JP2017150294A - キー認証システム - Google Patents
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Abstract
Description
上記キー認証システムについて、前記機器は、ドアロックを指示する車外スイッチが搭載された車両であり、前記機器制御手段は、前記車外スイッチがオン操作されたことを契機に、車外に前記リクエスト信号を送信し、前記キー制御手段は、前記リクエスト信号による要求を受けて、自携帯機のキーIDを含む応答信号を送信することとしてもよい。
上記キー認証システムについて、前記機器は、運転中であるか否かを検出するセンサが搭載された車両であり、前記機器制御手段は、前記センサが車両の運転中を検出しているとき、定期的に車内に前記リクエスト信号を送信し、前記キー制御手段は、前記リクエスト信号による要求を受けて、自携帯機のキーIDを含む応答信号を送信することとしてもよい。
以下、キー認証システムの第1の実施の形態について説明する。
図1に示すように、キー認証システム1は、いわゆるスマートキーシステム(登録商標)であって、車両2と携帯機3との間で双方向通信によるキー認証を行うとともに、携帯機3を送信側とする単方向通信によるキー認証を行い、いずれかのキー認証が成立したことを条件に、車両2のドアのロック或いはアンロックを行う。車両2は機器に相当する。
図2に示すように、車両2と携帯機3との双方向通信の過程で、車両2から携帯機3のローリングコード値を要求する無線信号(第1の無線信号に相当)が送信されると、その第1の無線信号による要求を受けて、携帯機3から携帯機3のローリングコード値を含む無線信号(第2の無線信号に相当)が送信される。そして、この第2の無線信号が車両2で受信されることに伴い、車両2は、車両2のローリングコード値を第2の無線信号に含まれる携帯機3のローリングコード値に同期させることができる。
(1)単方向通信の場合にローリングコード値の同期が図られることに加え、双方向通信の場合にもローリングコード値の同期が図られる。これにより、車両2と携帯機3のローリングコード値の差分値が原因で特定の操作をさせるといったユーザに煩わしさを感じさせる場面を減らすことが可能である。したがって、利便性の低下を防止できる。
尚、上記第1の実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
次に、キー認証システムの第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態のキー認証システム1では、上記第1の実施の形態に倣う車両2と携帯機3との間での双方向通信によるキー認証が第1のキー認証と規定され、その第1のキー認証及びそれとは別の第2のキー認証が共に成立した場合に、ドアのアンロック等が許可される。本例では、第2のキー認証として、車両2と携帯機3との間で往復する特定の電波の遅延時間を測定し、その遅延時間に公知の光速を乗じることで伝搬距離を算出しつつ、車両2から携帯機3までの距離を推定する携帯機位置エリア認証による距離認証が採用される。
図2を援用して、携帯機3を所持したユーザが車両2からのLF帯の電波による双方向通信エリア内に進入すると、車両2と携帯機3との間で双方向通信が確立され、キーIDが照合一致することで第1のキー認証が成立する。そして、双方向通信の過程で、車両2からの要求を受けて、携帯機3から携帯機3のローリングコード値を含む無線信号が送信されると、車両2のローリングコード値が携帯機3のローリングコード値に同期される。
(6)距離認証による第2のキー認証が成立しない場合の代替認証に、携帯機3のローリングコード値に同期させた車両2のローリングコード値を用いることで、セキュリティ性を向上できる。
(8)直前の双方向通信の過程で同期されたローリングコード値を用いてバックアップ手段の正当性を判断するため、最後に同期された時期よりも過去のローリングコード値との差別化を図ることができる。よって、過去に盗聴したワイヤレス信号を不正利用する盗難手口を防止できる。言い換えれば、ワイヤレスアンロックの脆弱性を解消できることになる。
・第1のキー認証と組み合わされる第2のキー認証は距離認証に限定されない。例えば生体認証を第2のキー認証として採用し、第1のキー認証と組み合わせてもよい。
尚、上記各実施の形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
Claims (6)
- 機器と携帯機との間で無線通信によるキー認証を行いつつ、ローリングコード値の同期を図るキー認証システムにおいて、
前記機器は、前記携帯機のローリングコード値を要求する第1の無線信号を送信する機器制御手段を備え、
前記携帯機は、前記第1の無線信号による要求を受けて、当該携帯機のローリングコード値を含む第2の無線信号を送信するキー制御手段を備える
ことを特徴とするキー認証システム。 - 前記携帯機は、前記機器の動作を指示するスイッチを備え、
前記キー制御手段は、前記スイッチがオン操作された場合に、自携帯機のローリングコード値を更新するとともに、更新後のローリングコード値をメモリに記憶し、
前記キー制御手段は、前記第1の無線信号を受信した場合には、前記メモリから前記ローリングコード値を読み出して当該ローリングコード値を含む前記第2の無線信号を送信する
請求項1に記載のキー認証システム。 - 前記機器制御手段は、前記携帯機のキーIDを要求するリクエスト信号を送信したことに伴い、キー認証が成立するキーIDを取得したとき、前記第1の無線信号を送信する
請求項1又は2に記載のキー認証システム。 - 前記機器は、ドアロックを指示する車外スイッチが搭載された車両であり、
前記機器制御手段は、前記車外スイッチがオン操作されたことを契機に、車外に前記リクエスト信号を送信し、
前記キー制御手段は、前記リクエスト信号による要求を受けて、自携帯機のキーIDを含む応答信号を送信する
請求項3に記載のキー認証システム。 - 前記機器は、運転中であるか否かを検出するセンサが搭載された車両であり、
前記機器制御手段は、前記センサが車両の運転中を検出しているとき、定期的に車内に前記リクエスト信号を送信し、
前記キー制御手段は、前記リクエスト信号による要求を受けて、自携帯機のキーIDを含む応答信号を送信する
請求項3又は4に記載のキー認証システム。 - 前記機器制御手段は、前記携帯機のキーIDを要求するリクエスト信号を送信したことに伴い、キー認証のうち第1のキー認証が成立するキーIDを取得して当該第1のキー認証が成立し、且つ、前記第1のキー認証とは別の第2のキー認証が成立しない場合の当該第2のキー認証の代替認証に、前記第2の無線信号に含まれる携帯機のローリングコード値に同期させた機器のローリングコード値を用いる
請求項1〜5のいずれか一項に記載のキー認証システム。
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