JPH10195786A - 撚線装置 - Google Patents

撚線装置

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JPH10195786A
JPH10195786A JP8351719A JP35171996A JPH10195786A JP H10195786 A JPH10195786 A JP H10195786A JP 8351719 A JP8351719 A JP 8351719A JP 35171996 A JP35171996 A JP 35171996A JP H10195786 A JPH10195786 A JP H10195786A
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stranded wire
drum
wire
tool
gripping
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Isao Ueda
勲 植田
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HAMANA TEKKO
HAMANA TEKKO KK
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HAMANA TEKKO
HAMANA TEKKO KK
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    • D07B7/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
    • D07B7/02Machine details; Auxiliary devices
    • D07B7/10Devices for taking-up or winding the finished rope or cable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H65/00Securing material to cores or formers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
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    • D07B3/00General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material
    • D07B3/08General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position
    • D07B3/085General-purpose machines or apparatus for producing twisted ropes or cables from component strands of the same or different material in which the take-up reel rotates about the axis of the rope or cable or in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position and the supply reels are fixed in position in which a guide member rotates about the axis of the rope or cable to guide the rope or cable on the take-up reel in fixed position

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撚線が太くても満巻ドラムから撚線供給ガイ
ドに至る撚線を切断して空ドラムへの撚線巻始め端部を
得、これを空ドラムへ取付けることを自動化し作業能率
を向上させる。 【解決手段】 撚線装置は、撚線端部貫通用孔1を有す
るフランジ2A付きドラム3と、ドラム3の撚線巻取り位
置Wの下方に配置せられたリフター4と、リフター4に
より昇降せられる台車5と、満巻ドラム3から撚線供給
ガイド6に至る撚線Tを満巻ドラム3の上方に引上げる
撚線引上げ具7と、引上げられた撚線Tを掴んで切断す
る撚線掴み切断具8と、ドラム3のフランジ2の孔1
に、撚線供給ガイド6側の撚線切断端部T1を押込む撚線
端部押込み具9とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撚線装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の撚線装置では、満巻ドラムから撚
線供給ガイドに至る撚線を切断して空ドラムへの撚線巻
始め端部を得、これを空ドラムへ取付けるのに、撚線が
太くて10トン以上もある大型ボビンの場合、その自動
化が困難であったため、作業員が人手により前記作業を
行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いうまでもなく、この
ような人手による作業は面倒であり、非能率的であっ
た。本発明の目的は、上記作業を自動化し能率的に行な
いうる撚線装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による撚線装置
は、撚線端部貫通用孔を有するフランジ付きドラムと、
ドラムの撚線巻取り位置の下方に配置せられたリフター
と、リフターにより昇降せられる台車と、満巻ドラムか
ら撚線供給ガイドに至る撚線を満巻ドラムの上方に引上
げる撚線引上げ具と、引上げられた撚線を掴んで切断す
る撚線掴み切断具と、ドラムのフランジの孔に、撚線供
給ガイド側の撚線切断端部を押込む撚線端部押込み具と
を備えており、台車には、ドラムの両側フランジのそれ
ぞれ前後を受ける支持ローラが設けられ、前側の一対の
支持ローラおよび後側の一対の支持ローラのうち少なく
ともいずれか一方の支持ローラが、両方向に回転する回
転軸に取付けられており、撚線引上げ具は、軸が水平ま
たは垂直になりうるように揺動自在となされたダンサー
・ローラを備え、撚線掴み切断具は、切断部材および掴
み部材を前後して備え、前から撚線引上げ具、撚線掴み
切断具および撚線端部押込み具の順に並べられるととも
に、三者それぞれが前後動自在および昇降自在となされ
ているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下説明する。なお、この明細書において、方向は
図1および図14を基準とし、「前」とは同図の上側
を、「後」とは同図の下側を、「左」とは同図の左側
を、「右」とは同図の右側をいうものとする。
【0006】図1ないし図3、図6〜図11および図1
8〜図19に示されているように、撚線装置は、撚線端
部貫通用孔(1) を有するフランジ(2A)付きドラム(3)
と、ドラム(3) の撚線巻取り位置(W) の下方に配置せら
れたリフター(4) と、リフター(4) により昇降せられる
台車(5) と、満巻ドラム(3) から撚線供給ガイド(6) に
至る撚線(T) を満巻ドラム(3) の上方に引上げる撚線引
上げ具(7) と、引上げられた撚線(T) を掴んで切断する
撚線掴み切断具(8) と、ドラム(3) のフランジ(2) の孔
(1) に、撚線供給ガイド(6) 側の撚線切断端部(T1)を押
込む撚線端部押込み具(9) とを備えており、台車(5) に
は、ドラム(3) の両側フランジ(2A)(2) のそれぞれ前後
を受ける支持ローラ(10)(11)が設けられ、後側の一対の
支持ローラ(11)が両方向に回転する回転軸(12)に取付け
られており、撚線引上げ具(7) は、軸が水平または垂直
になりうるように揺動自在となされたダンサー・ローラ
(13)を備え、撚線掴み切断具(8) は、切断部材(14)およ
び掴み部材(15)を前後して備え、前から撚線引上げ具
(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端部押込み具(9)
の順に並べられるとともに、三者それぞれが前後動自在
および昇降自在となされているものである。
【0007】リフター(4) は、パンタグラフ型であって
頂部にテーブル(16)を備えており、撚線装置のケーシン
グ(A) におけるピット(17)内に納められている。台車
(5) における一対の支持ローラ(11)の回転軸(12)は、可
逆モータ(18)によりチエーン・スプロケット機構(19)を
介して駆動せられる。台車(5) には、その前側および後
側にそれぞれ一対の車輪(20)(21)が設けられており、前
側の両車輪(20)の軸(22)は可逆モータ(23)によりチエー
ン・スプロケット機構(24)を介して両方向に回転せられ
るようになっている。
【0008】撚線装置のケーシング(A) には、リフト
(4) の後方延長線上に、開閉自在な安全棚(図示略)を
有する出入口(25)がある。リフト(4) のすぐ後から出入
口(25)を通って2条の第1子台車用レール(26)が、ケー
シング(A) の外へのびるように敷設されている。そし
て、2条の親台車用レール(27)が、第1子台車用レール
(26)とともにT状となるように敷設されている。親台車
(28)の上面には、第1子台車用レール(26)と接続しうる
2条の第2子台車用レール(29)が設けられている。親台
車(28)には、その前側および後側にそれぞれ一対の車輪
(30)(31)が設けられており、前側の両車輪(30)の軸(図
示略)は可逆モータ(32)によりチエーン・スプロケット
機構(図示略)を介して両方向に回転せられるようにな
っている。リフト(4) のテーブル(16)上にも第1子台車
用レール(26)と接続しうる2条の第3子台車用レール(3
3)が設けられている。
【0009】撚線巻取り位置(W) には、左右往復移動体
(34)に右方に突出するように設けられた突出軸(35)が左
右往復移動体(34)の移動により出没自在となされてお
り、突出軸(35)の基部には、ドラム(3) の孔(1) 付きフ
ランジ(2A)に対向するように、弾性材層を有する撚線端
部挾持板(36)が設けられている。突出軸(35)には膨張収
縮自在なストッパ(図示略)が設けられており、ドラム
(3) の軸孔(37)に突出軸(35)を挿入後、ストッパを膨張
せしめることにより、突出軸(35)にドラム(3) が装着せ
られ、ストッパを収縮せしめることにより、軸孔(37)か
ら突出軸(35)を脱出させることができるようになってい
る。左右往復移動体(34)に対向するようにフライヤ(38)
が配置せられており、撚線供給ガイド(6) がこれに取付
けられている。
【0010】撚線巻取り室の上端に配置せられた天井板
(39)の上面には、前後方向にのびる2条の走行体用レー
ル(40)およびラック(41)が敷設されており、これにそっ
て撚線引上げ具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端
部押込み具(9) をそれぞれ備えた3つの走行体(42)が前
後動しうるようになっている。走行体(42)の下面の前側
および後側には、各レール(40)にまたがる左右一対の摺
動脚(43)が設けられている。走行体(42)は下向きの可逆
モータ(44)を備えており、下方に突出したその出力軸に
ラック(41)と噛合うピニオン(45)が取付けられている。
走行体(42)の右端には、天井板(39)から右方へ乗出すよ
うにボックス部(46)が設けられており、ボックス部(46)
の幅左寄りで長さの中央に垂直ラック(47)が上下動自在
に貫通せしめられ、ボックス部(46)の幅右寄りで、垂直
ラック(47)を介して長さの前後に2本のガイド・ポスト
(48)が上下動自在に貫通せしめられている。1本の垂直
ラック(47)および2本のガイド・ポスト(48)の組は、撚
線引上げ具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端部押
込み具(9) にそれぞれ立上り状に設けられている。ボッ
クス部(46)の左壁には、右向きの可逆モータ(49)が固着
せられており、ボックス部(46)内に入込んだその出力軸
に垂直ラック(47)と噛合うピニオン(50)が取付けられて
いる。天井板(39)の前端部下方には、非作業時に撚線引
上げ具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端部押込み
具(9) を収納する収納室(51)が設けられている。
【0011】撚線引上げ具(7) は、図6および図7にそ
の詳細が示されているように、垂直ラック(47)およびガ
イド・ポスト(48)が立上り状に設けられた基板(52)を備
えている。基板(52)の中央やや前寄りに垂下耳(53)が設
けられており、これに左向きコ形枠(54)の上壁に設けら
れた立上り耳(55)が回動自在にピン止めせられている。
コ形枠(54)の上下壁には、ガイド・バー(56)がわたし止
められており、これの中央にボックス状摺動体(57)がそ
の貫通孔により摺動自在に取付けられている。コ形枠(5
4)の上壁と摺動体(57)の上面との間、コ形枠(54)の下壁
と摺動体(57)の下面との間には、それぞれガイド・バー
(56)にはめられた圧縮コイルばね(58)(59)が介在せられ
ている。摺動体(57)の左壁中央からダンサー・ローラ(1
3)の軸(60)が左方突出状に設けられている。ダンサー・
ローラ(13)は鼓状であり、満巻ドラム(3) から撚線供給
ガイド(6) に至る撚線(T) を満巻ドラム(3) の上方に引
上げ易いように鼓状に形成されかつ基板(52)より左方に
突出している。摺動体(57)の左壁には、ダンサー・ロー
ラ軸(60)の基部を囲んで前方にのびたアーム(61)の基端
が固着されており、アーム(61)の先端には、ダンサー・
ローラ(13)に引掛けられた撚線(T) が右方へ脱出するの
を阻止する垂直ローラ(62)の保持部(63)が設けられてい
る。基板(52)の上面右端には、ブラケット(64)が固着せ
られており、これに左斜め下向き流体圧シリンダ(65)の
先端部が回動自在にピン止めせられている。コ形枠(54)
の垂直壁の上寄り後面に右方突出耳(66)が設けられてお
り、これに流体圧シリンダ(65)のピストン・ロッド(67)
の先端部が回動自在にピン止めせられている。そして、
ピストン・ロッド(67)が突出した場合は、図7に実線で
示すように、ダンサー・ローラ(13)が撚線(T) を乗せる
ようにその軸(60)が水平になり、ピストン・ロッド(67)
が退入した場合は、同図に鎖線で示すように、ダンサー
・ローラ(13)が撚線(T) と干渉しないようにその軸(60)
が垂直になる。さらに、基板(52)の上面後端寄りの左端
には、ブラケット(68)が固着せられており、これに上下
取付け金具を介して下向き流体圧シリンダ(69)が基板(5
2)から左方に乗出すように固定せられている。流体圧シ
リンダ(69)のピストン・ロッド(70)の先端には、逆U形
枠(71)が取付けられており、これにダンサー・ローラ軸
(60)と平行な軸(72)を有する撚線押さえローラ(73)が取
付けられている。そして、ピストン・ロッド(70)が突出
した場合、図6に鎖線で示すように、押さえローラ(72)
が撚線(T) を上から押さえ、ピストン・ロッド(70)が退
入した場合、同図に実線で示すように、押さえローラ(7
2)が撚線(T) と干渉しないように上方に移動する。基板
(52)の前左方には、上から撚線(T) に接触したさい、撚
線引上げ具(7)の降下を停止するための撚線接触部材(7
4)が具備せしめられている。すなわち、基板(52)の前左
角にブラケット(75)が固着せられており、これの上端に
ストッパ(76)が、これの下端にボックス(77)がそれぞれ
基板(52)より左方に突出する状態に取付けられている。
上端に鍔(78)を有する垂直棒(79)が、ストッパ(76)およ
びボックス(77)を上下に貫通せしめられ、その下端に
は、逆U形枠(80)が取付けられており、これにダンサー
・ローラ軸(60)と平行な軸(81)を有する撚線接触ローラ
(82)が取付けられている。逆U形枠(80)の上壁とボック
ス(77)の下面との間には、垂直棒(79)にはめられた圧縮
コイルばね(83)が介在せられている。図6および図7に
は、接触ローラ(82)が撚線(T) に接触した結果、圧縮コ
イルばね(83)のばね力に抗して垂直棒(79)が上方に押上
げられている状態が示されている。この状態をセンサが
検出し、降下停止信号を発する。
【0012】撚線掴み切断具(8) は、図8および図9に
その詳細が示されているように、垂直ラック(47)および
ガイド・ポスト(48)が立上り状に設けられた基板(84)を
備えている。基板(84)の前寄り左端には、ブラケット(8
5)が設けられており、これに流体圧シリンダ内蔵型の摺
動機構本体(86)が基板(84)の左方に垂直に取付けられて
いる。摺動機構本体(86)の後面上部に、摺動機構本体(8
6)の垂直ガイドにそって上下動する摺動体(87)が後方突
出状に設けられており、その前側の厚肉部(87a) に、こ
れを貫通して下にのびる切断部材(14)が取付けられ、そ
の後側の薄肉部(87b) の下面に掴み部材(15)が下方にの
びるように取付けられている。そして、切断部材(14)お
よび掴み部材(15)は、摺動体(87)が上昇位置にある場
合、図8に実線で示すように、撚線(T) より上方に存在
し、摺動体(87)が下降位置にある場合、同図に鎖線で示
すように、撚線(T) を前者では切断しうる状態となり、
後者では掴みうる状態となる。さらに、基板(84)の下面
には、切断部材(14)と掴み部材(15)との間に介在するよ
うに左方へ突出しかつその下端が上昇位置にある両者よ
り下方に存在する撚線押し曲げ状態保持板(88)が取付け
られている。撚線掴み切断具(8) にも撚線引上げ具(7)
に備わっているものと同様の撚線接触部材(74)が具備せ
しめられている。
【0013】撚線端部押込み具(9) は、図10および図
11にその詳細が示されているように、垂直ラック(47)
およびガイド・ポスト(48)が立上り状に設けられた基板
(89)を備えている。基板(89)には、後端左右に2つの垂
下耳(90)が設けられており、基板(89)の下方に配置せら
れている長方形揺動板(91)の後端左右に設けられた2つ
の立上り耳(91)が2つの垂下耳(90)にそれぞれ回動自在
にピン止めせられている。基板(89)の中央には、貫通孔
(93)があけられており、貫通孔(93)を介して左右に立上
り部(94)が設けられている。両立上り部(94)に下向き流
体圧シリンダ(95)の先端部に設けられた角鍔(96)が回動
自在にピン止めせられている。揺動板(91)の前寄りで2
つの立上り耳(90)の中間延長線上に設けられた立上り耳
(98)に流体圧シリンダ(95)のピストン・ロッド(97)の先
端部が回動自在にピン止めせられている。揺動板(91)の
後端左寄りに逆U形の撚線またぎ板(99)の上端が固着せ
られており、撚線またぎ板(99)の前面に、左側に若干は
み出す状態に略方形の固定挾持ブロック(100) が固着せ
られている。固定挾持ブロック(100) の若干前方に撚線
受けローラ(101) が、揺動板(91)を貫通して垂下状に取
付けられた軸(102)に取付けられている。揺動板(91)の
下面後寄りに左向き流体圧シリンダ(103) の基端部が回
動自在にピン止めせられている。流体圧シリンダ(103)
のピストン・ロッド(104) の先端部は、平面からみて略
逆V形で左側の腕が右側の腕より若干長い上下2枚の枠
板(105) の右端部を一体化するように連結した連結部(1
06) に、回動自在にピン(111) で止められている。ピン
(111) は、揺動板(91)にピストン・ロッド(104) のスト
ローク分あけられた長孔(112) を貫通している。長孔(1
12) はピン(111) の移動を案内しうる形状となされてお
り、長孔(112) の左端部(12A) は若干前左に折曲がって
いる。両枠板(105) の後端部間には、固定挾持ブロック
(100) に対向してこれと同形の可動挾持ブロック(107)
が取付けられており、同前端部間にわたし止められた軸
(108) に撚線端部押込みローラ(109) が取付けられてい
る。同ローラ(109) の周囲中央には、撚線切断端部(T1)
を確実にとらえうるように横断面円弧状の溝(110) が形
成せられている。撚線端部押込み具(9) にも撚線引上げ
具(7) に備わっているものと同様の撚線接触部材(74)が
揺動板(91)側に具備せしめられている。
【0014】図1ないし図3および図12ないし図18
により、満巻ドラムから撚線供給ガイドに至る撚線を切
断して空ボビンへの撚線巻始め端部を得、これを空ボビ
ンへ取付ける動作を説明する。
【0015】作業開始時、まず、リフター(4) が上昇せ
しめられ、そのテーブル(16)にある第3子台車用レール
(33)を第1子台車用レール(26)に接続する。図3には、
撚線引上げ具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端部
押込み具(9) 全部が収納室(51)に収納されている状態を
示すため、便宜上これらが走行体用レール(40)の前端部
にあるように示されているが、作業開始時には収納室(5
1)から出され、図12に示されているように、走行体用
レール(40)の後端側に移動待機せしめられる。なお、同
図において撚線引上げ具(7) は鎖線位置にある。
【0016】そして、最初、親台車用レール(27)の左側
の図1鎖線位置にあった満巻ドラム搬出用子台車積載親
台車(28)を出入口(25)と対向する中央の同図実線位置に
移動させる。他方、親台車用レール(27)の右側にある親
台車(28)上の空ドラム搬入用子台車(5) の空ドラム(3)
を支持ローラ(11)の回転により、撚線端部貫通孔(1)が
撚線端部を貫通させるための所定位置にくるように回転
調整する。このようにしてから、中央にある親台車(28)
上の子台車(5) を親台車(28)の第2子台車レール(29)お
よび撚線装置のケーシング(A) の内外にのびている第1
子台車レール(26)にそってケーシング(A) 内に進入せし
め、さらにリフター(4) の第3子台車用レール(33)にそ
ってリフター(4) に乗込ませる(図1参照)。つぎに、
子台車(5) を載せたままリフター(4) をさらに上昇さ
せ、子台車(5) に満巻ドラム(3) を載せる(図2参
照)。つぎに、左右往復移動体(34)を図2の実線位置か
ら同図鎖線位置まで左方へ移動させ、その突出軸(35)を
満巻ドラム(3) の軸孔(37)から脱出せしめる(図2およ
び図3参照)。
【0017】つぎに、撚線引上げ具(7) をいったん降下
させる。このさい、必要に応じ、撚線引上げ具(7) を若
干前方へ移動してから降下させてもよい。撚線引上げ具
(7)の降下後、軸(60)が垂直状態になされていた図7の
鎖線位置のダンサー・ロール(13)を、軸(60)を水平にす
ることにより実線位置に移し、撚線(T) を下からのぞむ
ようにする。このようにしてから、撚線引上げ具(7) を
上昇させ、撚線(T) を下から引掛けて所定高さまで上昇
し、そのまま満巻ドラム(3) の前方へ移動する。このさ
い、満巻ドラム(3) を支持ローラ(11)の駆動により、撚
線(T) の巻戻し方向に回転させ、必要長さ分撚線(T) を
満巻ドラム(3) より繰出す。繰出しが終ると、押さえロ
ーラ(73)を図6の実線位置から鎖線位置へ降下させ、撚
線供給ガイド(6) からダンサー・ローラ(13)にかけて横
にのびている撚線(T) を緊張せしめる(図12参照)。
【0018】つぎに、撚線掴み切断具(8) を前方に移動
しかつ下降させ、撚線接触部材(74)が撚線(T) に接触す
ると、さらに、切断部材(14)および掴み部材(15)を降下
させ、後者により撚線(T) を掴み、ついでそのわずか前
方において前者により撚線(T) を切断する。切断されて
満巻ドラム(3) より外に出ている余分の撚線(T2)を、満
巻ドラム(3) を支持ローラ(11)の駆動により巻取り方向
に回転させて巻取る。巻取った後、左右往復移動体(34)
を左方へ移動させ、その突出軸(35)を満巻ドラム(3) の
軸孔(37)より脱出せしめる。その後、リフター(4) をそ
の第3子台車用レール(33)と第1子台車用レール(26)と
一致する位置まで降下させ、満巻ドラム(3) を載せた子
台車(5) を親台車用レール(27)の中央に待機している親
台車(28)にその第2子台車用レール(29)にそって乗込ま
せる。親台車(28)はこの満巻ドラム積載子台車(5) を載
せたまま左へ移動して停止する。子台車(5) 上の満巻ド
ラム(3) はクレーン等により所定場所へ運ばれる(図1
3および図14参照)。
【0019】満巻ドラム積載子台車(5) を親台車(28)に
乗込むまでに、撚線押込み具(9) がリフター(4) 上方の
所定位置へ移動させる。つぎに、親台車用レール(27)の
右側の図1鎖線位置にあった空ドラム搬入用子台車積載
親台車(28)を出入口(25)と対向する中央の同図実線位置
に移動させ、さらに、親台車(28)上の子台車(5) をケー
シング(A) 内に進入せしめてリフター(4) に乗込ませ
る。つぎに、子台車(5)を載せたままリフター(4) を図
15の実線位置から鎖線位置まで上昇させる。そして、
左右往復移動体(34)を図2の鎖線位置から同図実線位置
まで右方へ移動させ、その突出軸(35)を空ドラム(3) の
軸孔(37)に挿入する(図14および図15参照)。
【0020】つぎに、撚線掴み切断具(8) を水平調整移
動させながら、空ドラム(3) の胴周近くまで降下させ
る。このさい掴み部材(15)は撚線供給ガイド(6) 側の撚
線切断端部(T1)を掴んだままであり、撚線切断端部(T1)
の先は、撚線端部貫通用孔(1)におけるフランジ(2A)内
面側の口にのぞんでいる。孔(1) は、側面からみて図1
6および図17に示すように、ドラム(3) の胴周にそう
円弧状長孔であり、孔(1) の縦断面は、図18および図
19に示すように平行四辺形で、傾斜辺はフランジ(2A)
の内面から外面前方に向かって傾斜している。
【0021】撚線掴み切断具(8) の降下に続いて撚線押
込み具(9) も降下する。このさい、揺動板(91)が、降下
した掴み部材(15)により掴まれていることにより撚線ガ
イド(6) から斜め前下向きにのびている撚線切断端部(T
1)と平行になるように、図10の鎖線で示す水平状態か
ら実線で示す傾斜状態に変える。その結果、撚線またぎ
板(99)の凹部に撚線切断端部(T1)が存在することにな
る。この状態において、流体圧シリンダ(103) を作動す
ることにより、ピストン・ロッド(104) を突出せしめる
と、可動撚線挾持ブロック(107) は固定撚線ブロック(1
00) とで撚線切断端部(T1)を挾持する。この挾持後、掴
み部材(15)を開き、撚線掴み切断具(8) を上昇せしめ
る。ピストン・ロッド(104) をさらに突出せしめると、
可動撚線挾持ブロック(107) はもはや移動し得ないが、
撚線端部押込みローラ(109) は、ピン(111) が長孔(11
2) の屈曲左端部(112A)に案内されてほぼ直進する。そ
のために、前後に真直ぐのびていた撚線切断端部(T1)
は、図11に鎖線で示すように、撚線受けローラ(101)
のところから前斜め左に折曲げられてフランジ(2A)の孔
(1)に押込まれてこれを貫通し、その先端がフランジ(2
A)の外面より露出する(図18および図19参照)。そ
こで、空ドラム(3) を支持ローラ(11)の駆動により若干
回転させ、撚線切断端部(T1)を、断線があるかどうかを
測定するのに必要な長さ分フランジ(2A)の外へ出す。つ
ぎに、左右往復移動体(34)を右方へ移動させ、その突出
軸(35)を空ドラム(3) の軸孔(37)の所に挿入固定する。
その結果、外に出ている撚線切断端部(T1)は、撚線端部
挾持板(36)とフランジ(2A)との間に挾まれる。その後、
リフター(4) をその第3子台車用レール(33)と第1子台
車用レール(26)と一致する位置まで降下させる。同時
に、流体圧シリンダ(103) のピストン・ロッド(104) を
退入せしめ、さらに流体圧シリンダ(95)のピストン・ロ
ッド(95)も退入せしめて撚線端部押込み具(9) を上昇さ
せる。そして、撚線引上具(7) 、撚線掴み切断具(8) お
よび撚線端部押込具(9) すへてを移動させて収納室(51)
に収納する。その後、リフター(4) をその第3子台車用
レール(33)と第1子台車用レール(26)と一致する位置ま
で降下させ、子台車(5) を親台車用レール(27)の中央に
待機している親台車(28)に乗込ませる。親台車(28)は空
の子台車(5) を載せたまま右へ移動して停止する。
【0022】
【発明の効果】本発明の撚線装置によれば、太い撚線で
あっても満巻ドラムから撚線供給ガイドに至る撚線を切
断して空ドラムへの撚線巻始め端部を得、これを空ドラ
ムへ取付ける作業が自動化されるので、作業能率が大幅
に上昇する。
【図面の簡単な説明】
【図1】撚線装置全体およびリフター上に満巻ドラム搬
出用子台車が存在する状態を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線にそう拡大断面図である。
【図3】図1のIII −III 線にそう拡大断面図である。
【図4】子台車積載親台車の拡大平面図である。
【図5】天井板上の走行体の一部を切り欠いた拡大正面
図である。
【図6】撚線引上げ具の拡大側面図である。
【図7】撚線引上げ具の拡大正面図である。
【図8】撚線掴み切断具の拡大側面図である。
【図9】撚線掴み切断具の拡大正面図である。
【図10】撚線押込み部の拡大側面図である。
【図11】図10のXI−XI線にそう断面図である。
【図12】撚線引上げ具により満巻ドラムから撚線を引
上げた状態を示す断面図である。
【図13】撚線掴み切断具により撚線を掴んで切断した
状態を示す断面図である。
【図14】撚線装置全体およびリフター上に空ドラム搬
入用子台車が存在する状態を示す平面図である。
【図15】リフター上に空ドラムを積載子台車が乗込ん
でいる状態を示す断面図である。
【図16】撚線掴み切断具が降下した状態を示す断面図
である。
【図17】撚線端部押込み具が降下した状態を示す断面
図である。
【図18】ドラムのフランジの撚線端部貫通孔に撚線端
部を押込んでいる状態を示す一部を切欠いた平面図であ
る。
【図19】撚線端部をフランジの外へ出した状態を示す
一部を切欠いた平面図である。
【符号の説明】
(1) :撚線端部貫通用孔 (2)(2A) :フランジ (3) :満巻ドラム (4) :リフター (5) :台車 (6) :撚線供給ガイド (7) :撚線引上げ具 (8) :撚線掴み切断具 (9) :押込む撚線端部押込み具 (10)(11):支持ローラ (12):回転軸 (13):ダンサー・ローラ (14):切断部材 (15):掴み部材 (T) :撚線 (T1):撚線切断端部 (W) :撚線巻取り位置
【手続補正書】
【提出日】平成9年1月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 撚線装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撚線装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の撚線装置では、満巻ドラムから撚
線供給ガイドに至る撚線を切断して空ドラムへの撚線巻
始め端部を得、これを空ドラムへ取付けるのに、撚線が
太くて10トン以上もある大型ドラムの場合、その自動
化が困難であったため、作業員が人手により前記作業を
行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】いうまでもなく、この
ような人手による作業は面倒であり、非能率的であっ
た。本発明の目的は、上記作業を自動化し能率的に行な
いうる撚線装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による撚線装置
は、撚線端部貫通用孔を有するフランジ付きドラムと、
ドラムの撚線巻取り位置の下方に配置せられたリフター
と、リフターにより昇降せられる台車と、満巻ドラムか
ら撚線供給ガイドに至る撚線を満巻ドラムの上方に引上
げる撚線引上げ具と、引上げられた撚線を掴んで切断す
る撚線掴み切断具と、ドラムのフランジの孔に、撚線供
給ガイド側の撚線切断端部を押込む撚線端部押込み具と
を備えており、台車には、ドラムの両側フランジのそれ
ぞれ前後を受ける支持ローラが設けられ、前側の一対の
支持ローラおよび後側の一対の支持ローラのうち少なく
ともいずれか一方の支持ローラが、両方向に回転する回
転軸に取付けられており、撚線引上げ具は、軸が水平ま
たは垂直になりうるように揺動自在となされたダンサー
・ローラを備え、撚線掴み切断具は、切断部材および掴
み部材を前後して備え、前から撚線引上げ具、撚線掴み
切断具および撚線端部押込み具の順に並べられるととも
に、三者それぞれが前後動自在および昇降自在となされ
ているものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して以下説明する。なお、この明細書において、方向は
図1および図14を基準とし、「前」とは同図の上側
を、「後」とは同図の下側を、「左」とは同図の左側
を、「右」とは同図の右側をいうものとする。
【0006】図1ないし図3、図6〜図11および図1
8〜図19に示されているように、撚線装置は、撚線端
部貫通用孔(1) を有するフランジ(2A)付きドラム(3)
と、ドラム(3) の撚線巻取り位置(W) の下方に配置せら
れたリフター(4) と、リフター(4) により昇降せられる
台車(5) と、満巻ドラム(3) から撚線供給ガイド(6) に
至る撚線(T) を満巻ドラム(3) の上方に引上げる撚線引
上げ具(7) と、引上げられた撚線(T) を掴んで切断する
撚線掴み切断具(8) と、ドラム(3) のフランジ(2) の孔
(1) に、撚線供給ガイド(6) 側の撚線切断端部(T1)を押
込む撚線端部押込み具(9) とを備えており、台車(5) に
は、ドラム(3) の両側フランジ(2A)(2) のそれぞれ前後
を受ける支持ローラ(10)(11)が設けられ、後側の一対の
支持ローラ(11)が両方向に回転する回転軸(12)に取付け
られており、撚線引上げ具(7) は、軸が水平または垂直
になりうるように揺動自在となされたダンサー・ローラ
(13)を備え、撚線掴み切断具(8) は、切断部材(14)およ
び掴み部材(15)を前後して備え、前から撚線引上げ具
(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端部押込み具(9)
の順に並べられるとともに、三者それぞれが前後動自在
および昇降自在となされているものである。
【0007】リフター(4) は、パンタグラフ型であって
頂部にテーブル(16)を備えており、撚線装置のケーシン
グ(A) におけるピット(17)内に納められている(図2お
よび図3参照)
【0008】台車(5) における一対の支持ローラ(11)の
回転軸(12)は、可逆モータ(18)によりチエーン・スプロ
ケット機構(19)を介して駆動せられる。台車(5) には、
その前側および後側にそれぞれ一対の車輪(20)(21)が設
けられており、前側の両車輪(20)の軸(22)は可逆モータ
(23)によりチエーン・スプロケット機構(24)を介して両
方向に回転せられるようになっている(図4参照)
【0009】撚線装置のケーシング(A) には、リフト
(4) の後方延長線上に、開閉自在な安全棚(図示略)を
有する出入口(25)がある。リフト(4) のすぐ後から出入
口(25)を通って2条の第1子台車用レール(26)が、ケー
シング(A) の外へのびるように敷設されている。そし
て、2条の親台車用レール(27)が、第1子台車用レール
(26)とともにT状となるように敷設されている。親台車
(28)の上面には、第1子台車用レール(26)と接続しうる
2条の第2子台車用レール(29)が設けられている。親台
車(28)には、その側および側にそれぞれ一対の車輪
(30)(31)が設けられており、側の両車輪(30)の軸(図
示略)は可逆モータ(32)によりチエーン・スプロケット
機構(図示略)を介して両方向に回転せられるようにな
っている。リフト(4) のテーブル(16)上にも第1子台車
用レール(26)と接続しうる2条の第3子台車用レール(3
3)が設けられている。
【0010】撚線巻取り位置(W) には、左右往復移動体
(34)に右方に突出するように設けられた突出軸(35)が左
右往復移動体(34)の移動により出没自在となされてお
り、突出軸(35)の基部には、ドラム(3) の孔(1) 付きフ
ランジ(2A)に対向するように、弾性材層を有する撚線端
部挾持板(36)が設けられている。突出軸(35)には膨張収
縮自在なストッパ(図示略)が設けられており、ドラム
(3) の軸孔(37)に突出軸(35)を挿入後、ストッパを膨張
せしめることにより、突出軸(35)にドラム(3) が装着せ
られ、ストッパを収縮せしめることにより、軸孔(37)か
ら突出軸(35)を脱出させることができるようになってい
る。左右往復移動体(34)に対向するようにフライヤ(38)
が配置せられており、撚線供給ガイド(6) がこれに取付
けられている(図2参照)
【0011】撚線巻取り室の上端に配置せられた天井板
(39)の上面には、前後方向にのびる2条の走行体用レー
ル(40)およびラック(41)が敷設されており、これにそっ
て撚線引上げ具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端
部押込み具(9) をそれぞれ備えた3つの走行体(42)が前
後動しうるようになっている。走行体(42)の下面の前側
および後側には、各レール(40)にまたがる左右一対の摺
動脚(43)が設けられている。走行体(42)は下向きの可逆
モータ(44)を備えており、下方に突出したその出力軸に
ラック(41)と噛合うピニオン(45)が取付けられている。
走行体(42)の右端には、天井板(39)から右方へ乗出すよ
うにボックス部(46)が設けられており、ボックス部(46)
の幅左寄りで長さの中央に垂直ラック(47)が上下動自在
に貫通せしめられ、ボックス部(46)の幅右寄りで、垂直
ラック(47)を介して長さの前後に2本のガイド・ポスト
(48)が上下動自在に貫通せしめられている。1本の垂直
ラック(47)および2本のガイド・ポスト(48)の組は、撚
線引上げ具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端部押
込み具(9) にそれぞれ立上り状に設けられている。ボッ
クス部(46)の左壁には、右向きの可逆モータ(49)が固着
せられており、ボックス部(46)内に入込んだその出力軸
に垂直ラック(47)と噛合うピニオン(50)が取付けられて
いる(図5参照)。天井板(39)の前端部下方には、非作
業時に撚線引上げ具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚
線端部押込み具(9) を収納する収納室(51)が設けられて
いる。
【0012】撚線引上げ具(7) は、図6および図7にそ
の詳細が示されているように、垂直ラック(47)およびガ
イド・ポスト(48)が立上り状に設けられた基板(52)を備
えている。基板(52)の中央やや前寄りに垂下耳(53)が設
けられており、これに左向きコ形枠(54)の上壁に設けら
れた立上り耳(55)が回動自在にピン止めせられている。
コ形枠(54)の上下壁には、ガイド・バー(56)がわたし止
められており、これの中央にボックス状摺動体(57)がそ
の貫通孔により摺動自在に取付けられている。コ形枠(5
4)の上壁と摺動体(57)の上面との間、コ形枠(54)の下壁
と摺動体(57)の下面との間には、それぞれガイド・バー
(56)にはめられた圧縮コイルばね(58)(59)が介在せられ
ている。摺動体(57)の左壁中央からダンサー・ローラ(1
3)の軸(60)が左方突出状に設けられている。ダンサー・
ローラ(13)は、満巻ドラム(3) から撚線供給ガイド(6)
に至る撚線(T) を満巻ドラム(3) の上方に引上げ易いよ
うに鼓状に形成されかつ基板(52)より左方に突出してい
る。摺動体(57)の左壁には、ダンサー・ローラ軸(60)の
基部を囲んで前方にのびたアーム(61)の基端が固着され
ており、アーム(61)の先端には、ダンサー・ローラ(13)
に引掛けられた撚線(T) が右方へ脱出するのを阻止する
垂直ローラ(62)の保持部(63)が設けられている。基板(5
2)の上面右端には、ブラケット(64)が固着せられてお
り、これに左斜め下向き流体圧シリンダ(65)の先端部が
回動自在にピン止めせられている。コ形枠(54)の垂直壁
の上寄り後面に右方突出耳(66)が設けられており、これ
に流体圧シリンダ(65)のピストン・ロッド(67)の先端部
が回動自在にピン止めせられている。そして、ピストン
・ロッド(67)が突出した場合は、図7に実線で示すよう
に、ダンサー・ローラ(13)が撚線(T) を乗せるようにそ
の軸(60)が水平になり、ピストン・ロッド(67)が退入し
た場合は、同図に鎖線で示すように、ダンサー・ローラ
(13)が撚線(T) と干渉しない位置にきてその軸(60)が垂
直になる。さらに、基板(52)の上面後端寄りの左端に
は、ブラケット(68)が固着せられており、これに上下取
付け金具を介して下向き流体圧シリンダ(69)が基板(52)
から左方に乗出すように固定せられている。流体圧シリ
ンダ(69)のピストン・ロッド(70)の先端には、逆U形枠
(71)が取付けられており、これにダンサー・ローラ軸(6
0)と平行な軸(72)を有する撚線押さえローラ(73)が取付
けられている。そして、ピストン・ロッド(70)が突出し
た場合、図6に鎖線で示すように、押さえローラ(73)
撚線(T) を上から押さえ、ピストン・ロッド(70)が退入
した場合、同図に実線で示すように、押さえローラ(73)
が撚線(T) から離れて上方に移動する。基板(52)の前左
方には、上から撚線(T) に接触したさい、撚線引上げ具
(7) の降下を停止するための撚線接触部材(74)が具備せ
しめられている。すなわち、基板(52)の前左角にブラケ
ット(75)が固着せられており、これの上端にストッパ(7
6)が、これの下端にボックス(77)がそれぞれ基板(52)よ
り左方に突出する状態に取付けられている。上端に鍔(7
8)を有する垂直棒(79)が、ストッパ(76)およびボックス
(77)を上下に貫通せしめられ、その下端には、逆U形枠
(80)が取付けられており、これにダンサー・ローラ軸(6
0)と平行な軸(81)を有する撚線接触ローラ(82)が取付け
られている。逆U形枠(80)の上壁とボックス(77)の下面
との間には、垂直棒(79)にはめられた圧縮コイルばね(8
3)が介在せられている。図6および図7には、接触ロー
ラ(82)が撚線(T) に接触した結果、圧縮コイルばね(83)
のばね力に抗して垂直棒(79)が上方に押上げられている
状態が示されている。この状態をセンサが検出し、降下
停止信号を発する。
【0013】撚線掴み切断具(8) は、図8および図9に
その詳細が示されているように、垂直ラック(47)および
ガイド・ポスト(48)が立上り状に設けられた基板(84)を
備えている。基板(84)の前寄り左端には、ブラケット(8
5)が設けられており、これに流体圧シリンダ内蔵型の摺
動機構本体(86)が基板(84)の左方に垂直に取付けられて
いる。摺動機構本体(86)の後面上部に、摺動機構本体(8
6)の垂直ガイドにそって上下動する摺動体(87)が後方突
出状に設けられており、その前側の厚肉部(87a) に、こ
れを貫通して下にのびる切断部材(14)が取付けられ、そ
の後側の薄肉部(87b) の下面に掴み部材(15)が下方にの
びるように取付けられている。そして、切断部材(14)お
よび掴み部材(15)は、摺動体(87)が上昇位置にある場
合、図8に実線で示すように、撚線(T) より上方に存在
し、摺動体(87)が下降位置にある場合、同図に鎖線で示
すように、撚線(T) を前者では切断しうる状態となり、
後者では掴みうる状態となる。さらに、基板(84)の下面
には、切断部材(14)と掴み部材(15)との間に介在するよ
うに左方へ突出しかつその下端が上昇位置にある両者よ
り下方に存在する撚線押し曲げ状態保持板(88)が取付け
られている。撚線掴み切断具(8) にも撚線引上げ具(7)
に備わっているものと同様の撚線接触部材(74)が具備せ
しめられている。
【0014】撚線端部押込み具(9) は、図10および図
11にその詳細が示されているように、垂直ラック(47)
およびガイド・ポスト(48)が立上り状に設けられた基板
(89)を備えている。基板(89)には、後端左右に2つの垂
下耳(90)が設けられており、基板(89)の下方に配置せら
れている長方形揺動板(91)の後端左右に設けられた2つ
の立上り耳(92)が2つの垂下耳(90)にそれぞれ回動自在
にピン止めせられている。基板(89)の中央には、貫通孔
(93)があけられており、貫通孔(93)を介して左右に立上
り部(94)が設けられている。両立上り部(94)に下向き流
体圧シリンダ(95)の先端部に設けられた角鍔(96)が回動
自在にピン止めせられている。揺動板(91)の前寄りで2
つの立上り耳(90)の中間延長線上に設けられた立上り耳
(98)に流体圧シリンダ(95)のピストン・ロッド(97)の先
端部が回動自在にピン止めせられている。揺動板(91)の
後端左寄りに逆U形の撚線またぎ板(99)の上端が固着せ
られており、撚線またぎ板(99)の前面に、左側に若干は
み出す状態に略方形の固定挾持ブロック(100) が固着せ
られている。固定挾持ブロック(100) の若干前方に撚線
受けローラ(101) が、揺動板(91)を貫通して垂下状に取
付けられた軸(102)に取付けられている。揺動板(91)の
下面後寄りに左向き流体圧シリンダ(103) の基端部が回
動自在にピン止めせられている。流体圧シリンダ(103)
のピストン・ロッド(104) の先端部は、平面からみて略
逆V形で側の腕が側の腕より若干長い上下2枚の枠
板(105) の右端部を一体化するように連結した連結部(1
06) に、回動自在にピン(111) で止められている。ピン
(111) は、揺動板(91)にピストン・ロッド(104) のスト
ローク分あけられた長孔(112) を貫通している。長孔(1
12) はピン(111) の移動を案内しうる形状となされてお
り、長孔(112) の左端部(112A)は若干前左に折曲がって
いる。両枠板(105) の後端部間には、固定挾持ブロック
(100) に対向してこれと同形の可動挾持ブロック(107)
が取付けられており、両枠板(105) の前端部間にわたし
止められた軸(108) に撚線端部押込みローラ(109) が取
付けられている。同ローラ(109) の周囲中央には、撚線
切断端部(T1)を確実にとらえうるように横断面円弧状の
溝(110) が形成せられている。撚線端部押込み具(9) に
も撚線引上げ具(7) に備わっているものと同様の撚線接
触部材(74)が揺動板(91)側に具備せしめられている。
【0015】図1ないし図3および図12ないし図18
により、満巻ドラムから撚線供給ガイドに至る撚線を切
断して空ドラムへの撚線巻始め端部を得、これを空ドラ
へ取付ける動作を説明する。
【0016】作業開始時、まず、リフター(4) が上昇せ
しめられ、そのテーブル(16)にある第3子台車用レール
(33)を第1子台車用レール(26)に接続する。図3には、
撚線引上げ具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端部
押込み具(9) 全部が収納室(51)に収納されている状態を
示すため、便宜上これらが走行体用レール(40)の前端部
にあるように示されているが、作業開始時には収納室(5
1)から出され、図12に示されているように、走行体用
レール(40)の後端側に移動待機せしめられる。なお、同
図において撚線引上げ具(7) は鎖線位置にある。
【0017】そして、最初、親台車用レール(27)の左側
の図1鎖線位置にあった満巻ドラム搬出用子台車積載親
台車(28)を出入口(25)と対向する中央の同図実線位置に
移動させる。他方、親台車用レール(27)の右側にある親
台車(28)上の空ドラム搬入用子台車(5) の空ドラム(3)
を支持ローラ(11)の回転により、撚線端部貫通孔(1)が
撚線端部を貫通させるための所定位置にくるように回転
調整する。このようにしてから、中央にある親台車(28)
上の子台車(5) を親台車(28)の第2子台車レール(29)お
よび撚線装置のケーシング(A) の内外にのびている第1
子台車レール(26)にそってケーシング(A) 内に進入せし
め、さらにリフター(4) の第3子台車用レール(33)にそ
ってリフター(4) に乗込ませる(図1参照)。つぎに、
子台車(5) を載せたままリフター(4) をさらに上昇さ
せ、子台車(5) に満巻ドラム(3) を載せる(図2参
照)。つぎに、左右往復移動体(34)を図2の実線位置か
ら同図鎖線位置まで左方へ移動させ、その突出軸(35)を
満巻ドラム(3) の軸孔(37)から脱出せしめる(図2およ
び図3参照)。
【0018】つぎに、撚線引上げ具(7) をいったん降下
させる。このさい、必要に応じ、撚線引上げ具(7) を若
干前方へ移動してから降下させてもよい。撚線引上げ具
(7)の降下後、軸(60)が垂直状態になされていた図7の
鎖線位置のダンサー・ロール(13)を、軸(60)を水平にす
ることにより実線位置に移し、撚線(T) を下からのぞむ
ようにする。このようにしてから、撚線引上げ具(7) を
上昇させ、撚線(T) を下から引掛けて所定高さまで上昇
し、そのまま満巻ドラム(3) の前方へ移動する。このさ
い、満巻ドラム(3) を支持ローラ(11)の駆動により、撚
線(T) の巻戻し方向に回転させ、所要長さ撚線(T2)
満巻ドラム(3) より繰出す。繰出しが終ると、押さえロ
ーラ(73)を図6の実線位置から鎖線位置へ降下させ、撚
線供給ガイド(6) からダンサー・ローラ(13)にかけて横
にのびている撚線(T) を緊張せしめる(図12参照)。
【0019】つぎに、撚線掴み切断具(8) を前方に移動
しかつ下降させ、撚線接触部材(74)が撚線(T) に接触
し、撚線掴み切断具(8) が停止すると、さらに、切断部
材(14)および掴み部材(15)を降下させ、後者により撚線
(T) を掴み、ついでそのわずか前方において前者により
撚線(T) を切断する。切断されて満巻ドラム(3) より外
に出ている余分の撚線(T2)を、満巻ドラム(3) を支持ロ
ーラ(11)の駆動により巻取り方向に回転させて巻取る。
巻取った後、左右往復移動体(34)を左方へ移動させ、そ
の突出軸(35)を満巻ドラム(3) の軸孔(37)より脱出せし
める。その後、リフター(4) をその第3子台車用レール
(33)と第1子台車用レール(26)と一致する位置まで降下
させ、満巻ドラム(3) を載せた子台車(5) を親台車用レ
ール(27)の中央に待機している親台車(28)にその第2子
台車用レール(29)にそって乗込ませる。この満巻ドラム
積載子台車(5) を載せた親台車(28)を親台車用レール(2
7)の左へ移動させて停止せしめる。子台車(5) 上の満巻
ドラム(3) はクレーン等により所定場所へ運ばれる(図
13および図14参照)。
【0020】満巻ドラム積載子台車(5) を親台車(28)に
乗込むまでに、撚線押込み具(9) がリフター(4) 上方の
所定位置へ移動させる。つぎに、親台車用レール(27)の
右側の図1鎖線位置にあった空ドラム搬入用子台車積載
親台車(28)を出入口(25)と対向する中央の同図実線位置
に移動させ、さらに、親台車(28)上の子台車(5) をケー
シング(A) 内に進入せしめてリフター(4) に乗込ませ
る。つぎに、子台車(5)を載せたままリフター(4) を図
15の実線位置から鎖線位置まで上昇させる
【0021】ぎに、撚線掴み切断具(8) を水平調整移
動させながら、空ドラム(3) の胴周近くまで降下させ
る。このさい掴み部材(15)は撚線供給ガイド(6) 側の撚
線切断端部(T1)を掴んだままであり、撚線切断端部(T1)
の先は、撚線端部貫通用孔(1)におけるフランジ(2A)内
面側の口にのぞんでいる(図16参照)。孔(1) は、側
面からみて図16および図17に示すように、ドラム
(3) の胴周にそう円弧状長孔であり、孔(1) の縦断面
は、図18および図19に示すように平行四辺形で、傾
斜辺はフランジ(2A)の内面から外面前方に向かって傾斜
している。
【0022】撚線掴み切断具(8) の降下に続いて撚線押
込み具(9) も降下する。このさい、揺動板(91)、降下
した掴み部材(15)により掴まれていることにより撚線ガ
イド(6) から斜め前下向きにのびている撚線切断端部(T
1)と平行になるように、図10の鎖線で示す水平状態か
ら実線で示す傾斜状態に変える。その結果、撚線またぎ
板(99)の凹部に撚線切断端部(T1)が存在することにな
る。この状態において、流体圧シリンダ(103) を作動す
ることにより、ピストン・ロッド(104) を突出せしめる
と、可動撚線挾持ブロック(107) は固定撚線ブロック(1
00) とで撚線切断端部(T1)を挾持する。この挾持後、掴
み部材(15)を開き、撚線掴み切断具(8) を上昇せしめ
る。そして、ピストン・ロッド(104) をさらに突出せし
めると、可動撚線挾持ブロック(107) はもはや移動し得
ないが、撚線端部押込みローラ(109)は、ピン(111) が
長孔(112) の屈曲左端部(112A)に案内されてほぼ直進す
る。そのために、前後に真直ぐのびていた撚線切断端部
(T1)は、図11に鎖線で示すように、撚線受けローラ(1
01) のところから前斜め左に折曲げられフランジ(2A)
の孔(1) に押込まれてこれを貫通し、その先端がフラン
ジ(2A)の外面より露出する(図18および図19参
照)。そこで、空ドラム(3) を支持ローラ(11)の駆動に
より若干回転させ、撚線切断端部(T1)を、断線があるか
どうかを測定するのに必要な長さ分フランジ(2A)の外へ
出す(図17参照)。つぎに、左右往復移動体(34)を右
方へ移動させ、その突出軸(35)を空ドラム(3) の軸孔(3
7)の所に挿入固定する。その結果、外に出ている撚線切
断端部(T1)は、撚線端部挾持板(36)とフランジ(2A)との
間に挾まれる。その後、リフター(4) をその第3子台車
用レール(33)と第1子台車用レール(26)と一致する位置
まで降下させる。同時に、流体圧シリンダ(103) のピス
トン・ロッド(104) を退入せしめて可動撚線挾持ブロッ
(107) を元に戻し、さらに流体圧シリンダ(95)のピス
トン・ロッド(95)も退入せしめて揺動板(91)を水平に
し、撚線端部押込み具(9) を上昇させる。そして、撚線
引上具(7) 、撚線掴み切断具(8) および撚線端部押込具
(9) すてを移動させて収納室(51)に収納する。その
後、リフター(4) をその第3子台車用レール(33)と第1
子台車用レール(26)と一致する位置まで降下させ、空の
子台車(5) を親台車用レール(27)の中央に待機している
親台車(28)に乗込ませる。この空の子台車(5) を載せた
親台車(28)を親台車用レール(27)の右へ移動させて停止
せしめる。
【0023】
【発明の効果】本発明の撚線装置によれば、太い撚線で
あっても満巻ドラムから撚線供給ガイドに至る撚線を切
断して空ドラムへの撚線巻始め端部を得、これを空ドラ
ムへ取付ける作業が自動化されるので、作業能率が大幅
に上昇する。
【図面の簡単な説明】
【図1】撚線装置全体およびリフター上に満巻ドラム搬
出用子台車が存在する状態を示す平面図である。
【図2】図1のII−II線にそう拡大断面図である。
【図3】図1のIII −III 線にそう拡大断面図で、突出
軸はドラムの軸孔より脱出せしめられている。
【図4】子台車積載親台車の拡大平面図である。
【図5】天井板上の走行体の一部を切り欠いた拡大正面
図である。
【図6】撚線引上げ具の拡大側面図である。
【図7】撚線引上げ具の拡大正面図である。
【図8】撚線掴み切断具の拡大側面図である。
【図9】撚線掴み切断具の拡大正面図である。
【図10】撚線端部押込みの拡大側面図である。
【図11】図10のXI−XI線にそう断面図である。
【図12】撚線引上げ具により満巻ドラムから撚線を引
上げた状態を示す断面図である。
【図13】撚線掴み切断具により撚線を掴んで切断した
状態を示す断面図である。
【図14】撚線装置全体およびリフター上に空ドラム搬
入用子台車が存在する状態を示す平面図である。
【図15】リフター上に空ドラム積載子台車が乗込んで
いる状態を示す断面図である。
【図16】撚線掴み切断具が降下した状態を示す断面図
である。
【図17】撚線端部押込み具が降下した状態を示す断面
図である。
【図18】ドラムのフランジの撚線端部貫通孔に撚線
切断端部を押込んでいる状態を示す一部を切欠いた平面
図である。
【図19】撚線切断端部を所定長さフランジの外へ出
、撚線端部挾持板で挾む前の状態を示す一部を切欠い
た平面図である。
【符号の説明】 (1) :撚線端部貫通用孔 (2)(2A) :フランジ (3) :満巻ドラム (4) :リフター (5) :台車 (6) :撚線供給ガイド (7) :撚線引上げ具 (8) :撚線掴み切断具 (9) :線端部押込み具 (10)(11):支持ローラ (12):回転軸 (13):ダンサー・ローラ (14):切断部材 (15):掴み部材 (T) :撚線 (T1):撚線切断端部 (W) :撚線巻取り位置
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図18】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】
【図5】
【図9】
【図10】
【図11】
【図19】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撚線端部貫通用孔を有するフランジ付き
    ドラムと、ドラムの撚線巻取り位置の下方に配置せられ
    たリフターと、リフターにより昇降せられる台車と、満
    巻ドラムから撚線供給ガイドに至る撚線を満巻ドラムの
    上方に引上げる撚線引上げ具と、引上げられた撚線を掴
    んで切断する撚線掴み切断具と、ドラムのフランジの孔
    に、撚線供給ガイド側の撚線切断端部を押込む撚線端部
    押込み具とを備えており、台車には、ドラムの両側フラ
    ンジのそれぞれ前後を受ける支持ローラが設けられ、前
    側の一対の支持ローラおよび後側の一対の支持ローラの
    うち少なくともいずれか一方の支持ローラが、両方向に
    回転する回転軸に取付けられており、撚線引上げ具は、
    軸が水平または垂直になりうるように揺動自在となされ
    たダンサー・ローラを備え、撚線掴み切断具は、切断部
    材および掴み部材を前後して備え、前から撚線引上げ
    具、撚線掴み切断具および撚線端部押込み具の順に並べ
    られるとともに、三者それぞれが前後動自在および昇降
    自在となされている撚線装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111889587A (zh) * 2020-07-06 2020-11-06 安徽和光电气设备有限公司 一种电力金具绞丝下料成型装置及其实施方法
CN116623448A (zh) * 2023-07-21 2023-08-22 胜利油田长龙橡塑有限责任公司 一种芳纶线绳连续柔性抽油杆吊绳成型装置

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