JP2003130132A - 除振機構 - Google Patents

除振機構

Info

Publication number
JP2003130132A
JP2003130132A JP2001323386A JP2001323386A JP2003130132A JP 2003130132 A JP2003130132 A JP 2003130132A JP 2001323386 A JP2001323386 A JP 2001323386A JP 2001323386 A JP2001323386 A JP 2001323386A JP 2003130132 A JP2003130132 A JP 2003130132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
vibration
spring
guide
vibration isolation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001323386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003130132A5 (ja
Inventor
Satoshi Watakari
佐登志 渡苅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Ameniplantex Ltd
Original Assignee
NEC Ameniplantex Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Ameniplantex Ltd filed Critical NEC Ameniplantex Ltd
Priority to JP2001323386A priority Critical patent/JP2003130132A/ja
Publication of JP2003130132A publication Critical patent/JP2003130132A/ja
Publication of JP2003130132A5 publication Critical patent/JP2003130132A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/709Vibration, e.g. vibration detection, compensation, suppression or isolation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より少ない摩擦抵抗によって、除振性能を向
上させた除振機構を提供する。 【解決手段】 テーブル2と、該テーブル2を支える脚
台3間に、コイルばね4と、粘弾性体5A,5Bと、ガ
イド6とを有している。コイルばね4は、テーブル2に
作用する鉛直方向の振動を除振する。ガイドは、自己復
帰機能を有する振り子であり、両端はそれぞればね抑え
とテーブル側のブラケットとに点接触で支えられ、現状
位置に復帰させる方向の力が付与され、テーブルに水平
方向の相対変位を許容する機能を有している。水平方向
の除振は、主としてガイド6に用いた振り子に受け持た
せる。ガイド6は、点接触のため、摩擦抵抗は小さい。
粘弾性体5A,5Bは、テーブル2の振動・振幅を減衰
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テーブルに搭載さ
れた精密な機器類への外来の振動の影響を阻止する除振
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】床を通して伝達されてくる外来の振動を
精密な機器類に伝えたくない場合には、機器類の設置に
除振機構が用いられる。コンピュータや通信機器に用い
る電子デバイスの回路パターンを形成するIC露光機や
回路パターンを読み取る3次元測定器のように1μm以
下の精度が問題となる機器類では自励振動や外来の振動
の影響を阻止する必要性が高く、床から機器類に伝えら
れる振動を減衰する除振機構の性能が機械の性能を左右
する重要な要素となる。
【0003】一般に除振機構には、図6に示すように空
気ばねを組み込んだ構造のものが用いられてきた(先行
例1)。特に、固有振動数が1〜2kHzのダイアフラ
ム形空気ばねを用いることによって、除振機構の機能
は、空気ばね20と、空気ばね20に支持される機器類
の質量21との系によって実現される。
【0004】空気ばねを用いることによる利点は、補助
タンクを付設し、空気ばねと、タンクとの間にオリフィ
スを入れることで、空気の粘性抵抗による減衰を得るこ
とができ、図7に示すように、固有振動数における共振
ピークを低く抑えることが可能となり、外乱による支持
荷重の揺れを速やかに吸収することができる。
【0005】しかし、空気ばねは、上下方向の除振のみ
であり、水平方向の除振をも考慮に入れると全く別の問
題が生じてくる。空気ばねに水平除振機構を付与すると
いう試みは、例えばダイアフラム形空気ばねのピストン
の中にジンバル機構といわれる機構を組み込んだ構造の
ものが提案されている(先行例2)。
【0006】この構造によるときには、図8に示すよう
に機器類の荷重は、ロードディスク22に支持され、ロ
ードディスク22はサポートロッド23によって、ダイ
アフラム24よりずっと下方のピストン26の底部でピ
ボット軸受け27されている(倉敷加工株式会社 KU
RASIKI MICRO−g Vibration―
isolation systems 精密除振台カタ
ログ参照)。これによって、水平方向の荷重の動きは、
ピストン26のロッキングに変換され、非常にやわらか
い水平方向のばね特性を得ることができるとはいうもの
の、空気ばねを用いるという構想による限り、構造が複
雑となり、除振機構は高価にならざるを得ない。
【0007】一方、高価な空気ばねを用いずに垂直方向
と、水平方向との除振機能を得る除振機構として、弾性
体と、粘弾性体との組み合わせによる装置(除振マウン
ト)が提案されている。この装置は、例えば図9に示す
ように、弾性体であるコイルばね31と円柱状の粘弾性
体(エポキシ樹脂)32との組合わせを用い、粘弾性体
31をコイルばね31の中に入れ、粘弾性体32の両端
と、コイルばね21の両端とにフランジ33を取り付
け、コイルばね31と粘弾性体32との複合体に作用す
る荷重方向の弾性中心を粘弾性体側に包蔵させて両者を
一体にネジで緊締したものである。
【0008】この装置を機械器具の支持に用いれば、水
平方向(横方向)と垂直方向(縦方向)に加えられる外
力に対して大きな減衰性を得ることができる(特開昭6
3−30628号(先行例3)参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、先行例3に
示す上記除振マウントにおいて、垂直方向に加えられる
外力に対して除振性能を上げるため、すなわち、除振マ
ウントの共振周波数を低くするためには、負荷荷重によ
るコイルばねの圧縮量をできるだけ大きくするようにば
ねが選定されるが、負荷荷重によるコイルばねの圧縮量
をできるだけ大きくするようにばねが選定されると、確
かに、垂直方向に軟らかな性能が得られるものの、同時
に水平方向には、逆の特性が強く現れてくる。
【0010】もっとも、垂直方向のコイルばねのたわみ
量は、ばねの線材同士の接触によって限界に達するが、
横方向では、ばねのアスペクト比にもよるが、コイルば
ねのたわみによって座屈を生ずるという問題がある。
【0011】座屈とは、コイルばねが横方向に柔らかく
なりすぎて水平方向のばね性が失われ、コイルばねに加
えられる横からの力に耐えきれずに横ずれを生じてしま
う現象である。コイルばねに座屈が生じたときには、も
はや機械器具を支持することができない。図10に、コ
イルばね31と円柱状の粘弾性体(エポキシ樹脂)32
との組合わせによる除振マウント(図10(a)参照)
の除振メカニズムを示す。図10において、コイルばね
31の鉛直方向の共振周波数f0は、近似的に式(1)
であらわされる。 f0=5/√たわみ量(cm)・・・・(1)
【0012】また、コイルばね31と、粘弾性体32と
の組合わせにおける除振マウントの性能を表す振動伝達
率(単位dB)は、除振マウントの上端をU、下端をD
として、式(2)のとおりである。 dB=20logUの振動/Dの振動・・・(2)
【0013】図10(b)において、曲線Aは、コイル
ばね31の共振周波数がf0のときのコイルばね1の振
動伝達特性を示している。図は、説明を分かりやすくす
るため、サージングの波形は図示を省略してある。
(1)式により、曲線Aにおける共振周波数f0を下げ
るには、垂直方向のたわみ量を大きくすることである。
【0014】共振周波数f0を下げることによって、曲
線Bのように共振周波数f0を頂点とした領域の共振倍
率が上昇する。共振周波数f0を下げることによって上
昇した弾性体の共振倍率は、その弾性体1に粘弾性体2
を組合せることによって、下げることができ、同時にサ
ージングも解消できる。曲線Cは、曲線Bの特性のコイ
ルばね31に粘弾性体32を組合わせた除振マウントの
特性を示している。
【0015】図に明らかな通り、曲線Bは、曲線Aより
も共振周波数が低下するが、弾性体1に粘弾性体2を組
合わせた除振マウントの減衰曲線Cは、曲線Bよりも共
振周波数が増大するものの、曲線Aの共振周波数に匹敵
し、かつ共振倍率が大幅に低下した優れた減衰性能の振
動伝達特性が得られる。なお、説明を分かりやすくする
ため、サージング波形は図示を省略してある。
【0016】しかし、コイルばね1の共振周波数を低下
させることは、圧縮量を大きくすることであり、コイル
ばね1に用いたコイルばねが水平方向にずれやすくな
り、この結果、コイルばねが真っ直ぐに縮まらず、除振
マウントに支えるべき物体が横方向にずれっぱなしにな
るという問題が生ずるのである。
【0017】このような問題を解決するため、コイルば
ねと、粘弾性体とを組合わせた除振マウントに、コイル
ばねの水平方向のたわみを防止して弾性体の変位方向を
一方向に規制するガイドを設け、除振マウントに横ずれ
を生じさせることなく、コイルばねに負荷荷重によるコ
イルばねの圧縮量をできるだけ大きくするようにばねを
選定して共振周波数を低く抑えることができる装置が提
案された(特願2000−262708号(先行例4)
参照)。
【0018】先行例4においては、コイルばねの水平方
向のずれを防止するため、ガイドとして例えば相対変位
する一方のカバーと他方のカバーの何れか一方に、ガイ
ドポストを保持させ、このガイドポストを他方のカバー
に設けたガイドポストに摺動可能に差込んだものである
ため、鉛直方向の摩擦抵抗がある程度上昇するのは避け
られない。摩擦抵抗の増大は、共振周波数の増大を招く
ことになる。
【0019】このような問題は、コイルばねと、粘弾性
体とを内外同心状に組合わせる場合に限らず、一般にコ
イルばねと、粘弾性体とを任意に組合わせた場合につい
てもそのまま当てはまる。
【0020】除振機構にコイルばねを用いたときに、そ
のコイルばねが鉛直方向と水平方向とに同時に適度な軟
らかさを有しているのが理想であるが、実際に、鉛直方
向に軟らかいばねを用いると、座屈が生じ、所定の重量
を支えることができない。このため、座屈がおこらない
コイルばねを用いて圧縮(鉛直)方向の除振機能を向上
させようとすると、今度は水平方向に硬くなってせん断
方向の除振機能が得られない。このように、除振機構に
コイルばねを用いるという構想は、コイルばねの座屈が
垂直方向、水平方向の除振機構を実現する上での問題解
決の大きなネックになっている。
【0021】本発明の目的は、鉛直方向と水平方向との
除振にコイルばねを用い、より少ない摩擦抵抗によっ
て、鉛直方向と水平方向の除振性能を向上させた除振機
構を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による除振機構は、テーブルと、該テーブル
を支える脚台間に弾性体と、粘弾性体と、ガイドとを有
する除振機構であって、弾性体は、座屈を生じないコイ
ルばねであり、テーブルを支えて脚台上に設置され、粘
弾性体は、テーブルの振動・振幅を減衰させるものであ
り、ガイドは、弾性体の上端を支えるばね抑えと、テー
ブル間を連結するものであり、両端はそれぞればね抑え
とテーブル側のブラケットとに点接触で支えられ、且つ
現状位置に復帰する方向の力が付与されてテーブルに水
平方向の相対変位を許容する機能を有するものである。
【0023】また、粘弾性体は、脚台とテーブル間およ
び脚台と弾性体の上端を支えるばね抑えとの間に介在さ
れ、テーブルの垂直方向と、水平方向との相対変位を減
衰させるものである。
【0024】また、ガイドは、テーブルの水平方向の相
対変位を一定の範囲内に拘束するものである。
【0025】また、テーブルと、該テーブルを支える脚
台間に弾性体と、粘弾性体と、ガイドとを有する除振機
構であって、弾性体は、座屈を生じないコイルばねであ
り、テーブルを支えて脚台上に設置され、粘弾性体は、
テーブルの振動・振幅を減衰するものであり、ガイド
は、ロッドと、支えとを有し、ロッドは、コイルばねの
内部空間内に配設され、コイルばねを介してテーブルに
加えられた重量を脚台に作用させるものであり、その上
下端は、弾性体の上端を支えるばね抑えと、テーブル側
のブラケット間に連結され、支えは、ロッドの上下端に
設けられ、コイルばねの上端ばね抑えと、脚台とにそれ
ぞれ点接触により支えられるものである。
【0026】また、コイルばねの上端ばね抑えと、テー
ブル側のブラケットとはそれぞれ第1軸を有し、ロッド
の上下端にはそれぞれ前記第1軸に直交する第2軸を有
し、第2軸はそれぞれ第1軸に支持され、第1軸と第2
軸とは、前記支えを構成し、コイルばねのバネ圧を作用
させた状態で各軸上の鼓形部品の曲面をもって互いに接
触させたものである。
【0027】また、第1軸と、第2軸とにそれぞれ設け
た鼓形部品の曲面は、円弧の立体曲面であり、一方の鼓
形部品の曲面を形成する円弧の半径は、他方の鼓形部品
の胴部周面のうち、最も小径となる部分の半径よりも大
径である。
【0028】本発明は、コイルばねと、ガイドと、粘弾
性体との組合せを用いるものであり、コイルばねには、
ばねの座屈現象を回避するため、垂直方向に軟らかく、
水平方向には硬いコイルばね、すなわち、座屈が生じな
いばねを用いている。座屈の生じないばねとは、「外径
×2>自由長」の条件を満すばねであり、このような条
件を満たすコイルばねを用いることによって圧縮を大き
くとって、鉛直方向の除振性能を向上できるが、前述の
ように水平方向には硬くなって、そのままでは水平方向
の除振性能は得られない。本発明においては、座屈が生
じないばねの使用により劣化した水平方向の除振機能を
ガイドによって補償するものである。
【0029】ガイドは、自己復帰機能を有する振り子で
あり、テーブルと、脚台との間をつないでテーブルの揺
動(水平方向の変位)を原点に復帰させるものである。
ガイドは、テーブル側(テーブルに取り付けられたブラ
ケット)と、脚台側(脚台に支えられるコイルばねのば
ね抑え)にそれぞれ点接触によって支えられ、ガイドの
支点の摩擦抵抗を可及的少なくして水平方向のコイルば
ねの共振周波数の増大を防いでいる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下に本発明による除振機構の実
施の形態を図によって説明する。本発明による除振機構
は、テーブルと、該テーブルを支える脚台間に弾性体
と、粘弾性体と、ガイドとを有する除振機構であって、
弾性体にコイルばねを用いてテーブルに作用する鉛直方
向の振動を除振し、水平方向の除振は、主としてガイド
に用いた自己復帰機能を有する振り子に受け持たせるも
のである。弾性体には、「外径×2>自由長」の条件を
満して座屈が生じないコイルばね4を用いている。
【0031】図1に、本発明による除振機構を適用した
除振台1の構成を示す。除振台1は、テーブル2を有
し、テーブル2は、その四隅が脚台3に支えられている
ものである。図2に本発明による除振機構の構成図を示
す。図2において、本発明による除振機構は、コイルば
ね4と、粘弾性体(5A,5B)と、ガイド6との組合
せを有し、脚台3と、テーブル2との間に介在されてい
るものである。
【0032】図2において、脚台3は、床F上に据え付
けられ、テーブル2には、機器類Mが据え付けられる。
コイルばね4は、テーブル2を支えるものであり、脚台
3上に設置されている。粘弾性体は、テーブル2の振動
・振幅を減衰するものであり、第1の粘弾性体5Aと、
第2の粘弾性体5Bとが用いられている。第1の粘弾性
体5Aは、テーブル2の水平方向の振動・振幅を減衰さ
せるものであり、脚台3とテーブル2から下方に延設さ
れたブラケット7間に水平姿勢で介在されている。
【0033】第2の粘弾性体5Bは、テーブル2の垂直
方向の振動・振幅を減衰させるものであり、脚台3とコ
イルばね4の上端を支えるばね抑え8と間に垂直姿勢で
介在されている。ガイド6は、コイルばね4の上端を支
えるばね抑え8と、テーブル2間を連結するものであ
る。
【0034】ガイド6は、その両端がそれぞればね抑え
8とテーブル2側のブラケット7とに点接触で支えら
れ、自己復帰機能を有する振り子として原状位置に復帰
する方向の力が付与され、テーブル2に水平方向の相対
変位を許容する機能を有している。
【0035】ガイド6は、ロッド9と、支え10とを有
している。ロッド9は、コイルばね4の内部空間内に垂
直姿勢で配置され、コイルばね4の上端ばね抑え8と、
テーブル2側のブラケット7の水平張出し部分7A間に
連結され、テーブル2に加えられた重量をコイルばね4
に受けてこれを脚台3上に作用させるものである。
【0036】図3(a)において、コイルばね4の上端
ばね抑え8と、テーブル2側のブラケット7の水平張出
し部分7Aとは、それぞれ第1軸11を有している。支
え10は、ロッド9を該第1軸11に支えてコイルばね
4の上端ばね抑え8と、テーブル2側のブラケット7と
に支持させる部分であり、ロッド9の上下端には、それ
ぞれ前記第1軸11に直交する第2軸12を有してい
る。
【0037】支え10は、第1軸11と、第2軸12と
の軸上にそれぞれ取り付けられた鼓形部品13A及び1
3Bの組合せである。第1軸11の鼓形部品13A及び
第2軸の鼓形部品13Bは、図4(a)、(b)に示す
ように胴部周面にくびれ状の立体曲面Cを有し、その立
体曲面CとCとが互いに直交して一点で接触する関係位
置に配置されている。
【0038】第2軸12は、鼓形部品13B,13Aを
介して第1軸11に支持され、第1軸11と、第2軸1
2とは、コイルばね4のばね圧を作用させた状態で、両
鼓形部品13A,13Bの鼓形の立体曲面を持って互い
に圧接され、この結果、ロッド9の上下端は、両軸1
1、12のそれぞれの曲面Cをもって、コイルばね4の
上端ばね抑え8と、脚台3とにそれぞれ点接触により支
持される。
【0039】図5に鼓形部品13Aと、鼓形部品13B
との接触点の断面形状を示す。図5に示すように、一方
の鼓形部品13A(13B)の曲面Cを形成する円弧の
半径R1は、他方の鼓形部品13B(13A)の胴部周
面のうち、最も小径となる部分の半径R2よりも大径で
ある。この結果、第2軸の鼓形部品13Bが、第1軸1
1の鼓形部品13Aの曲面Cに沿って左右に振れても、
その曲面Cに沿って、自動的に原状位置に復帰する。す
なわち、ロッド9と、支え10とで構成されるガイド6
は、自己復帰機能を有する振り子として機能するのであ
る。
【0040】図3(a)は、テーブル2から荷重が加え
られていない状態、図3(b)は、テーブル2から荷重
が加えられた状態を示している。テーブル2から荷重が
加えられると、コイルばね4が圧縮されてテーブル2が
沈む。この実施形態においては、コイルばね4として内
外2重のコイルばね4A、4Bを用いた例を示してい
る。図3(c)は、ロッド9の上端側の支え10を示し
ている。
【0041】本発明において、床Fを通じて除振台1に
伝えられる外来の振動は、脚台3と、脚台3上に支えら
れているテーブル2とに相対変位を生じさせる。すなわ
ち、テーブル2に不規則な振れが生ずる。テーブル2に
生じた振れを垂直成分と,水平成分とに分解すると、テ
ーブル2に生じた振れの垂直方向成分は、コイルばね4
の垂直方向の撓みによって緩衝され、同時に第1の粘弾
性体5Aの変形によって振れ・振幅の垂直成分は減衰す
る。
【0042】一方、テーブル2に生じた振れ(水平方向
の変位)は、主にばね抑え8に取り付けられた第1軸1
1と、第2軸12との接触点を回転中心としたガイド6
の振り子運動の水平方向成分となり、第2の粘弾性体5
Bによって、その振れ・振幅が減衰される。テーブル2
に生じた振れによって、同時にコイルばね4には、水平
方向の撓みが生じるが、本発明においては、ばねの座屈
現象を回避するため、垂直方向に軟らかく、水平方向に
は硬いコイルばねを用いているため、テーブル2が受け
た水平方向の力は、第1の粘弾性体5Aを変形させる力
となり、第1の粘弾性体5Aによってテーブル2の水平
方向の振動・振幅が減衰される。
【0043】本発明においては、テーブル2の水平方向
の変位によって、ガイド6の支え10であるロッド9の
上下端に備えた第2軸12の鼓形部品13Bは、図5の
矢印にて示すように第1軸11上の鼓形部品13Aの曲
面Cを転がりながらロッド9が振り子運動をし、鼓形部
品13Aの曲面Cの中心Y−Yの位置からはずれても第
2軸12の鼓形部品13Bは、鼓形部品13Aの曲面C
から現状位置に復帰させる方向の力が付与され、第2軸
12は、第1軸11の中心Y−Y上に戻る。このよう
に、ロッド9は、テーブル2と、脚台3との間をつな
ぎ、振り子運動により、テーブル2の揺動(水平方向の
変位)を原状位置に復帰させるものである。なお、第1
軸11と第2軸12とは、曲面同士の接触であり、曲面
同士の接触は点接触であって、摩擦抵抗は小さい。
【0044】したがって、座屈を回避した鉛直方向に軟
らかく、水平方向に硬いコイルばね9と、ガイド6とを
組合わせた状態で、テーブルの垂直方向の振動・振幅を
減衰させ、テーブルの横揺れは、ガイドによって、自己
復帰させると同時に振幅を減衰させることが可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によるときには、テ
ーブルから受ける垂直荷重を弾性体であるコイルばねの
圧縮変形により支えた状態で、テーブルの垂直方向の変
位及び水平方向の変位成分を緩衝し、テーブルの横揺れ
は、振り子機能を有するガイドによって自動復帰させる
ため、弾性体には、垂直方向に軟らかく、水平方向には
硬いコイルばね、すなわち、座屈が生じないばねを用い
て鉛直方向と水平方向の除振性能を向上させた除振機構
を実現できる。
【0046】また、弾性体の上端を支えるばね抑えと、
テーブル間は、ガイドで連結され、ガイドの両端は、そ
れぞればね抑えとテーブル側のブラケットとに点接触で
支えられているため、摩擦抵抗が小さく、共振周波数を
小さな範囲に止め、共振倍率を大幅に低下させて優れた
減衰性能が得られる。
【0047】また、ガイドをロッドと、支えとで構成
し、ロッドは、弾性体であるコイルばねの内部空間を通
して上方に立ち上らせ、弾性体の上端を支えるばね抑え
と、テーブル側のブラケット間に連結することでコンパ
クトに構成でき、さらに、コイルばねの上端ばね抑え
と、テーブル側のブラケットとにそれぞれ設けた第1軸
に、ロットの上下端の第2軸を直交させ、第1軸と第2
軸とに、コイルばねのバネ圧を作用させた状態で各軸に
取り付けた鼓形部品の立体曲面をもって互いに接触させ
ることによって、テーブルの水平方向の相対変位を一定
の範囲内に拘束するとともに、第2軸に現状位置に復帰
させる方向の力を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した除振台の側面図である。
【図2】本発明による除振機構の基本的構成を示す図で
ある。
【図3】ガイドの構造を示すもので、図3(a)は、テ
ーブルから荷重が加えられていない状態、図3(b)
は、テーブルから荷重が加えられた状態、図3(c)
は、ロッドの上端側の支え10を示している。
【図4】図3(c)に相当する部分での第1軸と第2軸
との鼓形部品の組合せを示すもので、(a)は正面図、
(b)は、側面図である。
【図5】第1軸の立体曲面を形成する円弧の半径と、第
2軸の立体曲面を形成する円弧の半径との関係を示す図
である。
【図6】先行例1を示す図である。
【図7】先行例1の振動伝達率を示す図である。
【図8】先行例2を示す図である。
【図9】先行例3を示す図である。
【図10】(a)は、先行例3の除振マウントの基本的
構成を示す図、(b)は、弾性体及び除振マウントの減
衰特性を示す図である。
【符号の説明】
1 除振台 2 テーブル 3 脚台 4 コイルばね(弾性体) 5A,5B 粘弾性体 6 ガイド 7 ブラケット 7A ブラケットの水平張出し部分 8 ばね抑え 9 ロッド 10 支え 11 第1軸 12 第2軸 13A、13B 鼓形部品
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年10月22日(2001.10.
22)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルと、該テーブルを支える脚台間
    に弾性体と、粘弾性体と、ガイドとを有する除振機構で
    あって、 弾性体は、座屈を生じないコイルばねであり、テーブル
    を支えて脚台上に設置され、 粘弾性体は、テーブルの振動・振幅を減衰させるもので
    あり、 ガイドは、弾性体の上端を支えるばね抑えと、テーブル
    間を連結するものであり、両端はそれぞればね抑えとテ
    ーブル側のブラケットとに点接触で支えられ、且つ現状
    位置に復帰させる方向の力が付与されてテーブルに水平
    方向の相対変位を許容する機能を有するものであること
    を特徴とする除振機構。
  2. 【請求項2】 粘弾性体は、脚台とテーブル間および脚
    台と弾性体の上端を支えるばね抑えとの間に介在され、
    テーブルの垂直方向と、水平方向との相対変位を減衰さ
    せるものであることを特徴とする請求項1に記載の除振
    機構。
  3. 【請求項3】 ガイドは、テーブルの水平方向の相対変
    位を一定の範囲内に拘束するものであることを特徴とす
    る除振機構。
  4. 【請求項4】 テーブルと、該テーブルを支える脚台間
    に弾性体と、粘弾性体と、ガイドとを有する除振機構で
    あって、 弾性体は、座屈を生じないコイルばねであり、テーブル
    を支えて脚台上に設置され、 粘弾性体は、テーブルの振動・振幅を減衰するものであ
    り、 ガイドは、ロッドと、支えとを有し、 ロッドは、コイルばねの内部空間内に配設され、コイル
    ばねを介してテーブルに加えられた重量を脚台に作用さ
    せるものであり、その上下端は、弾性体の上端を支える
    ばね抑えと、テーブル側のブラケット間に連結され、 支えは、ロッドの上下端に設けられ、コイルばねの上端
    ばね抑えと、脚台とにそれぞれ点接触により支えられる
    ものであることを特徴とする除振機構。
  5. 【請求項5】 コイルばねの上端ばね抑えと、テーブル
    側のブラケットとはそれぞれ第1軸を有し、 ロッドの上下端にはそれぞれ前記第1軸に直交する第2
    軸を有し、 第2軸はそれぞれ第1軸に支持され、第1軸と第2軸と
    は、前記支えを構成し、コイルばねのバネ圧を作用させ
    た状態で各軸上の鼓形部品の曲面をもって互いに接触さ
    せたものであることを特徴とする請求項4に記載の防振
    機構。
  6. 【請求項6】 第1軸と、第2軸とにそれぞれ設けた鼓
    形部品の曲面は、円弧の立体曲面であり、一方の鼓形部
    品の曲面を形成する円弧の半径は、他方の鼓形部品の胴
    部周面のうち、最も小径となる部分の半径よりも大径で
    あることを特徴とする請求項5に記載の防振機構。
JP2001323386A 2001-10-22 2001-10-22 除振機構 Pending JP2003130132A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001323386A JP2003130132A (ja) 2001-10-22 2001-10-22 除振機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001323386A JP2003130132A (ja) 2001-10-22 2001-10-22 除振機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003130132A true JP2003130132A (ja) 2003-05-08
JP2003130132A5 JP2003130132A5 (ja) 2005-07-14

Family

ID=19140280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001323386A Pending JP2003130132A (ja) 2001-10-22 2001-10-22 除振機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003130132A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009031656A1 (ja) * 2007-09-07 2009-03-12 Nikon Corporation 吊り下げ装置及び露光装置
US20130271945A1 (en) 2004-02-06 2013-10-17 Nikon Corporation Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method
US8905369B2 (en) 2011-09-09 2014-12-09 Mapper Lithography Ip B.V. Vibration isolation module and substrate processing system
US9341954B2 (en) 2007-10-24 2016-05-17 Nikon Corporation Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US9423698B2 (en) 2003-10-28 2016-08-23 Nikon Corporation Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus
CN106229440A (zh) * 2016-09-28 2016-12-14 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 一种新能源汽车用锂电池缓冲架装置
CN106374070A (zh) * 2016-09-28 2017-02-01 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 一种新能源汽车用锂电池自动调节缓冲通风装置
US9678332B2 (en) 2007-11-06 2017-06-13 Nikon Corporation Illumination apparatus, illumination method, exposure apparatus, and device manufacturing method
US9678437B2 (en) 2003-04-09 2017-06-13 Nikon Corporation Illumination optical apparatus having distribution changing member to change light amount and polarization member to set polarization in circumference direction
US9885872B2 (en) 2003-11-20 2018-02-06 Nikon Corporation Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical integrator and polarization member that changes polarization state of light
US9891539B2 (en) 2005-05-12 2018-02-13 Nikon Corporation Projection optical system, exposure apparatus, and exposure method
US10101666B2 (en) 2007-10-12 2018-10-16 Nikon Corporation Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
CN112025769A (zh) * 2020-09-02 2020-12-04 成都明杰科技有限公司 适用于精密测量机器人的减震台

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9678437B2 (en) 2003-04-09 2017-06-13 Nikon Corporation Illumination optical apparatus having distribution changing member to change light amount and polarization member to set polarization in circumference direction
US9885959B2 (en) 2003-04-09 2018-02-06 Nikon Corporation Illumination optical apparatus having deflecting member, lens, polarization member to set polarization in circumference direction, and optical integrator
US9423698B2 (en) 2003-10-28 2016-08-23 Nikon Corporation Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus
US9760014B2 (en) 2003-10-28 2017-09-12 Nikon Corporation Illumination optical apparatus and projection exposure apparatus
US10281632B2 (en) 2003-11-20 2019-05-07 Nikon Corporation Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical member with optical rotatory power to rotate linear polarization direction
US9885872B2 (en) 2003-11-20 2018-02-06 Nikon Corporation Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method with optical integrator and polarization member that changes polarization state of light
US10241417B2 (en) 2004-02-06 2019-03-26 Nikon Corporation Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method
US10007194B2 (en) 2004-02-06 2018-06-26 Nikon Corporation Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method
US10234770B2 (en) 2004-02-06 2019-03-19 Nikon Corporation Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method
US20130271945A1 (en) 2004-02-06 2013-10-17 Nikon Corporation Polarization-modulating element, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and exposure method
US9891539B2 (en) 2005-05-12 2018-02-13 Nikon Corporation Projection optical system, exposure apparatus, and exposure method
WO2009031656A1 (ja) * 2007-09-07 2009-03-12 Nikon Corporation 吊り下げ装置及び露光装置
US10101666B2 (en) 2007-10-12 2018-10-16 Nikon Corporation Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US9857599B2 (en) 2007-10-24 2018-01-02 Nikon Corporation Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US9341954B2 (en) 2007-10-24 2016-05-17 Nikon Corporation Optical unit, illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method
US9678332B2 (en) 2007-11-06 2017-06-13 Nikon Corporation Illumination apparatus, illumination method, exposure apparatus, and device manufacturing method
US8905369B2 (en) 2011-09-09 2014-12-09 Mapper Lithography Ip B.V. Vibration isolation module and substrate processing system
CN106374070A (zh) * 2016-09-28 2017-02-01 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 一种新能源汽车用锂电池自动调节缓冲通风装置
CN106229440A (zh) * 2016-09-28 2016-12-14 东莞市联洲知识产权运营管理有限公司 一种新能源汽车用锂电池缓冲架装置
CN112025769A (zh) * 2020-09-02 2020-12-04 成都明杰科技有限公司 适用于精密测量机器人的减震台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003130132A (ja) 除振機構
JPH09242819A (ja) 免震装置
JP3543758B2 (ja) 除振マウント
JP3944228B2 (ja) 振動遮断装置
US5549269A (en) Gas spring assembly
JP2006207723A (ja) 除振マウント
US11339850B2 (en) Orthogonally-optimized vibration isolation
JP2010031953A (ja) 圧縮コイルばねによる制振・防振装置
JPH02107843A (ja) 三次元免震装置
JP5139960B2 (ja) アクティブ防振装置及びこれに用いるアクチュエータ
JP2004068914A (ja) 除振機構
JP2001090775A (ja) 免震用摩擦ダンパー
JP4716222B2 (ja) 除振マウント
KR20070028233A (ko) 방진 장치
JP2002070944A (ja) 除振マウント
JP2002286451A (ja) ジャイロコンパス用防振緩衝装置
JP7141638B2 (ja) 除振構造
JP3975283B2 (ja) 双方向制振ダンパと除振マウント
JP2004347125A (ja) 除振装置
JP2002070940A (ja) 除振マウント
WO2022210846A1 (ja) 構造体、振動デバイス及び体感音響装置
JP2002257190A (ja) 加工装置および振動遮断装置
EP0710344A4 (en) VIBRATION ISOLATION SYSTEM
JPH08261280A (ja) 振動伝達防止装置
JP2024013284A (ja) 対象物支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040726

A621 Written request for application examination

Effective date: 20040726

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041122

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20041124

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20051207

A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20060414

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

A977 Report on retrieval

Effective date: 20060714

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060802

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070319