JP3149046B2 - カメラ停止位置補正制御方式 - Google Patents

カメラ停止位置補正制御方式

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JP3149046B2
JP3149046B2 JP27964192A JP27964192A JP3149046B2 JP 3149046 B2 JP3149046 B2 JP 3149046B2 JP 27964192 A JP27964192 A JP 27964192A JP 27964192 A JP27964192 A JP 27964192A JP 3149046 B2 JP3149046 B2 JP 3149046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビカメラを遠隔操
作する時のカメラ停止位置補正制御方式に関する。遠隔
監視システムに於いては、テレビカメラを固定として監
視するシステムやテレビカメラを遠隔制御して監視する
システム等があり、又テレビ会議に於いても、一方の会
議室のテレビカメラを他方の会議室から所望の画像をモ
ニタできるように遠隔制御する場合が生じる。このよう
な遠隔制御に於いては、伝送路による伝送遅延と、高能
率符号化等による処理遅延とが生じることになり、この
ような遅延により遠隔制御操作に於けるオーバーラン等
の問題が生じる。従って、テレビカメラの遠隔制御操作
に熟練が要求されている。
【0002】
【従来の技術】図6はテレビ会議システム説明図であ
り、41,42はテレビ会議端末装置、43はモニタテ
レビ、44はテレビカメラ、45は操作部、46は画像
復号器、47は画像符号器である。テレビカメラ44か
らの画像信号は、画像符号器47により高能率符号化さ
れて、テレビ会議端末装置42から相手側のテレビ会議
端末装置41に伝送され、画像復号器46により復号化
されてモニタテレビ43に加えられ、テレビカメラ44
による撮像画像が表示される。
【0003】又テレビ会議端末装置41側の操作部45
により、テレビ会議端末装置42側のテレビカメラ44
を制御できるもので、パン(水平方向の移動)、チルト
(垂直方向の移動)、ズーム(拡大縮小)、フォーカス
(ピント合わせ)等の操作を、操作部45から遠隔制御
できるものである。なお、音声信号も伝送されてスピー
カ(図示せず)から再生されるものである。
【0004】又テレビ会議端末装置41側にもテレビカ
メラ(図示せず)を備え、又テレビ会議端末装置42側
にもモニタテレビや操作部(図示せず)を備えるもの
で、それぞれテレビカメラで撮像した画面を相手側のモ
ニタテレビに表示して、相互に顔を見ながら会議を進行
するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】テレビ会議端末装置4
1,42間を接続する伝送路が低速伝送路であると、帯
域圧縮を行う為に、画像符号器47及び画像復号器46
に於ける符号化及び復号化の処理時間が長くなる。例え
ば、図7に示すように、テレビカメラ44を操作する為
に操作部45のキーを押下すると、テレビ会議端末装置
42側へコマンドが伝送され、テレビ会議端末装置4
1,42間の伝送路による伝送遅延後に、このコマンド
がテレビ会議端末装置42により受信され、テレビ会議
端末装置42は受信コマンドを解析してテレビカメラ4
4を移動する。その結果、テレビカメラ44による新た
な撮像範囲による画像信号が画像符号器47に入力され
て符号化され、伝送路を介してテレビ会議端末装置41
に伝送され、画像復号器46により復号化されて、モニ
タ出力として示すように、モニタテレビ43に表示され
る。
【0006】従って、テレビカメラ44を移動させる為
の操作部45のキー押下から、新たな画像がモニタテレ
ビ43に表示されるまでにTDの時間を要することにな
る。その為に、操作部45のキー押下を行ってテレビカ
メラ44を移動させ、それによりモニタテレビ43の画
面に目標物が表示された時にキー押下を止めて、テレビ
カメラ44の移動を停止させると、テレビカメラ44は
伝送遅延後に停止することになるが、テレビカメラ44
は既に画面の中心から目標物が通過した位置を撮像して
いることになる。即ち、オーバーランが生じることにな
る。
【0007】このようにオーバーランが生じると、操作
部45のキー押下によりテレビカメラ44を戻す操作を
行うことになる。しかし、再びオーバーランが生じるこ
とになる。このようなオーバーランを防止する為には、
モニタテレビ43の画面の所定位置に目標物が現れた時
に、操作部45のキー押下を止めて、移動停止のコマン
ドを送出することにより、テレビカメラ44を目標物に
向けることができる。しかし、このような操作は、オペ
レータが熟練した場合に可能となる。即ち、テレビ会議
システムや遠隔監視システムに於いては、テレビカメラ
44を遠隔制御するオペレータとして熟練者を必要とす
る問題があった。本発明は、遅延時間に基づくテレビカ
メラの遠隔制御に於けるオーバーランを生じないように
制御可能とすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラ停止位置
補正制御方式は、図1を参照して説明すると、テレビカ
メラ1と画像符号器2とを少なくとも備えた一方の端末
装置3と、画像復号器4とモニタテレビ5とを少なくと
も備えた他方の端末装置6とを有し、他方の端末装置6
から一方の端末装置3のテレビカメラ1を制御して、こ
のテレビカメラ1による撮像画像をモニタテレビ5に表
示させるシステムに於いて、他方の端末装置6は、一方
の端末装置3のテレビカメラ1の操作制御指示の送出か
ら、モニタテレビ5にテレビカメラ1による撮像画像が
表示されるまでの時間を測定する測定部7を設け、この
測定部7による測定時間を一方の端末装置3に通知し、
この一方の端末装置3は、他方の端末装置6からのテレ
ビカメラ1の停止位置指示に対して、測定時間に移動し
た量だけ移動指示方向と逆方向に戻して、テレビカメラ
1の停止位置を補正するものである。
【0009】又テレビカメラ1と画像符号器2とを少な
くとも備えた一方の端末装置3と、画像復号器4とモニ
タテレビ5とを少なくとも備えた他方の端末装置6とを
有し、他方の端末装置6から一方の端末装置3のテレビ
カメラ1を制御して、このテレビカメラ1による撮像画
像をモニタテレビ5に表示させるシステムに於いて、他
方の端末装置6は、一方の端末装置3のテレビカメラ1
の操作制御指示の送出から、モニタテレビ5にテレビカ
メラ1による撮像画像が表示されるまでの時間を測定す
る測定部7を設け、モニタテレビ5の表示画面中央位置
に対して、測定部7による測定時間とテレビカメラ1の
ズーム倍率とから算出した距離だけ離れた位置にマーカ
を表示し、テレビカメラ1の撮像位置制御時に、マーカ
に目標物が一致した時に、テレビカメラ1の停止指示を
送出するものである。
【0010】
【作用】他方の端末装置6の測定部7は、一方の端末装
置3へメッセージ送出からこのメッセージに対するレス
ポンス受信までの時間を計測し、又メッセージを送出し
て一方の端末装置3からメッセージと画像信号とを同時
に送出させることにより、画像符号器2と画像復号器4
と伝送路とによる伝送遅延時間を求めて、他方の端末装
置6から一方の端末装置3のテレビカメラ1の操作制御
指示の送出から、モニタテレビ5に表示されるまでの時
間を測定する。この時間を一方の端末装置3へ通知する
ことにより、一方の端末装置3は、テレビカメラ1の移
動指示方向と逆方向に戻して、操作制御指示に対する移
動の行き過ぎを補正する。
【0011】又前記他方の端末装置6のモニタテレビ5
の表示画面中央位置に対して、前記測定部7による測定
時間にテレビカメラ1が移動する距離に相当する位置に
マーカを表示する。この場合、テレビカメラ1のズーム
倍率が大きいと、テレビカメラ1の移動角度が同一で
も、画面上の距離が大きくなるから、ズーム倍率に対応
した係数を測定時間に乗算することにより、マーカの表
示位置を定める。それにより、モニタテレビ5を観測し
ながらテレビカメラ1を遠隔操作し、目標物がマーカの
位置に一致した時に、テレビカメラ1に停止指示を送出
すると、測定時間に相当する時間後のモニタテレビ1の
画面上では、目標物が画面中央に表示されることにな
る。
【0012】
【実施例】図2は本発明の実施例の説明図であり、1
0,20は端末装置、11,21は制御部、12はモニ
タテレビ、22はテレビカメラ、13,24はメッセー
ジ送出部、14,23はメッセージ受信部、15はレス
ポンス受信部、25はレスポンス送出部、16は画像復
号器、26は画像符号器、17はタイマ、18は操作部
である。この実施例は、端末装置10側にモニタテレビ
12を設け、端末装置20側にテレビカメラ22を設け
て、端末装置10側からテレビカメラ22を遠隔操作す
る場合を示すが、端末装置10,20にそれぞれモニタ
テレビとテレビカメラとを備えた構成とし、相互に遠隔
操作する構成とすることもできる。
【0013】端末装置10の操作部18は、キーボード
やマウス等により、端末装置20のテレビカメラ22の
遠隔操作入力を行うものであり、又タイマ17は図1の
測定部7に相当する。又メッセージ受信部14とレスポ
ンス受信部15とを分離して示しているが、一つの受信
部とすることができ、同様に、メッセージ送出部24と
レスポンス送出部25とを一つの送出部とすることがで
きる。又端末装置10,20間の回線を1本として、ハ
イブリッド回路や送受切替回路等を設けた構成とするこ
とも可能である。
【0014】端末装置10,20間が交換網等を介して
接続されると、自動的或いは操作部18からの制御信号
iにより、制御部11は伝送時間の測定処理を開始す
る。即ち、図3に示すように、制御部11はタイマ17
をクリアし(a1)、メッセージ送出部13にメッセー
ジ送出指示信号aを加え、且つタイマ17をスタートさ
せる(a2)。端末装置20の制御部21は、メッセー
ジ受信部23によりメッセージを受信したか否かを判定
し(b1)、メッセージ送出部13からのメッセージを
メッセージ受信部23に於いて受信し、このメッセージ
受信部23からのメッセージ受信信号bが制御部21に
加えられると、レスポンス送出部25にレスポンス送出
指示信号cを加える(b2)。
【0015】端末装置10の制御部11は、メッセージ
送出後、レスポンス受信部15によりレスポンスを受信
した否かを判定し(a3)、レスポンス送出部25から
のレスポンスをレスポンス受信部15に於いて受信し、
このレスポンス受信部15からのレスポンス受信信号d
が制御部11に加えられると、タイマ17をストップさ
せる(a4)。制御部11は、タイマ17の値Tから、
T/2をメッセージ伝送時間TCとする。即ち、メッセ
ージ送出からレスポンス受信までの時間を計測し、その
1/2を一方の端末装置10から他方の端末装置20へ
のメッセージ伝送時間TCとするものである。
【0016】又端末装置20の制御部21は、レスポン
ス送出後に、図4に示すように、画像符号器26に対し
て時間測定指示を行い(d1)、同時的にメッセージ送
出部24にメッセージ送出指示信号eを加える(d
2)。それによって、メッセージが送出されると共に、
画像符号器26に測定画面データが加えられ、符号化さ
れて送出される。端末装置10の制御部11は、メッセ
ージを受信したか否かを判定し(c1)、メッセージ送
出部24からのメッセージをメッセージ受信部14に於
いて受信し、このメッセージ受信部14からのメッセー
ジ受信信号fが制御部11に加えられると、制御部11
は、タイマ17をクリアした後、スタートさせる(c
2)。即ち、メッセージは数バイト程度であるが、符号
化処理及び復号化処理を行う画像データは数kバイトで
あるから、メッセージが先に到着することになる。
【0017】タイマ17をスタートさせた後、端末装置
20からの画像データを受信して、モニタテレビ12に
表示したか否かを判定し(c3)、画像復号器16に於
いて受信符号化画像データを復号してモニタテレビ12
に加えた時に、タイマ17をストップさせる(c4)。
そして、タイマ17の値Tから、画像伝送時間TPをT
+TCとして求め、遅延時間TDをTC+TPとして求
める(c5)。即ち、メッセージ受信から画像データ受
信までの時間TPに、メッセージの伝送時間TCを加算
することにより、端末装置10から端末装置20に対し
てメッセージを送出し、それに応答した画像データを端
末装置20から端末装置10のモニタテレビ12に加え
られるまでの時間TDを求めることができる。この遅延
時間TDをメッセージ送出部13から端末装置20に送
出する(c6)。
【0018】端末装置20の制御部21は、メッセージ
送出後、遅延時間TDを受信したか否かを判定し(d
3)、遅延時間TDをメッセージとしてメッセージ受信
部23により受信すると、その遅延時間TDを記憶する
(d4)。
【0019】前述の処理により遅延時間TDが端末装置
20の制御部21に設定されることになり、テレビカメ
ラ22により撮像した画像信号gは制御部21を介して
画像符号器26に加えられ、高能率符号化されて送出さ
れる。端末装置10の画像復号器16により符号化画像
データを復号した画像信号hは、制御部11を介してモ
ニタテレビ12に加えられて表示される。
【0020】モニタテレビ12の表示画面を観察しなが
ら、端末装置10の操作部18から端末装置20のテレ
ビカメラ22の移動方向を示すキーを押下すると、この
操作制御信号iにより、制御部11は、メッセージ送出
部13からテレビカメラ22の移動を指示するコマンド
を送出させる。端末装置20の制御部21は、メッセー
ジ受信部23により受信したコマンドを解析し、テレビ
カメラ22に移動制御信号jを加えて、指示された移動
方向にテレビカメラ22を移動する。
【0021】端末装置10のモニタテレビ12の表示画
面は、テレビカメラ22の移動に伴った新たな内容とな
る。そこで、目標物が画面中央に表示された時に、テレ
ビカメラ22の移動を停止させる。即ち、キーの押下を
止めると、制御部11は、メッセージ送出部13からテ
レビカメラ22の移動停止を指示するコマンドを送出さ
せる。端末装置20の制御部21は、メッセージ受信部
23により受信したコマンドを解析し、テレビカメラ2
2の移動を停止させる。この時、既にテレビカメラ22
は、モニタテレビ12に表示された目標物に対して、遅
延時間TD分だけ余分に移動した状態となる。
【0022】そこで、制御部21は、テレビカメラ22
の移動停止のコマンドにより、移動方向と逆方向に遅延
時間TDの移動距離分を移動させる。それにより、テレ
ビカメラ22は、目標物を視野中心とした方向に停止す
ることになり、モニタテレビ12の表示画面上は、一時
的に目標物より行き過ぎた画面となるが、テレビカメラ
22の停止位置補正により、目標物が画面中央に表示さ
れることになる。
【0023】図5は本発明の他の実施例の要部説明図で
あり、12はモニタテレビ、31は伝送遅延時間レジス
タ、32はズーム倍率レジスタ、33は補正量算出部で
あって、図2の端末装置10側に於いてテレビカメラ2
2の停止位置の補正を行う場合を示す。即ち、図2の端
末装置10の制御部11に、遅延時間TDをセットする
伝送遅延時間レジスタ31と、テレビカメラ22のズー
ム倍率をセットするズーム倍率レジスタ32とを設け
る。又制御部11の演算機能によって補正量算出部33
を構成する。
【0024】ズーム倍率レジスタ32には、操作部18
からテレビカメラ22の広角,望遠等のズーム倍率制御
が行われるから、その時のズーム倍率Zをセットするも
のであり、又伝送遅延時間レジスタ31には、前述の実
施例に於いて求めた遅延時間TDをセットするものであ
る。又補正量算出部33は、遅延時間TDとズーム倍率
Zとを基に、マーカ34又は35のモニタテレビ12の
表示画面中央からの表示距離を算出する。遅延時間TD
が零であれば、マーカ34,35は表示画面中央に表示
されることになり、遅延時間TDが大きい場合は、表示
画面の右端又は左端に表示されることになる。又ズーム
倍率Zが大きい場合、テレビカメラ22の移動速度が一
定であっても、ズーム倍率が小さい場合に比較して、表
示画面の移動速度が大きくなり、遅延時間TDが大きい
場合に相当することになる。
【0025】テレビカメラ22を右方向に移動させる場
合に、マーカ34が伝送時間TDとズーム倍率Zとを基
にモニタテレビ12の表示画面の中央から右側に表示さ
れ、目標物がこのマーカ34の位置に合致した時に、テ
レビカメラ22の移動を停止させる。即ち、操作部18
の右方向移動キーの押下を止める。それにより、テレビ
カメラ22は、目標物を視野中心にとらえる方向に制御
されて、モニタテレビ12の表示画面にも、目標物が中
央に表示されることになる。反対に、テレビカメラ22
を左方向に移動させる場合は、点線で示すように、マー
カ35を伝送時間TDとズーム倍率Zとを基に求めた補
正量だけ、モニタテレビ12の表示画面の中央から左側
に表示させれば良いことになる。
【0026】本発明は、前述の実施例のみに限定される
ものではなく、種々付加変更することができるものであ
り、例えば、遅延時間TDは、複数回の測定処理の平均
値として求めることもできる。又テレビカメラ22の移
動として、パン(水平方向)のみでなく、チルト(垂直
方向)或いはズーム(拡大,縮小)の遠隔制御に於いて
も、遅延時間TDに対応した移動量を補正する制御を行
わせることができる。又マーカは、移動方向が指示され
る毎に、その移動方向に表示することもできるが、予め
表示画面の中心に対して遅延時間TDとズーム倍率とに
対応した上下左右の位置に表示させることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、一方の
端末装置3と他方の端末装置6との間の制御情報を含む
メッセージと符号化,復号化処理が含まれる画像データ
との伝送遅延時間TDを測定部7により測定し、その遅
延時間TDをテレビカメラ1を備えた端末装置3に通知
し、他方の端末装置6からのテレビカメラ1の遠隔操作
時に、テレビカメラ1の移動停止指示が加えられた時、
遅延時間TDの間に移動した量だけ戻す制御を行うもの
であり、それによって、テレビカメラ1のオーバーラン
を補正することができる。従って、遠隔制御に不慣れな
オペレータによっても容易に目標物をとらえるように、
テレビカメラ1を遠隔制御することが可能となる利点が
ある。
【0028】又測定した遅延時間TDと、テレビカメラ
1のズーム倍率とを基に算出したテレビ5の表示画面の
中央から離れた位置にマーカを表示させて、テレビカメ
ラ1を遠隔操作する時に、モニタテレビ5の表示画面の
目標物がマーカの位置に移動した時に、テレビカメラ1
の移動停止を指示することにより、テレビカメラ1は目
標物に対して行き過ぎることなく視野中心にとらえるこ
とができる。従って、不慣れなオペレータであっても、
モニタテレビ5を観察しながら、テレビカメラ1を遠隔
制御して、所望の被写体を撮像することができる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の説明図である。
【図3】メッセージ伝送時間測定処理フローチャートで
ある。
【図4】画像伝送時間測定処理フローチャートである。
【図5】本発明の他の実施例の要部説明図である。
【図6】テレビ会議システム説明図である。
【図7】キー操作からモニタ表示までの経過説明図であ
る。
【符号の説明】
1 テレビカメラ 2 画像符号器 3 端末装置 4 画像復号器 5 モニタテレビ 6 端末装置 7 測定部
フロントページの続き (72)発明者 木下 勝正 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 松田 喜一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−9287(JP,A) 特開 平2−211780(JP,A) 特開 平6−38203(JP,A) 特開 平6−22193(JP,A) 特開 平6−6668(JP,A) 特開 平4−361494(JP,A) 特開 平4−70079(JP,A) 特開 平6−62401(JP,A) 特開 平3−129976(JP,A) 実開 昭61−119471(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラ(1)と画像符号器(2)
    とを少なくとも備えた一方の端末装置(3)と、画像復
    号器(4)とモニタテレビ(5)とを少なくとも備えた
    他方の端末装置(6)とを有し、該他方の端末装置
    (6)から前記一方の端末装置(3)の前記テレビカメ
    ラ(1)を制御し、該テレビカメラ(1)による撮像画
    像を前記モニタテレビ(5)に表示させるシステムに於
    いて、 前記他方の端末装置(6)は、前記一方の端末装置
    (3)の前記テレビカメラ(1)の操作制御指示の送出
    から、前記モニタテレビ(5)に前記テレビカメラ
    (1)による撮像画像が表示されるまでの時間を測定す
    る測定部(7)を設け、該測定部(7)による測定時間
    を前記一方の端末装置(3)に通知し、該一方の端末装
    置(3)は、前記他方の端末装置(6)からの前記テレ
    ビカメラ(1)の停止位置指示に対して、前記測定時間
    に移動した量だけ移動指示方向と逆方向に戻して、前記
    テレビカメラ(1)の停止位置を補正することを特徴と
    するカメラ停止位置補正制御方式。
  2. 【請求項2】 テレビカメラ(1)と画像符号器(2)
    とを少なくとも備えた一方の端末装置(3)と、画像復
    号器(4)とモニタテレビ(5)とを少なくとも備えた
    他方の端末装置(6)とを有し、該他方の端末装置
    (6)から前記一方の端末装置(3)の前記テレビカメ
    ラ(1)を制御し、該テレビカメラ(1)による撮像画
    像を前記モニタテレビ(5)に表示させるシステムに於
    いて、 前記他方の端末装置(6)は、前記一方の端末装置
    (3)の前記テレビカメラ(1)の操作制御指示の送出
    から、前記モニタテレビ(5)に前記テレビカメラ
    (1)による撮像画像が表示されるまでの時間を測定す
    る測定部(7)を設け、 前記モニタテレビ(5)の表示画面中央位置に対して、
    前記測定部(7)による測定時間と前記テレビカメラ
    (1)のズーム倍率とから算出した距離だけ離れた位置
    にマーカを表示し、前記テレビカメラ(1)の撮像位置
    制御時に、前記マーカに目標物が一致した時に前記テレ
    ビカメラ(1)の停止指示を送出することを特徴とする
    カメラ停止位置補正制御方式。
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