JPH106627A - リボンカセット - Google Patents

リボンカセット

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JPH106627A
JPH106627A JP16402196A JP16402196A JPH106627A JP H106627 A JPH106627 A JP H106627A JP 16402196 A JP16402196 A JP 16402196A JP 16402196 A JP16402196 A JP 16402196A JP H106627 A JPH106627 A JP H106627A
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JP
Japan
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ribbon
ink ribbon
ribbon cassette
ink
reel
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Application number
JP16402196A
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English (en)
Inventor
Keiji Katano
圭二 片野
Morihisa Suzuki
護久 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクリボンのダメージによる影響を極力排
除して、安定したリボン巻取りを行なうことのできるリ
ボンカセットを提供すること。 【解決手段】 本体ケース2内にインクリボン6が巻回
された1対の供給側リール3bと巻取り側リール3aを
収納し、この供給側リール3bと巻取り側リール3aの
中間部のリボン走行経路において前記インクリボン6の
一部を前記本体ケース2の外部に導出するリボンカセッ
ト1であって、前記インクリボン1の導出部15と巻取
り側リール3aの間に配設され、このリボンカセット1
が搭載されるプリンタ本体からの回転駆動力により記録
後のインクリボン6を剥離するピンチローラ4aと、こ
のピンチローラ4aにインクリボン6を介して圧接して
前記インクリボン6に負荷を与える弾性部材16(16
B)とを配設したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリボンカセットに係
り、特に、熱昇華転写用インクリボンを収納し、前記イ
ンクリボンに対して適正なテンションを付与することを
可能としたリボンカセットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プラテンの前方に記録のための
用紙と、所望のインクを塗工したインクリボンとを支持
しておき、記録ヘッドとしての複数の発熱素子を整列配
置させたサーマルヘッドをキャリッジとともにプラテン
に沿って移動させながら、サーマルヘッドに整列配置さ
れた発熱素子を、記録情報に基づいて選択的に発熱させ
ることによりインクリボンのインクを転写して、用紙上
に所望の文字等の画像の記録を行う熱転写プリンタが、
高印字品質、低騒音、低コスト、メンテナンスの容易性
等の理由により、コンピュータ、ワードプロセッサ等の
出力装置として多用されている。
【0003】このような熱転写プリンタに搭載されるリ
ボンカセットは、その本体ケース内に1対の回転自在な
リールを有しており、これらのリールには、インクリボ
ンがそれぞれ両端から巻回されている。そして、リボン
カセットが熱転写プリンタのキャリッジに装着される
と、一方のリールは、インクリボンをその走行方向下流
に配置されるサーマルヘッドに供給する供給側リールと
され、他方は、記録に供した部分のインクリボンを巻取
る巻取り側リールとされている。
【0004】この供給側リールと巻取り側リールの中間
部のリボン走行経路においては、前記インクリボンの一
部を前記本体ケースの外部に導出させており、このイン
クリボン導出部にはこのリボンカセットを熱転写プリン
タのキャリッジに装着した際に前記サーマルヘッドがイ
ンクリボンを介して用紙に対向するように配置される。
【0005】このようなリボンカセットにおいては、供
給側リールと前記インクリボン導出部との間にテンショ
ン付与手段(例えば板ばね)を配設することで、インク
リボンに対して引き出し負荷を与え、サーマルヘッドが
インクリボンおよび用紙を介してプラテンに圧接した時
に余分なインクリボンが引き出されることでインクリボ
ンにしわ等が入ったりすることがないような構造になっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、巻取り
側に関しては、巻取り動作により常にテンションがかか
ることから、特別な配慮はなされていなかった。
【0007】そして、このことは溶融性インクリボンを
使用しての記録では、上記構成のリボンカセットであっ
ても特に弊害はでないが、熱昇華性インクリボンを使用
する場合、インクリボンに供給される記録エネルギが大
きいため、その影響によりインクリボンがダメージを受
けて巻取りが安定しないという不具合があった。
【0008】また、インクリボンの巻取りは、前記巻取
りリールを回転させるためのモータの駆動によりなされ
るが、大きな記録エネルギを供給するために印字速度
(キャリッジの移動速度)を遅くする必要があるが、こ
れによりインクリボンの巻取のためのモータの回転駆動
を遅くすると、前記サーマルヘッドと巻取りリールとの
間で緊張状態に張設されたインクリボンを通してそのモ
ータの振動がサーマルヘッドに伝わり、記録精度を著し
く低下させるという問題があった。
【0009】本発明は前記した点に鑑みなされたもの
で、熱昇華性インクリボンを使用する場合でも、インク
リボンのダメージによる影響を極力排除して、安定した
リボン巻取りを行なうことのできるリボンカセットを提
供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の請求項1のリボンカセットは、リボンカセット
のインクリボンの導出部と巻取り側リールの間に配設さ
れ、このリボンカセットが搭載されるプリンタからの回
転力により印字後のインクリボンを剥離するピンチロー
ラと、該ピンチローラにインクリボンを介して圧接して
前記インクリボンに負荷を与える弾性部材とを配設した
ことを特徴としている。
【0011】請求項2のリボンカセットは、請求項1に
記載のリボンカセットにおいて、前記弾性部材は、前記
ピンチローラに対するインクリボンの巻付き角度を90
度以上確保した部分に圧接することを特徴としている。
【0012】また、請求項3のリボンカセットは、請求
項1または請求項2に記載のリボンカセットにおいて、
前記弾性部材は、板ばねであることを特徴とし、請求項
4において、前記板ばねは、一端部にはリボンカセット
のケースに係止するための被係止部が形成されており、
他端部にはその弾性力により被圧接物に圧接する圧接部
が形成されていることを特徴としている。
【0013】請求項5のリボンカセットは、請求項4に
記載のリボンカセットにおいて、前記圧接部は、インク
リボンの幅方向の全幅に圧接することを特徴としてい
る。
【0014】そして、請求項6のリボンカセットは、請
求項4または請求項5に記載のリボンカセットにおい
て、前記被係止部は、その高さ方向の寸法をリボンカセ
ットの組込み形成時に前記板ばねを係止させるケース本
体に形成された係止部の高さ寸法より小さく形成したこ
とを特徴としている。
【0015】これら本発明に係るリボンカセットによれ
ば、リボンカセットのインクリボンと巻取り側リールの
間に配設されたピンチローラに対してインクリボンを介
して弾性部材を押圧させることにより、ピンチローラと
巻取り側リールの間では常にテンションがかかった状態
でインクリボンを巻取ることができるとともに、前記弾
性部材をピンチローラに対してインクリボンが90°以
上巻き付いた部分に押圧させることにより、ピンチロー
ラとインクリボンとの間で摩擦力が十分得られることに
より記録後のインクリボンの良好な引き剥がし力が得ら
れる。また、弾性部材としての板ばねも、その板ばねの
被係止部を係止させるケース本体の係止部からその被係
止部を突出させることなくカセットケース内に収納する
ことができるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照して
説明する。
【0017】図1は本発明に係るリボンカセットの実施
の形態の一例の上ケースを省略して示す要部の平面図で
あり、図2(a)は板ばねの形状を示す平面図であり、
図2(b)は板ばねの形状を示す正面図である。
【0018】図1に示すように、本実施の形態のリボン
カセット1は、上下1対とされた上ケースおよび下ケー
ス(下ケースのみ図示)からなる平面略矩形のケース本
体2の内部に、回転自在に支持された1対のリール3
と、回転自在に支持された1対のピンチローラ4と、回
転自在に支持されたリボン経路に臨んでいる複数のガイ
ドローラ5とが配設されている。
【0019】前記1対のリール3は略円筒状に形成され
ており、各リール3の外周面には、熱昇華性のインクリ
ボン6がそれぞれ両端から巻回されている。この1対の
リール3は、このリボンカセット1が使用されるプリン
タのキャリッジ7に搭載されると、図1において左方に
示す一方のリール3は、記録に供した部分のインクリボ
ン6を巻取る巻取り側リール3aとされ、図1において
右方に示す他方のリール3は、インクリボン6を記録の
ために供給する供給側リール3bとされる。
【0020】また、各リール3の内周面には、複数のキ
ー溝8,8…が周方向に間隔を隔ててスプライン状に形
成されており、図1において左方に示す巻取り側リール
3aの内周面の内側は、プリンタのキャリッジ7に配設
された巻取り用ボビンが係合される巻取り用孔9とさ
れ、図1において右方に示す供給側リール3bの内周面
の内側は、同じく供給用ボビンが係合される供給用孔1
0とされている。
【0021】前記1対のピンチローラ4は、前述したよ
うに略円筒状に形成されており、この1対のピンチロー
ラ4は、プリンタのキャリッジ7に搭載されると、図1
において左方に示す一方は、記録に供した部分のインク
リボン6を用紙から引き剥がして巻取る引き剥がし用ピ
ンチローラ4aとされ、図1において右方に示す他方
は、インクリボン6に所定の負荷(バックテンション)
を付与する供給用ピンチローラ4bとされている。そし
て、図1において左方に示す一方の引き剥がし用ピンチ
ローラ4aの内周面の内側は、前記キャリッジ7に形成
されたリボン引き剥がし用ローラ駆動軸が係合される巻
取り用係合孔11とされ、図1において右方に示す他方
のピンチローラ4bの内周面の内側は、同じく供給用ロ
ーラ駆動軸が係合される供給用係合孔12とされてい
る。
【0022】また、図1において想像線にて示すプリン
タのプラテン13と対向する側のリボンカセット1のケ
ース本体2には、図1において想像線にて示すプリンタ
のサーマルヘッド14が臨む凹部15が形成されてお
り、凹部15内においてインクリボン6の中間部が導出
されている。
【0023】そして、前記インクリボン6は、供給側リ
ール3bからガイドローラ5aを介して供給ピンチロー
ラ4bの外周に沿い、ガイドローラ5bを経て凹部15
に案内され、さらに、ガイドローラ5cを経て巻取りピ
ンチローラ4aの外周に沿い、ガイドローラ5dを介し
て巻取り側リール3aに巻取られるようになっている。
本実施形態において前記ガイドローラ5dは前記巻取り
ピンチローラ4aよりケース本体2の内側に配設されて
おり、前記インクリボン6は前記巻取りピンチローラ4
aの外周の約半分(180°)に巻き付くようになされ
ている。
【0024】さらに、本実施形態のリボンカセット1に
おいて、ケース本体2には2つの板ばね16A、16B
が配設されている。このうち板ばね16Aは、前記ガイ
ドローラ5aに対してインクリボン6を介して圧接する
ことにより、供給されるインクリボン6にテンションを
付与するテンション付与部材としての板ばねであり、ま
た、前記板ばね16Bは、前記巻取り用ピンチローラ4
bに対してこの巻取り用ピンチローラ4bにインクリボ
ン6が90°以上巻き付いた部分に前記インクリボンを
介して圧接することにより、記録に供され巻取られよう
としているインクリボンにテンションを付与する板ばね
16Bである。以下、これらの板ばね16A,16Bを
板ばね16と総称する。
【0025】これらの板ばね16は、図2(a)および
図2(b)に示すように、一端部にはこの板ばね16を
リボンカセット6のケース本体2に係止させるための被
係止部16aが形成されており、他端部にはその弾性力
により被圧接物たるインクリボン6に圧接する圧接部1
6bが形成されている。前記圧接部16bのインクリボ
ン6に対向する面には、インクリボン6の幅方向の全幅
に圧接するためのフェルト製のスリップ部材17が配設
されている。そして、前記被係止部16aは板ばね16
の端部をコ字状に曲げて形成されており、その高さ方向
の寸法は、前記リボンカセット6の組込み形成時に前記
板ばね16を係止させるケース本体2の外周壁2aに切
込み形成された係止部18の高さ寸法より小さく形成さ
れており、板ばね16は、前記係止部18に前記被係止
部16aを係止させることにより固定されている。
【0026】なお、本実施形態において、前記板ばね1
6Aの被係止部16aを係止させる係止部18Aはケー
ス本体2の前記凹部15の中央部付近に形成されてお
り、前記板ばね18aは、この係止部18aから前記ガ
イドローラ5aの配設方向に延在するようにして固定さ
れている。そして、一方の前記板ばね16Bの被係止部
16aを係止させる係止部18Bは、ケース本体2の巻
取り用リール3aの配設側側壁2aの中央部に形成され
ており、前記板ばね16Bは、前記圧接部16bのみを
ケース本体2の側壁2aの前記プラテン13の配設側に
開口する開口部19からケース本体2内に挿入するよう
にして、前記係止部18Bからその側壁2aの外側に沿
わせて配設されている。
【0027】また、各ピンチローラ4とインクリボン6
とは、インクリボン6のインクの塗工されていない背面
で接触状態とされているものとする。
【0028】本実施の形態のリボンカセット1が搭載さ
れる熱転写プリンタは、熱昇華性インクリボンを用いた
記録を行なうための熱転写プリンタであり、図示しない
フレームの所望の位置に平板状のプラテン13がその記
録面をほぼ垂直にして配設されており、このプラテン1
3の前側下方には図示しないガイドシャフトがプラテン
13と平行に配設されている。そして、ガイドシャフト
の適宜な位置にはキャリッジ7が取付けられており、こ
のキャリッジ7上には、記録手段としてのサーマルヘッ
ド14が前記プラテン13に対向するようにして配設さ
れているとともに、インクリボン走行装置として、キャ
リッジ7の上面から突設されている巻取り用ボビンとリ
ボン引き剥がし用ローラ駆動軸とから構成された巻取り
機構と、キャリッジ7の上面から突設されている供給用
ボビンと送出用ローラ駆動軸とから構成された送出機構
とが配設されている。
【0029】そして、キャリッジ7にリボンカセット1
が装着されると、巻取り用ボビンがリボンカセット1の
巻取り用孔9に係合され、リボン引き剥がし用ローラ駆
動軸が引き剥がし用ピンチローラ4aの巻取り用係合孔
11に係合され、供給用ボビンがリボンカセット1の供
給用孔10に係合され、供給用ローラ駆動軸が供給用係
合孔12に係合することにより、インクリボン6を図1
において矢印Aにて示す方向に走行させるようになって
いる。
【0030】つぎに、前述した構成からなる本実施の形
態のリボンカセットの作用について説明する。
【0031】本実施の形態のリボンカセット1は、供給
側リール3aからガイドローラ5a,5bを経由して、
サーマルヘッド14の挿入部となる凹部15においてケ
ース本体2の外部に導出されたインクリボン6は、再度
本体ケース2内に引き込まれ、ガイドローラ5c、引き
剥がし用ピンチローラ4aおよびガイドローラ5dを経
由して巻取り側リールに巻取られる。引き剥がし用ピン
チローラ4aは係合するキャリッジ7上のリボン引き剥
がし用ローラ駆動軸の回転力によりインクリボン6を記
録に供された用紙から引き剥がす引き剥がし力を得るた
めの働きをするものである。
【0032】この引き剥がし用ピンチローラ4aに対し
ては、板ばね16の圧接部16bがインクリボン6を介
して圧接しているため、引き剥がし用ピンチローラ4a
とインクリボン6との間で十分な摩擦力が得られ、良好
な引き剥がし力を得ることができるとともに、インクリ
ボン6に対して負荷を与えるようになっている。したが
って、巻取り側リール3aが回転することによるインク
リボン6の巻取り時において、引き剥がし用ピンチロー
ラ4aにより引き剥がされたインクリボン6が巻取り側
リール3aに巻取られていくが、このとき、前記ピンチ
ローラ4aの前記圧接部16bの当接部分でインクリボ
ン6に対して板ばね16の付勢力により巻き取り力に対
するテンションが付与されることになる。このため、前
記引き剥がし用ピンチローラ4aと巻取り側リール3a
との間では、インクリボン6は常にピンと張った状態で
巻取られることとなる。
【0033】インクリボン6の剥離は引き剥がし用ピン
チローラ4aの働きによりなされるが、熱昇華性インク
リボン6を用いた記録の場合、インクリボン6へのダメ
ージを極力なくするために、キャリッジ7の移動速度
(記録速度)よりも引き剥がし用ピンチローラ4aによ
る引き剥がしの速度を遅くして、前記サーマルヘッド1
4の巻取り側端部(記録部)14aと引き剥がし用ピン
チローラ4aとの間でインクリボン6にたるみが生じる
ようにして、インクリボン6の用紙からの剥離がインク
リボン6が充分冷却された状態で行なうようにする必要
がある。このような場合においても、前記ピンチローラ
4aと巻き取り側リール3aとの間では、引き剥がし用
ピンチローラ4aにインクリボン6が90°以上巻き付
いた部分に前記インクリボンを介して圧接することによ
り、インクリボン6には常に張力のかかった状態で巻取
られるために、安定した巻取動作が行なわれ、巻ずれ、
あるいは巻太り等の不具合を生じない。
【0034】そして、このように、前記サーマルヘッド
14の巻取り側端部(記録部)14aと引き剥がし用ピ
ンチローラ4aとの間でインクリボン6にたるみが生じ
るようにしてもインクリボンの巻取りに影響がなくなれ
ば、前記巻取りリールを回転させるためのモータの回転
駆動を遅くしても、そのモータの振動がインクリボン6
を介してサーマルヘッド14に伝わり、記録精度を著し
く低下させるという問題点をも解消することができる。
【0035】また、リボンカセット1は、リボンカセッ
ト1内に所定の部材を配置して上下1対の本体ケース2
を組合わせることにより完成されるが、本実施形態のリ
ボンカセット1においては、前記板ばね16の被係止部
16aの高さ寸法を前記リボンカセットの1対の本体ケ
ース2のうちいずれか一方(例えば、下側ケース)に形
成されている係止部18の高さ寸法より小さくしたこと
により、このリボンカセット1の組込み形成を行なう場
合に、前記被係止部16aは係止部18の高さ寸法内に
収まることとなり、前記1対の本体ケース2のうちの他
方(例えば、上側ケース)を組合わせる際に、この被係
止部16aがその係止部18の上方に突出して前記他方
のケースに当接してしまうことを防止して、作業をしや
すくすることが可能となる。
【0036】このように、本実施形態においては、イン
クリボンのダメージによる影響を極力排除して安定した
インクリボンの巻取りを行なうことができ、また、板ば
ねの被係止部の形状寸法に改良を加えることにより、リ
ボンカセットの組込み作業を簡略かすることができる。
【0037】なお、本発明は前記実施形態のものに限定
されるものではなく、必要に応じて種々変更することが
可能である。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るリボンカ
セットは、熱昇華性インクリボンを使用する場合でも、
インクリボンのダメージによる影響を極力排除して、安
定したリボン巻取りを行なうことができ、さらには良好
な記録結果をも得られるし、また、リボンカセットの組
込み作業をも簡略にすることができる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリボンカセットの一実施形態を示
す平面図
【図2】(a)は本発明のリボンカセットの一実施形態
に用いられる板ばねの構成を示す平面図であり、(b)
はその正面図である。
【符号の説明】
1 リボンカセット 2 ケース本体 3a 巻取り側リール 3b 供給側リール 4 ピンチローラ 5 ガイドローラ 6 インクリボン 7 キャリッジ 8 キー溝 9 巻取り用孔 10 供給用孔 11 巻取り用係合孔 12 供給用係合孔 13 プラテン 14 サーマルヘッド 15 凹部 16a 被係止部 16b 圧接部 17 スリップ部材 18 係止部 19 開口部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース内にインクリボンが巻回され
    た1対の供給側リールと巻取り側リールを収納し、この
    供給側リールと巻取り側リールの中間部のリボン走行経
    路において前記インクリボンの一部を前記本体ケースの
    外部に導出するリボンカセットであって、前記インクリ
    ボンの導出部と巻取り側リールの間に配設され、このリ
    ボンカセットが搭載されるプリンタ本体からの回転駆動
    力により記録後のインクリボンを剥離するピンチローラ
    と、このピンチローラにインクリボンを介して圧接して
    前記インクリボンに負荷を与える弾性部材とを配設した
    ことを特徴とするリボンカセット。
  2. 【請求項2】 前記弾性部材は、前記ピンチローラに対
    するインクリボンの巻付き角度を90度以上確保した部
    分に圧接することを特徴とする請求項1に記載のリボン
    カセット。
  3. 【請求項3】 前記弾性部材は、板ばねであることを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載のリボンカセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記板ばねは、一端部にリボンカセット
    のケースに係止するための被係止部が形成されており、
    他端部にその弾性力により前記ピンチローラ上のインク
    リボンに圧接する圧接部が形成されていることを特徴と
    する請求項3に記載のリボンカセット。
  5. 【請求項5】 前記圧接部は、インクリボンの幅方向の
    全幅に圧接することを特徴とする請求項4に記載のリボ
    ンカセット。
  6. 【請求項6】 前記被係止部は、その高さ方向の寸法を
    前記板ばねを係止させるケース本体に形成された係止部
    の高さ寸法より小さく形成したことを特徴とする請求項
    4または請求項5に記載のリボンカセット。
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