JPS61169272A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は記録装置に係り、さらに詳しくはインクリボン
を介して記録紙ヘッドを記録紙に押圧して記録を行なう
記録装置に関するものである。

［従来技術］ この種の記録装置としては複数本のワイヤを用いたワイ
ヤドツトプリンタやサーマルヘッドを用いたサーマルプ
リンタ等が広く知られている。

この種の記録装置において記録ヘッドをインクリボンを
介して記録紙に圧接して記録を行なう場合、インクリボ
ンにはたるみ防ＩＦのために常に一定の張力がかけられ
ている場合が多い。

そして、記録ヘッドが記録紙の幅方向に移動する際に張
力のかかったインクリボンをカセットから引出しながら
インクリボンを記録紙に対して圧接させている。

この結果インクリボンと記録紙とが相対速度を持つこと
になり、インクが記録紙にこすり付けられ記録紙に汚れ
が発生してしまう。

また、記録ヘッドがサーマルヘッドである場合において
は、サーマルヘッドの先端で、インクリボンや記録紙と
接する側の端面ば四辺形の乎板状に形成されているため
、この端面の幅方向の両側縁が引出されたインクリボン
に対して接することになる。

サーマルヘッドの端面の両側縁は少なくとも直角となっ
ておりこの鋭いエツジ部に引出されたインクリボンが端
面と大きな角度を持って接し、しかも張力がかけられて
いる場合、インクリボンのベースフィルムと、その」二
に塗布されたインクの層との間に剥離が生じ、この剥離
したインクの細片が記録紙へ付着し、汚れが発生してし
まう。

このような現象はサーマルヘッドの端面のエツジ部にパ
リ等が生じている場合にはさらに激しくなる。

また、サーマルプリンタのように発熱素子を発熱させ、
熱溶融性インクリボンを溶融させ、記録紙に転写を行な
う方式においては記録を行なった直後に記録紙に対して
大きな角度を持ってインクリボンを記録紙から引離すと
、溶融したインクの記録紙への転写が確実ではない状態
であるため、インクが転写されず、インクリボン側に残
ってしまい文字等の欠落が生じてしまう。

［目　的］ 本発明は以上のような従来の欠点を除去するために成さ
れたもので、記録ヘッドをインクリボンを介して記録紙
に圧接する際に生じる汚れや、インク細片の伺着あるい
は転写不良等が生じないように構成した記録装置を提供
することを［ｌ的としている。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例を説ψＩするもの
で、図示の例にあってはサーマルプリンタとして例示し
である。

図において符号２で示すものはキャリッジで、ガイドｉ
ｌｌ＋　１に摺動自在に設けられており、ガイド輔１と
平行に配置されたプラテン２１に沿って移動し、プラテ
ン２１に巻付けられた記録紙２２に対して後述するよう
にして記録が行なわれる。

このキャリッジ２のプラテン２１側の端部の中央にはへ
ラドホルタ４がその下端を軸５を介して回動自在に軸承
された状Ｆ１で設けられている。

このヘッドホルダ４の」一端部にはプラテン２１側に向
かってサーマルヘッド３が固定されている。

一方、キャリッジ１上にはソレノイド６が固定されてお
り、その口・ンド７の先端部は軸７ａを介してヘッドホ
ルダ４の下端部近傍に回動自在に連結されている。

ヘッドホルダ４の下部で、プラテン２１と反対側の側面
にはシフトレバ−１９が水平方向に所定長さに渡って固
定されており、その両端部とキャリッジ側の固定部、例
えばソレノイド（７）７レームとの開にはスプリング２
０が張架されており、ヘッドホルダ４に対し復帰力を与
えている。

一方、キャリッジ２上には支柱２ａを介して支持板２ｂ
が水平な状態で固定されており、この支持板２ｂ上には
供給リール１４と巻取リール１５とが取付けられており
、供給リール１４から引出されたインクリボン１３は第
２図に示すようにテンションスプリング１７に接し、さ
らにキャリッジ側に設けられたローラ９ａに接し、サー
マルヘッド３の前方を通りもう１つのローラ９ｂに接し
、ネらにもう１つのテンションスプリング１７ｂに接し
て巻取リール１５に巻取られる。

巻取リール１５の軸にはキャリッジ２上取付けられたモ
ータ１６が連結されている。

なお、図示の例のように２つのリール１４゜１５を着脱
できる構成のものばかりではなく、リール１４．１５を
カッセト内に収容した構造のものにも本発明を適用する
ことができる。

一方インクリポン１３の走行をガイドするガイドローラ
９ａ、９ｂは第２図に示すように前記シフトレバ−１９
の両側において左右対象な状態でキャリッジに対し軸１
２を介して回転自在に軸承されている。

また、軸１２と同軸にローラ９ａ、９ｂの下部にはリボ
ンレバー８の一端が回動自在に軸承されている。

そして、リボンレバー８の自由端側には各々ガイドロー
ラ１１が軸１２を介して回転自在に軸承されている。

また、リボンレバー８の途中と装置の固定部との間には
スプリング１０が張架されており、リボンレバー８に対
し、復帰力を与えている。

ところで、リボンレバー８の下部には第１図に示すよう
に突起８ａが突設されており、シフＩ・レバー１９の」
一端部に形成された突片１９ａが前記突起８ａと常時係
合している。

従って、後述するようにしてヘッドホルダ４が回動され
るとシフトレバ−１９を介してリボンレバー８が回動さ
れるように記録ヘッドとリボンレバーとは連動関係にあ
る。

また、リボンレバー８のキャリッジ２側への回動限は第
２図に示すようにリボンレバー８の内側に位置するスト
ッパ１８により規制される。

次に以上のように構成された木実流側の動作について説
明する。

非記録時においてはソレノイド６は励磁されず、ヘッド
ホルダ４はスプリング２０の力により引付けられており
、サーマルヘッド３は第２図に実線で示すようにプラテ
ン２１から離れている。

また、リボンレバー８はスプリング１０により引かれ、
第２図に符号１８で示すストッパに接する位置にまで引
戻されている。

そして、この状態にあってもインクリボン１３はテンシ
ョンスプリング１７ａ、１７ｂによＩＪ一定の張力を与
えられたるみなく張られている。

この状態ではサーマルヘッド３はプラテン２１から離れ
ているため、記録紙２２の着脱は自由に行なえる。

一方、記録時においてはソレノイド６を励磁しロッド７
を前進させヘッドホルダ４をスプリング２０の引張力に
抗して軸５を中心として第１図中反時計方向に回動させ
、サーマルヘッド３をインクリボン１３を介してプラテ
ン２１に巻かれた記録紙２２に圧接する。

このヘッドホルダ４の回動時にはこれと一体のシフトレ
バ−１９も前進するため、リボンレバー８もスプリング
１０の引張力に抗して第２図に実線で示す位置から破線
で示す位置まで各々外側に向かって左右対象に回動され
、先端のガイドローラ１１がプラテン２１の近傍にまで
移動され、インクリボン１３が巻取リール１５から引出
される。

この時、ガイドローラ１１はプラテン２１に極めて接近
した状態にあるためサーマルヘッド３と各々のガイドロ
ーラ１１との間におけるインクリボン１３とプラテン２
１とに間の角度０は極めて小さくなる。

この状態においてキャリッジ２をガイド軸ｌに沿って移
動させ、サーマルヘッド３に設けられた図示を省略した
発熱素子に通電を行ない発熱させ、インクリボン１３の
インクを溶融させ、記録紙２２に転写し、使用した分だ
けインクリボンを巻取リール１５側にモーター６によっ
て巻取る。

ところで、上述したような状態で記録が行なわれ、イン
クリボンが引出され、巻取りが行なわれるが、この時第
２図に示すようにサーマルヘッド３とガイドローラ１１
との間に位置するインクリボン１３とプラテン２１との
なす角度０は極めて小さいため、次のような効果が現れ
る。

すなわち、角度Ｏが小さいためサーマルヘッド３のプラ
テン２１側の端面の両側縁から緩やかな角度でインクリ
ボン１３が展張されることになり、エツジ部による記録
紙に対するインクリボン１３の集中的な押圧現象は生じ
ず、記録紙とインクリボンとの間に相対速度があっても
インクをエツジで記録紙にこすり付ける現象は生じず、
記録紙の汚れが発生しにくい。

また、使用済のインクリボンが巻取られる場合にも角度
θは小さいため、記録直後に大きな角度をもって引剥が
されることはなく徐々に記録紙から引剥がされることに
なり、溶融されたインクの熱的な冷却時間をとることが
でき、インクの記録紙に対する転写性が増加する。

さらに、角度θが小さいためサーマルヘッド３のエツジ
部からインクリボン１３が大きな角度で屈曲されず、ヘ
ッド３のエツジ部によるインクリボンのインクとベース
フィルムとの剥離が生じずインクの小片が記録紙に付着
するような不都合は生じない。

［効　果］ 以」二の説明から明らかなように、本発明によれば、イ
ンクリボンが装着され記録ヘッドか設けられたキャリッ
ジを有する記録装置において、前記記録ヘッドをインク
リボンを介して記録紙に抑圧する記録位置と、記録紙か
ら障れた待機位置とに移動可能に設け、記録ヘッドを挟
んでかつ記録ヘッドと連動して記録位置近傍の記録状態
と、記録位置から鵡れた待機状態とにインクリボンを移
動させることができる回動可能なリボンレバーを設けた
構造を採用しているため、インクのこすり伺けや脱落し
たインクの小片による記録紙の汚れを防止し、溶融した
インクの冷却時間を十分にとることができ、転写性が良
く記録の欠落などが生じることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の一実施例を説明する側面
図および平面図である。 ２・・・キャリッジ　　　３・・・サーマルヘッド４・
・・ヘッドホルダ　　６・・・ソレノイド８・・・リボ
ンレバー ９　ａ、　、　９　ｂ　、　１１　・・−ガイドローラ
１３・・・インクリボン　１４・・・供給リール１５・
・・巻取リール　　１６・・・モータ１７ａ、１７ｂ・
・・テンションスプリング１９・・・シフトし八−２１
・・・プラテン２２・・・記録紙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録紙が巻付けられるプラテンに沿って移動自在に設け
   られ、インクリボンおよび記録ヘッドが装着されたキャ
   リッジを有する記録装置において、記録ヘッドを記録紙
   に接する記録位置と記録紙から離れた待機位置とに移動
   可能に設けるとともに、キャリッジ上に記録ヘッドを挟
   んで前記記録ヘッドと連動してインクリボンの途中を記
   録紙に近接した位置と待機位置とに導くリボンレバーを
   回動自在に設けたことを特徴とする記録装置。