JPH10196713A - テレビカメラ用防振装置 - Google Patents

テレビカメラ用防振装置

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JPH10196713A
JPH10196713A JP9005470A JP547097A JPH10196713A JP H10196713 A JPH10196713 A JP H10196713A JP 9005470 A JP9005470 A JP 9005470A JP 547097 A JP547097 A JP 547097A JP H10196713 A JPH10196713 A JP H10196713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating table
frame
damping
television camera
stranded cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP9005470A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Mochizuki
亮 望月
Takao Azuma
隆夫 我妻
Koichi Okubo
孝一 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
I N C ENG KK
N H K ENG SERVICE
Original Assignee
I N C ENG KK
N H K ENG SERVICE
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Publication date
Application filed by I N C ENG KK, N H K ENG SERVICE filed Critical I N C ENG KK
Priority to JP9005470A priority Critical patent/JPH10196713A/ja
Publication of JPH10196713A publication Critical patent/JPH10196713A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単軽量な機構で安価なテレビカメラ用防振
装置を提供する。 【解決手段】 支持台1に水平軸2によって揺動可能に
支持された架台4と、水平軸2と直交する位置の垂直軸
5を中心として回動可能に架台4上に設けられた回動台
7と、回動台7上に固定されたテレビカメラ8と、たる
みを有し中間部が架台4に係止され両端部が支持台1に
係止された揺動減衰用より線ワイヤ17と、たるみを有
し中間部が回動台7に係止され両端部が架台4に係止さ
れた回動減衰用より線ワイヤ11とを備え、揺動減衰用
より線ワイヤ17及び回動減衰用より線ワイヤ11の反
力により、テレビカメラ8の振動を防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両やヘリコプタ
等に搭載したテレビカメラの振動を吸収するテレビカメ
ラ用防振装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両やヘリコプタ等に搭載したテレビカ
メラは、車両やヘリコプタ等の振動を受け、画像にぶれ
が発生する。一般にこの振動周波数は、防振ゴム等によ
る防振装置で対応できる周波数と比較すると低い周波数
領域にあるため、振動を取るためのジャイロや、振動を
検出してアクチュエータを使って積極的に逆方向に動か
すアクティブ制御の助けを借りてテレビカメラが振動を
受けないようにしているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ジャイロや
アクティブ制御によるテレビカメラ用防振装置は極めて
高価であり、装置コストが増加する問題があり、更に重
量が増加する問題や動力を必要とするといった問題があ
り、このため安価で而も軽量なテレビカメラ用防振装置
が従来から求められていた。
【0004】本発明は、このような要望に応えるもの
で、簡単な機構で安価なテレビカメラ用防振装置を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持台に水平
軸によって揺動可能に支持された架台と、前記水平軸と
直交する位置の垂直軸を中心として回動可能に前記架台
上に設けられた回動台と、該回動台上に固定されたテレ
ビカメラと、たるみを有し中間部が前記架台に係止され
両端部が前記支持台に係止された揺動減衰用より線ワイ
ヤと、たるみを有し中間部が前記回動台に係止され両端
部が前記架台に係止された回動減衰用より線ワイヤと、
を備えたことを特徴とするテレビカメラ用防振装置に係
るもので、簡単で安価な機構によりテレビカメラの振動
を防ぐことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
を参照しつつ説明する。
【0007】図1は、本発明の実施の形態の一例を示す
正面図、図2は図1の平面図であって、これらの図に示
すように、テレビカメラを車両やヘリコプタ等に取り付
けるための1対の支持台1が備えてあり、この支持台1
の上部には、水平軸2,2が一直線上に並ぶように配置
されて、軸受3,3により回転自在に取り付けられてい
る。
【0008】この水平軸2,2には、上向きコ字状に形
成されている架台4の両側上部が取り付けられていて、
架台4は水平軸2,2を中心として図1の前後方向、図
2の上下方向に揺動できるようになっている。
【0009】架台4の水平部の略中心には、前述した水
平軸2,2と直交するように配置された垂直軸5が、軸
受6により架台4に対して回転自在に取り付けられてい
る。そして垂直軸5の上部には水平の回動台7の下部中
心が固着されていて、回動台7は垂直軸5を中心として
水平に回動できるようになっている。
【0010】回動台7の上には、図1に示すようにテレ
ビカメラ8が固定されていて、テレビカメラ8は、回動
台7、垂直軸5、架台4、水平軸2を介して支持台1に
支持されるようになっている。9は、テレビカメラ8の
レンズである。
【0011】回動台7の一側からアーム10が水平に突
設されていて、アーム10の先端には、回動減衰用より
(撚)線ワイヤ11の中間部が、より線ワイヤ係止具1
2によって係止されている。
【0012】回動減衰用より線ワイヤ11は、ステンレ
ス等の細い線条のバネ材を複数本束ねてよったもので、
弱い弾力性を有するものである。
【0013】中間部がアーム10の先端に係止されてい
る回動減衰用より線ワイヤ11は、たるみを持たせた状
態で、その両端をより線ワイヤ係止具12によって架台
4に係止されている。
【0014】より線ワイヤ係止具12は図4に示すよう
に、受金具13と押さえ金具14に形成された線条凹部
の間に回動減衰用より線ワイヤ11の端部または中間部
を挟み、止めボルト15で架台4またはアーム10に固
定するものである。
【0015】架台4の一方の上部にも、図1、図3に示
すようにアーム16が突設されていて、アーム16の先
端には、揺動減衰用より線ワイヤ17の中間部が、より
線ワイヤ係止具12によって係止され、揺動減衰用より
線ワイヤ17は、たるみを持たせた状態で、その両端を
より線ワイヤ係止具12によって支持台1に係止されて
いる。
【0016】揺動減衰用より線ワイヤ17も回動減衰用
より線ワイヤ11と同様に、ステンレス等の細い線条の
バネ材を複数本束ねてよったもので、弱い弾力性を有す
るものであり、揺動減衰用より線ワイヤ17の中間部ま
たは両端をアーム16または支持台1に係止するより線
ワイヤ係止具12は、図4に示したものと同一のもので
ある。
【0017】次に、上述した装置の作用を説明する。
【0018】図1及び図2に示した架台4は重力中心が
水平軸2,2の直下になるようにバランスされており、
また回動台7は垂直軸5回りの回転バランスが充分に取
られている。
【0019】このようにバランスされた状態であれば、
水平軸2,2及び垂直軸5回りの固有振動数が零(ゼ
ロ)となり、良好な防振効果を得ることができるが、完
全にバランスさせることは大変困難であり、バランス状
態の僅かな狂いや、軸受3,3、6の摩擦の影響を受け
ることによって静的な位置が不安定となりやすい。
【0020】回動台7に対して回動力が作用しないバラ
ンス状態の時には、図5に示すように回動減衰用より線
ワイヤ11は、中間部を中心として両側がほぼ対称の形
状になっていて、回動減衰用より線ワイヤ11から回動
台7には何らの力も作用しない。
【0021】ところが振動等により、バランス状態の僅
かな狂いや、軸受6の摩擦の影響を受けて、図6に矢印
aで示すように回動台7が一方に回動すると、回動減衰
用より線ワイヤ11の中間部から回動側が屈曲されて撓
むことになる。回動減衰用より線ワイヤ11は、撓む際
に適度の抵抗力を発生することになる。回動減衰用より
線ワイヤ11が屈曲されて撓むと、回動減衰用より線ワ
イヤ11の反力により、アーム10を介して回動台7に
矢印bで示す方向に回動させる復元力が作用し、回動台
7を図5に示す元の位置に戻して、回動減衰用より線ワ
イヤ11は略対称の形状に復元する。この際、回動減衰
用より線ワイヤ11は複数のより線を用いているため、
より線間の摩擦により適度の減衰効果を得ることができ
る。
【0022】回動台7が矢印aとは反対の方向に回動し
た時も同様に、回動減衰用より線ワイヤ11によって抵
抗力及び復元力と減衰効果が発揮される。
【0023】振動等によって架台4が水平軸2を中心と
して揺動した時には、図1、図3に示すアーム16が架
台4と共に支持台1に対して回動するため、揺動減衰用
より線ワイヤ17が屈曲されて撓み、架台4の揺動に対
して抵抗力及び復元力と減衰効果を発揮することにな
る。
【0024】尚、前記した回動減衰用より線ワイヤ11
及び揺動減衰用より線ワイヤ17は、その長さを調整す
ることにより固有振動数を調節することができ、更にば
ねとして大きな振幅を取ることができ、且つ振幅が大き
くなるほど剛性が高くなるハードスプリングの特性を活
かすことができる。
【0025】上述したように回動減衰用より線ワイヤ1
1及び揺動減衰用より線ワイヤ17によって、テレビカ
メラ8の回転方向の固有振動数は極めて低く維持でき、
テレビカメラ8の安定性を良くして画像にぶれが生じな
いようにすることができる。
【0026】
【発明の効果】構成が簡単且つ軽量で安価な回動減衰用
より線ワイヤ及び揺動減衰用より線ワイヤを使用し、回
動減衰用より線ワイヤ及び揺動減衰用より線ワイヤが屈
曲された際の抵抗力及び復元力と、より線間の摩擦によ
る適度な減衰効果とにより、テレビカメラの回転方向の
固有振動数を極めて低く維持して画像にぶれが生じない
ようにすることができる効果がある。
【0027】また、回動減衰用より線ワイヤ及び揺動減
衰用より線ワイヤの長さを変えることにより、固有振動
数を調整できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す正面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のIII方向から見た部分的な側面図であ
る。
【図4】より線ワイヤ係止具の側面図である。
【図5】本発明の実施の形態の作動を示す平面図であ
る。
【図6】図5とは異なる作動状態の平面図である。
【符号の説明】
1 支持台 2 水平軸 4 架台 5 垂直軸 7 回動台 8 テレビカメラ 11 回動減衰用より線ワイヤ 17 揺動減衰用より線ワイヤ
フロントページの続き (72)発明者 我妻 隆夫 東京都新宿区百人町1丁目15番18号 石川 島防音工業株式会社内 (72)発明者 大久保 孝一 東京都新宿区百人町1丁目15番18号 石川 島防音工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持台に水平軸によって揺動可能に支持
    された架台と、前記水平軸と直交する位置の垂直軸を中
    心として回動可能に前記架台上に設けられた回動台と、
    該回動台上に固定されたテレビカメラと、たるみを有し
    中間部が前記架台に係止され両端部が前記支持台に係止
    された揺動減衰用より線ワイヤと、たるみを有し中間部
    が前記回動台に係止され両端部が前記架台に係止された
    回動減衰用より線ワイヤと、を備えたことを特徴とする
    テレビカメラ用防振装置。
JP9005470A 1997-01-16 1997-01-16 テレビカメラ用防振装置 Pending JPH10196713A (ja)

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JP9005470A JPH10196713A (ja) 1997-01-16 1997-01-16 テレビカメラ用防振装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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