JPH10197425A - 被検体を処理する装置 - Google Patents

被検体を処理する装置

Info

Publication number
JPH10197425A
JPH10197425A JP9347680A JP34768097A JPH10197425A JP H10197425 A JPH10197425 A JP H10197425A JP 9347680 A JP9347680 A JP 9347680A JP 34768097 A JP34768097 A JP 34768097A JP H10197425 A JPH10197425 A JP H10197425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
processing
holder
subject
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9347680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3993677B2 (ja
Inventor
Hans Heid
ハンス・ハイド
Jerome Sejournet
ジェローム・スジョールネ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Microm Laborgeraete GmbH
Original Assignee
Microm Laborgeraete GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=7814894&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH10197425(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Microm Laborgeraete GmbH filed Critical Microm Laborgeraete GmbH
Publication of JPH10197425A publication Critical patent/JPH10197425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3993677B2 publication Critical patent/JP3993677B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/30Staining; Impregnating ; Fixation; Dehydration; Multistep processes for preparing samples of tissue, cell or nucleic acid material and the like for analysis
    • G01N1/31Apparatus therefor
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/0099Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor comprising robots or similar manipulators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/11Automated chemical analysis
    • Y10T436/112499Automated chemical analysis with sample on test slide

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体を自動的に搬送しながら、液体の染色剤
に浸しながらその物体に様々な着色を行うときに、染色
剤が他の染色剤に混じらないようにする。 【解決手段】 染色しようとする物体を保持するホルダ
の下側に落下した液体を受けるユニット(19)を配置
した。そのユニットはホルダが染色のために上下動する
のに連動して、染色の時にホルダを液体が入っている処
理部(6)へ降ろすときはホルダの下から外し、処理部
から引き上げて他へ移動するときにホルダの下側に移動
させる。また、ユニット(19)を旋回できるように
し、個々の処理容器(6)にカバー7を設け、ユニット
(19)が同時にカバー7を取り外せるように構成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の処理部を形
成する処理容器を有する、被検体を処理する装置に関す
る。この場合、処理容器は被検体の処理溶液を入れるた
めに設けられている。この種の装置は組織学用標本又は
細胞学用標本を染色するため、あるいは組織学用標本又
は細胞学用標本を埋込み媒体に埋込むために特に使用さ
れる。
【0002】
【従来の技術】格子状のアレイとして配列された処理槽
を有する自動染色装置は、たとえば、特開昭63−20
8761、欧州特許第B10586494号、世界特許
第93/23732号及び米国特許第4,738,82
4号から知られている。これらの装置は、処理すべき被
検体を1つの処理部からプログラムに従った次の処理部
へ搬送し、この次の処理部において規定の処理時間だけ
被検体を降下させ、続いて再び被検体を引き出す搬送装
置を有する。プログラムの流れの制御は内蔵のプロセッ
サ又はPCを介して、接続するキーボードや表示装置に
よって完全に自動的に実行される。処理プログラムは入
力、記憶可能である。その後に、必要に応じて、所望の
処理プログラムを選び出し、呼出し、自動的に実行す
る。この場合、一部では、記憶されている異なる処理プ
ログラムの並行実行が可能である。
【0003】使用される溶媒(主にエタノールやキシロ
ール)から発生する蒸気による健康被害を回避するため
に、周知の装置の中には、装置内部で発生する溶媒蒸気
をフィルタを介して吸い取るフード状の装置カバーを有
するものもある。また、稼動時間以外のときに手作業で
槽又は槽群の上に載せることにより、不必要な蒸発を防
止するための槽カバー又は槽群カバーもさらに提案され
る。
【0004】このような処理装置における一般的な問題
は、槽から槽へ個別に浸すプロセスを連続して実行する
場合の液体の混入を防止することである。槽が別の槽の
液体によって汚染されると、染色結果の品質が劣化し、
それにより、染色結果の再現性がそこなわれてしまうの
で、液体の混入は重大な問題である。このような液体の
混入を回避するために、欧州特許第B10586494
号から、処理容器の2つの列の間に滴下ゾーンを設ける
ことが知られている。処理すべき1つ又は複数の被検体
の搬送は、2つの連続する槽の間でこの滴下ゾーンに沿
って行われる。ところが、このような滴下ゾーンの場
合、個々の槽の間に滴下ゾーンとして利用されるスペー
スが必要であるので、槽をコンパクトな構造で配列する
のは困難であり、従って、処理装置全体を小型化するこ
とは難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、槽から槽へ
浸すプロセスを連続して実行するときの液体混入による
槽の汚染を少なくし、同時に処理容器をコンパクトに配
列できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、被検体
ホルダ又は被検体ホルダ保持部に保持された被検体を処
理部へ搬送し、処理部において降下させる搬送装置は、
被検体ホルダの搬送時に被検体ホルダの下方へ、従っ
て、被検体ホルダと処理容器との間へ移動することがで
きるユニットを有する。被検体ホルダの下方へ移動自在
なこのユニットは、被検体又は被検体ホルダからしたた
り落ちる処理溶液を受取る働きをする。
【0007】被検体ホルダの下方へ移動自在であるユニ
ットは、たとえば、被検体ホルダが降下して来る間に搬
送時の被検体ホルダと接触することができる吸い取りパ
ッドを有するのが好ましい。これにより、溶媒のしずく
がその表面張力のために被検体ホルダの下部領域で被検
体ホルダに付着し、そのまま次の槽へ運ばれてしまうと
いう事態は回避される。被検体ホルダと吸い取りパッド
との接触によって、残留溶媒は吸い取りパッドにより確
実に吸い取られる。被検体ホルダが次の処理部へ搬送さ
れるとき、被検体ホルダ及びその中に収納されている被
検体は吸い取りパッドと接触したままであるので、搬送
中、被検体ホルダは固定保持され、また、被検体ホルダ
が振動することもない。
【0008】吸い取りパッドを備えたユニットは、原理
的には、直線運動又は旋回運動によって被検体ホルダの
下方へ移動できるが、吸い取りパッドを備えたユニット
を旋回運動により差し込む構造のほうが単純な構成で実
現可能である。
【0009】本発明のさらに、有利な構成においては、
一部の処理容器に取外し自在のカバーが設けられてい
る。搬送時に被検体ホルダの下方へ移動自在であるユニ
ットは、吸い取りパッドとは反対の側に、カバーを取外
すための手段をさらに有する。この手段により、被検体
ホルダを挿入する前に、該当する処理容器からカバーを
取外し、その被検体ホルダを処理部で降下させた後に先
行する処理部の容器の上にカバーを載せることができ
る。
【0010】さらに、処理容器を覆うために、搬送装置
から分離可能であり、被検体ホルダを受入れる搬送ユニ
ットが構成されているのが好ましい。これにより、処理
容器はほぼ常時確実に覆われていることになり、搬送機
構が1つの処理容器から次の処理容器へ移行するごく短
い時間の間、唯一つの処理容器が開放されるだけであ
る。処理容器はほぼ常時閉鎖されているので、特に、覆
われていない容器から発生する蒸気を吸い取り、その吸
い取りによって、溶媒の蒸発を一層活発にしてしまう装
置と比較して、槽内溶液の蒸発は大幅に減少する。その
ため、溶媒の消費量が減少すると同時に、溶媒蒸気によ
る健康や周囲環境への危険も軽減される。
【0011】本発明の一実施態様においては、搬送装置
は垂直案内レールを有し、被検体ホルダ又は搬送ユニッ
トを受入れるための手段を備えたキャリッジがこの垂直
案内レールに取付けられている。同じ垂直案内レールに
は、被検体ホルダの下方へ移動自在であるユニットを支
える支持体も固定されている。被検体ホルダの下方へ移
動自在であるユニットは、このユニットが前記支持体に
対して垂直方向の直線運動と、水平軸に関する旋回運動
との組合わせ運動を行うことができるように、支持体に
取付けられている。キャリッジと、被検体ホルダの下方
へ移動自在であるユニットの運動は互いに無関係に制御
可能である。従って、被検体又は被検体ホルダの操作
と、カバーの操作とに関しては共通の水平案内レールを
設けるだけで良い。
【0012】カバーを取外し及び/又は被検体ホルダを
搬送装置に取外し自在に装着するために、磁石、好まし
くは電磁石を設けることができる。永久磁石を使用する
のであれば、たとえば、永久磁石を回転させるなどの方
法により磁力をオン/オフする機構、あるいは磁力より
大きい力を加えるための機構がさらに必要である。
【0013】冒頭に挙げた引例から知られている自動染
色装置の場合と同様に、本発明による装置は、記憶され
ている中から選択された処理プログラムを自動的に実行
するためのコンピュータ制御部を有するのが好ましく、
このコンピュータ制御部に従って、被検体ホルダは搬送
装置によりプログラムに従って定められた個々の処理部
へ自動的に搬送され、処理部においてプログラムに従っ
た滞留時間にわたり降下され、プログラムに従った滞留
時間が経過した後は引出されて、プログラムに従った次
の処理部へ搬送される。さらに、コンピュータ制御部
は、プログラムに従った新たな処理部に到達したとき
に、搬送装置の手段によって該当するカバーを閉じ、そ
の新たな処理部で被検体ホルダが降下した後に、新たな
処理部から取外されたカバーをプログラムに従った先行
する処理部の上に載せるように動作する。加えて、コン
ピュータ制御部は、被検体ホルダが引出された後に、ユ
ニットを自動的にその被検体ホルダの下方へ挿入し、続
いて、被検体ホルダが取付けられているキャリッジと、
被検体ホルダの下方へ移動自在であるユニットとの相対
運動によりユニットの上へ被検体ホルダを降下させるよ
うに動作する。この場合、コンピュータ制御部は異なる
処理プログラム及び/又は同一の処理プログラムを同時
に並行実行するように設計できる。以下、添付の図面に
示す実施例に基づいて本発明をさらに詳細に説明する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による装置を、自動染色装
置1の形態をとる実施形態を示す図1を参照して説明す
る。自動染色装置1は、ベースプレート1cに取付けら
れた固定ハウジング部分1bと、ベースプレートに対し
着脱自在であるハウジング部分1aとを備えている。固
定ハウジング部分1bには、多数の染色プログラムを制
御し、記憶するためのプロセッサ31及び記憶装置32
(図8を参照)が配置されている。固定ハウジング部分
1bの正面には表示窓2と、一連のキー3とが配置され
ている。これらのキー3は記憶すべき染色プログラムの
入力及び記憶されている染色プログラムの呼出しのため
に使用される。表示窓2には入力したデータが表示され
るか、記憶プログラムの呼出し時には記憶されているプ
ログラムの注釈が表示される。
【0015】着脱自在のハウジング部分1aは装入・取
出し口として使用される2つの開口4,5を有する。装
入口に挿入され、搬送ユニットとして機能するバスケッ
ト吊下げ部は、それに吊下げられた被検体ホルダバスケ
ットと共に、実行すべき染色プログラムの呼出し又は入
力の後に、以下にさらに詳細に説明する搬送装置によっ
て自動的に受入れられ、プログラムに従った処理部へ搬
送され、染色プログラムの実行が完了したならば、取出
し口5へ送り出される。処理部は、ベースプレート1c
上に格子状に配列された、処理溶液を入れるための処理
容器6a〜6jにより実現されている。大多数の処理容
器6c〜6jはカバー7c〜7jにより閉鎖されてい
る。洗浄場所であるために水しか入っていない処理容器
6a,6bにのみ、カバーが付いていない。それらの洗
浄場所には、必要に応じて、他の処理容器から取り除く
べきカバー7c〜7jを置いておくことができる。
【0016】上部領域、すなわち、処理容器6a〜6j
の上方には、2本の水平に整列された搬送機構の直線案
内レール8a,8bが設けられている。直線案内レール
8a,8bは支柱を介してベースプレート1cに取付け
られている。直線案内レール8a,8bには、これらの
案内レール8a,8bに沿って水平方向に移動自在に案
内される横棒9が取付けられており、横棒9はその内部
にある駆動モータ(図示せず)により駆動される。横棒
9には、この横棒9の運動方向に対して垂直に、垂直案
内レール10が水平方向に移動自在にさらに取付けられ
ている。この垂直案内レール10には、垂直方向に移動
自在のキャリッジ11が取付けられている。また、この
垂直方向に移動自在のキャリッジ11に、染色すべき被
検体を収納した被検体ホルダバスケット13a,13b
が取付けられている。垂直案内レールには、さらに、処
理容器から被検体ホルダバスケット13a,13bを取
り出すときに被検体ホルダバスケット13a,13bの
下方へ旋回して入り込むことができるユニット14が固
定用クランプ12により装着されている。垂直方向に移
動自在のキャリッジ11とそれに取付けられている構成
要素と、ユニット14の詳細な構造については、以下に
図2及び図3を参照して詳細に説明する。
【0017】搬送装置全体はクレーン形の構造を有す
る。搬送装置の運動は、コンピュータの制御の下で、固
定ハウジング部分1bに設けられた制御用プロセッサ3
1(図8参照)を介して呼び出された又は入力された染
色プログラムに従って実行される。搬送装置の合わせて
4つの駆動装置37〜40は4枚のインタフェースカー
ド33〜36を介してプロセッサ31により制御され
る。横棒9を水平案内レール8a,8bに沿って移動さ
せ、垂直案内レール10を横棒9に対して移動させ、ま
た、キャリッジ11を垂直案内レール10に沿って移動
させるための3つの駆動装置37〜39はエンコーダを
有し、どの時点においても搬送装置の厳密な位置が正確
にわかるように、エンコーダの信号はインタフェースカ
ード33〜35を介してプロセッサにフィードバックさ
れる。残る駆動装置40は、以下にさらに詳細に説明す
る被検体ホルダバスケット13の下方へ旋回自在である
ユニット19を移動させるためのものであり、3つのマ
イクロスイッチ(図示せず)を有する。それらのマイク
ロスイッチが操作されると、駆動装置40は停止し、実
際の停止位置を表わす信号がプロセッサ1へ出力され
る。さらに、処理容器6a〜6jの位置も知らされる。
プロセッサの制御は、たとえば、特開昭63−2087
61の場合のように、異なる染色プログラムを同時に実
行でき、被検体ホルダバスケット13a,13bが1つ
の処理容器の中で停止した後に、処理時間中に搬送装置
が別の被検体ホルダバスケットを装置の内部で搬送する
ように設計されている。複数の染色プログラムを並行し
て進行させるための適切なアルゴリズムは先に挙げた日
本の特許公開公報から知られており、従って、ここでは
詳細な説明を省く。
【0018】洗浄部6a,6bを除いて、処理容器6c
〜6nは、通常、カバー7c〜7nによって閉鎖されて
おり、以下にさらに詳細に説明するように、被検体ホル
ダバスケット13a〜13bもカバー形に構成された搬
送ユニットに配置されているため、処理容器は被検体ホ
ルダバスケット13a,13bを浸している間でも密閉
されているので、この装置においては、処理溶液の溶媒
の蒸発はほとんど起こらない。従って、着脱自在のハウ
ジング部分1aから空気を吸い出す必要はない。しかし
ながら、特に健康に有害な溶媒又は特に悪臭のある溶媒
を使用する場合には、本実施形態による装置においても
空気の吸い出しを行うと好都合である。
【0019】図2及び図3の2つの拡大断面図から明ら
かであるように、アングル部材の形態をとる支持体を介
して2つの電磁石15a,15bが設けられている垂直
方向キャリッジ11は垂直案内レール10に沿って案内
されている。電磁石15a,15bは、原則として複数
のユニットが1つの装置と共に送り出されることになる
複数の被検体ホルダ搬送ユニットを取外し自在に受入れ
る働きをする。それらの被検体ホルダ搬送ユニットは、
被検体ホルダバスケット13a,13bを吊り下げるた
めのフック18a,18bが配置されているカバープレ
ート16を有する。さらに、被検体ホルダ搬送ユニット
は、処理装置6のカバー7と同一の寸法で形成されてい
る蓋状の部材17を有する。この蓋状部材17は、フッ
ク18a,18bが貫通する2つの穴を有する。カバー
プレート16も2つの穴を有し、垂直方向キャリッジ1
1の磁石15a,15bはそれらの穴を通って、蓋状部
材17の上へ案内されて行くことができる。垂直方向に
案内されるキャリッジ11に配置された磁石15a,1
5bは、カバープレート16のそれらの穴を通して蓋状
部材17に作用することができる。キャリッジ11が持
ち上がると、蓋状部材17に当接するカバープレート1
6はそれに固定されているフック18a,18b及びそ
れに取付けられている被検体ホルダバスケット13a,
13bと共に持ち上がる。搬送ユニットがこのような構
造であるため、被検体ホルダバスケット13a,13b
は、後にさらに説明するように、閉鎖された処理容器6
の中へ移動する。被検体ホルダバスケット13a,13
bは多数の被検体ホルダを差し込めるように構成されて
おり、処理溶液が被検体ホルダバスケット13a,13
bの中に収納された被検体ホルダ及びそれらのホルダに
保持されている被検体と接触できるように、リブ状の外
側構造を有する。
【0020】垂直案内レール10には、支持板14が固
定クランプ12によってさらに取付けられている。支持
板14は、案内ピン20aを介して旋回板19が取付け
られる弓形のフライス削りによる切欠き20を有する。
さらに、支持板14には、3個のローラ21,22,2
3を介して案内される駆動装置が設けられている。この
駆動装置の案内ロープ30は回転自在のクランプ24に
よって旋回板19に取り付けられている。3個のローラ
の中の1つ21は電動駆動される(図8の駆動装置
4)。駆動ローラ21が左に回ると、クランプ24は上
方へ引張られ、案内ピン20aは切欠き20に沿ってす
べる。その結果、まず、旋回板19が上へ持ち上がる。
切欠き20は弓形であるため、この後、旋回板19は一
点鎖線で示した位置へ旋回する。
【0021】旋回板19の先端部分からほぼ直角に延び
ている受部分19aの被検体ホルダバスケット13a,
13bに向いた面の上に、多孔性のスポンジ状吸い取り
パッド26が載せられている。この吸い取りパッド26
は着脱,交換自在であり、被検体ホルダバスケット13
a,13bから流れ落ちる処理液を受け取る働きをす
る。旋回板19が旋回したときに液体のたれ落ちを防ぐ
ために、必要に応じて、吸い取りパッドの支え台を桶状
に構成することができる。旋回板19の受部分19a
で、吸い取りパッド26とは反対の側にはさらに4個の
電磁石25a,25bが設けられているが、図2及び図
3には、そのうち2個しか示されていない。これらの電
磁石25a,25bは処理容器6からカバー7を取外す
働きをする。上記したように受部分19aを備えた旋回
板19は旋回動作によって受部分19aをバスケットの
下側に配置されるが、もちろん、受部分19aだけが横
に移動してバスケットの下側に出入りするようにユニッ
トを構成させても良い。
【0022】処理容器6がまだカバーで覆われている新
たな処理部に到達したときには、まず、磁石25a,2
5bが上方から処理容器6のカバー7の上に載るまで、
駆動ローラ21の回転によって、旋回部分の旋回板19
は右に降下する。この降下位置では、駆動装置4の先に
説明したマイクロスイッチのうち第1のマイクロスイッ
チが応答する。続いて、磁石25a,25bがオンし、
駆動ローラ21が右に回転すると、カバー7は旋回板1
9によって持ち上がり、次に、図2に一点鎖線で示され
る位置へ旋回する。このとき、駆動装置4の第2のマイ
クロスイッチの応答は、一点鎖線で示される旋回板19
の旋回位置を指示する第3のマイクロスイッチが応答す
るまで続く。一点鎖線で示される旋回位置に到達する
と、キャリッジ11はそれに保持されている被検体ホル
ダバスケット13a,13bと共に垂直方向下へ進み、
その結果、搬送ユニットの蓋状部材17は処理容器に当
接して、その容器を覆う。続いて、搬送ユニットを保持
するための磁石15a,15bが解除されるので、搬送
装置は搬送ユニットから分離する。次に、キャリッジ1
1は再び垂直方向上へ走行し、先行する処理部の処理容
器に搬送装置の旋回手段19に保持されているカバーを
載せるために、搬送装置は先行する処理部の位置に到達
する。
【0023】蓋状部材17によって搬送ユニットが処理
容器6に当接すると、蓋状部材17より突出しているカ
バープレート16の縁部は、装置の底部に配置されてい
るタペット棒28a,28bと接触する。タペット棒2
8a,28bは、引き上げ・降下運動を生じさせるため
に、装置の底部を走る軸29を介して駆動される。タペ
ット棒28a,28bの動きはカバープレート16へ、
従って、カバープレート16に吊り下げられている被検
体ホルダバスケット13a,13bへ伝達されるので、
処理容器にカバープレート17がしっかりと当接してい
る場合には、被検体ホルダバスケット13a,13bも
同様に引き上げ・降下運動を行う。この結果、被検体ホ
ルダバスケット13a,13bと、処理容器との相対運
動が起こる。27は装置の底部構造、27a,27bは
処理容器6の位置を確定する底部構造の隆起部分を表わ
す。
【0024】1つの処理部6から被検体ホルダバスケッ
ト13a,13bを取り出し、その被検体ホルダバスケ
ットを次の処理部へ搬送するために、搬送装置は再び処
理容器6の位置に到達する。これにより、垂直キャリッ
ジ11に配置されている磁石15a,15bがカバープ
レート16の穴を通して搬送ユニットの蓋状部材17と
接触するまで、垂直キャリッジ11が降下する。続い
て、電磁石15a,15bは再びオンし、キャリッジ1
1が垂直に持ち上がることによって、搬送ユニットはカ
バープレート16から吊り下がっているバスケット13
a,13bと共に処理容器6から引き上げられる。次
に、駆動ローラ21が右回りに回転するため、旋回ユニ
ット(旋回板)19は再び下方へ旋回するので、吸い取
りパッド26は被検体ホルダバスケット13a,13b
と、処理容器6との間に挿入される。この位置は第2の
マイクロスイッチにより検出され、第2のマイクロスイ
ッチが応答すると、駆動ローラ21の右回りの回転は停
止する。その後の工程においては、吸い取りパッド26
が被検体ホルダバスケット13a,13bと接触するま
で、キャリッジ11は被検体ホルダバスケット13a,
13bと共に垂直方向下へ走行する。吸い取りパッド2
6と被検体ホルダバスケット13a,13bとの接触に
より、被検体ホルダバスケットから流れ出る残留液体は
吸い取りパッド26で吸い取られる。同時に、スポンジ
状の吸い取りパッド26は変形し、被検体ホルダバスケ
ット13a,13bが横棒を含む構造であるために、パ
ッドの一部は下方からバスケットに食い込み、その結
果、被検体ホルダバスケットの中に収納されている被検
体ホルダとも接触する。これにより、被検体ホルダは固
定される。
【0025】垂直案内レール10と横棒9(図1を参
照)が水平案内レール8a,8bに沿って移動すること
により、プログラムに従った次の処理部の位置に到達す
る。この場合、走行経路としては、次の処理部につなが
る最短距離の経路が選択される。被検体ホルダは吸い取
りパッドによって固定されているので、搬送時、被検体
ホルダは振動しない。このため、騒音の発生は少ない。
【0026】次の処理部に到達した後に、先に説明した
プロセスが新たに開始される。すなわち、駆動ローラ2
1がさらに右回りに回転することにより、旋回板19は
第1のマイクロスイッチの位置まで降下し、処理容器の
カバーは旋回ユニットにより取り除かれ、続いて、キャ
リッジ11が走行して、搬送ユニットは新たな処理容器
の中へ導入される。次に、図4〜図7を参照して機能の
流れ全体を今一度説明する。
【0027】図4aでは、搬送ユニット16,17から
吊り下げられた被検体ホルダバスケット13a,13b
は処理部の中にあり、この場合、この処理部のプログラ
ムに従った処理時間は経過し終わったものと想定する。
続いて、キャリッジ11が降下すると、キャリッジ11
の磁石15a,15bは搬送ユニットの蓋状部材17と
接触する(図4b)。キャリッジ11の電磁石15a,
15bがオンした後、キャリッジ11は垂直方向上へ摺
動し、それに伴って、被検体ホルダバスケット13a,
13bは処理容器から取り出される(図4c)。ここ
で、旋回ユニット14が旋回することにより、吸い取り
パッド26が被検体ホルダバスケット13a,13b
と、処理容器との間に挿入される(図5d)。続いて、
キャリッジ11は、吸い取りパッド26が被検体ホルダ
バスケット13a,13bと接触するまで、垂直案内レ
ール10に沿って下方へ走行する(図5e)。吸い取り
パッド26が被検体ホルダバスケット13a,13bと
接触しているこの状態で、プログラムに従った次に続く
処理部6′の位置に到達する(図5f)。次の処理部
6′に到達すると、まず、キャリッジ11は上方へ走行
し、その後、磁石25a,25bが処理部を覆っている
カバー7′に達するまで、旋回板19は降下する(図6
g)。電磁石(25a,25b)がオンした後、ベルト
駆動装置30,21,23を介してカバー7′が持ち上
げられて、側方へ旋回する(図6h)。続いて、蓋状部
材17が処理部の処理容器6′と当接するまでキャリッ
ジ11が降下し(図6i)、そこで、キャリッジ11の
磁石15a,15bはオフする。これにより、搬送ユニ
ット及びそこに吊り下げられている被検体ホルダバスケ
ット13a,13bはキャリッジ11から分離され、キ
ャリッジ11は再び上方へ走行する。そこで、タペット
棒28a,28bの引き上げ降下運動に基づいて、処理
時間の間、カバープレート16も同様にタペット棒の引
き上げ・降下運動に追随し、その結果、処理液体と、被
検体ホルダバスケット及びその内部に保持されている被
検体を含む被検体ホルダとの相対運動が起こる。キャリ
ッジ11が持ち上がった後、ロープ駆動装置30,21
〜23により旋回ユニットは再び旋回されるので、吸い
取りパッド26と、旋回ユニットに支持されている処理
部のカバー7′とは水平に整列する(図7j)。ここ
で、搬送手段は先行する処理容器6の位置に到達し、旋
回ユニットの降下と、磁石25a,25bの解除とによ
って、次の処理部6′のカバー7′はこの処理容器6の
上に載せられる。この動作の結果、搬送手段全体は再び
解放され、被検体ホルダバスケットを次の処理部から取
り出すために搬送手段を再び次の処理部へ走行させる
か、又は複数の染色プログラムを並行して進行させる場
合には、そこで使用される被検体ホルダバスケットを取
り出すために別の処理部へ到達させることが可能であ
る。どの選択肢を選択するかの決定はプロセス制御によ
って行われる。複数のプログラムを並行して進行させる
場合、開始時点を選択すること及び/又は処理時間を許
容限度内で変化させることにより、複数のプログラムを
妨害なく、並行して確実に実行させるプログラム全体を
作成する。
【0028】図4〜図7に基づいて説明した機能の流れ
から明らかであるように、旋回ユニット19に対して、
それぞれが3つのマイクロスイッチの中の1つの応答に
より規定される3つの最終位置が規定されている。それ
ら3つの最終位置は、図4aから図4c、図6h及び図
6iに示される側方旋回位置と、図5d〜図5f及び図
7jに示される、吸い取りパッド26が水平に整列して
いる位置と、図6g及び図7kに示される、カバーを着
脱するために旋回板19を降下させた位置である。
【0029】本発明を展開させて行く中で、不要になっ
た処理溶液を自動的に吸い出す排出プログラムを設ける
こともできる。さらに、処理容器の底面にまで達する吸
い取り管を有し且つ吸い取りポンプに接続する特別の構
成のカバーを設けることも可能である。この特殊カバー
は、通常、特別の休止位置に設置されており、必要に応
じて、キャリッジ11の磁石15a,15bがこの休止
位置で特殊カバーを取出し、排出すべき処理部まで走行
させることができる。該当する処理部を覆っているカバ
ーが旋回ユニットによって取り外された後、この特殊吸
い取りカバーを処理部の上に載せ、ポンプをオンして、
処理溶液を吸い出す。この吸い出しプロセスの間に、別
の被検体ホルダバスケットを先に説明した方式で装置の
内部を走行させることができるので、処理溶液の吸い出
しを装置の通常動作と完全に一体化できる。
【0030】図示した実施形態に基づいて、自動染色装
置を例にとって本発明を説明した。しかしながら、組織
学用標本又は細胞学用標本の処理を行う別の自動処理装
置、特に、標本を埋込み媒体に埋込むために利用される
いわゆる組織処理装置(Tissue Process
or)においても、基本的には本発明を適用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による装置の部分切り取り斜視図。
【図2】 本発明による装置の搬送ユニットの縦断面
図。
【図3】 搬送ユニットの図2に対して垂直な平面にお
ける縦断面図。
【図4】 被検体ホルダバスケットを1つの処理部から
次に続く処理部へ搬送するときの機能の流れのシーケン
スを示す図。
【図5】 被検体ホルダバスケットを1つの処理部から
次に続く処理部へ搬送するときの機能の流れのシーケン
スを示す図。
【図6】 被検体ホルダバスケットを1つの処理部から
次に続く処理部へ搬送するときの機能の流れのシーケン
スを示す図。
【図7】 被検体ホルダバスケットを1つの処理部から
次に続く処理部へ搬送するときの機能の流れのシーケン
スを示す図。
【図8】 プロセッサ制御のブロック線図。
【符号の説明】
6,6′,6a〜6j…処理容器、7c〜7j,7′…
カバー、8a,8b…水平案内レール、9…横棒、10
…垂直案内レール、11…キャリッジ、12…固定用ク
ランプ、13a,13b…被検体ホルダバスケット、1
5a,15b…磁石、16…カバープレート、17…蓋
状部材、19…旋回板、25a,25b…磁石、26…
吸い取りパッド。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理部を形成する処理容器(6,
    6′,6a〜6j)と、被検体ホルダ(13a,13
    b)を処理部(6,6′,6a〜6j)へ搬送し且つ処
    理部(6,6′,6a〜6j)で降下させる搬送装置
    (8a,8b,9〜12)とを有する被検体を処理する
    装置において、搬送装置は、被検体ホルダ(13a,1
    3b)の搬送時に被検体ホルダ(13a,13b)の下
    方へ移動させることができるユニット(19,26)を
    有する装置。
  2. 【請求項2】 ユニット(19,26)は吸い取りパッ
    ド(26)を有し且つ搬送時に被検体ホルダ(13a,
    13b)は吸い取りバッド(26)と接触し、その接触
    を搬送中維持することができる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 ユニット(19,26)は搬送装置(8
    a,8b,9〜12)に旋回自在に配置されている請求
    項1又は2記載の装置。
  4. 【請求項4】 搬送装置は垂直案内レール(10)を有
    し、被検体ホルダ(13a,13b)を受入れるための
    手段(11,15a,15b)と、被検体ホルダ(13
    a,13b)の下方へ移動自在であるユニット(19,
    26)とは互いに無関係に垂直案内レール(10)に沿
    って垂直方向に移動自在に案内される請求項3記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 一部の処理部(6c〜6j)に取外し自
    在のカバー(7c〜7j)が設けられ且つユニット(1
    9,26)は吸い取りパッド(26)とは反対の側にカ
    バー(7c〜7j)を取外すための手段(25a,25
    b)を有する請求項2から4のいずれか1項に記載の装
    置。
  6. 【請求項6】 搬送装置(8a,8b,9〜12)は被
    検体ホルダ(13a,13b)の搬送ユニット(16,
    17)を着脱自在に受入れるための手段(15a,15
    b)を有し且つ搬送ユニット(16,17)は処理部
    (6a〜6j)を覆うように構成されている請求項1か
    ら5のいずれか1項に記載の装置。
  7. 【請求項7】 カバー(7c〜7j)を取外すための手
    段(25a,25b)及び/又は搬送ユニット(16,
    17)を着脱自在に受入れるための手段(15a,15
    b)は、磁石、好ましくは電磁石として構成されている
    請求項5又は6記載の装置。
  8. 【請求項8】 記憶されている中から選択された処理プ
    ログラムを自動的に実行するためのコンピュータ制御部
    が設けられ、被検体ホルダ(13a,13b)は個々の
    プログラムに従って決定される処理部(6,6a〜6
    j)へ搬送装置により自動的に搬送され、処理部でプロ
    グラムに従った滞留時間にわたって降下され、プログラ
    ムに従った次の処理部(6′)へと搬送される請求項1
    から7のいずれか1項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 コンピュータ制御部により、新たな処理
    部(6′)に到達した後に、新たな処理部(6′)を覆
    っているカバー(7′)を手段(19,25a,26
    a)によって取り外し、新たな処理部(6′)において
    被検体ホルダ(13a,13b)が降下した後に、新た
    な処理部から取外されたカバー(7′)はプログラムに
    従って先行する処理部(6)の上に載せられる請求項8
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 コンピュータ制御部により、被検体ホ
    ルダ(13a,13b)を取外した後にユニット(1
    9,26)は自動的に被検体(13a,13b)の下方
    へ差し込まれる請求項8又は9記載の装置。
  11. 【請求項11】 コンピュータ制御部により、被検体ホ
    ルダ(13a,13b)はユニット(19,26)に向
    かって自動的に降下される請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 コンピュータ制御部は異なる処理プロ
    グラム及び/又は同一の処理プログラムを同時に並行し
    て実行するように設計されている請求項8から11のい
    ずれか1項に記載の装置。
  13. 【請求項13】 処理部(6a〜6j)は二次元の格子
    状アレイとして配列されており、搬送装置は3つの互い
    に垂直な方向に運動するように設計されている請求項1
    から12のいずれか1項に記載の装置。
JP34768097A 1996-12-17 1997-12-17 被検体を処理する装置 Expired - Fee Related JP3993677B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19652339.7 1996-12-17
DE19652339A DE19652339A1 (de) 1996-12-17 1996-12-17 Vorrichtung zur Behandlung von Objekten

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10197425A true JPH10197425A (ja) 1998-07-31
JP3993677B2 JP3993677B2 (ja) 2007-10-17

Family

ID=7814894

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34768097A Expired - Fee Related JP3993677B2 (ja) 1996-12-17 1997-12-17 被検体を処理する装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5895628A (ja)
EP (1) EP0849582B1 (ja)
JP (1) JP3993677B2 (ja)
AU (1) AU744549B2 (ja)
DE (2) DE19652339A1 (ja)
NO (1) NO321387B1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002116202A (ja) * 2000-08-22 2002-04-19 Leica Microsystems Nussloch Gmbh 被検物処理装置
JP2002116122A (ja) * 2000-08-22 2002-04-19 Leica Microsystems Nussloch Gmbh 被検物処理装置
JP2003517601A (ja) * 1999-12-14 2003-05-27 ユニバーシティー・オブ・マイアミ 迅速な組織処理器
JP2010539463A (ja) * 2007-09-16 2010-12-16 ライカ ビオズュステムス ヌスロッホ ゲーエムベーハー 組織浸潤装置
JP2012127958A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Leica Biosystems Nussloch Gmbh 棚を回動させるための装置及び方法

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19605977C1 (de) * 1996-02-17 1997-06-05 Goldbecker Helmut Transportvorrichtung für Probenhalter mit medizinischen Präparaten
DE69735211T2 (de) * 1996-09-18 2006-08-17 Kabushiki Kaisha Tiyoda Seisakusho, Koushoku Flüssigkeitsbehandlungsvorrichtung fur biologische proben
KR20010023070A (ko) 1997-08-20 2001-03-26 더 유니버시티 오브 마이애미 고품질의 연속적인 재료 처리, 조직 고정-탈수-지방제거-함침 방법
US6444170B1 (en) * 1997-12-17 2002-09-03 Microm Laborgeräte GmbH Apparatus for the treatment for specimens
DE19801178C2 (de) * 1998-01-15 2000-12-07 Mwg Biotech Ag Deckelgreifvorrichtung
DE19918442B4 (de) * 1999-04-23 2005-04-14 Leica Microsystems Nussloch Gmbh Färbeautomat zum Einfärben von Objekten zur mikroskopischen Untersuchung
DE19933153A1 (de) * 1999-07-20 2001-02-08 Byk Gulden Lomberg Chem Fab Vorrichtung zur Prozessierung von Analyten an Festphasen
DE10010140A1 (de) 2000-03-03 2001-09-13 Leica Microsystems Vorrichtung zur vorzugsweise automatischen Handhabung und/oder Bearbeitung von Objekten
DE10041230A1 (de) * 2000-08-22 2002-03-07 Leica Microsystems Vorrichtung zur Behandlung von Objekten
DE10041229A1 (de) * 2000-08-22 2002-03-07 Leica Microsystems Vorrichtung zur Behandlung von Objekten
DE10041228B4 (de) * 2000-08-22 2019-02-14 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Vorrichtung zur Behandlung von zytologischen oder histologischen Präparaten
DE10052503A1 (de) * 2000-10-23 2002-04-25 Leica Microsystems Vorrichtung zur Behandlung von Objekten
DE10052833A1 (de) * 2000-10-24 2002-04-25 Leica Microsystems Vorrichtung zur Behandlung von Objekten
DE10052834B4 (de) * 2000-10-24 2019-09-19 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Verfahren zur Behandlung von Objekten
DE10052832A1 (de) 2000-10-24 2002-04-25 Leica Microsystems Vorrichtung zur Behandlung von Objekten
DE10057292C2 (de) * 2000-11-17 2003-02-13 Leica Microsystems Vorrichtung zum Aufnehmen von Mirodissektaten
DE10144041B9 (de) * 2001-09-07 2012-07-26 Leica Mikrosysteme Gmbh Gerät zum selbsttätigen Zuführen von Objektträgern zu einem Eindeckautomaten
DE10144989B4 (de) * 2001-09-12 2007-11-08 Leica Microsystems Nussloch Gmbh System zum Färben und Eindecken von Objektträgern
DE10149345B4 (de) * 2001-10-06 2007-11-15 Leica Mikrosysteme Gmbh Vorrichtung zur schnellen Gewebepräparation für histologische Untersuchungen
DE10163488A1 (de) 2001-12-21 2003-07-10 Microm Int Gmbh Vorrichtung zur Behandlung von histologischen Proben
US11249095B2 (en) 2002-04-15 2022-02-15 Ventana Medical Systems, Inc. Automated high volume slide processing system
US7468161B2 (en) 2002-04-15 2008-12-23 Ventana Medical Systems, Inc. Automated high volume slide processing system
AU2003224987B2 (en) * 2002-04-15 2009-09-10 Ventana Medical Systems, Inc. Automated high volume slide staining system
US6585936B1 (en) * 2002-06-28 2003-07-01 Preyas Sarabhai Shah Slide stainer with controlled fluid flow
KR20060115366A (ko) 2003-10-24 2006-11-08 더 유니버시티 오브 마이애미 간소화시킨 조직 가공
DE102008025787B3 (de) * 2008-05-29 2010-02-11 Hirt Zerspanungstechnik Gmbh Vorrichtung zum Entfernen von überschüssigem Einbettmedium
DE102008047414B4 (de) 2008-09-16 2011-11-17 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Vorrichtung zur Behandlung von Präparaten
JP5474080B2 (ja) 2008-11-12 2014-04-16 ヴェンタナ メディカル システムズ, インコーポレイテッド 標本担持スライドを加熱するための装置
US20110124030A1 (en) * 2009-05-15 2011-05-26 Biomerieux, Inc. Automated loading mechanism for microbial detection apparatus
US8609024B2 (en) 2009-05-15 2013-12-17 Biomerieux, Inc. System and method for automatically venting and sampling a culture specimen container
DE102009029078B4 (de) * 2009-09-01 2011-11-10 Leica Microsystems Cms Gmbh Halterung für eine Fangeinrichtung
US8920720B2 (en) 2011-06-03 2014-12-30 Rushabh Instruments, Inc. Rotary tissue processor with configurable stations
CN104583754A (zh) 2012-06-22 2015-04-29 莱卡生物系统努斯洛赫有限责任公司 组织样本容器和方法
JP6189946B2 (ja) 2012-06-22 2017-08-30 ライカ ビオズュステムス ヌスロッホ ゲーエムベーハー 生検組織試料搬送装置及びその使用方法
US9097629B2 (en) 2013-03-15 2015-08-04 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Tissue cassette with retractable member
US9052256B2 (en) 2013-03-15 2015-06-09 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Method for processing and embedding tissue
CA2845832C (en) 2013-03-15 2020-09-22 Leica Biosystems Nussloch Gmbh Tissue cassette with biasing element
DE102013210995A1 (de) * 2013-06-13 2014-12-18 Siemens Aktiengesellschaft Anordnung zum Anfärben von biologischen Proben
CN105793690B (zh) 2013-12-13 2020-01-03 文塔纳医疗系统公司 生物样本的自动化组织学处理及相关的技术
CN108027280B (zh) 2015-06-26 2021-07-06 雅培实验室 用于使得反应容器在诊断分析仪中从处理轨道运动至旋转装置的反应容器运动部件
US10379130B2 (en) 2015-06-26 2019-08-13 Abbott Laboratories Reaction vessel exchanger device for a diagnostic analyzer
CN106908297B (zh) * 2017-04-20 2023-06-20 首都医科大学附属北京友谊医院 用于组织标本的塑形装置以及对组织标本塑形的方法
CN113184699B (zh) * 2021-05-19 2022-08-12 中南大学 一种界面纳米气泡的生成装置及观测方法
CN113702142A (zh) * 2021-09-10 2021-11-26 杭州米太科技有限公司 细胞染色仪

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1453226A (en) * 1974-01-30 1976-10-20 Newman Howells Associates Ltd Apparatus for the treatment or processing of histological and other specimens or apparatus
DE3634976C2 (de) * 1986-10-14 1997-09-11 Tiyoda Seisakusho Koushoku Kk Vorrichtung zur automatischen Färbung von Präparaten zur mikroskopischen Untersuchung
JPS63208761A (ja) * 1987-02-25 1988-08-30 Chiyoda Seisakusho:Kk 顕微鏡標本の自動染色装置により複数種類の染色方法を同時に行なう手順を求める方法及び装置
DE4117833C2 (de) * 1991-05-29 1993-10-07 Medite Ges Fuer Medizintechnik Verfahren und Vorrichtung zur Färbung von auf Objektträgern angeordneten histologischen Präparaten
US5696887A (en) * 1991-08-05 1997-12-09 Biotek Solutions, Incorporated Automated tissue assay using standardized chemicals and packages
EP0640209A4 (en) * 1992-05-13 1995-10-25 Australian Biomedical AUTOMATIC COLORING APPARATUS FOR SPECIMEN HOLDER PLATES.
US5439649A (en) * 1993-09-29 1995-08-08 Biogenex Laboratories Automated staining apparatus
NO954650D0 (no) * 1995-11-17 1995-11-17 Torstein Ljungmann Fargemaskin for farging av vevspröver på objektglass
DE19605977C1 (de) * 1996-02-17 1997-06-05 Goldbecker Helmut Transportvorrichtung für Probenhalter mit medizinischen Präparaten

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003517601A (ja) * 1999-12-14 2003-05-27 ユニバーシティー・オブ・マイアミ 迅速な組織処理器
JP2002116202A (ja) * 2000-08-22 2002-04-19 Leica Microsystems Nussloch Gmbh 被検物処理装置
JP2002116122A (ja) * 2000-08-22 2002-04-19 Leica Microsystems Nussloch Gmbh 被検物処理装置
JP2010539463A (ja) * 2007-09-16 2010-12-16 ライカ ビオズュステムス ヌスロッホ ゲーエムベーハー 組織浸潤装置
JP2012127958A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Leica Biosystems Nussloch Gmbh 棚を回動させるための装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5895628A (en) 1999-04-20
NO975056D0 (no) 1997-11-03
DE59709965D1 (de) 2003-06-05
NO321387B1 (no) 2006-05-02
EP0849582B1 (de) 2003-05-02
JP3993677B2 (ja) 2007-10-17
NO975056L (no) 1998-06-18
AU4838097A (en) 1998-06-18
AU744549B2 (en) 2002-02-28
EP0849582A3 (de) 2000-01-05
DE19652339A1 (de) 1998-06-18
EP0849582A2 (de) 1998-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10197425A (ja) 被検体を処理する装置
AU719379B2 (en) A staining apparatus for staining of tissue specimens on microscope slides
US4738824A (en) Apparatus for dyeing specimens automatically preparatory to microscopic examination
JPH08500434A (ja) スライド標本用自動染色装置
JP2002071538A (ja) スライドガラス上に置かれた組織標本を染色するための方法および装置
US6444170B1 (en) Apparatus for the treatment for specimens
HU230739B1 (hu) Berendezés és eljárás tárgylemezek automatikus festésére, fedésére, digitalizálására integrált tárgylemez festő-fedő-digitalizáló automata berendezés segítségével
US7514042B2 (en) Device and method for rapid tissue preparations for histological investigations
JP3713447B2 (ja) 現像処理装置
JP7445797B2 (ja) 標本作製装置および標本作製システム
JP2018040788A (ja) 病理標本作製装置、病理標本作製システム
JP7079388B1 (ja) めっき方法及びめっき装置
AU2007210319B2 (en) An apparatus for execution of treatment operations in connection with colouring of tissue specimens on object glasses
EP0881481A1 (en) Liquid treatment method for samples for microscopy
JP2002005798A (ja) 組織染色装置
US5695262A (en) Liquid processing and sorting system
JP4072298B2 (ja) 組織片処理装置
JP3432173B2 (ja) 生物組織の処理装置
JP2005529243A (ja) 平坦で可撓性の被加工物を処理するための方法及び装置
JPH08327513A (ja) 生物組織処理装置
JP3817143B2 (ja) 基板処理装置
JPH08148458A (ja) 基板の化学処理のための方法及び装置
JP2000321184A (ja) 生物組織の処理装置
JPH06110188A (ja) フィルム現像装置
JPH05341484A (ja) フィルム現像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100803

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110803

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120803

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees