JPH10191308A - 遠隔監視システム - Google Patents
遠隔監視システムInfo
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- JPH10191308A JPH10191308A JP8349777A JP34977796A JPH10191308A JP H10191308 A JPH10191308 A JP H10191308A JP 8349777 A JP8349777 A JP 8349777A JP 34977796 A JP34977796 A JP 34977796A JP H10191308 A JPH10191308 A JP H10191308A
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- JP
- Japan
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- camera
- image
- instruction
- delay time
- monitoring system
- Prior art date
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- Telephonic Communication Services (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作卓と監視カメラがネットワークに接続さ
れた遠隔監視システムにおいて、監視者の所望位置に監
視カメラや雲台を停止させる。 【解決手段】この遠隔監視システムは、監視カメラ1と
雲台2とが接続された画像送信制御装置3と、画像モニ
タ6と操作卓7とが接続された画像受信制御装置5とが
ネットワーク4を介して接続された遠隔監視システムで
あり、画像受信制御装置5から監視カメラ1のズーミン
グや雲台2の動作を開始させる起動指示と停止させる停
止指示とを送信し、これらの指示を画像送信制御装置3
が受信して雲台2や監視カメラ1を指示に応じた動作を
させるが、このとき画像送信制御装置3の制御部33
は、停止指示に対して停止指示が送信されてから監視カ
メラ1が停止した位置の画像が画像モニタ6に映し出さ
れるまでの遅延経過時間を計算し、その値だけ監視カメ
ラ1や雲台2を停止位置から戻して停止させる。
れた遠隔監視システムにおいて、監視者の所望位置に監
視カメラや雲台を停止させる。 【解決手段】この遠隔監視システムは、監視カメラ1と
雲台2とが接続された画像送信制御装置3と、画像モニ
タ6と操作卓7とが接続された画像受信制御装置5とが
ネットワーク4を介して接続された遠隔監視システムで
あり、画像受信制御装置5から監視カメラ1のズーミン
グや雲台2の動作を開始させる起動指示と停止させる停
止指示とを送信し、これらの指示を画像送信制御装置3
が受信して雲台2や監視カメラ1を指示に応じた動作を
させるが、このとき画像送信制御装置3の制御部33
は、停止指示に対して停止指示が送信されてから監視カ
メラ1が停止した位置の画像が画像モニタ6に映し出さ
れるまでの遅延経過時間を計算し、その値だけ監視カメ
ラ1や雲台2を停止位置から戻して停止させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば医療、防犯
およびテレビ会議などに利用される遠隔監視システムに
関する。
およびテレビ会議などに利用される遠隔監視システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば病院などでは、監視室に操作卓、
画像モニタを設置し、そこから離れた病室などに設置し
た監視カメラおよび雲台を操作卓から制御して患者の容
体を画像モニタで確認する遠隔監視システムが導入され
ているが、監視室の操作卓からパン、チルトなどの雲台
制御や監視カメラのズーミング制御などを行った場合に
所望の位置よりも行き過ぎてしまうことがあり操作性の
改善が望まれている。
画像モニタを設置し、そこから離れた病室などに設置し
た監視カメラおよび雲台を操作卓から制御して患者の容
体を画像モニタで確認する遠隔監視システムが導入され
ているが、監視室の操作卓からパン、チルトなどの雲台
制御や監視カメラのズーミング制御などを行った場合に
所望の位置よりも行き過ぎてしまうことがあり操作性の
改善が望まれている。
【0003】一般的な遠隔監視システムは、監視対象
(病室の患者など)に向けてセッティングした監視カメ
ラを接続した画像送信制御装置と、この画像送信制御装
置から離れた場所(監視室など)に設置された画像モニ
タおよび操作卓などを接続した画像受信制御装置とをネ
ットワーク上に接続して構成されている。
(病室の患者など)に向けてセッティングした監視カメ
ラを接続した画像送信制御装置と、この画像送信制御装
置から離れた場所(監視室など)に設置された画像モニ
タおよび操作卓などを接続した画像受信制御装置とをネ
ットワーク上に接続して構成されている。
【0004】このように構成された遠隔監視システムに
おいて、画像送信制御装置では、監視カメラが取り込ん
だ画像情報をアナログ信号のまま、または画像情報をデ
ィジタル信号に変換してネットワークを通じて画像受信
制御装置5に送信する一方、画像受信制御装置はネット
ワークから画像情報を受信して画像モニタに映し出す。
画像受信制御装置側(以下、受信側と称す)の画像監
視者(医師や看護婦など)は、画像モニタに映し出され
た画像を見ながら、必要に応じて操作卓を操作して雲台
を駆動させて監視カメラの向きを変えたり、監視カメラ
自体のズームインおよびズームアウトなどを行い、患者
の容体を確認する。操作卓が操作されたときの指示情報
は、画像受信制御装置で送信データとして処理されてネ
ットワークを通じて画像送信制御装置側(以下送信側と
称す)へ送信される。
おいて、画像送信制御装置では、監視カメラが取り込ん
だ画像情報をアナログ信号のまま、または画像情報をデ
ィジタル信号に変換してネットワークを通じて画像受信
制御装置5に送信する一方、画像受信制御装置はネット
ワークから画像情報を受信して画像モニタに映し出す。
画像受信制御装置側(以下、受信側と称す)の画像監
視者(医師や看護婦など)は、画像モニタに映し出され
た画像を見ながら、必要に応じて操作卓を操作して雲台
を駆動させて監視カメラの向きを変えたり、監視カメラ
自体のズームインおよびズームアウトなどを行い、患者
の容体を確認する。操作卓が操作されたときの指示情報
は、画像受信制御装置で送信データとして処理されてネ
ットワークを通じて画像送信制御装置側(以下送信側と
称す)へ送信される。
【0005】そしてネットワークから画像送信制御装置
が送信データを受信して復号化し(指示情報を解読
し)、指示情報に応じた駆動信号を雲台および監視カメ
ラなどへ出力し、雲台および監視カメラを、操作卓から
の指示に応じた動作をさせる。ところで、上記ネットワ
ークを介した情報の通信には、送信側および受信側にお
いて画像処理のための遅延およびネットワークの伝送遅
延などが発生する。このため、送信側の監視カメラが撮
影した画像が受信側の画像モニタに表示されたり、受信
側の指示で送信側の監視カメラや雲台などが動作するま
でには多少の時間的なずれが生じる。
が送信データを受信して復号化し(指示情報を解読
し)、指示情報に応じた駆動信号を雲台および監視カメ
ラなどへ出力し、雲台および監視カメラを、操作卓から
の指示に応じた動作をさせる。ところで、上記ネットワ
ークを介した情報の通信には、送信側および受信側にお
いて画像処理のための遅延およびネットワークの伝送遅
延などが発生する。このため、送信側の監視カメラが撮
影した画像が受信側の画像モニタに表示されたり、受信
側の指示で送信側の監視カメラや雲台などが動作するま
でには多少の時間的なずれが生じる。
【0006】図7はこの遅延の様子を表したグラフであ
り、横軸に経過時間を示し、縦軸に送信側および受信側
の相対位置を示す。
り、横軸に経過時間を示し、縦軸に送信側および受信側
の相対位置を示す。
【0007】例えば受信側の画像監視者が、監視カメラ
をパン動作させたいと考えて、操作卓を操作し、同図の
時間Tr0のときに受信側から雲台起動指示a1が送信さ
れと、この雲台起動指示a1は、ネットワーク伝送遅延
Ta 後の時間Tt1に送信側に到達し雲台が動き出す。時
間Tt1に送信側3で撮影された画像は画像処理時間とネ
ットワーク伝送遅延時間とを合わせた遅れΤb を経た後
に受信側の画像モニタに映し出される。なおこの図7で
は、画像データの伝送が離散的に行われるように描かれ
ているが、実際の画像データの伝送は連続的に行われて
いる。
をパン動作させたいと考えて、操作卓を操作し、同図の
時間Tr0のときに受信側から雲台起動指示a1が送信さ
れと、この雲台起動指示a1は、ネットワーク伝送遅延
Ta 後の時間Tt1に送信側に到達し雲台が動き出す。時
間Tt1に送信側3で撮影された画像は画像処理時間とネ
ットワーク伝送遅延時間とを合わせた遅れΤb を経た後
に受信側の画像モニタに映し出される。なおこの図7で
は、画像データの伝送が離散的に行われるように描かれ
ているが、実際の画像データの伝送は連続的に行われて
いる。
【0008】一方、送信側で時間Tt2に撮影された画像
は、時間Τr2のときに受信側の画像モニタ1に映し出さ
れる。
は、時間Τr2のときに受信側の画像モニタ1に映し出さ
れる。
【0009】ここで、画像監視者が監視カメラを停止さ
せたいと思い、操作卓を操作し、雲台停止指示a2が送
信側へ送信されたとする。
せたいと思い、操作卓を操作し、雲台停止指示a2が送
信側へ送信されたとする。
【0010】この雲台停止指示a2は、ネットワーク伝
送遅延Τa 後の時間Tt3に送信側に到達し雲台の動作が
停止し、ここで監視カメラにより撮影された画像が時間
Τr3のときに受信側の画像モニタに映し出される。
送遅延Τa 後の時間Tt3に送信側に到達し雲台の動作が
停止し、ここで監視カメラにより撮影された画像が時間
Τr3のときに受信側の画像モニタに映し出される。
【0011】しかしながら、この画像は、本来受信側の
監視者が停止を希望したとき、つまり時間Tr2(送信側
でいえば時間Τt2)の画像とはTa +Tb 時間ずれてい
る。なお雲台起動指示および雲台停止指示などの指示情
報が受信側や送信側で解読される時間は、ネットワーク
伝送遅延に比較して無視し得るほど小さいと考えられる
が、画像情報が送信側および受信側で符号化・複合化の
ための処理される時間はネットワーク伝送遅延に比較し
て十分大きく、操作ずれの元となる。
監視者が停止を希望したとき、つまり時間Tr2(送信側
でいえば時間Τt2)の画像とはTa +Tb 時間ずれてい
る。なお雲台起動指示および雲台停止指示などの指示情
報が受信側や送信側で解読される時間は、ネットワーク
伝送遅延に比較して無視し得るほど小さいと考えられる
が、画像情報が送信側および受信側で符号化・複合化の
ための処理される時間はネットワーク伝送遅延に比較し
て十分大きく、操作ずれの元となる。
【0012】このため、遠隔から画像監視しながら監視
カメラの制御(パン、チルト、ズーミングなど)を行う
際、監視者は、画像モニタに映された監視対象の画像の
推移から自身の感に頼って監視カメラの起動・停止を頻
繁に繰り返し、監視カメラや雲台を自分が意図したとこ
ろに停止させていた。
カメラの制御(パン、チルト、ズーミングなど)を行う
際、監視者は、画像モニタに映された監視対象の画像の
推移から自身の感に頼って監視カメラの起動・停止を頻
繁に繰り返し、監視カメラや雲台を自分が意図したとこ
ろに停止させていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の遠隔監視システムでは、伝送のための画像の符号化
および復号化処理の時間およびネットワーク伝送遅延の
ために遠隔からの監視カメラや雲台制御(パン、チル
ト、ズーミングなど)に時間的なずれが生じてしまい、
一旦行き過ぎた監視カメラ位置およびズームレンズ位置
を人間の感覚で補正、つまり位置を戻す操作を行わなけ
ればならず、特に動作開始と停止を小刻みに行うような
微調整の操作性が悪いという問題があった。
来の遠隔監視システムでは、伝送のための画像の符号化
および復号化処理の時間およびネットワーク伝送遅延の
ために遠隔からの監視カメラや雲台制御(パン、チル
ト、ズーミングなど)に時間的なずれが生じてしまい、
一旦行き過ぎた監視カメラ位置およびズームレンズ位置
を人間の感覚で補正、つまり位置を戻す操作を行わなけ
ればならず、特に動作開始と停止を小刻みに行うような
微調整の操作性が悪いという問題があった。
【0014】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、モニタ上で監視者が意図した位置に監
視カメラや雲台を停止させることができ、操作性のよい
遠隔監視システムを提供することを目的としている。
なされたもので、モニタ上で監視者が意図した位置に監
視カメラや雲台を停止させることができ、操作性のよい
遠隔監視システムを提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明の遠隔監視システムは、監
視カメラとこの監視カメラを操作方向へ向ける雲台とを
所定位置に配設し、これらとは異なる位置に、前記監視
カメラで得られた画像情報を表示する画像モニタと前記
監視カメラおよび雲台に対して動作制御を行うための操
作卓とを配設し、これら異なる位置の機器を通信網を介
して相互に接続してなる遠隔監視システムにおいて、前
記操作卓により前記監視カメラおよび雲台に対する動作
開始または動作停止の指示が行われたとき、それぞれの
指示に応じた指示情報を前記通信網へ送信する送信手段
と、前記送信手段から送信された指示情報を前記通信網
を通じて受信する受信手段と、前記受信手段により受信
された指示情報を解読し指示内容を判定する手段と、前
記判定結果、動作停止指示の場合、前記指示情報および
前記画像情報の処理を含めた情報伝達にかかる遅延時間
を算出する遅延時間算出手段と、前記遅延時間算出手段
により算出された遅延時間に応じて前記監視カメラおよ
び雲台の動作停止位置を補正する制御手段とを具備した
ことを特徴としている。
ために、請求項1記載の発明の遠隔監視システムは、監
視カメラとこの監視カメラを操作方向へ向ける雲台とを
所定位置に配設し、これらとは異なる位置に、前記監視
カメラで得られた画像情報を表示する画像モニタと前記
監視カメラおよび雲台に対して動作制御を行うための操
作卓とを配設し、これら異なる位置の機器を通信網を介
して相互に接続してなる遠隔監視システムにおいて、前
記操作卓により前記監視カメラおよび雲台に対する動作
開始または動作停止の指示が行われたとき、それぞれの
指示に応じた指示情報を前記通信網へ送信する送信手段
と、前記送信手段から送信された指示情報を前記通信網
を通じて受信する受信手段と、前記受信手段により受信
された指示情報を解読し指示内容を判定する手段と、前
記判定結果、動作停止指示の場合、前記指示情報および
前記画像情報の処理を含めた情報伝達にかかる遅延時間
を算出する遅延時間算出手段と、前記遅延時間算出手段
により算出された遅延時間に応じて前記監視カメラおよ
び雲台の動作停止位置を補正する制御手段とを具備した
ことを特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明の遠隔監視システム
は、請求項1記載の遠隔監視システムにおいて、制御手
段が、遅延時間算出手段により算出された遅延時間に応
じた前記監視カメラおよび雲台の移動量を算出する移動
量算出手段と、前記移動量算出手段により算出された移
動量を基に、既に指示されているそれまでの移動方向と
は逆方向へ、前記監視カメラおよび雲台を動かして動作
停止位置の補正制御を行う補正制御手段とを具備したこ
とを特徴としている。
は、請求項1記載の遠隔監視システムにおいて、制御手
段が、遅延時間算出手段により算出された遅延時間に応
じた前記監視カメラおよび雲台の移動量を算出する移動
量算出手段と、前記移動量算出手段により算出された移
動量を基に、既に指示されているそれまでの移動方向と
は逆方向へ、前記監視カメラおよび雲台を動かして動作
停止位置の補正制御を行う補正制御手段とを具備したこ
とを特徴としている。
【0017】請求項3記載の発明の遠隔監視システム
は、請求項2記載の遠隔監視システムにおいて、補正制
御手段が、前記移動量算出手段により算出された移動量
と予め設定されている許容値とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果、移動量が許容値以下の場
合、停止位置の補正制御を行わない補正回避手段とを具
備したことを特徴としている。
は、請求項2記載の遠隔監視システムにおいて、補正制
御手段が、前記移動量算出手段により算出された移動量
と予め設定されている許容値とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果、移動量が許容値以下の場
合、停止位置の補正制御を行わない補正回避手段とを具
備したことを特徴としている。
【0018】請求項4記載の発明の遠隔監視システム
は、請求項2記載の遠隔監視システムにおいて、移動量
算出手段は、画像情報の符号化処理の遅延時間と画像情
報の復号化処理の遅延時間と前記通信網の伝送遅延時間
とを合計し、その合計時間と前記監視カメラおよび雲台
の動作速度とを基に移動量を計算することを特徴として
いる。
は、請求項2記載の遠隔監視システムにおいて、移動量
算出手段は、画像情報の符号化処理の遅延時間と画像情
報の復号化処理の遅延時間と前記通信網の伝送遅延時間
とを合計し、その合計時間と前記監視カメラおよび雲台
の動作速度とを基に移動量を計算することを特徴として
いる。
【0019】したがって、本発明では、遠隔から画像監
視しながら監視カメラの制御(パン、チルト、ズーミン
グなど)を行う場合、画像モニタに映される監視対象の
画像の推移から監視者の感に頼って監視カメラの起動・
停止を頻繁に繰り返すことなく、監視者が画像モニタ上
で意図したところに監視カメラや雲台を停止させること
ができるようになる。
視しながら監視カメラの制御(パン、チルト、ズーミン
グなど)を行う場合、画像モニタに映される監視対象の
画像の推移から監視者の感に頼って監視カメラの起動・
停止を頻繁に繰り返すことなく、監視者が画像モニタ上
で意図したところに監視カメラや雲台を停止させること
ができるようになる。
【0020】また、微少な監視カメラの移動に対して
は、不必要な監視カメラ停止位置の補正が入らず、これ
によって監視者が意図した動きを監視カメラや雲台など
に行なわせることができるようになる。
は、不必要な監視カメラ停止位置の補正が入らず、これ
によって監視者が意図した動きを監視カメラや雲台など
に行なわせることができるようになる。
【0021】この結果、遠隔監視システムの操作性を向
上することができる。
上することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0023】図1は本発明に係る遠隔監視システムの一
つの実施形態(概要構成)を示す図、図2は画像送信制
御装置の構成の一例を示す図、図3は画像受信制御装置
5の構成の一例を示す図である。
つの実施形態(概要構成)を示す図、図2は画像送信制
御装置の構成の一例を示す図、図3は画像受信制御装置
5の構成の一例を示す図である。
【0024】図1において、1は監視カメラ、2は雲台
であり、それぞれの動作は遠隔制御可能である。これら
監視カメラ1および雲台2は、画像送信制御装置3に接
続されている。これらの機器は、例えば病室などに配置
されており、監視カメラ1は、監視対象である患者の画
像を撮影するものであり、外部からの制御でズームイン
およびズームアウトを行えるズームレンズが取り付けら
れている。雲台2は監視カメラ1をパン動作(左右方向
の首振り動作)、チルト動作(上下方向の首振り動作)
させるものであり、自身の上部に監視カメラ1がセッテ
ィングされている。 病室から離れた監視室などには、
画像受信制御装置5と、この画像受信制御装置5に接続
された画像モニタ6および操作卓7が配置されている。
この画像受信制御装置5と画像送信制御装置3とはネッ
トワーク4を介して接続されている。 図2に示すよう
に、画像送信制御装置3は、画像符号化部31、回線イ
ンタフェース部32、制御部33、雲台インタフェース
部34などを有している。画像符号化部31は、監視カ
メラ1で撮影された画像データを例えばΗ.261また
はMPEG1、2などの符号化処理技術で送信データと
して符号化して回線インタフェース部32へ出力する。
回線インタフェース部32は、ネットワーク4とのデー
タ通信(画像データの送信や指示データの受信など)を
行うためものである。制御部33は、例えばセントラル
・プロセッシング・ユニット(CPU)などであり、画
像受信制御装置5から回線インタフェース部32に受信
された指示データを受けて上記各部に適切な制御信号
(雲台制御信号およびズームレンズ制御信号など)を出
力してそれぞれの動作を制御すると共に、指示データに
対する各種処理動作(雲台起動指示、雲台停止指示、ズ
ーミング制御起動指示およびズーミング制御停止指示な
どの指示データの解読処理、経過時間計算処理、経過時
間と許容値との比較処理、停止動作の補正値計算など)
を行うものである。
であり、それぞれの動作は遠隔制御可能である。これら
監視カメラ1および雲台2は、画像送信制御装置3に接
続されている。これらの機器は、例えば病室などに配置
されており、監視カメラ1は、監視対象である患者の画
像を撮影するものであり、外部からの制御でズームイン
およびズームアウトを行えるズームレンズが取り付けら
れている。雲台2は監視カメラ1をパン動作(左右方向
の首振り動作)、チルト動作(上下方向の首振り動作)
させるものであり、自身の上部に監視カメラ1がセッテ
ィングされている。 病室から離れた監視室などには、
画像受信制御装置5と、この画像受信制御装置5に接続
された画像モニタ6および操作卓7が配置されている。
この画像受信制御装置5と画像送信制御装置3とはネッ
トワーク4を介して接続されている。 図2に示すよう
に、画像送信制御装置3は、画像符号化部31、回線イ
ンタフェース部32、制御部33、雲台インタフェース
部34などを有している。画像符号化部31は、監視カ
メラ1で撮影された画像データを例えばΗ.261また
はMPEG1、2などの符号化処理技術で送信データと
して符号化して回線インタフェース部32へ出力する。
回線インタフェース部32は、ネットワーク4とのデー
タ通信(画像データの送信や指示データの受信など)を
行うためものである。制御部33は、例えばセントラル
・プロセッシング・ユニット(CPU)などであり、画
像受信制御装置5から回線インタフェース部32に受信
された指示データを受けて上記各部に適切な制御信号
(雲台制御信号およびズームレンズ制御信号など)を出
力してそれぞれの動作を制御すると共に、指示データに
対する各種処理動作(雲台起動指示、雲台停止指示、ズ
ーミング制御起動指示およびズーミング制御停止指示な
どの指示データの解読処理、経過時間計算処理、経過時
間と許容値との比較処理、停止動作の補正値計算など)
を行うものである。
【0025】図3に示すように、画像受信制御装置5
は、画像復号化部51、回線インタフェース部52、制
御部53、操作卓インタフェース部54などを有してい
る。回線インタフェース部52は、ネットワーク4との
データ通信(画像データの受信や指示データの送信な
ど)を行うものである。画像復号化部51は、回線イン
タフェース部52で受信された画像データを例えばΗ.
261またはMPEG1、2などの復号化処理技術で復
号化してRGΒまたはΝTSC信号などに変換して画像
モニタ6へ出力する。制御部53は画像モニタ6や操作
卓などを制御信号を発行して制御すると共に、操作卓7
から操作卓インタフェース部54を通じて入力された監
視カメラ制御指示(パン、チルト、ズーミングなどの指
示)を解読し、それぞれ適切な雲台起動指示や雲台停止
指示およびズーミング制御起動指示やズーミング制御停
止指示などの指示データに変換して回線インタフェース
部52からネットワーク4ヘ送信する。
は、画像復号化部51、回線インタフェース部52、制
御部53、操作卓インタフェース部54などを有してい
る。回線インタフェース部52は、ネットワーク4との
データ通信(画像データの受信や指示データの送信な
ど)を行うものである。画像復号化部51は、回線イン
タフェース部52で受信された画像データを例えばΗ.
261またはMPEG1、2などの復号化処理技術で復
号化してRGΒまたはΝTSC信号などに変換して画像
モニタ6へ出力する。制御部53は画像モニタ6や操作
卓などを制御信号を発行して制御すると共に、操作卓7
から操作卓インタフェース部54を通じて入力された監
視カメラ制御指示(パン、チルト、ズーミングなどの指
示)を解読し、それぞれ適切な雲台起動指示や雲台停止
指示およびズーミング制御起動指示やズーミング制御停
止指示などの指示データに変換して回線インタフェース
部52からネットワーク4ヘ送信する。
【0026】続いて、この遠隔監視システムの動作につ
いて説明する。
いて説明する。
【0027】監視カメラ1によって撮影された監視対象
(病室の患者など)の画像信号(アナログ信号)は、画
像送信制御装置3に取り込まれる。そして画像符号化部
31で符号化(ディジタル化)された後、回線インタフ
ェース部32からネットワーク4へ出力される。
(病室の患者など)の画像信号(アナログ信号)は、画
像送信制御装置3に取り込まれる。そして画像符号化部
31で符号化(ディジタル化)された後、回線インタフ
ェース部32からネットワーク4へ出力される。
【0028】一方、画像受信制御装置5では、ネットワ
ーク4から画像データ(ディジタルデータ)を回線イン
タフェース部52が受信すると、その画像データは画像
復号化部51に入力され、ここでRGΒまたはΝTSC
信号などに変換されて画像モニタ6に出力され、画像モ
ニタ6に患者の画像が映し出される。
ーク4から画像データ(ディジタルデータ)を回線イン
タフェース部52が受信すると、その画像データは画像
復号化部51に入力され、ここでRGΒまたはΝTSC
信号などに変換されて画像モニタ6に出力され、画像モ
ニタ6に患者の画像が映し出される。
【0029】この画像モニタ6に映し出された画像を画
像監視者(医師や看護婦など)が見ることによって患者
の容体を確認できる。
像監視者(医師や看護婦など)が見ることによって患者
の容体を確認できる。
【0030】ここで、医師や看護婦などが患者を見る位
置や画像の倍率を変える場合、操作卓7を操作して、そ
れぞれの指示をネットワーク4を通じて監視カメラ1や
雲台2へ送り、雲台2を駆動させて監視カメラ1の向き
を変えたり、監視カメラ1のズームレンズの制御(ズー
ムインおよびズームアウトなど)を行う。
置や画像の倍率を変える場合、操作卓7を操作して、そ
れぞれの指示をネットワーク4を通じて監視カメラ1や
雲台2へ送り、雲台2を駆動させて監視カメラ1の向き
を変えたり、監視カメラ1のズームレンズの制御(ズー
ムインおよびズームアウトなど)を行う。
【0031】この場合、操作卓7から画像送信制御装置
3に入力された監視カメラ制御指示(パン指示、チルト
指示、ズーミング指示など)は操作卓インタフェース部
54を介して制御部53に入力される。
3に入力された監視カメラ制御指示(パン指示、チルト
指示、ズーミング指示など)は操作卓インタフェース部
54を介して制御部53に入力される。
【0032】制御部53では、入力された監視カメラ制
御指示を、それぞれ適切な雲台起動指示や雲台停止指示
およびズーミング制御起動指示やズーミング制御停止指
示などの指示データに変換して回線インタフェース部5
2からネットワーク4ヘ送信する。
御指示を、それぞれ適切な雲台起動指示や雲台停止指示
およびズーミング制御起動指示やズーミング制御停止指
示などの指示データに変換して回線インタフェース部5
2からネットワーク4ヘ送信する。
【0033】一方、画像送信制御装置3では、雲台起動
指示、雲台停止指示、ズーミング制御起動指示およびズ
ーミング制御停止指示などの指示データが回線インタフ
ェース部32に受信されると、それぞの指示データは制
御部33に渡される。
指示、雲台停止指示、ズーミング制御起動指示およびズ
ーミング制御停止指示などの指示データが回線インタフ
ェース部32に受信されると、それぞの指示データは制
御部33に渡される。
【0034】そして、制御部33では、それぞれの指示
データが解読され、解読された指示内容に応じた適切な
制御信号(雲台制御信号およびズームレンズ制御信号な
ど)が雲台インタフェース部34から雲台2へまたは監
視カメラ1へ出力される。この結果、雲台2や監視カメ
ラ1がそれぞれに応じた動作を開始または停止する。こ
こで、図4〜図6を参照して、画像受信制御装置5の制
御部53と画像受信制御装置5の制御部33の処理につ
いて説明する。図4は画像受信制御装置5の制御部53
の監視カメラ制御指示(パン動作、チルト動作、ズーミ
ング動作など)の処理を示すフローチャート、図5は画
像送信制御装置3の制御部33の起動指示に対する処理
を示すフローチャート、図6は制御部33の停止指示に
対する処理を示すフローチャートである。
データが解読され、解読された指示内容に応じた適切な
制御信号(雲台制御信号およびズームレンズ制御信号な
ど)が雲台インタフェース部34から雲台2へまたは監
視カメラ1へ出力される。この結果、雲台2や監視カメ
ラ1がそれぞれに応じた動作を開始または停止する。こ
こで、図4〜図6を参照して、画像受信制御装置5の制
御部53と画像受信制御装置5の制御部33の処理につ
いて説明する。図4は画像受信制御装置5の制御部53
の監視カメラ制御指示(パン動作、チルト動作、ズーミ
ング動作など)の処理を示すフローチャート、図5は画
像送信制御装置3の制御部33の起動指示に対する処理
を示すフローチャート、図6は制御部33の停止指示に
対する処理を示すフローチャートである。
【0035】画像受信制御装置5の制御部53では、図
4に示すように、操作卓7から監視カメラ1の操作指示
(パン方向またはチルト方向への首振り動作の開始指
示)が入力されると(図4のステップ101 )、制御部5
3は、パン動作やチルト動作の開始に対しては雲台起動
指示、パンやチルト動作の停止に対しては雲台停止指示
をそれぞれ生成し、回線インタフェース部52を通じて
ネットワーク4へ出力する(ステップ102 )。
4に示すように、操作卓7から監視カメラ1の操作指示
(パン方向またはチルト方向への首振り動作の開始指
示)が入力されると(図4のステップ101 )、制御部5
3は、パン動作やチルト動作の開始に対しては雲台起動
指示、パンやチルト動作の停止に対しては雲台停止指示
をそれぞれ生成し、回線インタフェース部52を通じて
ネットワーク4へ出力する(ステップ102 )。
【0036】画像送信制御装置3の制御部33では、図
5に示すように、ネットワーク4から回線インタフェー
ス部32を経由して雲台起動指示を受信すると(ステッ
プ201 )、雲台の動作方向(上下左右)と動作角速度を
設定して雲台起動信号を雲台インタフェース部34に出
力する(ステップ202 )。
5に示すように、ネットワーク4から回線インタフェー
ス部32を経由して雲台起動指示を受信すると(ステッ
プ201 )、雲台の動作方向(上下左右)と動作角速度を
設定して雲台起動信号を雲台インタフェース部34に出
力する(ステップ202 )。
【0037】また同様にズーミング制御起動指示を受信
した場合は、ズームインまたはズームアウト動作開始に
対してはズーミング制御起動指示、ズームインまたはズ
ームアウト動作の停止に対してはズーミング停止指示を
監視カメラ1のズームインまたはズームアウトとズーミ
ング速度を設定してズームインまたはズームアウト起動
信号を雲台インタフェース部34に出力する。
した場合は、ズームインまたはズームアウト動作開始に
対してはズーミング制御起動指示、ズームインまたはズ
ームアウト動作の停止に対してはズーミング停止指示を
監視カメラ1のズームインまたはズームアウトとズーミ
ング速度を設定してズームインまたはズームアウト起動
信号を雲台インタフェース部34に出力する。
【0038】一方、画像送信制御装置3の制御部33で
は、図6に示すように、ネットワーク4から回線インタ
フェース部32を経由して雲台2(またはズームレン
ズ)の停止指示を受信した場合(ステップ311 )、現在
の雲台2(またはズームレンズ)の動作の停止信号を直
ちに雲台インタフェース部34に出力する(ステップ31
2 )。
は、図6に示すように、ネットワーク4から回線インタ
フェース部32を経由して雲台2(またはズームレン
ズ)の停止指示を受信した場合(ステップ311 )、現在
の雲台2(またはズームレンズ)の動作の停止信号を直
ちに雲台インタフェース部34に出力する(ステップ31
2 )。
【0039】また制御部33は、ステップ302 におい
て、雲台起動信号を出力してからの経過時間を計算し
(ステップ313 )、その経過時間を基に停止位置を補正
するための変化量(移動量)を計算する(ステップ314
)。この際、制御部33は、画像符号化部31による
画像データの符号化処理の遅延時間と画像復号化部51
による画像データの復号化処理の遅延時間とネットワー
ク4上の伝送遅延時間とを合計しその合計時間と監視カ
メラ1および雲台2の動作速度とをかけ算して(積をと
って)移動量を計算する。
て、雲台起動信号を出力してからの経過時間を計算し
(ステップ313 )、その経過時間を基に停止位置を補正
するための変化量(移動量)を計算する(ステップ314
)。この際、制御部33は、画像符号化部31による
画像データの符号化処理の遅延時間と画像復号化部51
による画像データの復号化処理の遅延時間とネットワー
ク4上の伝送遅延時間とを合計しその合計時間と監視カ
メラ1および雲台2の動作速度とをかけ算して(積をと
って)移動量を計算する。
【0040】そして制御部33は、計算した経過時間に
おける雲台2(またはズームレンズ)の変化量と予め設
定されている所定の許容値とを比較する(ステップ315
)。
おける雲台2(またはズームレンズ)の変化量と予め設
定されている所定の許容値とを比較する(ステップ315
)。
【0041】ここで、所定の許容値以下であった場合は
(ステップ315 のNO)、雲台制御処理は終了となる。
(ステップ315 のNO)、雲台制御処理は終了となる。
【0042】一方、計算により得られた経過時間におけ
る雲台2(またはズームレンズ)の変化量が所定の許容
値を越えていた場合(ステップ315 のYES )、制御部3
3は、雲台2(またはズームレンズ)の停止位置を補正
するための制御を開始する。
る雲台2(またはズームレンズ)の変化量が所定の許容
値を越えていた場合(ステップ315 のYES )、制御部3
3は、雲台2(またはズームレンズ)の停止位置を補正
するための制御を開始する。
【0043】この補正制御としては、それまでと同じ動
作角速度を設定して、ステップ314の処理で計算した補
正値を基に、それまで雲台が動作してきた方向と逆方向
への補正起動信号を雲台2(またはズームレンズ)へ出
力した後(ステップ316 )、雲台2(またはズームレン
ズ制御動作停止信号を出力する(ステップ317 )。
作角速度を設定して、ステップ314の処理で計算した補
正値を基に、それまで雲台が動作してきた方向と逆方向
への補正起動信号を雲台2(またはズームレンズ)へ出
力した後(ステップ316 )、雲台2(またはズームレン
ズ制御動作停止信号を出力する(ステップ317 )。
【0044】例えば雲台2の停止位置補正は、それまで
雲台が動作してきた方向と逆方向への動作方向とそれま
でと同じ動作角速度を設定して雲台起動信号を雲台イン
タフェース部34に出力する。
雲台が動作してきた方向と逆方向への動作方向とそれま
でと同じ動作角速度を設定して雲台起動信号を雲台イン
タフェース部34に出力する。
【0045】この停止位置補正動作を開始後、予め計算
して設定した時間後雲台停止信号を雲台インタフェース
部34に出力する。ここで設定される時間は画像符号化
部31の処理時間と画像複合化部51の処理時間とネッ
トワーク4の画像ネットワーク伝送遅延時間より計算さ
れる。ネットワーク4の画像伝送処理遅延時間は、例え
ば画像送信制御装置3から画像受信制御装置5へ任意の
メッセージを送信し、そのときの所要時間を測定するこ
とで求められる。
して設定した時間後雲台停止信号を雲台インタフェース
部34に出力する。ここで設定される時間は画像符号化
部31の処理時間と画像複合化部51の処理時間とネッ
トワーク4の画像ネットワーク伝送遅延時間より計算さ
れる。ネットワーク4の画像伝送処理遅延時間は、例え
ば画像送信制御装置3から画像受信制御装置5へ任意の
メッセージを送信し、そのときの所要時間を測定するこ
とで求められる。
【0046】また同様に監視カメラ1のズーミング制御
停止指示を受信した場合、制御部33は、現在のズーム
インまたはズームアウト動作の停止信号を直ちに監視カ
メラ1のズームレンズへ出力する。
停止指示を受信した場合、制御部33は、現在のズーム
インまたはズームアウト動作の停止信号を直ちに監視カ
メラ1のズームレンズへ出力する。
【0047】続いて、制御部33はステップ302 の処理
でズームインまたはズームアウト起動信号を出力してか
らの経過時間を計算し所定の許容値と比較する。
でズームインまたはズームアウト起動信号を出力してか
らの経過時間を計算し所定の許容値と比較する。
【0048】ここで、例えば経過時間が所定の許容値以
下であった場合、そこでズームインまたはズームアウト
制御処理を終了する。また経過時間が所定の時間を越え
ていた場合、ズームレンズの位置を補正するための制御
を開始する。
下であった場合、そこでズームインまたはズームアウト
制御処理を終了する。また経過時間が所定の時間を越え
ていた場合、ズームレンズの位置を補正するための制御
を開始する。
【0049】この補正制御は、それまでのズームインま
たはズームアウトでレンズが動作した方向と逆方向への
動作方向とそれまでと同じズーミング速度を設定してズ
ームインまたはアウト起動信号を監視カメラ1へ出力す
るというものである。
たはズームアウトでレンズが動作した方向と逆方向への
動作方向とそれまでと同じズーミング速度を設定してズ
ームインまたはアウト起動信号を監視カメラ1へ出力す
るというものである。
【0050】このズームレンズ位置補正制御とその動作
を開始後、予め計算して設定した時間後、ズームインま
たはズームアウト動作の停止信号を監視カメラ1へ出力
する。 このようにこの遠隔監視システムによれば、監
視室と病室などというように離れた位置に設置された監
視カメラ1からネットワーク4を通じて送られてくる患
者の画像を画像モニタ6で医師または看護婦などが見な
がら患者の容体を確認する中で、操作卓7から監視カメ
ラ1および雲台2に対してパン、チルトおよびズーミン
グなどの遠隔操作を行う場合、操作卓7で停止指示を発
行後、監視カメラ1および雲台2の動作が停止され、そ
の位置の画像が画像モニタ6に映し出されるまでの経過
時間が制御部53により計算されて、その経過時間を補
正するように雲台2の動作停止位置や監視カメラ1のズ
ームインおよびズームアウト位置が補正制御され、戻さ
れるので、画像モニタ6上で医師や看護婦などが意図し
た場所に監視カメラ1を向けることができると共に、患
者の画像を所望の大きさに設定でき、煩わして微調整が
不要となる。
を開始後、予め計算して設定した時間後、ズームインま
たはズームアウト動作の停止信号を監視カメラ1へ出力
する。 このようにこの遠隔監視システムによれば、監
視室と病室などというように離れた位置に設置された監
視カメラ1からネットワーク4を通じて送られてくる患
者の画像を画像モニタ6で医師または看護婦などが見な
がら患者の容体を確認する中で、操作卓7から監視カメ
ラ1および雲台2に対してパン、チルトおよびズーミン
グなどの遠隔操作を行う場合、操作卓7で停止指示を発
行後、監視カメラ1および雲台2の動作が停止され、そ
の位置の画像が画像モニタ6に映し出されるまでの経過
時間が制御部53により計算されて、その経過時間を補
正するように雲台2の動作停止位置や監視カメラ1のズ
ームインおよびズームアウト位置が補正制御され、戻さ
れるので、画像モニタ6上で医師や看護婦などが意図し
た場所に監視カメラ1を向けることができると共に、患
者の画像を所望の大きさに設定でき、煩わして微調整が
不要となる。
【0051】また、時として画像モニタ6で停止位置の
確認が不要なほどの監視カメラ1のズーム倍率や監視カ
メラ1の向きを微少操作することがあるが、この場合、
予め設定されている許容値以下であれば、停止位置の補
正が行われることなく監視カメラ1や雲台2が停止する
ので、医師や看護婦が進んで微調整を行うときの患者の
画像の余計なふらつきがなくなる。
確認が不要なほどの監視カメラ1のズーム倍率や監視カ
メラ1の向きを微少操作することがあるが、この場合、
予め設定されている許容値以下であれば、停止位置の補
正が行われることなく監視カメラ1や雲台2が停止する
ので、医師や看護婦が進んで微調整を行うときの患者の
画像の余計なふらつきがなくなる。
【0052】この結果、遠隔監視システムの操作性を向
上することができる。
上することができる。
【0053】なお上記実施形態では、病院などで遠隔医
療を行う場合に限定して説明したが、本発明はこれのみ
に限定されるものではなく、例えば防犯のための監視や
テレビ会議、さらには人が近付くことができないような
設備(原子力発電プラントの原子炉や火力発電プラント
のボイラ、焼却炉、機械加工部分など)の監視にも適用
することができる。
療を行う場合に限定して説明したが、本発明はこれのみ
に限定されるものではなく、例えば防犯のための監視や
テレビ会議、さらには人が近付くことができないような
設備(原子力発電プラントの原子炉や火力発電プラント
のボイラ、焼却炉、機械加工部分など)の監視にも適用
することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、離
れた位置に設置された監視カメラから通信網を通じて送
られてくる画像を画像モニタで監視しながら監視カメラ
および雲台を遠隔操作する場合、操作卓からの停止指示
の発行から監視カメラおよび雲台の動作が停止された後
の画像が画像モニタ上に映し出されるまでの経過時間が
計算されて監視カメラの停止位置が補正されるので、画
像モニタ上で監視者が意図した場所に監視カメラや雲台
を停止させることができ、煩わして微調整が不要とな
る。
れた位置に設置された監視カメラから通信網を通じて送
られてくる画像を画像モニタで監視しながら監視カメラ
および雲台を遠隔操作する場合、操作卓からの停止指示
の発行から監視カメラおよび雲台の動作が停止された後
の画像が画像モニタ上に映し出されるまでの経過時間が
計算されて監視カメラの停止位置が補正されるので、画
像モニタ上で監視者が意図した場所に監視カメラや雲台
を停止させることができ、煩わして微調整が不要とな
る。
【0055】また、時として監視者が、画像モニタで停
止位置の確認が不要なほどの微調整を積極的に行うこと
があるが、この場合、予め設定されている許容値以下で
あれば、停止位置が補正制御されることなく監視カメラ
や雲台が停止するので、監視者が進んで微調整を行うと
きには監視画像の余計なふらつきがなくなる。
止位置の確認が不要なほどの微調整を積極的に行うこと
があるが、この場合、予め設定されている許容値以下で
あれば、停止位置が補正制御されることなく監視カメラ
や雲台が停止するので、監視者が進んで微調整を行うと
きには監視画像の余計なふらつきがなくなる。
【0056】この結果、遠隔監視システムの操作性を向
上することができる。
上することができる。
【図1】この発明の遠隔監視システムの概要構成を示す
図である。
図である。
【図2】図1の遠隔監視システムの画像送信制御装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図3】図1の遠隔監視システムの画像受信制御装置の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図4】画像受信制御装置の制御部におけるパン、チル
トおよびズーミングなどの監視カメラ制御指示を処理す
るフローチャートである。
トおよびズーミングなどの監視カメラ制御指示を処理す
るフローチャートである。
【図5】画像送信制御装置の制御部におけるパンやチル
ト、ズームなど監視カメラ制御起動処理のフローチャー
トである。
ト、ズームなど監視カメラ制御起動処理のフローチャー
トである。
【図6】画像送信制御装置の制御部における監視カメラ
制御停止処理のフローチャートである。
制御停止処理のフローチャートである。
【図7】画像送信制御装置から画像受信制御装置までの
画像伝送の遅延を模式的に示す図である。
画像伝送の遅延を模式的に示す図である。
1…監視カメラ、2…雲台、3…画像送信制御装置、4
…ネットワーク、5…画像受信装置、6…画像モニタ、
7…操作卓、31…画像符号化部、32、52…回線イ
ンタフェース部、33、53…制御部、34…雲台イン
タフェース部、51…画像複号化部、54…操作卓イン
タフェース部。
…ネットワーク、5…画像受信装置、6…画像モニタ、
7…操作卓、31…画像符号化部、32、52…回線イ
ンタフェース部、33、53…制御部、34…雲台イン
タフェース部、51…画像複号化部、54…操作卓イン
タフェース部。
Claims (4)
- 【請求項1】 監視カメラとこの監視カメラを操作方向
へ向ける雲台とを所定位置に配設し、これらとは異なる
位置に、前記監視カメラで得られた画像情報を表示する
画像モニタと前記監視カメラおよび雲台に対して動作制
御を行うための操作卓とを配設し、これら異なる位置の
機器を通信網を介して相互に接続してなる遠隔監視シス
テムにおいて、 前記操作卓により前記監視カメラおよび雲台に対する動
作開始または動作停止の指示が行われたとき、それぞれ
の指示に応じた指示情報を前記通信網へ送信する送信手
段と、 前記送信手段から送信された指示情報を前記通信網を通
じて受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された指示情報を解読し指示内
容を判定する手段と、 前記判定結果、動作停止指示の場合、前記指示情報およ
び前記画像情報の処理を含めた情報伝達にかかる遅延時
間を算出する遅延時間算出手段と、 前記遅延時間算出手段により算出された遅延時間に応じ
て前記監視カメラおよび雲台の動作停止位置を補正する
制御手段とを具備したことを特徴とする遠隔監視システ
ム。 - 【請求項2】 制御手段が、 遅延時間算出手段により算出された遅延時間に応じた前
記監視カメラおよび雲台の移動量を算出する移動量算出
手段と、 前記移動量算出手段により算出された移動量を基に、既
に指示されているそれまでの移動方向とは逆方向へ、前
記監視カメラおよび雲台を動かして動作停止位置の補正
制御を行う補正制御手段とを具備したことを特徴とする
請求項1記載の遠隔監視システム。 - 【請求項3】 補正制御手段が、 前記移動量算出手段により算出された移動量と予め設定
されている許容値とを比較する比較手段と、 前記比較手段による比較結果、移動量が許容値以下の場
合、停止位置の補正制御を行わない補正回避手段とを具
備したことを特徴とする請求項2記載の遠隔監視システ
ム。 - 【請求項4】 移動量算出手段は、 画像情報の符号化処理の遅延時間と画像情報の復号化処
理の遅延時間と前記通信網の伝送遅延時間とを合計し、
その合計時間と前記監視カメラおよび雲台の動作速度と
を基に移動量を計算することを特徴とする請求項2記載
の遠隔監視システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8349777A JPH10191308A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 遠隔監視システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8349777A JPH10191308A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 遠隔監視システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10191308A true JPH10191308A (ja) | 1998-07-21 |
Family
ID=18406047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8349777A Withdrawn JPH10191308A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 遠隔監視システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10191308A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015095803A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、外部装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、外部装置の制御方法、撮像システムの制御方法、及びプログラム |
CN114222953A (zh) * | 2020-03-27 | 2022-03-22 | 日立建机株式会社 | 作业机械的远程操纵系统 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8349777A patent/JPH10191308A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015095803A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | キヤノン株式会社 | 撮像装置、外部装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、外部装置の制御方法、撮像システムの制御方法、及びプログラム |
WO2015072116A1 (en) * | 2013-11-13 | 2015-05-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image capturing apparatus, external device, image capturing system, method for controlling image capturing apparatus, method for controlling external device, method for controlling image capturing system, and program |
US9723195B2 (en) | 2013-11-13 | 2017-08-01 | Canon Kabushiki Kaisha | Image capturing apparatus, external device, image capturing system, method for controlling image capturing apparatus, method for controlling external device, method for controlling image capturing system, and program |
CN114222953A (zh) * | 2020-03-27 | 2022-03-22 | 日立建机株式会社 | 作业机械的远程操纵系统 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |