JPH10193758A - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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JPH10193758A
JPH10193758A JP35677596A JP35677596A JPH10193758A JP H10193758 A JPH10193758 A JP H10193758A JP 35677596 A JP35677596 A JP 35677596A JP 35677596 A JP35677596 A JP 35677596A JP H10193758 A JPH10193758 A JP H10193758A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
core
roller
cassette
unwinding
Prior art date
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Pending
Application number
JP35677596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Hori
芳行 堀
Naomichi Hattori
直道 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynic Corp
Original Assignee
Dynic Corp
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Publication date
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Publication of JPH10193758A publication Critical patent/JPH10193758A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクリボンの走行安定性を確保しつつ従来
品より多くのインクリボンを収納することにより、優れ
た印字品位を長期間に亘って持続させることのできるイ
ンクリボンカセットを提供する。 【構成】 カセット本体内に一対の回転自在なコアが収
納され、これらコア間にインクリボン12が巻回されて
一方が巻出コア20、他方が巻取コア30とされ、イン
クリボンのパスラインの略中間においてインクリボンは
カセット本体の外部に導出されており、カセット本体の
前端部分には外部に導出されたインクリボンとの共働に
より記録媒体に印字する印字ヘッドを挿入するための凹
部13が設けられ、凹部と巻出コアおよび巻取コアとの
間にそれぞれ少なくとも一のガイドローラが設けられて
なるインクリボンカセットにおいて、複数のガイドロー
ラのうち巻出コアおよび巻取コアに近接して配置されて
いるガイドローラ21、24、31、34にはフランジ
の無いローラを用い、巻出コアおよび巻取コアから離れ
て配置されているガイドローラ23、33には両端にフ
ランジの付いたローラを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタに装着され
て該プリンタ側の印字ヘッドとの共働により所定の記録
媒体に印字するために用いられるインクリボンカセット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カバーおよびケースよりなる
カセット本体内に一対の回転自在なコアが収納され、こ
れらコア間にインクリボンが巻回されて一方が巻出コ
ア、他方が巻取コアとされたインクリボンカセットの構
成が知られている。このインクリボンカセットにおい
て、インクリボンはそのパスラインの略中間においてカ
セット本体の外部に導出されており、カセット本体の前
端部分には外部に導出されたインクリボンとの共働によ
り記録媒体に印字する印字ヘッドを挿入するための凹部
が設けられている。そして、該凹部と巻出コアおよび巻
取コアとの間にはそれぞれ複数のガイドローラが設けら
れる。
【0003】従来のインクリボンカセットにおける各ガ
イドローラには、両端にフランジがついたローラが用い
られている。これは、フランジ間の軸部にインクリボン
が位置決めされることからインクリボン走行安定性の向
上に寄与するためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
インクリボンカセットにあっては、巻出コアおよび巻取
コアに近接して配置されているガイドローラを含むすべ
てのガイドローラがフランジ付ローラ(図3参照)とし
て構成されている。しかしながら、巻出コアおよび巻取
コアにおけるインクリボンの巻回状態は必ずしも規則的
ではなく、多くの場合はコアの軸方向に巻乱れを有する
状態で巻回されている。さらに両面印字タイプのインク
リボンカセットにあっては裏返して使用したときにコア
および巻回されたインクリボンが自重で落下することに
よる上下方向の移動が不可避である。
【0005】このため、各コアにおいて巻径が大きくな
ったときに、インクリボンの端が近接位置にあるガイド
ローラのフランジに当接してその走行に対して過大な抵
抗を与え、走行障害を起こすという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の従来技
術における問題点を解決することを目的として創案され
たものであって、カセット本体内に一対の回転自在なコ
アが収納され、これらコア間にインクリボンが巻回され
て一方が巻出コア、他方が巻取コアとされ、上記インク
リボンのパスラインの略中間において上記インクリボン
は上記カセット本体の外部に導出されており、上記カセ
ット本体の前端部分には上記外部に導出されたインクリ
ボンとの共働により記録媒体に印字する印字ヘッドを挿
入するための凹部が設けられ、上記凹部と上記巻出コア
および上記巻取コアとの間にそれぞれ複数のガイドロー
ラが設けられてなるインクリボンカセットにおいて、上
記複数のガイドローラのうち上記巻出コアおよび上記巻
取コアに近接して配置されているガイドローラにはフラ
ンジの無いローラを用い、上記巻出コアおよび上記巻取
コアから離れて配置されているガイドローラには両端に
フランジの付いたローラを用いたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例によるイ
ンクリボンカセット10が示されている。このインクリ
ボンカセット10は図示の状態から裏返して装着するこ
とが可能とされている両面印字タイプのものであり、し
たがって図において左右対称に構成されている。また、
図1はケースおよびカバーを接合してなるカセット本体
からカバーを取り除いた状態としてインクリボンカセッ
ト10を示す上面図である。
【0008】ケース11内にはインクリボン12が巻回
された一対のコア20、30が収容されており、図示の
状態においてはコア20が巻出コア、コア30が巻取コ
アとされている。インクリボン12は巻出コア20から
ガイドローラ21、22、23および24によって案内
され、さらに、ケース10の前端中央部に形成される凹
部13の両側に突出して形成される略三角形状の突出部
25、35の一方25の先端部に案内された後、凹部1
3に向けてカセット外部に導出される。他方の突出部3
5の先端部に案内されて再度カセット内部に導入された
インクリボン12は、ガイドローラ34、33、32お
よび31に案内され、巻取コア30に巻き取られる。
【0009】インクリボンカセット10が熱転写プリン
タのキャリッジに装填された状態において、該キャリッ
ジ上の一対の回転軸が巻出コア20および巻取コア30
に嵌入係合する。そして、巻取コア30に嵌入係合され
た回転軸が適当な駆動源により回転駆動されることによ
り、インクリボン12が前述のパスラインを通って巻出
コア20から巻取コア30に向けて送出され、これに伴
って巻出コア20も巻取コア30の回転駆動方向と同方
向に従動回転する。また、キャリッジと共にプラテンに
沿って往復移動可能に設けられるサーマルヘッドは、イ
ンクリボンカセット10の前端中央部に形成された凹部
13に挿入され、印字時には図において上方に移動して
インクリボンカセット10の外部に導出されている部分
のインクリボン12を引き上げ、インクリボン12の走
行に同期して搬送される所定の記録媒体に対して所定の
印字を行うものである。
【0010】かかるプリンタ側の構成および熱転写方式
による印字メカニズムは公知であるので、図示省略して
以上の簡単な説明に止める。
【0011】巻出側のガイドローラ21〜24および巻
取側のガイドローラ31〜34のうち、巻取側のガイド
ローラ32は駆動ローラである。すなわち、この駆動ロ
ーラ32には、インクリボンカセット10が前記キャリ
ッジに装填された状態において該キャリッジ上に設けら
れる駆動軸(図示せず)が嵌入係合され、適当な駆動源
により駆動軸が回転駆動されたときにその駆動力を受け
て駆動ローラ32が図において反時計方向に回転し、イ
ンクリボンの走行を積極的に補助する。
【0012】一方、このガイドローラ32に対向して巻
出側に設けられるガイドローラ22には、インクリボン
カセット10が前記キャリッジに装填された状態におい
て該キャリッジ上に回転自在に設けられる回転軸(図示
せず)が嵌入係合されるが、該回転軸には何ら駆動源が
連結されず、空転可能であるにすぎない。そして、本実
施例においては、後述するように、この巻出側のガイド
ローラ22はインクリボン12走行中も実質的に回転す
ることなく静止状態に維持される。
【0013】他のガイドローラ21、23、24および
31、33、34はいずれも回転自在に設けられ、それ
ら周面とインクリボン12のバックコート(BC)面と
の間の摩擦によりインクリボン12の走行に伴って回転
する。
【0014】これら回転自在なガイドローラのうち、巻
出コア20および巻取コア30に近接した位置に配置さ
れているガイドローラ21、24、31、34には、図
2に示されるように両端にフランジの無いローラが用い
られている。そして、これらガイドローラは、コア2
0、30にインクリボン12が全巻された状態において
その外周面(最大巻径)と該ローラ軸部の外周面との間
に所定の微小間隔を与えるように配置されている(巻出
コア20に全巻されたインクリボン12とガイドローラ
21、24との位置関係について図1参照)。これによ
り、インクリボン12が巻出コア20に若干の巻乱れを
有しながら全巻された状態であっても、該インクリボン
の端(特に下端)が近接するガイドローラ21、24と
接触することが回避され、巻出コア20から巻き出され
るインクリボンの走行に対して抵抗を与えて走行障害を
招くことがない。
【0015】なお、図2に示されるローラは両端が縮径
されているが、必ずしも必要ではなく、全軸長にわたっ
て同一外径のローラとして構成してもよい。
【0016】一方、巻出コア20および巻取コア30と
離れた位置に配置されているガイドローラ23、33に
は、従来のガイドローラと同様に、図3に示されるよう
に両端にフランジの付いたローラが用いられている。
【0017】表1は、上記した本発明実施例の構成、す
なわち巻出コア20および巻取コア30に近接して配置
されたガイドローラ21、24、31、34にはフラン
ジの無いローラ(図2)を用い、これらコアから離れて
配置されているガイドローラ23、33には両端にフラ
ンジの付いたローラ(図3)を用いたインクリボンカセ
ットと、従来技術と同様にこれらガイドローラのすべて
に両端フランジ付ローラ(図3)を用いたインクリボン
カセットと、これらガイドローラのすべてにフランジ無
ローラ(図2)を用いたインクリボンカセットを準備
し、各々についてカシオ社の熱転写プリンタGX−71
0を用いて印字した場合の印字結果を総合的に判断する
と共に各コアに挿入可能な最大巻径を実測した。その結
果を表1に示す。
【表1】 表1に示されるように、従来技術によるインクリボンカ
セットには37.9mmの最大巻径でインクリボンを装着
可能であったのに対し、本発明実施例によるインクリボ
ンカセットには最大巻径を38.7mmとすることがで
き、0.8mmの巻径増大分だけ多くのインクリボンを収
納可能であることが確認された。また、本発明実施例に
よるインクリボンカセットは印字結果も良好であった
が、すべてのガイドローラをフランジ無ローラとした比
較例のインクリボンカセットではインクリボンの走行不
良により印字に支障を来し、使用不可能であった。以上
の結果より、巻出コアおよび巻取コアに近接して配置さ
れたガイドローラにはフランジ無ローラ(図2)を用い
ると共にこれらコアから離れて配置されたガイドローラ
には従来技術と同様にフランジ付ローラ(図3)を用い
ることにより、インクリボンの走行安定性を確保しつ
つ、より多くのインクリボンを収納して高寿命化を実現
することができることが実証された。また、表1に示さ
れる結果は、本発明のインクリボンカセットに従来技術
によるものと同一長さのインクリボンを収納する場合に
は、最大巻径のインクリボン外周と近接位置のガイドロ
ーラとの間隔を従来よりも大きく取ることができること
を意味している。以上において本発明の一実施例につい
て詳述したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、請求項に記載された発明の範囲内において広く変形
態様をとることができる。たとえば、上述の実施例では
ガイドローラ22のインクリボンBC面に対する摩擦係
数を所定範囲とすることによってこれを静止ローラとし
たものであるが、ストッパ等の機械的手段によりガイド
ローラ22の回転を強制的に止めるように構成すること
も可能である。また、用いられるインクリボン12の種
類によっては、ガイドローラ22を静止ローラとせずに
インクリボン走行時に空転するものとして構成しても、
シート14の材質や厚さ等を適切に選択することで、巻
出コア20に巻回されたインクリボンシート12の全巻
範囲において所定のバックテンションを与えることが可
能である。
【発明の効果】本発明のインクリボンカセットによれ
ば、インクリボンの走行安定性を確保しつつ従来品より
多くのインクリボンを収納することが可能となり、優れ
た印字品位を長期間に亘って持続させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインクリボンカセット
のカバーを除いた状態を示す上面図である。
【図2】図1のインクリボンカセットにおいて巻出コア
および巻取コアに近接して配置されるガイドローラに用
いられるフランジ無ローラを示す一部破断側面図であ
る。
【図3】図1のインクリボンカセットにおいて巻出コア
および巻取コアから離れて配置されるガイドローラに用
いられるフランジ付ローラを示す一部破断側面図であ
る。
【符号の説明】
10 インクリボンカセット 11 ケース 12 インクリボン 13 凹部 20 巻出コア 21〜24 ガイドローラ 21、24 フランジ無ローラ 22 静止ローラ 23 フランジ付ローラ 30 巻取コア 31〜34 ガイドローラ 31、34 フランジ無ローラ 32 駆動ローラ 33 フランジ付ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット本体内に一対の回転自在なコアが
    収納され、これらコア間にインクリボンが巻回されて一
    方が巻出コア、他方が巻取コアとされ、上記インクリボ
    ンのパスラインの略中間において上記インクリボンは上
    記カセット本体の外部に導出されており、上記カセット
    本体の前端部分には上記外部に導出されたインクリボン
    との共働により記録媒体に印字する印字ヘッドを挿入す
    るための凹部が設けられ、上記凹部と上記巻出コアおよ
    び上記巻取コアとの間にそれぞれ複数のガイドローラが
    設けられてなるインクリボンカセットにおいて、上記複
    数のガイドローラのうち上記巻出コアおよび上記巻取コ
    アに近接して配置されているガイドローラにはフランジ
    の無いローラを用い、上記巻出コアおよび上記巻取コア
    から離れて配置されているガイドローラには両端にフラ
    ンジの付いたローラを用いたことを特徴とするインクリ
    ボンカセット。
JP35677596A 1996-12-27 1996-12-27 インクリボンカセット Pending JPH10193758A (ja)

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