JPH0839908A - 印字用カセット - Google Patents

印字用カセット

Info

Publication number
JPH0839908A
JPH0839908A JP20011594A JP20011594A JPH0839908A JP H0839908 A JPH0839908 A JP H0839908A JP 20011594 A JP20011594 A JP 20011594A JP 20011594 A JP20011594 A JP 20011594A JP H0839908 A JPH0839908 A JP H0839908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
spool
print
cassette
receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20011594A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Horiuchi
誉史 堀内
Koushirou Yamaguchi
晃志郎 山口
Atsushi Sugimoto
淳 杉本
Yutaka Sugiyama
豊 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP20011594A priority Critical patent/JPH0839908A/ja
Publication of JPH0839908A publication Critical patent/JPH0839908A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被印字テープの巻回径が小さくなった場合に
おいても、シート及び被印字テープがずれてしまうこと
を確実に防止することができ、もってトルクの大きいモ
ータを必要とすることなく被印字テープを適正に送りつ
つ見栄えの良好な文字付テープを作成することができる
印字用カセットを提供する。 【構成】 テープスプール17の上下両端部に各一対の
切欠17aを形成するとともに、フィルムシート30に
一対の係合片30aを形成し、各係合片30aを各切欠
17aに嵌合位置決めした状態でテープスプール17に
巻回されたレセプターテープ14の上下端縁にフィルム
シート30を貼着するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カセットケース内で、
被印字テープを巻回したテープスプールから被印字テー
プを引出して文字等を印字して文字付テープを作成する
印字用カセットに関し、特に、テープスプールの上下両
端部に一対の切欠を設けるとともに、その各切欠に嵌合
される係合片が形成されたシートを、テープスプールに
巻回された被印字テープの上下端縁に貼着することによ
り、被印字テープの残量が少なくなった場合において
も、被印字テープを適正に送りつつ見栄えの良好な文字
付テープを作成可能な印字用カセットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、長尺状の印字媒体である被印
字テープに文字等のキャラクタを印字するテープ印字装
置においては、被印字テープと、被印字テープに印字を
施すためのインクリボンとを、所定形状のカセットケー
スに収納したテープカセットを印字機構に装着し、テー
プカセットから供給される被印字テープとインクリボン
とを重ね合わせた状態でサーマルヘッドを介して文字等
の印字を行って文字付テープを作成するように構成され
ている。
【0003】かかるテープカセットに収納される被印字
テープとしては、所定幅に形成された透明フィルムテー
プ、フィルムテープの片面に粘着剤を介して離形紙を付
着したテープ(以下、レセプターテープと称する)、及
び、自己発色性を有する感熱テープ(いわゆる、サーマ
ルペーパー)等が存在し、これらのいずれのテープもテ
ープスプールに巻回された状態でカセットケース内に収
納されている。
【0004】前記のような被印字テープ上に文字等の印
字が行われていくと、被印字テープは順次テープスプー
ルから引き出され、これに伴いテープスプールに巻回さ
れた被印字テープの巻回径は徐々に小さくなっていく。
かかる場合、被印字テープの巻回径が小さくなくなって
いくと、被印字テープの腰(テープの弾性力)に基づい
て被印字テープがテープスプールからばらけてしまうこ
とが多い。このように被印字テープがばらけてしまう
と、適正な送り量をもって被印字テープを送ることがで
きなくなり、この結果、被印字テープ上に文字等を適切
に印字することができず見栄えの良好な文字付テープを
作成することができなくなる。
【0005】そこで、かかる不都合を解消するため従来
のテープカセットにおいては、テープスプールに巻回し
た被印字テープの上下端縁に粘着剤付フィルムシートを
貼着している。このようにフィルムシートを被印字テー
プの上下端縁に貼着すれば、被印字テープが各フィルム
シートを介して上下にて保持されることから、被印字テ
ープが使用されてテープスプールに巻回された被印字テ
ープの巻回径が小さくなった場合においても、被印字テ
ープの腰に抗してばらけてしまうことがある程度防止さ
れ得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のテープカセットにおいては、各フィルムシートが、
単に、被印字テープの上下端縁に貼着されているに過ぎ
ず、各フィルムシートをテープスプールに対して位置決
めするための手段は何ら介在されていない。また、テー
プカセットの厚さが必要以上に大きくならないように、
被印字テープの上端縁とテープスプールの上端縁とは、
ほぼ同じ高さに設定されている。
【0007】かかる状況下、被印字テープがテープスプ
ールから引き出されて文字付テープが作成され、テープ
スプールにおける被印字テープの巻回径が小さくなる
と、被印字テープが有する腰に基づいてテープのばらけ
る力が大きくなり、この結果、被印字テープのばらける
力に起因して、各フィルムシートが被印字テープの半径
方向にずれてしまうとともに、被印字テープも斜めにず
れていくこととなる。
【0008】このように各フィルムシート、被印字テー
プがずれていくと、常時適正な送り量をもって被印字テ
ープを送ることができなくなり、文字等を適切に印字し
た見栄えの良好な文字付テープを作成することができな
い。また、各フィルムシート、被印字テープのずれに基
づき、被印字テープがカセットケースの内壁面と接触す
るようになり、これにより被印字テープを引き出すため
に大きな引出し力が必要となることから、テープ印字装
置におけるテープ送りモータとしてトルクの大きいモー
タが必要となってコストアップを招来してしまう問題が
ある。
【0009】本発明は、前記従来における問題点を解消
するためになされたものであり、テープスプールの上下
両端部に一対の切欠を設けるとともに、その各切欠に嵌
合される係合片が形成されたシートを、テープスプール
に巻回された被印字テープの上下端縁に貼着することに
より、被印字テープの巻回径が小さくなった場合におい
ても、シート及び被印字テープがずれてしまうことを確
実に防止することができ、もってトルクの大きいモータ
を必要とすることなく被印字テープを適正に送りつつ見
栄えの良好な文字付テープを作成することができる印字
用カセットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、カセットケース内に、被印字テープを巻回
したテープスプールを有し、テープスプールから被印字
テープを引き出しつつ文字等を印字して文字付テープを
作成する印字用カセットにおいて、前記テープスプール
の上下両端部に形成された一対の切欠と、前記各切欠に
嵌合される係合片が形成されるとともに、前記テープス
プールに巻回された被印字テープの上下端縁に貼着され
る一対のフィルムシートとを備えた構成とされる。ま
た、前記被印字テープは、粘着剤を介して片面に離形紙
が付着されたフィルムテープ、又は、自己発色性を有す
る感熱テープからなる。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明の印字用カセットで
は、文字付テープが作成される場合、粘着剤を介して片
面に離形紙が付着されたフィルムテープ、又は、自己発
色性を有する感熱テープからなる被印字テープがテープ
スプールから引き出されつつ、その印字面に文字等が印
字されて文字付テープが作成されていく。
【0012】このとき、テープスプールに巻回された被
印字テープの上下端縁にはそれぞれシートが貼着されて
いるとともに、各シートに形成された一対の係合片はテ
ープスプールの上下両端部に形成された各切欠に嵌合さ
れており、これにより被印字テープが使用されるに伴い
テープスプールにおける巻回径が小さくなって被印字テ
ープの腰に基づきテープのばらける力が大きくなった場
合においても、各シートは、その各係合片がテープスプ
ールの各切欠に係合されていることから、半径方向にず
れたり、被印字テープが斜めにずれてしまうことが確実
に防止され得る。従って、被印字テープの引出し力を一
定にしてトルクの大きいモータを必要とすることなく被
印字テープを適正に送りつつ見栄えの良好な文字付テー
プを作成することが可能となるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る印字用カセットについ
て、長尺状の被印字テープ上に文字等の印字を行って文
字付テープを作成するテープ印字装置用のテープカセッ
トに具体化した2つの実施例に基づき図面を参照して説
明する。先ず、第1実施例に係るテープカセットの概略
構成について図1に基づき説明する。図1は第1実施例
に係るテープカセットの内部構成を示す平面図である。
【0014】図1において、テープカセット1は、略直
方体形に樹脂等で形成した上下一対のカセットケース1
1(図1中には下カセットケース11のみを示す)の内
部に、被印字媒体(テープ)であるレセプターテープ1
4、レセプターテープ14に印字を施すためのインクリ
ボン13をそれぞれスプールに巻回して収納したもので
あり、また、使用済みのインクリボン13を巻取るリボ
ン巻取スプール16も備えられている。
【0015】レセプターテープ14は、片面に粘着剤が
塗布されたフィルムテープと粘着剤を介してフィルムテ
ープに付着された離形紙とから構成されており、粘着剤
が塗布されていないフィルムテープ面が文字等を印字す
る印字面となる。かかるレセプターテープ14は、その
フィルムテープ面上に文字等が印字されて文字付テープ
とされた後、離形紙を剥すことにより各種の対象に対し
て貼り付けることが可能となるものである。
【0016】また、レセプターテープ14は、テープス
プール17に巻回された状態でカセットケース11内に
収納されている。テープスプール17から引き出された
レセプターテープ14は、二つの補助ガイド21、20
を経由して、リボンカセット1の開口部22を通過し、
テープ印字装置(図示せず)から回転駆動を受けるテー
プ駆動ローラ19に導かれてテープカセット1の外部に
至る。
【0017】インクリボン13は、その終端がリボン供
給スプール2に接合され、巻回されて収納されている。
リボン供給スプール2から引き出されたインクリボン1
3は、開口部22にてレセプターテープ14と重ね合わ
され、レセプターテープ14とともに開口部22を通過
する。その後、レセプターテープ14から離され、リボ
ンガイド26、補助ガイド25を経由して、テープ印字
装置から回転駆動を受けるリボン巻取スプール16に至
る。リボン巻取スプール16には、インクリボン13の
始端が接合され巻取られる。
【0018】また、リボン巻取スプール16の内側に
は、内歯18が形成されている。内歯18は、テープカ
セット1を印字装置に装着した際に印字装置の回転駆動
端と嵌合される。内歯18が印字装置から駆動されるこ
とにより、リボン巻取スプール16が回転する。
【0019】テープカセット1の開口部22には、テー
プカセット1をテープ印字装置に装着した際にテープ印
字装置の印字機構が位置する。テープ印字装置の印字機
構は、図示しないサーマルヘッドにインクリボン13と
レセプターテープ14とを押圧するプラテンローラ(図
示せず)を有している。これらにより、インクリボン1
3と重ね合わされたレセプターテープ14に印字を行
う。
【0020】前記の全体構成を有するテープカセット1
は、印字の際には、リボン巻取スプール16が内歯18
を介してテープ印字装置の側から回転駆動を受ける。ま
た、テープ駆動ローラ19もテープ印字装置から回転駆
動を受ける。
【0021】テープ印字装置側において、テープ駆動ロ
ーラ19と相対する位置には従動ローラ(図示略)が配
置されており、テープカセット1をテープ印字装置に装
着した状態では、テープ駆動ローラ19と従動ローラと
は、レセプターテープ14を挟持している。そして、テ
ープ駆動ローラ19が駆動されることにより、レセプタ
ーテープ14がテープスプール17から、引き出され
る。テープスプール17は、レセプターテープ14が引
き出された分だけ回転する。
【0022】また、リボン巻取スプール16が図1中、
反時計回りに駆動されることにより、インクリボン13
がリボン供給スプール2から引き出される。リボン供給
スプール2は、インクリボン13が引き出された分だけ
反時計回りに回転する。
【0023】尚、前記プラテンローラがリボン巻取スプ
ール16やテープ駆動ローラ19と同期して回転駆動す
るように構成され、インクリボン13がサーマルヘッド
とプラテンローラとにより、レセプターテープ14と重
なり合った状態で挟持されつつ、プラテンローラの回転
により送出され、その送出された分がリボン巻取スプー
ル16に巻取られる構成とすることも可能である。
【0024】かかるテープカセット1におけるテープス
プール17について、図2に基づき説明する。ここで、
図2は、テープスプール17の分解斜視図である。図2
において、テープスプール17の周囲には、レセプター
テープ14が巻回されており、そのテープスプール17
の上下両端部には、相互に対向する位置において一対の
切欠17aが形成されている。尚、図2中にはテープス
プール17の上端部に形成された各切欠17aのみが示
されているが、テープスプール17の下端部にも同様に
各切欠17aが形成されている。
【0025】また、テープスプール17に巻回されたレ
セプターテープ14の上下端縁には、中心にテープスプ
ール17の径と同等の径を有する円形穴が形成されると
ともに、その円形穴の周囲で相互に対向する位置に一対
の係合片30aが形成されたドーナツ状の粘着剤付きフ
ィルムシート30が、それぞれ貼着されている。これら
の各フィルムシート30は、その各係合片30aがテー
プスプール17の各切欠17aに嵌合されるように、レ
セプターテープ14の上下端縁に貼着されている。これ
により、各フィルムシート30は、各係合片30a及び
各切欠17aを介してテープスプール17に対して位置
決めされ、この結果、各フィルムテープ30は、テープ
スプール17に巻回されたレセプターテープ14の巻回
量(レセプターテープ14の巻回径)の如何に拘らず、
テープスプール17との間で位置ずれすることは全くな
い。
【0026】前記のように構成されたテープカセット1
をテープ印字装置に装着して文字付テープが作成される
場合、レセプターテープ14は、前記のように、テープ
駆動ローラ19と従動ローラとの協働により、テープス
プール17から引き出されるとともに、各補助ガイド2
1、20を経て開口部22まで送られる。また、同時
に、インクリボン13は、内歯18を介して回転駆動さ
れるリボン巻取スプール16によりリボン供給スプール
2から引き出されるとともに、開口部22にてレセプタ
ーテープ14と重ね合わせられつつ各リボンガイド2
6、補助ガイド25を経てリボン巻取スプール16に巻
き取られる。そして、開口部22において、サーマルヘ
ッドによりインクリボン13を介してレセプターテープ
14上に文字等の印字が行われ、かかる文字等が印字さ
れた文字付テープは、テープ駆動ローラ19、従動ロー
ラによりテープカセット1の外方に送り出されるもので
ある。
【0027】ここに、文字付テープの作成に従ってレセ
プターテープ14がテープスプール17から引き出され
ることにより、テープスプール17に巻回されたレセプ
ターテープ14の量が減少していくと、レセプターテー
プ14の巻回径が小さくなってレセプターテープ14の
有する腰に基づき、レセプターテープ14がばらけよう
とする力(ばらけ力)が大きくなる。しかし、レセプタ
ーテープ14の上下端縁には、フィルムシート30が、
各係合片30aにてテープスプール17の各切欠17a
に嵌合され位置決めされた状態で、それぞれ貼着されて
いる。従って、レセプターテープ14の巻回径が小さく
なってテープのばらけ力が大きくなった場合において
も、各フィルムシート30は、前記各係合片30a及び
切欠17a相互の協働作用により、レセプターテープ1
4の半径方向にずれることは全くなく、これによりレセ
プターテープ14の斜めにずれてしまうことは全くな
い。これに基づいて、レセプターテープ14がカセット
ケース11の内壁面に接触することはないことから、テ
ープ駆動ローラ19を駆動するにつきトルクの大きいモ
ータを必要とせず、また、レセプターテープ14を適正
に送りつつ見栄えの良好な文字付テープが作成され得る
ものである。
【0028】以上説明したように本実施例に係るテープ
カセット1では、テープスプール17の上下両端部に各
一対の切欠17aを形成するとともに、フィルムシート
30に一対の係合片30aを形成し、各係合片30aを
各切欠17aに嵌合位置決めした状態でテープスプール
17に巻回されたレセプターテープ14の上下端縁にフ
ィルムシート30を貼着するように構成したので、レセ
プターテープ14が使用されてテープスプール17にお
ける巻回径が小さくなってレセプターテープ14の腰に
基づきレセプターテープ14のばらけ力が大きくなった
場合においても、各フィルムシート30がレセプターテ
ープ14の半径方向にずれたり、また、レセプターテー
プ14が斜めにずれることを確実に防止することができ
る。これにより、レセプターテープ14がカセットケー
ス11の内壁面に接触することを確実に防止してテープ
駆動ローラ19を駆動するためにトルクの大きいモータ
は全く不要とすることができ、また、レセプターテープ
14を適正に送りつつ見栄えの良好な文字付テープを作
成することができるものである。
【0029】次に、被印字テープとして、自己発色性を
有する感熱テープを使用した第2実施例に係るテープカ
セットについて図3に基づき説明する。図3は第2実施
例に係るテープカセットの内部構成を示す平面図であ
る。
【0030】ここに、この第2実施例に係るテープカセ
ットは、前記第1実施例に係るテープカセット1におい
て使用されているレセプターテープ14に代えて、自己
発色性を有する感熱テープ40が使用されている点にお
いてのみ、第1実施例のテープカセット1と異なるもの
であり、その他の構成については第1実施例のテープカ
セット1と同様の構成を有する。従って、第1実施例の
テープカセット1と同一の部材等については同一の符号
を付するものとし、その説明については第1実施例の説
明を参照することとして省略する。
【0031】図3において、テープカセット1のカセッ
トケース11内にはテープスプール17に巻回された感
熱テープ40が回動可能に配置されており、感熱テープ
40は、前記第1実施例におけるレセプターテープ14
と同様にして、テープ駆動ローラ19と従動ローラとの
協働により、テープスプール17から引き出されるとと
もに、各補助ガイド21、20を経て開口部22まで送
られる。そして、開口部22において、サーマルヘッド
により感熱テープ40上に文字等の印字が行われ、かか
る文字等が印字された文字付テープは、テープ駆動ロー
ラ19、従動ローラによりテープカセット1の外方に送
り出されるものである。
【0032】尚、感熱テープ40は、サーマルヘッドに
よる発熱駆動を介して、自己発色性を有するものである
から、前記第1実施例にテープカセット1に設けられた
インクリボンは不要であり、従って、第2実施例のテー
プカセット1ではリボン供給スプール、リボン巻取スプ
ールは設けられていない。
【0033】また、感熱テープ40を巻回したテープス
プール17においては、前記図2で説明したと同一の構
成に基づき、感熱テープ40の上下端縁に各フィルムシ
ート30が貼着されている。従って、前記第1実施例と
同様、文字付テープの作成に従って感熱テープ40がテ
ープスプール17から引き出されることにより、テープ
スプール17に巻回された感熱テープ40の量が減少し
ていくと、感熱テープ40の巻回径が小さくなって感熱
テープ40の有する腰に基づき、レセプターテープ14
がばらけようとする力(ばらけ力)が大きくなるが、感
熱テープ40の上下端縁には、各係合片30aがテープ
スプール17の各切欠17aに嵌合され位置決めされた
状態で、フィルムシート30が、それぞれ貼着されてい
るので、感熱テープ40の巻回径が小さくなってテープ
のばらけ力が大きくなった場合においても、各フィルム
シート30は、前記各係合片30a及び切欠17a相互
の協働作用により、感熱テープ40の半径方向にずれる
ことは全くなく、これにより感熱テープ40が斜めにず
れてしまうことは全くない。これに基づいて、感熱テー
プ40がカセットケース11の内壁面に接触することは
ないことから、テープ駆動ローラ19を駆動するにつき
トルクの大きいモータを必要とせず、また、感熱テープ
40を適正に送りつつ見栄えの良好な文字付テープが作
成され得るものである。
【0034】従って、第2実施例のテープカセット1に
よれば、感熱テープ40が使用されてテープスプール1
7における巻回径が小さくなって感熱テープ40の腰に
基づき感熱テープ40のばらけ力が大きくなった場合に
おいても、各フィルムシート30が感熱テープ40の半
径方向にずれたり、また、感熱テープ40が斜めにずれ
ることを確実に防止することができる。これにより、感
熱テープ40がカセットケース11の内壁面に接触する
ことを確実に防止してテープ駆動ローラ19を駆動する
ためにトルクの大きいモータは全く不要とすることがで
き、また、感熱テープ40を適正に送りつつ見栄えの良
好な文字付テープを作成することができるものである。
尚、前記各実施例は本発明を何ら限定するものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形・改良
が可能であることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明した通り本発明では、テープス
プールの上下両端部に一対の切欠を設けるとともに、そ
の各切欠に嵌合される係合片が形成されたシートを、テ
ープスプールに巻回された被印字テープの上下端縁に貼
着することにより、被印字テープの巻回径が小さくなっ
た場合においても、シート及び被印字テープがずれてし
まうことを確実に防止することができ、もってトルクの
大きいモータを必要とすることなく被印字テープを適正
に送りつつ見栄えの良好な文字付テープを作成すること
ができる印字用カセットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るテープカセットの内部構成を
示す平面図である。
【図2】テープカセットにおけるテープスプールの分解
斜視図である。
【図3】第2実施例に係るテープカセットの内部構成を
示す平面図である。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 リボン供給スプール 11 カセットケース 13 インクリボン 14 レセプターテープ 16 リボン巻取スプール 17 テープスプール 17a 切欠 30 フィルムシート 30a 係合片 40 感熱テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 豊 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カセットケース内に、被印字テープを巻
    回したテープスプールを有し、テープスプールから被印
    字テープを引き出しつつ文字等を印字して文字付テープ
    を作成する印字用カセットにおいて、 前記テープスプールの上下両端部に形成された一対の切
    欠と、 前記各切欠に嵌合される係合片が形成されるとともに、
    前記テープスプールに巻回された被印字テープの上下端
    縁に貼着される一対のフィルムシートとを備えたことを
    特徴とする印字用カセット。
  2. 【請求項2】 前記被印字テープは、粘着剤を介して片
    面に離形紙が付着されたフィルムテープからなることを
    特徴とする請求項1記載の印字用カセット。
  3. 【請求項3】 前記印字用テープは、自己発色性を有す
    る感熱テープからなることを特徴とする請求項1記載の
    印字用カセット。
JP20011594A 1994-08-01 1994-08-01 印字用カセット Pending JPH0839908A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20011594A JPH0839908A (ja) 1994-08-01 1994-08-01 印字用カセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20011594A JPH0839908A (ja) 1994-08-01 1994-08-01 印字用カセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0839908A true JPH0839908A (ja) 1996-02-13

Family

ID=16419083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20011594A Pending JPH0839908A (ja) 1994-08-01 1994-08-01 印字用カセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0839908A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104097408A (zh) * 2013-04-15 2014-10-15 兄弟工业株式会社 带盒
WO2020203173A1 (ja) * 2019-03-31 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 カセット
JP2020168727A (ja) * 2019-03-31 2020-10-15 ブラザー工業株式会社 カセット
CN113661070A (zh) * 2019-03-31 2021-11-16 兄弟工业株式会社 带盒
US11987064B2 (en) 2019-03-31 2024-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cassette

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104097408A (zh) * 2013-04-15 2014-10-15 兄弟工业株式会社 带盒
EP2792496A1 (en) 2013-04-15 2014-10-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
US9550381B2 (en) 2013-04-15 2017-01-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Tape cassette
WO2020203173A1 (ja) * 2019-03-31 2020-10-08 ブラザー工業株式会社 カセット
JP2020168726A (ja) * 2019-03-31 2020-10-15 ブラザー工業株式会社 カセット
JP2020168727A (ja) * 2019-03-31 2020-10-15 ブラザー工業株式会社 カセット
CN113661070A (zh) * 2019-03-31 2021-11-16 兄弟工业株式会社 带盒
CN113661071A (zh) * 2019-03-31 2021-11-16 兄弟工业株式会社 带盒
JP2023024487A (ja) * 2019-03-31 2023-02-16 ブラザー工業株式会社 カセット
CN113661070B (zh) * 2019-03-31 2024-02-09 兄弟工业株式会社 带盒
US11987064B2 (en) 2019-03-31 2024-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cassette

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5143461A (en) Printer
JP2867881B2 (ja) テープカセット
JP2938384B2 (ja) 熱転写プリンタおよびこの熱転写プリンタに使用されるリボンカセット
JP2959398B2 (ja) テープカセット
JPH0527550B2 (ja)
JP2009078400A (ja) シート搬送装置及び印刷装置
JPH0839908A (ja) 印字用カセット
KR0166459B1 (ko) 열전사식 프린터
EP0891871B1 (en) Print Cartridge
GB2137563A (en) Thermal printer
JP3331827B2 (ja) 熱転写プリンタ装置
JPH0528645U (ja) テープ印字装置
JP7494527B2 (ja) 印刷媒体供給装置
JP3945076B2 (ja) テープカセット
JP2000033720A (ja) 熱転写プリンタ
JPH0267163A (ja) 熱転写カラープリンタ
JPH03166977A (ja) テーププリンタ及びそれに着脱可能なテープカセット
JP2514549Y2 (ja) 記録装置におけるインクフィルムの押圧解除装置
JP2643118B2 (ja) サーマルプリンタ
JP2587471Y2 (ja) ラベルプリンタ
JPH08142443A (ja) 熱転写プリンタ
JP2865941B2 (ja) リボンカセット
JP2902518B2 (ja) 熱転写プリンタ
JPH11138929A (ja) プリンタにおけるリボン張り装置
JP3779607B2 (ja) 熱転写プリンタ