JP2878518B2 - インクリボンカセット - Google Patents

インクリボンカセット

Info

Publication number
JP2878518B2
JP2878518B2 JP4548592A JP4548592A JP2878518B2 JP 2878518 B2 JP2878518 B2 JP 2878518B2 JP 4548592 A JP4548592 A JP 4548592A JP 4548592 A JP4548592 A JP 4548592A JP 2878518 B2 JP2878518 B2 JP 2878518B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
spool
winding
ribbon
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4548592A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05246123A (ja
Inventor
浩 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARUPUSU DENKI KK
Original Assignee
ARUPUSU DENKI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARUPUSU DENKI KK filed Critical ARUPUSU DENKI KK
Priority to JP4548592A priority Critical patent/JP2878518B2/ja
Publication of JPH05246123A publication Critical patent/JPH05246123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2878518B2 publication Critical patent/JP2878518B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写プリンタに使用
されるインクリボンカセットに係り、特に、同一箇所で
複数回の印字が可能な熱溶融性インクリボンを収納した
インクリボンカセットのスプールの形状に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図は一般的なインクリボンカセットの
構造を示す図であり、このインクリボンカセットのイン
クリボン3は、熱転写プリンタにおけるランニングコス
トを低減するために、インクリボン3の長手方向の同一
箇所において複数回の印字が可能なマルチタイムリボン
とされている。
【0003】この図においてカセット本体1内には、図
示の状態において巻取側となる第1スプール2Aと、同
じく図示の状態において供給側となる第2スプール2B
が相互に間隔を隔ててそれぞれ回転自在に支持されてい
る。これらの第1スプール2Aと第2スプール2Bと
は、カセット本体1の表裏を反転すると、第1スプール
2Aが供給側となり、また第2スプール2Bが巻取側と
なる。そして、これらのスプール2A,2Bには、熱溶
融性のインクリボン3の両端部が固着されたうえで巻回
されている。なお、前記第2スプール2Bには、インク
リボン3が巻回されてなるパンケーキ3aが支持されて
いる。
【0004】前記カセット本体1内には、供給側となっ
ている第2スプール2Bから導出されたインクリボン3
を途中カセット本体1の前面に沿わせるようにして巻取
側となっている第1スプール2Aに巻回するように引き
回す複数個のテープローラ4,4…が配設され、リボン
引き回し経路を形成している。前記カセット本体1の前
面には、インクリボン3の一部がこのカセット本体1の
外部に導出される1対のコ字状の開口部5A,5Bが左
右に間隔を隔てて形成されており、インクリボンカセッ
トのプリンタへの装着時には、一方の開口部5A内にサ
ーマルヘッド6が位置するようになっている。なお、他
方の開口部5B内には、カセット本体1の表裏を反転し
てプリンタへの装着したときに、前記サーマルヘッド6
が位置するようになっている。
【0005】そして、供給側の第2スプール2Bから繰
り出されたインクリボン3は、複数個のテープローラ5
を介して引き回され、途中のサーマルヘッド6を当接さ
せるための両開口部5B,5Aのところで一旦カセット
本体1外に出て印字に使用された後、再度カセット本体
1内に入り巻取側の第1スプール2Aに巻取られる。こ
のようにして、インクリボン4の全長が巻取側の第1ス
プール2Aに巻取られたら、インクリボンカセットを表
裏反転して再度印字を行う。このとき、供給側の第2ス
プール2Bが巻取側のスプールに、巻取側の第1スプー
ル2Aが供給側のスプールとなり、繰り返し使用が可能
となる。
【0006】図3A,Bは前述した従来のインクリボン
カセットにおける両スプール2A,2B(以下符号2で
総称する)の平面図および正面図である。このスプール
2は、全体的にほぼ円筒形とされており、この結果、外
周面たるインクリボン3を巻回する巻回面7は、その軸
方向すなわちインクリボン3の幅方向における半径が一
端から他端まで完全に同一に形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た構成のスプール2を用いた従来のインクリボンカセッ
トにおいては、インクリボン3としてマルチタイムリボ
ンを用いた場合、繰り返し印字の使用回数が増すにつれ
て、図4に示すように、インクリボン3の巻取りが巻取
側のスプール2の軸方向にずれ、インクリボン3の正常
な巻取りができないという問題が発生していた。
【0008】これは、インクリボン3のベースフィルム
の厚さが4.5μm以下であるのに対しインク層の厚み
が8〜15μmと厚いため、印字後にインクが消費され
たインクリボン3の幅方向における中央部分と、印字に
使用されないインクリボン3の幅方向における両端部分
とにおいて肉厚の相違による段差が生じてくるためで、
使用回数が増加するにしたがってその傾向は強くなる。
そして、使用回数が増加したインクリボン3をスプール
2に巻回すると、インクリボン3の大きく突出した高い
部分が低い部分に滑る形でインクリボン3の巻取ずれが
発生し、インクリボンカセットの上下のカセット本体1
の内面に接触して、インクリボン3の正常な走行が阻害
される状態となる。
【0009】また、このインクリボン3の両端部の高く
なった部分に、インクリボン3の巻取時に発生する巻取
力が集中することになり、その結果として、さらにイン
クリボン3がずれやすくなったり、インクリボン3が変
形しやすいという問題もあった。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、マルチタイムリボンを用いた場合
でも巻取ずれが発生することなく、良好なインクリボン
の巻取が行えるインクリボンカセットを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために本発明の請求項1のインクリボンカセットは、同
一箇所で複数回の印字が可能な熱溶融性インクリボンを
間隔を隔てて配設された1対のスプールに両端部から巻
回して収納したインクリボンカセットにおいて、前記各
スプールのリボン巻回面の軸方向両端部をその半径が
方向中央平坦部の半径より小径の平坦部に形成したこと
を特徴としている。
【0012】また、請求項2のインクリボンカセット
は、同一箇所で複数回の印字が可能な熱溶融性インクリ
ボンを間隔を隔てて配設された1対のスプールに両端部
から巻回して収納したインクリボンカセットにおいて、
前記各スプールのリボン巻回面の軸方向両端部をその半
径が軸方向中央平坦部の半径より小径の平坦部に形成す
るとともに、前記各スプールの軸方向の両端部にスプー
ルの半径より大径のリボンガイド部材を周設したことを
特徴としている。
【0013】
【作用】本発明によれば、インクリボンの印字に使用さ
れなかった幅方向の両端部は、スプールの両端部の半径
の小さい平坦部に巻回されるので、インクリボンの幅方
向における巻取段差が発生せず、このため巻取ずれが生
じない。
【0014】また、インクリボンをガイドするリボンガ
イド部材を設ければ、インクリボンの両端がガイドされ
るため、さらに良好なインクリボンの巻取動作を行うこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により説明
する。本実施例のインクリボンカセットのスプールを除
く他の構成については、前述した従来例と同一であるの
で説明を省略する。また、前述した従来例と同一の構成
については、同一の符号を付して説明する。
【0016】図1A,Bは本発明の実施例におけるスプ
ール2の形状を示す図である。
【0017】図1A,Bに示す実施例において、スプー
ル2は全体的にほぼ円筒形とされており、インクリボン
3をその両端部から巻回する巻回面7は、スプール2の
軸方向すなわちインクリボン3の幅方向におけるスプー
ル2の半径が中間部と両端部とで異なっている。
【0018】さらに詳細に説明すると、前記スプール2
の巻回面7の両端部の近傍には、それぞれ各端側の半径
が中間部(中央平坦部)の半径より小径となるように円
環状の段部8,8が形成されている。両段部8より中央
側の巻回面7Aの半径は、各段部8より端側の各巻回面
7B,7Bの半径より大径とされている。この両巻回面
7A,7Bの半径の差は、インクリボン3がマルチタイ
ムリボンである場合に生じるインクリボン3の幅方向に
おける肉厚の差を考慮して決定される。また、前記段部
8を形成する位置は、インクリボン3の幅方向における
両端部の未使用部分が約1〜2mm程度であることか
ら、スプール2における巻回面7の小径部を両端から2
〜3mmの幅で形成するとよい。
【0019】また、本実施例において、前記スプール2
の軸方向における両端の巻回面7Bには円環状のリボン
ガイド板9がそれぞれ周設されており、各リボンガイド
板9の半径は、前記巻回面7Aの半径よりかなり大径に
形成されている。これらのリボンガイド板9は、巻回す
るインクリボン3を各リボンガイド板9の内側に添わせ
るようにしてインクリボン3の巻取ずれを防止するため
のものである。
【0020】前述した図1A,Bの実施例によれば、ス
プール2の両段部8より中央側の巻回面7Aの半径は、
各段部8より端側の各巻回面7B,7Bの半径より大径
とされているので、インクリボン3がマルチタイムリボ
ンであって、印字後にインクが消費されたインクリボン
3の幅方向における中央部分と、印字に使用されないイ
ンクリボン3の幅方向における両端部分とにおいて肉厚
の相違による段差が生じてきても、この段差を巻回面7
A,7Bの半径の相違により吸収することができるの
で、使用回数が増加したインクリボン3をスプール2に
巻回しても、インクリボン3の巻ずれが発生せず、イン
クリボン3の正常な走行が阻害されることがない。
【0021】また、前記リボンガイド板9を設けること
により、さらに確実にインクリボン3の巻ずれを防止す
ることができる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】なお、本発明は、前述した実施例に限定さ
れるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能であ
る。例えば、スプールの両端部の小径の部分の幅は、イ
ンクリボンの未使用部分の生じる幅に応じて変更すれば
よい。
【0027】
【効果】以上説明したように本発明によれば、インクリ
ボンの印字に使用されなかった幅方向の両端部は、スプ
ールの両端部の半径が小径の平坦部に巻回されるので、
インクリボンの幅方向における巻取段差が発生せず、巻
取ずれが生じないため、安定したインクリボンの巻取動
作が行われる。
【0028】また、インクリボンをガイドするガイド部
材をさらに設けることにより、インクリボンの両端がガ
イドされるため、良好な巻取動作が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A,Bは本発明の実施例を示すスプールの平面
図および正面図
【図2】一般的なインクリボンカセットの概略を示す一
部を省略した平面図
【図3】A,Bは従来例を示すスプールの平面図および
正面図
【図4】図3の作用を示す斜視図
【符号の説明】
1 カセット本体 2,2A,2B スプール 3 インクリボン 6 サーマルヘッド 7,7A,7B 巻回面 8 段部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 32/00 - 32/02 B41J 31/00 - 31/21 B41J 17/00 - 17/12 B41J 17/22 - 17/26 B41J 17/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一箇所で複数回の印字が可能な熱溶融
    性インクリボンを間隔を隔てて配設された1対のスプー
    ルに両端部から巻回して収納したインクリボンカセット
    において、前記各スプールのリボン巻回面の軸方向両端
    をその半径が軸方向中央平坦部の半径より小径の平坦
    に形成したことを特徴とするインクリボンカセット。
  2. 【請求項2】 同一箇所で複数回の印字が可能な熱溶融
    性インクリボンを間隔を隔てて配設された1対のスプー
    ルに両端部から巻回して収納したインクリボンカセット
    において、前記各スプールのリボン巻回面の軸方向両端
    をその半径が軸方向中央平坦部の半径より小径の平坦
    に形成するとともに、前記各スプールの軸方向の両端
    部にスプールの半径より大径のリボンガイド部材を周設
    したことを特徴とするインクリボンカセット。
JP4548592A 1992-03-03 1992-03-03 インクリボンカセット Expired - Fee Related JP2878518B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4548592A JP2878518B2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 インクリボンカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4548592A JP2878518B2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 インクリボンカセット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05246123A JPH05246123A (ja) 1993-09-24
JP2878518B2 true JP2878518B2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=12720706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4548592A Expired - Fee Related JP2878518B2 (ja) 1992-03-03 1992-03-03 インクリボンカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2878518B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05246123A (ja) 1993-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0435108B1 (en) Cassette for thermal transcription film
JPH0725122A (ja) ノンラミネート型テープカートリッジ
JP2878518B2 (ja) インクリボンカセット
JP3031450B2 (ja) 印字用カセット
JP3398288B2 (ja) リボンカセット
EP0268639B1 (en) Ribbon cassette
JP2968422B2 (ja) 熱転写プリンタならびにリボンカセット
US6226023B1 (en) Thermal printing media pack
JPH0872348A (ja) インクカセット
JP2902695B2 (ja) インクリボンカセット
JP2938346B2 (ja) ラベル作成用インクリボンカセット
JP2910178B2 (ja) インクリボンカートリッジ
JP2575027Y2 (ja) リボンカセット
JP2591237Y2 (ja) インクリボンカセット
JP2576063Y2 (ja) リボンカセットの駆動機構
JPS62144656U (ja)
JPH05286217A (ja) インクリボンカセット
JPH036960U (ja)
JP2653727B2 (ja) インクリボンカセット
JPH04109171U (ja) インクリボンカセツト
JPH043917B2 (ja)
JPS59148357U (ja) 感熱転写型プリンタ用転写リボンカセツト
JPH11151850A (ja) パンケーキ
JPH10193758A (ja) インクリボンカセット
JP2000141841A (ja) リボンカセット

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990112

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees