JPH10196188A - 二輪車用キーレス錠システム - Google Patents

二輪車用キーレス錠システム

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JPH10196188A
JPH10196188A JP9015998A JP1599897A JPH10196188A JP H10196188 A JPH10196188 A JP H10196188A JP 9015998 A JP9015998 A JP 9015998A JP 1599897 A JP1599897 A JP 1599897A JP H10196188 A JPH10196188 A JP H10196188A
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JP
Japan
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lock
keyless
code
motorcycle
keyless lock
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JP9015998A
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Harushige Yamamoto
晴繁 山本
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Niles Parts Co Ltd
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Niles Parts Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施錠された二輪車の前後両輪を数メートル先
から解錠し得る無線制御方式の二輪車用キーレス錠シス
テムの提供。 【解決手段】 送信側からIDコードを含む一定レベル
の電波が発射され、キーレス錠20の受信モジュール1
1が当該電波を受信するモジュール11からトランジス
タのベース電流が起動用電源12に流れ、起動用電源1
2が起動されて受信モジュール11に所定時間電力が供
給され受信動作を開始する。受信モジュール11は受信
電波を直流のパルス信号に変調しIDコードを取り出
し、制御部で照合する。コードが一致すると電磁式解除
バルブ7がアンロック動作するよう駆動部8に電力を供
給する。駆動部8は所定時間作動し電磁式解除バルブ7
のストッパー部9を所定時間を上方に移動させ、バネ2
のロックバー1の凸部3で掛止されたいたストッパー部
9が外れるのでロックバー1がバネ2の復元力で端部2
の方向に移動しキーレス錠20は解錠される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二輪車用のロック装
置に関し、特に、解錠時に遠隔制御により解錠を可能と
する解錠機構を備えた二輪車用キーレス錠システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、二輪車中でも自転車が高級化し電
気自転車やマウンティングバイク等の需要が増している
が、特に、高額な電気自転車に人気がある。通常の自転
車でも盗難は日常茶飯事になっているが、高級自転車に
ついては特に経済的見地から盗難防止策が望まれてい
る。
【0003】二輪車、特に自転車の盗難防止用ロック機
構として、従来より自転車の前輪或いは後輪を軸止する
本体脚部に錠を取り付けてロックバーで自転車をロック
するタイプの自転車錠や、ワイヤの一端に差込み部、他
の一端に手動式のデジタル錠部を設けたワイヤロック型
のデジタルキータイプの自転車錠が普及している。
【0004】前者のロックバーで自転車をロックするタ
イプの自転車錠は施錠時には人力で車輪の平面に対しほ
ぼ垂直方向にロックバーを付勢して押し出し、ある距離
まで押出されるとロックバーの凹部(或いは凸部)が引
掛けストッパーによって掛止され、ロックバーが車軸の
リームの間から車輪平面に対しほぼ垂直に突出して固定
される事により車輪の回転を阻止するように構成されて
いる。なお、この場合、解錠時に差込んだままのキーが
取り出し可能になるように構成されている。また、解錠
時にはキーを差込むことにより引掛けストッパーが移動
しロックバーを解放するので、ロックバーはバネ機構に
より反対方向に付勢されて車輪から突出していた部分が
引込んで車輪が回転可能となるように構成されている。
なお、この場合、解錠のために差込んだキーは差込んだ
位置で保持され、抜けないように構成されている。
【0005】また、後者のワイヤロックタイプのデジタ
ルキー型自転車錠ではワイヤの一端側を車輪の間に通
し、車体部分とからめてワイヤをリング錠にしてワイヤ
の他の一端と合わせてから手で番号部分をランダムに回
転させてワイヤを両端で固定して車輪の回転を阻止する
よう構成されている。なお、解錠時には固有の番号が揃
うように錠部の番号部分を回転させるとワイヤ両端を分
離できるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロックバータイプの自転車錠では錠の内部構造が簡
単過ぎて針金の先端等で容易に解錠できるので盗難に遭
い易いという欠点があった。また、デジタルキータイプ
の自転車錠を用いても車体自体を持上げて盗んだ後に丹
念に試行を繰返せば解錠できるという問題点があり、自
転車の高級化に従って高級車の盗難増加が問題となって
いる。
【0007】なお、前後の両車輪に従来方式の自転車錠
を取り付けてロックするようにすれば盗まれ難くはなる
が、ロックバータイプの自転車錠ではキーを2個持ちあ
るく必要があり煩わしいという問題点があり、ロックバ
ータイプおよびデジタルキータイプとも狭い自転車置場
では解錠が手間取り面倒であるという問題点がある。
【0008】本発明は上記従来の自転車錠の問題点を解
消するためになされたものであり、防盗性を高めると共
に、施錠された二輪車の前後車輪を数メートル先から同
時に解錠することもできる二輪車用キーレス錠システム
の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の二輪車用キーレス錠システムは、施錠時に
は付勢力によりロックバーを押出してストッパーにより
ロックバーを掛止して施錠状態とするロックバー方式の
二輪車用の錠であって、ストッパー部を有する電磁式解
除バルブと、空中より受け取った搬送波に含まれるID
コードを取り出し当該IDコードと当該キーレス錠のI
Dコードが一致するとき上記電磁式解除バルブを動作さ
せてストッパー部による掛止状態を解除する受信モジュ
ールと、上記受信モジュールを起動させる起動電源と、
からなるキーレス錠と、解錠時には上記キーレス錠のI
Dコードを含む所定レベル以上の電波或いは光線を放射
する発信器と、を有することを特徴とする。
【0010】また、望ましい実施例では上記二輪車用キ
ーレス錠システムにおいて、キーレス錠を二輪車の前後
両輪にそれぞれ取り付け、当該2個のキーレス錠のID
コードを一致させるように構成している。
【0011】なお、上記二輪車用キーレス錠システムに
おいて、更に、電源としてソーラー式充電器を備えるよ
うに構成することもできる。
【0012】更に、上記二輪車用キーレス錠システムに
おいて、受信モジュールが受動フィルターを有し、起動
電源が、特定の搬送信号が前記受動フィルターにより弁
別されて入力されるとオフからオンに遷移するようキー
レス錠システムを構成することが望ましく、また、二輪
車のボディを構成する金属部品を受信アンテナと兼用す
るよう構成することが望ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明の二輪車用キーレス
錠システム(以下、キーレス錠)のキーレス錠の望まし
い実施形態の要部説明図であり、(a)はキーレス錠の
説明図、(b)は施錠された状態を示す図である。図1
で、キーレス錠20はロックバー1、バネ6、電磁式解
除バルブ7、受信モジュール11、起動用電源12およ
びこれらを収容し且つ二輪車の車体(主に車軸支持脚)
に取り付ける取り付け部を有する筺体(図示せず)から
構成されている。
【0014】ロックバー1は端部2から付勢されると筺
体内で車輪の平面に対しほぼ垂直方向に摺動するように
配設されており、ロックバー1には戻り止め用凸部3
(図1では頚部状に構成された凸部が示されているが後
述のストッパー部9により掛止め可能な形状であればよ
い)とロックバー1に巻かれたバネ6の一端を掛止或い
は固定するバネ止4が設けられている。バネ6全体は金
属製のコイルスプリングで構成され、ロックバー1に巻
かれており、その一端はロックバー1に設けられたバネ
止4で掛止或いは固定され、他の一端5が筺体内部の所
定の箇所に掛止め或いは固定されている。
【0015】電磁式解除バルブ7は駆動部8および下方
片面(ロックバー1の先端2側の面)が斜めに切取られ
たナイフの先端状の形状をなすストッパー部9からな
り、ロックバー1の凸部3の押圧或いは受信モジュール
11の制御により上下に動作するよう構成されている。
【0016】電磁式解除バルブ7の駆動部8はよく知ら
れているソレノイド等による駆動機構で構成することが
でき、電磁的効果により作動力を生み出し、例えば、ボ
ールペン等の引掛けボタンをソレノイドによる押圧で解
除する場合と同様の動作を電磁式解除バルブ7全体に与
える。すなわち、指でボールペンをノックして芯を出す
操作がキーレス錠ではロックバー1のロック(施錠)動
作、芯を引っ込める動作がアンロック(解錠)動作に対
応する。
【0017】受信モジュール11は専用のIDコードで
変調された光または電波を直流のパルス信号に変調しI
Dコードを取り出し,MPU(マイクロコンピュータユ
ニット)からなる制御部で照合する。コードが一致する
と電磁式解除バルブ7がアンロック動作(図1では上方
に移動)するよう駆動部8に電力を供給する。なお、受
信モジュール11は受光式、電波式のいずれの方式で構
成してもよいが、二輪車が外界に解放されている点を考
慮すると受光式では受光部の汚れや置場所の影響を受け
るので電波式の方が望ましい。また、電波式にした場
合、二輪車の金属ボディ(車体)が棒状の部品で構成さ
れ全体でも1m〜数10cmの金属バーに相当するた
め、同一波長の電波、すなわち、300MHz付近の電
波に対し良好な受信アンテナとなって好都合である。
【0018】起動用電源12は電気自転車の場合を含め
て通常自転車の電源パワーが不足している点に着目した
ものであり、自転車の施錠後、受信モジュール11が受
信待ちになっているスタンバイ状態での消費電流が最小
になるように構成する。すなわち、起動電源12は放置
状態での暗電流を0(ゼロ)とするように構成されてい
る。
【0019】一例として、300MHzの電波がある一
定レベルで受信モジュール11に入力されるとこれが受
信モジュール11を構成するトランジスターTr1(図
4)のベース電流となりトランジスターがオンとなりは
じめて起動電源12が起動する。電源起動後、二次電池
(例えば、リチウム電池)から制御部(例えば、MP
U)に電源が供給され受信動作を開始する。
【0020】施錠の際には手でロックバー1の端部2を
付勢するとロックバー1は筺体内で車輪の平面に対しほ
ぼ垂直方向に摺動しロックバー1の先端が車輪平面に対
しほぼ垂直に押出される。この時電磁式解除バルブ7の
ストッパー部9の先端はロックバー1の凸部3の頂点よ
り低い位置に位置しているので、ロックバー1がある距
離まで押出されるとロックバー1の凸部3がストッパー
部9の位置まで移動し、やがて凸部3により押圧される
が、この時ストッパー部9は押し上げられるのでロック
バー1は付勢によりそのまま移動を続行する。なおも付
勢が行なわれるとやがてストッパー部9は凸部3を乗り
越え、図1(b)に示すように凸部3と端部2の間に形
成された凹部に垂下する。このとき、バネ2はその一端
がロックバー1に設けられたバネ止4で掛止或いは固定
され他の一端5が筺体内部の所定の箇所に掛止或いは固
定されているので、ロックバー1の付勢に従って圧縮さ
れストッパー部9が凸部3を超えて凹部に垂下した時点
で圧縮は終了する。その後、圧縮による復元力はロック
バー1を元の状態に復元しようとするがストッパー部9
により凸部3で掛止されロック状態となる。これによ
り、ロックバー1の先端5が固定され、車輪の回転を阻
止可能とする。
【0021】図2はキーレス錠システムの実施形態を示
す説明図であり、自転車30の前後両輪にそれぞれキー
レス錠20を取り付けた例である。自転車30は前述し
たように前後両輪に施錠すると盗難に遭い難いという利
点があるが、狭い自転車置場などでは解錠に手間取ると
いう欠点がある。しかし、本発明のキーレス錠システム
によれば以下に述べるように解錠を極めて簡単に行なう
ことができる。
【0022】本発明のキーレス錠システムはキーレスト
ランスミッター15(発信器)と図1のキーレス錠20
の組で構成され、自転車30の所有者は図2に示すよう
なキーレストランスミッター15を所持し、キーレス錠
20は二輪車(本例では自転車30)に取り付けられ
る。キーレストランスミッター15はアンロックボタン
16を有し、キーレストランスミッター15の所持者は
アンロックボタン16を押すことにより自転車30の両
輪に取り付けられたキーレス錠20,20を数メートル
先から簡単に解錠することができるので、狭い自転車置
場においてある自転車30に対しても解錠に手間取らな
い。仮に、持ち上げて盗んだとしても解錠が困難であ
る。また、本発明では解錠に電子式IDコードを用いる
ように構成することができるのでこのように構成すれば
盗んだ者による解錠が極めて困難となる。
【0023】ここで、それぞれのキーレス錠20が図1
の説明に述べたように施錠されているとき、キーレスト
ランスミッター15の所持者がアンロックボタン16を
1回押すと、IDコードを含む一定レベルの電波が発射
される。キーレス錠20側では受信モジュール11が一
定レベルの電波を受信すると受信モジュール11からト
ランジスターのベース電流が起動用電源12に流れ、起
動用電源12が起動されて受信モジュール11に所定時
間(例えば、0.1秒)電力が供給され受信動作を開始
する。受信モジュール11は受信電波を直流のパルス信
号に変調してIDコードを取り出し、制御部で照合す
る。コードが一致すると電磁式解除バルブ7がアンロッ
ク動作するよう駆動部8に電力を供給する。
【0024】駆動部8は所定時間(例えば、0.1秒)
作動し電磁式解錠バルブ7のストッパー部9を所定時間
を上方に移動させるので、バネ2のロックバー1の凸部
3で掛止されてロックバー1がバネ2の復元力で解錠状
態になることを阻止していたストッパー部9が外れてロ
ックバー1がバネ2の復元力で端部2の方向(図1の場
合は向って左方)に移動しキーレス錠20は解錠され
る。前後の車輪に取り付けたキーレス錠のIDコードを
同じにしておけば、一つのキーレストランスミッター1
5で前後両輪を同時に解錠でき車輪は回転可能となる。
【0025】なお、IDコードの登録は車両ナンバーに
一致させる方法(固定式)もあるが、トランスミッター
15が紛失した場合を考慮すると自己登録式が望まし
い。自己登録式の例として、解錠時にアンロックボタン
16の操作をn回/m秒繰返すことによりそのトランス
ミッターの専用コードが新たに受信モジュール11のメ
モリー(EEPROM)に登録するといった方法による
ことができる(実施形態ではn=7,m=10としたが
これに限定されない)。
【0026】受信側(キーレス錠20側)の電源として
リチウム電池を備えた場合は、電磁式バルブ7を1秒間
動作すると0.1秒間×1A/6Vのエネルギーを1回
の解錠で消費する(実験値)ので、これをアンペアパワ
ーに換算すると(1/36mA)/Hとなり、1日1回
解錠により365日間で10mA/Hが消費されること
になる。通常タイプの小型リチウム電池の場合、50〜
100mA/Hのエネルギーを保有しているので1日5
回解錠すると仮定しても少なくとも1年間は電池交換を
要しないことになる。また、この他に受信モジュール1
1が電流を消費するが1回の解錠で1秒間スタンバイ電
流を消費する(実験値)としてもアンペアパワーに換算
すると(1/360mA)/Hとなり電磁式バルブ7の
1/10程度の消費量であり無視できる。
【0027】また、自転車30は一部の電気自転車を除
くと通常バッテリー電源を備えていないので、また仮に
小型の二次電池(例えば、リチウム電池)を備えていて
も長時間の間にバッテリーがあがってしまったり、電池
自体が盗まれたりすると解錠できなくなる。しかし、本
発明では簡単なソーラー電源を用いて太陽光或いは電灯
の光程度でもエネルギー源となるように小電力化した回
路とすることもできるので、上述のような事態にも対処
し得る。
【0028】受信側の電源としてソーラー電源(ソーラ
ー式充電器)を備えた場合は、ソーラー電源は簡単な電
卓用のものでも数mA(昼間)供給可能であるから光電
エネルギーを蓄えれば十分なパワーを持つことになり、
5A/H程度のエネルギー量となってバッテリー切れの
心配が無くなる。
【0029】
【実施例】
<実施例1>図3はキーレス錠20にIDコードを送信
するトランスミッター(送信器)15の一実施例の構成
を示す図であり、(a)は概要説明図、(b)は無線送
信方式のトランスミッターの構成を示す回路図、(c)
は赤外線方式のトランスミッターの構成を示す回路図で
ある。
【0030】図3(a)でトランスミッター15は、ア
ンロックボタン16、回路部17、および電源としての
二次電池(本実施例では3Vのリチウム電池)から構成
されており、図示するようにキーホルダー状に形成する
こともできる。
【0031】図3(b)でトランスミッター15は、ス
イッチからなるアンロックボタン16、3Vのリチウム
電池等でなる電池17、登録されたIDコードを格納す
る不揮発性メモリーとしてのE2PROM19、300
MHzのSAW発信器15a、トランジスタ21、およ
びループアンテナコイル22を有し、アンロックボタン
16が操作されたスイッチオンとなって電池17から電
流が回路に供給されると、E2PROM19からIDコ
ードが取り出されてSAW発振器15aで300MHz
の変調波としてトランジスタ21を介してループアンテ
ナ22から電波として空中線に放出される。
【0032】図3(c)でトランスミッター15’は、
スイッチからなるアンロックボタン16、3Vのリチウ
ム電池17、登録されたIDコードを記憶する不揮発性
メモリーとしてのE2PROM19、MOSFET2
3、および赤外発光ダイオード24を有し、アンロック
ボタン16が操作されスイッチオンとなって電池17か
ら電流が回路に供給されると、E2PROM19からI
Dコードが取り出されてMOSFET23を介して赤外
発光ダイオード24から赤外線パルスとして放射され
る。
【0033】<実施例2>図4は本発明のキーレス錠2
0の受信モジュール11の一実施例の構成を示す回路図
であり、本実施例は図3(b)に示した無線送信方式の
トランスミッター15からの電波を受信して電磁式解除
バルブ7を動作させる受信モジュールの例である。ま
た、図5は起動用電源12の説明図である。
【0034】図4で、受信モジュール11は自転車30
を構成する金属製ボディに接地するボディアンテナ31
(本実施例では300MHz受信用)、共振フィルター
回路32(300MHz)、検波回路(クエンチング回
路)33、波形整形回路34、IDコードの解読を行な
うMPU(IC化されたマイクロプロセッサユニット)
35、トランジスタ36から構成されている。なお、共
振フィルター32は受動フィルターとして動作する。
【0035】電源13からの電力供給が無い状態でもボ
ディアンテナ31が300MHz以上の電波を受信し、
300MHz共振フィルター回路32により一定レベル
以上の電波が取込まれるとそれがベース電流として共振
フィルター回路32のトランジスタTr1に流れ、図5
に示すようにMOSFET12′のゲートのレベルを下
げ、電源ラインに0Vを供給する。MPU34は0Vの
電源がコンデンCに蓄えられるとスリーブを解除する。
その後、数秒間はMOSFET12′のゲートレベルを
下げ続けラッチする。電波無しが続くと数秒後スリーブ
する。
【0036】受信モジュール11に電力が供給されると
300MHz共振フィルター回路32の出力はクエンチ
ング回路33で検波され、波形整形回路34で矩形パル
スに整形されてデジタルデータとしてMPU35に入力
する。MPU35はCPU、IDコードおよびプログラ
ムを格納したE2PROMおよびメモリー(いずれも図
示せず)を有し、入力したデータと格納されているID
コードを照合しコードが一致すると電磁式解除バルブ7
がアンロック動作するようトランジスタ36に制御信号
(制御電圧)を出力し、電磁式解除バルブに駆動電力を
供給する。
【0037】なお、本実施例では無線送信方式によるキ
ーレス錠の受信モジュールの例を示したが、図3(c)
に示したような赤外線方式のトランスミッター15′か
らの赤外線を受光して電磁式解除バルブ7を動作させる
よう受信モジュール11を構成することもできる。この
場合には図4でボディアンテナ31、300MHz共振
フィルタ32、検波回路33および波形整形回路34が
不要になりこれらに替えて受光素子(図示せず)を設
け、受光素子で変換されたパルス波をMPU34に入力
してコード化し、MPU35のE2PROMに格納され
たIDコードとの一致を取るように構成する。また、起
動電源についても図5でトランジスタTr1の出力に替
えて受光素子に一定以上の微分リークがあればMOSF
ET12′を動作させることができる。
【0038】また、本発明のキーレス錠に加えて故障時
等に備え、従来方式のメカニカルな二輪車錠と併用可能
な構成としてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明のキーレス錠
システムによれば、施錠・解錠共キーが不要となり、二
輪車のキーを持ちあるく必要がなくなる。小型のキーホ
ルダーのスイッチを押せば数メートル先から解錠するこ
とができる。また、前後両輪に本発明のキーレス錠を取
り付ければそれぞれを遠くからワンプッシュで解錠でき
る。なお、施錠時に両輪をロックするか片方だけにする
かは使用者の選択に委ねることができ、利便性が高い。
【0040】また、オープンエアの特長を生かし、外部
光により解錠用エネルギー源を供給可能なソーラー電源
を備えるように構成できる。この場合には、仮にバッテ
リーがあがったり、バッテリーが盗まれても光をあてて
ワンプッシュすれば解錠することができる。また、送信
側のリチウム電池で2〜3年、受信側で1〜2年程度の
電池寿命を保つことが可能であり、さらに、起動用電源
を構成として加えたことにより更に電池の寿命を延ばす
ことができる。
【0041】さらに、本発明では解錠に電子式IDコー
ドを用いるように構成することができるのでこのように
構成すれば解錠が極めて困難となる。なお、物理的な外
力を加えて取り付けた錠を破壊して取外すことは可能で
あるが両輪にキーレス錠を取り付けた場合、2つの錠を
破壊する手間が大きくなり自転車を盗んで利用するとい
う意欲を失わせるので、盗難防止に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキーレス錠の望ましい実施形態の一例
の要部説明図であり、(a)はキーレス錠の説明図、
(b)は施錠されたときの状態を示す説明図である。
【図2】キーレス錠システムの一実施形態を示す説明図
である。
【図3】IDコードを送信するとトランスミッターの一
実施例を示す図であり、(a)は概略説明図、(b)は
無線送信方式のトランスミッターの構成を示す回路図、
(c)は赤外線方式のトランスミッターの構成を示す回
路図である。
【図4】キーレス錠の受信モジュールの一実施例の構成
を示す回路図である。
【図5】起動用電源の説明図である。
【符号の説明】
1 ロックバー 7 電磁式解除バルブ 9 ストッパー部 11 受信モジュール 12 起動用電源 15 トランスミッター(送信器) 20 キーレス錠 32 共振フィルター(受動フィルター)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施錠時には付勢力によりロックバーを押
    出してストッパーによりロックバーを掛止して施錠状態
    とするロックバー方式の二輪車用の錠であって、ストッ
    パー部を有する電磁式解除バルブと、空中より受け取っ
    た搬送波に含まれるIDコードを取り出し当該IDコー
    ドと当該キーレス錠のIDコードが一致するとき上記電
    磁式解除バルブを動作させてストッパー部による掛止状
    態を解除する受信モジュールと、上記受信モジュールを
    起動させる起動電源と、からなるキーレス錠と、 解錠時には上記キーレス錠のIDコードを含む所定レベ
    ル以上の電波或いは光線を放射する発信器と、を有する
    ことを特徴とする二輪車用キーレス錠システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の二輪車用キーレス錠シス
    テムにおいて、キーレス錠を二輪車の前後両輪にそれぞ
    れ取り付け、当該2個のキーレス錠のIDコードを一致
    させたことを特徴とする二輪車用キーレス錠システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の二輪車用キーレス錠シス
    テムにおいて、更に電源としてソーラー式充電器を備え
    たことを特徴とする二輪車用キーレス錠システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の二輪車用キーレス錠シス
    テムにおいて、受信モジュールが受動フィルターを有
    し、 起動電源が、特定の搬送信号が前記受動フィルターによ
    り弁別されて入力されるとオフからオンに遷移すること
    を特徴とする二輪車用キーレス錠システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の二輪車用キーレス錠シス
    テムにおいて、二輪車のボディを構成する金属部品を受
    信アンテナと兼用したことを特徴とする二輪車用キーレ
    ス錠システム。
JP9015998A 1997-01-14 1997-01-14 二輪車用キーレス錠システム Pending JPH10196188A (ja)

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JP9015998A JPH10196188A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 二輪車用キーレス錠システム

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