JPH10195105A - 食物繊維高含有澱粉素材の製造法 - Google Patents

食物繊維高含有澱粉素材の製造法

Info

Publication number
JPH10195105A
JPH10195105A JP9311372A JP31137297A JPH10195105A JP H10195105 A JPH10195105 A JP H10195105A JP 9311372 A JP9311372 A JP 9311372A JP 31137297 A JP31137297 A JP 31137297A JP H10195105 A JPH10195105 A JP H10195105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
starch
weight
amylose
dietary fiber
corn starch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9311372A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3213574B2 (ja
Inventor
Takeshi Ito
伊藤  剛
Teruo Nakakuki
輝夫 中久喜
Yoshiki Kurahashi
嘉樹 蔵橋
Koichi Higashida
紘一 東田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANWA DENBUN KOGYO KK
Japan Maize Products Co Ltd
Sanwa Starch Co Ltd
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
Original Assignee
SANWA DENBUN KOGYO KK
Japan Maize Products Co Ltd
Sanwa Starch Co Ltd
Nihon Shokuhin Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANWA DENBUN KOGYO KK, Japan Maize Products Co Ltd, Sanwa Starch Co Ltd, Nihon Shokuhin Kako Co Ltd filed Critical SANWA DENBUN KOGYO KK
Priority to JP31137297A priority Critical patent/JP3213574B2/ja
Publication of JPH10195105A publication Critical patent/JPH10195105A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213574B2 publication Critical patent/JP3213574B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工業的に安価に製造できる澱粉を原料とし
て、飲食品、医薬品等の分野でも適用できるよう粒径が
細かく滑らかな物性を有し、安全性の高い食物繊維を高
含量で含有する澱粉素材を大量に製造する方法を提供す
る。 【解決手段】 アミロース含量が30重量%以上の澱粉
を、減圧ラインと加圧蒸気ラインの両方を付設した耐圧
性容器に入れて、減圧した後、好ましくは100 〜140 ℃
で10〜180 分間の条件下で、蒸気を導入して加圧加熱す
る操作を、好ましくは複数回繰り返しして行うことによ
り、食物繊維高含有澱粉素材を得る。アミロース含量が
30重量%以上の澱粉としては、ハイアミロースコーンス
ターチ及び/又はその誘導体、又は、ハイアミロースコ
ーンスターチ及び/又はその誘導体にアミロース含量が
30重量%未満の澱粉を混合したものを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食物繊維を高含量
に含有する澱粉素材の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、植物性の難消化性成分である食物
繊維が、肥満、糖尿病、虫垂炎、及び大腸癌の予防、血
清コレステロールの低下、食品中の毒性物質の排除促進
等に関与していることが認められ、積極的に摂取するこ
とが行われている。
【0003】従来、食物繊維の多くは、木材セルロー
ス、穀物の外皮、グアーガム、キサンタンガム、ガラク
トマンナン等の多糖類等、本来食物繊維含量の多い素材
を原料として調製されていた。
【0004】食物繊維の定量法としては、(L.PROSKY
ら、J. ASSOC. OFF. ANAL. CHEM, 第71巻、第5号、p.
1017-1023 、1988年)により提唱されたプロスキー法が
公定法として認められており、このプロスキー法によっ
て食物繊維として定量されるものを食物繊維とするとい
う定義が一般に認められている。
【0005】ところで、澱粉の中には、アミラーゼに対
して作用を受けにくいアミラーゼ非消化性澱粉、いわゆ
るレジスタントスターチ(不破英次、澱粉科学、第38
巻、第1号、p.51-54 、1991年)があることが知られて
いる。このレジスタントスターチは、上記プロスキー法
によって食物繊維として定量されるため、食物繊維の一
種と言えるものである。
【0006】一方、従来から、馬鈴薯澱粉、コーンスタ
ーチ等の澱粉に湿熱処理を施すと、平衡水分の変化、X
線回折図の変化、澱粉粒の膨潤性の変化、糊化開始温度
の上昇等の物理的特性の変化が起こることが知られてい
た。
【0007】従来、このような澱粉の湿熱処理は、例え
ば、L.SAIRによるシリアルケミストリー(44巻1月号、
8〜26頁、1967年)の報告によると、澱粉を2cm程度の
薄い層に広げて、関係湿度100 %の加圧容器に入れ、95
〜100 ℃で、約16時間加熱することにより行われてい
た。また、澱粉を加湿することにより、水分を18〜27%
に調節し、エアオーブン中で加熱することも試みられて
いた。
【0008】しかし、このような方法は、研究室規模に
おいて少量の湿熱処理澱粉を調製する場合には、さほど
困難ではないが、工業規模で製造しようとする場合に
は、有効ではなかった。
【0009】その問題を解決するため、特開平4-130102
号公報には、減圧ラインと加圧蒸気ラインとの両方を付
設し、内圧、外圧共に耐圧性の密閉できる容器を用い、
この容器内に澱粉を入れ、減圧とした後、蒸気を導入し
て加圧加熱し、又はこの操作を繰り返して、澱粉を所定
時間加熱した後、冷却することにより、工業規模で、効
率的に、大量の湿熱処理澱粉を製造する方法が開示され
ている。
【0010】また、特開平6-145203号公報には、澱粉質
材料を湿熱処理する際に、湿熱処理促進剤として界面活
性剤、金属塩類、又は糖類を用いる方法が開示されてお
り、この方法によれば、湿熱処理の時間短縮、温度の低
減が可能であり、また、物性の変化の程度を制御できる
ことが開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、木材セ
ルロース、穀物の外皮等を原料として調製される食物繊
維は、高純度のものを得ようとすると精製工程が複雑で
コスト高となり、また、水に不溶で粒度が粗いものが多
いため適用分野が限定されるといった問題点があった。
また、澱粉は、各種農作物から得られ、工業的な製造方
法が確立されていて、高純度のものを比較的安価に入手
できるが、本来、体内で消化されてカロリー源となるも
のであって、難消化性の食物繊維として利用されたこと
はほとんどなかった。更に、従来における澱粉の湿熱処
理は、物理的特性を変化させるために行われていたもの
で、本願発明のように食物繊維含量を増加させるために
適用した例はなかった。
【0012】したがって、本発明の目的は、工業的に安
価に製造できる澱粉を原料として、飲食品、医薬品等の
分野でも適用できるよう粒径が細かく滑らかな物性を有
し、安全性の高い食物繊維を高含量で含有する澱粉素材
を大量に製造する方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意研究した結果、アミロース含量の高
い澱粉を湿熱処理すると、難消化性成分である食物繊維
含量が増加し、しかもこの食物繊維を含有する澱粉素材
は、飲食品、医薬品、化粧品等に添加したときにざらつ
きがなく、工業的に極めて有用であり、更には、本発明
のごとき湿熱処理方法により工業的に極めて有用な食物
繊維含量が高い澱粉素材を、大量に製造できることを見
出し、本発明を完成させるに至った。
【0014】すなわち、本発明の第1は、アミロース含
量が30重量%以上の澱粉を、減圧ラインと加圧蒸気ライ
ンの両方を付設した耐圧性容器に入れて、減圧した後、
蒸気を導入して加圧加熱することを特徴とする食物繊維
高含有澱粉素材の製造法を提供するものである。
【0015】本発明の第2は、前記第1の発明におい
て、前記耐圧性容器内で減圧した後、蒸気を導入して加
圧加熱する操作を複数回繰り返す食物繊維高含有澱粉素
材の製造法を提供するものである。
【0016】本発明の第3は、前記第1又は2の発明に
おいて、前記加圧加熱処理を100 〜140 ℃で10〜180 分
間行う食物繊維高含有澱粉素材の製造法を提供するもの
である。
【0017】本発明の第4は、前記第1〜3のいずれか
1つの発明において、前記アミロース含量が30重量%以
上の澱粉が、ハイアミロースコーンスターチ及び/又は
その誘導体からなる食物繊維高含有澱粉素材の製造法を
提供するものである。
【0018】本発明の第5は、前記第1〜3のいずれか
1つの発明において、前記アミロース含量が30重量%以
上の澱粉が、ハイアミロースコーンスターチ及び/又は
その誘導体99〜40重量%と、アミロース含量が30重量%
未満の澱粉1〜60重量%との混合物からなる食物繊維高
含有澱粉素材の製造法を提供するものである。
【0019】本発明の第6は、前記第5の発明におい
て、前記アミロース含量が30重量%未満の澱粉が、ウル
チ種コーンスターチ、ワキシーコーンスターチ、サゴ澱
粉、小麦澱粉、米澱粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、タピオ
カ澱粉及びこれらの誘導体から選ばれた少なくとも一種
からなる食物繊維高含有澱粉素材の製造法を提供するも
のである。
【0020】なお、本発明において食物繊維とは、(L.
PROSKYら、J. ASSOC. OFF. ANAL. CHEM, 第71巻、第5
号、p.1017-1023 、1988年)により提唱されたプロスキ
ー法によって食物繊維として定量されるものを意味す
る。
【0021】本発明の第1によれば、アミロース含量が
30重量%以上の澱粉を、減圧ラインと加圧蒸気ラインの
両方を付設した耐圧性容器に入れて、減圧した後、蒸気
を導入して加圧加熱することにより、食物繊維含量が高
い澱粉素材を、工業的規模で大量に生産することができ
る。
【0022】本発明において、アミロース含量が高い澱
粉を湿熱処理することにより、食物繊維含量が高い澱粉
素材が得られる理由は、詳細には不明であるが、湿熱処
理によって澱粉粒の表面のみが糊化し、この表面糊化層
が冷却されるときに老化が起こると共に、内部のアミロ
ースの再配列化が起こって、酵素が作用しにくい難消化
性の構造となるが、この現象は、アミロース含量が高い
澱粉ほど顕著に起こるためと考えられる。
【0023】本発明の第2によれば、前記耐圧性容器内
で減圧した後、蒸気を導入して加圧加熱する操作を繰り
返すことにより、食物繊維含量が高い澱粉素材を効率的
に生産することができる。
【0024】本発明の第3によれば、前記加圧加熱処理
を100 〜140 ℃で10〜180 分間行うことにより、食物繊
維含量が高い澱粉素材を効率的に生産することができ
る。
【0025】本発明の第4によれば 前記アミロース含
量が30重量%以上の澱粉が、ハイアミロースコーンスタ
ーチ及び/又はその誘導体からなるので、食物繊維含量
がより高い澱粉素材を得ることができる。
【0026】本発明の第5によれば、前記アミロース含
量が30重量%以上の澱粉が、ハイアミロースコーンスタ
ーチ及び/又はその誘導体99〜40重量%と、アミロース
含量が30重量%未満の澱粉1〜60重量%との混合物から
なるので、ハイアミロースコーンスターチ及び/又はそ
の誘導体単独の場合に比べて、例えば粘性を増加させた
り、糊化温度を低くしたりする等、物性を変化させるこ
とができる。
【0027】本発明の第6によれば、前記アミロース含
量が30重量%未満の澱粉が、ウルチ種コーンスターチ、
ワキシーコーンスターチ、サゴ澱粉、小麦澱粉、米澱
粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉、タピオカ澱粉及びこれらの
誘導体から選ばれた少なくとも一種からなるので、ハイ
アミロースコーンスターチ及び/又はその誘導体と組合
せる澱粉を適宜選択することによって、所望の物性にす
ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明において、アミロース含量
が30重量%以上の澱粉としては、一種類の澱粉であって
も、二種類以上の澱粉の混合物であってもよいが、澱粉
全体としてのアミロース含量が30重量%以上であること
が必要である。
【0029】単独でアミロース含量が30重量%以上の澱
粉としては、一般に市販されているハイアミロースコー
ンスターチ及び/又はその誘導体が好ましく用いられ
る。ハイアミロースコーンスターチには、アミロース含
量が50〜60重量%のもの(アミロメイズV )、60〜70重
量%のもの(アミロメイズVI)、70〜80重量%(アミロ
メイズVII )のものなどが知られており、本発明ではこ
れらのいずれを使用してもよい。なお、大麦のなかに
も、アミロース含量が30重量%以上の品種のものがあ
り、そのような品種の大麦から得られる澱粉を用いるこ
ともできる。また、ハイアミロースコーンスターチの誘
導体とは、ハイアミロースコーンスターチに、酢酸化、
コハク酸化、リン酸架橋等のエステル化、ヒドロキシプ
ロピル化、エピクロルヒドリン架橋等のエーテル化、酸
化、酸処理等の化学的処理を施して得られる澱粉誘導体
を意味する。
【0030】また、本発明においては、アミロース含量
が30重量%以上の澱粉として、ハイアミロースコーンス
ターチ及び/又はその誘導体と、アミロース含量が30重
量%未満の澱粉との混合物からなり、全体としてのアミ
ロース含量が30重量%以上となるように調製されたもの
を用いてもよい。ハイアミロースコーンスターチ及び/
又はその誘導体と、アミロース含量が30重量%未満の澱
粉とを混合して用いると、本発明の効果に加えて、例え
ば粘性を増加したり、糊化温度を低下させたり、老化し
にくくするなど、物性を変化させることができる。
【0031】このような澱粉混合物を用いる場合、ハイ
アミロースコーンスターチ及び/又はその誘導体99〜40
重量%と、アミロース含量が30重量%未満の澱粉1〜60
重量%となるようにすることが好ましい。ハイアミロー
スコーンスターチ及び/又はその誘導体が99重量%を超
えると、アミロース含量が30重量%未満の澱粉の添加効
果が乏しくなり、ハイアミロースコーンスターチ及び/
又はその誘導体が40重量%未満では、食物繊維含量の高
い澱粉素材を得ることが困難となる。
【0032】なお、アミロース含量が30重量%未満の澱
粉としては、例えば、ウルチ種コーンスターチ、ワキシ
ーコーンスターチ、サゴ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、馬鈴
薯澱粉、甘藷澱粉、タピオカ澱粉及びこれらの誘導体等
から選ばれた少なくとも一種を用いることが好ましい。
なお、これらの誘導体とは、上記澱粉に、酢酸化、コハ
ク酸化、リン酸架橋等のエステル化、ヒドロキシプロピ
ル化、エピクロルヒドリン架橋等のエーテル化、酸化、
酸処理等の化学的処理を施して得られる澱粉誘導体を意
味し、誘導体にすると、一般的に、元の澱粉より糊化温
度が低くなり、老化の程度が低くなる傾向にある。
【0033】本発明の製造法においては、上記のような
アミロース含量が30重量%以上の澱粉を、減圧ラインと
加圧蒸気ラインの両方を付設した耐圧性容器に入れて、
減圧した後、蒸気を導入して加圧加熱する。
【0034】この場合、減圧ラインと加圧蒸気ラインの
両方を付設した、内圧、外圧共に耐圧性の密閉容器を有
する湿熱処理装置としては、例えば「ナウタミキサ(リ
アクタ)NXV型」(商品名、ホソカワミクロン株式会
社製)などを用いることができる。この装置は、逆円錐
型の容器の中に、自転しつつ公転するスクリューをもつ
もので、容器内部は、真空、加圧加熱が可能なように密
閉でき、かつ、外側はジャケットが付設されて容器内容
物を加熱することができるものであり、自転しつつ公転
するスクリューにより、内容物がジャケット壁面に追い
やられて昇温するようにされている。また、この装置に
は、減圧時に内容物が外部に飛散するのを収集するため
のバックフィルター形式のパルスエアコレクターが真空
ラインに設置されている。この装置を使用すると、処理
済澱粉を熱時に取りだし、ただちに次のロットの澱粉を
投入することで、予熱をすることなく、減圧、加熱処理
ができ、セミ連続運転が可能であるため、工業的生産に
適している。
【0035】本発明において、アミロース含量が30重量
%以上の澱粉を耐圧性容器に入れて減圧する際、この容
器内に、必要に応じて湿熱処理促進剤として界面活性
剤、金属塩類、又は糖類を添加した原料澱粉を入れても
よい。
【0036】また、アミロース含量が30重量%以上の澱
粉の湿熱処理は、食物繊維含量が30重量%以上になるま
で行えばよいが、温度100 〜140 ℃で、10〜180 分間程
度行うことが好ましい。
【0037】本発明の方法により製造された食物繊維高
含有澱粉素材は、従来の木材セルロース、穀物の外皮等
から調製される食物繊維に比べて、粒径が細かく、糊化
しにくく、熱安定性に優れたものとなるため、飲食品、
医薬品、化粧品、工業製品等の各種分野で利用すること
ができる。
【0038】飲食品としては、特に制限されないが、例
えば、醤油、粉末醤油、味噌、粉末味噌、もろみ、ひし
お、マヨネーズ、ドレッシング、食酢、三杯酢、粉末す
し酢、中華の素、天つゆ、麺つゆ、ソース、ケチャッ
プ、焼き肉のタレ、カレールー、シチューの素、スープ
の素、だしの素、複合調味料、みりん、新みりん、テー
ブルシラップなどの種々の調味料に添加することができ
る。
【0039】また、せんべい、あられ、おかき、おこ
し、餅類、まんじゅう、ういろう、あん類、羊羹、水羊
羹、錦玉、ゼリー、カステラ、飴玉などの各種和菓子、
パン、ビスケット、クラッカー、クッキー、パイ、プリ
ン、バタークリーム、カスタードクリーム、シュークリ
ーム、ワッフル、スポンジケーキ、ドーナッツ、チョコ
レート、チューインガム、キャラメル、キャンディー、
ヨーグルトなどの各種洋菓子、アイスクリーム、シャー
ベットなどの氷菓、果実のシロップ漬け、氷蜜などのシ
ロップ類、フラワーペースト、ピーナッツペースト、フ
ルーツペーストなどのペースト類、ジャム、マーマレー
ド、シロップ漬け、糖菓などの果実、野菜の加工食品類
にも添加することができる。
【0040】更に、福神漬け、べったら漬け、千枚漬
け、らっきょう漬けなどの漬物類、うどん、そば、中華
麺、スパゲッティなどの麺類、パン粉、トンカツ、ハム
カツ、ビーフカツ、エビフライ、イカフライ、魚フラ
イ、鶏から揚げ、竜田揚げなどのフライ食品、エビ天ぷ
ら、キス天ぷら、野菜天ぷら、かき揚げなどの各種天ぷ
ら類、ハム、ソーセージ、ハンバーグ、ミートボールな
どの畜肉製品類、魚肉ハム、魚肉ソーセージ、かまぼ
こ、ちくわ、揚げかまぼこ、はんぺんなどの魚肉製品
類、ウニ、イカの塩辛、さきするめ、フグのみりん干し
などの各種珍味類、のり、山菜、するめ、小魚、貝など
から製造される佃煮類、煮豆、ポテトサラダ、昆布巻き
などの惣菜食品、魚肉、畜肉、果実、野菜のビン詰め、
缶詰類、コーヒー、ココア、ジュース、炭酸飲料、乳酸
飲料、乳酸菌飲料などの清涼飲料水、プリンミックス、
ホットケーキミックス、即席ジュース、即席コーヒー、
即席しるこなどの各種飲食物等にも添加することができ
る。
【0041】また、医薬品及び化粧品としては、例え
ば、内服薬、トローチ、肝油ドロップ、経口栄養剤、口
中清涼剤、口中香剤、うがい薬、ファンデーション、口
紅等に利用することができる。
【0042】更に、本発明で得られた食物繊維高含有澱
粉素材は、上記飲食品、医薬品、化粧品以外の一般工業
製品にも利用することもできる。その具体例としては、
例えば液状塗料(バインダーとして)、石膏ボード(接
着剤として)、セメント(硬化時間の遅延剤として)、
印画紙、剥離剤等が挙げられる。
【0043】
【実施例】
実施例1(湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(A)
の製造) 内圧、外圧共に耐圧性の密閉できる容器を有する湿熱処
理装置として、内容積100 リットルのナウタミキサ(リ
アクタ)NXV型(商品名、ホソカワミクロン株式会社
製)を用い、そのジャケットに、予め蒸気を導入して、
装置全体を予備加熱して約80℃にした後、アミロース含
量70重量%のハイアミロースコーンスターチ約50kgを入
れて密閉し、容器内に配置されたスクリューを自転速度
93rpm 、公転速度65rpm で回転させながら、約6分間撹
拌した。
【0044】原料澱粉の品温が約80℃に達した時点で、
減圧ラインを開けて減圧し、6分間経過後、70トールに
達した時点で減圧ラインを閉じ、蒸気ラインを開けて蒸
気を導入した。蒸気を導入して11分間経過後、内圧は1.
5kg/cm2 、温度は125 ℃に達した。この状態を20分間保
持した後、蒸気ラインを閉じ、内圧を開放して、降圧
し、続いて減圧ラインを開けて減圧し、品温が約80℃に
なるまで冷却して、湿熱処理されたハイアミロースコー
ンスターチ(A) を得た。
【0045】実施例2(湿熱処理ハイアミロースコーン
スターチ(B) の製造) 実施例1において、湿熱処理時間を60分間に代え、あと
は実施例1と同様にして、湿熱処理されたハイアミロー
スコーンスターチ(B) を得た。
【0046】比較例1(未処理ハイアミロースコーンス
ターチ) 実施例1と同様なハイアミロースコーンスターチに、湿
熱処理を行わず、そのまま用いた。
【0047】比較例2(湿熱処理されたウルチ種コーン
スターチ(A) の製造) 実施例1において、アミロース含量70重量%のハイアミ
ロースコーンスターチを、ウルチ種コーンスターチ(ア
ミロース含量25重量%)に代え、あとは実施例1と同様
にして、湿熱処理されたウルチ種コーンスターチ(A) を
得た。
【0048】比較例3(湿熱処理されたウルチ種コーン
スターチ(B) の製造) 実施例2において、アミロース含量70重量%のハイアミ
ロースコーンスターチを、ウルチ種コーンスターチ(ア
ミロース含量25重量%)に代え、あとは実施例2と同様
にして、湿熱処理されたウルチ種コーンスターチ(B) を
得た。
【0049】試験例1 実施例1、2、比較例1〜3で得られた澱粉について、
プロスキー法により食物繊維含量を測定した。その結果
を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】表1の結果から、実施例1、2の湿熱処理
をしたハイアミロースコーンスターチ(A) 、(B) は、比
較例1の湿熱処理をしないハイアミロースコーンスター
チより、食物繊維含量が3倍以上になっていることがわ
かる。
【0052】これに対して、比較例2、3の湿熱処理し
たウルチ種コーンスターチ(A) 、(B) には、食物繊維が
ほとんど含まれておらず、湿熱処理しても食物繊維が効
果的に形成されないことがわかる。
【0053】以下に、本発明の方法により湿熱処理され
たハイアミロースを、飲食品に応用した場合の例を挙げ
る。
【0054】参考例1(湿熱処理ハイアミロースコーン
スターチ(A) を含有する中華麺(A)の製造) 準強力小麦粉95重量部、実施例1で得た湿熱処理ハイア
ミロースコーンスターチ(A) 5重量部、食塩1重量部、
かん水1重量部、水38重量部を混合し、常法により、麺
帯を熟成した後、麺線を切り出して、湿熱処理ハイアミ
ロースコーンスターチ(A) を含有する中華麺(A) を得
た。
【0055】参考例2(湿熱処理ハイアミロースコーン
スターチ(A) を含有する中華麺(A')の製造) 参考例1において、準強力小麦粉の配合量を85重量部に
代え、実施例1で得られた湿熱処理ハイアミロースコー
ンスターチ(A) の配合量を15重量部に代え、あとは実施
例3と同様にして、湿熱処理ハイアミロースコーンスタ
ーチ(A) を含有する中華麺(A')を得た。
【0056】参考例3(湿熱処理ハイアミロースコーン
スターチ(A) を含有しない中華麺の製造) 参考例1において、準強力小麦粉の配合量を100 重量部
に代え、実施例1で得られた湿熱処理ハイアミロースコ
ーンスターチ(A) を用いず、あとは実施例3と同様にし
て、湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(A) を含有
しない中華麺を得た。
【0057】試験例2 参考例1、2、3で得られた中華麺を、それぞれ十分量
の沸騰水を用いて3分間茹で上げ、官能検査及びプロス
キー法による食物繊維含量の測定を行った。なお、官能
検査は、5人のパネラーにより、外観、こし、粘弾性に
ついて、◎は、参考例3の中華麺よりも優れている、○
は、参考例3の中華麺と同等、△は、参考例3の中華麺
よりもやや劣る、×は、参考例3の中華麺よりも明らか
に劣るの4段階で評価させた。これらの結果を表2に示
す。
【0058】
【表2】
【0059】表2の結果から、参考例1、2の中華麺
は、湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(A) を含有
させたことにより、参考例3の中華麺より粘弾性が向上
し、食物繊維含量が多くなっていることがわかる。
【0060】参考例4(湿熱処理ハイアミロースコーン
スターチ(A) を含有するマリービスケット(A) の製造) 薄力小麦粉100 重量部、実施例1で得られた湿熱処理ハ
イアミロースコーンスターチ(A) 10重量部、砂糖21重量
部、マルトオリゴ糖「フジオリゴ#350 」(商品名、日
本食品化工株式会社製)9重量部、マーガリン15重量
部、全脂粉乳3重量部、重曹0.8 重量部、炭酸アンモニ
ウム0.8 重量部、水20重量部を混合し、厚さ2mmに延ば
して円形に型抜きした後、180 ℃のオーブンで11分間焼
成して、湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(A) を
含有するマリービスケット(A) を得た。
【0061】参考例5(湿熱処理ハイアミロースコーン
スターチ(B) を含有するマリービスケット(B) の製造) 参考例4において、実施例1で得られた湿熱処理ハイア
ミロースコーンスターチ(A) の代わりに、実施例2で得
られた湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(B) を用
い、あとは参考例4と同様にして、湿熱処理ハイアミロ
ースコーンスターチ(B) を含有するマリービスケット
(B) を得た。
【0062】参考例6(未処理ハイアミロースコーンス
ターチを含有するマリービスケットの製造) 参考例4において、実施例1で得られた湿熱処理ハイア
ミロースコーンスターチ(A) の代わりに、比較例1の未
処理ハイアミロースコーンスターチを用い、あとは参考
例4と同様にして、未処理ハイアミロースコーンスター
チを含有するマリービスケットを得た。
【0063】試験例3 参考例4、5、6で得られたマリービスケットについ
て、官能検査及びプロスキー法による食物繊維含量の測
定を行った。なお、官能検査は、5人のパネラーによ
り、口溶け、サク味、食味について、◎は、参考例6の
マリービスケットよりも優れている、○は、参考例6の
マリービスケットと同等、△は、参考例6のマリービス
ケットよりもやや劣る、×は、参考例6のマリービスケ
ットよりも明らかに劣るの4段階で評価させた。これら
の結果を表3に示す。
【0064】
【表3】
【0065】表3の結果から、参考例4、5のマリービ
スケットは、湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ
(A) 又は(B) を含有させたことにより、参考例6の未処
理ハイアミロースコーンスターチを含有するマリービス
ケットより口溶け、サク味が向上し、食物繊維含量が多
くなっていることがわかる。
【0066】参考例7(衣部分に湿熱処理ハイアミロー
スコーンスターチ(A) を含有する鶏から揚げの製造) 食塩4重量部、グルタミン酸ソーダ1重量部、リン酸1.
5 重量部、水95.5重量部とを混合してピックル液を調製
した。
【0067】別に、薄力小麦粉90重量部、実施例1で得
られた湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(A) 10重
量部、粉末醤油7重量部、食塩5重量部、香辛料5重量
部、砂糖3重量部、グルタミン酸ソーダ2.5 重量部、ぶ
どう糖2重量部、ベーキングパウダー0.5 重量部、水80
重量部を混合して、バッター液を調製した。
【0068】鶏もも肉に、上記ピックル液を用いて、タ
ンブリングを20分間行った後、上記バッター液を付着さ
せ、170 ℃で、3分30秒間油ちょうして、衣部分に湿熱
処理ハイアミロースコーンスターチ(A) を含有する鶏か
ら揚げを得た。
【0069】参考例8(衣部分にコーンスターチを含有
する鶏から揚げの製造) 参考例7において、バッター液中の実施例1で得られた
湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(A) の代わりに
コーンスターチを用い、あとは参考例7と同様にして、
衣部分にコーンスターチを含有する鶏から揚げを得た。
【0070】参考例9(衣部分に小麦ふすまを含有する
鶏から揚げの製造) 参考例7において、バッター液中の実施例1で得られた
湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ(A) の代わりに
小麦ふすまを用い、あとは参考例7と同様にして、衣部
分に小麦ふすまを含有する鶏から揚げを得た。
【0071】試験例4 参考例7、8、9で得られた鶏から揚げについて、官能
検査及び衣部分のプロスキー法による食物繊維含量の測
定を行った。なお、官能検査は、5人のパネラーによ
り、外観、サク味、食味について、◎は、参考例8の鶏
から揚げよりも優れている、○は、参考例8の鶏から揚
げと同等、△は、参考例8の鶏から揚げよりもやや劣
る、×は、参考例8の鶏から揚げよりも明らかに劣るの
4段階で評価させた。これらの結果を表4に示す。
【0072】
【表4】
【0073】表4の結果から、参考例7の鶏から揚げ
は、衣部分に湿熱処理ハイアミロースコーンスターチ
(A) を含有させたことにより、参考例8の衣部分にコー
ンスターチを含有する鶏から揚げより、外観、サク味が
優れており、食物繊維含量が多いことがわかる。また、
参考例9の衣部分に小麦ふすまを含有する鶏から揚げ
は、参考例8の鶏から揚げより、食物繊維含量は多い
が、外観、食味が明らかに悪くなることがわかる。
【0074】参考例10(湿熱処理ハイアミロースコー
ンスターチ(A) を含有する乳酸菌飲料の製造) 生クリーム1重量部、カルボキシメチルセルロース0.5
重量部、ペクチン0.01重量部、実施例1で得られた湿熱
処理ハイアミロースコーンスターチ(A) 5重量部、殺菌
乳酸菌飲料6重量部、水87.5重量部を混合した後、90℃
で、30分間加熱して、湿熱処理ハイアミロースコーンス
ターチ(A) を含有する乳酸菌飲料を得た。
【0075】参考例11(湿熱処理ハイアミロースコー
ンスターチ(A) を含有しない乳酸菌飲料の製造) 参考例10において、湿熱処理ハイアミロースコーンス
ターチ(A) を用いず、水の配合量を92.5重量部に代え、
あとは参考例10と同様にして、湿熱処理ハイアミロー
スコーンスターチ(A) を含有しない乳酸菌飲料を得た。
【0076】参考例12(トウモロコシ外皮粉砕物を含
有する乳酸菌飲料の製造) 参考例10において、湿熱処理ハイアミロースコーンス
ターチ(A) の代わりにトウモロコシ外皮を用い、あとは
参考例10と同様にして、トウモロコシ外皮粉砕物を含
有する乳酸菌飲料を得た。
【0077】試験例5 参考例10、11、12で得られた乳酸菌飲料につい
て、官能検査及びプロスキー法による食物繊維含量の測
定を行った。なお、官能検査は、5人のパネラーによ
り、ザラツキ、味について、◎は、参考例11の乳酸菌
飲料よりも優れている、○は、参考例11の乳酸菌飲料
と同等、△は、参考例11の乳酸菌飲料よりもやや劣
る、×は、参考例11の乳酸菌飲料よりも明らかに劣る
の4段階で評価させた。なお、ザラツキはないものをよ
いと評価した。これらの結果を表5に示す。
【0078】
【表5】
【0079】表5の結果から、参考例10の湿熱処理ハ
イアミロースコーンスターチ(A) を含有する乳酸菌飲料
は、参考例11の湿熱処理ハイアミロースコーンスター
チ(A) を含有しない乳酸菌飲料より、ザラツキがなく、
味もよく、食物繊維含量も多いことがわかる。また、参
考例12のトウモロコシ外皮粉砕物を含有する乳酸菌飲
料は、参考例11の乳酸菌飲料より、食物繊維含量は多
くなるが、ザラツキの点で非常に悪くなることがわか
る。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法によ
れば、アミロース含量が30重量%以上の澱粉を、減圧ラ
インと加圧蒸気ラインの両方を付設した耐圧性容器に入
れて、減圧した後、蒸気を導入して加圧加熱することに
より、食物繊維含量が高い澱粉素材を、工業的規模で大
量に生産することができる。また、本発明の方法により
製造された食物繊維高含有澱粉素材は、木材や穀物の外
皮由来の食物繊維に比べて粒径が小さいので、飲食品に
添加した場合、口当たりがよく、口どけ、サク味が向上
し、麺類の場合は粘弾性が向上し、化粧品に添加した場
合には、肌ざわりがよく、工業製品に添加した場合に
は、滑らかな物性を付与することができる。更に、糊化
しにくく熱安定性がよいので、製造工程で熱処理しても
変質しにくく、安定した品質の各種製品を得ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 47/36 A61K 47/36 B // A61K 31/715 ACN 31/715 ACN (72)発明者 蔵橋 嘉樹 大阪府大阪市阿倍野区丸山通1丁目5−29 (72)発明者 東田 紘一 奈良県橿原市白橿町8丁目13番3号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミロース含量が30重量%以上の澱粉
    を、減圧ラインと加圧蒸気ラインの両方を付設した耐圧
    性容器に入れて、減圧した後、蒸気を導入して加圧加熱
    することを特徴とする食物繊維高含有澱粉素材の製造
    法。
  2. 【請求項2】 前記耐圧性容器内で減圧した後、蒸気を
    導入して加圧加熱する操作を複数回繰り返す請求項1記
    載の食物繊維高含有澱粉素材の製造法。
  3. 【請求項3】前記加圧加熱処理を100 〜140 ℃で10〜18
    0 分間行う請求項1又は2記載の食物繊維高含有澱粉素
    材の製造法。
  4. 【請求項4】 前記アミロース含量が30重量%以上の澱
    粉が、ハイアミロースコーンスターチ及び/又はその誘
    導体からなる請求項1〜3のいずれか1つに記載の食物
    繊維高含有澱粉素材の製造法。
  5. 【請求項5】 前記アミロース含量が30重量%以上の澱
    粉が、ハイアミロースコーンスターチ及び/又はその誘
    導体99〜40重量%と、アミロース含量が30重量%未満の
    澱粉1〜60重量%との混合物からなる請求項1〜3のい
    ずれか1つに記載の食物繊維高含有澱粉素材の製造法。
  6. 【請求項6】 前記アミロース含量が30重量%未満の澱
    粉が、ウルチ種コーンスターチ、ワキシーコーンスター
    チ、サゴ澱粉、小麦澱粉、米澱粉、馬鈴薯澱粉、甘藷澱
    粉、タピオカ澱粉及びこれらの誘導体から選ばれた少な
    くとも一種からなる請求項5記載の食物繊維高含有澱粉
    素材の製造法。
JP31137297A 1997-10-27 1997-10-27 食物繊維高含有澱粉素材の製造法 Expired - Lifetime JP3213574B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31137297A JP3213574B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 食物繊維高含有澱粉素材の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31137297A JP3213574B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 食物繊維高含有澱粉素材の製造法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8357808A Division JPH10195104A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 食物繊維高含有澱粉素材、それを含有する飲食品、医薬品、化粧品及び工業製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10195105A true JPH10195105A (ja) 1998-07-28
JP3213574B2 JP3213574B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=18016391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31137297A Expired - Lifetime JP3213574B2 (ja) 1997-10-27 1997-10-27 食物繊維高含有澱粉素材の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213574B2 (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030067894A (ko) * 2002-02-08 2003-08-19 동아제분 주식회사 쿠키 및 케익용 밀가루 프리믹스 조성물
KR20030072094A (ko) * 2002-03-05 2003-09-13 동아제분 주식회사 떡류 및 면류용 밀가루 프리믹스 조성물
WO2005105851A1 (en) * 2004-04-28 2005-11-10 Commonwealth Scientific & Industrial Research Organisation Starch treatment process
JP2006076918A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Kao Corp 肥満予防・改善剤
AU2005238087B2 (en) * 2004-04-28 2008-04-17 Commonwealth Scientific & Industrial Research Organisation Starch treatment process
JP2008526690A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション 腸の健康を改善する方法および手段
WO2008155892A1 (ja) 2007-06-21 2008-12-24 J-Oil Mills, Inc. 難消化性澱粉含有率の高い澱粉の製造方法
CN102578593A (zh) * 2012-02-20 2012-07-18 淮阴师范学院 玉米秸秆芯穰膳食纤维及其制备方法
JP2015164428A (ja) * 1998-10-28 2015-09-17 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 スクラロースを含有する組成物及びその応用
US9592201B2 (en) 2003-11-21 2017-03-14 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Gi track delivery systems
CN108208855A (zh) * 2018-01-02 2018-06-29 山东禹王生态食业有限公司 一种具有高可溶性膳食纤维的大豆膳食纤维的生产方法
WO2021100410A1 (ja) 2019-11-19 2021-05-27 日本食品化工株式会社 膨潤抑制澱粉の製造方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015164428A (ja) * 1998-10-28 2015-09-17 三栄源エフ・エフ・アイ株式会社 スクラロースを含有する組成物及びその応用
KR20030067894A (ko) * 2002-02-08 2003-08-19 동아제분 주식회사 쿠키 및 케익용 밀가루 프리믹스 조성물
KR20030072094A (ko) * 2002-03-05 2003-09-13 동아제분 주식회사 떡류 및 면류용 밀가루 프리믹스 조성물
US9592201B2 (en) 2003-11-21 2017-03-14 Commonwealth Scientific And Industrial Research Organisation Gi track delivery systems
WO2005105851A1 (en) * 2004-04-28 2005-11-10 Commonwealth Scientific & Industrial Research Organisation Starch treatment process
JP2007534804A (ja) * 2004-04-28 2007-11-29 コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガナイゼイション デンプンの処理法
AU2005238087B2 (en) * 2004-04-28 2008-04-17 Commonwealth Scientific & Industrial Research Organisation Starch treatment process
JP2006076918A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Kao Corp 肥満予防・改善剤
JP2008526690A (ja) * 2004-12-30 2008-07-24 コモンウェルス サイエンティフィック アンド インダストリアル リサーチ オーガニゼイション 腸の健康を改善する方法および手段
WO2008155892A1 (ja) 2007-06-21 2008-12-24 J-Oil Mills, Inc. 難消化性澱粉含有率の高い澱粉の製造方法
CN102578593A (zh) * 2012-02-20 2012-07-18 淮阴师范学院 玉米秸秆芯穰膳食纤维及其制备方法
CN108208855A (zh) * 2018-01-02 2018-06-29 山东禹王生态食业有限公司 一种具有高可溶性膳食纤维的大豆膳食纤维的生产方法
WO2021100410A1 (ja) 2019-11-19 2021-05-27 日本食品化工株式会社 膨潤抑制澱粉の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3213574B2 (ja) 2001-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7282231B2 (en) Doughnut like dumpling covered with sesame seeds, dough used for preparing the doughnut and method for the preparation of the doughnut
JP3213574B2 (ja) 食物繊維高含有澱粉素材の製造法
JP4069260B2 (ja) スティックポテト菓子とその製造方法
JPH10195104A (ja) 食物繊維高含有澱粉素材、それを含有する飲食品、医薬品、化粧品及び工業製品
JP5054076B2 (ja) 食物繊維含有食品及びその製造方法
WO2022009891A1 (ja) 風味増強剤
JP5885913B2 (ja) 米穀粒の加工方法、米穀粉の粒径および粒径分布の制御方法、ならびに米穀粉の糊化度および粘度の制御方法
JP6533398B2 (ja) ノンフライ加熱調理用食品の製造方法及びノンフライ加熱調理用ミックス並びにノンフライ加熱調理用食品
JP2001069903A (ja) たこ焼用粉
JPH11308971A (ja) 高粘性キサンタンガム含有食品
JP2011087487A (ja) コンニャク加工食品およびその製造方法
JP2985941B2 (ja) 即席麺類およびその製造方法
JP2009106206A (ja) ノンフライから揚げ様食品に使用するブレッダーミックス並びにこれを使用したから揚げ様食品及びその製造方法
JP2006238879A (ja) α−1,4−グルカンを物性及び食感の改良剤、及びこれを含有する飲食物
TW202133732A (zh) 油炸食品用裹粉、油炸食品之製造方法及油炸食品之爆裂抑制方法
JP3752592B2 (ja) 焼き餅風焼成食品
JP2000060448A (ja) ガラクトマンナン類含有食品
WO2021131952A1 (ja) 畜肉様加工食品の製造方法
JP3150140U (ja) コンニャクと米飯類からなる食品の製造用コンニャク成形品
US20070104852A1 (en) Casing-packed cooked rice and its production process
JP2004000034A (ja) 膨化食品
JPH09220059A (ja) コンニャクのゾル化物質、又は、乾燥コンニャク粉を使用した加工食品の製造方法
JP2010081867A (ja) アルカリでゲル化させるコンニャク利用食品用の糊化物、それから得られたコンニャク利用食品およびその製造方法
JP2018068241A (ja) プレミックス粉、被覆包餡食品、生地及び被覆包餡食品の製造方法
JP2909310B2 (ja) レトルトパスタの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010626

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100719

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110719

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140719

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term