JPH10187044A - 表示ラベル及び表示ラベルの形成方法 - Google Patents

表示ラベル及び表示ラベルの形成方法

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JPH10187044A
JPH10187044A JP2362397A JP2362397A JPH10187044A JP H10187044 A JPH10187044 A JP H10187044A JP 2362397 A JP2362397 A JP 2362397A JP 2362397 A JP2362397 A JP 2362397A JP H10187044 A JPH10187044 A JP H10187044A
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display
layer
display label
tire
label
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JP2362397A
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Inventor
Toshihiko Miyazaki
敏彦 宮崎
Kenichi Motomura
賢一 本村
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Bridgestone Corp
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型を製作する必要を排除して効率よく形成す
ると共に半永久的に表示情報を認識可能とする表示ラベ
ルを提供する。 【解決手段】 表示ラベル10は、インク15を接着さ
せてロゴが表示された表示層14を弾性ないし伸縮性材
料で構成された基材層16及び保護層12とで挟んで構
成されている。このため、ロゴを、型付きのモールドを
製作する必要なくタイヤ42のサイド部40に形成する
ことができ、また、変形量が大きいタイヤ42のサイド
部40に形成しても、サイド部40の変形に追従して保
護層12及び基材層16が変形し、サイド部40の表面
と表示ラベル10の基材層16との間に歪みが生じるこ
とがなく、剥がれることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示ラベル及び表
示ラベルの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、絵柄、文字、記号、写真等の
種々の図柄を情報として表示して、被表示物の情報を目
視で認識可能に表示することが行われている。このよう
な目視情報には、例えばタイヤ等に直接付与されるロゴ
等がある。ロゴ等をタイヤに表示する場合には、タイヤ
に対して刻印を行っている。即ち、タイヤの加硫に用い
られるためのモールドに表示情報の型を形成した型付き
のモールドを製作し、成型工程後の未加硫の生タイヤ
(グリーンタイヤ)を加硫するときに、この型付きモー
ルドにグリーンタイヤを装填する。これにより、加硫と
同時に、タイヤ表面が内部からの圧力によってモールド
内面に押しつけられて、タイヤの表面に文字等が容易に
刻印される。
【0003】また、このような図柄を表示ラベルによっ
て表示することもできる。例えばタイヤに図柄を表示す
る場合には、加硫工程でタイヤの表面に表示ラベルを形
成するため、表示ラベルは、耐熱性合成樹脂フィルムを
基材として構成されており、このような表示ラベルを加
硫処理を行いながらタイヤの所定位置に取り付けるよう
になっている(例えば、特開昭59−55483号公報
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように目視可能な情報の図柄をタイヤ表面に刻印する場
合には、図柄ごとに型付きのモールドを製作しなければ
ならないという問題がある。このため、表示情報の種類
が多くなると、製作するモールドの数が多くなり、モー
ルド自体の製作費用が高くなる。また、表示情報の一部
に変更が生じたときであっても、モールド自体を改めて
製作しなければならないという不都合が生じる場合もあ
る。この結果、モールドの製作費用から、タイヤの製造
コスト高を招くことになる。
【0005】一方、表示ラベルは、伸びが殆どない耐熱
性合成樹脂フィルムを基材としているため、表示ラベル
が表示された被表示部分に歪みが生じると変形して、表
示ラベルと被表示部分の表面とに隙間が生じ、表示ラベ
ルが剥がれる恐れがあるという問題がある。即ち、伸縮
性の被表示部材に表示ラベルを設けても、被表示部材の
伸びに追従することができず、表示ラベルが剥がれて、
被表示物の情報を直接認識することができなくなってし
まう。
【0006】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、コスト高を招くことがなく、絵柄、文字、記号、写
真、模様の少なくともいずれかから構成される表示情報
を半永久的に認識可能にする表示ラベルを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の表示ラベ
ルは、一方の面に絵柄、文字、記号、写真、模様の少な
くともいずれかで構成される表示情報が表示される表示
層と、該表示層の一方の面側に積層される弾性又は伸縮
性材料より成る保護層と、該表示層の他方の面側に積層
される弾性又は伸縮性材料より成る基材層とを含むこと
を特徴としている。
【0008】この発明によれば、絵柄、文字、記号、写
真、模様の少なくともいずれかで構成された情報表示を
表示層に表示するので、被表示部材に対して刻印や書込
みを行う必要がなく、表示情報付与のための型を製作す
る作業を省くことができる。
【0009】また、表示層は、表示された情報を保護す
るための弾性又は伸縮性を有する材料から成る保護層
と、表示層の情報が形成されるための基材となる弾性又
は伸縮性を有する材料から成る基材層とによって挟まれ
ているので、表示層の両面側に共に弾性又は伸縮性を有
する材料で形成された層が配置されている。これによ
り、表示ラベルは伸縮性を備えることができる。なお、
ここで弾性又は伸縮性を有する材料には、弾性又は伸縮
性を有する材料と、弾性及び伸縮性の両方を兼ね備えた
材料とが含まれる。
【0010】この結果、表面にこの表示ラベルを装着し
た部材が変形すると、表示ラベルはこの変形に容易に追
従して伸縮することができる。このため、例えば被表示
部材がゴム系の材料のような弾性や伸縮性を有するもの
であっても、被表示部材の伸縮時に表示ラベルと被表示
部材との間に歪みが生じることがない。
【0011】従って、絵柄、文字、記号、写真、模様な
どの種々の図柄を表示する表示ラベルを安価に効率よく
形成することができ、また、この表示ラベルを被表示部
材に設けたときに表示する情報を半永久的に目視認識可
能にすることができる。
【0012】表示ラベルに表示可能な表示情報は、絵
柄、文字、記号、写真の少なくともいずれかで構成され
る。このため、絵柄と文字との組み合わせ等であっても
よい。これらの情報は人間が目視で認識可能なものであ
り、機械で認識させるための情報、例えばバーコード等
を表示するものは除かれる。
【0013】また、表示ラベルは、少なくとも弾性又は
伸縮性材料より成る基材層、表示層、弾性又は伸縮性材
料より成る保護層を含むものであって、被表示部材の伸
縮に対して妨げとならなければ、これ以外の層を含んで
いてもよい。例えば、表示層が配置されていない基材層
の表面に、粘着層を設けてもよい。これにより、表示ラ
ベルと被表示部材の表面との接着性を向上させることが
できる。また、好ましくは、被表示部材の伸縮に表示層
が一層容易に追従することが可能なように、基材層、表
示層、保護層の各層の間には他の層を有しないものであ
り、最も好ましくは、基材層、表示層、保護層の3層の
みとする。
【0014】ここで、保護層及び基材層に用いられる弾
性又は伸縮性材料は、被表示部材の伸びと同様又はそれ
以上の伸びを有することが好ましい。この伸びの調節
は、被表示部材の材料に対応して材料の組成を調整する
ことによって行うことができ、約20%以上の伸びを有
するものとすることが更に好ましい。
【0015】請求項2に係る表示ラベルは、前記保護層
の表面に剥離可能な支持部材が積層されていることを特
徴としている。
【0016】この発明によれば、保護層の表面に剥離可
能な支持部材が積層されているので、得られた支持部材
を有する表示ラベルでは、支持部材を剥離することがで
きる。このため、表示ラベルは、支持部材を有すること
によって形状を維持することができ、また、支持部材を
剥離することによって保護層及び基材層の材料によって
伸縮可能となる。また、保護層の表面に支持部材を積層
することによって、表示層を保護する保護層を更に保護
することができる。従って、支持部材によって表示ラベ
ルの形状や表面を維持し、また、取扱いが容易であると
共に、支持部材を剥離した後では、被表示部材の伸縮と
共に伸縮して、使用中の変形が大きい部材に対しても、
半永久的に使用することができる。
【0017】請求項3に記載の表示ラベルの形成方法
は、弾性又は伸縮性を有する被表示部材上に所定の情報
を表示する表示ラベルの形成方法において、少なくと
も、弾性又は伸縮性材料より成る保護層と絵柄、文字、
記号、写真、模様の少なくともいずれかで構成される表
示情報を表示する表示層と弾性又は伸縮性材料より成る
基材層とがこの順で積層されると共に更に前記保護層の
表面側に支持部材が剥離可能に積層された表示ラベル
を、前記基材層側を前記被表示部材に対向させて装着し
た後、所定のタイミングで前記支持部材のみを前記被表
示部材から剥離することにより、被表示部材上に形成す
ることを特徴としている。
【0018】この発明によれば、弾性又は伸縮性を有す
る被表示部材上に、両側に保護層と基材層とを配置した
絵柄、文字、記号、写真、模様の少なくともいずれかで
構成され、人間が目視で認識することができる表示情報
を表示する表示層を有する表示ラベルを形成しているの
で、表示情報を被表示部材上に表示する際に、表示情報
の型を製作する必要を省くことができる。
【0019】表示情報は、予めコンピュータに取り込ん
で、又はコンピュータ画面上で容易に作成し、これを保
護層の上にコンピュータ制御により簡単に印刷記録でき
る。
【0020】また、このような情報表示ラベルは、保護
層と基材層とによって被表示部材の伸縮に追従して伸縮
することができる。さらに、表示ラベルは保護層の表面
側に支持部材が剥離可能に積層されているので、表示ラ
ベルの形状や表面を維持して取扱いを容易にすることが
でき、基材層側を被表示部材に対向させて装着するの
で、装着したときに支持部材が表面に配置されて容易に
支持部材を剥離することができる。
【0021】従って、表示層に情報を表示するので、被
表示部材に人間が目視で認識できる情報を付与するため
に、直接ゴム系の被表示部材に書込みや刻印等を行う必
要がない。これにより、ゴム系被表示部材に対して絵
柄、文字、記号、写真、模様等の種々の図柄を表示する
表示ラベルを容易に且つ安価に形成することができる。
また、表示ラベルを容易に被表示部材に形成することが
できると共に、被表示部材の伸縮に追従して、表示ラベ
ルが、被表示部材から剥がれることがない。
【0022】ここで支持部材は、各層が形成可能であれ
ば平板状であっても曲面を有するものであってもよく、
被表示部材の接着位置の表面形状に依存して、選択する
ことができる。例えば、曲面を有する被表示部材の表面
に取り付ける場合には、予め被装着部材の表面の形状に
合った曲面の支持部材を選択することもできる。一方、
被表示部材は、弾性又は伸縮性を有する部材で構成され
ており、弾性又は伸縮性を備えた部材であれば全て包含
される。例えば、ゴム系材料で構成された部材が挙げら
れる。
【0023】また、支持部材を剥離するタイミングは、
保護層の保護や表示ラベルの取扱いの観点から選択する
ことができる。例えば、支持部材を有する表示ラベルを
被表示部材と共に所定の処理を行う場合には、所定の処
理後に剥離することができる。これにより、所定の処理
中において表示ラベルの保護層を保護することができ
る。このような例には、加硫前のゴム系材料の被表示部
材に表示ラベルを装着し、被表示部材と共に加硫を行う
場合が挙げられ、このときは加硫工程後に支持部材を剥
離することができる。あるいは、被表示部材に装着した
後の他の所定の処理中において被表示部材の変形量を大
きい場合には、この所定の処理の前に剥離することがで
きる。これにより、所定の処理中において表示ラベルが
被表示部材の伸縮に追従して伸縮することを妨げること
がなく、表示ラベルが被表示部材から剥がれることがな
い。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下に図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0025】図1には、タイヤ42のサイド部40に取
り付けられ、表示情報としての赤及び黒からなるロゴを
表示する本発明に係る表示ラベル10が示されている。
表示ラベル10は、支持カバー20と一体化されたカバ
ー付き表示ラベル30として、タイヤ42のサイド部4
0に取り付けられる。
【0026】図2(B)に示されるように、表示ラベル
10は、紙面左右方向を長手方向とする矩形状をしてお
り(図2(A)参照)、支持カバー20側から保護層1
2、表示層14、基材層16の順で積層されて構成され
ている。
【0027】表示ラベル10の最も支持カバー20側に
位置する保護層12は、弾性又は伸縮性材料で構成され
ており、表示層14の図2上側全面(図1における表示
層14の表面)に配置して、表示層14を保護してい
る。また、基材層16は、保護層12と同様に弾性又は
伸縮性材料で構成されており、表示層14の図1下方の
全面に配置される。
【0028】保護層12及び基材層16に用いられる材
料としては、ウレタン系、アクリル系、塩酢ビ系、ポリ
エステル系、セルロース系、エポキシ系、メラミン系、
アルキド系、ロジン系等の各種の樹脂系や、天然ゴム、
合成ゴム等のゴムを主成分として架橋剤、架橋促進剤そ
の他の添加剤を加えたもの等の各種のゴム系が用いられ
るが、被表示部材との接着性の点でウレタン系が望まし
い。この中でも液状ウレタン系が、各層を容易に形成す
ることができることから、保護層12及び基材層16の
各々に対して特に好ましい。これらの材料は、耐熱性、
耐オゾン性、耐経年劣化性を有するために種々の添加剤
を添加してもよい。
【0029】保護層16及び基材層12を構成する材料
は、表示ラベル10が装着されるタイヤ42のサイド部
40(図1参照)の表面ゴム材料に対して、少なくとも
同等かそれ以上の伸びを有することが好ましく、これに
より、タイヤ42のサイド部40が変形しても、この変
形に応じて伸びることができる。伸びがタイヤ42のサ
イド部40の表面ゴム材料よりも小さいと、ゴム変形時
に生じる表示ラベル10とタイヤ42のサイド部40の
表面との接着界面部の剪断力を十分に低減することがで
きないため、好ましくない。特に、保護層12及び基材
層16に用いられる材料は、20%の伸びを有すること
が特に好ましい。20%の伸びとすることによって、例
えば、タイヤ42のサイド部40に対して通常用いられ
る天然ゴム/合成ゴム等のポリマーを主成分として、こ
れにカーボンブラック、酸化亜鉛、ステアリン酸、老化
防止剤、硫黄等の添加剤を配合したゴム組成物に対して
表示ラベル10を好ましく使用することができる。この
伸びは、材料の組成を調整することによって確保するこ
とができる。
【0030】また、基材層16には、加硫剤、加硫促進
剤等の添加剤を添加してもよい。加硫剤、加硫促進剤を
添加した場合には、表示ラベル10がタイヤ42のサイ
ド部40の表面に取り付けた後の加硫時に、共加硫を起
こして強固にゴム表面と接着することができる。このよ
うな加硫剤、加硫促進剤には、硫黄、変性アルキルフェ
ノール樹脂等が挙げられ、これらは、ゴム材料100重
量部に対して1〜15重量部で添加することができる。
【0031】また、保護層12及び基材層16に用いら
れる材料には、種々の特性を付与するために各種の添加
剤を添加することができる。
【0032】保護層12及び基材層16の厚みは、表示
ラベル10を接着する部材の材質や他層の厚み等による
が、一般に保護層12では、塗布時の厚さが約10〜1
00μm、好ましくは約20〜60μmであり、基材層
16では、塗布時の厚さが約10〜100μm、好まし
くは約20〜60μmである。なお、保護層12及び基
材層16は、乾燥すると約1/5〜1/10の厚みとな
る。この範囲よりも厚くなると、塗布ムラが生じ易く、
また塗布した後で乾きにくくなり、乾燥後には剥がれ易
くなるため、好ましくない。また、この範囲よりも薄く
なると、乾燥後に剥がれ易く、塗布ムラとなって塗布さ
れていない箇所が生じると、孔が開いたようになってし
まうため、好ましくない。
【0033】基材層16及び保護層12は、表示層14
の状態に応じて、各々、不透明、半透明、透明のいずれ
にもすることができる。基材層12及び保護層16の透
明度は、表示層14の後述するインク15による表示情
報が、保護層16を透過して識別可能であれば、各々適
宜選択して採用することができる。
【0034】また、基材層16及び保護層12には、保
護層12側から表示層14の表示情報が読み取ることが
できれば、各層に顔料等の着色剤を添加することができ
る。このような着色剤には、有機系顔料、無機系顔料、
カーボン、金属粉末等が適用可能である。特に、保護層
12を透明とし、基材層16に顔料等を添加して着色し
た場合が、表示層14の表示を一層容易に識別可能にす
るため好ましい。
【0035】このように保護層12及び基材層16の透
明度及び色彩は、各々、組み合わせて選択される。例え
ば、表示層14に用いられる後述するインク15が黒色
である場合には、基材層16に白色顔料を添加して白色
とすると共に保護層12は無色透明とすることができ
る。また、インクの色を白等にした場合には、基材層1
6を無色透明として表示ラベル10が取り付けられるタ
イヤ42のサイド部40の色を背景とし、保護層12
を、無色透明又はインクの色を映えさせるような色の有
色透明とすることもできる。
【0036】このとき、基材層16に添加される顔料
は、後述する表示層14のインク15の色にもよるが、
インク15の色を黒とした場合には白色顔料であること
が好ましい。このような白色顔料には、例えば、シリ
カ、チタン白、アルミナ、亜鉛華、酸化カルシウム等が
挙げられる。
【0037】基材層16及び保護層12の間には表示層
14が配置されている。表示層14は、熱転写によって
熱昇華性の黒色及び赤色のインク15が基材層16上の
所定の位置に配置されることによって形成され、インク
15によって表示情報として、文字から構成されるロゴ
が表示されている。なお、表示情報は、バーコード以外
の他の絵柄、文字、記号、写真、模様の少なくともいず
れかであってもよい。また、表示層14に印刷するイン
ク15は、単色であってもよく、2色以上のインク15
を使用してもよい。インク15は、基材層16の表面の
ゴムの粘着力によって直接接着する。このため、基材層
16の被転写表面には、インク15を基材層16に接着
させるための凹凸を設ける必要がない。
【0038】表示層14の厚みは、表示ラベル10の被
表示部材の材質や他層の厚み等にもよるが、一般に塗布
時の厚さが約10〜100μm、好ましくは約20〜6
0μmで構成される。なお、表示層14の厚みは、乾燥
すると1/5〜1/10程度となる。この範囲よりも厚
くなると、塗布ムラが生じ易く、また塗布した後で乾き
にくく、また、インク15の有無によって生じる厚みの
差が大きくなって乾燥後に剥がれ易くなるため、好まし
くない。また、この範囲よりも薄くなると、塗布ムラと
なって塗布されていない箇所が生じて表示情報の一部に
孔が開いたようになったり、剥がれ易くなったりするた
め、好ましくない。
【0039】表示層14に用いられるインク15として
は、耐熱性、耐候性、耐光性を有することが好ましい。
【0040】表示ラベル10は、支持カバー20と一体
化されて、カバー付き表示ラベル30を構成する。支持
カバー20は、表示ラベル10の保護層12の表面を保
護するように表示ラベル10の全面を覆っている。
【0041】支持カバー20は、カバー付き表示ラベル
30の最外層となる位置に、耐熱性のフィルム22を備
えている。
【0042】フィルム22は、図2(A)の左右方向を
長手方向とする略矩形状の部材であり、長手方向両端辺
は略円弧状となっている。また、フィルム22は、表示
ラベル10よりも幅寸法及び長さ寸法が共に大きく、表
示ラベル10は、フィルム22の略中央に配置されて、
表示ラベル10の各辺は全てフィルム22の面上に配置
されている。また、フィルム22は透明又は半透明の部
材であり、フィルム22側から、フィルム22を通して
表示ラベル10の表示情報が識別できるようになってい
る。
【0043】フィルム22としては、ポリアミド、ポリ
カーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリフェニレンエーテル、ポリフ
ェニレンサルファイド、ポリアリレート、ポリメチルペ
ンテン、ポリアミドイミド、等で形成されたフィルムが
挙げられる。フィルム22としては、耐熱性の点でポリ
エチレンテレフタレート(PET)が好ましい。
【0044】フィルム22の厚みは、表示ラベル10の
厚み等によるが、利便性や効率の観点から一般に約50
〜400μmであり、約100〜200μmが好まし
い。この範囲外では加硫時にフィルム22にしわが寄る
ため好ましくない。
【0045】フィルム22と表示ラベル10の保護層1
2との間には、離型剤層24が設けられている。離型剤
層24は、フィルム22と表示ラベル10の保護層12
とを接着すると共に、加硫温度で離型効果を生じる離型
剤から構成されている。
【0046】離型剤層24は、表示ラベル10の保護層
12上に設けられており、離型剤層24の厚みは、表示
ラベル10の被接着部材の材質や他層の厚み等にもよる
が、一般に約10〜100μm、好ましくは約7〜20
μmで構成される。この範囲よりも厚くなると、塗布ム
ラが生じ易く、また塗布した後で乾きにくくなり、好ま
しくない。また、この範囲よりも薄くなると、塗布ムラ
となって塗布されていない箇所が生じると、孔が開いた
ようになって、剥がれ易くなるため、好ましくない。
【0047】フィルム22のタイヤ42のサイド部40
との対向面であって表示ラベル10と接触しないフィル
ム22の両端部に一対の粘着部26が設けられている。
粘着部26は、フィルム22の両端部をタイヤ42のサ
イド部40の表面に接着させ、容易に剥離されることが
できる粘着剤で構成されている。この粘着剤は、タイヤ
42のサイド部40の表面から容易に剥離可能な化合物
である。
【0048】次に、表示ラベル10の形成について説明
する。図3には、表示ラベル10の形成の一例が示され
ている。
【0049】ステップ100では、フィルム22の表面
に各層を塗布してカバー付き表示ラベル30を作製す
る。
【0050】カバー付き表示フィルム30の作製は、ま
ず、フィルム22の端部を除いた表面に公知の離型剤を
用いた離型剤層24を塗布し、乾燥する。離型剤層24
は厚さ20〜60μmで塗布すると、乾燥後には約1/
3の厚みとなる。次いで、離型剤層24上に保護層12
の材料として選択された材料を塗布し、乾燥して、保護
層12を形成する。
【0051】保護層12を形成すると、熱転写法により
インク15を保護層12に印刷し、保護層12の表面に
ロゴを記録する。ロゴは予めコンピュータに取り込む
か、コンピュータ画面上で加工してもよい。インク15
と共にこのインク15が接着した側の保護層12に、基
材層16の材料として選択された材料を塗布して乾燥
し、基材層16を形成する。このとき、インク15は保
護層12と基材層16との間に介在して、表示層14を
構成する。
【0052】表示層14及び基材層16を形成すると、
フィルム22の両端部に粘着剤を塗布して、粘着部26
を形成する。
【0053】各層の薬剤を塗布してカバー付き表示ラベ
ル30を作製すると、ステップ102において、カバー
付き表示ラベル30を成型後の未加硫のタイヤ42のサ
イド部40に取り付ける(図4(A)参照)。カバー付
き表示ラベル30は、作製工程では、最下層となって各
種の薬剤と塗布したフィルム22が最上層となるよう
に、基材層16をタイヤ42のサイド部40の表面に対
向させて取り付ける。カバー付き表示ラベル30は、基
材層16の材料の粘着力及びフィルム22の両端部に形
成された粘着部26の粘着力によってタイヤ42のサイ
ド部40に接着する。
【0054】カバー付き表示ラベル30をタイヤ42の
サイド部40に取り付けると、ステップ104におい
て、加硫が行われる。この加硫工程では、カバー付き表
示ラベル30が取り付けられたタイヤ42を、型が形成
されていない通常のモールドに入れて約150〜200
℃に加熱し加硫を行う。このとき、カバー付き表示ラベ
ル30のフィルム22は、モールド側に配置される。こ
れにより、モールドがカバー付き表示ラベル30のフィ
ルム22と接触して表示ラベル10の表面と接触するこ
とがなく、表示ラベル10の表面が保護される。
【0055】加熱によってモールド内のタイヤ42のゴ
ムが加硫される。タイヤ42のゴム表面に取り付けられ
た表示ラベル10の基材層16に加硫剤及び加硫促進剤
が添加されている場合は、タイヤ42のゴムと共に加硫
され、基材層16はゴム表面と一体となって固着する。
また、加硫工程での加熱によって離型剤層24の離型剤
が変性して粘着力を失い、フィルム22と保護層12と
が剥がれ易くなる。
【0056】加硫が完了するとタイヤ42をモールドか
ら取り出し、ステップ106において、フィルム22を
表示ラベル10から剥がす(図4(B)参照)。加硫工
程によってフィルム22は表示ラベル10から剥がれ易
くなっており、また、基材層16がタイヤと共に加硫さ
れた場合には基材層16が一層強固にゴム表面に固着し
ているので、フィルム22をタイヤ表面から離反方向
(図4(A)の矢印A方向)に引っ張ることによって容
易にフィルム22を表示ラベル10から容易に剥がすこ
とができる。
【0057】また、フィルム22とゴム表面とを接着さ
せていた粘着部26の粘着剤は基材層16とゴム表面と
の接着よりも粘着力が弱いため、粘着部26はゴム表面
から容易に剥がれる(図4(B)参照)。
【0058】これにより、型が形成されていないモール
ドを使用して、加硫後のタイヤ42のサイド部40の表
面には、弾性又は伸縮性材料で構成された基材層16及
び保護層12とこれらに挟まれた表示層14とで構成さ
れる表示ラベル10が配置される(図4(C)参照)。
この表示ラベル10は、表示層14の両面を共に弾性又
は伸縮性材料で構成された保護層12及び基材層16を
備えているので、タイヤ42のサイド部40が変形して
もサイド部40の変形に伴って伸縮する。 従って、表
示ラベル10は、型付きのモールドを製作することな
く、人間が目視により認識できるロゴをタイヤ42のサ
イド部40の表示することができる。また、表示層14
の両面に、弾性又は伸縮性材料で構成された基材層16
及び保護層12を配置しているので、変形が大きいタイ
ヤ42のサイド部40であっても、サイド部40の表面
と表示ラベル10の基材層16との間に歪みが生じるこ
とがなく、剥がれることがない。
【0059】本実施の形態では、表示ラベル10を、基
材層16を介してタイヤ42のサイド部40に形成した
が、表示ラベル10とタイヤ42のサイド部40の表面
との接着を一層確実にするために、基材層16に粘着剤
層を設けてサイド部40の表面と接着させることができ
る。粘着剤層を構成するための粘着剤としては、ゴム
系、アクリル系のいずれでもよく、ゴム系にはソルベン
トタイプ、エマルジョンタイプ、アクリル系ではソルベ
ントタイプ、エマルジョンタイプ、ホットメルトタイ
プ、更に、熱硬化型粘着剤及び感圧型粘着剤の中から、
適宜選択することができる。これらの粘着剤は、粘着部
26で使用される粘着剤よりも高い粘着性を有し、支持
カバー20の剥離工程において、支持カバー20と共に
表示ラベル10がサイド部40の表面から剥離されない
ようになっている。
【0060】また、第1の実施の形態では、フィルム2
2とタイヤ42のサイド部40とをフィルム22上に粘
着部26のみを配置することによって接着したが、粘着
部26の代わりに両面テープを取り付けてもよい。両面
テープを取り付けた場合であっても、前記同様に、加硫
工程の間も、フィルム22がタイヤ42のサイド部40
から剥がれることなく一体化させることができ、加硫後
にはこのフィルム22を容易に剥離させることができ
る。
【0061】更に、両面テープのサイド部40接着面側
に、前述した粘着部26に使用可能な粘着剤を塗布した
アルミ板を配置してもよい。これにより、フィルム22
とタイヤ42のサイド部40とを加硫工程の間一体化す
ることができると共に、加硫後に容易に剥離させること
ができ、また、加硫後においてフィルム22を表示ラベ
ル10から剥離させる際に両面テープの跡がサイド部4
0の表面に付着することを防止できる。
【0062】本第1の実施の形態では、カバー付き表示
ラベル30をタイヤ42のサイド部40に貼付けてから
モールドへ入れたが、カバー付き表示ラベル30を、モ
ールド内面の所定位置に置いて、モールド内部でタイヤ
42のサイド部40に貼付けることもできる。これは、
例えば、フィルム22の裏面、即ち、表示ラベル10が
形成されていない側の面に接着剤層を更に設けて、モー
ルド内部に接着させることによって行うことができる。
このようにカバー付き表示ラベル30をモールド内部の
所定の位置に貼付できるようにすれば、粘着部26を設
けなくてもよい。
【0063】第1の実施の形態では、人間がタイヤ42
の種類を目視で認識することがができるように、表示層
14にロゴを印刷してタイヤ42の種類を表示する表示
ラベル10としたが、表示層14に表示される情報はロ
ゴに限定されない。
【0064】図5には、表示層14にタイヤ42の取り
付け回転方向を示す指示記号を表示した表示ラベル60
が示されている。この指示記号は、文字と記号で構成さ
れている。この表示ラベル60をタイヤ42のサイド部
40の特定箇所に形成することによって、表示ラベル6
0が表示された箇所に必要な情報を、容易に付与するこ
とができる。これにより、表示ラベル60の表示位置が
2か所以上である場合には、表示ラベル60を対応する
位置にそれぞれ直接付与すればよく、また表示位置が変
更された場合には変更後の位置に表示ラベル60を形成
すればよい。従って、特定部分に必要な情報を、型付き
モールドを製作することなく、容易に付与することがで
きる。なお、表示ラベル60の文字部分は白色インク、
矢印部分は黄色インクとすると色彩効果を増すことがで
きる。
【0065】本第1の実施の形態では、表示ラベル10
を変形量の大きいタイヤ42のサイド部40に設けた
が、他のゴム製品、例えばゴムローラ等に取り付ける場
合であっても前記同様に使用することができる。また、
変形量の大きい弾性又は伸縮性材料からなる部材に用い
た場合には、表示ラベル10が、この部材の大きい変形
量に従って変形するので、特に有効に用いることができ
る。
【0066】また、本発明の実施の形態では、各層をフ
ィルム22に塗布することによってカバー付き表示ラベ
ル30を形成しているが、塗布可能な粘性を有する薬剤
を使用することなく、フィルム状の部材を接着させるこ
とによって、フィルム22上に各層を積層 第1の実施の形態では、カバー付き表示ラベル30を加
硫を行うことによって表示ラベル10をタイヤ42のサ
イド部30に接着するため、耐熱性のフィルム22を使
用したが、これに限定されない。例えば、加硫のような
高温下で晒されることなく被表示部材にカバー付き表示
ラベル30を取り付ける場合には、フィルム22は耐熱
性のない部材であっても同様に使用することができる。
【0067】以下に、前記表示ラベル10を用いた実験
例を示す。透明PETフィルム(12×85mm、厚み
100μm)に、厚さ10μmで公知の離型剤液を塗布
し、乾燥させてから厚さ40μmで液状ウレタン系樹脂
を塗布した。液状ウレタン系樹脂が乾燥した後に、黒イ
ンク及び赤インクでロゴを熱転写し、その上から白色顔
料を添加した液状ウレタン系樹脂を25μmで塗布し
た。これにより、カバー付き表示ラベル30を作製し
た。
【0068】成型工程後の未加硫のタイヤ42のサイド
部40に、作製したカバー付き表示ラベル30をPET
フィルム側が表面となるように取り付け、圧着した。
【0069】カバー付き表示ラベル30を取り付けたタ
イヤ42を、型が形成されていない通常のモールドに装
填して160℃で加硫を行い120分後にモールドから
取り出して、透明PETフィルムを剥がした。
【0070】加硫後のタイヤ42のサイド部40には、
人間が目視で認識可能な情報であるロゴを表示する表示
ラベル10が形成されている。
【0071】このタイヤ42に航空機等に用いた場合の
ような大きな変形を加えても、表示ラベル10がタイヤ
42のサイド部40の変形に追従して変形し、サイド部
40から表示ラベル10が剥がれることがない。
【0072】従って、この表示ラベル10を、容易且つ
安価に形成することができ、また、半永久的に人間が目
視で情報の認識を行うことができる。更に、色彩的効果
を与えることにより、装飾的効果を際立たせることも可
能である。 (第2の実施の形態)以下に本発明の第2の実施の形態
について説明する。なお、第1の実施の形態と同一構成
部分については、同一の符号を付してその構成の説明を
省略する。
【0073】上記第1の実施の形態では、基本的に1つ
の表示ラベル10の表示層14に単独の情報をインク1
5によって表現したが、本第2の実施の形態では、2種
類以上の情報を1つの表示層14に印刷するようにして
いる。
【0074】すなわち、図6に示される如く、表示層1
4の左半分は、製造元又は出荷先のロゴマーク50をカ
ラー印刷する領域であり、この領域の印刷は、所謂サー
ビス情報として機能し、同一情報であるため、予め大量
に印刷しておくことも可能である。
【0075】一方、図6の右半分は、タイヤ42を特定
する情報がマシンリーダブルな情報であるバーコード5
2を印刷する領域であり、当然白黒印刷となる。このバ
ーコード52の情報は、タイヤ42単位で異なる部分、
ロット単位で異なる部分等が存在し、前記ロゴマーク5
0がサービス情報としたのに対し、メンテナンス時期や
交換時期を得るために用いられるため、重要情報という
ことができる。
【0076】サービス情報としては、前記製造元又は出
荷先のロゴマーク52の他に図5に示されるタイヤ回転
方向を示す文字やマーク、タイヤの商品名であってもよ
い。なお、表示層14の右半分にロゴマーク50を、左
半分にバーコード52を印刷してもよく、上下2段とし
てもよい。
【0077】また、重要情報としては、前記バーコード
52以外の光学的に読み取り可能な情報や、磁気的に読
み取り可能な情報であってもよい。
【0078】ここで、第2の実施の形態の他の特徴とし
て、図2に示す粘着部26が存在しないことが挙げられ
る。
【0079】図7には、第2の実施の形態の表示ラベル
10の側面断面図が示されている。基本的には、図2に
示される第1の実施の形態で示した積層構造と同様であ
るが、粘着部26がない分、全体の長さ寸法が短く形成
されている。
【0080】粘着部26の代わりとして、図7に示され
る如く基材層16の下側には、全面にわたって粘着層5
4が設けられている。
【0081】基材層16の下面の全面に粘着層54を設
けることによって、粘着力がアップし、確実にタイヤ4
2のサイド部40の所定位置に貼付け、かつ保持するこ
とができる。
【0082】また、加硫後は、粘着層54が溶け、表示
ラベル10全体がサイド部40のゴムに埋め込まれるた
め、第1の実施の形態における粘着部26のみが凹凸と
なって残ることがなく、サイド部40と表示ラベル10
の表面を所謂面一化することができ、見栄えを向上する
ことができる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、絵
柄、文字、記号、写真、模様の少なくともいずれかで構
成される情報を表示層に表示するので、情報を表示する
ための型を製作する必要を省いて、人間が目視で認識可
能な表示情報を被表示部材に効率よく付与することがで
きる。また、表示層の両面側に共に弾性又は伸縮性を有
する材料で形成された層が配置されて、表示ラベルが伸
縮性を有することができるので、表示ラベルは被表示部
材の変形に容易に追従して伸縮して、歪みが生じること
がない。この結果、製造コスト高を招くことなく、人間
が目視で認識可能な必要な情報を付与することができ、
また、変形量の大きい部材や変形量の大きい部分に適用
しても、絵柄、文字、記号、写真、模様等の必要な情報
を、半永久的に目視より認識可能にすることができる。
【0084】また、保護層の表面に剥離可能な支持部材
が積層されるので、支持部材によって表示ラベルの形状
や表面を維持し、また、取扱いが容易であると共に、支
持部材を剥離した後では、被表示部材の伸縮と共に伸縮
して歪みを生じさせることがなく、使用中の変形が大き
い部材に対しても、半永久的に使用することができる。
この結果、取扱いが容易となり、傷がつき難く、長期の
保管及び使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る表示ラベルを
取り付けたタイヤの部分斜視図である。
【図2】(A)は第1の実施の形態に係るカバー付き表
示ラベルの平面図、(B)は(A)の2B−2B線断面
図である。
【図3】第1の実施の形態に係る表示ラベルの形成方法
の一例を示すフローチャートである。
【図4】(A)は第1の実施の形態に係るカバー付き表
示ラベルと被表示部材との断面図、(B)はカバー付き
表示ラベルの支持カバーが剥離されたときの表示ラベル
と被表示部材との断面図、(C)は表示ラベルと被表示
部材との断面図である。
【図5】第1の実施の形態の変形例を示す表示ラベルの
平面図である。
【図6】第2の実施の形態に係る表示ラベルの平面図で
ある。
【図7】第2の実施の形態に係る表示ラベルであり、図
6の7−7線断面図である。
【符号の説明】
10 表示ラベル 12 保護層 14 表示層 16 基材層 20 支持カバー 22 フィルム(支持部材) 24 離型剤層 26 粘着部 30 カバー付き表示ラベル 40 サイド部(被表示部材) 42 タイヤ 50 ロゴマーク 52 バーコード 54 粘着層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に絵柄、文字、記号、写真、模
    様の少なくともいずれかで構成される表示情報が表示さ
    れる表示層と、該表示層の一方の面側に積層される弾性
    又は伸縮性材料より成る保護層と、該表示層の他方の面
    側に積層される弾性又は伸縮性材料より成る基材層とを
    含む表示ラベル。
  2. 【請求項2】 前記保護層の表面に剥離可能な支持部材
    が積層されていることを特徴とする請求項1記載の表示
    ラベル。
  3. 【請求項3】 弾性又は伸縮性を有する被表示部材上に
    所定の情報を表示する表示ラベルの形成方法において、 少なくとも、弾性又は伸縮性材料より成る保護層と絵
    柄、文字、記号、写真、模様の少なくともいずれかで構
    成される表示情報を表示する表示層と弾性又は伸縮性材
    料より成る基材層とがこの順で積層されると共に更に前
    記保護層の表面側に支持部材が剥離可能に積層された表
    示ラベルを、前記基材層側を前記被表示部材に対向させ
    て装着した後、所定のタイミングで前記支持部材のみを
    前記被表示部材から剥離することにより、被表示部材上
    に形成することを特徴とする表示ラベルの形成方法。
JP2362397A 1996-11-06 1997-02-06 表示ラベル及び表示ラベルの形成方法 Pending JPH10187044A (ja)

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