JPH10192023A - 傘 袋 - Google Patents

傘 袋

Info

Publication number
JPH10192023A
JPH10192023A JP35794396A JP35794396A JPH10192023A JP H10192023 A JPH10192023 A JP H10192023A JP 35794396 A JP35794396 A JP 35794396A JP 35794396 A JP35794396 A JP 35794396A JP H10192023 A JPH10192023 A JP H10192023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
bag
bag portion
umbrella bag
folding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35794396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironao Murakami
宏尚 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
RIMITSUKUSU KK
Original Assignee
RIMITSUKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by RIMITSUKUSU KK filed Critical RIMITSUKUSU KK
Priority to JP35794396A priority Critical patent/JPH10192023A/ja
Publication of JPH10192023A publication Critical patent/JPH10192023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、携帯状態に折り畳んだ折り畳み式傘
を収納するだけではなく、雨で濡れた使用済みの折り畳
み式傘に関しても簡単に収納し、付着した雨水によつて
他人に迷惑をかけることなく持ち運べるようにする。 【解決手段】本発明は、折り畳み式傘の親骨を折り畳ま
ずに傘を閉じただけの状態の折り畳み式傘に応じた形状
及び大きさでかつ水を浸透させない材質で形成された傘
袋部と、当該傘袋部と一体に形成された所定形状の収納
袋部とを設けるようにする。これにより、ユーザは雨で
濡れた折り畳み式傘の親骨を折り畳まずに傘を閉じただ
けの状態で傘袋部内に簡単に収納でき、かくして当該傘
袋部によつて折り畳み式傘に付着した雨水で他人の洋服
を汚してしまうことを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、傘袋に関し、例え
ば携帯用の折り畳み式傘を収納する傘袋に適用して好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、折り畳み式傘においてはコンパク
トに折り畳むことができることにより持ち運びに大変便
利で、通常カバン等に入れて携帯するようになされてい
る。この種の折り畳み式傘は、未使用時に折り畳み式傘
を折り畳んで携帯状態にし、当該携帯状態の折り畳み式
傘とほぼ同じ大きさに形成された専用の傘袋内に収納さ
れて持ち運ばれている。従つて、ユーザは使用していな
いときには折り畳み式傘を折り畳んだ状態でカバンに入
れて携帯し、降雨時に折り畳み式傘をカバンから取り出
して使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば、図6(A)に
示すように折り畳み式傘1は、当該傘1を広げた使用時
の状態(以下、これを展開状態と呼ぶ)において握柄2
及び玉溜り3を介して接続された傘軸4が継ぎ部5で第
2の傘軸4Aと連結されると共に、親骨6及び支骨7に
よつて布張り8を支持している。
【0004】また図6(B)に示すように、折り畳み式
傘1においては、ユーザがデパートや電車等の屋内に折
り畳み式傘1を持ち込む場合、ロクロ9を握柄2の近傍
位置まで引つ張り下げて閉じただけの状態にし、このま
まの状態で握柄2を持つて折り畳み式傘1を持ち運び、
再度屋外に出るときに折り畳み式傘1を広げた展開状態
にして使用する。
【0005】一方、折り畳み式傘1をカバン等に入れて
携帯する携帯状態においては、継ぎ部5のロツクを外し
て第2の傘軸4Aを傘軸4の内部に収納して傘軸長さを
1/2程度に短くし、親骨6及び支骨7を所定位置で2
段階に折り畳む。このとき、図6(C)に示すように、
親骨6及び支骨7が折り畳まれると共に布張り8を巻き
付けた状態(以下、これを携帯状態と呼ぶ)の折り畳み
式傘1は専用の傘袋10に収納され、タブ11に取り付
けられたスナツプ12によつて開口部13が締め付けら
れた状態で持ち運ばれるようになされている。
【0006】ところで、ユーザは使用して濡れた状態の
折り畳み式傘1を持つてデパート等の屋内に入る場合、
いちいち折り畳んで携帯状態にした後に専用の傘袋10
に収納して(図6(C))持ち運ぶことはほとんどな
く、親骨6を折り畳まずに傘を閉じただけの状態(図6
(B))にして店舗備え付けのビニール袋等に入れて持
ち運ぶことが今日一般的になつてきている。すなわち、
専用の傘袋10はあくまでも折り畳み式傘1を使用して
いないときの乾燥した状態で収納しておくためのもので
あり、雨で濡れた折り畳み式傘1を収納することはほと
んどなかつた。
【0007】ところでかかる構成の傘袋10において
は、雨で濡れた折り畳み式傘1を乾かすことなくそのま
ま収納してしまうことはまずないので、ユーザが雨で濡
れた折り畳み式傘1を閉じただけの状態(図6(B))
でそのまま満員電車あるいは混雑したバス等に持ち込ん
だ場合、自分の濡れた折り畳み式傘1が隣合う人の洋服
に接触して濡らしてしまつたり、折り畳み式傘1に付着
している雨水が滴り落ちて車内を濡らしてしまうという
問題があつた。
【0008】また、傘袋10は未使用時に携帯状態にし
た折り畳み式傘1を収納するためのものとして役立つて
いるが、雨が降つてきて実際に折り畳み式傘1を使用す
る場合には傘袋10から折り畳み式傘1を取り出して使
用するので専用の傘袋10を用いる機会は無くなつてし
まう。従つて、ユーザによつては折り畳み式傘1を使用
中に傘袋10を紛失してしまうことがあり、このような
場合、傘袋10は折り畳み式傘1の模様と同じ模様の布
地で作られていることが多く、一度紛失してしまうと傘
袋10だけを購入するというわけにはいかず、大変不便
であるという問題があつた。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、携帯状態に折り畳んだ折り畳み式傘を収納するだけ
ではなく、雨で濡れた使用済みの折り畳み式傘に関して
も簡単に収納し、付着した雨水によつて他人に迷惑をか
けることなく持ち運びし得る傘袋を提案しようとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、折り畳み式傘の親骨を折り畳まず
に傘を閉じただけの状態の折り畳み式傘に応じた形状及
び大きさでかつ水を浸透させない材質で形成された傘袋
部と、当該傘袋部と一体に形成された所定形状の収納袋
部とを設けるようにする。これにより、ユーザは雨で濡
れた折り畳み式傘の親骨を折り畳まずに傘を閉じただけ
の状態で傘袋部内に簡単に収納でき、かくして当該傘袋
部によつて折り畳み式傘に付着した雨水で他人の洋服を
汚してしまうことを防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0012】(1)第1実施例 図1(A)において21は全体として実施例による傘袋
を示し、図1(B)に示すような通常2段に親骨22A
が折り畳まれた携帯状態の折り畳み式傘22を収納袋部
21A内に収納し得る長さ約40[cm]程度、幅約7〜8
[cm]程度の大きさで形成されている。また、傘袋21は
表身頃23に水を弾くはつ水加工の施された布地が用い
られると共に、折り畳み式傘22の出し入れ部分にフア
スナ24を用いて開閉動作し易いように構成されてい
る。
【0013】図1(C)に示すように、傘袋21は収納
袋部21Aの内側に相当する布地部分と開口部25A及
び裾部25Bとが一体に形成された傘袋部21Bを収納
袋部21A内に格納し、開口部25Aと裾部25Bとを
引つ張り出すことにより、傘袋部21B全体が収納袋部
21A内から外部に引き出されるようになされている。
【0014】図1(D)に示すように、傘袋21は収納
袋部21A内から傘袋部21Bが全て引き出された状態
であり、傘袋部21Bも表面の表身頃26及び折り畳み
式傘22を収納する内側部分にも水を弾くはつ水加工の
施された布地が用いられている。また、傘袋21は収納
袋部21Aがフアスナ24のムシ24Aを境にして傘袋
部21B内に押し込まれることにより、収納袋部21A
を傘袋部21B内に完全に隠してしまえるようになされ
ている。
【0015】すなわち、傘袋21は収納袋部21Aと傘
袋部21Bとがフアスナ24のムシ24Aでそれぞれ縫
合されており、収納袋部21Aを表にした場合には傘袋
部21Bを内部に格納し得ると共に、傘袋部21Bを表
にした場合には収納袋部21Aを内部に押し込んで格納
し得るように表裏一体に形成されている。
【0016】図2(A)に示すように、傘袋21はこの
ときユーザによつてジツパープル24Bが引つ張られて
フアスナ24が閉められると表面から見て完全に傘袋部
21Bだけの状態になる。ここで、フアスナ24は収納
袋部21Aを表にした状態であつても、傘袋部21Bを
表にした状態であつても開閉動作し得るようになされた
表裏開閉可能なタイプの両面フアスナである。
【0017】図2(B)に示すように、傘袋21は傘袋
部21Bを表にした状態で内部に収納袋部21A(破線
で示す)を格納した状態であり、図2(C)に示すよう
な親骨22Aを伸ばして開いた展開状態の折り畳み式傘
22から、図2(D)に示すように親骨22Aを折り畳
まずに傘を閉じた状態(以下、これを閉状態と呼ぶ)の
折り畳み式傘22を矢印通りに開口部25A側から挿入
し得るようになされている。ここで、傘袋部21Bは閉
状態の折り畳み式傘22の形状及び大きさに応じて逆3
角形状に形成され、折り畳み式傘22を収納したときに
安定するようになされている。
【0018】また、傘袋21は裾部25Bの先端部分に
スナツプ27のメス部27Aが取り付けられると共に、
傘袋部21Bの表身頃26の裾部25Bに近い所定位置
にスナツプ27のオス部27Bが取り付けられると共
に、裾部25Bに近い表身頃26の先端部分に雨水排出
用の2個のアイレツト(鳩目管)28が設けられてい
る。
【0019】従つて、傘袋21は表身頃26の先端部分
がスナツプ27のメス部27Aとオス部27Bとのほぼ
中間位置で折り曲げられ、メス部27Aがオス部27B
に嵌め合わされた状態で固定されることにより、収納し
たときの折り畳み式傘22に付着している雨水を外部に
洩らさないようにすることができ、また裾部25Bに溜
まつた雨水をスナツプ27を外して2個のアイレツト
(鳩目管)28から適当な場所に排出し得るようになさ
れている。
【0020】さらに、傘袋21は開口部25Aの近傍に
所定の長さでなるタブ29が表身頃26に直接縫合さ
れ、当該タブ29の先端部にはスナツプ30のメス部3
0Aが取り付けられると共に、タブ29の付け根部分に
はスナツプ30のオス部30Bが取り付けられている。
これにより、傘袋21は閉状態の折り畳み式傘22を収
納した後、タブ29によつて開口部25Aの口を閉じた
状態に締めつけてスナツプ30で固定することにより、
収納した折り畳み式傘22を安定させることができる。
【0021】この場合、傘袋21はスナツプ30で開口
部25Aの口を締めつけて固定するので、閉状態の折り
畳み式傘22(図2(D))において親骨22Aを閉じ
て布張り22Bを束ねる必要はなくなり、傘袋部21B
から出して使用するときに折り畳み式傘22をすぐに広
げて展開状態(図2(C))にすることができる。ま
た、傘袋部21Bにおいては開口部25Aの所定位置に
持ち手31が取り付けられ、持ち運び易いようになされ
ている。
【0022】ところで、この傘袋21は製造時にまず収
納袋部21Aを縫合して作成し、傘袋部21Bを縫合し
て作成した後、収納袋部21Aと傘袋部21Bとをフア
スナ24のムシ24Aと一緒に縫合するだけでよく、大
変簡単に製造し得るようになされている。これにより、
傘袋21はフアスナ24のムシ24Aを境にして収納袋
部21Aを傘袋部21B内に押し込んで格納したり、ま
た傘袋部21Bを収納袋部21A内に格納して見た目を
大変きれいにすることができる。
【0023】次に、この傘袋21を用いた実際の使用方
法について説明する。実際上、ユーザは折り畳み式傘2
2を使用していない場合すなわち晴天時には2段に折り
畳んだ携帯状態の折り畳み式傘22を収納袋部21A内
に収納し、ジツパープル24Bを引つ張りフアスナ24
を閉めて携帯している。このとき、傘袋部21Bは折り
畳み式傘22と一緒に折り畳まれた状態で収納袋部21
A内に格納されている(図2(A))。
【0024】ユーザは降雨時に収納袋部21A内から折
り畳み式傘22を取り出して親骨22Aを伸ばして開い
た展開状態で雨中を使用した後、親骨22Aを折り畳ま
ずに傘を閉じた状態で折り畳み式傘22(図2(D))
をデパート及び電車等の屋内に持ち込まざるを得ない場
合、収納袋部21A内に携帯状態の折り畳み式傘22と
一緒に収納されていた傘袋部21Bの開口部25A及び
裾部25Bを引つ張り出す(図2(C))。
【0025】これにより、傘袋21は開口部25A及び
裾部25Bが収納袋部21A内から引き出されて傘袋部
21B全体が完全に外部に引き出された状態になる(図
1(D))。次に、ユーザは収納袋部21Aをフアスナ
24のムシ24Aを境にして傘袋部21B内に押し込む
ことにより、収納袋部21Aを傘袋部21B内に完全に
隠してしまう(図2(A))。
【0026】最後に、ユーザはジツパープル24Bを引
つ張つてフアスナ24を閉めることにより完全に傘袋部
21Bだけを表にし、表身頃26の先端部分を折り曲げ
てスナツプ27を固定した状態で、開口部25Aから親
骨22Aを折り畳まずに傘を閉じた状態にある折り畳み
式傘22(図2(D))を先端部分から差し込むように
挿入し、タブ29によつて開口部25Aを締め付けてス
ナツプ30によつて固定する。これにより、ユーザは親
骨22Aを伸ばしたままの状態の折り畳み式傘22を傘
袋部21B内に安定した状態で収納し、持ち手31を持
つて持ち運びし得るようになされている。
【0027】以上の構成において、傘袋21は収納袋部
21Aに加えて、親骨22Aを折り畳まずに傘を閉じた
閉状態の折り畳み式傘22を収納し得る傘袋部21Bを
一体に縫合して設けるようにしたことにより、親骨22
Aを折り畳んだ携帯状態にある折り畳み式傘22を収納
袋部21A内に収納し得るだけでなく、親骨22Aを折
り畳まずに傘を閉じただけの閉状態で使用後の濡れた折
り畳み式傘22を傘袋部21B内に容易に収納して外部
に水を滴らすことなく持ち運ぶことができる。
【0028】また、ユーザは使用後の濡れた折り畳み式
傘22を親骨22Aを折り畳まずに傘を閉じただけの閉
状態で、はつ水加工の施された布地で形成された傘袋部
21B内に収納して持ち運ぶことにより、満員電車内等
で自分の濡れた折り畳み式傘22によつて他人の洋服を
濡らしてしまうことを防止できる。
【0029】また、傘袋21は収納袋部21Aに加え
て、閉状態の折り畳み式傘22を収納し得る傘袋部21
Bを一体に縫合して設けるようにしたことにより、ユー
ザは使用前及び使用後の折り畳み式傘22の状態(濡れ
ているか、いないか)に応じて傘袋21の収納袋部21
Aを用いるか傘袋部21Bを用いるかを選択して有効に
使用することができ、かくして傘袋21を常にどちらか
の状態で使用しているので、紛失することを防止でき
る。さらに、傘袋21は収納袋部21Aを表にしたとき
には傘袋部21Bを収納袋部21A内に収納しておき、
傘袋部21Bを表にしたときには収納袋部21Aを傘袋
部21B内に収納しておけるように表裏一体に形成され
ていることにより、どちらの状態で傘袋21を使用して
いる場合でも大変きれいに見える。
【0030】さらに、傘袋21は傘袋部21Bの表身頃
26の先端に設けられたスナツプ27を固定することに
より屋内等で雨水を滴らせることを防止し得、またスナ
ツプ27を外すことにより適切な場所で傘袋21の先端
部分に溜まつた雨水をアイレツト28を介して排出する
ことができる。また、傘袋21は傘袋部21Bの表身頃
26及び折り畳み式傘22を収納している内側部分には
つ水加工の施された布地が用いられたことにより、傘袋
部21Bに雨水が付着した場合でも水分を容易に弾かせ
て乾いた状態を保つことができ、かくして他人の洋服を
濡らさずに済むと共に、使用後に傘袋21を干す等の手
入れが不要になる。
【0031】以上の構成によれば、傘袋21は折り畳み
式傘22の親骨22Aを折り畳まずに傘を閉じただけの
閉状態で収納し得る傘袋部21Bと、所定形状に形成さ
れた収納袋部21Aとをはつ水加工の施された布地で表
裏一体に形成し、使用目的に応じて収納袋部21A及び
傘袋部21Bを選択して使用できるようにしたことによ
り、2段に折り畳まれた携帯状態の折り畳み式傘22を
収納袋部21A内にコンパクトに収納し得る一方、親骨
22Aを折り畳まず傘を閉じただけの濡れた状態の折り
畳み式傘22も傘袋部21B内に簡単に収納して他人の
洋服を汚す心配なく持ち運ぶことができる。
【0032】(2)第2実施例 図3(A)において41は全体として第2実施例による
傘袋を示し、図3(B)に示すような通常3段に親骨4
2Aが折り畳まれた携帯状態の折り畳み式傘42をフア
スナ43を介して収納袋部41A内に収納し得る長さ約
25[cm]程度、幅約10[cm]程度の大きさで形成される
と共に、表身頃44に水を弾くはつ水加工の施された布
地が用いられている。
【0033】また、傘袋41はフアスナ43のジツパー
プル43Aを用いて開閉動作し得るようにしたことによ
り、折り畳み式傘42の出し入れがし易くなつており、
さらに収納袋部41A内には折り畳み式傘42と一緒に
傘袋部41B(破線で示す)が数段に折り畳まれた状態
で格納されている。従つて、傘袋41はユーザによつて
傘袋部41Bの裾部41Cが引つ張られることにより、
傘袋部41B全体が外部に引つ張り出される。
【0034】図3(C)に示すように、傘袋41は傘袋
部41Bのほぼ全体が外部に引つ張り出された状態であ
り、ユーザによつてフアスナ43のムシ43Bを境にし
て収納袋部41Aの表身頃44を裏返すと、収納袋部4
1Aが傘袋部41B内に隠れた状態に変形し得るように
なされている。すなわち、傘袋41は収納袋部41Aが
裏返されることにより傘袋部41Bが形成される。
【0035】図3(D)に示すように、傘袋41は収納
袋部41Aが全て裏返されて傘袋部41B内に格納され
た恰好に変形し終えた状態であり、収納袋部41Aのフ
アスナ43がそのまま開いていると共に、傘袋部41B
の開口部41Eが口を開けている。図3(E)に示すよ
うに、傘袋41はユーザによつてジツパープル43Aが
引つ張られてフアスナ43が閉じられると完全に傘袋部
41Bだけの状態になり、図3(F)に示すような親骨
42Aを折り畳まずに傘を閉じただけの閉状態の折り畳
み式傘42を開口部41Eから収納し得るようになされ
ている。
【0036】ここで、傘袋部41Bは閉状態の折り畳み
式傘42(図3(F))の形状及び大きさに応じて逆3
角形状に形成され、折り畳み式傘42を収納したときに
安定するようになされている。また、フアスナ43は収
納袋部41Aを表にした状態であつても、収納袋部41
Aを裏にした状態であつても開閉動作し得るようになさ
れた表裏開閉可能なタイプの両面フアスナである。
【0037】また、傘袋41は傘袋部41Bの裾部41
Cの先端部分にスナツプ45のメス部45Aが取り付け
られると共に、傘袋部41Bの表身頃46の所定位置に
スナツプ45のオス部45Bが取り付けられると共に、
表身頃46の先端部分に2個のアイレツト47が設けら
れている。
【0038】従つて、傘袋41は表身頃46の先端部分
がスナツプ45のメス部45Aとオス部45Bとのほぼ
中間位置で折り曲げられ、メス部45Aがオス部45B
に嵌め合わされた状態で固定されることにより、収納し
ている折り畳み式傘42に付着した雨水を外部に洩らさ
ないようにすることができ、また表身頃46の先端部分
に溜まつた雨水をスナツプ45を外してアイレツト47
から適当な場所に排出し得るようになされている。
【0039】また、傘袋41は開口部41Eの近傍に所
定の長さでなるタブ48が表身頃46に直接縫合され、
当該タブ48の先端部分にはスナツプ49のメス部49
Aが取り付けられると共に、タブ48の付け根部分には
スナツプ49のオス部49Bが取り付けられている。
【0040】これにより、傘袋41は折り畳み式傘42
を収納した後、タブ48によつて開口部41Eの口を閉
じた状態に締めつけてスナツプ49で固定することによ
り、収納した折り畳み式傘42を安定させることができ
る。ここで、傘袋部41Bは開口部41Eの所定位置に
持ち手50が取り付けられ、ユーザにとつて持ち運び易
いようになされている。
【0041】ところで、傘袋41の製造時においては、
まず収納袋部41Aを縫合して作成し、傘袋部41Bを
縫合して作成し、収納袋部41Aを裏返した状態で傘袋
部41Bの開口部41Eの片側半分程度に縫合するだけ
でよく、大変簡単に製造し得るようになされている。こ
れにより、傘袋41は収納袋部41Aを傘袋部41B内
に格納したり、また傘袋部41Bを収納袋部41A内に
格納し得るようになされている。
【0042】次に、この傘袋41を用いた実際の使用方
法について説明する。実際上、ユーザは収納袋部41A
を表にした状態で親骨42Aを3段に折り畳んだ携帯状
態の折り畳み式傘42を収納し、ジツパープル43Aを
引つ張つてフアスナ43を閉めて携帯している(図3
(A))。このとき、傘袋部41Bは折り畳み式傘42
と一緒に収納袋部41A内に格納されている。
【0043】ユーザは降雨時に収納袋部41Aから携帯
状態の折り畳み式傘42を取り出して雨中を使用した
後、デパート及び電車等の屋内に親骨42Aを折り畳ま
ずに傘を閉じただけの閉状態の折り畳み式傘42(図3
(F))を持ち込まざるを得ない場合、収納袋部41A
内に収納されていた傘袋部41Bの裾部41Cを掴んで
引つ張り出す(図3(C))。
【0044】次に、ユーザはフアスナ43のムシ43B
を境にして収納袋部41Aの表身頃44を裏返すと、収
納袋部41Aを傘袋部41B内に隠した状態に変形させ
る(図3(D))。このとき、ユーザは裏返された収納
袋部41Aのフアスナ43をジツパープル43Aを引つ
張つて閉めることにより、傘袋部41Bだけの状態(図
3(E))にして開口部41Eから折り畳み式傘42
(図3(F))を先端部分から差し込むように挿入す
る。
【0045】最後に、ユーザは開口部41Eから折り畳
み式傘42を挿入した後、スナツプ45を固定し、タブ
48によつて開口部41Eを締め付けてスナツプ49に
よつて固定する。これにより、ユーザは親骨42Aを折
り畳まずに傘を閉じただけの閉状態の折り畳み式傘42
を傘袋部41B内に安定した状態で収納し、持ち手50
を持つて持ち運べるようになされている。
【0046】以上の構成において、傘袋41は所定形状
に形成された収納袋部41Aに加えて、親骨42Aを折
り畳まずに傘を閉じただけの閉状態の折り畳み式傘42
を収納し得る傘袋部41Bを一体に縫合して設けるよう
にしたことにより、親骨42Aを折り畳んだ携帯状態の
折り畳み式傘42を収納袋部41A内に収納し得る一
方、親骨42Aを折り畳まずに傘を閉じただけの閉状態
で使用後の濡れた折り畳み式傘42を傘袋部41B内に
容易に収納して外部に水を滴らせることなく持ち運ぶこ
とができる。
【0047】また、ユーザは使用後の濡れた折り畳み式
傘42を親骨42Aを折り畳まずに傘を閉じただけの閉
状態で、はつ水加工の施された布地で形成された傘袋部
41B内に収納して持ち運ぶことにより、満員電車内等
で自分の濡れた折り畳み式傘42によつて他人の洋服を
濡らしてしまうことを防止できる。
【0048】また、傘袋41は所定形状に形成された収
納袋部41Aに加えて、親骨42Aを折り畳まずに傘を
閉じただけの閉状態の折り畳み式傘42を収納し得る傘
袋部41Bを一体に縫合して設けるようにしたことによ
り、ユーザは使用前及び使用後の折り畳み式傘42の状
態(濡れているか、いないか)に応じて傘袋41の収納
袋部41Aを用いるか傘袋部41Bを用いるかを選択し
て有効に利用することができ、かくして傘袋41を常に
どちらかの状態で使用しているので紛失することを防止
できる。さらに、傘袋41は収納袋部41Aを表にした
ときには傘袋部41Bを収納袋部41A内に格納してお
き、傘袋部41Bを表にしたときには収納袋部41Aを
傘袋部41B内に隠しておけるように表裏一体に形成さ
れていることにより、どちらの状態で傘袋41を使用し
た場合でも大変きれいに見える。
【0049】また、傘袋41は傘袋部41Bの裾部41
Cの先端に設けられたスナツプ45を固定することによ
り屋内等で傘袋41の先端部分から雨水を滴らせること
を防止し得、またスナツプ45を外すことにより適切な
場所で傘袋部41Bの先端部分に溜まつた雨水を排出す
ることができる。また、傘袋41は傘袋部41Bの表身
頃46及び折り畳み式傘42を収納する内側部分にはつ
水加工の施された布地が用いられたことにより、傘袋部
41Bに雨水が付着した場合でも水分を容易に弾かせて
乾いた状態を保つことができ、かくして使用後に傘袋4
2を干す等の手入れが不要になる。
【0050】以上の構成によれば、傘袋41は折り畳み
式傘42の親骨42Aを折り畳まずに傘を閉じただけの
閉状態で収納し得る傘袋部41Bと、所定形状に形成さ
れた収納袋部41Aとをはつ水加工の施された布地で表
裏一体に形成し、使用目的に応じて収納袋部41A及び
傘袋部41Bを選択して使用できるようにしたことによ
り、使用前の3段に折り畳まれた携帯状態の折り畳み式
傘42を収納袋部41A内にコンパクトに収納し得る一
方、親骨42Aを折り畳まずに傘を閉じただけの閉状態
の濡れた折り畳み式傘42も傘袋部41B内に簡単に収
納して他人の洋服を汚す心配なく持ち運ぶことができ
る。
【0051】(3)第3実施例 図4(A)において61は全体として第3実施例による
傘袋を示し、図4(B)に示すような通常3段に親骨6
2Aが折り畳まれた携帯状態の折り畳み式傘62を収納
し得る長さ約約25[cm]程度、幅約10[cm]程度の大き
さでなり、表身頃63及び携帯状態の折り畳み式傘62
を収納する内側部分に水を弾くはつ水加工の施された布
地が用いられている。この傘袋61は開口部64を介し
て収納袋部61A内に携帯状態の折り畳み式傘62を収
納し得ると共に、当該収納袋部61Aと2重構造になつ
て形成された袋65内に傘袋部61Bが折り畳まれて格
納されている。
【0052】また、傘袋61は開口部64から収納袋部
61A内に折り畳み式傘62を収納し、タブ66の先端
部分に取り付けられたスナツプ67のメス部67Aと、
タブ66の付け根部分に取り付けられたオス部67Bに
よつて収納した折り畳み式傘62ごと開口部64を締め
付けて固定している。
【0053】図4(C)に示すように、傘袋61は袋6
5内に収納されている傘袋部61Bをスナツプ68、6
9及び70を外して中から引つ張り出せるようになされ
ている。この場合、傘袋61はスナツプ68〜70の取
り付けられている位置近傍において傘袋部61Bと収納
袋部61Aとが一体に縫合されている。この状態におい
て、傘袋部61Bを全て表身頃側にめくり返すと、収納
袋部61Aが傘袋部61B内に全て隠されるようになさ
れている。
【0054】図4(D)に示すように、傘袋61は傘袋
部61Bが袋65内から完全に引き出された状態であ
り、図4(E)に示すように、親骨62Aを折り畳まず
に傘を閉じただけの閉状態の折り畳み式傘62を開口部
71を挿入口として収納し得るようになされている。こ
こで、傘袋部61Bは閉状態の折り畳み式傘62の形状
及び大きさに応じて逆3角形状に形成され、折り畳み式
傘62を収納したときに安定し得るようになされてい
る。また、傘袋61は表身頃72及び折り畳み式傘62
を収納する内側部分においても水を弾くはつ水加工の施
された布地が用いられている。
【0055】さらに、傘袋61は傘袋部61Bの裾部6
1Dにスナツプ73のメス部73Aが取り付けられ、表
身頃72の所定位置にスナツプ73のオス部73Bが取
り付けられると共に、表身頃72の先端部分に2個のア
イレツト74が設けられている。
【0056】従つて、傘袋61は表身頃72の先端部分
がスナツプ73のメス部73Aとオス部73Bとのほぼ
中間位置で折り曲げられ、メス部73Aがオス部73B
に嵌め合わされた状態で固定されることにより、収納し
た折り畳み式傘62に付着している雨水を外部に洩らさ
ないようにすることができ、また傘袋部61Bの先端部
分に溜まつた雨水をスナツプ73を外してアイレツト7
4から適当な場所に排出し得るようになされている。
【0057】さらに、傘袋61は開口部71の近傍に所
定の長さでなるタブ75が表身頃72に直接縫合され、
当該タブ75の先端部分にはスナツプ76のメス部76
Aが取り付けられると共に、タブ75の付け根部分にオ
ス部76Bが取り付けられている。これにより、傘袋6
1は閉状態の折り畳み式傘62を収納した後、タブ75
によつて開口部71の口を閉じた状態に締め付けてスナ
ツプ76で固定することにより、収納した折り畳み式傘
62を安定させることができる。また、傘袋部61Bに
おいては、開口部71の所定位置に持ち手77が取り付
けられ、ユーザにとつて持ち運び易くなされている。
【0058】ところで、この傘袋61においても製造時
に収納袋部61Aと傘袋部61Bとを縫合して作成して
おき、収納袋部61Aと傘袋部61Bとをスナツプ68
〜70の近傍で一体になるように縫合するだけでよく、
大変簡単に製造し得るようになされている。これによ
り、傘袋61は傘袋部61Bを表にした場合に収納袋部
61Aを傘袋部61B内に完全に隠してしまつたり、ま
た収納袋部61Aを表にした場合に傘袋部61Bを収納
袋部61Aの2重に形成された袋65内に格納できるよ
うになされている。
【0059】次に、この傘袋61を用いた実際の使用方
法について説明する。実際上、ユーザは収納袋部61A
を表にした状態で親骨62Aを3段に折り畳んだ携帯状
態の折り畳み式傘62を収納して携帯している(図4
(A))。このとき、傘袋部61Bは収納袋部61Aの
2重に形成された袋65内に格納され、スナツプ68〜
70で止められて格納されている。
【0060】ユーザは降雨時になると収納袋部61Aか
ら携帯状態の折り畳み式傘62を取り出して、親骨62
Aを伸ばして開いた展開状態で雨中を使用した後、親骨
62Aを折り畳まずに傘を閉じただけの閉状態で折り畳
み式傘62を屋内に持ち込まざるを得ない場合、スナツ
プ68〜70を開けて袋65内に格納されている傘袋部
61Bを引つ張り出す(図4(C))。次に、ユーザは
傘袋部61Bの裏返しになつた部分を全て表側に折り返
して収納袋部61Aを傘袋部61Bの裏側に完全に隠し
てしまつた状態に変形する(図4(D))。
【0061】最後に、ユーザは傘袋部61Bの開口部7
1から閉状態の折り畳み式傘62(図4(E))を先端
部分から差し込むように挿入し、表身頃72の先端部を
折り曲げてスナツプ73を嵌め合わせ、タブ75によつ
て開口部71の口を閉じた状態に締め付けてスナツプ7
6によつて固定する。これにより、ユーザは閉状態の折
り畳み式傘62を傘袋部61B内に収納し、持ち手77
を持つて容易に持ち運べるようになされている。
【0062】以上の構成において、傘袋61は所定形状
に形成された収納袋部61Aに加えて、親骨62Aを折
り畳まずに傘を閉じただけの閉状態の折り畳み式傘62
を収納し得る傘袋部61Bを一体に縫合して設けるよう
にしたことにより、携帯状態の折り畳み式傘62を収納
袋部61A内に収納し得る一方、使用後の濡れた折り畳
み式傘62を閉状態で傘袋部61B内に容易に収納して
外部に水を滴らせることなく持ち運ぶことができる。
【0063】また、ユーザは使用後の濡れた折り畳み式
傘62をはつ水加工の施された布地で形成された傘袋部
61B内に収納して持ち運ぶことにより、満員電車内等
で自分の濡れた折り畳み式傘62によつて他人の洋服を
濡らしてしまうことを防止できる。
【0064】また、傘袋61は収納袋部61Aに加え
て、親骨62Aを折り畳まずに傘を閉じただけの閉状態
で収納し得る傘袋部61Bを一体に縫合して設けるよう
にしたことにより、ユーザは使用前及び使用後の折り畳
み式傘62の状態(濡れているか、いないか)に応じて
傘袋61の収納袋部61Aを用いるか傘袋部61Bを用
いるかを選択して有効に利用することができ、かくして
傘袋61を常にどちらかの状態で使用しているので紛失
することを防止できる。
【0065】さらに、傘袋61は収納袋部61Aを表に
したときには傘袋部61Bを収納袋部61Aに2重に設
けられた袋65内に格納しておき、傘袋部61Bを表に
したときには収納袋部61Aを傘袋部61Bの裏側に隠
しておけるように表裏一体に形成されていることによ
り、どちらの状態で傘袋61を使用している場合でも大
変きれいに見える。
【0066】また、傘袋61は裾部61Dの先端に設け
られたスナツプ73を固定することにより屋内等で傘袋
61の先端部分から雨水を滴らせることを防止し得、ま
たスナツプ73を外すことにより適切な場所で傘袋61
の先端部分に溜まつた雨水を排出することができる。ま
た、傘袋61は傘袋部61Bにはつ水加工の施された布
地が用いられたことにより、傘袋部61Bに雨水が付着
した場合でも水分を容易に弾かせて乾いた状態を保つこ
とができ、かくして使用後の傘袋61を干す等の手入れ
が不要になる。
【0067】以上の構成によれば、傘袋61は折り畳み
式傘62の親骨62Aを折り畳まずに傘を閉じただけの
閉状態で収納し得る傘袋部61Bと、所定形状に形成さ
れた収納袋部61Aとをはつ水加工の施された布地で表
裏一体に形成し、使用目的に応じて収納袋部61A及び
傘袋部61Bを選択して使用できるようにしたことによ
り、使用前の3段に折り畳まれた携帯状態の折り畳み式
傘62を収納袋部61A内にコンパクトに収納し得る一
方、親骨62Aを折り畳まずに傘を閉じただけの濡れた
折り畳み式傘62も傘袋部61B内に簡単に収納して他
人の洋服を汚す心配なく持ち運ぶことができる。
【0068】(4)他の実施例 なお上述の第1〜第3実施例においては、傘袋部21
B、41B及び61Bにおいて先端部を折り曲げてスナ
ツプ27、45及び73を固定した状態で雨水を溜め、
アイレツト28、47及び74を介して溜まつた雨水を
排出するようにした場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、アイレツトの穴に同じ大きさで形成された
蓋をして排出時に当該蓋を外すようにしても良い。これ
により、傘袋の構成がより簡素になる。
【0069】また上述の第1〜第3実施例においては、
タブ29、48及び75によつて開口部25A、41E
及び71の口を締め付けた状態でスナツプ30、49及
び76で止めて固定するようにした場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、図5に示すように傘袋部の
表身頃に設けたフアスナ100を閉めることにより、開
口部の口を閉めるようにしても良い。これにより、ユー
ザは簡単に開口部の口を閉めることができる。
【0070】さらに上述の第1〜第3実施例において
は、各傘袋部21B、41B及び71Bの表身頃にはつ
水加工の施された布地を用いるようにした場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、水を弾けばビニル等
の他の種々の材質を用いるようにしても良い。
【0071】さらに上述の第1〜第3実施例において
は、収納袋部21A、41A、61Aに携帯状態の折り
畳み式傘22、42、62を収納するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、必ずしも折り
畳み式傘22、42、62を収納するのではなく任意の
品物を収納する小物入れ等として使用するようにしても
良い。
【0072】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、折り畳み
式傘の親骨を折り畳まずに傘を閉じただけの状態の折り
畳み式傘に応じた形状及び大きさでかつ水を浸透させな
い材質で形成された傘袋部と、当該傘袋部と一体に形成
された所定形状の収納袋部とを設けるようにする。これ
により、ユーザは雨で濡れた折り畳み式傘の親骨を折り
畳まずに傘を閉じただけの状態で傘袋部内に簡単に収納
でき、かくして当該傘袋部によつて折り畳み式傘に付着
した雨水で他人に迷惑をかけることなく持ち運ぶことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による傘袋の構成(1)を
示す略線図である。
【図2】本発明の第1実施例による傘袋の構成(2)を
示す略線図である。
【図3】本発明の第2実施例による傘袋の構成を示す略
線図である。
【図4】本発明の第3実施例による傘袋の構成を示す略
線図である。
【図5】本発明の他の実施例による傘袋の構成を示す略
線図である。
【図6】折り畳み式傘の構成を示す略線図である。
【符号の説明】
1、22、42、62……折り畳み式傘、2……握柄、
3……玉溜り、4……傘軸、5……継ぎ部、6……親
骨、7……支骨、8……布張り、9……ロクロ、10、
21、41、61……傘袋、11、29、48、75…
…タブ、12、27、30、45、49、73、76…
…スナツプ、24、43、100……フアスナ、28、
47、74……アイレツト、31、50、77……持ち
手。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折り畳み式傘の親骨を折り畳まずに傘を閉
    じただけの状態の上記折り畳み式傘に応じた形状及び大
    きさでかつ水を浸透させない材質で形成された傘袋部
    と、 上記傘袋部と一体に形成された所定形状の収納袋部とを
    具えることを特徴とする傘袋。
  2. 【請求項2】上記収納袋部は、上記傘袋部を折り畳んで
    内部に格納できるようにしたことを特徴とする請求項1
    に記載の傘袋。
  3. 【請求項3】上記傘袋部は先端部分に水抜き用の穴が設
    けられたことを特徴とする請求項1に記載の傘袋。
  4. 【請求項4】上記傘袋部の上記材質は、はつ水加工の施
    された布地であることを特徴とする請求項1に記載の傘
    袋。
JP35794396A 1996-12-27 1996-12-27 傘 袋 Pending JPH10192023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35794396A JPH10192023A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 傘 袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35794396A JPH10192023A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 傘 袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10192023A true JPH10192023A (ja) 1998-07-28

Family

ID=18456743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35794396A Pending JPH10192023A (ja) 1996-12-27 1996-12-27 傘 袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10192023A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018064A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Fuerishimo:Kk 傘袋
JP2019000602A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 はるみ 高橋 折りたたみ傘収納袋

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018064A (ja) * 2006-07-13 2008-01-31 Fuerishimo:Kk 傘袋
JP2019000602A (ja) * 2017-06-15 2019-01-10 はるみ 高橋 折りたたみ傘収納袋

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6581736B1 (en) Bag with umbrella storage sleeve
US20100116305A1 (en) Rain Protection Umbrella
JPH10192023A (ja) 傘 袋
EP0339902A2 (en) Baby carriage
JP3155176U (ja) 折り畳み傘を収容する傘袋と使用後雨に濡れた傘を収容する手提げバックを構成する機能を備えた折り畳み用傘袋。
JPH0975118A (ja) 濡れ傘収容袋付折りたゝみ式傘
JP5424517B1 (ja) 傘袋及び傘
JPH10192028A (ja)
KR200244335Y1 (ko) 모자 우산
JPH0838228A (ja) バッグ付き傘カバー
CN215958663U (zh) 一种扩容防水旅行袋
KR200234150Y1 (ko) 다용도 침낭
CN210169233U (zh) 伞套
JP3078756U (ja) 着替用頭部ハット
JPH0417050Y2 (ja)
WO2006123406A1 (ja) 傘ホルダ
JP2022093061A (ja) 巾着を備えたトートバッグ型収納袋
JPH0435377Y2 (ja)
JP3101138U (ja) ポシェット
JP3059764U (ja) 和服用付け帯兼用バッグ
JP2000225012A (ja) 折畳み傘の収納袋
JP3007352U (ja) 多目的膝カバー
JP3049592U (ja) バッグ内にセットする防水用内袋の構造
JP3033311U (ja) 保温用掛け布及びタオル
KR200363453Y1 (ko) 우산 케이스