JP2002347295A - インクリボン用巻取りコア、またはインクリボン用ガイドローラ - Google Patents

インクリボン用巻取りコア、またはインクリボン用ガイドローラ

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JP2002347295A
JP2002347295A JP2001156771A JP2001156771A JP2002347295A JP 2002347295 A JP2002347295 A JP 2002347295A JP 2001156771 A JP2001156771 A JP 2001156771A JP 2001156771 A JP2001156771 A JP 2001156771A JP 2002347295 A JP2002347295 A JP 2002347295A
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hole
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、巻取り中のインクリボンに斜行等
が発生しても、この斜行を修正して正常な画像を印刷す
ることができるインクリボン用巻取りコア、またはイン
クリボン用ガイドローラを提供すること。 【解決手段】 本発明のインクリボン用巻取りコア5
は、形状が円筒状で弾性を有する本体部6と、この本体
部6の円筒中心に貫通形成した軸孔6aと、この軸孔6
aに挿通して本体部6を軸止する回転軸7と、本体部6
の外周面に巻取り可能なインクリボン2とを備え、軸孔
6aは、本体部6の矢印Aの長手方向における中心線B
の位置の略中央部の孔径寸法が回転軸7の軸部7aの直
径寸法と同等、またはそれ以下に形成され、中心線Bの
位置の中央部から本体部6の両端部6b、6bに向かう
に従って軸孔6aの孔径が除々に大きくなるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクリボン用巻
取りコア、またはインクリボン用ガイドローラに係わ
り、安定したインクリボンの巻取り、または走行をガイ
ドすることができるインクリボン用巻取りコア、または
インクリボン用ガイドローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、記録用紙への文字等の画像印
刷を行う印刷装置として、記録用紙の幅方向に沿って、
複数の発熱素子を整列配置した長尺状のラインサーマル
ヘッドを有するラインプリンタが、コンピュータ、ワー
プロ等の出力装置として多く用いられている。
【0003】前記ラインプリンタは、例えばリボンカセ
ット内に、幅広でシート状のインクリボンが収納され、
このインクリボンの両端部が、所定間隔で離間する巻取
りコア、および供給コアに巻回されている。また、前記
巻取りコアと供給コアとの間には、供給コアから巻取り
コアに巻取りされるインクリボンが走行可能なリボン走
行経路が形成され、このリボン走行経路には回転自在の
ガイドローラが配設されている。
【0004】そして、リボンカセットをラインプリンタ
に装着する際に、前記両コア間のリボン走行経路にライ
ンサーマルヘッドを位置させ、ラインサーマルヘッドと
プラテンロータとでインクリボンと記録用紙を圧接す
る。この状態でラインサーマルヘッドの複数の発熱素子
を、印刷情報に基づいて選択的に発熱させると共にプラ
テンローラを回転させることにより、インクリボンのイ
ンクが記録用紙に熱転写されて、記録用紙に所望の画像
を印刷可能になっている。
【0005】前述したようなリボンカセットに用いられ
ている従来の巻取りコアおよびガイドローラは、硬質の
樹脂材料等からなり、円柱状の本体部がインクリボンの
幅寸法より若干長く形成されている。そして、巻取りコ
アは、本体部の外周面にインクリボンを巻回して、本体
部を回転駆動することにより、インクリボンを巻取り可
能になっている。また、ガイドローラは、供給コアから
引き出されてリボン走行経路を走行中のインクリボンを
ガイドするようになっている。前記巻取りコアを回転駆
動させて、インクリボンを供給コアから巻取るときに、
リボン走行経路を走行中のインクリボンには張力が発生
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来のインクリボン用巻取りコア、またはインクリボ
ン用ガイドローラは、インクリボンを巻回、または走行
をガイドする外周面がストレートな円柱状であった。そ
のために、巻取りコアを回転させてインクリボンを巻き
取り中に、インクリボンに斜行等が発生しても、この斜
行を修正することができず、ますます斜行がひどくなっ
て、インクリボンにシワ等が発生するおそれがあった。
このようなインクリボンにシワ等が発生すると、インク
リボンのインクを記録用紙に適正に転写することができ
なくなり、高品質の画像印刷ができなくなる。
【0007】本発明は、前述したような問題点に鑑みて
なされたもので、巻取り中のインクリボンに斜行等が発
生しても、この斜行を修正して正常な画像を印刷するこ
とができるインクリボン用巻取りコア、またはインクリ
ボン用ガイドローラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明のインクリボン用巻取り
コアは、形状が円筒状で弾性を有する本体部と、この本
体部の円筒中心に貫通形成された軸孔と、この軸孔を貫
通する回転軸と、前記本体部の外周面に巻取り可能なイ
ンクリボンとを備え、前記軸孔は、前記本体部の長手方
向における略中央部の孔径寸法が、前記回転軸が貫通可
能な寸法に形成されると共に、前記中央部以外の前記孔
径寸法が前記中央部よりも更に大きく形成されている構
成とした。
【0009】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記軸孔は、前記中央部から両端部に向
かうに従って前記孔径が除々に大きくなるような構成と
した。
【0010】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、前記軸孔は、前記中央部以外がこの中央
部より大きな孔径で形成されている構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記本体部は、前記インクリボン巻取り
時に発生する張力により弾性変形して、前記張力が加わ
った側の前記軸孔の内周面が前記回転軸に密着するよう
な構成とした。
【0012】また、前記課題を解決するための第5の解
決手段として本発明のインクリボン用ガイドローラは、
形状が円筒状で弾性を有する本体部と、この本体部の円
筒中心に貫通形成された軸孔と、この軸孔を貫通する回
転軸と、前記本体部の外周面にガイドされて走行可能な
インクリボンとを備え、前記軸孔は、前記本体部の長手
方向における略中央部の孔径寸法が、前記回転軸が貫通
可能な寸法に形成されると共に、前記中央部以外の前記
孔径寸法が前記中央部よりも更に大きく形成されている
構成とした。
【0013】また、前記課題を解決するための第6の解
決手段として、前記軸孔は、前記中央部から両端部に向
かうに従って前記孔径が除々に大きくなるような構成と
した。
【0014】また、前記課題を解決するための第7の解
決手段として、前記軸孔は、前記中央部以外がこの中央
部より大きな孔径で形成されている構成とした。
【0015】また、前記課題を解決するための第8の解
決手段として、前記本体部は、前記インクリボン巻取り
時に発生する張力により弾性変形して、前記張力が加わ
った側の前記軸孔の内周面が前記回転軸に密着するよう
な構成とした。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクリボン用巻
取りコア、またはインクリボン用ガイドローラを、図1
〜図10に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実
施の形態に係わるリボンカセットの要部断面図であり、
図2は図1の上面図であり、図3は本発明の第1の実施
の形態のインクリボン用巻取りコアの断面図であり、図
4は図3に示す本体部の断面図であり、図5は本発明の
第1の実施の形態のインクリボン用ガイドローラの断面
図であり、図6〜図8は本発明の第1の実施の形態のイ
ンクリボン用巻取りコアの動作を説明する図であり、図
9は本発明の第2の実施の形態のインクリボン用巻取り
コアを説明する断面図であり、図10は本発明の第3の
実施の形態のインクリボン用宇巻取りコアを説明する断
面図である。
【0017】まず、本発明の第1の実施の形態のインク
リボン用巻取りコア、またはインクリボン用ガイドロー
ラをリボンカセットに用いたもので説明する。まず、リ
ボンカセット1は、図1、図2に示すように、一方の面
にインク面2aが形成されたインクリボン2を収納する
略楕円形状の空洞部を有するリボン収納部3が設けられ
ている。
【0018】前記リボン収納部3は、互いに対向する一
対の側壁3aと、図1に示す上下を蓋閉する上ケース3
bと下ケース3cで覆われて、内部が空洞に形成されて
いる。また、図1に示すリボン収納部3の右側の下ケー
ス3cには、後述する供給コア4に巻回したインクリボ
ン2をリボン収納部3内から外部に引き出し可能な、ス
リット状のリボン引き出し口3dが形成されている。ま
た、リボン収納部3の空洞内部には、インクリボン2の
両端部を巻回した供給コア4と、本発明のインクリボン
用巻取りコアである巻き取りコア5とが収納されてい
る。そして、供給コア4と、巻取りコア5とは、それぞ
れの両端部が一対の側壁3aに軸支されて回転自在にな
っている。
【0019】前記巻取りコア5は、図3に示すように、
形状が円筒状で弾性を有するゴム等からなる本体部6を
有し、この本体部6の円筒中心に軸孔6aが貫通形成さ
れている。また、軸孔6aを貫通する回転軸7が配設さ
れている。前記回転軸7は、本体部6の軸孔6aを貫通
する軸部7aと、この軸部7aの図示左端部に、プリン
タ側の巻取りボビン(図示せず)に係合可能な、軸部7
aより直径寸法が大きなボビン係合部7bとが形成され
ている。
【0020】前記本体部6は、図4に示すように、円筒
状の外周面の直径寸法が、矢印Aの長手方向のどの位置
でも同一寸法のストレートに形成されている。また、軸
孔6aは、矢印Aの長手方向における略中央部(中心線
Bの位置)の孔径が寸法Cで形成されており、この寸法
Cは、回転軸7が貫通できるような孔径寸法に形成され
ている。そのために、中心線Bの位置の寸法Cの軸孔6
aに、回転軸7を圧入する場合は、回転軸7を回転させ
ることにより、本体部6が回転できるようになり、圧入
とはせずに遊嵌させる場合は、回転軸7の外周と本体部
6の軸孔6aの内周面に、それぞれ係合部(図示せず)
を形成しておくことで、回転軸7を回転させることによ
り、本体部6が回転できるようになっている。
【0021】また、軸孔6aは、中心線Bの位置の中央
部から本体部6の両端部6b、6bに向かうに従って孔
径が除々に大きくなる円錐状に形成され、本体部6の端
部6bにおける孔径は寸法Cより大きな寸法Dに形成さ
れている。そして、本体部6の軸孔6aに回転軸7を貫
通すると、端部6b側の寸法Dの軸孔6aと回転軸7と
の間には、所定寸法の隙間が形成されて、この隙間に対
応して本体部が弾性変形可能になっている。
【0022】また、リボンカセット1は、リボン収納部
3から図示右方向の一方側にリボン案内部8が延出形成
されている。このリボン案内部8は、上部にリボン収納
部3から延出形成された上ケース3bと、下部にリボン
収納部3の側壁3aに一体形成された下板8aとで構成
され、下板8aと上ケース3bに挟まれた間に、所定の
隙間寸法から成るリボン走行溝8bが形成されている。
そして、巻取りコア5を矢印E方向に回転させると、イ
ンクリボン2がリボン走行溝8b内を、矢印F方向に引
き回しされて巻取りコア5に巻取り可能になっている。
【0023】前記リボン案内部8の図示右側の先端部に
は、本発明のインクリボン用ガイドローラであるガイド
ローラ9が回転自在に配設されている。そして、リボン
引き出し口3cから引き出されたインクリボン2は、ガ
イドローラ9で図示上方に折り返しされて、リボン案内
部8のリボン走行溝8bを矢印F方向に引き回しされる
ようになっている。前記ガイドローラ9は、図5に示す
ように、形状が巻取りコア5の本体部6と略同じ円筒状
に形成され、ゴム等からなる弾性を有する本体部10が
配設されている。この本体部10の円筒中心には軸孔1
0aが貫通形成されている。
【0024】前記ガイドローラ9の本体部10は、円筒
状の外周面の直径寸法が、矢印Hの長手方向のどの位置
でも同一寸法のストレートに形成されている。また、軸
孔10aは、中心線Jの位置の中央部から本体部10の
両端部10b、10bに向かうに従って孔径が除々に大
きくなる円錐状に形成されている。即ち、矢印Hの長手
方向における略中央部(中心線Jの位置)の孔径寸法
が、回転軸11が貫通可能な寸法に形成されると共に、
中心線Jの中央部以外の孔径寸法が中央部より更に大き
く形成されている。
【0025】そのために、中心線Jの位置の軸孔6a
に、回転軸11を圧入する場合は、回転軸11を回転さ
せることにより、本体部10が回転できるようになり、
圧入とはせずに遊嵌させる場合は、回転軸11の外周と
本体部10の軸孔10aの内周面に、それぞれ係合部
(図示せず)を形成しておくことで、回転軸11を回転
させることにより、本体部10が回転できるようになっ
ている。
【0026】そして、本体部10の軸孔10aに回転軸
11を挿通すると、端部10b側の軸孔10aと回転軸
11との間には、所定寸法の隙間が形成されて、この隙
間に対応して本体部が弾性変形可能になっている。ま
た、回転軸11の左右の端部は、本体部10の両端部1
0b、10bから外側に突出しており、この回転軸11
の端部が一対の側壁3aに軸支されて、ガイドローラ9
が回転自在になっている
【0027】前記リボン引き出し口3dからガイドロー
ラ9までの間を引き回しされるインクリボン2と、リボ
ン案内部8の下板8aとの間には、プリンタ(図示せ
ず)側に片持ち支持されたラインサーマルヘッド(図示
せず)が挿入可能なヘッド挿入部12が形成されてい
る。前述したようなリボンカセット1は、巻き取りコア
5の矢印E方向の回転で、供給コア4に巻回したインク
リボン2が、リボン引き出し口3dから外部に引き出さ
れ、ヘッド挿入部12の下を矢印G方向に引き回しされ
る。そして、ガイドローラ9で上方に折り返しされて、
リボン案内部8のリボン走行溝8bを走行し、再度リボ
ン収納部3内に引き込まれて、巻取りコア5に巻取り可
能になっている。
【0028】次に本発明の巻取りコア5の動作を説明す
ると、まず、プリンタ側の巻取りボビン(図示せず)に
巻取りコア5のボビン係合部7bを係合させてリボンカ
セット1をプリンタ(図示せず)に装着する。そして、
巻取りボビン(図示せず)の回転により、図6に示すよ
うに、巻取りコア5を矢印E方向に回転させる。する
と、インクリボン2が本体部6に巻取られて矢印F方向
に走行することにより、ガイドローラ9が回転し、供給
コア4に巻回したインクリボン2がリボン引き出し口3
dから引き出されて、矢印G方向に走行する。この時の
インクリボン2には、リボン引き出し口3d、あるいは
リボン走行溝8bを摺動しながら走行するので、摩擦抵
抗が発生し、矢印Fの走行方向と反対方向の矢印Kの張
力が発生する。
【0029】このような、矢印Kの張力が発生したイン
クリボン2を巻取りコア5で巻取ることにより、巻取り
コア5は、図7に示すように、矢印Kの張力が加わった
一方側の軸孔6aの内周面と回転軸7との間の隙間がな
くなるように弾性変形し、軸孔6aの内周面が回転軸7
の軸部7aに密着する。そして、本体部6は、矢印Kの
張力が加わった一方側の外周面が、中心線Bの中央部を
頂部として太鼓状に変形する。この本体部6の一方側が
太鼓状に変形することにより、巻取りコア5に巻取りさ
れるインクリボン2は、幅方向の両端部が中心線Bの中
央部側に寄ろうとする力が働く。このことにより、イン
クリボン2の斜行を防止することができ、インクリボン
2にしわ等が発生せず、高品質の印刷を行うことができ
る。
【0030】また、インクリボン2に発生する矢印Kの
張力により、回転軸7の軸部7aが図8に示すように撓
んだとしても、本体部6は、中心線Bの中央部が厚肉に
形成されているので、矢印Kの張力が加わった一方側の
外周面が凹状にへこむのを防ぐことができる。そのため
に、インクリボン2を巻取り時に、回転軸7が撓んだと
しても、インクリボン2の斜行等を防止できる。
【0031】また、インクリボン2走行中の本発明のガ
イドローラ9も、巻取りコア5と同じに弾性変形(説明
を省略する)して、走行中におけるインクリボン2の斜
行等の発生を防ぐことができ、高品質の印刷を行うこと
ができる。また、本発明の第1の実施の形態の説明で
は、巻取りコア5、およびガイドローラ9の両方を本発
明のもので説明したが、巻取りコア5、またはガイドロ
ーラ9のいずれか一方だけを本発明のものを用い、いず
れか他方を従来のものを用いたものでも良い。
【0032】また、本発明の第2の実施の形態として、
図9に示すように、インクリボン用巻取りコア5の本体
部6の軸孔6aは、本体部6の両端部6bに向かうに従
って孔径が除々に大きくなる微細な階段状に形成したも
のでも良い。また、図示は省略するが、インクリボン用
ガイドローラにおいても、第2の実施の形態の巻取りコ
ア5と同様に、軸孔を階段状に形成したものでも良い。
【0033】また本発明の第3の実施の形態として、図
10に示すように、インクリボン用巻取りコア15の本
体部16は、その軸孔16aの長手方向の略中央部に所
定高さの凸部16bを形成し、軸孔16aの長手方向の
略中央部の孔径寸法が、回転軸7が貫通可能な寸法に形
成されると共に、凸部16bが形成された略中央部以外
の孔径寸法が中央部より更に大きな孔径で同一寸法に形
成されているものでも良い。このような第3の実施の形
態のインクリボン用巻取りコア15としても、インクリ
ボン巻取り時には、インクリボン2に発生する張力Kに
よりインクリボン用巻取りコア5の本体部6が回転軸7
に密着するため、本体部6の一方側は太鼓状に変形する
こととなり、第1の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。また、図示は省略するが、インクリボン用ガ
イドローラにおいても、第3の実施の形態の巻取りコア
15と同様に形成したものでも良い。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のインクリボ
ン用巻取りコアの軸孔は、本体部の長手方向における略
中央部の孔径寸法が、回転軸が貫通可能な寸法に形成さ
れると共に、中央部以外の孔径寸法が中央部よりも更に
大きく形成されているので、本体部の両端部寄りの軸孔
の内周面と回転軸との間に隙間ができ、この隙間に対応
して本体部の一方側をインクリボン巻取り時に発生する
張力で弾性変形させることができる。そのために、巻取
り中のインクリボンに発生する斜行等を確実に防ぐこと
ができ、高品質の印刷を行うことができるインクリボン
用巻取りコアを提供できる。
【0035】また、インクリボン用巻取りコアの軸孔
は、中央部から本体部の両端部に向かうに従って孔径が
除々に大きくなるようにしたので、インクリボン巻取り
時に発生する張力で、軸孔の内周面を確実に回転軸に密
着させることができ、更に確実にインクリボンに発生す
る斜行等を防ぐことができる。
【0036】また、インクリボン用巻取りコアの軸孔
は、中央部以外がこの中央部より大きな孔径で形成され
ているので、軸孔の形成が容易である。
【0037】また、インクリボン用巻取りコアの本体部
は、前記インクリボン巻取り時に発生する張力により弾
性変形して、前記張力が加わった側の前記軸孔の内周面
が前記回転軸に密着するようにしたので、張力が加わっ
た本体部の一方側を太鼓状に変形させて、インクリボン
に発生する斜行等を確実に防止することができる。
【0038】また、本発明のインクリボン用ガイドロー
ラの軸孔は、本体部の長手方向における略中央部の孔径
寸法が、回転軸が貫通可能な寸法に形成されると共に、
中央部以外の孔径寸法が中央部よりも更に大きく形成さ
れているので、本体部の両端部寄りの軸孔の内周面と回
転軸との間に隙間ができ、この隙間に対応して本体部の
一方側を、インクリボン巻取り時に発生する張力で弾性
変形させることができる。そのために、巻取り中のイン
クリボンに発生する斜行等を確実に防ぐことができ、高
品質の印刷を行うことができるインクリボン用ガイドロ
ーラを提供できる。
【0039】また、インクリボン用ガイドローラの軸孔
は、中央部から本体部の両端部に向かうに従って孔径が
除々に大きくなるようにしたので、インクリボン巻取り
時に発生する張力で、軸孔の内周面を確実に回転軸に密
着させることができ、更に確実にインクリボンに発生す
る斜行等を防ぐことができる。
【0040】また、インクリボン用ガイドローラの軸孔
は、中央部以外がこの中央部より大きな孔径で形成され
ているので、軸孔の形成が容易である。
【0041】また、インクリボン用ガイドローラの本体
部は、前記インクリボン巻取り時に発生する張力により
弾性変形して、前記張力が加わった側の前記軸孔の内周
面が前記回転軸に密着するようにしたので、張力が加わ
った本体部の一方側を太鼓状に変形させて、インクリボ
ンに発生する斜行等を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるリボンカセットの要部断面図で
ある。
【図2】図1の上面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のインクリボン用巻
取りコアの断面図である。
【図4】図3に示すインクリボン用巻取りコアの本体部
の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態のインクリボン用ガ
イドローラの断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態のインクリボン用巻
取りコアの動作を説明する図である。
【図7】図6の要部拡大断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態のインクリボン用巻
取りコアの動作を説明する図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態のインクリボン用巻
取りコアを説明する断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態のインクリボン用
巻取りコアを説明する断面図である。
【符号の鋭明】
1 リボンカセット 2 インクリボン 3 リボン収納部 3a 側壁 3b 上ケース 3c 下ケース 3d リボン引き出し口 4 供給コア 5 巻取りコア 6 本体部 6a 軸孔 6b 端部 7 回転軸 7a 軸部 7b ボビン係合部 8 リボン案内部 8a 下板 8b リボン走行溝 9 ガイドローラ 10 本体部 11 回転軸 12 ヘッド挿入部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状が円筒状で弾性を有する本体部と、
    この本体部の円筒中心に貫通形成された軸孔と、この軸
    孔を貫通する回転軸と、前記本体部の外周面に巻取り可
    能なインクリボンとを備え、前記軸孔は、前記本体部の
    長手方向における略中央部の孔径寸法が、前記回転軸が
    貫通可能な寸法に形成されると共に、前記中央部以外の
    前記孔径寸法が前記中央部よりも更に大きく形成されて
    いることを特徴とするインクリボン用巻取りコア。
  2. 【請求項2】 前記軸孔は、前記中央部から両端部に向
    かうに従って前記孔径が除々に大きくなるようにしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクリボン用巻取りコ
    ア。
  3. 【請求項3】 前記軸孔は、前記中央部以外がこの中央
    部より大きな孔径で形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のインクリボン用巻取りコア。
  4. 【請求項4】 前記本体部は、前記インクリボン巻取り
    時に発生する張力により弾性変形して、前記張力が加わ
    った側の前記軸孔の内周面が前記回転軸に密着するよう
    にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれ
    か1項に記載のインクリボン用巻取りコア。
  5. 【請求項5】 形状が円筒状で弾性を有する本体部と、
    この本体部の円筒中心に貫通形成された軸孔と、この軸
    孔を貫通する回転軸と、前記本体部の外周面にガイドさ
    れて走行可能なインクリボンとを備え、前記軸孔は、前
    記本体部の長手方向における略中央部の孔径寸法が、前
    記回転軸が貫通可能な寸法に形成されると共に、前記中
    央部以外の前記孔径寸法が前記中央部よりも更に大きく
    形成されていることを特徴とするインクリボン用ガイド
    ローラ。
  6. 【請求項6】 前記軸孔は、前記中央部から両端部に向
    かうに従って前記孔径が除々に大きくなるようにしたこ
    とを特徴とする請求項5記載のインクリボン用ガイドロ
    ーラ。
  7. 【請求項7】 前記軸孔は、前記中央部以外がこの中央
    部より大きな孔径で形成されていることを特徴とする請
    求項5記載のインクリボン用ガイドローラ。
  8. 【請求項8】 前記本体部は、前記インクリボン巻取り
    時に発生する張力により弾性変形して、前記張力が加わ
    った側の前記軸孔の内周面が前記回転軸に密着するよう
    にしたことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれ
    か1項に記載のインクリボン用ガイドローラ。
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