する作業領域と、搬送セルに位置する商品を作業セルに供給可能な供給部と、を備え、複数の搬送駆動部を独立して駆動及び停止させることが可能な搬送装置。【選択図】図1

Description

本発明は、搬送装置及び搬送装置の制御プログラムに関する。
特許文献1は、商品Pを供給する供給コンベア2と、商品Pが搬送される集積コンベア3と、供給コンベア2から商品Pを取り出して集積コンベア3に移載して集積させるロボット4と、ロボット4により供給コンベア2から取り出された商品Pを一時的に仮置きしておくための仮置台5とを備えている(0043、図3)。仮置台5は、供給コンベア2および集積コンベア3の間に配設されている。
特許文献1によれば、供給コンベアCKから供給された商品Pがロボット4の可動範囲Mを越えてオーバーフローすることで系外排出されるのを確実に防止できる(0068)としている。
特開2012−188231号公報
特許文献1は、商品Pが同種の菓子類(0042)等であること、仮置台5から集積コンベア3に移載する前には何ら商品Pに対して作業を行わないこと、が前提とされていると解される。このため、1つの仮置台5に対して複数の商品Pが仮置かれるとともに、1つの供給コンベア2に繋がる仮置台5は1つのみである。
しかし、例えば、ロボット又は作業者が商品Pに対して組立工程を施すような工場等では、並行して複数の商品Pに対して作業を進めるべく、特許文献1の仮置台の下流に作業台を複数配するのが通常であり、複数のロボット又は作業者が複数の作業台それぞれで商品Pに何らかの作業を施す。この場合、商品Pが大形機器のような物であると、運搬効率性の観点から、仮置台はそれぞれの作業台に設けられるのが好ましいが、仮置台のスペースを十分に確保できるとは必ずしも限らない。
また、作業台に商品Pを搬送する供給コンベアが作業台の数に比して少なく、1つの供給コンベアから複数の作業台に商品Pを供給する必要がある工場等では、商品Pの供給に偏りがあると、商品Pがなく作業に着手できない作業台が発生する一方、商品Pに対する作業を行いきれずに、供給コンベアから商品を受け入れきれない作業台が発生する虞がある。このとき、商品は供給コンベアから作業台又は仮置台に供給できないため、供給コンベアを停止せざるを得ない。すなわち、新たな商品を別の作業台に向けて搬送できないといった問題が生じ得る。
上記事情に鑑みてなされた本発明の搬送装置は、
投入された商品を載置可能な複数の搬送セル、及び、該搬送セルを駆動させて前記商品を搬送方向に搬送可能な搬送駆動部を有する搬送路と、
複数の作業セルを有する作業領域と、
前記搬送セルに位置する商品を、それぞれの搬送セルに対応する前記作業セルに供給可能な供給部と、を備え、
前記搬送駆動部を複数有し、
該複数の搬送駆動部を独立して駆動及び停止させることが可能な制御部を有する搬送装置である。
また、上記事情に鑑みてなされた本発明の制御プログラムは、
投入された商品を載置可能な複数の搬送セル、及び、該搬送セルを駆動させて前記商品を搬送方向に搬送可能な搬送駆動部を有する搬送路と、
複数の作業セルを有する作業領域と、
前記搬送セルに位置する商品を、それぞれの搬送セルに対応する前記作業セルに供給可能な供給部と、を備え、
前記搬送駆動部を複数有し、
前記作業セルに商品が存在するか検知可能な作業商品認識部と、
前記複数の搬送駆動部を独立して駆動及び停止させることが可能な制御部と、を有する搬送装置を制御する制御プログラムであって、
前記制御部は、
搬送セルに商品を待機させ、
待機中の商品が位置する搬送駆動部より上流の搬送駆動部を駆動させて、該商品より後に投入された商品を移動させることを特徴とする制御プログラムである。
実施例1の搬送装置の全体図 実施例1の搬送装置による商品の搬送及び供給の流れを説明するマップ 実施例1の搬送装置の制御フローチャート 実施例1の予約フロー実行中のマップの一例 実施例1の予約フローのフローチャート 実施例2の供給先変更フローのフローチャート 実施例3の搬送セルのうち、供給部によって商品が作業領域に向けて供給され得るものの模式図 実施例4の検討順位設定の方法を説明する概略図
本発明の実施例を、添付の図面を参照しつつ説明する。本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立したものである必要はなく、例えば、一の構成要素が複数の部材から成ること、複数の構成要素が一の部材から成ること、或る構成要素の一部と別の構成要素の一部とが互いに重複すること、を許容する。
図1は、本実施例の搬送装置の全体図である。
搬送装置は、商品Pが投入されて通常一方向(搬送方向)に搬送される搬送路1、搬送路1の搬送方向とは異なる方向に設けられた作業領域2、搬送路1に投入される商品Pを搬送路1の上流又は搬送路1より上流で認識する投入商品認識部3、搬送路1中の商品Pを認識する搬送商品認識部4(41−49)、作業領域2中の商品Pを認識する作業商品認識部5(51−59)、搬送路1中の商品Pを対応する作業領域2に供給する供給部(不図示)と、制御部を有する。なお、商品Pとしては例えば、冷蔵庫の内箱や外箱など、人力での運搬よりもベルトコンベア等の機械的な搬送手段を利用しての搬送が適する重量物や大形物、商品Pに対する作業時間が例えば1分間以上想定される組立部材を想定できる。
[搬送路1]
搬送路1は、商品Pを載置かつ搬送可能な領域である搬送セルとしての搬送好適搬送セル111−113,121,131−133,141−142と仮置好適搬送セル191とを有している。これら搬送セルはそれぞれ直列に接続されており、また、複数の搬送駆動部によって搬送方向に商品Pを搬送可能である。本実施例では搬送駆動部として、第1搬送駆動部11、第2搬送駆動部12、第3搬送駆動部13、及び第4搬送駆動部14、並びに、仮置好適搬送駆動部19を有する。
各搬送駆動部11,12,13,14,19は例えばそれぞれ、制御部によって駆動及び停止をそれぞれ独立して可能であり、搬送方向への力を商品に対して加えることが可能なコンベヤにすることができる。
第1搬送駆動部11は、搬送好適搬送セル111,112,113に位置する商品Pをそれぞれ同時に搬送方向に搬送する。すなわち、搬送セル111に位置する商品Pは、第1搬送駆動部11が駆動していれば、1つ下流の搬送セル112へ移動し、同様に、搬送セル112の商品Pは1つ下流の搬送セル113へ、搬送セル113の商品Pは1つ下流の搬送セル191へ、同時にそれぞれ移動する。第1搬送駆動部11が駆動していなければ各商品Pはその場に滞留する。その他の搬送駆動部12,13,14も同様である。
すなわち、第2搬送駆動部12は、搬送セル121に位置する商品Pを搬送方向に搬送し、第3搬送駆動部13は、搬送セル131−133に位置する商品Pを同時に搬送方向に搬送し、第4搬送駆動部14は、搬送セル141−142に位置する商品Pを同時に搬送方向に搬送し、仮置好適搬送駆動部19は、搬送セル191に位置する商品Pを搬送方向に搬送することができる。
なお、図1中、互いに隣接する2つの搬送セルが同一の搬送駆動部に属する場合、破線で区切って描かれており、異なる搬送駆動部に属する場合、実線で区切って描かれている。
後述するが、各搬送セルに位置する商品Pはそれぞれ、供給部(不図示)によって、対応するそれぞれの作業セルに供給されることができる。なお、仮置好適搬送セル191からはいずれの作業セルにも商品Pを供給しないように構成されている。
[作業領域2]
作業領域2は、搬送セル111−113,121,131−133,141−142それぞれに位置する商品Pを受け入れる作業セル211−213,221,231−233,241−242を含んでいる。各作業セルには商品Pに対して何らかの作業を施す作業者やロボット(不図示)が配されている。作業としては、例えば商品Pの組立等の或る程度時間を要するもの、1つの作業セルにつき有限数(例えば1つ)の商品Pに対してしか同時にできないもの、にすることができる。
本実施例の各作業セルには、同時に1つの商品Pしか設置することができない。すなわち、各作業セルで商品Pへの作業が行われている間は、搬送路1から新たな商品Pを受け入れることができない。
作業が完了した商品Pは、排出路(不図示)に排出される。
[投入商品認識部3]
投入商品認識部3は、搬送路1にこれから投入される商品Pを認識可能であり、例えばカメラ、商品Pに付されたコードを読み取り可能なコードリーダ、にすることができる。投入商品認識部3が商品Pを認識することで、制御部は、商品Pそれぞれに個体番号を付すことができ、また、例えば、商品Pの種類(例えば機種)を認識することができる。
投入商品認識部3が商品Pを認識することで、この商品Pが搬送路1の最上流領域(本実施例では搬送セル111)にこれから到達することを認識できる。
なお、搬送路1には、後述する制御フローの進行状況に拘らず、定期的又は不定期的に商品が投入されていく。すなわち、後述の制御フローは、同時に1つの商品にのみ実行されるとは限らず、1つの商品の処理中に別の商品の処理が開始する場合がある。
[搬送商品認識部4]
搬送商品認識部4は、搬送路1の途中に設けられ、商品Pが搬送商品認識部4を通過したことを認識可能な、例えばカメラ、赤外線センサ等で構成することができる。本実施例では、投入商品認識部3によって各商品Pを区別して認識しているので、物体の通過を認識できる程度の赤外線センサで安価に構成してもよい。
本実施例では、搬送商品認識部4は、互いに隣接する2つの搬送セルの間にそれぞれ設けられており、これにより搬送商品認識部4の上流側の搬送セルを商品Pが通過し終えようとしていることを認識できる。例えば本実施例では、搬送商品認識部41−49はそれぞれ、搬送セル111,112,113,191,121,131,132,133,141を商品Pが通過し終えようとしていることを認識できる。
[作業商品認識部5]
作業商品認識部5は、各作業セル211−213,221,231−233,241−242に供給された商品Pを認識可能に構成されており、例えばカメラにすることができる。本実施例では、商品Pがこれら作業セルに供給された時刻情報、供給されてきた商品Pの種類を確認可能に構成されている。或る作業セルに配された作業商品認識部5が商品を認識すると、この作業セルに商品が存在することがわかる。作業セルにおける作業が完了して商品Pが排出路に送り出されると、作業商品認識部5は作業セルから商品Pがなくなったと検知する。この検知は、例えば、排出路側にも商品の通過を認識するセンサ等を設けることで行っても良いし、作業者やロボットが、排出を終えた後にその旨を報知するためのボタンを押すように取り決めても良い。
[供給部]
供給部(不図示)は、搬送好適搬送セル111,112,113,121,131,132,133,141,142に位置する商品Pを作業セル211,212,213,221,231,232,233,241,242それぞれに供給できるよう構成されており、例えば商品Pに対して作業セルの方向への押圧力を付与するよう駆動される部材にすることができる。
[制御部]
図2は本実施例の搬送装置による商品Pの搬送及び供給の流れを説明するマップである。マップは、例えば制御部からの出力を受信可能なディスプレイに表示することができる。
制御部は、搬送装置中における商品Pの位置を認識してマップに商品Pを表示させたり、搬送路1や供給部を駆動させたりすることができる。制御部は、個体番号付与部と、初期表示部と、移動先決定部と、マップ更新部と、検討順位設定部と、搬送駆動部11−14,19や供給部を駆動させる移動指示部と、を有する。
(個体番号付与部)
個体番号付与部は、投入商品認識部3が認識した商品Pに個体番号を付す制御を実行する。図2中、投入商品認識部3によって認識済の各商品Pには、個体番号P1−P10が付されている。
(初期表示部)
初期表示部は、投入商品認識部3が認識した商品Pをマップ上に出現させる。例えば、初期表示部は、投入商品認識部3が商品Pを認識して個体番号を付与した直後に、最上流の搬送セル111より上流に商品Pを出現させることができる。図2中、認識されたばかりの商品P10が最上流の搬送セル111より上流に出現している。
なお、マップへの出力は、これを観察する者への理解を促進させることが主な目的であるから、そのタイミングは任意であり、例えばいずれかの搬送セルから出力するようにしても良いし、まったく出力しなくても良い。制御部が商品Pの位置等を認識できていればよい。
(マップ更新部)
マップ更新部は、各商品がどの搬送セルを通過したかを認識してマップを更新する。図2中、搬送セル113,191の間に配された搬送商品認識部43の認識結果を利用して、搬送中の商品P9が搬送セル191に到達したことが表されている。
(検討順位設定部)
検討順位設定部は、各作業セルに商品が投入された前後関係に基づいて商品Pの移動先の検討順位付けを行う。図2中、右端側「検討順位」に、各作業セルの検討順位が描かれている。この定義については後述する。
(移動先決定部)
移動先決定部は、検討順位設定部により設定された順位に基づいて、商品Pをどの作業セル又は搬送セルに移動させるかの検討および決定を実行する。図2中、移動中又は移動前の商品P9,P10に、決定された移動先の作業セル番号がカッコ書き(to “”)で描かれている。移動先決定部の詳細な動作は後述する。
(移動指示部)
移動指示部は、移動先決定部で搬送前又は搬送中の商品に割り当てられた移動先のセルに向けてその商品を搬送すべく、搬送駆動部や供給部を制御する。
[搬送装置の動作]
図3は、本実施例の搬送装置の制御フローチャートである。
(商品投入フロー)
搬送装置が作動開始すると、まず、各作業セルの検討順位が初期化される(ステップS100)。本実施例では、上流側の作業セルから順に検討順位が高いものに設定されるようにしている。図1には、本実施例における初期条件での検討順位を示しており、上流側の搬送セルから順に検討順位が1,2,・・・,9とされている。
投入商品認識部3が商品Pを認識すると(ステップS111,Yes)、初期設定部が商品Pに個体番号nを付与する(ステップS120)。本実施例では、認識された順にn=1,2,・・・と付与されていく。また、認識された商品Pnがマップに出力される(ステップS130)。
(移動先セル探索フロー)
本実施例では、少なくとも最上流の搬送セル111に商品が到達する前に、商品Pnをどの作業セルに供給すべきかが決定される(ステップS140以降)。具体的には、現在の検討順位の高い順に、作業セルを供給先候補として照会していく。すなわち、まず、i=1として、検討順位第i位の作業セルに商品が存在するか否か、すなわち、作業商品認識部5が商品を検知した後、商品排出操作がされていないか(排出路に商品が排出されていないか)を判断する(ステップS151)。
検討順位第i位の作業セルに商品Pが存在しない場合(ステップS151,No)、移動先決定部が、この作業セルに商品Pnを移動させることを決定する(ステップS161)。これに伴い、移動指示部がこの作業セルに商品Pnを到達させるように搬送駆動部及び供給部を駆動させる。その後、制御部は、移動先の作業セルの検討順位を最下位(本実施例では9)に設定し(ステップS162)、検討順位がiより後の作業セルの検討順位を1つ前にする(本実施例では、検討順位(i+1)以上の作業セルの検討順位の数字を、1つ若い数字にデクリメントする)(ステップS163)。すなわち、本実施例の検討順位設定部は、商品が到達した時刻が古い作業セルほど高順位(iの値が小さい)が、新しいものほど低順位(iの値が大きい)が、付与されるように検討順位iを設定する。
さて、検討順位第i位の作業セルに商品Pが存在した場合(ステップS151,Yes)、iをインクリメントして(i+1)を新たなiとする(ステップS160)。また、すべての作業セルについての商品有無(すなわち、ステップS151)の確認を終えていないかを判断する(ステップS171)。終えていない場合(ステップS171,Yes)、ステップS151に戻る。終えている場合(ステップS171,No)、すべての作業セルに商品が有ることとなるため、制御部は、後述する予約フローを実行する。
(予約フロー)
商品Pnの移動先の作業セルとして、商品がない作業セルを選択できなかった場合(ステップS171,No)、商品Pnの供給先を予約して商品Pnを移動させる。図4は本実施例の予約フロー実行中のマップの一例であり、図5は本実施例の予約フローのフローチャートである。
まず、制御部は、検討順位の高い作業セルから順に(ステップS200)、その作業セルに対応する搬送セルが属する搬送駆動部(以下、「予約搬送駆動部」という。)を参照する。そして、予約搬送駆動部が、搬送路1のうち最上流の搬送駆動部であるか否かを判断する(ステップS211)。図4に示した例で具体的に説明すれば、予約フローの開始直後は、検討順位第j=1位の作業セル212に対応する搬送セル112が属する搬送駆動部が、予約搬送駆動部として参照される第1搬送駆動部11である。第1搬送駆動部11は、搬送駆動部のうち最上流であるため、ステップS211はYesと判定される。
予約搬送駆動部が最上流である場合(ステップS211,Yes)、次の検討順位の作業セルの検討に移る(ステップS212を経てステップS211)。
予約搬送駆動部が最上流でない場合(ステップS211,No)、予約搬送駆動部に属する最上流の搬送セルを「予約搬送セル」と設定する(ステップS220)。図4に示した例では、検討順位第2位の作業セル232に対応する搬送セル132の属する第3搬送駆動部13が予約搬送駆動部とされる。このため、ステップS211,Noとなり、第3搬送駆動部13の最上流の搬送セル131が予約搬送セルとして設定される。なお、予約搬送セルの設定の際に参照された作業セルを「予約作業セル」と呼ぶ。図4に示した例では、作業セル232が予約作業セルである。
そして、制御部は、予約搬送セルに向けて商品Pnを移動したら、予約搬送駆動部を停止させて商品Pnを予約搬送セルに待機させる(ステップS230)。
その後、予約搬送セル又はこれより下流の搬送セルに対応する作業セルから商品が排出されたら(ステップS241)、その作業セルに商品Pnを供給し(ステップS250)、排出されない間は商品Pnをそのまま待機させる(ステップS241,No)。
商品Pnを供給した作業セルの検討順位を最下位にし(ステップS260)、この作業セルより検討順位が後であった作業セルの検討順位を1つ若くしてデクリメントする(ステップS270)。
このように制御することで、搬送路1を一時的な仮置き場とすることができるため、例えばすべての作業セルに商品が存在するために新たな商品Pnの供給先が決められない場合でも、商品Pnを搬送路1の途中まで流すことができる。本実施例の搬送路1は複数の搬送駆動部を有しているため、待機する商品Pnより上流の搬送駆動部を駆動させることで、続いて投入される商品P(n+1)を搬送路1に受け入れることができる。この場合、駆動可能な搬送駆動部を利用して移動可能な作業セルが空く等すれば、商品P(n+1)を移動させることができる。したがって、搬送路1(すべての搬送駆動部)を停止せざるを得なくなる状況の発生を抑制できる。
本実施例では、予約搬送駆動部に属する搬送セルのうち最上流のものを予約搬送セルとしたが、予約作業セルに対応する搬送セルを予約搬送セルにしてもよい。但し、商品P(n+1)を受け入れやすくするために、搬送路1のうち最上流の搬送駆動部が予約搬送駆動部にならないよう調整する制御を実行することが好ましい。
本実施例の構成は、以下の点を除き実施例1と同様にできる。
図6は、本実施例の移動先変更フローのフローチャートである。本実施例では、予約搬送セルに向けて商品Pnを移動中(ステップS300)に、予期せず作業セルに空きが出た場合に割込み処理を実行することができる。
商品Pnが予約搬送セルに向けて移動されている間、マップ更新部は、搬送商品認識部43を利用して商品Pnの位置する搬送セル(現在搬送セル)を認識する(ステップS310)。また、制御部は、現在搬送セル又はこれより下流、かつ、予約搬送セルより上流の搬送セルに対応する作業セル(「変更候補作業セル」という。)から、商品が排出されたか否かを監視する(ステップS320)。
次に、変更候補作業セルの何れかから商品が排出された場合(ステップS331,Yes)、この変更候補作業セルに商品Pnを移動するように移動先を変更する(ステップS341)。そして、供給先変更フローを終了する。
変更候補作業セルの何れからも商品が排出されていない場合(ステップS331,No)、予約搬送セルに商品が到着していなければ(ステップS342,No)、ステップS310に戻る。到着したらステップS342,Yes)、移動先変更フローを終了する。
本実施例によれば、搬送路1に商品を待機させざるを得ないと判断した後、突発的に作業セルに空きが出たならば、極力その商品を空状態の作業セルに移動できるようになるため、待機する商品によって搬送路1の搬送機能が低下することを抑制できる。
本実施例の構成は次の点を除き実施例1,2と同様にできる。
図7は本実施例の搬送セルのうち、供給部によって商品Pが作業領域2に向けて供給され得るものの模式図である。本実施例では、例えば搬送セル121に搬送商品認識部4として光電センサの送信部401と受信部402とが搬送セル121内の領域が検知領域に含まれるように、搬送方向に対して非平行に設けられている。
本実施例では、送信部401から受信部402に向けて、例えば赤外線が照射されており、商品Pが赤外線の光路に交わると受信部402は赤外線を検知しなくなる。これにより、商品Pが搬送セル121に到達したことを検知できる。赤外線の光路中には、搬送セル121から作業セル221に商品Pを供給すべく商品Pを押して移動させることができる供給部621の掃引領域が含まれている。すなわち、商品Pが赤外線の光路に交わったことが検知されたときに供給部621が動作して搬送セル121に進入すると、搬送セル121に到達した商品Pが押されて作業セル221に供給されることができる。したがって、本実施例の搬送商品認識部4は、対応する搬送セルに商品Pが到達したことと、この搬送セルに対応する作業セルに商品Pを供給すべく供給部6を動作させるタイミングの検知とを行うことができる。
本実施例の構成は次の点を除き実施例1乃至3何れかと同様にできる。
実施例1では、検討順位iは、作業セルに商品Pが到達した時刻が古いものほど高順位になるように設定されていたが、本実施例では、商品Pの到達時刻に加え、各作業セルでの必要作業時間を利用して検討順位が設定される。
図8は、本実施例の検討順位設定の方法を説明する概略図である。本実施例の検討順位設定部は、各作業セルに商品Pnが供給された被供給時刻71、各作業セルにおける過去の作業時間の統計から算出された平均作業時間72、これらから算出された作業完了予定73に基づいて検討順位74を設定する。平均作業時間72は、例えば、各作業セルにおける作業者又は作業ロボットによる商品Pへの作業に要した作業時間の算術平均値にすることができる。平均作業時間72は、作業セルそのものに対応させても良いが、作業者に対応させる方が好ましい。すなわち、或る作業セルにおける作業者が別の作業セルに移動した場合は、平均作業時間72は作業者の移動先の作業セルに移動するようにした方が好ましい。
具体的には、被供給時刻71に記憶された時刻情報から、平均作業時間72に記憶された時間を経過させた時刻を作業完了予定73として算出し、これが古い順から検討順位を高くする。例えば、図8に例示するように、作業セル231,221で作業中の商品P5,P4の被供給時刻71はそれぞれ、10:00:30(10時00分30秒)、10:00:00である。また、作業セル231,221における平均作業時間はそれぞれ、2m12s(2分12秒間)、2m50sである。したがって、作業完了予定73はそれぞれ、10:02:42、10:02:50となる。この2つの作業完了予定73を比較すると、前者の方が古い時刻であるので、検討順位設定部は、作業セル231の検討順位を作業セル221の検討順位よりも高く設定する。
なお、搬送路1の最上流地点から各作業セルまでの供給に要する時間(供給時間)を得ておき、これを作業完了予定73の算出に利用しても良い。例えば上記でえた作業完了予定73にさらに、作業セル231,221までの供給に係る時間(通常、下流側の作業セルほど長くなる)を経過させた時刻を作業完了予定73と定義しても良い。
1 搬送路
11−14 第1−第4搬送駆動部(搬送駆動部)
19 仮置好適搬送駆動部(搬送駆動部)
111−113 搬送セル(搬送好適搬送セル)
121 搬送セル(搬送好適搬送セル)
131−133 搬送セル(搬送好適搬送セル)
141−142 搬送セル(搬送好適搬送セル)
191 搬送セル(仮置好適搬送セル)
2 作業領域
211−213,221,231−233,241−242 作業セル
3 投入商品認識部
4(41−49) 搬送商品認識部
5(51−59) 作業商品認識部

Claims (8)

  1. 投入された商品を載置可能な複数の搬送セル、及び、該搬送セルを駆動させて前記商品を搬送方向に搬送可能な搬送駆動部を有する搬送路と、
    複数の作業セルを有する作業領域と、
    前記搬送セルに位置する商品を、それぞれの搬送セルに対応する前記作業セルに供給可能な供給部と、を備え、
    前記搬送駆動部を複数有し、
    該複数の搬送駆動部を独立して駆動及び停止させることが可能な制御部を有する搬送装置。
  2. 前記作業セルに商品が存在するか検知可能な作業商品認識部を有し、
    前記制御部は、
    搬送セルに商品を待機させ、
    待機中の商品が位置する搬送駆動部より上流の搬送駆動部を駆動させて、該商品より後に投入された商品を移動させることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 商品を待機させることにした搬送セルを予約搬送セルと呼び、かつ、予約搬送セルが属する搬送駆動部を予約搬送駆動部と呼ぶ、ことにした場合、
    前記予約搬送駆動部として、前記搬送路における最上流の搬送駆動部以外の搬送駆動部を選択可能なことを特徴とする請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記制御部は、商品が供給された時刻が古い作業セルから順に検討して、商品の移動先を探索することを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送装置。
  5. 前記制御部は、各前記作業セルに商品が供給された被供給時刻に対して、各前記作業セルにおける商品に対する平均作業時間及び/又は前記商品を各前記作業セルに供給するのに要する供給時間を経過させた時刻情報が古い順に作業セルを検討して、商品の移動先を探索することを特徴とする請求項2又は3に記載の搬送装置。
  6. 前記搬送路中の商品の現在位置を認識する搬送商品認識部を有し、
    商品を待機させることにした搬送セルを予約搬送セルと呼ぶことにした場合、
    前記制御部は、商品を予約搬送セルに移動している間に、該商品の現在位置又はこれより下流、かつ前記予約搬送セルより上流の搬送セルに対応する作業セルとしての変更候補作業セルから商品が排出されたことを検知した場合、該商品の移動先を、該変更候補作業セルに変更することを特徴とする請求項2乃至4何れか一項に記載の搬送装置。
  7. 前記搬送商品認識部は、送信部と受信部とを有する光電センサであり、
    前記送信部が照射する電磁波又は光による信号の経路は、商品の搬送方向に対して非平行であり、
    前記搬送商品認識部が商品を検知すると、前記供給部が作動されて、検知された商品が対応する作業セルに供給されることを特徴とする請求項1乃至6何れか一項に記載の搬送装置。
  8. 投入された商品を載置可能な複数の搬送セル、及び、該搬送セルを駆動させて前記商品を搬送方向に搬送可能な搬送駆動部を有する搬送路と、
    複数の作業セルを有する作業領域と、
    前記搬送セルに位置する商品を、それぞれの搬送セルに対応する前記作業セルに供給可能な供給部と、を備え、
    前記搬送駆動部を複数有し、
    前記作業セルに商品が存在するか検知可能な作業商品認識部と、
    前記複数の搬送駆動部を独立して駆動及び停止させることが可能な制御部と、を有する搬送装置を制御する制御プログラムであって、
    前記制御部は、
    搬送セルに商品を待機させ、
    待機中の商品が位置する搬送駆動部より上流の搬送駆動部を駆動させて、該商品より後に投入された商品を移動させることを特徴とする制御プログラム。
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