JPH10309853A - リボンカセット - Google Patents

リボンカセット

Info

Publication number
JPH10309853A
JPH10309853A JP19285797A JP19285797A JPH10309853A JP H10309853 A JPH10309853 A JP H10309853A JP 19285797 A JP19285797 A JP 19285797A JP 19285797 A JP19285797 A JP 19285797A JP H10309853 A JPH10309853 A JP H10309853A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
core
ribbon
take
ribbon cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP19285797A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Horie
弘明 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP19285797A priority Critical patent/JPH10309853A/ja
Publication of JPH10309853A publication Critical patent/JPH10309853A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のリボンカセットは、表面抵抗値の小さ
いカーボン等をコーテイングした導電シートをインクリ
ボンの上下に配置していたので、コストアップになって
いた。また、リボンカセットを組み立てるときに、導電
シートを組み込まなければならなかったので、組立効率
が悪かった。 【解決手段】 巻取りコア2は、樹脂材料に導電性材料
からなる添加物を混入させて形成して、印字時にインク
リボン4に発生する静電気を除電するようにした。その
ために、リボンカセットKを他の色のリボンカセットに
交換するときに、リボンカセットKをキャリッジから取
り外しても、インクリボン4に弛みが発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リボンカセット内
のインクリボンを巻取る、巻き取りコアの表面抵抗値を
小さくして、熱転写プリンタで印字をしている最中に発
生する、インクリボンの静電気を除電するようにしたリ
ボンカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリボンカセットは、図示を省略す
る一般的な熱転写プリンタのキャリッジに着脱自在に装
着して、該キャリッジとともにサーマルヘッドをプラテ
ンに沿って移動させ、リボンカセットのインクリボンを
巻取りながら、サーマルヘッドの発熱素子を選択的に発
熱させて、インクリボンのインクを記録用紙に転写させ
て、所望の画像を記録するようになっている。
【0003】そして、従来のリボンカセットK1は図3
に示すように、下ケース1aと上ケース1bで形成され
た箱状のケース1内部に、巻取りコア7と供給コア3と
が、それぞれ回転自在に配設されている。そして、この
巻取りコア7と供給コア3とは、表面抵抗値が略1014
Ωのポリスチレン等からなる材料で形成されている。ま
た、前記巻取りコア7と供給コア3にはインクリボン4
の両端部(図示せず)をそれぞれ巻回している。そし
て、供給コア3には使用前のインクリボン4がパンケー
キ状の円形に巻回されている。また、ケース1内部の、
巻取りコア7と供給コア3との間に、複数のピインチロ
ーラ5とリボンガイドローラ6とが配設されて、リボン
走行経路が形成されている。そして、前記ピインチロー
ラ5とリボンガイドローラ6とでインクリボン4を案内
して、前記熱転写プリンタの印字動作に連動して、巻取
りコア7を矢印A方向に回転させて、供給コア3から巻
取りコア7にインクリボンが送られて、巻取りコア7イ
ンクリボン4を巻取るようになっている。
【0004】このような構成の従来のリボンカセットK
1は、熱転写プリンタの印字動作で、サーマルヘッド
(図示せず)がヘッドダウンして、インクリボン4を記
録用紙(図示せず)に圧接すると、インクリボン4と記
録用紙およびサーマルヘッドとが擦れて、インクリボン
4に静電気が発生して帯電する。すると、静電気を帯び
たインクリボン4は、静電気の働きで下ケース1aの内
部の側壁1cに吸着しようとする引っ張り力が働く。し
かし、プリンタの印字動作中、あるいはリボンカセット
K1がキャリッジ(図示せず)に載置されている間は、
巻取りコア7がキャリッジの巻取りボビン(図示せず)
に係合しているので、前記インクリボン4に静電気が発
生しても、巻取りコア7は矢印Aの巻取り方向と逆方向
の矢印B方向に回転できず、インクリボン4は下ケース
1の側壁1cに吸着されることはない。
【0005】このとき、リボンカセットK1のインクリ
ボン4が使用途中で、これまで使用していた、例えば黒
色のインクリボン4を、赤色のインクリボン4等に変更
したいときに、前記キャリッジから黒色のインクリボン
4のリボンカセットK1を取り外すと、巻取りボビンか
ら巻取りコア7が外れて自由な状態となり、巻取りコア
7側のインクリボン4が、巻取りコア7側の下ケース1
aの内部の側壁1cに引っ張られて吸着する。すると、
巻取りコア7が回転自在になっているので、インクリボ
ン4の引っ張り力で矢印B方向に逆転して、図1に示す
ようなインクリボン4に弛みが発生する。この静電気に
よる巻取りコア7が矢印B方向に回転して生じるインク
リボン4の弛み現象は、巻取りコア7のインクリボン4
の巻取り量が少ない、巻始め時に発生しやすい。即ち、
巻取りコア7に使用後のインクリボン4が多く卷かれて
パンケーキ状になると、巻取りコア7にインクリボンの
重量が加わって重くなり、前記静電気の引っ張り力程度
では、巻取りコア7が矢印B方向に回転し難くなる。
【0006】また、印字前のパンケーキ状の円形のイン
クリボン4を巻回する供給コア3は、図示しないフリク
ション機能により、供給コア3、および、供給コア3側
のピンチローラ5あるいはリボンガイドローラ6にバッ
クテンションが働くようになっているので、前記インク
リボン4の静電気による引っ張り力程度では回転するこ
とはない。また、カラー印刷が可能な熱転写プリンタに
おいては、まず一種類の色のインクリボン4で記録用紙
一枚に記録した後、別な色のインクリボン4のリボンカ
セットK1に自動的にチェンジして、前記記録用紙を巻
き戻して重ね印字を行い、所望の色の画像を記録してい
るので、リボンカセットK1の交換が頻繁に発生して、
インクリボン4に弛みが発生しやすかった。
【0007】前述したような、巻取りコア7が矢印B方
向に逆転して、インクリボン4に弛みが発生した状態の
リボンカセットK1を、再度キャリッジに装着しようと
すると、弛んだインクリボン4がサーマルヘッド等に当
たり、インクリボン4にしわ、あるいは、ねじれ等が生
じて、正常に印字できないことがある。また、正常にキ
ャリッジに装着できたとしても、既に印字がされてイン
クが転写された使用済みの部分のインクリボン4にサー
マルヘッドが位置して、印字開始部分の印字品質が悪く
なることがあった。また、前記弛んだインクリボン4を
巻取りコア7に巻取っていくと、巻取りコア7のインク
リボン4が円形のパンケーキ状になると、図4に示すよ
うに、インクリボン4の巻取り端部4aが下ケース1
a、あるいは上ケース1bの内面1d・1eに擦れるよ
うな、インクリボン4にふくらみが発生する。そのため
に、インクリボン4の巻取り端部4aと、例えば上ケー
ス1bの内面1eとに摩擦抵抗が生じて、前記キャリッ
ジ側の巻取りボビンの回転負荷が大きくなり、印字後の
インクリボン4の巻取りがスムーズに行えないことがあ
った。
【0008】前述のような従来のリボンカセットK1の
問題点を改善するために、図5に示すような導電シート
8を有するリボンカセットK2が知られている。このリ
ボンカッセトK2は、表面抵抗値を小さくした導電シー
ト8を、インクリボン4と、下ケース1aと上ケース1
bとの間に狭持して配置している。この導電シート8
は、前記供給コア3側の、使用前のパンケーキ状のイン
クリボン4の外形寸法より若干大きめの外形寸法で形成
された、2つの円の一部を重ね合わせた眼鏡状に形成し
ている。そして、前記導電シート8は厚さが略0.1m
m程度で、その両面には表面抵抗値が105Ω〜1011
Ωとなるように、カーボン等が添加された樹脂あるいは
ゴムシート等からなっている。このような導電シート8
を用いたリボンカッセトK2を使用すると、印字中のイ
ンクリボン4に発生する静電気が、表面抵抗値の小さい
導電シート8に流れて除電される。そのために、インク
リボン4に静電気が帯電しないので、ケース1の側壁1
cにインクリボン4が引っ張られることがないので、巻
取りコア7が矢印B方向に逆転することがなくなり、イ
ンクリボン4の弛みを防止することができる。また、イ
ンクリボン4に弛みが生じないので、巻取りコア7にパ
ンケーキ状の円形になるまで巻取っても、図4に示すよ
うなインクリボン4にふくらみが発生しないで正常に巻
取ることができるので、巻取りコア7の回転負荷は大き
くならない。そのために、スムーズなインクリボン4の
巻取りができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な導電シート8をリボン4の上下に配置したリボンカセ
ットK2は、導電シート8に表面抵抗値が略1011Ωと
なるようにカーボン等を添加していたのでコストアップ
になっていた。
【0010】また、導電シート8を有するリボンカセッ
トK2を組み立てるときに、導電シート8をインクリボ
ン4と下ケース1a、および上ケース1bの間に挿入し
て組立なければならないので、組立効率が悪くなり、更
にリボンカセットがコストアップになっていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する第1
の手段として本発明のリボンカセットは、インクリボン
と、該インクリボンの一端を巻回する巻取りコアと、前
記インクリボンの他端を巻回する供給コアと、前記イン
クリボンが巻回された巻取りコアと供給コアとを回転自
在に内部に支持するケースとを備えて、少なくとも前記
巻取りコアの表面抵抗値を105Ω〜1011Ωの範囲に
した構成とした。また、前記課題を解決する第2の手段
として本発明のリボンカセットは、前記巻取りコアの表
面抵抗値を、105Ω〜108Ωの範囲にした構成とし
た。また、前記課題を解決する第3の手段として本発明
のリボンカセットは、前記少なくとも巻取りコアは、樹
脂材料に導電性材料からなる添加物を混入させて形成し
た構成とした。また、前記課題を解決する第4の手段と
して本発明のリボンカセットは、前記導電性材料からな
る添加物は、カーボンからなる構成とした。また、前記
課題を解決する第5の手段として本発明のリボンカセッ
トは、前記少なくとも巻取りコアは、ポリアセタールか
らなる樹脂材料にカーボンからなる添加物を混入させて
形成した構成とした。また、前記課題を解決する第6の
手段として本発明のリボンカセットは、前記少なくとも
巻取りコアは、ポリスチレンからなる樹脂材料にカーボ
ンからなる添加物を混入させて形成した構成とした。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のリボンカセットを使用す
る一般的な熱転写プリンタ(図示せず)は、プラテンに
沿って、卷取りボビンと供給ボビンとを有するキャリッ
ジを移動自在に配置し、このキャリッジに複数の発熱素
子が形成されたサーマルヘッドを搭載している。そし
て、所望の色のインクリボンが収納されたリボンカセッ
トを、前記巻き取りボビンと供給ボビンとに着脱自在に
装着し、プラテンとサーマルヘッドの間に、リボンカセ
ットから供給されるインクリボンと記録用紙とが狭持さ
れる。そして、前記サーマルヘッドをキャリッジととも
にプラテンに沿って移動させ、前記インクリボンを卷き
取りながら、画像情報に基づいて前記サーマルヘッドの
発熱素子を選択的に通電駆動して発熱させて、インクリ
ボンのインクを部分的に溶融させて、記録用紙にインク
を転写して所望の印字を行うようになっている。このよ
うな熱転写プリンタは、高印字品質、低騒音、低コスト
あるいはメンテナンスの容易性等の理由により、コンピ
ュータ、ワープロ等の出力装置として多く用いられてい
る。
【0013】前述のような一般的な熱転写プリンタに使
われる、本発明のリボンカセットKの実施の形態につい
て、図1・2をもとに説明する。なお前述した従来のも
のと同一のものについては、同一の番号を付して説明す
る。図1は、本発明の実施の形態にかかわるリボンカセ
ットKの要部断面平面図、図2はその要部断面側面図で
ある。まず本発明のリボンカセットKは、図1・2に示
すように、合成樹脂製の下ケース1aと上ケース1bと
を超音波溶着等で一体化した箱状のケース1内部に、円
筒状の巻取りコア2と供給コア3とが回転自在に配設さ
れている。但し供給コア3には図示しないフリクション
機構が設けられて、インクリボン4にバックテンション
が働くような構造になっている。また、前記巻取りコア
2は、ポリアセタール(POM)からなる樹脂材料に、
導電性材料であるカーボンからなる添加物を混入して、
表面抵抗値を105Ω〜108Ωと小さくしたものを使用
している。
【0014】また、前記供給コア3は従来と同様の樹脂
材料であるポリスチレン等から形成されている。そし
て、前記巻取りコア2には所望の色のインクリボン4の
一端が巻回され、供給コア3にはインクリボン4の他端
が巻回されている。このインクリボン4は所望の色のイ
ンクを、薄膜のプラスチックフィルムの表面に塗布し
て、予め供給コア3側に前記インクリボン4をきつく卷
き付けて、外形が円形のパンケーキ状になっている。ま
た、巻取りコア2と供給コア3との間には、前記インク
リボン4を供給コア3から巻取りコア2に案内する複数
のピンチローラ5とリボンガイドローラ6が配設され
て、インクリボン4の走行経路が形成されている。そし
て、巻取りコア2を矢印A方向に回転させると、インク
リボン4は前記ピンチローラ5とリボンガイドローラ6
に案内されて、前記走行経路内を走行して、供給コア3
から巻取りコア2に巻取られるようになっている
【0015】このような構成の本発明のインクリボンカ
セットは、印字中に記録用紙(図示せず)等と擦れてイ
ンクリボン4に静電気が生じるが、このインクリボン4
は、前述のような表面抵抗値が105Ω〜108Ωの巻取
りコア2に巻取られるので、前記インクリボン4に生じ
る静電気は、巻取りコア2に流れて除電される。そのた
めに、インクリボン4に静電気がたまることはない。そ
のために、本発明のリボンカセットKをキャリッジから
取り外しても、インクリボン4が下ケース1aの側壁1
cに吸着しないので、巻取りコア2が矢印B方向に逆回
転して、インクリボン4が弛むようなことがない。
【0016】下記表1は、表面抵抗値がそれぞれ異なる
3種類の巻取りリール2を用いて組み立てたリボンカッ
セトを、使用前のバージン状態からそれぞれ同じ量だけ
印字を行った直後、このリボンカセットをキャリッジか
ら取り出したときに、インクリボン4が下ケース1aの
側壁1cに吸着して、前記巻取りコア2が矢印B方向に
逆回転する回転数を調査した実験結果である。
【0017】
【表1】
【0018】上記表1の、巻取りコア2の表面抵抗値が
107Ωのものは、ポリアセタールの樹脂材料に導電性
材料であるカーボンからなる添加物を混入させたもの
で、巻取りリール2の矢印B方向への回転は発生しなか
った。また、表面抵抗値が1011Ωのものは、ポリスチ
レンの樹脂材料に導電性材料であるカーボンからなる添
加物を混入させたもので、巻取りリール2の矢印B方向
への回転数は、1/12回転発生したが、この程度の矢
印B方向の逆回転であれば、インクリボン4の弛みも少
なく、リボンカセットをキャリッジに載置するのに問題
にならない。
【0019】また、表面抵抗値が1014Ωのものは、導
電性材料からなる添加物が混入されてないポリスチレン
の樹脂材料で巻取りリール2を形成したもので、該巻取
りリール2を使ったリボンカセットをキャリッジから取
り出した瞬間、図3に示すような、インクリボン4が下
ケース1aの側壁1cに密着するように吸着して、巻取
りリール2が矢印B方向に逆回転した。このときの、巻
取りリール2の矢印B方向の回転数は1/4回転と大き
くて、前記インクリボン走行経路内のインクリボン4
に、大きな弛みが発生した。以上の結果、および前述の
実施の形態から、巻取りリール2は、ポリスチレンの樹
脂材料にカーボンからなる添加物、またポリアセタール
の樹脂材料にカーボンからなる添加物を混入させて、そ
の表面抵抗値を105Ω〜1011Ωの範囲、好ましくは
105Ω〜108Ωにしたものであれば、リボンカセット
をキャリッジから取り外したときに、静電気によるイン
クリボンの弛みをなくする/または、小さくすることが
できる。
【0020】また、前記導電性材料であるカーボンから
なる添加物に、シリコン、シリコンを混入した巻取りコ
ア2、および供給コア3は、表面抵抗値を小さくするだ
けでなく、潤滑性がよいので、前記ケース1との間の摩
擦抵抗を小さくすることができる。そのために、インク
リボン4を巻取るときの、前記キャリッジの巻取りボビ
ンに掛かる回転負荷を小さくすることができる。また、
前記導電性材料であるカーボンからなる添加物にシリコ
ンを混入した材料を、ピンチローラ5、およびリボンガ
イドローラ6に使用しても、前記キャリッジの巻取りボ
ビンに掛かる回転負荷を小さくすることができるし、リ
ボン走行経路内でのインクリボン4の走行性能を向上さ
せることができる。尚、上記実施の形態で説明した導電
性材料は、カーボンからなる添加物に限定されるもので
はなく、帯電防止材料でもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明におけるリボ
ンカセットは、少なくとも卷き取りコアの表面抵抗値を
105Ω〜1011Ωの材料で形成したので、印字後のイ
ンクリボンに発生する静電気を、前記卷き取りコアで除
電することができる。そのために、インクリボンに弛み
が発生せず、異なる色等のリボンカセットとの交換をス
ムーズに行うことができる。
【0022】また、前記少なくとも巻き取りコアは、樹
脂材料に導電性材料からなる添加物を混入させて形成し
たので、インクリボンに発生する静電気を確実に除電す
ることができる。そのために従来使用していた導電シー
トを使わなくてもよいので、組立性がよくて、低コスト
のリボンカセットを提供することができる。
【0023】また、前記導電性材料からなる添加物は、
カーボンからなっているので、インクリボンに発生する
静電気を確実に除電することができる。
【0024】また、巻取りコアの表面抵抗値を、好まし
くは105Ω〜108Ωの範囲にしたので、印字後のイン
クリボンに発生する静電気を、更に確実に前記卷き取り
コアで除電することができる。
【0025】また、前記少なくとも巻取りコアは、ポリ
アセタールからなる樹脂材料にカーボンからなる添加物
を混入させて形成したので、カーボンがポリアセタール
からなる樹脂材料に均等に混合されて、巻取りコアの表
面抵抗値はどの部分で測定しても、均一でバラツキがな
いので、インクリボンに発生する静電気をバラツキなく
確実に除電することができる。
【0026】また、前記少なくとも巻取りコアは、ポリ
スチレンからなる樹脂材料にカーボンからなる添加物を
混入させて形成したので、カーボンがポリスチレンから
なる樹脂材料に均等に混合されて、巻取りコアの表面抵
抗値はどの部分で測定しても、均一でバラツキがないの
で、インクリボンに発生する静電気をバラツキなく確実
に除電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリボンカセットKの要部断面平面図。
【図2】本発明のリボンカセットKの要部断面側面図。
【図3】従来のリボンカセットK1要部断面平面図。
【図4】従来のリボンカセットK1の要部断面側面図。
【図5】従来のリボンカセットK2の要部断面平面図。
【符号の説明】
1 ケース 2 巻取りコア 3 供給コア 4 インクリボン 5 ピンチローラ 6 リボンガイドローラ 7 供給コア 8 導電シート

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンと、該インクリボンの一端
    を巻回する巻取りコアと、前記インクリボンの他端を巻
    回する供給コアと、前記インクリボンが巻回された巻取
    りコアと供給コアとを回転自在に内部に支持するケース
    とを備えて、少なくとも前記巻取りコアの表面抵抗値を
    105Ω〜1011Ωの範囲にしたことを特徴とするリボ
    ンカセット。
  2. 【請求項2】 前記巻取りコアの表面抵抗値を、105
    Ω〜108Ωの範囲にしたことを特徴とする請求項1記
    載のリボンカセット。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも巻取りコアは、樹脂材料
    に導電性材料からなる添加物を混入させて形成したこと
    を特徴とする請求項1、あるいは2記載のリボンカセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記導電性材料からなる添加物は、カー
    ボンからなることを特徴とする請求項1、あるいは2、
    あるいは3記載のリボンカセット。
  5. 【請求項5】 前記少なくとも巻取りコアは、ポリアセ
    タールからなる樹脂材料にカーボンからなる添加物を混
    入させて形成したことを特徴とする請求項1、あるいは
    2、あるいは3記載のリボンカセット。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも巻取りコアは、ポリスチ
    レンからなる樹脂材料にカーボンからなる添加物を混入
    させて形成したことを特徴とする請求項1、あるいは
    3、記載のリボンカセット。
JP19285797A 1997-03-11 1997-07-17 リボンカセット Withdrawn JPH10309853A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19285797A JPH10309853A (ja) 1997-03-11 1997-07-17 リボンカセット

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5645597 1997-03-11
JP9-56455 1997-03-11
JP19285797A JPH10309853A (ja) 1997-03-11 1997-07-17 リボンカセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10309853A true JPH10309853A (ja) 1998-11-24

Family

ID=26397398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19285797A Withdrawn JPH10309853A (ja) 1997-03-11 1997-07-17 リボンカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10309853A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112714698A (zh) * 2018-09-20 2021-04-27 恩图鲁斯特有限公司 可折叠的色带补充盒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112714698A (zh) * 2018-09-20 2021-04-27 恩图鲁斯特有限公司 可折叠的色带补充盒
CN112714698B (zh) * 2018-09-20 2023-01-24 恩图鲁斯特有限公司 可折叠的色带补充盒

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4468139A (en) Printing apparatus with a thermal print head including ribbon cartridge
US5378072A (en) Transfer materials supplier
EP0489717A2 (en) Cassette for tape printing device
JPH064348B2 (ja) 熱転写記録装置
JP2551062Y2 (ja) 転写フィルム用カセット
US6328490B1 (en) Winding shaft and a printer using the same
JPH0380117B2 (ja)
JP3123554B2 (ja) リボンカセット
JPH10309853A (ja) リボンカセット
JPH09123574A (ja) インクフィルムカセット
US6835012B1 (en) Ribbon cassette
JP3162312B2 (ja) インクリボンカセット
JPH0696314B2 (ja) 熱溶融性転写材担持体の再生装置
JPS60106759A (ja) ロ−ル状記録紙支持機構
JP3033283B2 (ja) 熱転写記録装置及びそのインク紙装填方法
JP4346727B2 (ja) インクリボンの支持装置
JP2583869B2 (ja) 熱転写用インクシ−トカセツト
JPS6232116B2 (ja)
JPS61169272A (ja) 記録装置
JP2693068B2 (ja) インクリボン駆動機構及びその駆動方法
JP2000211225A (ja) インクリボンカセット
JP2007160743A (ja) ロール状に巻回された状態の記録紙及びこれを用いるプリンタ装置
JP2992411B2 (ja) 転写用リボンカセット
JPH0414476A (ja) 記録装置
JPH0324372Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041005