JPH094292A - 施解錠装置及び施解錠システム - Google Patents

施解錠装置及び施解錠システム

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JPH094292A
JPH094292A JP7174096A JP17409695A JPH094292A JP H094292 A JPH094292 A JP H094292A JP 7174096 A JP7174096 A JP 7174096A JP 17409695 A JP17409695 A JP 17409695A JP H094292 A JPH094292 A JP H094292A
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JP
Japan
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locking
door
electronic key
transponder
unlocking
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Pending
Application number
JP7174096A
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English (en)
Inventor
Koichi Azuma
浩一 東
一正 ▲吉▼川
Kazumasa Yoshikawa
Yoshihiro Hayakawa
義裕 早川
Takashi Mita
高志 三田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ドア23を閉めるとドアラッチ装置41によ
り自動的に施錠される。ドアラッチ装置41と車内ドア
ハンドル22とは機械的なリンケージ44により連結さ
れており、車内からであれば、車内ドアハンドル22を
操作することにより自由にドア23を施解錠することが
できる。指輪型のトランスポンダ1を指にはめた手で車
外ドアハンドル24を操作すると、親機2が電源オンと
なってトランスポンダ1にコード要求指令を含む電磁波
を送信する。トランスポンダ1は親機2の電磁波より電
力を受け取って電源オンとなり、コード要求指令に対し
てパスコードを返す。親機2はパスコードを受信する
と、認証装置47によりパスコードを照合し、一致すれ
ば、ドアラッチ装置41を解錠する。 【効果】 車外からは、キー操作なしでスムースにドア
を開くことができる。また、トランスポンダを無電源化
できる。車内からは自由に施解錠できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は施解錠装置及び施解錠シ
ステムに関する。特に、キーを用いることなく自動車等
のドアを施錠・解錠するための施解錠装置及び施解錠シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両のドア錠の施錠/解錠を
行うには、車両の外側からであればドア錠にドアキーを
差し込んで機械的操作により施解錠し、車内からであれ
ばドアの内側に設けられているロックボタンを操作する
ことにより施解錠することができる。
【0003】また、最近では、ドアキーをドア錠に差し
込んで直接操作する煩わしさを軽減するため、ドア錠を
自動的に施錠/解錠するキーレス・エントリー装置が普
及してきている。このキーレス・エントリー装置では、
ユーザーが携帯している子機(携帯機)のキースイッチ
を例えば押下操作することにより、遠隔よりドア錠の施
解錠を行なうことができる。
【0004】しかしながら、このようなキーレス・エン
トリー装置でもキースイッチの押下が必要であるため、
ドア錠を施解錠するには子機をバッグやポケット等から
取り出して操作する必要があり、やはり煩わしいという
ことが言われている。
【0005】そこで、さらに子機のキースイッチ操作を
全く不要にし、ドア錠を施解錠する際の子機操作の煩わ
しさを解消したキーレス・エントリー装置が、特開昭6
0−33988号公報に提案されている。
【0006】このキーレス・エントリー装置にあって
は、子機(送信機)が常に電磁波を送信しており、パス
コードを乗せて子機から送信されている電磁波を親機
(車両)側で受信しており、親機の受信している電磁波
強度が所定レベルよりも大きく、かつ子機からのパスコ
ードが一致している場合にはドア錠を解錠し、所定レベ
ル以下の場合にはドア錠を施錠するようにしている。
【0007】しかして、このキーレス・エントリー装置
にあっては、子機を携帯したものが車両を中心とする
一定のエリア内に入ると、解錠の意志がなくてもドアが
解錠されてしまい、他の人間がドアを開くことができる
という問題がある。また、常に電波を送信しているの
で、電池が必要となり、子機の重量が重くなる。さら
に、電力消費が大きいので、電池切れによりドアを開
閉できなくなる恐れがある。さらに、乗車中にドアを
ロックできないという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の従来例
の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、ドアキーやキースイッチ等の操作を行なうこと
なくスムースに施解錠することができ、しかも、電子鍵
(子機)を所有しない他人にドアを開かれる恐れのない
施解錠装置と施解錠システムを提供することにある。
【0009】また、本発明の別な目的は、電子鍵が電池
を必要としない施解錠装置及び施解錠システムを提供す
ることにある。
【0010】また、本発明のさらに別な目的は、電子鍵
を携帯して乗車していてもドアを施錠することができる
施解錠装置及び施解錠システムを提供することにある。
【0011】
【発明の開示】請求項1に記載した施解錠装置は、電子
鍵の近接を検出するセンサと、電子鍵からの識別情報を
非接触で受信する受信手段と、前記センサが電子鍵の近
接を検出すると、電子鍵から受信した識別情報が正しい
ものであるかどうかを判別する判別手段と、前記判別手
段の判別結果に基づいて施錠装置を施錠又は解錠する施
解錠制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項2に記載した施解錠システムは、電
子鍵の近接を検出するセンサと、電子鍵からの識別情報
を非接触で受信する受信手段と、電子鍵から受信した識
別情報が正しいものであるかどうかを判別する判別手段
と、前記判別手段の判別結果に基づいて施錠装置を施錠
又は解錠する施解錠制御手段と、を備えた施解錠装置;
および、前記センサに近接を検出されると、識別情報を
送信する送信手段を備えた電子鍵;からなることを特徴
としている。
【0013】電子鍵とは、識別情報を送信する装置であ
って、形態はどのようなものであってもよい。例えばユ
ーザーが携帯する子機がこの電子鍵に相当する。識別情
報とは、解錠装置が特定の電子鍵を識別するために付与
された情報であって、例えばパスコードが用いられる。
また、センサにより電子鍵の近接を検出するとは、電子
鍵自体を検出するものでも、電子鍵の所持者の近接を検
出するものでもよく、また、非接触により検出する場合
でも接触により検出するものでもよい。
【0014】しかして、請求項1の施解錠装置又は請求
項2の施解錠システムにおいては、電子鍵を所持した者
が、施解錠装置の取り付けられているドア等の近傍に近
づかない限り識別情報が正しいか正しくないか判定して
ドアを解錠しないので、電子鍵を所持しない他人によっ
てドアが開かれる恐れがなく、安全性が高い。また、電
子鍵の所持者には、ドアを開く以外の操作を要求しない
ので、スムースにドアを開くことができる。
【0015】請求項3に記載した実施態様は、請求項2
に記載の施解錠システムにおいて、施解錠装置が、前記
センサが電子鍵の近接を検出すると、識別情報を要求す
る指令を電子鍵に送信する送信手段を備え、前記電子鍵
の送信手段は、前記指令に応答して施解錠装置へ識別情
報を送信することを特徴としている。
【0016】この実施態様の施解錠システムにおいて
は、センサが電子鍵の近接を検出したときに識別情報の
送信を要求し、電子鍵は識別情報の送信を要求された場
合に識別情報を送信する。
【0017】電子鍵から解錠装置へ常に識別情報を送信
していると、識別情報の内容が知られてしまう恐れがあ
り、防犯安全上問題がある。請求項3の施解錠システム
では、解錠装置から要求された場合にだけ電子鍵から識
別情報が送信されるようにできるので、識別情報が漏洩
する恐れが小さくなる。
【0018】請求項4に記載した実施態様は、請求項2
又は3に記載の施解錠システムにおいて、施解錠装置の
前記センサが電子鍵の近接を検出すると、電子鍵は、施
解錠装置からエネルギーを得て、施解錠装置へ識別情報
を送信することを特徴としている。
【0019】電子鍵が施解錠装置からエネルギーを得る
ようにするには、例えば施解錠装置から放射される電磁
波のエネルギーを電磁誘導を利用して付与すればよい。
電子鍵は施解錠装置からエネルギーを得ることができる
ので、電子鍵自体に電池を内蔵させる必要がない。従っ
て、電子鍵を小型軽量化することができると共に電池切
れによってドアを施解錠できなくなる恐れがない利便性
が向上する。
【0020】請求項5に記載した実施態様は、請求項
2、3又は4に記載の施解錠システムにおいて、前記電
子鍵を人体に装着可能としたことを特徴としている。
【0021】電子鍵を人体、例えば腕などに装着するよ
うにすれば、電子鍵を携帯し忘れたり、車内に電子鍵を
忘れたまま降車してドアを施錠してしまって、車外に締
め出される危険を回避できる。特に、電子鍵を腕時計や
指輪などの装身具の形態にしたり、これらの装身具と一
体に構成したりすれば、電子鍵を違和感なく身体に帯び
させることができる。
【0022】請求項6に記載した実施態様は、請求項
2、3又は4に記載の施解錠システムにおいて、前記施
錠装置とドア内面側のドアハンドルとは機械的な連結機
構によって結合され、前記施錠装置とドア外面側のドア
ハンドルとは少なくとも一部が電気的な連結手段により
結合されていることを特徴としている。
【0023】この実施例によれば、車内側からはドアハ
ンドルが施錠装置と機械的に連結されているので、電子
鍵の所持者が車内にいる場合にも車内でドアハンドル操
作することにより車両のドアを自由に開閉することがで
きる。さらに、車外側のドアハンドルは、電気的な連結
手段を介して施錠装置と結合されているので、電子鍵に
より電気的な連結手段を連結状態にしない限り、乗車中
に車外からドアを開かれることがない。従って、安全性
が向上する。
【0024】
【実施例】図1は本発明に係るキーレス・エントリー・
システム(施解錠システム)を備えた車両21を示す斜
視図である。キーレス・エントリー・システムは、トラ
ンスポンダ(電子鍵)1と親機(施解錠装置)2とから
なり、親機2は図1に示すように車両21の運転席側の
ドア23内に内蔵されている。また、トランスポンダ1
は図2に示すように、指輪型をしており、運転者が常に
指にはめて携帯できるようになっている。
【0025】図2(a)(b)(c)に示すものは、ト
ランスポンダ1を組み込まれた指輪3である。指輪3の
内部には、トランスポンダ1とシート状のアンテナ4
(図2においては斜線を施して示している)とが納めら
れている。運転者は、この指輪3を常に指にはめること
によってトランスポンダ1を常に携帯する。図2には示
さないが(詳細は図4により説明する)、トランスポン
ダ1は親機2から非接触で電力を受け取って作動し、親
機2から要求されると、E2PROM等の不揮発性メモ
リに保持しているパスコード(識別情報)を送信する機
能を有する。
【0026】図3はキーレス・エントリー・システム、
特に親機2を組み込まれた車両21のドア23の構成を
示す概略構成図である。41はドアラッチ装置であっ
て、弾性的に突出付勢されていて押されると引っ込むよ
うになったラッチ爪42を有しており、ドア23を閉じ
る際には、傾斜43のためにラッチ爪42が一旦引っ込
み再度飛び出して車体と係合し、ドア23を閉じている
場合には常に施錠状態となっている。こうしてラッチ爪
42が車体と係合して施錠状態となっている場合には、
ドアラッチ装置41を駆動してラッチ爪42を引っ込め
ない限りドア23を解錠することができない。ドアラッ
チ装置41とドア23の車内側の面に設けられている車
内ドアハンドル22とは、機械的なリンケージ44(連
結機構)により連結されている。従って、車内側からは
自由にドア23を施解錠することができる。すなわち、
車内側からは、車内ドアハンドル22を操作することに
より、ドアラッチ装置41を機械的に駆動して常にドア
23を解錠して開くことができ、ドア23を閉じれば自
動的に施錠される。よって、事故時などでも、脱出の妨
げになることがない。
【0027】これに対し、車外ドアハンドル24とドア
ラッチ装置41とは、機械的な連結機構例えばリンケー
ジによって直結されておらず、ドアラッチ装置41はド
アラッチコントローラ45により駆動されるようになっ
ている。従って、車外ドアハンドル24を操作しただけ
では、ドアラッチ装置41を解錠してドア23を開くこ
とができず、その他の条件を満たす必要がある。つま
り、車外ドアハンドル24の操作はドアラッチコントロ
ーラ45を動作させて解錠するための一つの条件に過ぎ
ない。
【0028】具体的にいうと、車外ドアハンドル24に
はトリガースイッチ46(近接検出センサ)が設けられ
ており、車外ドアハンドル24が掴まれると、あるいは
動かされると、トリガースイッチ46がオンになって親
機2の各部の電源がオンになる。認証装置47及び基地
局48が電源オンになると、認証装置47はコード要求
指令を出力し、基地局48はコード要求指令を重畳させ
た電磁波(電力信号)をアンテナ49から送信する。ト
ランスポンダ1は、このコード要求指令を含む電磁波を
受信すると誘導電流により電力を誘起され、受信した電
磁波から得た電力を用いて、メモリに保持しているパス
コードを無線送信する。トランスポンダ1からパスコー
ドが送信されると、親機2は基地局48でパスコードを
受信する。認証装置47は、予め定められたアルゴリズ
ムに従い、受信したパスコードと親機2が保持している
登録コードとを照合し、パスコードが一致すると、ドア
ラッチコントローラ45へ解錠信号を出力する。ドアラ
ッチコントローラ45は解錠信号を受け取ると、ラッチ
爪42を駆動してドア23を解錠する。
【0029】従って、トランスポンダ1の所持者がドア
23の近くに立ち、車外ドアハンドル24を掴むとドア
ラッチ装置41が解錠され、そのまま車外ドアハンドル
24を引いてスムースにドア23を開くことができる。
つまり、トランスポンダ1を操作する必要がない。この
ときトランスポンダ1の所持者はドア23の近くにいる
ので、他人にドア23を開かれる恐れがない。また、ト
ランスポンダ1を所持しない者や異なるトランスポンダ
1を所持している者が車外ドアハンドル24を操作して
もパスコードが照合されないので、ドア23は開かな
い。さらに、トランスポンダ1の所持者がドア23の近
くにいても、車外ドアハンドル24に手を掛けていない
限りパスコードが照合されてドア23が解錠されること
がないので、ドア23が解錠されたり、他人にドア23
を開かれたりすることもない。
【0030】ドア23を解錠して開き、車内に乗込んだ
後、再びドア23を閉じると、ドアラッチ装置41は自
動的に施錠され、外側から他人がドア23を開こうとし
ても開くことができない。従って、乗車時の施錠忘れも
なく、乗車時の安全性も向上する。また、車外ドアハン
ドル24が離されると、トリガースイッチ46がオフに
なって、親機2の電源がオフになる。
【0031】このキーレス・エントリー・システムで
は、自動的に施錠されるので、トランスポンダ1を自動
車内に置き忘れると、車外に締め出される恐れがある
が、トランスポンダ1を指輪型として身に付けていれ
ば、このような置き忘れを防止できる。また、トランス
ポンダ1は指にはめられているので、トランスポンダ1
と親機2とが交信する際には、近距離にあり、微弱電波
によっても交信できる。従って、トランスポンダ1が親
機2から供給される電力は少なくて済み、パスコードが
傍受される恐れも少なくなる。
【0032】なお、トランスポンダ1を指輪型としてい
るので、車両21にイモビライザーを設け、エンジン始
動時に、その指輪をはめた手でキー操作しないと、エン
ジンが始動しないようにすることができる(エンジン始
動を禁止するイモビライザー機能)。しかして、仮にキ
ーを車内に置き忘れたとし、車室内に侵入されたとして
も、指輪(トランスポンダ1)をしていない者には、エ
ンジン始動ができず、高い防盗効果を得ることができ
る。このことは、キー抜き忘れによる盗難が過半数を占
めている事実に対し、高い効果を上げることができる。
また、今までは、イモビライザーとしてキーの中にトラ
ンスポンダ1を埋め込んでいたためにスペアキーを作製
する場合においても新規のトランスポンダ1を埋め込ま
なければならず、コスト面、セキュリティ管理面の問題
もあったが、このような形態のトランスポンダ1とする
ことにより解決することができる。また、トランスポン
ダ1を指輪型とし、車両21のキーと別々にすれば、車
両21を買い替えた場合でも、この方式に対応していれ
ば、トランスポンダ1の交換は不要にできる(新車の親
機2とそれまでから使用しているトランスポンダ1との
パスコードを一致させるだけでよい)。
【0033】図4及び図5は本発明のキーレス・エント
リー・システムの具体的構成を示す図であって、図4は
親機2を組み込んだ車両21のドア23、図5はトラン
スポンダ1を示す。また、図6はこのキーレス・エント
リー・システムの動作フロー図である。図4〜図6に従
い、以下に説明する。
【0034】待機中においては、トリガースイッチ46
はオフとなっており、親機2の電源はオフとなってい
る。しかして、親機2は車外ドアハンドル24が操作さ
れ、トリガースイッチ46がオンになるまで待機してい
る(S71)。図4中の51は車両21のバッテリーを
電力源とする電源装置であって、車外ドアハンドル24
が操作されてトリガースイッチ46が閉じると、電源装
置51がオンになる。電源装置51がオンになると、電
源装置51から基地局48、認証装置47、ドアラッチ
装置41等の各装置へ電力が供給され、基地局48、認
証装置47、ドアラッチ装置41等が電源オンとなる
(S72)。認証装置47は電源オンになるとコード要
求指令を出力し、基地局48の符号化装置52でコード
化して変調装置53で搬送波に乗せてアンテナ49から
トランスポンダ1へ送信する(S73)。図5中の54
は無接点接続器であって、親機2から電磁波を受信する
と、コイル55に誘導電流が流れ、整流回路56を経て
電力をアクセス制御部57及びE 2PROM等のメモリ
58に供給し、アクセス制御部57及びメモリ58を電
源オンにする。アクセス制御部57が電源オンになる
と、無接点接続器54の復調回路59で復調されたコー
ド要求指令がアクセス制御部57へ送られる(S7
4)。アクセス制御部57はコード要求指令を受信する
と、メモリ58に保持しているパスコードを読み出し
(S75)、変調装置60で所定の変調信号に変換して
親機2へ送信する(S76)。
【0035】トランスポンダ1から送信されたパスコー
ドを受信すると、親機2の基地局48は復調装置61及
び複合装置62で受信信号を復調及びデコードして認証
装置47へ送る(S77)。認証装置47の比較器63
は、トランスポンダ1のパスコードを受け取ると、メモ
リ64に登録されているパスコードと比較し、一致して
いるかどうか判別する(S78)。パスコードが一致し
ていると判定すると、認証装置47はドアラッチコント
ローラ45へラッチ解放指示を出力し(S79)、ドア
ラッチコントローラ45はドアラッチ装置41へ駆動指
示を出力する。パスコードコードが一致しなければ始め
の待機状態へ戻る。
【0036】ドアラッチ装置41はラッチ爪42及びラ
ッチ爪42を駆動するための機械部分からなるドアラッ
チ機構65と、リンケージ67(機械的な連結機構)を
通じてドアラッチ機構65を駆動するモータ66とから
構成されている。しかして、ドアラッチ装置41は、ド
アラッチコントローラ45から駆動指示を受け取ると、
モータ66が作動してリンケージ67を移動させ(S8
0)、ドアラッチ機構65を解錠する(ラッチ爪42を
引っ込める)。よって、ドアラッチ機構65が解放さ
れ、ドア23を開くことができる(S81)。
【0037】なお、車内ドアハンドル22は前述のよう
にリンケージ44を通じてドアラッチ機構65と機械的
につながっている。
【0038】また、認証装置47はトランスポンダ1か
らパスコードを受信すると、パスコード生成器68で新
しいパスコードを生成し、新しいパスコードをメモリ6
4に登録する。同時に、認証装置47は、新しいパスコ
ードと書き換え指示命令を基地局48を通じてトランス
ポンダ1へ送信する。トランスポンダ1のアクセス制御
部57は、新しいパスコードと書き換え指示命令を受信
すると、メモリ58に保持しているパスコードを親機2
から受け取ったパスコードに書き換える。従って、親機
2とトランスポンダ1はいずれも新しい同一のパスコー
ドを持つことになり、傍受したパスコードを用いて車両
21が盗まれる恐れが少なくなり、防盗性が向上する。
【0039】(トランスポンダの他例)トランスポンダ
1指輪等の装身具にトランスポンダ1を組み込んでおけ
ば、トランスポンダ1の携帯忘れを防止することができ
る。特に、腕に付けるものであれば、車外ドアハンドル
24の付近に設けられている親機2との距離がドア23
開成時に短くなり、電磁波到達距離を短くすることもで
きる。このようなトランスポンダ1としては、腕時計に
組み込むこともできる。
【0040】図7及び図8(a)(b)に示すものは、
トランスポンダ1を組み込まれた腕時計33である。3
4は時計機構部、35は時計用の電池である。トランス
ポンダ1は基板36上などに実装されており、ケース3
7内で時計機構部34の下に収納されている。さらに、
トランスポンダ1のアンテナ38は柔軟なシート状に形
成され、バンド39内に納められている。
【0041】このような腕時計型のトランスポンダの場
合にも、指輪型のトランスポンダと同様な効果を奏す
る。
【0042】(近接検出センサの他例)図9は近接検出
センサの他例を示す概略拡大断面図である。近接検出セ
ンサ15は、車両21の運転席側のドア23に設けられ
ている車外ドアハンドル24の内部に設けられている。
車外ドアハンドル24の裏面には、反射ミラー26が設
けられており、車外ドアハンドル24を納められている
ドア23の凹部25の内側には、反射ミラー26と対向
して発光ダイオード(LED)27、コリメートレンズ
28、ハーフミラー29及びフォトダイオード(PD)
等の受光素子30が設けられている。そして、発光ダイ
オード27で発光した光はコリメートレンズ28によっ
て略平行光に変換された後、ハーフミラー29を透過し
てドア23に設けた窓31から反射ミラー26へ出射さ
れる。反射ミラー26で反射した光は、再びドア23の
窓31を通ってドア23内に入射し、ハーフミラー29
で反射して受光素子30によりモニターされる。この車
外ドアハンドル24の中に指32が入れられると、光が
遮られるので、受光素子30に光が入射しなくなり、車
外ドアハンドル24に指32が入れられたことが検知さ
れる。車外ドアハンドル24の中に指32を入れるの
は、まさに解錠しようとして接近した場合である。
【0043】このような光電型の近接検出センサ15を
用いれば、車外ドアハンドル24を操作する前に検知で
きるので、応答速度を向上させることができ、よりスム
ースにドアを開くことができる利点があり、先の実施例
のようにトリガースイッチ46を用いれば、通常は電源
をオフにできるので、親機2の省電力化を図ることがで
きるという利点がある。
【0044】(キーレス・エントリー・システムの他
例)つぎに、親機2の要求指令信号に応答してトランス
ポンダ1からのパスコードを送信するようにしたキーレ
ス・エントリー・システムにおいて、トランスポンダ1
が電力を消費せず電池を必要としないものとした実施例
を説明する。
【0045】図10はこのキーレス・エントリー・シス
テムに用いられるトランスポンダ1の構成を示す図であ
る。親機2は図示していないが、図4に示したような親
機2を用いる。このシステムにおいては、親機2は質問
器として働き、トランスポンダ1は応答器として動作す
る。
【0046】トランスポンダ1は応答器として構成され
ており、質問器となる親器2のアンテナ67からの電磁
波を受け取るアンテナ111を備えており、受信された
電磁波は、インピーダンス整合回路112(以下、単に
「整合回路112」という)を経て復調回路113に与
えられる。復調回路113は、この電磁波に基づいて単
一のパルスを生成してパルス列生成部114へ与える。
パルス列生成部114は、この単一のパルスを順次遅延
させる複数の遅延素子115a〜115zを備え、時間
的にずれのある複数のパルスからなるパルス列を出力タ
ップ116a〜116zに生成する。
【0047】図中117は、前記パルス列より符号化を
行なってトランスポンダ1に付与されたパスコードを生
成するための符号化部であって、出力タップ116a〜
116zからの各パルスがそれぞれ与えられる開閉端子
部118a〜118zを備える。図10においては、開
閉端子部118a,118c,118zは閉路し、開閉
端子部118bは開路しており、閉路された開閉端子部
に与えられたパルスは出力線119上に現われるが、開
路した開閉端子部に与えられたパルスは出力線119上
に現われない。このように出力線119には、開閉端子
部118a〜118zの開閉状態に対応したパルス列が
現われ、これにより時間軸上でのパルスの符号化が実行
される。
【0048】変調回路120及びインピーダンス整合回
路121(以下、単に「整合回路121」という)は、
アンテナ111から見たインピーダンスを制御するため
のもので、変調回路120は、出力線119より符号化
パルス列のパルスが入力されたときはアンテナ111か
ら見た整合回路121のインピーダンスを変化させ、パ
ルスが入力されないときは整合回路121のインピーダ
ンスを保持する。
【0049】アンテナ111から見た整合回路121の
インピーダンスが変化すると、アンテナ111が受け取
る電磁波の反射率が変化するもので、親機2のアンテナ
10が、この反射波を受け取ると、親機2の受信回路1
1は、反射波の時間的な変化を復調し、トランスポンダ
1の整合回路121のインピーダンスの変化、すなわち
符号化部117で生成されたパスコードを読み取る。
【0050】図11は、5ビットのパスコードを扱うト
ランスポンダ1の具体例を示すもので、図12には、図
11の回路のタイミングチャートを示してある。このシ
ステムでは、親機2は、図12(a)に示すように、通
常はアンテナ67から所定の周波数の搬送波122を出
力しており、時刻t1において、例えば方形パルスによ
る100%の振幅変調をかけることにより、この搬送波
122の送信を一時中断させる。この搬送波122の中
断が要求指令信号となっている。
【0051】なお、この搬送波122を中断する要求指
令信号の時間間隔t0は、後述するトランスポンダ1の
パルス列生成部114からの出力パルスが重なることが
ないよう、各遅延素子115a〜115eの遅延時間よ
り短い時間に設定される。
【0052】トランスポンダ1の整合回路112,12
1は、それぞれ特に電源を必要としない受動素子により
構成されるもので、通常、一定のインピーダンスを保持
するよう設定されている。
【0053】図13は、アンテナ111から見た整合回
路112および整合回路121のインピーダンスを示す
スミスチャートである。整合回路112のインピーダン
スは、通常点Aの位置に調整されて整合が取れた状態に
なっており、整合回路121のインピーダンスは点Bの
位置、すなわち無限大に設定される。これにより、アン
テナ111から受信した電磁波は、整合の取れている整
合回路112の方へ無反射で吸収され、すべて復調回路
113に入力される。
【0054】復調回路113は、ダイオード113aと
高インピーダンス線路113bとを含むローパスフィル
タであって、アンテナ111で受信した搬送波122の
高周波成分を除去すると共に、前記した要求指令信号に
応答して、図12(b)に示すように、対応する時刻t
1に単一の方形パルスp1を生成し、これをパルス列生成
部114へ与える。
【0055】なお、前記高インピーダンス線路113b
は、マイクロストリップラインなどで構成されるもの
で、十分に小型化が可能である。
【0056】パルス列生成部114は、5つの遅延素子
115a〜115eにより構成されており、図12
(c)〜(g)に示すように、それぞれ時刻t2〜t6
単一のパルスp2〜p6を対応する出力タップ116a〜
116eに生成する。
【0057】符号化部117は5つの開閉端子部118
a〜118eで構成されるもので、各開閉端子部118
a〜118eによりこのトランスポンダ1に対応したパ
スコードが生成される。図示例では、開閉端子部118
a,118d,118eは閉路し、開閉端子部118
b,118cは開路しているので、図12(h)に示す
ように、開閉端子部118a,118d,118eに与
えられたパルスp2,p5,p6が出力線119上に現わ
れる。
【0058】なお、この実施例では、開閉端子部が閉路
してパルス列生成部114のパルスが出力線119に伝
えられる状態をデータ「1」、開閉端子部が開路してパ
ルス列生成部114のパルスが出力線119に現われな
い状態をデータ「0」と設定しており、これにより符号
化部117は「10011」というパスコードを生成す
る。
【0059】前記変調回路120は、ダイオード120
aおよび高インピーダンス線路120bを含むものであ
って、出力線119より符号化パルス列の各パルスが与
えられることにより、ダイオード120aにバイアスが
かかり、そのインピーダンス特性が変化するよう構成さ
れている。これに応じてアンテナ111から見た整合回
路121側のインピーダンスも変化する。本実施例で
は、整合回路121のインピーダンスは、ダイオード1
20aのバイアス時には図19のスミスチャートの点
C、すなわち0の状態になるように、設定されている。
【0060】整合回路121のインピーダンスが0にな
ると、アンテナ111から見て、並列に接続された整合
回路112と整合回路121の合成インピーダンスも0
になるため、前記したインピーダンス整合による搬送波
122の無反射条件が崩れ、アンテナ111は、親機2
のアンテナ67からの搬送波122を反射する。
【0061】一方、符号化部117からパルスが入力さ
れないときは、前記変調回路120のダイオード120
aにはバイアスがかからないため、整合回路121は通
常のインピーダンスを保持し、インピーダンス整合によ
る搬送波122の無反射条件も保持される。
【0062】図12(i)は、アンテナ111からの反
射波の出力状態を示すもので、前記パルスp2,p5,p
6の出現に対応する時刻t2,t5,t6に搬送波122が
反射される。この反射波は親機2のアンテナ10で受信
された後、受信回路11により復調され、符号化部11
7で生成されたパスコードが判読される。
【0063】このようなキーレス・エントリー・システ
ムによれば、トランスポンダ1は全て受動素子により構
成されているので、電力を消費せず、トランスポンダ1
に電池を設ける必要がなく、トランスポンダ1の電池切
れによりドア23を開閉できないといった不都合がなく
なる。また、電磁結合に比べて伝達距離(応答距離)を
長くすることができるという効果がある。さらに、電磁
結合による時計等の電子装置への悪影響の問題も解決で
きる。
【0064】また、この実施例では、親機2から送られ
てくる電磁波の受信に対して、固有のパスコードを生成
し、そのパスコードに対応して、送られてくる電磁波の
反射率を変化させることにより、前記電磁波の受信に対
して応答するようになっているので、パスコードを反射
波の時間的な変化に置き換えて送信できるため、親機2
におけるパスコードの読み取り精度が向上する。
【0065】(キーレス・エントリー・システムの他
例)つぎに、親機2から送信されたパスコードを照合し
て一致すればトランスポンダ1からもパスコードを送信
するようにしたキーレス・エントリー・システムにおい
て、トランスポンダ1が電力を消費せず電池を必要とし
ないものとした実施例を説明する。
【0066】図14はこのキーレス・エントリー・シス
テムに用いられるトランスポンダ1の構成を示す図であ
る。親機2は図4のような構成を有している。
【0067】トランスポンダ1は、アンテナ111で親
機2のアンテナ67からの変調波を受信し、受信された
変調波は整合回路112を経て相関器133に与えられ
る。この相関器133には、親機2から送信される変調
波のパスコードと一致する識別コードが与えられてお
り、変調波を受けて相関器133からはパルスが生成さ
れ、パルス列生成部114に与えられる。
【0068】パルス列生成部114は、図10の実施例
と同様、与えられたパルスを遅延素子115a〜115
zで順次遅延し、時間的にずれのある複数のパルスから
なるパルス列を出力タップ116a〜116zに生成す
る。出力タップ116a〜116zから符号化部117
に入力されたパルス列は、各開閉端子部118a〜11
8zの開閉状態により時間軸上で符号化される。
【0069】出力線119上に生成されたパルス列は、
信号変換回路134へと入力される。この信号変換回路
134は、出力線119に現われたパルスから高周波成
分を除去して整った形のパルスに変換する。変調回路1
20および整合回路121は、図16の実施例と同様の
構成のもので、信号変換回路134からパルスを受け取
ったとき、アンテナ111から見た整合回路121のイ
ンピーダンスを変化させる。このインピーダンス変化に
基づき、アンテナ111が受け取る電磁波の反射率が変
化し、親機2の受信回路11は、反射波の時間的な変化
を復調することによって、トランスポンダ1の符号化部
117で生成されたパスコードを読み取る。
【0070】図15は、図14に示すトランスポンダ1
について、5ビットのパスコードを扱う具体例を、図2
4は図23の回路のタイミングチャートを、それぞれ示
す。なお、整合回路112および整合回路121のイン
ピーダンス特性の設定は、前述した図11に示す実施例
と同様であり、図13のスミスチャート上の各点に対応
している。
【0071】親機2のアンテナ67は、図16(a)に
示すように、特定の識別コード(パスコード)で変調を
かけられたPSK波135を出力した後、トランスポン
ダ1からの応答時間に対応する時間間隔で搬送波136
を出力する。
【0072】トランスポンダ1は、前記相関器133と
してSAW(Surface Acoustic Wave)コリレータ13
3aを有する。このSAWコリレータ133aには、親
機2から出力されるPSK波135の特性に応じた識別
コードが設定されており、図16(a)(b)に示すよ
うに、PSK波135の全ビットの送信が完了した時刻
0から所定時間遅れた時刻T2に、SAWコリレータ1
33aから高周波のバースト信号を含むパルス変調波P
1が出力される。
【0073】このパルス変調波P1はパルス列生成部1
14へ与えられ、図16(c)〜(g)に示すようにパ
ルス列生成部114の遅延素子115a〜115eで所
定の時間づつ順次遅延して、それぞれ時刻T2〜T6に、
パルス変調波P2〜P6が出力タップ116a〜116e
へ生成される。
【0074】符号化部117の各開閉端子部118a〜
118eは、図11に示す実施例と同様に、このトラン
スポンダ1に対応したパスコードを生成するよう設定さ
れており、これに基づき、図16(h)に示すごとく、
閉路した開閉端子部118a〜118eへ与えられたパ
ルス変調波が出力線119上に現われ、パスコード「1
0011」を表わすパルス列が生成される。
【0075】図17は、信号変換回路134の構成を示
す。この信号変換回路134は、ダイオード134aと
高インピーダンス線路134bとからなるもので、出力
線119上に現われた各パルス変調波Pから高周波のバ
ースト信号を除去し、プラスの電圧のみを有するパルス
P´を生成する。これにより、図16(i)に示すごと
く、前記パルス変調波P2,P5,P6は、それぞれ時間
的な連続性を保ったまま、プラスの電圧を有するパルス
2´,P5´,P6´に変換され、変調回路120に与
えられる。
【0076】変調回路120は、図11の構成と同様の
もので、各パルスP2´,P5´,P 6´の入力に応じて
ダイオード120aにはバイアスが掛かり、そのインピ
ーダンス特性が変化する。これによりアンテナ111か
ら整合回路121側を見たインピーダンスは「0」とな
って、搬送波136の無反射条件が崩れ、アンテナ11
1は親機2からの搬送波136を反射する。親機2の受
信回路11は、反射波の時間的な変化を復調して、トラ
ンスポンダ1で生成されたパスコードを読み取る。
【0077】なお、前記信号変換回路134のダイオー
ド134aの向きを逆にして、出力線119からのパル
スをマイナスの電圧を有するパルスに変換してもよく、
この場合は変換回路120のダイオード120aの向き
も逆にすることにより、前記と同様の動作が得られる。
【0078】上記のトランスポンダ1では、SAWコリ
レータ133aは特定のコードで変調をかけられたPS
K波135にしか応答しないように設定されているの
で、複数のシステムのトランスポンダ1が混在している
場合でも、予めシステム毎にPSK波135のコードを
割当てておけば、親機から放射するPSK波135のコ
ードを制御することにより、所望のシステムのトランス
ポンダ1からだけ応答を得ることができる。このように
して、システム毎に個々のトランスポンダ1の識別が行
なえ、偽造が困難で、秘密性の高いシステムを構築でき
る。
【0079】(その他の応用)記実施例においては、自
動車の場合について説明したが、本発明は自動車以外の
車両のドア錠を自動解錠する用途にも使用することがで
きる。また、本発明の構成より明らかなように、車両以
外の用途に用いることもでき、図示しないが、例えば家
のドア、特定の者以外の立入りを禁止しているような部
外者立入り禁止の室内やインテリジェントビルのような
建物内に出入りするためのドア、貴重品を格納している
収納庫等のドアや扉等に設けられている錠前等の施錠装
置を特定の者だけが自動解錠できるようにもできる。ま
た、一つのトランスポンダで車両と家とを兼用できるよ
うにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るキーレス・エントリー・システム
を備えた車両を示す斜視図である。
【図2】(a)(b)は同上のキーレス・エントリー・
システムのトランスポンダを示す斜視図及び断面図であ
る。(c)は(b)のX−X線拡大断面図である。
【図3】同上の施解錠システムを示す概略構成図であ
る。
【図4】同上の親機の構成を詳細に示すブロック図であ
る。
【図5】同上のトランスポンダ(子機)の構成を詳細に
示すブロック図である。
【図6】同上のキーレス・エントリー・システムの動作
説明のためのフロー図である。
【図7】トランスポンダの他例を示す平面図である。
【図8】(a)は同上のトランスポンダの構成を示す概
略図、(b)はその断面図である。
【図9】近接検出センサの他例を示す概略構成図であ
る。
【図10】本発明のさらに別な実施例によるトランスポ
ンダの構成を示すブロック図である。
【図11】同上のトランスポンダの具体例を示すブロッ
ク図である。
【図12】(a)〜(i)は図11の回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【図13】各整合回路のインピーダンスを示すスミスチ
ャートである。
【図14】本発明のさらに別な実施例によるトランスポ
ンダの構成を示すブロック図である。
【図15】同上の子機の具体例を示すブロック図であ
る。
【図16】(a)〜(j)は図15の回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【図17】信号変換回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 トランスポンダ 2 親機 22 車内ドアハンドル 23 ドア 24 車外ドアハンドル 41 ドアラッチ装置 45 ドアラッチコントローラ 47 認証装置 48 基地局
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B (72)発明者 三田 高志 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子鍵の近接を検出するセンサと、 電子鍵からの識別情報を非接触で受信する受信手段と、 前記センサが電子鍵の近接を検出すると、電子鍵から受
    信した識別情報が正しいものであるかどうかを判別する
    判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて施錠装置を施錠又は
    解錠する施解錠制御手段と、を備えた施解錠装置。
  2. 【請求項2】 電子鍵の近接を検出するセンサと、 電子鍵からの識別情報を非接触で受信する受信手段と、 電子鍵から受信した識別情報が正しいものであるかどう
    かを判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて施錠装置を施錠又は
    解錠する施解錠制御手段と、を備えた施解錠装置;およ
    び、 前記センサに近接を検出されると、識別情報を送信する
    送信手段を備えた電子鍵;からなる施解錠システム。
  3. 【請求項3】 施解錠装置は、前記センサが電子鍵の近
    接を検出すると、識別情報を要求する指令を電子鍵に送
    信する送信手段を備え、 前記電子鍵の送信手段は、前記指令に応答して施解錠装
    置へ識別情報を送信する、請求項2に記載の施解錠シス
    テム。
  4. 【請求項4】 施解錠装置の前記センサが電子鍵の近接
    を検出すると、電子鍵は、施解錠装置からエネルギーを
    得て、施解錠装置へ識別情報を送信する、請求項2又は
    3に記載の施解錠システム。
  5. 【請求項5】 前記電子鍵は人体に装着可能となってい
    る、請求項2、3又は4に記載の施解錠システム。
  6. 【請求項6】 前記施錠装置とドア内面側のドアハンド
    ルとは機械的な連結機構によって結合され、前記施錠装
    置とドア外面側のドアハンドルとは少なくとも一部が電
    気的な連結手段により結合されている、請求項2、3又
    は4に記載の施解錠システム。
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