JPH106626A - リボンカセット - Google Patents
リボンカセットInfo
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- JPH106626A JPH106626A JP16620096A JP16620096A JPH106626A JP H106626 A JPH106626 A JP H106626A JP 16620096 A JP16620096 A JP 16620096A JP 16620096 A JP16620096 A JP 16620096A JP H106626 A JPH106626 A JP H106626A
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- pinch roller
- ribbon
- ribbon cassette
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 安定したインクリボンの供給を行なうことの
できるリボンカセットを提供する。 【解決手段】 プラテン15に沿って往復動自在とされ
サーマルヘッド6を搭載するキャリッジ5の上面に着脱
自在に装着され、前記キャリッジ5に搭載されるサーマ
ルヘッド6よりインクリボン4の供給側に供給用ピンチ
ローラ8aを配設するともに、インクリボン4の走行経
路に複数のガイドローラ9を配設してなるリボンカセッ
ト1であって、前記供給用ピンチローラ8aを回転しな
いように構成するとともに、前記供給用ピンチローラ8
aの近傍に回転自在に配設されたガイドローラ9にイン
クリボン4を介して圧接して前記インクリボン4に負荷
を与える弾性部材17を配設する。
できるリボンカセットを提供する。 【解決手段】 プラテン15に沿って往復動自在とされ
サーマルヘッド6を搭載するキャリッジ5の上面に着脱
自在に装着され、前記キャリッジ5に搭載されるサーマ
ルヘッド6よりインクリボン4の供給側に供給用ピンチ
ローラ8aを配設するともに、インクリボン4の走行経
路に複数のガイドローラ9を配設してなるリボンカセッ
ト1であって、前記供給用ピンチローラ8aを回転しな
いように構成するとともに、前記供給用ピンチローラ8
aの近傍に回転自在に配設されたガイドローラ9にイン
クリボン4を介して圧接して前記インクリボン4に負荷
を与える弾性部材17を配設する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリボンカセットに係
り、特に、インクリボンのサーマルヘッドに対する供給
を良好に行なうことを可能としたリボンカセットに関す
る。
り、特に、インクリボンのサーマルヘッドに対する供給
を良好に行なうことを可能としたリボンカセットに関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラテンの前方に記録のための
用紙と、所望のインクを塗工したインクリボンとを支持
しておき、記録ヘッドとしての複数の発熱素子を整列配
置させたサーマルヘッドをキャリッジとともにプラテン
に沿って往復動させながら、サーマルヘッドに整列配置
された発熱素子を、記録情報に基づいて選択的に発熱さ
せることにより、用紙上に所望の文字等の画像の記録を
行う熱転写プリンタが、高印字品質、低騒音、低コス
ト、メンテナンスの容易性等の理由により、コンピュー
タ、ワードプロセッサ等の出力装置として多用されてい
る。
用紙と、所望のインクを塗工したインクリボンとを支持
しておき、記録ヘッドとしての複数の発熱素子を整列配
置させたサーマルヘッドをキャリッジとともにプラテン
に沿って往復動させながら、サーマルヘッドに整列配置
された発熱素子を、記録情報に基づいて選択的に発熱さ
せることにより、用紙上に所望の文字等の画像の記録を
行う熱転写プリンタが、高印字品質、低騒音、低コス
ト、メンテナンスの容易性等の理由により、コンピュー
タ、ワードプロセッサ等の出力装置として多用されてい
る。
【0003】このような熱転写プリンタに搭載されるリ
ボンカセット1は、図2に示すように、その本体ケース
2内に1対の回転自在なリール3を有しており、これら
のリールには、インクリボン4がそれぞれ両端から巻回
されている。そして、リボンカセット1が熱転写プリン
タのキャリッジ5(図中、想像線で示す)に装着される
と、一方のリール3は、インクリボン4をその走行方向
下流に配置されるサーマルヘッド6(図中、想像線で示
す)に供給する供給側リール3aとされ、他方は、記録
に供した部分のインクリボンを巻取る巻取り側リール3
bとされている。
ボンカセット1は、図2に示すように、その本体ケース
2内に1対の回転自在なリール3を有しており、これら
のリールには、インクリボン4がそれぞれ両端から巻回
されている。そして、リボンカセット1が熱転写プリン
タのキャリッジ5(図中、想像線で示す)に装着される
と、一方のリール3は、インクリボン4をその走行方向
下流に配置されるサーマルヘッド6(図中、想像線で示
す)に供給する供給側リール3aとされ、他方は、記録
に供した部分のインクリボンを巻取る巻取り側リール3
bとされている。
【0004】この供給側リール3aと巻取り側リール3
bの中間部のリボン走行経路においては、前記インクリ
ボン4の一部を前記本体ケース2の外部に導出させてお
り、このインクリボン導出部7には前記サーマルヘッド
6がインクリボン4と記録用紙を介してプリンタのプラ
テン15(図中、想像線で示す)に対向するように配置
される。
bの中間部のリボン走行経路においては、前記インクリ
ボン4の一部を前記本体ケース2の外部に導出させてお
り、このインクリボン導出部7には前記サーマルヘッド
6がインクリボン4と記録用紙を介してプリンタのプラ
テン15(図中、想像線で示す)に対向するように配置
される。
【0005】また、前記本体ケース2内には、前記1対
のリール3a,3bの他に、回転自在に支持された1対
のピンチローラ8と、回転自在に支持されたリボン経路
に臨んでいる複数のガイドローラ9とが配設されてい
る。
のリール3a,3bの他に、回転自在に支持された1対
のピンチローラ8と、回転自在に支持されたリボン経路
に臨んでいる複数のガイドローラ9とが配設されてい
る。
【0006】前記1対のピンチローラ8は略円筒状に形
成されており、プリンタのキャリッジ5に搭載される
と、図2において右方に示す一方は、インクリボン4に
所定の引出し負荷(バックテンション)を付与する供給
用ピンチローラ8aとされていた。この引出し負荷は約
70gであった。また、図2において左方に示す他方
は、記録に供した部分のインクリボン4を用紙から引き
剥がして巻取る引き剥がし用ピンチローラ8bとされて
いる。そして、前記供給用ピンチローラ8aの内周面の
内側は、前記キャリッジ5に形成された供給用ローラ駆
動軸が係合される供給用係合孔10とされ、他方の引き
剥がし用ピンチローラ8bの内周面の内側は、前記キャ
リッジ7に形成された引き剥がし用ローラ駆動軸が係合
される巻取り用係合孔11とされている。
成されており、プリンタのキャリッジ5に搭載される
と、図2において右方に示す一方は、インクリボン4に
所定の引出し負荷(バックテンション)を付与する供給
用ピンチローラ8aとされていた。この引出し負荷は約
70gであった。また、図2において左方に示す他方
は、記録に供した部分のインクリボン4を用紙から引き
剥がして巻取る引き剥がし用ピンチローラ8bとされて
いる。そして、前記供給用ピンチローラ8aの内周面の
内側は、前記キャリッジ5に形成された供給用ローラ駆
動軸が係合される供給用係合孔10とされ、他方の引き
剥がし用ピンチローラ8bの内周面の内側は、前記キャ
リッジ7に形成された引き剥がし用ローラ駆動軸が係合
される巻取り用係合孔11とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記供給用ピンチロー
ラ8aにはインクリボン4を斜行させずに安定してサー
マルヘッド6に供給するためにはインクリボンの引出し
負荷が必要だが、前述したように、前記供給用ピンチロ
ーラ8aはプリンタのキャリッジ5に形成された供給用
ローラ駆動軸を介してこの供給用駆動軸を回転させる駆
動力により回転していたため、供給用ピンチローラ8a
の振れ精度やギア系の回転むらにより、引出し負荷が変
化してしまい、記録結果には画像むらとなって現われて
いた。
ラ8aにはインクリボン4を斜行させずに安定してサー
マルヘッド6に供給するためにはインクリボンの引出し
負荷が必要だが、前述したように、前記供給用ピンチロ
ーラ8aはプリンタのキャリッジ5に形成された供給用
ローラ駆動軸を介してこの供給用駆動軸を回転させる駆
動力により回転していたため、供給用ピンチローラ8a
の振れ精度やギア系の回転むらにより、引出し負荷が変
化してしまい、記録結果には画像むらとなって現われて
いた。
【0008】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、安定したインクリボンの供給を行なうことのできる
リボンカセットを提供することを目的とするものであ
る。
で、安定したインクリボンの供給を行なうことのできる
リボンカセットを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1のリボンカセットは、プラテンに沿っ
て往復動自在とされサーマルヘッドを搭載するキャリッ
ジの上面に着脱自在に装着されるとともに、ケース本体
内にインクリボンが巻回された1対の供給側リールおよ
び巻取り側リールを配設し、前記キャリッジに搭載され
るサーマルヘッドよりインクリボンの供給側に供給用ピ
ンチローラを配設し、前記サーマルヘッドよりインクリ
ボンの巻取り側に引き剥がし用ピンチローラを配設する
とともに、インクリボンの走行経路に複数のガイドロー
ラを配設してなるリボンカセットであって、前記供給用
ピンチローラを回転しないように構成するとともに、前
記供給用ピンチローラの近傍に回転自在に配設されたガ
イドローラにインクリボンを介して圧接して前記インク
リボンに負荷を与える弾性部材とを配設したことを特徴
とする。
本発明の請求項1のリボンカセットは、プラテンに沿っ
て往復動自在とされサーマルヘッドを搭載するキャリッ
ジの上面に着脱自在に装着されるとともに、ケース本体
内にインクリボンが巻回された1対の供給側リールおよ
び巻取り側リールを配設し、前記キャリッジに搭載され
るサーマルヘッドよりインクリボンの供給側に供給用ピ
ンチローラを配設し、前記サーマルヘッドよりインクリ
ボンの巻取り側に引き剥がし用ピンチローラを配設する
とともに、インクリボンの走行経路に複数のガイドロー
ラを配設してなるリボンカセットであって、前記供給用
ピンチローラを回転しないように構成するとともに、前
記供給用ピンチローラの近傍に回転自在に配設されたガ
イドローラにインクリボンを介して圧接して前記インク
リボンに負荷を与える弾性部材とを配設したことを特徴
とする。
【0010】また、請求項2に記載のリボンカセット
は、請求項1に記載のリボンカセットにおいて、前記供
給用ピンチローラは、樹脂系材料で形成されていること
を特徴とする。
は、請求項1に記載のリボンカセットにおいて、前記供
給用ピンチローラは、樹脂系材料で形成されていること
を特徴とする。
【0011】請求項3に記載のリボンカセットは、請求
項1または請求項2に記載のリボンカセットにおいて、
前記供給用ピンチローラは、前記ケース本体に固着され
て形成されていることを特徴とし、請求項4の記載のリ
ボンカセットは、前記供給用ピンチローラは、前記ケー
ス本体と一体形成されていることを特徴とする。
項1または請求項2に記載のリボンカセットにおいて、
前記供給用ピンチローラは、前記ケース本体に固着され
て形成されていることを特徴とし、請求項4の記載のリ
ボンカセットは、前記供給用ピンチローラは、前記ケー
ス本体と一体形成されていることを特徴とする。
【0012】そして、請求項5に記載のリボンカセット
は、請求項1乃至請求項4に記載のリボンカセットにお
いて、前記弾性部材は、板ばねであることを特徴とす
る。
は、請求項1乃至請求項4に記載のリボンカセットにお
いて、前記弾性部材は、板ばねであることを特徴とす
る。
【0013】請求項6に記載のリボンカセットは、請求
項5に記載のリボンカセットにおいて、前記ガイドロー
ラと板ばねとの圧接により生じるインクリボンの引出し
負荷を3〜25gfの範囲で設定したことを特徴とす
る。
項5に記載のリボンカセットにおいて、前記ガイドロー
ラと板ばねとの圧接により生じるインクリボンの引出し
負荷を3〜25gfの範囲で設定したことを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るリボンカセッ
トの実施の形態の一例の上ケースを省略して示す要部の
平面図である。
トの実施の形態の一例の上ケースを省略して示す要部の
平面図である。
【0015】この図1に示すように、本実施の形態のリ
ボンカセット1は、上下1対とされた上ケースおよび下
ケース(下ケースのみ図示)からなる平面略矩形のケー
ス本体2の内部に、熱昇華性のインクリボン4がそれぞ
れ両端から巻回された略円筒状の1対のリール3と、1
対のピンチローラ8と、リボン経路に臨んでいる複数の
ガイドローラ9とが配設されている。
ボンカセット1は、上下1対とされた上ケースおよび下
ケース(下ケースのみ図示)からなる平面略矩形のケー
ス本体2の内部に、熱昇華性のインクリボン4がそれぞ
れ両端から巻回された略円筒状の1対のリール3と、1
対のピンチローラ8と、リボン経路に臨んでいる複数の
ガイドローラ9とが配設されている。
【0016】前記1対のリール3は、このリボンカセッ
ト1が使用されるプリンタのキャリッジ5に搭載される
と、図1において右方に示す一方のリール3は、インク
リボン4を記録のためにサーマルヘッド6(図中、想像
線で示す)へ供給する供給側リール3aとされ、図1に
おいて左方に示す他方のリール3は、記録に供した部分
のインクリボン4を巻取る巻取り側リール3bとされ
る。
ト1が使用されるプリンタのキャリッジ5に搭載される
と、図1において右方に示す一方のリール3は、インク
リボン4を記録のためにサーマルヘッド6(図中、想像
線で示す)へ供給する供給側リール3aとされ、図1に
おいて左方に示す他方のリール3は、記録に供した部分
のインクリボン4を巻取る巻取り側リール3bとされ
る。
【0017】そして、各リール3a,3bの内周面に
は、複数のキー溝12,12…が周方向に間隔を隔てて
スプライン状に形成されており、前記供給側リール3a
の内周面の内側は、プリンタのキャリッジ5(図中、想
像線で示す)に配設された供給用ボビンが係合される供
給用孔13とされ、前記巻取り側リール3bの内周面の
内側は、プリンタのキャリッジ5に配設された巻取り用
ボビンが係合される巻取り用孔14とされている。
は、複数のキー溝12,12…が周方向に間隔を隔てて
スプライン状に形成されており、前記供給側リール3a
の内周面の内側は、プリンタのキャリッジ5(図中、想
像線で示す)に配設された供給用ボビンが係合される供
給用孔13とされ、前記巻取り側リール3bの内周面の
内側は、プリンタのキャリッジ5に配設された巻取り用
ボビンが係合される巻取り用孔14とされている。
【0018】前記1対のピンチローラ8は略円筒状に形
成されており、図1において右方に示す一方は、本発明
の実施形態においては、ケース本体2に回転不可の状態
に固定された供給用ピンチローラ8aとされ、左方に示
す一方は、回転自在とされ、記録に供した部分のインク
リボン4を用紙から引き剥がして巻取る引き剥がし用ピ
ンチローラ8bとされている。
成されており、図1において右方に示す一方は、本発明
の実施形態においては、ケース本体2に回転不可の状態
に固定された供給用ピンチローラ8aとされ、左方に示
す一方は、回転自在とされ、記録に供した部分のインク
リボン4を用紙から引き剥がして巻取る引き剥がし用ピ
ンチローラ8bとされている。
【0019】そして、本実施形態においては、前記供給
用ピンチローラ8aの内周面の内側は、前記キャリッジ
5に形成された供給用ローラ支軸が係合される供給用係
合孔10とされ、前記引き剥がし用ピンチローラ8bの
内周面の内側は、前記キャリッジ5に形成された巻取り
用供給用ローラ 駆動軸が係合される巻取り用係合孔1
1とされている。
用ピンチローラ8aの内周面の内側は、前記キャリッジ
5に形成された供給用ローラ支軸が係合される供給用係
合孔10とされ、前記引き剥がし用ピンチローラ8bの
内周面の内側は、前記キャリッジ5に形成された巻取り
用供給用ローラ 駆動軸が係合される巻取り用係合孔1
1とされている。
【0020】なお、本実施形態においては、前記供給用
ピンチローラ8aの材質としては、摩擦力の大きいゴム
系の素材を用いず、樹脂系の素材を用いて形成するもの
とする。また、前記供給用ピンチローラ8aは、本実施
形態においては略円筒状に形成されたものをケース本体
2に固定することとしたが、予めケース本体と一体に形
成してもよい。
ピンチローラ8aの材質としては、摩擦力の大きいゴム
系の素材を用いず、樹脂系の素材を用いて形成するもの
とする。また、前記供給用ピンチローラ8aは、本実施
形態においては略円筒状に形成されたものをケース本体
2に固定することとしたが、予めケース本体と一体に形
成してもよい。
【0021】図1において想像線にて示すプリンタのプ
ラテン15と対向する側のリボンカセット1のケース本
体2には、プリンタのサーマルヘッド6が臨む凹部16
が形成されており、凹部16内においてインクリボン4
の中間部が導出されている。
ラテン15と対向する側のリボンカセット1のケース本
体2には、プリンタのサーマルヘッド6が臨む凹部16
が形成されており、凹部16内においてインクリボン4
の中間部が導出されている。
【0022】そして、前記インクリボン4は、供給側リ
ール3aからガイドローラ9aを介して供給用ピンチロ
ーラ8aの外周に沿い、ガイドローラ9bを経て凹部1
6に案内され、さらに、ガイドローラ9cを経て引き剥
がし用ピンチローラ8bの外周に沿い、ガイドローラ9
dを介して巻取り側リール3bに巻取られるようになっ
ている。
ール3aからガイドローラ9aを介して供給用ピンチロ
ーラ8aの外周に沿い、ガイドローラ9bを経て凹部1
6に案内され、さらに、ガイドローラ9cを経て引き剥
がし用ピンチローラ8bの外周に沿い、ガイドローラ9
dを介して巻取り側リール3bに巻取られるようになっ
ている。
【0023】さらに、本実施形態のリボンカセット1に
おいて、ケース本体2には2つの板ばね17A、17B
が配設されている。このうち板ばね17Aは、前記ガイ
ドローラ9aに対してインクリボン4を介して圧接する
ことにより、供給されるインクリボン4にテンションを
付与するテンション付与部材としての役割を果たすもの
である。供給されるインクリボン4はこの板ばね17A
によってのみ、テンションが付与されることとなる。
おいて、ケース本体2には2つの板ばね17A、17B
が配設されている。このうち板ばね17Aは、前記ガイ
ドローラ9aに対してインクリボン4を介して圧接する
ことにより、供給されるインクリボン4にテンションを
付与するテンション付与部材としての役割を果たすもの
である。供給されるインクリボン4はこの板ばね17A
によってのみ、テンションが付与されることとなる。
【0024】また、前記板ばね17Bは、前記引き剥が
し用ピンチローラ8bに対してこの引き剥がし用ピンチ
ローラ8bにインクリボン6が90°以上巻き付いた部
分に前記インクリボンを介して圧接することにより、記
録に供され巻取られようとしているインクリボンにテン
ションを付与するものである。
し用ピンチローラ8bに対してこの引き剥がし用ピンチ
ローラ8bにインクリボン6が90°以上巻き付いた部
分に前記インクリボンを介して圧接することにより、記
録に供され巻取られようとしているインクリボンにテン
ションを付与するものである。
【0025】これらの板ばね17A,17Bは、一端部
にはこの板ばね17をリボンカセット1のケース本体2
に係止させるための被係止部17aが形成されており、
他端部にはその弾性力により被圧接物たるインクリボン
4に圧接する圧接部17bが形成されている。前記圧接
部17bのインクリボン4に対向する面には、インクリ
ボン4の幅方向の全幅に圧接するためのフェルト製のス
リップ部材18が配設されている。
にはこの板ばね17をリボンカセット1のケース本体2
に係止させるための被係止部17aが形成されており、
他端部にはその弾性力により被圧接物たるインクリボン
4に圧接する圧接部17bが形成されている。前記圧接
部17bのインクリボン4に対向する面には、インクリ
ボン4の幅方向の全幅に圧接するためのフェルト製のス
リップ部材18が配設されている。
【0026】本実施形態において、前記板ばね17Aの
被係止部17aを係止させる係止部19Aはケース本体
2の前記凹部16の中央部付近に形成されており、前記
板ばね17Aは、この係止部19Aから前記ガイドロー
ラ9aの配設方向に延在するようにして固定されてい
る。
被係止部17aを係止させる係止部19Aはケース本体
2の前記凹部16の中央部付近に形成されており、前記
板ばね17Aは、この係止部19Aから前記ガイドロー
ラ9aの配設方向に延在するようにして固定されてい
る。
【0027】そして、前記板ばね17Aのインクリボン
4を引出す際の引出し負荷(インクリボン6に与えるテ
ンション)は3〜25gfが望ましく、本実施形態にお
いては、引出し負荷は20gfとなるように構成する。
この数値は3gf以下であれば、インクリボン6に対し
て全くテンションがかからず、インクリボン6は斜行す
ることとなる。一方、25gfを越える数値に設定すれ
ば、バックテンションが大きすぎるため、板ばね17A
とサーマルヘッド6との間で、インクリボン4に伸びが
発生し、振動が生じるという不都合がある。よって、前
述の通り、この引出し負荷は3〜25gfの範囲内にと
どめるようにする。なお、引出し負荷は、より好ましい
のは5〜20gfである。
4を引出す際の引出し負荷(インクリボン6に与えるテ
ンション)は3〜25gfが望ましく、本実施形態にお
いては、引出し負荷は20gfとなるように構成する。
この数値は3gf以下であれば、インクリボン6に対し
て全くテンションがかからず、インクリボン6は斜行す
ることとなる。一方、25gfを越える数値に設定すれ
ば、バックテンションが大きすぎるため、板ばね17A
とサーマルヘッド6との間で、インクリボン4に伸びが
発生し、振動が生じるという不都合がある。よって、前
述の通り、この引出し負荷は3〜25gfの範囲内にと
どめるようにする。なお、引出し負荷は、より好ましい
のは5〜20gfである。
【0028】また、一方の前記板ばね17Bの被係止部
16aを係止させる係止部18Bは、ケース本体2の巻
取り用リール3bの配設側側壁2aの中央部に形成され
ており、前記板ばね17Bは、前記圧接部17bのみを
ケース本体2の側壁2aの前記プラテン15の配設側に
開口する開口部20からケース本体2内に挿入するよう
にして、前記係止部19Bからその側壁2aの外側に沿
わせて配設されている。
16aを係止させる係止部18Bは、ケース本体2の巻
取り用リール3bの配設側側壁2aの中央部に形成され
ており、前記板ばね17Bは、前記圧接部17bのみを
ケース本体2の側壁2aの前記プラテン15の配設側に
開口する開口部20からケース本体2内に挿入するよう
にして、前記係止部19Bからその側壁2aの外側に沿
わせて配設されている。
【0029】また、各ピンチローラ8およびガイドロー
ラ9とインクリボン4とは、インクリボン4のインクの
塗工されていない背面で接触状態とされているものとす
る。
ラ9とインクリボン4とは、インクリボン4のインクの
塗工されていない背面で接触状態とされているものとす
る。
【0030】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態のリボンカセットの作用について説明する。
態のリボンカセットの作用について説明する。
【0031】本実施の形態のリボンカセット1におい
て、インクリボン4は供給側リール3aから、ガイドロ
ーラ9a、ケース本体2に固定して配設された供給用ピ
ンチローラ8aそしてガイドローラ9bを経由して、サ
ーマルヘッド6の挿入部となる凹部16においてケース
本体2の外部に導出し、再度本体ケース2内に引き込ま
れ、引き剥がし用ピンチローラ4bおよびガイドローラ
9cを経由して巻取り側リール3bに巻取られる。
て、インクリボン4は供給側リール3aから、ガイドロ
ーラ9a、ケース本体2に固定して配設された供給用ピ
ンチローラ8aそしてガイドローラ9bを経由して、サ
ーマルヘッド6の挿入部となる凹部16においてケース
本体2の外部に導出し、再度本体ケース2内に引き込ま
れ、引き剥がし用ピンチローラ4bおよびガイドローラ
9cを経由して巻取り側リール3bに巻取られる。
【0032】本実施形態において、前記供給用ピンチロ
ーラ8aは摩擦力の生じにくい樹脂系の素材をもって形
成されており、また、回転しえないように固定して配設
されているので、従来のようにこのピンチローラ8aに
よってインクリボン4に対して負荷を掛けることはな
く、前記インクリボン4は、前記ガイドローラ9aに対
してインクリボン4を介して当接する板ばね17Aによ
ってのみテンションが付与されることとなる。
ーラ8aは摩擦力の生じにくい樹脂系の素材をもって形
成されており、また、回転しえないように固定して配設
されているので、従来のようにこのピンチローラ8aに
よってインクリボン4に対して負荷を掛けることはな
く、前記インクリボン4は、前記ガイドローラ9aに対
してインクリボン4を介して当接する板ばね17Aによ
ってのみテンションが付与されることとなる。
【0033】このようなテンションの付与によって安定
したインクリボン4の供給を確保したことで、サーマル
ヘッド6に対してインクリボン4が斜行した状態で供給
されるようなことを防止することができ、さらには、従
来のような供給側ピンチローラ8aの回転に起因してい
た記録結果のむらをもなくすことが可能となった。
したインクリボン4の供給を確保したことで、サーマル
ヘッド6に対してインクリボン4が斜行した状態で供給
されるようなことを防止することができ、さらには、従
来のような供給側ピンチローラ8aの回転に起因してい
た記録結果のむらをもなくすことが可能となった。
【0034】また、本実施形態のリボンカセットによる
インクリボン4の巻取りは、前記引き剥がし用ピンチロ
ーラ8bに対して板ばね17の圧接部17bがインクリ
ボン4を介して圧接し、これによりインクリボン4に対
して負荷を与えるようになっている。したがって、巻取
り側リール3bが回転することによるインクリボン4の
巻取り時において、前記引き剥がし用ピンチローラ8b
の前記圧接部16bの当接部分でインクリボン4に対し
て板ばね17の付勢力により巻取り力に対するテンショ
ンが付与されることになる。このため、前記引き剥がし
用ピンチローラ8aと巻取り側リール3bとの間では、
インクリボン4は常にピンと張った状態で巻取られるこ
ととなっている。
インクリボン4の巻取りは、前記引き剥がし用ピンチロ
ーラ8bに対して板ばね17の圧接部17bがインクリ
ボン4を介して圧接し、これによりインクリボン4に対
して負荷を与えるようになっている。したがって、巻取
り側リール3bが回転することによるインクリボン4の
巻取り時において、前記引き剥がし用ピンチローラ8b
の前記圧接部16bの当接部分でインクリボン4に対し
て板ばね17の付勢力により巻取り力に対するテンショ
ンが付与されることになる。このため、前記引き剥がし
用ピンチローラ8aと巻取り側リール3bとの間では、
インクリボン4は常にピンと張った状態で巻取られるこ
ととなっている。
【0035】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。例えば、このリボンカセット内に収納され
るインクリボンは、熱溶融性のインクリボン、熱昇華性
のインクリボンのいずれであっても構わない。
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。例えば、このリボンカセット内に収納され
るインクリボンは、熱溶融性のインクリボン、熱昇華性
のインクリボンのいずれであっても構わない。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るリボンカ
セットは、サーマルヘッドに対する安定したインクリボ
ンの供給を行なうことができ、良好な記録結果をも得る
ことができる等の効果を奏する。
セットは、サーマルヘッドに対する安定したインクリボ
ンの供給を行なうことができ、良好な記録結果をも得る
ことができる等の効果を奏する。
【図1】本発明に係るリボンカセットの一実施形態を示
す平面図
す平面図
【図2】従来のリボンカセットの一形態を示す平面図
1 リボンカセット 2 ケース本体 3a 供給側リール 3b 巻取り側リール 4 インクリボン 5 キャリッジ 6 サーマルヘッド 7 インクリボン導出部 8a 供給用ピンチローラ 8b 引き剥がし用ピンチローラ 9 ガイドローラ 10 供給用係合孔 11 巻取り用係合孔 12 キー溝 13 供給用孔 14 巻取り用孔 15 プラテン 16 凹部 17 板ばね 18 スリップ部材 19 係止部 20 開口部
Claims (6)
- 【請求項1】 プラテンに沿って往復動自在とされサー
マルヘッドを搭載するキャリッジの上面に着脱自在に装
着されるとともに、ケース本体内にインクリボンが巻回
された1対の供給側リールおよび巻取り側リールを配設
し、前記キャリッジに搭載されるサーマルヘッドよりイ
ンクリボンの供給側に供給用ピンチローラを配設し、前
記サーマルヘッドよりインクリボンの巻取り側に引き剥
がし用ピンチローラを配設するとともに、インクリボン
の走行経路に複数のガイドローラを配設してなるリボン
カセットであって、前記供給用ピンチローラを回転しな
いように構成するとともに、前記供給用ピンチローラの
近傍に回転自在に配設されたガイドローラにインクリボ
ンを介して圧接して前記インクリボンに負荷を与える弾
性部材を配設したことを特徴とするリボンカセット。 - 【請求項2】 前記供給用ピンチローラは、樹脂系材料
で形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリ
ボンカセット。 - 【請求項3】 前記供給用ピンチローラは、前記ケース
本体に固着されて形成されていることを特徴とする請求
項1または請求項2に記載のリボンカセット。 - 【請求項4】 前記供給用ピンチローラは、前記ケース
本体と一体形成されていることを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載のリボンカセット。 - 【請求項5】 前記弾性部材は、板ばねであることを特
徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載の
リボンカセット。 - 【請求項6】 前記ガイドローラと板ばねとの圧接によ
り生じるインクリボンの引出し負荷を3〜25gfの範
囲で設定したことを特徴とする請求項5に記載のリボン
カセット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16620096A JPH106626A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | リボンカセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16620096A JPH106626A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | リボンカセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH106626A true JPH106626A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15826956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16620096A Pending JPH106626A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | リボンカセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH106626A (ja) |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP16620096A patent/JPH106626A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030829 |