JP2010141792A - 雲台監視カメラ - Google Patents

Abstract

【課題】雲台カメラの向きや位置が変更されると、使用者がモニタで見たい場所の位置と外れてしまい、再度プリセット位置を使用者が、モニタを見ながら記録し直さなければならない煩わしさを解消した雲台監視カメラを提供する。
【解決手段】雲台と接続された監視カメラにより監視を行う雲台監視カメラにおいて、前記監視カメラの方位と、水平位置からの角度情報を取得し、該取得した監視カメラの方位情報と水平位置からの角度情報とをプリセット位置の情報として登録し、前記雲台カメラの向きや位置を変更した場合に、前記登録した情報と、前記カメラの現在の取得した方位情報及び水平位置からの前記角度情報とから、前記カメラを変更前の状態に戻すために必要なモータのステップ数を算出してモータを動作させ、カメラの向きを変えるようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は、雲台と接続されたカメラ部により監視する雲台監視カメラに係り、特にプリセット動作させるカメラ部の向きや位置を変えた場合に、プリセット位置の再度登録のし直しといった煩わしさを解消した雲台監視カメラに関する。

従来、プリセット動作させる雲台監視カメラにおいて、雲台監視カメラのプリセット位置を記録する際には、使用者がモニタに映る映像を見ながら、雲台監視カメラを操作器やネットワークを経由してパーソナルコンピュータ（クライアントＰＣ）上のアプリケーションから、カメラを操作して、重点的に監視したい場所をプリセット位置として登録している。その際に、雲台監視カメラに記録されるプリセット位置の情報としては、雲台監視カメラの初期位置からの垂直及び水平モータのステップ数を記録していた。

雲台と接続された監視カメラとしては、例えば特許文献１に、監視カメラにおいて、特に映像信号の伝送、および制御信号の伝送で発生する信号遅延を原因として、カメラを撮像目標位置で停止するように被写体を撮像するときに発生する撮像目標からのずれを、自動的に補正制御し、確実に目標の被写体を撮像するために、予め制御信号の伝送で発生する信号遅延量を走査装置に記憶させておき、雲台の移動の制御を停止しても、記憶した遅延量に対応してカメラを逆方向に移動し、当該ずれを補正することが提案されている。

特開２００８−１４７８８６号公報

しかしながら、特許文献１には、移動の制御を停止した場合に信号遅延により発生する目標静止位置からのずれを補正することは開示されているが、プリセット動作させる雲台監視カメラにおいて、カメラ部の向きや位置を変えた場合に使用者がモニタで見たいプリセット位置の場所と外れてしまい、再び使用者がモニタに映る映像を見ながら雲台カメラ操作器やネットワークを経由してプリセット位置を登録しなおさなければならないという問題には気づいていなかった。

そこで、本発明の目的は、プリセット動作させる雲台監視カメラにおいて、雲台と接続されたカメラ部の向きや位置を変えた場合に、使用者がモニタにより見たい場所の位置とは、ずれてしまい、再び使用者がモニタ上に映る映像を見ながらプリセット位置を設定し直さなければならないという煩わしさを解消した雲台監視カメラを提供することにある。

上記の課題を解決するために、本発明に係る雲台監視カメラは、雲台と接続された監視カメラ部により監視を行う雲台監視カメラにおいて、前記監視カメラ部の、方位と、水平位置からの角度情報を取得するセンサと、該センサで取得した監視カメラ部の方位情報と、水平位置からの角度情報とをプリセット位置の情報として登録するメモリと、前記監視カメラ部の向きや位置を変更した場合に、前記メモリに登録した情報と、前記センサにより取得した前記カメラ部の現在の取得方位情報及び水平位置からの前記角度情報とから、前記カメラ部を変更前の状態に戻すために必要なモータのステップ数を算出してモータを動作させ、カメラ部の向きを変えるCPUとを備えることを特徴とするものである。

また、雲台と接続された監視カメラにより監視を行う雲台監視カメラシステムにおいて、前記監視カメラの方位と、水平位置からの角度情報を取得し、該取得した監視カメラ部の方位情報と水平位置からの角度情報とをプリセット位置の情報として登録し、前記雲台カメラの向きや位置を変更した場合に、前記登録した情報と、前記カメラ部の現在の取得した方位情報及び水平位置からの前記角度情報とから、前記カメラ部を変更前の状態に戻すために必要なモータのステップ数を算出してモータを動作させ、カメラ部の向きを変えることを特徴とする。

前述した特許文献１には、プリセット位置の情報として、雲台カメラ部の方位の情報と水平位置からの角度情報とを取得しプリセット位置の登録情報とし、移動が行われた場合に、前記登録情報と現在のカメラ部の方位と水平位置からの角度情報とを取得し、前記カメラ部を変更前のプリセット位置に戻すために必要なモータのステップ数を算出してモータを動作させ、カメラ部の向きを変えることについては記載されていない。

本発明によれば、監視カメラ部の向きや位置が変わっても使用者が登録した見たい位置と外れることがない。

［実施例１]
図１は、本発明に係る雲台監視カメラの構成の一例を示す図である。図１において、ＣＰＵ１０１は、雲台監視カメラに接続されている各々の機能の制御を行う。メモリ１０２は、本発明の雲台カメラのプログラムが実行可能な状態で格納され、逐次読み出されて実行される。通信部１０３では、雲台監視カメラを制御するための外部機器との制御信号のやり取りを行い、外部機器から雲台監視カメラ部の制御を可能にする。

制御部電源１０４は、ＡＣ電源１１２から電力を供給され、その出力は制御部及び通信部１０３に供給される。カメラ電源１０５は、ＡＣ電源１１２から電力を供給され、その出力はカメラ１０６に供給される。

カメラ電源１０５は、ＡＣ電源から電力を供給され、その出力はカメラ１０６に供給される。

電子コンパス１０７は、雲台監視カメラのカメラ部の方位を測位する電子コンパスである。角度センサ１０８は、雲台監視カメラのカメラ部の水平位置からの角度を測位する角度センサである。モータ１０９は、雲台監視カメラの雲台部分を水平方向、垂直方向に駆動する。モータドライバ１１０はＣＰＵ１０１からの制御信号を受信し、モータ１０９の回転を制御する。モータ電源１１１は、ＡＣ電源１１２から電力を供給され、その出力はモータ１０９に供給される。

図２は雲台監視カメラと外部機器との接続例を示す図である。２０１は雲台監視カメラであり、２０２は、ユーザが監視カメラの映像を見るためのモニタ、２０３は雲台カメラ操作器である。この雲台カメラ操作器２０３により雲台監視カメラ２０１を操作してここから各種の設定を行う。また、ネットワーク上のＰＣ２０４からもディスプレイ上で雲台カメラ２０１の映像を見たり操作したり、各種設定を行うことが可能である。
図３は、本発明の雲台カメラのプリセット位置情報テーブルの設定例を示す図であり、３０１はプリセット番号、３０２は方位情報、３０３は水平位置からの角度を示している。図４は、プリセット位置登録の動作を示すフローチャートである。

プリセット位置登録が行われると、電子コンパス１０７及び角度センサ１０８より、現在のカメラ部の方位及び水平位置からの角度を取得する（図３の４００）。取得後、プリセット位置情報テーブルを更新（図３の４０１）。

図５は、プリセット位置移動の動作を示すフローチャートである。プリセット位置移動が行われると、プリセット位置情報テーブルより、方位と角度を取得する（図４の５００）。
電子コンパス１０７及び角度センサ１０８より、現在のカメラ部の方位と角度を取得する（図５の５０１）。

その後、登録情報と現在の情報とから、移動前のプリセット位置に戻すためのモータのステップ数を算出して、モータを動作させ、カメラの向きを変える。（図５の５０２）

雲台カメラの構成の一例を示す図。 雲台カメラと外部機器との接続例を示す図。 本発明の雲台カメラシステムのプリセット位置情報テーブルの設定例を示す図。 プリセット位置登録の動作を示すフローチャート。 プリセット位置移動の動作を示すフローチャート。

符号の説明

１０１…ＣＰＵ、１０２…メモリ、１０３…通信部、１０４…制御部電源、１０５…カメラ電源、１０６…カメラ、１０７…電子コンパス、１０８…角度センサ、１０９…モータ、１１０…モータドライバ、１１１…モータ部、１１２…ＡＣ電源、２０１…雲台監視カメラ、２０２…モニタ、２０３…雲台カメラ操作器、２０４…クライアントＰＣ。

Claims (1)

1. 雲台と接続された監視カメラ部により監視を行う雲台監視カメラにおいて、前記監視カメラ部の方位情報と、水平位置からの角度情報を取得するセンサと、該センサで取得した監視カメラ部の方位情報と、水平位置からの角度情報とをプリセット位置の情報として登録するメモリと、前記カメラ部の向きや位置を変更した場合に、前記メモリに登録した情報と、前記センサにより取得した前記監視カメラ部の現在の取得方位情報及び水平位置からの前記角度情報とから、前記監視カメラ部を変更前の状態に戻すために必要なモータのステップ数を算出してモータを動作させ、監視カメラ部の向きを変えるCPUとを備えることを特徴とする雲台監視カメラ。

Images