JP4384522B2 - 監視カメラの遠隔制御システム - Google Patents

監視カメラの遠隔制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP4384522B2
JP4384522B2 JP2004057801A JP2004057801A JP4384522B2 JP 4384522 B2 JP4384522 B2 JP 4384522B2 JP 2004057801 A JP2004057801 A JP 2004057801A JP 2004057801 A JP2004057801 A JP 2004057801A JP 4384522 B2 JP4384522 B2 JP 4384522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
fine adjustment
button
camera
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004057801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005252465A (ja
Inventor
忠 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Kokusai Electric Inc
Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Kokusai Electric Inc filed Critical Hitachi Kokusai Electric Inc
Priority to JP2004057801A priority Critical patent/JP4384522B2/ja
Publication of JP2005252465A publication Critical patent/JP2005252465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4384522B2 publication Critical patent/JP4384522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Description

本発明は、遠隔地点に配置された監視カメラの方向やフォーカス等を遠隔制御する監視カメラの遠隔制御システムに関する。
従来、例えば河川の水位、道路の混雑状況、あるいは防犯・防災等を監視する目的で監視カメラを設置し、この監視カメラで撮影した映像を伝送回線により監視センタに伝送して遠隔監視する遠隔監視システムが用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
上記監視センタからは、監視カメラに対して制御信号を送出し、例えば監視カメラの方向、フォーカス、ズーム等を遠隔制御することが可能である。上記監視センタから制御信号を出力して監視カメラを制御する場合、従来では図8に示すようにして行なっている。
すなわち、監視センタ1では、監視員が制御対象である監視カメラ2から送られてくる映像信号をモニタ装置に表示して監視しているが、監視カメラ2の動作を制御したい場合、例えば右旋回させたい場合であれば、“右旋回ボタン”を操作する。この“右旋回ボタン”が押されている間、右旋回動作が継続して行なわれる。
上記“右旋回ボタン”が押されると、監視センタ1から監視カメラ2に対し、カメラを右旋回させる“制御開始要求”が送信される(ステップS1)。
監視カメラ2は、上記“制御開始要求”を受信すると、指令された動作、この場合には右旋回動作を開始すると共に“制御開始応答”を監視センタ1へ送信する(ステップS2)。
監視センタ1における監視員は、監視カメラ2から送られてくる“制御開始応答”を受信した後、監視カメラ2が目的の位置まで旋回すると、“右旋回ボタン”から手を離す。これにより監視センタ1から監視カメラ2に対して“制御停止要求”が送信される(ステップS3)。
監視カメラ2は、上記“制御停止要求”を受信すると、旋回動作を停止する共に“制御停止応答”を監視センタ1へ送信する(ステップS4)。
上記のようにして監視センタ1から監視カメラ2に対する遠隔制御が行なわれる。
特開2003−274050号公報
上記監視カメラの遠隔制御においては、監視カメラ2の動作、例えばカメラ方向、フォーカス、ズーム等の動作を微細に調整したい場合がある。
しかし、上記従来の遠隔制御システムでは、監視センタ1がステップS1で“制御開始要求”を送信した後、ステップS2で監視カメラ2から送られてくる“制御開始応答”を受信して初めてステップS3の“制御停止要求”が可能になる。監視センタ1から監視カメラ2までのデータ伝送には、ある程度の時間が掛かるので、監視カメラ2から送られてくる“制御開始応答”を受信した際、直ちにステップS3の“制御停止要求”を送信しても、伝送回線の時間の遅れにより監視カメラ2が実際に制御を停止するまでに時間が掛かり、微細な調整ができないという問題がある。
また、上記ステップS2の動作を省略し、監視カメラ2からの“制御開始応答”を待たずに“制御停止要求”を送信できるようにしても、“制御停止要求”の送信から監視カメラ2が実際に制御を停止するまでには時間が掛かるので、微細な調整は困難である。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、監視センタから監視カメラへのデータ伝送に時間が掛かる場合であっても、監視カメラの動作を微細に調整することができる監視カメラの遠隔制御システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、遠隔地点に設置された監視カメラ装置へ伝送回線を介して制御信号を伝送し、該監視カメラ装置の動作を制御する監視カメラの遠隔制御システムにおいて、
前記監視カメラ装置の動作を微調整する微調整モードを指定するモード指定手段と、
前記モード指定手段により微調整モードが指定された場合、予め設定された微調整基準時間及び前記監視カメラ装置の現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御時間を求めて制御開始要求と共に被制御監視カメラ装置に伝送し、前記微調整制御時間に基づく制御動作を行なわせる制御手段と
を具備したことを特徴とする。
第2の発明は、前記第1の発明に係る監視カメラの遠隔制御システムにおいて、前記制御手段は、前記モード指定手段により微調整モードが指定された場合、予め設定された微調整基準時間及び前記監視カメラ装置の現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御時間を求めると共に、予め設定された微調整基準速度及び前記監視カメラ装置の現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御速度を求め、前記微調整制御時間及び微調整制御速度を制御開始要求と共に被制御監視カメラ装置に伝送し、前記微調整制御時間の間前記微調整制御速度に基づく制御動作を行なわせることを特徴とする。
本発明によれば、伝送路による伝送信号の遅延等により監視カメラへのデータ伝送に時間が掛かる場合であっても、監視カメラの動作を微細に調整することができる。また、現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御時間あるいは微調整制御速度を求めて監視カメラの動作を制御することにより、監視カメラのズーム倍率に関係なく監視カメラの動作制御をほぼ均等に行なうことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係る監視カメラの遠隔制御システムの概略構成図である。図1において、11a、11b、…は各監視領域に設置される監視カメラ装置で、詳細を後述する監視センタ15からの指令により例えば方向、フォーカス、ズーム等を調整できるように構成されている。上記監視カメラ装置11a、11b、…の監視方向は、例えばモータ等の駆動装置により、上、下、左、右、右上、右下、左上、左下等、任意の方向に回動できるようになっている。また、監視カメラ装置11a、11b、…は、ワイパや照明等の設備を備えている。
上記監視カメラ装置11aは、例えばシリアル回線12を介して制御部13に接続され、この制御部13がネットワーク14により監視センタ15に接続される。また、監視カメラ装置11bは、直接ネットワーク14により監視センタ15に接続される。
上記監視センタ15には、センタ装置として例えば複数の制御端末装置16、データベース18等が設けられる。上記制御端末装置16は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)またはサーバー等を用いて構成されるもので、モニタ17を備えている。上記データベース18には、監視カメラ装置11a、11b、…から送られてく監視映像が格納されると共に、監視カメラ装置11a、11b、…を微調整する場合の微調整基準時間が格納される。上記微調整基準時間としては、例えば方向制御用とフォーカス制御用の値がそれぞれ設定されるもので、その値は制御端末装置16の操作によって任意に設定することが可能である。
上記モニタ17には、監視映像の他、例えば図2に示すタッチ操作による操作パネル20が表示される。上記操作パネル20には、カメラ制御部として例えば速度制御部21、方向制御部30、フォーカス制御部40、ズーム制御部50、ワイパ制御部60、照明制御部70が設けられる。なお、上記操作パネル20は、タッチ操作を利用したものでなくても、キーボードやリモコン装置等を利用したものでも良い。
上記速度制御部21には、制御速度を指定する高速ボタン22、中速ボタン23、低速ボタン24、微調ボタン25が設けられる。
方向制御部30には、例えば、上、下、左、右、右上、右下、左上、左下、等のカメラ方向を指示する方向指示ボタン31が設けられる。上記速度制御部21の高速ボタン22、中速ボタン23、低速ボタン24と方向指示ボタン31の組合せ操作により、方向指示ボタン31を押している間だけ、監視カメラ装置11a、11b、…に対する方向制御が指定の速度で行なわれる。また、微調ボタン25と方向指示ボタン31とを組合せ操作した場合には、予め設定した時間に応じてカメラの方向制御が行なわれる。
フォーカス制御部40には、フォーカスを現在より近くに合わせる近距離フォーカスボタン41、フォーカスを現在より遠くに合わせる遠距離フォーカスボタン42、フォーカスを自動で合わせるAUTOフォーカスボタン43が設けられる。
上記速度制御部21の高速ボタン22、中速ボタン23、低速ボタン24と近距離フォーカスボタン41あるいは遠距離フォーカスボタン42との組合せ操作により、近距離フォーカスボタン41あるいは遠距離フォーカスボタン42を押している間だけ指定の速度でフォーカス制御が行なわれる。また、微調ボタン25と近距離フォーカスボタン41あるいは遠距離フォーカスボタン42と組合せ操作した場合は、フォーカスボタンを押した際に予め設定した時間に応じてフォーカス制御が行なわれる。また、AUTOフォーカスボタン43を操作した場合は、フォーカス制御が自動的に行なわれる。
ズーム制御部50には、望遠ボタン51及び広角ボタン52が設けられる。上記速度制御部21の高速ボタン22、中速ボタン23、低速ボタン24の操作と望遠ボタン51あるいは広角ボタン52の組合せ操作により、望遠ボタン51あるいは広角ボタン52を押している間だけ指定の速度でズーム制御が行なわれる。
ワイパ制御部60には、ワイパボタン61が設けられる。このワイパボタン61を押すと、監視カメラ装置11a、11b、…におけるワイパ動作が開始され、その後、再度ワイパボタン61を押すと上記ワイパ動作を終了する。
また、照明制御部70には、照明ボタン71が設けられる。この照明ボタン71を押すと、監視カメラ装置11a、11b、…に設けられている照明がオンとなり、その後、再度照明ボタン71を押すと上記照明がオフとなる。
次に、上記第1実施形態の動作を図3ないし図5を参照して説明する。図3は監視センタ15における制御端末装置16の制御動作を示すフローチャート、図4は微細なカメラ制御を行なう場合のシーケンス図である。また、図5は、微細なカメラ制御を行なう場合の監視カメラ装置側の制御動作を示すフローチャートである。
監視センタ15内に複数の制御端末装置16が設けられている場合、あるいは複数の監視センタ15が設けられている場合、制御端末装置16は操作したい監視カメラ、例えば監視カメラ装置11aを操作したい場合に、システム全体の制御部(図示せず)に対し、カメラ操作権を要求して許可を受ける。許可を受けた制御端末装置16は、監視カメラ装置11aに対する操作権を一定時間獲得し、操作パネル20を操作することによって監視方向、フォーカス、ズーム制御等を行なうことが可能になる。
監視センタ15の監視員は、速度制御部21のボタン操作と方向制御部30のボタン操作を組合せてカメラの方向制御を行ない、また、速度制御部21のボタン操作とフォーカス制御部40のボタン操作によってフォーカス制御を行なう。
上記速度制御部21の高速ボタン22、中速ボタン23、低速ボタン24と方向指示ボタン31の組合せ操作を行なった場合は、方向指示ボタン31を押している間だけ、監視カメラ装置11a、11b、…に対する方向制御が指定の速度で行なわれる。また、微調ボタン25と方向指示ボタン31とを組合せ操作した場合には、予め設定した時間に応じてカメラの方向制御が行なわれる。
また、速度制御部21の高速ボタン22、中速ボタン23、低速ボタン24と近距離フォーカスボタン41あるいは遠距離フォーカスボタン42との組合せ操作を行なった場合は、近距離フォーカスボタン41あるいは遠距離フォーカスボタン42を押している間だけ指定の速度でフォーカス制御が行なわれる。また、微調ボタン25と近距離フォーカスボタン41あるいは遠距離フォーカスボタン42と組合せ操作した場合は、フォーカスボタンを押した際に予め設定した時間に応じてフォーカス制御が行なわれる。
先ず、監視センタ15に設置されている制御端末装置16の制御動作について、図3のフローチャートに従って説明する。
制御端末装置16は、監視カメラ装置11aからネットワーク14により送られてくる映像信号をモニタ17に表示した状態において、カメラ操作入力の有無を判断し、カメラ操作入力がなければそのまま待機する(ステップA1)。
カメラ操作入力が行なわれると、ズーム制御部50によるズーム制御操作かどうかを判断し(ステップA2)、ズーム制御操作であればズーム制御動作を実行する(ステップA3)。次いで、ズーム制御が終了したかどうかを判断し(ステップA4)、終了していなければステップA3に戻ってズーム制御動作を続行する。
そして、制御端末装置16は、上記ステップA4でズーム制御を終了したと判断すると、現在のズーム値、すなわちズーム制御終了後のズーム値を取得して係数を算出し、内部メモリに保存する(ステップA5)。上記係数は、望遠寄りのズーム値の場合は小さく、広角寄りのズーム値の場合は大きくなるように設定する。例えば倍率表記で説明すると、標準のズーム値を1倍とし、ズーム率が5倍の場合は、係数としてはその逆数の「1/5」と設定する。また、ズーム率が1/5倍の場合は、係数としてはその逆数の「5」と設定する。上記係数を算出して内部メモリに保存した後は、ステップA1に戻って次のカメラ操作入力に備える。
また、上記ステップA2でカメラ操作入力がズーム制御ではないと判断された場合、カメラの方向制御またはフォーカス制御が行なわれたかどうかを判断し(ステップA6)、カメラの方向制御またはフォーカス制御でなかった場合はステップA1に戻る。
上記ステップA6で、カメラの方向制御またはフォーカス制御が行なわれたと判断された場合は、微調ボタン25が押されているかどうか、すなわち微調整モードかどうかを判断し(ステップA7)、微調整モードでなければ更にステップA8に進んで制御動作の開始かどうかを判断する。このステップA8で制御動作の開始であると判断された場合には、ステップA9に進んで速度制御部21のボタン操作(高速、中速、低速)に応じた制御動作を開始し、その後、ステップA1に戻る。
今、監視員が例えば高速ボタン22を押して高速動作を指示した後、方向指示ボタン31を押した場合には、監視センタ15の制御端末装置16から監視カメラ装置11aに対し、高速で指定方向の制御動作を行なうように“制御開始要求”が送信される。監視カメラ装置11aは、上記“制御開始要求”を受信すると、指令された動作、すなわち高速で方向制御を開始する共に“制御開始応答”を制御端末装置16へ送信する。
監視員は、監視カメラ装置11aから送られてくる“制御開始応答”を受信した後、監視カメラ装置11aが目的とする位置まで回動したときに方向指示ボタン31から手を離す。これにより制御端末装置16から監視カメラ装置11aに対して“制御停止要求”が送信される。監視カメラ装置11aは、上記“制御停止要求”を受信すると、方向制御動作を停止する共に“制御停止応答”を制御端末装置16へ送信する。
上記のようにして監視センタ1から監視カメラ2に対する遠隔制御が行なわれる。また、中速ボタン23、低速ボタン24と方向指示ボタン31とを組合せ操作した場合においても、同様にして中速あるいは低速での方向制御動作が行なわれる。更に、高速ボタン22、中速ボタン23、低速ボタン24とフォーカス制御部40のボタンとを組合せて操作した場合においても、上記方向制御と同様にしてフォーカス制御が行なわれる。
そして、上記ステップA9でカメラの制御動作が開始された後、方向制御部30の方向指示ボタン31、あるいはフォーカス制御部40の近距離フォーカスボタン41、遠距離フォーカスボタン42の操作が終了すると、すなわち、監視員の手が操作ボタンから離れると、ステップA8からステップA10に進んで監視カメラ装置11aに対する制御を停止し、ステップA1に戻る。
また、上記ステップA7で、カメラの制御モードが微調整モードであると判断された場合は、データベース18からボタン操作に応じて方向制御用あるいはフォーカス制御用の微調整基準時間を取得し(ステップA11)、この微調整基準時間に対し、上記ステップA5で算出した係数を乗じ、制御時間を算出する(ステップA12)。次いで、上記ステップA12で算出した制御時間幅にてカメラの制御動作を開始する(ステップA13)。
例えば微調ボタン25が押された後、方向指示ボタン31が押されると、制御端末装置16は、図4に示すように方向指示ボタン31の操作に対応した方向指示指令及び上記ステップA12で算出した制御時間データを含む微調整制御開始要求を監視カメラ装置11aに送出する(ステップB1)。監視カメラ装置11aは、上記微調整制御開始要求を受信すると、制御開始応答を制御端末装置16へ送信すると共に、制御時間データにより指定された時間Hだけカメラ制御を実行する(ステップB2)。
すなわち、監視カメラ装置11aは、図5のフローチャートに示すように制御端末装置16から微調整制御開始要求が送られてきたかどうかを常にチェックし(ステップC1)、微調整制御開始要求が送られてきていなければ、そのまま待機する。制御端末装置16から微調整制御開始要求が送られてくると、制御指令に応じた制御動作、すなわち方向制御あるいはフォーカス制御等を開始すると共に制御開始応答を制御端末装置16へ送信する(ステップC2)。また、同時に時間の経過を計測して上記制御時間データにより指定された時間が経過したかどうかを判断し(ステップC3)、指定時間が経過していなければカメラ制御動作を継続する。そして、上記ステップC3で、指定された時間が経過したと判断されるとカメラ制御を停止し(ステップC4)、ステップC1に戻る。
以上は監視カメラ装置11aを制御する場合の動作について説明したが、その他の監視カメラ装置11b、…についても同様にして制御することができる。
上記のように制御端末装置16側で指定した微小な時間幅だけ監視カメラ装置11a、11b、…が制御動作を実行することにより、伝送線路による伝送時間の遅延に関係なく、監視カメラ装置11a、11b、…の制御を微細に行なうことができる。すなわち、制御対象である監視カメラ装置11a、11b、…のもつ制御分解能の単位で制御することが可能になる。
また、監視カメラ装置11a、11b、…の現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御時間を求めてカメラの動作を制御することにより、監視カメラ装置11a、11b、…の現在のズーム倍率に関係なく動作制御をほぼ均等に行なうことができる。すなわち、望遠寄りのズームの場合はカメラの旋回量に比較して撮影された映像が大きく変化し、広角寄りのズームの場合はカメラの旋回量に比較して撮影された映像が小さく変化するが、現在のズーム値に基づいて係数値を求め、この係数値を微調整基準時間に乗じて微調整制御時間を算出することにより、監視カメラ装置11a、11b、…の現在のズーム倍率に関係なく動作制御をほぼ均等に行なうことが可能になる。
なお、上記実施形態において、ステップA5でズーム値を取得できないカメラの場合には、ステップA12の処理は行なわずにステップA11で取得した微調整基準時間をそのまま使用する。
また、上記実施形態では、カメラ制御を微細に行なうための微調整基準時間をデータベース18に格納した場合について説明したが、その他、例えば制御端末装置16の内部メモリに記憶するようにしても良い。
また、上記実施形態では、カメラの方向制御及びフォーカス制御について微調整を行なう場合について説明したが、ズーム制御についても同様にして微調整を行なうことが可能である。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態では、カメラ制御を微細に調整する場合、現在のズーム値に応じて微調整制御の時間幅を自動的に変更するようにしたが、この第2実施形態では現在のズーム値に応じてカメラ方向を微調整制御する際、カメラ移動速度を自動的に変更するようにしたものである。
以下、この第2実施形態におけるカメラの制御動作を図6に示すフローチャートを参照して説明する。監視センタ15のデータベース18に、カメラ方向を制御するための微調整基準時間及び微調整基準速度を予め格納しておく。
上記図6のフローチャートは、図3に示したフローチャートにおけるステップA5、A6、A11、A12、A13が異なっているので、この部分に対応するステップA5a、A6a、A11a、A11b、A12a、A13aの処理動作について説明する。
ステップA1〜A4では、上記第1実施形態の場合と同様にしてズーム制御処理を実行する。ステップA4でズーム制御が終了したと判断されると、ステップA5aにおいて、現在のズーム値を取得して係数を算出し、内部メモリに保存する。上記係数の値は、望遠寄りのズーム値の場合は小さく、広角寄りのズーム値の場合は大きくなるように設定する。この係数値については、更に詳細を後述する。
その後、ステップA2でカメラ操作入力がズーム制御ではないと判断された場合、ステップA6aに進んでカメラの方向制御が行なわれたかどうかを判断し、カメラの方向制御でなかった場合はステップA1に戻る。
上記ステップA6aで、カメラの方向制御が行なわれたと判断された場合は、微調ボタン25が押されているかどうか、すなわち微調整モードかどうかを判断し(ステップA7)、微調整モードでなければステップA8に進み、微調整モードであればステップA11aに進む。このステップA11aでは、データベース18から微調整基準時間を取得し、次いでステップA11bにおいてデータベース18から微調整基準速度を取得する。上記微調整基準時間はカメラ方向を微細に調整する際の制御時間であり、また、微調整基準速度は、例えばカメラ方向を1秒間に何度旋回させるか、といった形式で設定される制御速度である。
その後、上記ステップA11bで取得した微調整基準速度に対し、ステップA5で算出した係数を乗じ、制御速度を算出する(ステップA12a)。この制御速度は、一例としては1秒間に何度旋回させるか、といった形式で指定する。例えば微調整基準速度を1秒間に2度旋回させるものとし、現在のズーム値に応じて1秒間の移動速度が1度(最小値)〜3度(最大値)の範囲で変更されるように上記ステップA5で取得する係数を決定する。
次に上記ステップA11aで取得した微調整基準時間、及びステップA12aで算出した制御速度にてカメラの制御動作を開始する(ステップA13a)。
すなわち、微調ボタン25が押された後、方向指示ボタン31が押されると、制御端末装置16は、方向指示ボタン31の操作に対応した方向指示指令、ステップA11aで取得した微調整基準時間及びステップA12aで算出した制御速度を含む微調整制御開始要求を監視カメラ装置11aに送出する。監視カメラ装置11aは、上記微調整制御開始要求を受信すると、図7に示すフローチャートに従ってカメラ制御を実行すると共に、制御開始応答を制御端末装置16へ送信する。
すなわち、監視カメラ装置11aは、図7のフローチャートに示すように制御端末装置16から微調整制御開始要求が送られてきたかどうかを常にチェックし(ステップD1)、微調整制御開始要求が送られてきていなければ、そのまま待機する。監視カメラ装置11aは、制御端末装置16から微調整制御開始要求が送られてくると、指定された制御速度に対応した制御値にて方向制御を開始すると共に制御開始応答を制御端末装置16へ送信する(ステップD2)。また、同時に時間の経過を計測して上記指定された制御時間が経過したかどうかを判断し(ステップD3)、指定された制御時間が経過していなければカメラ制御動作を継続する。そして、上記ステップD3において、指定された時間が経過したと判断されると、カメラ制御を停止し(ステップD4)、ステップD1に戻る。
上記のように制御端末装置16側で指定した制御速度及び制御時間に基づいてカメラ制御を実行することにより、伝送線路による伝送時間の遅延に関係なく、監視カメラ装置11aの動作を微細に制御することができる。
以上は監視カメラ装置11aを制御する場合の動作について説明したが、その他の監視カメラ装置11b、…についても同様にして制御することができる。
また、監視カメラ装置11a、11b、…の現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御速度を求めてカメラの動作を制御することにより、上記第1実施形態の場合と同様にして、監視カメラ装置11a、11b、…の現在のズーム倍率に関係なく動作制御をほぼ均等に行なうことができる。
なお、上記第2実施形態において、ステップA5でズーム値を取得できないカメラの場合には、ステップA12aの処理は行なわずにステップA11bで取得した微調整基準速度をそのまま使用する。
また、上記第2実施形態では、カメラ制御を微細に行なうための微調整基準時間及び微調整基準速度をデータベース18に格納した場合について説明したが、その他、例えば制御端末装置16の内部メモリに記憶するようにしても良い。
また、上記第2実施形態では、現在のズーム値に応じて制御速度を自動的に変更し、制御時間については一定とした場合について説明したが、制御速度及び制御時間の両方を現在のズーム値に応じて自動的に変更するようにしても良い。
また、上記第2実施形態では、カメラの方向制御について制御速度を自動的に変更する場合について説明したが、フォーカス制御やズーム制御についても同様に制御速度を自動的に変更することが可能である。
本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できるものである。
本発明の第1実施形態に係る監視カメラの遠隔制御システムの概略構成図。 同実施形態における操作パネルの構成例を示す図。 制御端末装置の制御動作を示すフローチャート。 微細なカメラ制御を行なう場合のシーケンス図。 微細なカメラ制御を行なう場合の監視カメラ装置側の制御動作を示すフローチャート。 本発明の第2実施形態における制御端末装置の制御動作を示すフローチャート。 同実施形態において、微細なカメラ制御を行なう場合の監視カメラ装置側の制御動作を示すフローチャート。 従来における監視カメラの遠隔制御システムの動作を示すシーケンス図。
符号の説明
11a、11b、…、…監視カメラ装置、12…シリアル回線、13…制御部、14…ネットワーク、15…監視センタ、16…制御端末装置、17…モニタ、18…データベース、20…操作パネル、21…速度制御部、22…高速ボタン、23…中速ボタン、24…低速ボタン、25…微調ボタン、30…方向制御部、31…方向指示ボタン、40…フォーカス制御部、41…近距離フォーカスボタン、42…遠距離フォーカスボタン、43…AUTOフォーカスボタン、50…ズーム制御部、51…望遠ボタン、52…広角ボタン、60…ワイパ制御部、61…ワイパボタン、70…照明制御部、71…照明ボタン。

Claims (2)

  1. 遠隔地点に設置された監視カメラ装置へ伝送回線を介して制御信号を伝送し、該監視カメラ装置の動作を制御する監視カメラの遠隔制御システムにおいて、
    前記監視カメラ装置の動作を微調整する微調整モードを指定するモード指定手段と、
    前記モード指定手段により微調整モードが指定された場合、予め設定された微調整基準時間及び前記監視カメラ装置の現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御時間を求めて制御開始要求と共に被制御監視カメラ装置に伝送し、前記微調整制御時間に基づく制御動作を行なわせる制御手段と
    を具備したことを特徴とする監視カメラの遠隔制御システム。
  2. 前記制御手段は、前記モード指定手段により微調整モードが指定された場合、
    予め設定された微調整基準時間及び前記監視カメラ装置の現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御時間を求めると共に、
    予め設定された微調整基準速度及び前記監視カメラ装置の現在のズーム値に基づく係数値から微調整制御速度を求め、
    前記微調整制御時間及び微調整制御速度を制御開始要求と共に被制御監視カメラ装置に伝送し、前記微調整制御時間の間前記微調整制御速度に基づく制御動作を行なわせることを特徴とする請求項1に記載の監視カメラの遠隔制御システム。
JP2004057801A 2004-03-02 2004-03-02 監視カメラの遠隔制御システム Expired - Fee Related JP4384522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004057801A JP4384522B2 (ja) 2004-03-02 2004-03-02 監視カメラの遠隔制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004057801A JP4384522B2 (ja) 2004-03-02 2004-03-02 監視カメラの遠隔制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005252465A JP2005252465A (ja) 2005-09-15
JP4384522B2 true JP4384522B2 (ja) 2009-12-16

Family

ID=35032568

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004057801A Expired - Fee Related JP4384522B2 (ja) 2004-03-02 2004-03-02 監視カメラの遠隔制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4384522B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG138477A1 (en) * 2006-06-16 2008-01-28 Xia Lei Device with screen as remote controller for camera, camcorder or other picture/video capture device
JP6338356B2 (ja) 2013-11-13 2018-06-06 キヤノン株式会社 撮像装置、外部装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、外部装置の制御方法、撮像システムの制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005252465A (ja) 2005-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101655056B1 (ko) 무선 비디오 카메라
GB2434271A (en) Method for replacing an enlarged image with a higher resolution version once obtained from a network camera
US7106364B1 (en) Camera control system
JP6566626B2 (ja) 撮像装置
JP2019087974A (ja) 撮像装置、撮像方法、表示装置および表示方法
US10104279B2 (en) Control apparatus, method of controlling the same, and storage medium
JP3431953B2 (ja) カメラ制御装置及び方法
JP4384522B2 (ja) 監視カメラの遠隔制御システム
JP6452386B2 (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法
JP2018174468A (ja) 映像表示装置、映像表示装置の制御方法及びプログラム
JP2003023619A (ja) 画像サーバー及び画像サーバーシステム
JP2010087613A (ja) プレゼンテーション画像配信システム
JP2014236245A (ja) カメラ用リモート操作プログラム、およびリモコン装置
JP6362090B2 (ja) ネットワークカメラのプリセット位置の表示方法
JP2002084445A (ja) 携帯電話を用いてカメラを制御する方法
JP5917175B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の配信方法、撮像システムおよびプログラム
JPH11205775A (ja) 遠隔監視装置およびその画像表示方法
JP2006074700A (ja) カメラ制御システム
JP6702675B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法及びプログラム
JP2015208030A (ja) 情報処理装置、情報処理方法
JPH03185997A (ja) 遠隔監視装置
JP2017063277A (ja) 表示制御装置および表示制御方法
KR200481796Y1 (ko) Ptz 카메라 컨트롤러
JP2004248223A (ja) カメラの遠隔制御システム
JP2024010640A (ja) 撮像システム及びそれを構成する制御装置、撮像装置、制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090707

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090915

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090925

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4384522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees