JP3162312B2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタに装着され
て該プリンタ側の印字ヘッドとの共働により所定の記録
媒体に印字するために用いられるインクリボンカセット
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カバーおよびケースよりなる
カセット本体内に一対の回転自在なコアが収納され、こ
れらコア間にインクリボンが巻回されて一方が巻出コ
ア、他方が巻取コアとされたインクリボンカセットの構
成が知られている。このインクリボンカセットにおい
て、インクリボンはそのパスラインの略中間においてカ
セット本体の外部に導出されており、カセット本体の前
端部分には外部に導出されたインクリボンとの共働によ
り記録媒体に印字する印字ヘッドを挿入するための凹部
が設けられている。そして、該凹部と巻出コアおよび巻
取コアとの間にはそれぞれ複数のガイドローラが設けら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のインクリボンカ
セットにあっては、プリンタのキャリッジに装着された
インクリボンに対する引出力を20gf以上としなけれ
ば走行不良を起こし、印字不良の原因となっていた。
【0004】このため、特に巻出の初期段階における引
出力を増大させるために、巻出コアおよび該巻出コアに
巻回されたインクリボンの下方側面と接触するように摩
擦係数の大きな材質によるシートを設けることが提案さ
れているが、カセット内の高さ寸法がシート厚み分だけ
小さくなり、カセット内におけるコアのガタが不十分と
なって、コアの回転不良による走行不良を招くことがあ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の従来技
術における問題点を解決することを目的として創案され
たものであって、カセット本体内に一対の回転自在なコ
アが収納され、これらコア間にインクリボンが巻回され
て一方が巻出コア、他方が巻取コアとされ、上記インク
リボンのパスラインの略中間において上記インクリボン
は上記カセット本体の外部に導出されており、上記カセ
ット本体の前端部分には上記外部に導出されたインクリ
ボンとの共働により記録媒体に印字する印字ヘッドを挿
入するための凹部が設けられ、上記凹部と上記巻出コア
との間にはインクリボン走行時にも実質的に静止状態に
維持される静止ローラが設けられると共に上記凹部と上
記巻取コアとの間にはプリンタ側の駆動手段により巻取
方向に駆動される駆動ローラが設けられ、上記凹部と上
記巻出コアおよび上記巻取コアとの間にそれぞれ複数の
ガイドローラが設けられてなるインクリボンカセットに
おいて、上記駆動ローラ、上記静止ローラおよび上記ガ
イドローラを含むインクリボン走行案内部材のインクリ
ボンとの接線部分の間隔がすべて20mm以下であり、且
つ、上記巻出コアと上記静止ローラとの間、上記静止ロ
ーラと上記凹部との間、上記凹部と上記駆動ローラとの
間および上記駆動ローラと上記巻取コアとの間にそれぞ
れ少なくとも一のガイドローラがインクリボンの抱き角
120度以上として設けられていることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例によるイ
ンクリボンカセット10が示されている。このインクリ
ボンカセット10は図示の状態から裏返して装着するこ
とが可能とされている両面印字タイプのものであり、し
たがって図において左右対称に構成されている。また、
図1はケースおよびカバーを接合してなるカセット本体
からカバーを取り除いた状態としてインクリボンカセッ
ト10を示す上面図である。
【0009】ケース11内にはインクリボン12が巻回
された一対のコア20、30が収容されており、図示の
状態においてはコア20が巻出コア、コア30が巻取コ
アとされている。インクリボン12は巻出コア20から
ガイドローラ21、22、23および24によって案内
され、さらに、ケース10の前端中央部に形成される凹
部13の両側に突出して形成される略三角形状の突出部
25、35の一方25の先端部に案内された後、凹部1
3に向けてカセット外部に導出される。他方の突出部3
5の先端部に案内されて再度カセット内部に導入された
インクリボン12は、ガイドローラ34、33、32お
よび31に案内され、巻取コア30に巻き取られる。
【0010】インクリボンカセット10が熱転写プリン
タのキャリッジに装填された状態において、該キャリッ
ジ上の一対の回転軸が巻出コア20および巻取コア30
に嵌入係合する。そして、巻取コア30に嵌入係合され
た回転軸が適当な駆動源により回転駆動されることによ
り、インクリボン12が前述のパスラインを通って巻出
コア20から巻取コア30に向けて送出され、これに伴
って巻出コア20も巻取コア30の回転駆動方向と同方
向に従動回転する。また、キャリッジと共にプラテンに
沿って往復移動可能に設けられるサーマルヘッドは、イ
ンクリボンカセット10の前端中央部に形成された凹部
13に挿入され、印字時には図において上方に移動して
インクリボンカセット10の外部に導出されている部分
のインクリボン12を引き上げ、インクリボン12の走
行に同期して搬送される所定の記録媒体に対して所定の
印字を行うものである。
【0011】かかるプリンタ側の構成および熱転写方式
による印字メカニズムは公知であるので、図示省略して
以上の簡単な説明に止める。
【0012】巻出側のガイドローラ21〜24および巻
取側のガイドローラ31〜34のうち、巻取側のガイド
ローラ32は駆動ローラである。すなわち、この駆動ロ
ーラ32には、インクリボンカセット10が前記キャリ
ッジに装填された状態において該キャリッジ上に設けら
れる駆動軸(図示せず)が嵌入係合され、適当な駆動源
により駆動軸が回転駆動されたときにその駆動力を受け
て駆動ローラ32が図において反時計方向に回転し、イ
ンクリボンの走行を積極的に補助する。
【0013】一方、このガイドローラ32に対向して巻
出側に設けられるガイドローラ22には、インクリボン
カセット10が前記キャリッジに装填された状態におい
て該キャリッジ上に回転自在に設けられる回転軸(図示
せず)が嵌入係合されるが、該回転軸には何ら駆動源が
連結されず、空転可能であるにすぎない。そして、本実
施例においては、後述するように、この巻出側のガイド
ローラ22はインクリボン12走行中も実質的に回転す
ることなく静止状態に維持される。
【0014】他のガイドローラ21、23、24および
31、33、34はいずれも回転自在に設けられ、それ
ら周面とインクリボン12のバックコート(BC)面と
の間の摩擦によりインクリボン12の走行に伴って回転
する。
【0015】本実施例では、ガイドローラ21〜24、
31〜34および突出部25、35のそれぞれ先端部に
よってインクリボン12の走行が案内されるものである
が、これらのインクリボン12との接線部分の間隔はす
べて20mm以下とされている。すなわち、従来のインク
リボンカセットよりも多数のガイドローラが互いに近接
して配置されている。
【0016】従来例として、図示実施例のガイドローラ
23、24、33および34を取り除き、静止ローラ2
2から直接突出部25へ、また突出部35から直接駆動
ローラ32にインクリボン12が掛け渡されるように構
成したものを準備し、キャリッジに装着したときの引出
力とインクリボン走行安定性との関係を試験した。その
結果を表1に示す。
【表1】 表1に示されるように、従来例によるインクリボンカセ
ットではインクリボンに走行不良を起こさないためには
20gf以上の引出力が必要であり、19gfの引出力
では場合によって走行不良が生じたのに対して、本発明
実施例では引出力を15gfまで低下させても走行不良
が生ずることはなかった。上記の他、ガイドローラの配
置および使用個数を様々に変えて同様の試験を行った結
果、インクリボン12の走行を案内するガイドローラの
接線部分の間隔をすべて20mm以下とすることで、小さ
な引出力でもインクリボンの走行安定性を確保すること
ができることが確認された。また、本発明実施例ではガ
イドローラ21〜24および31〜34にはインクリボ
ン12が120度以上の抱き角で巻き付けられている
が、ガイドローラにおけるインクリボンの抱き角につい
ても様々に変えながらインクリボン走行安定性との関係
を確認するべく試験を行ったところ、これら巻出側およ
び巻取側のガイドローラのうち少なくとも一についてそ
の抱き角を120度以上とすることにより、インクリボ
ンの走行安定性が向上されることを確認した。特に、巻
出側において少なくとも一のガイドローラを抱き角12
0度以上に設けることにより、引出力を15gfもしく
はそれ以下にまで低下させても走行不良を起こすことが
なく、良好な印字を行うことができることが確認され
た。あるいは、静止ローラ22の前後それぞれ少なくと
も一のガイドローラ、駆動ローラ32の前後それぞれ少
なくとも一のガイドローラについてその抱き角を120
度以上とすることも、小さな引出力でありながらもイン
クリボンの走行不良を起こすことがなく、良好な印字を
行うことができることが確認された。以上において本発
明の一実施例について詳述したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、請求項に記載された発明の範囲内
において広く変形態様をとることができる。たとえば、
上述の実施例ではガイドローラ22のインクリボンBC
面に対する摩擦係数を所定範囲とすることによってこれ
を静止ローラとしたものであるが、ストッパ等の機械的
手段によりガイドローラ22の回転を強制的に止めるよ
うに構成することも可能である。また、用いられるイン
クリボン12の種類によっては、ガイドローラ22を静
止ローラとせずにインクリボン走行時に空転するものと
して構成しても、シート14の材質や厚さ等を適切に選
択することで、巻出コア20に巻回されたインクリボン
シート12の全巻範囲において所定のバックテンション
を与えることが可能である。
【発明の効果】本発明のインクリボンカセットによれ
ば、従来よりも小さな引出力でもインクリボンの走行安
定性を確保し、優れた印字品位を長期間に亘って持続さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインクリボンカセット
のカバーを除いた状態を示す上面図である。
【符号の説明】
10 インクリボンカセット 11 ケース 12 インクリボン 13 凹部 20 巻出コア 21〜24 ガイドローラ(22 静止ローラ) 30 巻取コア 31〜34 ガイドローラ(32 駆動ローラ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 32/00 B41J 35/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセット本体内に一対の回転自在なコアが
    収納され、これらコア間にインクリボンが巻回されて一
    方が巻出コア、他方が巻取コアとされ、上記インクリボ
    ンのパスラインの略中間において上記インクリボンは上
    記カセット本体の外部に導出されており、上記カセット
    本体の前端部分には上記外部に導出されたインクリボン
    との共働により記録媒体に印字する印字ヘッドを挿入す
    るための凹部が設けられ、上記凹部と上記巻出コアとの
    間にはインクリボン走行時にも実質的に静止状態に維持
    される静止ローラが設けられると共に上記凹部と上記巻
    取コアとの間にはプリンタ側の駆動手段により巻取方向
    に駆動される駆動ローラが設けられ、上記凹部と上記巻
    出コアおよび上記巻取コアとの間にそれぞれ複数のガイ
    ドローラが設けられてなるインクリボンカセットにおい
    て、上記駆動ローラ、上記静止ローラおよび上記ガイド
    ローラを含むインクリボン走行案内部材のインクリボン
    との接線部分の間隔がすべて20mm以下であり、且つ、
    上記巻出コアと上記静止ローラとの間、上記静止ローラ
    と上記凹部との間、上記凹部と上記駆動ローラとの間お
    よび上記駆動ローラと上記巻取コアとの間にそれぞれ少
    なくとも一のガイドローラがインクリボンの抱き角12
    0度以上として設けられていることを特徴とするインク
    リボンカセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102031231B1 (ko) * 2017-12-27 2019-10-11 서영춘 이중구조를 갖는 배수구

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