JP3150140U - コンニャクと米飯類からなる食品の製造用コンニャク成形品 - Google Patents
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Abstract
Description
(1)板状コンニャクの両端部を切離さないように厚みの中間部に切り込みを入れて内部に米飯を収納できるようにしたコンニャク成形品。
(2)上記コンニャク成形品が、板状のコンニャクの3方の端部に切込がなされていない部分を残している上記(1)に記載のコンニャク成形品。
(3)上記コンニャク成形品が、板状コンニャクの相対する2方の端部に通じる切込がされている上記(1)または(2)に記載のコンニャク成形品。
(4)上記コンニャク成形品の外面に、内部にまでには達していない切込みが、縦方向、斜め方向および横方向から選ばれた1以上の方向に多数設けられている上記(1)から(3)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(5)上記コンニャク成形品の切込みが入れられていない、相対する両端部外側の厚みの中間部に、両端部を切り離さない程度の深さにまで切込が入れられている上記(1)から(4)のいずれかに記載の軍艦巻きに用いるコンニャク成形品。
(6)上記コンニャク成形品が、コンニャク精粉を水または温湯でと混合撹拌して糊化物とした後にアルカリでゲル化させた、またはコンニャク精粉を水または温湯と混合撹拌し、それらが糊化物となるまでの間に、吸水させた食品原料素材および/または調味料を添加し混合してアルカリによりゲル化させたものから製造された成形品である上記(1)から(5)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(7)上記コンニャク成形品が、コンニャク精粉および水または温湯の混合物100重量部に対して、吸水させた食品原料素材および/または調味料を2重量部から100重量部を配合して製造された成形品である上記(6)に記載のコンニャク成形品。
(8)食品原料素材が、穀粉、でんぷん類、食物タンパク類、多糖類、水溶性または難溶性繊維類、果実、野菜、魚肉および畜肉からなる群から選ばれた1種または2種以上の材料である上記(6)または(7)に記載のコンニャク成形品。
(9)上記コンニャク成形品が酸性度を調整した調味料と加熱調理したものであり、そのpH値が3.0〜7.0の範囲にある上記(1)から(8)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(10)上記コンニャク成形品が、軍艦巻きまたはイナリ寿司の海苔または油揚げの代替物である上記(1)から(9)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(1)本考案の、内部に米飯類を収納できるようにしたコンニャク成形品を用途に応じた形状、味覚を有するコンニャク成形品を提供することができる。
(2)コンニャク製品の特徴を利用した、低カロリー、ヘルシーで多繊維含有の米飯製品、例えば、軍艦巻き、いなりずしに類似した食品を簡便に製造することができるコンニャク材料を提供することができる。
(4)食品原料素材や調味料を添加することにより、食感、味覚、物性、栄養素などを改善し、米飯類との組み合わせに適したコンニャク成形品をして提供することができる。
(5)コンニャク製品に含まれる所定量のアルカリ成分を中和するのに必要な量の有機酸と香味により調理されているため、コンニャク臭のないコンニャク成形品を提供することができる。
まず、寿司飯をつくる。酢全体の3分の2ほどを鍋に入れ塩を少々入れて、炊飯する。たきあがったご飯に残りの酢と砂糖を加えて冷ます。分量は米一升に対し酢1合、塩35グラム、砂糖150グラムであり、これを適量ご飯にふりかけると寿司飯ができあがる。酢は温かいご飯となじみやすいので、全部混ぜ終わってから冷ます。たけのこ、しいたけ、にんじんを千切りにしたものとグリーンピースをだし汁と砂糖、塩で甘口に煮る。このときの具は、季節により変更する。例えば、秋は銀杏やキノコ、栗などにするとよい。寿司飯の半分に上記で煮た具を混ぜる、他の半分は具のないイナリ寿司とすることができる。上が乾燥しないように、混ぜながら冷ます。
本考案では、以上と同様にしてコンニャクを利用した軍艦巻き風、イナリ寿司風の寿司が出来上がるが、米飯上に、各種の具材、例えば、野菜、魚介類、漬物などを適宜載せて、味、外観、食感などを工夫することができる。
本考案のコンニャク成形品は、密度の高いボディーを持ち、従来にない物性を有する食品として将来性のあるものであるが、ここで、密度の高いボディーとは、コンニャク粉以外の食品原料素材を多量に含有し、固形物含量が高く重量感のある状態にある食品のことをいう。
米飯類を収納するには、例えば、板状こんにゃくの両端部を切離さないように厚みの中間部に切り込みを入れて内部に空間を形成することにより達成できる。さらに具体的に図面に基づいて説明すると、図3は、こんにゃく成形品が、四角形の板状こんにゃくの3方の端部には切込がなされていない部分2、3、4が残るように、残る端部1の厚さの中間部から切込み5がナイフなどにより入れられて切込部Aを形成する。図3では、切込は相対する端部4までには達していない。切込み深さは斜線で示されている。図3に示すコンニャク成形品は、切込部Aを広げることにより空間6を形成することができる(図5参照)ので、その空間6に米飯類を収納し、また米飯類をコンニャク成形品の上端7を越えて盛り上げることもできる。
(1)板状コンニャクの両端部を切離さないように厚みの中間部から切り込みを入れて内部に米飯類を収納できるようにしたコンニャク成形品と、加熱後の板状コンニャクのpH値が3.0〜7.0の範囲になるように酸性度を調整した調味液とを容器内に入れたことを特徴とするコンニャク成形品。
(2)コンニャク成形品が、コンニャク精粉を水または温湯と混合撹拌し、それらが糊化物となるまでの間に、吸水させた食品原料素材および/または調味料を添加し混合してアルカリによりゲル化させたもの、またはコンニャク精粉を水または温湯と混合撹拌して糊化物とした後にアルカリでゲル化させたものからなる(1)に記載のコンニャク成形品。
(3)コンニャク成形品が、コンニャク精粉および水または温湯の混合物100重量部に対して、吸水させた食品原料素材および/または調味料を2重量部から100重量部を配合したものである(2)に記載のコンニャク成形品。
(4)食品原料素材が、穀粉、でんぷん類、食物タンパク類、多糖類、水溶性または難溶性繊維類、果実、野菜、魚肉および畜肉からなる群から選ばれた1種または2種以上の材料である(2)または(3)に記載のコンニャク成形品。
(5)容器内に入れたコンニャク成形品が包装品である(1)から(4)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(6)コンニャク成形品が、板状のコンニャクの3方の端部に切込がなされていない部分を残している(1)から(5)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(7)コンニャク成形品が、板状コンニャクの相対する2方の端面に通じる切込がされている(1)から(5)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(8)コンニャク成形品の外面に、内面にまでには達していない切込みが縦方向、斜め方向および横方向から選ばれた1以上の方向に多数設けられている(1)から(7)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(9)コンニャク成形品の切込が入れられていない、相対する端部の外側に両端部を切り離さない程度の深さにまで切込みが入れられている(1)から(8)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
(10)容器内に入れたコンニャク成形品を、50〜120℃で加熱処理した(1)から(9)のいずれかに記載のコンニャク成形品。
比較区は、標準区と同じ形状のアルカリコンニャク150gをpH12のアルカリ液75gと袋内に充填し、上記と同様にシールをし、75℃で90分間の加熱処理をした。調味こんにゃくの両区の食味の比較は添付調味料として市販のマヨネーズを絡めて食べる方法で行った。結果を表1に示す。
注) マヨネーズ和え
コンニャク粉6gと水100gを練り、練り始めて約2分間の間に、小麦粉30g、魚肉のすり身(業務用)70g、塩1.8gを水100gに混合したものをすりつぶしてから混合し、引き続き撹拌して完全な糊状態とした。この生成物を2時間放置熟成させた後、4.5%の水酸化カルシウム20gを加えることにより全体をゲル化(凝固)させた後、80℃で50分間加熱することにより、コンニャクを製造した。この製品のpHは10.1であった。このコンニャクを実施例1と同様の形状、構造をしたコンニャク成形品を複数枚作成した。
こうして作成した味付けされたコンニャク成形品の切込により形成された空隙に、調味した野菜、きのこ類が混合された寿司飯を充填し、図2に示すようなイナリ寿司風の寿司を作成した。
2、3、4:切込みを入れられていないコンニャク成形品の端部
5:厚みの中間部における切込み
6:米飯類を収納する空間
7:コンニャク成形品の上端面
8:コンニャク成形品の耳部
9:両耳部に入れられた切込みによる変形耳部
10:コンニャク成形品の外面に設けられ縦方向の切込み
A:切込み面
Claims (10)
- 板状コンニャクの両端部を切離さないように厚みの中間部に切り込みを入れて内部に米飯を収納できるようにしたコンニャク成形品。
- 上記コンニャク成形品が、板状のコンニャクの3方の端部に切込がなされていない部分を残している請求項1に記載のコンニャク成形品。
- 上記コンニャク成形品が、板状コンニャクの相対する2方の端部に通じる切込がされている請求項1に記載のコンニャク成形品。
- 上記コンニャク成形品の外面に、内部にまでには達していない切込みが、縦方向、斜め方向および横方向から選ばれた1以上の方向に多数設けられている請求項1から3のいずれかに記載のコンニャク成形品。
- 上記コンニャク成形品の切込みが入れられていない、相対する両端部外側の厚みの中間部に、両端部を切り離さない程度の深さにまで切込が入れられている請求項1から4のいずれかに記載の軍艦巻きに用いるコンニャク成形品。
- 上記コンニャク成形品が、コンニャク精粉を水または温湯でと混合撹拌して糊化物とした後にアルカリでゲル化させた、またはコンニャク精粉を水または温湯と混合撹拌し、それらが糊化物となるまでの間に、吸水させた食品原料素材および/または調味料を添加し混合してアルカリによりゲル化させたものから製造された成形品である請求項1から5のいずれかに記載のコンニャク成形品。
- 上記コンニャク成形品が、コンニャク精粉および水または温湯の混合物100重量部に対して、吸水させた食品原料素材および/または調味料を2重量部から100重量部を配合して製造された成形品である請求項6に記載のコンニャク成形品。
- 食品原料素材が、穀粉、でんぷん類、食物タンパク類、多糖類、水溶性または難溶性繊維類、果実、野菜、魚肉および畜肉からなる群から選ばれた1種または2種以上の材料である請求項6または7に記載のコンニャク成形品。
- 上記コンニャク成形品が酸性度を調整した調味料と加熱調理したものであり、そのpH値が3.0〜7.0の範囲にある請求項1から8のいずれかに記載のコンニャク成形品。
- 上記コンニャク成形品が、軍艦巻きまたはイナリ寿司の海苔または油揚げの代替物である請求項1から9のいずれかに記載のコンニャク成形品。
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JP2009000740U JP3150140U (ja) | 2009-02-16 | 2009-02-16 | コンニャクと米飯類からなる食品の製造用コンニャク成形品 |
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CN106418347A (zh) * | 2016-11-29 | 2017-02-22 | 秀山天源豆制品有限公司 | 魔芋豆腐专用蒸煮成型箱 |
CN114642256A (zh) * | 2022-04-11 | 2022-06-21 | 四川省食品发酵工业研究设计院有限公司 | 一种抗冻融魔芋湿米及其制备方法 |
-
2009
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