JPH101886A - ゴム製品補強用スチールコードの製造方法および装置 - Google Patents

ゴム製品補強用スチールコードの製造方法および装置

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JPH101886A
JPH101886A JP8177047A JP17704796A JPH101886A JP H101886 A JPH101886 A JP H101886A JP 8177047 A JP8177047 A JP 8177047A JP 17704796 A JP17704796 A JP 17704796A JP H101886 A JPH101886 A JP H101886A
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twisting
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spiral
cord
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Hiroshi Kawatani
浩史 川谷
Shigeru Suzuki
鈴木  茂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】波形をもつ1本の芯素線の周りに5〜8本の素
線を有しコード全体の断面形状が楕円形状をなすスチー
ルコードを、二度撚り撚線機によって筒型撚線機による
ものと同等以上の品質で安価に製造することができる方
法と装置を提供する。 【解決手段】略二次元的な連続小波くせを有する1本の
芯素線とその周りの5〜8本の側素線とを有する断面楕
円形状のスチールコードを製造する方法であり、芯素線
1を撚り合わせ前に予め螺旋の連続小波くせを施した後
圧縮して螺旋偏平形状し、5〜8本の側素線はそれぞれ
形付けを施し、それら側素線を前記1本の螺旋偏平形状
の芯素線の周りに集めて束とし、その素線束を仮撚機に
よって仮撚りした後、二度撚り撚線機本体内に導いて撚
り合わせ、形付けを強化した後、コードを圧縮してリー
ルに巻取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ラジアルタ
イヤや搬送用コンベアベルト等のゴム製品の補強材とし
て使用されるスチールコードの製造方法および装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ラジアルタイヤや搬送用コンベ
アベルトなどのゴム製品の補強材としてスチールコード
が汎用されている。このようなスチールコードは一般に
複数本のスチールワイヤを撚り合わせて構成されるが、
ゴムマトリックスとよく一体化していないと使用時に複
合体としての機能を十分に発揮することができなくな
る。また、ゴムマトリックスがコードの内部までよく浸
透しないと、ゴムマトリックスで満たされていないコー
ド内部の空間を水が伝わり、その結果、錆がひろがって
ゴム複合体自体の寿命も低下してしまう。
【0003】こうした問題点を解消するための一つとし
て特開平5−186978号公報には波形形付けを施し
た1本の芯素線の周りに6〜8本の素線を巻き付け、コ
ード全体の断面形状を楕円形状とした構造のスチールコ
ードが開示されているが、かかるスチールコードの製造
法については開示されていない。このような構造のスチ
ールコードは、通常の場合、筒型(チューブラー式)撚線
機を用いて製造される。すなわち、予め一対の歯車を用
いて二次元的な波形の形付けを芯素線に施し、この周り
に所定量の形付けをぞれぞれ施した側素線を筒型撚り線
機で巻き付けるように撚り合わせ(この時、各素線には
捻りが入らない)、その後、矯正ローラー等の偏平化装
置を通して断面形状を楕円状に整えることにより製造さ
れるのが一般である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし筒型(チューブ
ラー式)撚線機を使用する方法は生産性が低く、それに
よりコストアップを招くのが大きな難点である。この対
策としては、1回転で2回の撚りを入れることができる
ため製造能率のよい二度撚り(バンチャー式)撚線機でコ
ード製造を行えると好都合である。しかし、二度撚り撚
線機での撚り線工程は素線を束ねて捻って撚り合わせる
ので、断面形状が崩れて偏平面(長径側)が一定方向に揃
わなかったり、側素線間の隙間が均等にならず偏ってし
まってゴムの浸透性が不安定になったり、波形の屈曲加
工部近傍に二度撚り撚線時に発生する1回/1撚のねじ
りが集中するため、引張り強度の低下や耐久性の低下を
引き起こすなどの問題が生じ、従って実用化が困難であ
った。
【0005】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに研究して創案されたもので、その第1の目的は、波
形をもつ1本の芯素線の周りに5〜8本の素線を巻き付
け、コード全体の断面形状が楕円形状をなすスチールコ
ードを、二度撚り撚線機によって筒型撚線機によるもの
と同等以上の品質で安価に製造することができる方法を
提供することにある。また、本発明の第2の目的は上記
方法の実施に好適な装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため本発明は、1本の芯素線に螺旋状の連続小波くせ
を施した後、これを5〜8本の側素線と撚り合わせる前
に圧縮して螺旋偏平状にし、この螺旋偏平状の芯素線の
周りに側素線を配して撚り合わせ、さらに撚り合わせた
粗コードを張力付加下で再度圧縮して偏平化することで
二度撚り撚線機の利点を生かしつつ前記した不具合の発
生を抑止したものである。すなわち、本発明の特徴とす
るところは、略二次元的な連続小波くせを有する1本の
芯素線とその周りの5〜8本の側素線とを有し、コード
断面形状が略同一向きの楕円形状となっているスチール
コードを二度撚り撚線機で製造する方法であって、芯素
線1を一つのサプライボビンより引き出し、撚り合わせ
前に予め芯素線に螺旋の連続小波くせを施した後圧縮し
て螺旋偏平形状にする一方、5〜8本の側素線を各サプ
ライボビンから引き出してそれぞれ形付けを施し、それ
ら側素線を前記1本の螺旋偏平形状の芯素線の周りに集
めて束とし、その素線束を仮撚機によって仮撚りした
後、二度撚り撚線機本体内に導いて撚り合わせ、形付け
を強化した後、コードを圧縮して最終の形状を調整した
上でリールに巻取ることにある。
【0007】また第2の目的を達成するため本発明は、
略二次元的な連続小波くせを有する1本の芯素線とその
周りの5〜8本の側素線とを有し、コード断面形状が略
同一向きの楕円形状となっているスチールコードを製造
するための装置であって、巻取リールの上流に第2偏平
化装置と過捻機を配した二度撚り撚り線機本体と、二度
撚り撚り線機本体の導入側から上流に向かって順次配さ
れた仮撚機とボイスと配線板と、サプライボビンから配
線板への芯素線パスライン上に配され芯素線に螺旋状の
小波くせを連続的に形成するための螺旋状小波くせ付け
装置と、該装置の下流に配され、螺旋状小波くせを偏平
化するための第1偏平化装置と、各サプライボビンから
配線板への側素線パスライン上に配された形付け装置と
を備えている構成としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は本発明によるスチー
ルコードの製造方法と装置の一例を示しており、1は1
本の芯素線、2は側素線であり、それら芯素線1と側素
線2はそれぞれ表面にゴムとの接着性のよいめっきが施
された直径が0.14〜0.4mmの高炭素スチールワ
イヤからなっている。側素線2は芯素線1と直径が同じ
場合には、素線間の隙間からの芯素線1の飛び出しを避
けるため通常6〜8本が用いられるが、芯素線1に対し
て側素線2の径が相対的に大きい場合には、側素線2の
最少本数は5本でもよい。
【0009】5は二度撚り撚線機本体であり、原動機5
0で回転される左右の中空軸52,52’に軸受により
揺動自在に支持されたクレードル51を有し、クレード
ル51と同軸上には回転ガイド(弓)53,53'を取り
付けており、中空軸52,52’付近の回転ガイド5
3,53'にはこれらと一体に回転可能な第1ターンロ
ール57と第2ターンロール58が配されている。クレ
ードル51には第2ターンロール58よりも下流側にコ
ードの回転性を矯正するとともに形付けを強化するため
の過捻機54が配され、この過捻機54の下流には第2
の偏平化装置55と引取りキャプスタン56が設けら
れ、さらに下流に巻取リール59が設けられている。引
取りキャプスタン56は前後一対からなり、コードが数
回巻き付けられるようになっている。
【0010】6aは芯素線1を巻収したサプライボビ
ン、6b〜6gは側素線2をそれぞれを巻収したサプラ
イボビンであり、前記二度撚り撚線機本体5から離間し
た位置に配されている。各サプライボビン6a〜6gに
は図示しないがブレーキ装置が付属されており、該ブレ
ーキ装置により芯素線1と5〜8本の側素線2は所定の
張力を付与された状態で引き出されるようになってい
る。
【0011】8は芯素線1のサプライボビン6aの下流
のワイヤパスライン上に配置した螺旋状小波くせ付け装
置であり、この実施例では、図1の矢印で示すように、
芯素線1の長手軸に対して駆動機構(図示せず)により公
転可能になっている。螺旋状小波くせ付け装置8は、芯
素線1に螺旋状の小波くせを連続してほどこすためのも
ので、図2に示すように板状、円錐状または円筒状の基
体84に複数本たとえば3〜5本のピン80、81、8
2、83を一定の間隔をおいて千鳥状又は直線状に配し
ており、各ピン80、81、82、83は基体84に対
して固定であってもよいが、ベアリングを取り付けて自
軸に対して回転自在であってもよい。
【0012】9は前記螺旋状小波くせ付け装置8の下流
側のワイヤパスライン上に位置固定された第1偏平化装
置であり、図4に示すように、板状またはブロック状の
基体90,90に一定の間隔をおいてそれぞれ自軸に対
して回転自在の複数個(たとえば5〜10個程度)のロ
ール91aおよび91bを交互に配置しており、各ロー
ル91aおよび91bは基体90,90の接近後退また
はロール軸自体の移動によりワイヤパスライン方向に押
し込み調整可能となっている。前記クレードル51内の
第2偏平化装置55はコード全体を圧縮して偏平状態を
整えるするためのもので、図4に示す第1偏平化装置9
と構造は同じとなっている。この第2偏平化装置55は
コードに張力がかかっている状態で機能させることが必
要であり、そこで、この例では引取りキャプスタン56
を構成する一対のロール体の間のコード移動経路に配置
されている。
【0013】10は前記第1偏平化装置9の下流に設け
た芯素線用の張力均等化装置であり、たとえばパウダー
ブレーキ付きキャプスタン10aと駆動キャプスタン1
0bからなっている。10cは位置制御センサであり、
このセンサからの変位信号により、前記駆動キャプスタ
ン10bを制御して芯用素線1の張力変動を抑えるよう
になっている。10’はサプライボビン6b〜6gの下
流のワイヤパスライン上に配置した側素線用の張力均等
化装置であり、前記芯素線用のものと同様にパウダーブ
レーキ付きキャプスタン10a’と駆動キャプスタン1
0b’からなっており、位置制御センサ10c’により
駆動キャプスタン10b’の駆動が制御されるようにな
っている。張力均等化装置10’は各側素線2ごとに設
けられてもよいが、簡素化のため、少なくともブレーキ
付きキャプスタン10a’と駆動キャプスタン10b’
あるいはさらに位置制御センサ10c’を軸方向に長く
構成して各側用素線2を並列状にパスさせる(共通化す
る)ことが好ましい。
【0014】11は前記張力均等化装置10’よりも下
流側に設けた形付け装置であり、側素線2のパスライン
上に設けられている。形付け装置11は螺旋状小波くせ
付け装置8と基本的に同じ構造を採用することができ
る。すなわち、図5のように板状、円錐状または円筒状
の基体114に複数本たとえば3〜5本の形付けピン1
10,111,112,113を一定の間隔をおいて千
鳥状又は直線状に配している。各形付けピンは基体に対
して固定であってもよいが、ベアリングを取り付けて自
軸に対して回転自在であってもよい。しかし、この形付
け装置11では螺旋状小波くせ付け装置8と異なり、芯
用素線1の長手軸に対して公転可能になっておらず、位
置固定されている。かかる形付け装置11は各側素線2
ごとに設けられてもよいが、装置の簡素小型化を図る点
から好ましくは基体114を共通化し、側素線と同数の
セット数の形付けピンを並列状に設けるようにするのも
推奨される。
【0015】12は張力均等化装置10,10’の下流
に設けられた配線板で、芯素線1と側素線2をそれぞれ
通す孔を配設している。13は配線板12で集合された
芯素線1と側素線2を集合させるためのボイスである。
14は上記素線束3を仮撚りするための仮撚機であり、
該仮撚機14は素線束3を巻き付ける一対の仮撚りロー
ラ14a,14aを備え、素線束軸線上を回転ガイド5
3,53と同方向に回転されるようになっている。
【0016】図3は螺旋状小波くせ付け装置8の別の実
施例を示している。この実施例では螺旋状小波くせ付け
装置8は、公転しない固定小波くせ付け部8aと公転す
るワイヤツイスト部8bとを直列状に配置することで構
成されている。固定小波くせ付け部8aは図2と同じ構
造となっている。ワイヤツイスト部8bは板状、円錐状
または円筒状の基体84’に入口側ローラ80’と出口
側ローラ82’とその間の太径な中央ローラ81’を設
け、中央ローラ81’に芯用素線1を少なくとも1回巻
き付けるようになっている。この場合には、芯素線1は
入口側ローラ80’にガイドされて中央ローラ81’に
導かれ、ここで巻き付けられ、更に出口側ローラ82’
でガイドされて、第1偏平化装置9に導かれるが、この
時にワイヤツイスト部8bをワイヤの長手軸に対して撚
線機本体5の回転方向と同方向に公転させるもので、こ
れにより、固定小波くせ付け部8aの各ピン80〜83
を芯用素線1が通過することにより、螺旋状の波くせが
施される。
【0017】本発明による製造法を説明する。まず、素
線の経路を説明すると、芯素線1はサプライホビン6a
から引き出され、螺旋状小波くせ付け装置8のピン8
0,81,82,83に順次経由させられ、対で第1偏
平化装置9を構成する交互配置のロール91a,91b
間を経由し、張力均等化装置10のキャプスタン10
a、10bに巻き付けられて引き出され、制御センサ1
0cを経た後、配線板12に導かれてその下流のボイス
13にて芯素線1と集合されて束となる。これに対し
て、側素線2はそれぞれのサプライボビン6b〜6gか
ら引き出され、各素線共通の張力均等化装置10’のキ
ャプスタン10a’、10b’に巻き付けられて引き出
され、制御センサ10c’を経た後、各素線は形付け装
置11に導かれ、さらに配線板12に導かれてその下流
のボイス13にて前記芯素線1と集合されて束となる。
その後、前記素線束は仮撚機14の一対のローラ14a
にたすき状に巻回された後、中空軸52を通して撚線機
本体5内に導かれ、第1ターンロール57から回転ガイ
ド53、第2ターンロール58および中空軸52’を通
り、過捻機54を経た後、引取りキャップスタン56と
第2偏平化装置55を経て、巻取リール59に巻収され
る。
【0018】製造に際しては、螺旋状小波くせ付け装置
8及び形付け装置11におけるピン間隔やその変位量等
を設定し、また第1,第2偏平化装置9,55において
ローラの押し込み量を調整し、仮撚機14及び過捻機5
4においてはその回転数の設定等を行う。そして、原動
機を駆動して撚線機本体5(中空軸52,52’と回転
ガイド53)を図1のようにたとえば反時計方向に回転
させ、仮撚機14を素線束のパスラインを軸として反時
計方向に回転させ、螺旋状小波くせ装置8を芯素線1の
パスラインを軸として撚線機本体と反対方向すなわちこ
の例では時計方向に回転させ、過捻機54を撚線機本体
と反対方向すなわちこの例では時計方向に回転させるも
のである。
【0019】こうすれば、螺旋状小波くせ付け装置8が
撚線機の回転方向と逆方向に公転されることにより芯素
線1はピン80,81,82,83でしごかれつつ捩じ
られるため、螺旋状の波くせが連続的に施され、この状
態で下流の第1偏平化装置9を通過する。この第1偏平
化装置9はパスラインを軸として回転しておらず、交互
配置の複数組のロール91a,91bがパスライン方向
に所要量突出しているため、螺旋状小波くせ付き芯素線
のスパイラルがそれらロール91a,91bによる押圧
で真円状から楕円ないしそれに類する形状に圧偏化され
る。これにより芯素線1は螺旋偏平状連続小波くせ付芯
素線とされ、張力均等化装置10により張力の変動を抑
制されながら一定の張力で配線板12の中心通孔に挿通
される。
【0020】一方これと同時に6〜8本の側素線2はそ
れぞれ何も波くせが付けられぬまま張力均等化装置1
0’のキャプスタン10a’、10b’に巻き付けられ
て引き出され、制御センサ10c’を経た後、それぞれ
形付け装置11に導かれる。それら形付け装置11は公
転されないが、各側素線2は螺旋波付け装置と同様な配
列の複数のピンによってしごかれ、また同時に仮撚りの
影響で捩じられながら通過するので、撚り合わせ状態に
ほぼ則した螺旋状のくせが付けられる。こうして形付け
された各側素線2は配線板12に向かい、中心通孔の外
周に配されている通孔に挿通される。これにより前記螺
旋偏平状連続小波くせ付芯素線の周りに5〜8本のくせ
付き側素線が集められてボイス13に導かれて素線束3
となり、その状態で仮撚機14に到る。この仮撚機14
はパスラインを軸として撚線機本体5と同方向に回転し
ていることから、素線束は強制的に捩りが入れられ、形
付けが強化されるとともに螺旋偏平状連続小波くせ付芯
素線とくせ付き側素線の撚り込み長さのバランスが適正
化される。
【0021】すなわち、二度撚撚線機は機械1回転で2
回の撚り生ずるため第1ターンロール57(第1ツイス
トポイント)での撚りピッチは通常製品コードの撚りピ
ッチの2倍程度の長さである。したがって、芯素線と側
素線の長さの比(λ=側/芯)は第1ターンロール領域
での比λ1<第2ターンロール領域での比λ2となり、第
1ターンロール領域で芯素線と側素線の撚り込まれる比
が決まるので、第2ターンロール領域で芯が余って飛び
出す現象が生ずる。これは本発明のように芯素線に波く
せ加工を施すとさらに著しくなる。そこで本発明は仮撚
機14を使用しこれを回転(本体回転数の2倍以上が好
適)させることにより撚りピッチを最終コードより短く
するものであり、これにより仮撚機領域での芯素線と側
素線の長さの比λ3>第2ターンロール領域での比λ2
関係となるため、仮撚機14通過後側素線に対して芯素
線が余って飛び出すということがなくなる。また、仮撚
機14を使用することにより強制的に撚りピッチを短く
するため、大きくかつバラツキが少ない形付け率を得る
ことができ、これにより素線間隔が大きく均等になるた
め、安定した高水準のゴム浸透性が得られることにな
る。
【0022】その後、前記素線束は中空軸52を通して
撚線機本体5内に導かれ、第1ターンロール57から回
転ガイド53及び第2ターンロール58を通過する間に
2回の撚りが入れられて撚り合わされる。このようにし
て撚り合わされた粗コード4は、続いて過捻機54に導
かれ、この過捻機54は撚線機本体5の回転方向と逆方
向に公転されているため、粗コード4はここで強制的に
捩じりが入れられ、それにより回転性が矯正される。図
6は過捻機54を通過した時点で張力を除荷したコード
の状態を示しており、(a)は側素線2を6本とした場
合、(b)は側素線2を8本とした場合である。但しこ
の状態ではコードの長手において芯素線1の楕円の向き
は一方向に揃っておらず、コード長手で捩じられて図6
の仮想線のように回転している。この時点でコード断面
形状は図示のように円形であり、これはコード形状の安
定性およびゴムゲージ厚さ薄くするという点から適当で
ない。
【0023】そこで、本発明は第2偏平化装置55を用
いるもので、この実施例では過捻機54を通過した粗コ
ードは引き取りキャプスタン56を構成する対のロール
に複数回巻回されて張力が付与された状態で第2偏平化
装置55を通過する。この第2偏平化装置55は図4の
第1偏平化装置9と同じようにパスラインを軸として回
転されず、交互配置の複数組のロール91a,91bが
パスライン方向に所要量突出しているため、粗コードは
ロール91a,91bによって180度対称方向から押
圧される。これにより偏平形状が調整され、撚撚り線工
程に伴う断面形状の崩れが防止され、偏平面が一定方向
に揃ったものとなるとともに、図7(a)と(b)に示すよう
に、連続小波くせ付芯素線は二次元波に近い若干の楕円
形状に変化させられ、それに対応して側素線2も連続小
波くせ付芯素線に近づくように寄せられる。このような
製品コードCは巻取リール59に巻取られる。
【0024】芯素線を歯車などを使用して二次元的な波
付け加工を施した場合には、間欠的な加工であり、加工
部分に傷が発生しやすく、またこの加工部分が撚り工程
で伸ばされたり捩じられたりの繰り返し加工でもろくな
り耐久性が低下する。これに対して、本発明では芯素線
1に連続的に一方向に曲げと捩じりを与えて螺旋状を呈
するように波付し、それを第1偏平化装置9によって1
80度対称で圧縮して偏平螺旋状波に造形している。こ
のため、捩じり合せ時に生ずる1回/1撚のねじれが素
線全長に分布し局部に集中することがないため、良好な
耐久性を得ることができる。また、本発明のスチールコ
ードは、波くせ自体に捩じり要素が加わっており、張力
が負荷されたときに伸びにくい特性がある。そのため波
のピッチと高さのバラツキが少なく、安定した形状を保
つことができる。しかも、二度撚り撚線機で造られるた
め生産性が良好である。
【0025】なお、芯素線1に対する螺旋状波くせ付け
は、図3に示すように波くせ付け装置を用いてもよい。
すなわち、この場合には、固定小波くせ部8aの複数の
ピン81〜84を経由させることにより芯素線1がしご
かれるが、その直後のワイヤツイスタ部8bが撚線機の
回転方向と同方向にワイヤパスラインに対して公転させ
られているため捩じられ、したがって、固定小波くせ部
8aのピン81〜84を通過する芯素線1には螺旋状の
小波くせが連続して施される。
【0026】
【実施例】直径0.35mmのスチールワイヤ7本を用
いて、1+6構造のスチールコードを製造した。螺旋小
波くせ付け装置8及び形付け装置11のピン80、8
1、82、83は直径2mmの超硬合金のピンを用い、
それらを千鳥状に配置した。螺旋小波くせ付け装置8は
撚線機本体と逆方向に本体:螺旋小波くせ付け装置=
1:4.6の比で公転させ、形付け装置11は固定とし
た。第1偏平化装置9と第2偏平化装置55のロール9
1a〜97a,91b〜97bは直径16mmのものを
使用し、それれぞれ基体に対して回転自在に取付け、片
側7個、向かい側に8個の7+8配置にした。このよう
にして本発明により製造したスチールコードの撚りピッ
チは18mm、撚り方向はS、小波くせのピッチは5.0
0mm、高さは0.48mmであった。該スチールコードと
従来の筒型撚線機によるスチールコードの特性を比較し
た。
【0027】まず、スチールコードの生産性は筒型撚線
機に対して2倍/機械回転数であった。また、スチール
コードを分解して芯ワイヤの波くせの形状安定性を観察
した結果、従来品より波のピッチ及び高さともバラツキ
は8〜12%減少していた。これは、従来の二次元的な
波くせは張力により伸びやすく形状にバラツキが生じや
すいが、本発明により製造したスチールコードの芯素線
は螺旋偏平状波くせであり、くせ自体に捻りが入ってい
るため、張力に対して伸び難くなっているためと考えら
れる。また、コードを一定荷重の下でゴム中で加硫した
後、コードをゴム中から取り出して長手方向に分解し、
コード内部へのゴム浸透度合いを目視検査したところ、
従来法のコードの70〜85%に対し、本発明によるも
のは85〜90%とむしろ良好範囲に安定していた。こ
れも前記の理由によるものと考えられる。一方、コード
の断面形状についても長手で向きがほぼ一定しており、
従来法のコードに比べ遜色のないものであった。
【0028】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によれ
ば、波形形付けを施した1本の芯素線の周りに5〜8本
の素線を巻き付け、コード全体の断面形状を楕円形状と
した構造のスチールコードを高い生産性で製造すること
が可能となり、しかも、芯素線の波くせの形状もよく、
コードの断面形状も安定しており、ゴム浸透性も良好な
範囲に安定したこの種のスチールコードとすることがで
きるというすぐれた効果が得られる。請求項2によれ
ば、請求項1の効果を比較的簡単な構造によって達成す
ることができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるゴム製品補強用スチールコードの
製造方法および装置の概要を示す説明図である。
【図2】本発明における螺旋状小波くせ付け装置の一例
を示す側面図である。
【図3】本発明における螺旋状小波くせ付け装置の他例
を示す側面図である。
【図4】本発明における第1、第2偏平化装置の部分切
欠側面図である。
【図5】本発明における側素線への形付け装置の一例を
示す側面図である。
【図6】本発明によるスチールコードの中間品を模式的
に示す断面図であり、(a)は側素線を6本用いた例、
(b)は側素線を8本用いた例を示す。
【図7】本発明により得られたスチールコードを模式的
に示す断面図であり、(a)は側素線を6本用いた例、
(b)は側素線を8本用いた例を示す。
【図8】従来の筒型撚線機により製造されたスチールコ
ードを模式的に示す断面図であり、(a)は側素線を6
本用いた例、(b)は側素線を8本用いた例を示す。
【符号の説明】
1 芯素線 2 側素線 5 二度撚り撚り線機本体 6a〜6g サプライボビン 8 螺旋状小波くせ付け装置 9 第1偏平化装置 10,10’ 張力均一化装置 11 形付け装置 13 ボイス 14 仮撚機 54 過捻機 55 第2偏平化装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略二次元的な連続小波くせを有する1本の
    芯素線とその周りの5〜8本の側素線とを有し、コード
    断面形状が略同一向きの楕円形状となっているスチール
    コードを二度撚り撚線機で製造する方法であって、芯素
    線1を一つのサプライボビンより引き出し、撚り合わせ
    前に予め芯素線に螺旋の連続小波くせを施した後圧縮し
    て螺旋偏平形状にする一方、5〜8本の側素線を各サプ
    ライボビンから引き出してそれぞれ形付けを施し、それ
    ら側素線を前記1本の螺旋偏平形状の芯素線の周りに集
    めて束とし、その素線束を仮撚機によって仮撚りした
    後、二度撚り撚線機本体内に導いて撚り合わせ、形付け
    を強化した後、コードを圧縮して最終の形状を調整した
    上でリールに巻取ることを特徴とするゴム製品補強用ス
    チールコードの製造方法。
  2. 【請求項2】略二次元的な連続小波くせを有する1本の
    芯素線とその周りの5〜8本の側素線とを有し、コード
    断面形状が略同一向きの楕円形状となっているスチール
    コードを製造するための装置であって、巻取リール59
    の上流に第2偏平化装置55と過捻機54を配した二度
    撚り撚り線機本体5と、二度撚り撚り線機本体5の導入
    側から上流に向かって順次配された仮撚機14とボイス
    13と配線板12と、サプライボビン6aから配線板1
    2への芯素線パスライン上に配され芯素線1に螺旋状の
    小波くせを連続的に形成するための螺旋状小波くせ付け
    装置8と、該装置の下流に配され、螺旋状小波くせを偏
    平化するための第1偏平化装置9と、各サプライボビン
    6b〜6gから配線板12への側素線パスライン上に配
    された形付け装置11とを備えていることを特徴とする
    ゴム製品補強用スチールコードの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008255499A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Tokusen Kogyo Co Ltd ゴム製品補強用スチールコードおよびその製造方法
JP2008297686A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Tokusen Kogyo Co Ltd ゴム製品補強用スチールコードおよびその製造方法

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