JPH1018691A - 折れ戸装置 - Google Patents
折れ戸装置Info
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- JPH1018691A JPH1018691A JP18999496A JP18999496A JPH1018691A JP H1018691 A JPH1018691 A JP H1018691A JP 18999496 A JP18999496 A JP 18999496A JP 18999496 A JP18999496 A JP 18999496A JP H1018691 A JPH1018691 A JP H1018691A
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Abstract
枢着し、遊端部1Bを、前記開口部5を閉じる展開姿勢
Yの折れ戸1より内側に配設されたガイドレール13に
移動可能に係合する可動体14に枢着して成る折れ戸装
置において、折れ戸基端側枢着手段12として、折れ戸
遊端側枢着手段15とは関係なく任意の蝶番を採用し得
るようにすること。 【解決手段】 前記ガイドレール13の折れ戸開動方向
側の端部13aは、折れ戸1が所定の折り畳み姿勢Xを
とるように前記可動体14を位置決めし、ガイドレール
13の折れ戸閉動方向側の端部13bは、折れ戸1が所
定の展開姿勢Yとなる位置に前記可動体14を位置決め
するように、折れ戸開動方向側の端部13aよりも前記
開口部5の内側に位置させている。
Description
り畳み展開可能に連結した折れ戸の基端部を開口部の一
側辺に枢着し、当該折れ戸の遊端部を、前記開口部を閉
じる展開姿勢の折れ戸より内側に配設されたガイドレー
ルに移動可能に係合する可動体に枢着して成る折れ戸装
置に関するものである。
の上下に軸支した垂直軸ローラーを直接ガイドレールで
案内するタイプの折れ戸装置と比較して、前記ガイドレ
ールを前記開口部内の中間棚板の下側などにも配設する
ことができるとともに、展開姿勢の折れ戸の上下両側辺
を前記開口部の敷居部や鴨居部の外側に被せるように構
成し得るなどの利点を有するものであるが、従来のこの
種の折れ戸装置における前記ガイドレールは、前記開口
部を閉じる展開姿勢の折れ戸と平行に配設され、当該ガ
イドレールと折れ戸との間の距離がガイドレールの両端
間において一定になるように構成されていた。
開口部を全開する折り畳み姿勢の折れ戸や、この折り畳
み姿勢から前記開口部を全閉する展開姿勢に至る中間姿
勢にある折れ戸が、常に平面視において、前記ガイドレ
ールを底辺とする二等辺三角形となるように構成してい
た。
れ戸の基端部を前記開口部の一側辺に枢着する枢着手段
と、折れ戸の遊端部を前記ガイドレールに移動可能に係
合する可動体に枢着する枢着手段とを使用する必要があ
るが、従来は、折れ戸の中間折曲部の揺動中心から折れ
戸基端側枢着手段の揺動中心までの距離と、折れ戸の中
間折曲部の揺動中心から折れ戸遊端側枢着手段の揺動中
心までの距離とが等しくなるように、同一タイプの枢着
手段を折れ戸の両端対称位置に取り付ける必要があっ
た。
全体がガイドレールに沿って横動するタイプの折れ戸装
置ではなく、前記のように折れ戸の基端部が開口部の一
側辺に支持されるタイプの折れ戸装置では、折れ戸を閉
じたときのデザインとの関係や折れ戸を開いたときの開
口部の間口をできる限り大きくしなければならない関係
から、折れ戸基端側枢着手段として、1軸平蝶番からリ
ンク形蝶番(市場において一般にスライド蝶番と呼称さ
れているもの)まで、多種多様の蝶番が利用できること
を要求される。一方、折れ戸遊端側枢着手段は、折れ戸
が開口部を閉じる展開姿勢にあるときに外側から当該枢
着手段が見えないようにするため、或いは開口部を構成
する側板や中間仕切り板などの外側に折れ戸遊端部を被
せるために、折れ戸の遊端内側角部よりも内側の戸本体
裏面に隣接する垂直支軸を有する1軸平蝶番形のものを
使用することが要求されることが多い。
開姿勢の折れ戸と平行にガイドレールを配設する従来の
折れ戸装置では、折れ戸両端の枢着手段のタイプが異な
って、折れ戸中間折曲部の揺動中心から折れ戸両端の枢
着手段の揺動中心までの距離が同一でなくなったりする
と、折れ戸の折り畳み姿勢と展開姿勢の内の何れか一方
はガイドレールの一端の位置によって所期通りの姿勢と
することができるが、他の姿勢、例えば展開姿勢の折れ
戸の遊端部が開口部から前方に離れて隙間が空いてしま
ったり、例えば折り畳み姿勢の折れ戸が、開口部から直
角前方に突出する正規の姿勢よりも内側に大きく傾いた
姿勢になるなどの不都合が生じることになる。
は、折れ戸基端側枢着手段として、多種多様のタイプの
蝶番から市場やデザイナーの要望に応えて自由に選択使
用することができない、という致命的な欠陥があった。
来の問題点を解消し得る折れ戸装置を提供することを目
的とするものであって、その手段を後述する実施形態の
参照符号を付して示すと、2枚の戸本体2,3どうしを
折り畳み展開可能に連結した折れ戸1と、折れ戸基端側
枢着手段12と、折れ戸遊端側枢着手段15と、ガイド
レール13と、可動体14とを備え、前記折れ戸基端側
枢着手段12は展開姿勢Yの折れ戸1で閉じられる開口
部5の一側辺と前記折れ戸1の基端部1Aとを揺動自在
に連結し、前記ガイドレール13は前記開口部5を閉じ
る展開姿勢Yの折れ戸1より内側に配設され、前記可動
体14は前記ガイドレール13に移動可能に係合し、前
記折れ戸遊端側枢着手段15は前記折れ戸1の遊端部1
Bと前記可動体14とを揺動自在に連結する折れ戸装置
であって、前記ガイドレール13は、前記開口部5を閉
じる展開姿勢Yの折れ戸1に対し平面視において折れ戸
閉動方向側が前記開口部5の奥側へ入り込むように傾斜
した部分を有するもので、当該ガイドレール13の折れ
戸開動方向側の端部13aは、前記折れ戸1が前記開口
部5を全開し且つ当該開口部5から直角前方に突出する
かまたはそれよりも外開きの折り畳み姿勢X,X’をと
るように前記可動体14を位置決めし、前記ガイドレー
ル13の折れ戸閉動方向側の端部13bは、折れ戸1が
前記開口部5を閉じる展開姿勢Yとなる位置に前記可動
体14を位置決めするように、折れ戸開動方向側の端部
13aよりも前記開口部5の内側に位置する構成となっ
ている。
線状で且つ平面視において前記のように傾斜したもので
あっても良いし、折れ戸閉動方向側の端部領域13Aの
みが、平面視において前記のように傾斜しているもので
あっても良い。
中心(垂直支軸12c)が折れ戸1の基端外側角部の外
側に位置する1軸蝶番かまたは、折れ戸1の基端部1A
を一定経路に沿って回動させるリンク形蝶番50を使用
し、折れ戸遊端側枢着手段15は、折れ戸1の遊端内側
角部よりも内側の戸本体3の裏面に隣接する垂直支軸3
8を有するものを使用することができる。
に対する突出角度を調整するために、折れ戸遊端側枢着
手段15の戸本体3側の取付部材36を、戸本体3の巾
方向に取付位置調整可能に構成したり、前記ガイドレー
ル13の少なくとも折れ戸開動方向側の端部13aを前
記開口部5の奥行き方向に位置調整可能に構成すること
ができる。
付図に基づいて説明すると、図1,図3〜図5におい
て、1は折れ戸であって、2枚の同一サイズの戸本体
2,3を複数個の蝶番4により、図1に仮想線で示す折
り畳み姿勢Xと図1に実線で示す展開姿勢Yとの間で揺
動自在に連結して構成されている。5は、側板6、床板
7、天板8、及び中間仕切り板9によって構成された収
納空間10の開口部であって、各開口部5がそれぞれ展
開姿勢Yの折れ戸1によって閉じられる。前記収納空間
10には中間棚板11が架設されている。なお、中間仕
切り板9のない1つの収納空間10の開口部5を1つの
折れ戸1で開閉するものであっても良いし、中間仕切り
板9のない1つの収納空間10の開口部5を、その左右
両側の側板6にそれぞれ支持された2つの折れ戸1で開
閉するものであっても良い。
段12により前記開口部5の一側辺となる側板6に開閉
自在に支持されている。この枢着手段12は、側板6の
内側面に取り付けられる取付板12aと折れ戸基端部1
Aにおける戸本体2の裏面側に取り付けられるL形取付
板12bとを垂直支軸12cで枢着した1軸蝶番であっ
て、垂直支軸12c(揺動中心)は、折れ戸基端部1A
の外側角部の外側に位置し、折れ戸1を展開姿勢Yにし
たとき、折れ戸基端部1Aが側板6の内側に入り込むよ
うにしている。
ドレール13が取り付けられ、このガイドレール13に
移動可能に係合する可動体14と前記折れ戸1の遊端部
1Bとが枢着手段15により連結されている。可動体1
4は、図5〜図7に示すように、ガイドレール13内に
遊嵌するローラーユニット16と、このローラーユニッ
ト16に結合されてガイドレール13内から前方に突出
するアーム基部17と、このアーム基部17に結合され
るアーム先端部18とから構成されたもので、ローラー
ユニット16には、移動方向一対の垂直軸ローラー19
a,19bと、両ローラー19a,19bの中間に位置
する1つの水平軸ローラー20とが軸支されている。
ト16の一対の垂直軸ローラー19a,19bを介して
可動体14の平面視における姿勢を規制し、前記ローラ
ーユニット16の水平軸ローラー20を介して可動体1
4の基部の移動レベルを規制するものであり、縦断面に
おける上半部が中間棚板11の下側面に形成された溝に
内嵌されて、取付用張出板部21を介して中間棚板11
の下側面に固定され、中間棚板11から突出する下半部
の前側にアーム基部17が貫通するスリット22を備え
ている。
図6及び図7に示すように、ローラーユニット16には
前後一対の垂直軸ローラー19a,19bの下側にそれ
ぞれ舌片部挿入孔23が形成され、この一対の舌片部挿
入孔23に差し込み可能な一対の舌片部24が前記アー
ム基部17から突設され、この一対の舌片部24をロー
ラーユニット16側の一対の舌片部挿入孔23に挿入し
た状態で、垂直軸ローラー19a,19bを支承する2
本の垂直ピン25をそれぞれ打ち込んで固定することに
より、当該垂直ピン25が舌片部24に設けたピン孔2
6を貫通して、ローラーユニット16とアーム基部17
とが結合される。
アーム先端部18側に折曲形成した一対の立ち上がり片
27間にアーム基部17側の連結板部28を嵌合させた
状態で、アーム先端部18側のビス挿通孔29とアーム
基部17側のねじ孔30とを利用して両者を1本のビス
31により着脱自在に結合している。なお、ねじ孔30
に代えてビス31に螺嵌するナットを使用しても良い
し、一対の立ち上がり片27をアーム基部17側に設
け、この一対の立ち上がり片27間に嵌合する連結板部
28をアーム先端部18側に設けても良い。
1の遊端部1Bに前記枢着手段15により揺動自在に連
結される。この枢着手段15は、図4及び図5に示すよ
うに、折れ戸1の遊端部1Bにおける内側角部よりも内
側の戸本体3の裏面に取り付けられた取付部材36と、
当該取付部材36における上下一対の軸受け板部37
a,37b間に取り付けられた垂直支軸38と、圧縮コ
イルスプリング39とを有するものであって、前記可動
体14のアーム先端部18に設けられたピン孔40が前
記枢着手段15の垂直支軸38に遊嵌し、スプリング3
9がアーム先端部18を下側の軸受け板部37a上に押
圧している。しかして、可動体14がローラーユニット
16における水平軸ローラー20の軸心の周りで揺動す
ることは、取付部材36側の下側軸受け板部37aとア
ーム先端部18との当接により防止され、可動体14は
略水平の姿勢に保持される。
基部17とアーム先端部18とを分離しておき、可動体
14のローラーユニット16をガイドレール13内にレ
ール端部から嵌入した状態で当該ガイドレール13を中
間棚板11の下側に取り付け、アーム先端部18を垂直
支軸38で支承した枢着手段15を折れ戸1の遊端部1
Bの所定位置に取り付けておく。そして、折れ戸1の基
端部1Aを枢着手段12により前記開口部5の一側辺
(側板6)に開閉自在に支持させた後、可動体14のガ
イドレール13側のアーム基部17と枢着手段15側の
アーム先端部18とを前記のようにビス31により結合
一体化すれば良い。
体が直線状のもので、折れ戸開動方向側端部(折れ戸基
端部1A側の端部)13aよりも折れ戸閉動方向側端部
(折れ戸遊端部1B側の端部)13bが開口部5の奥側
に入り込むように、平面視において傾斜した状態に取り
付けられている。
部13aは、図1に仮想線で示すように折れ戸1が前記
開口部5を全開し且つ当該開口部5から直角前方に突出
するかまたはそれよりも若干外開きの折り畳み姿勢Xを
とるように前記可動体14を位置決めし、前記ガイドレ
ール13の折れ戸閉動方向側端部13bは、図1に実線
で示すように折れ戸1が前記開口部5を閉じる展開姿勢
Yとなる位置に前記可動体14を位置決めするように、
折れ戸開動方向側端部13aよりも前記開口部5の内側
に位置している。
折り畳み姿勢Xの折れ戸1をガイドレール13に沿って
展開姿勢Yへと閉動させると、開口部5から外側に離れ
た状態にある折れ戸遊端部1Bが折れ戸1の閉動に伴っ
て開口部5の内側へ引き寄せられ、展開姿勢Yになった
ときには開口部5を完全に閉じることができる。このと
き、折れ戸遊端部1Bは中間仕切り板9の前に被さるこ
とになる。
13は、その折れ戸閉動方向側端部13bから一定長さ
領域13Aのみが、平面視において傾斜しているもので
あっても良い。この場合には、可動体14がガイドレー
ル13の傾斜領域13A内に進入するまでは、当該折れ
戸1の遊端部1Bが開口部5から外側に離れた状態で折
れ戸1が閉動することになる。勿論、ガイドレール13
の長さ方向中間部に傾斜領域を設けることも可能であ
る。
面に隣接しないで、当該折れ戸1の外側(開口部5のあ
る側とは反対側)が空いている場合には、図8に示すよ
うに折れ戸1には、開口部5から直角前方に突出する折
り畳み姿勢Xよりも外開き折り畳み姿勢X’をとらせる
方が、開口部5での物品の出し入れなどには好都合であ
る。
れ戸1にとらせる場合には、図8Aに示すように、可動
体14と折れ戸遊端部1Bとの間の枢着手段15におけ
る垂直支軸38と折れ戸遊端部1Bにおける内側角部と
の間の距離Dを距離dで示すように短くするかまたは、
図8Bに示すように、ガイドレール13の折れ戸開動方
向側端部13aの位置を開口部5の前側に移動させれば
良い。何れの場合でも、展開姿勢Yとなった折れ戸1が
開口部5を完全に閉じるように、ガイドレール13の折
れ戸閉動方向側端部13bの位置を設定するのは当然で
ある。
り畳み姿勢Xでの折れ戸1の突出角度を任意に設定し得
るようにも構成することができる。例えば図9に示すよ
うに、枢着手段15の取付部材36に戸本体3の巾方向
に長い取付孔42を備えた取付板部43を設けておき、
前記取付孔42を貫通する木ねじで取付部材36を戸本
体3の裏面に取り付けるときに、当該取付部材36(垂
直支軸38)の位置を戸本体3の巾方向に調整可能に構
成すれば良い。或いは、図10に示すように、ガイドレ
ール13の上半部が嵌合するように中間棚板11の底面
に形成される溝44を、ガイドレール13の折れ戸開動
方向側ほど巾広になるように構成するとともに、ガイド
レール13の取付用張出板部21には、ガイドレール1
3の巾方向に長い取付孔45を設けておき、当該取付孔
45を貫通する木ねじ46でガイドレール13を取り付
けるときに、当該ガイドレール13の少なくとも折れ戸
開動方向側端部13aの位置を前記開口部5の奥行き方
向に調整可能に構成すれば良い。
12には、図11に示すように折れ戸基端部1Aを1軸
の周りではなく一定経路に沿って回動させることのでき
るリンク形蝶番50など、各種の1軸蝶番以外の特殊蝶
番も必要に応じて使用することができる。特に折れ戸基
端側枢着手段12として前記のようなリンク形蝶番50
を使用するときは、側板6の先端面に折れ戸基端部1A
を被らせることもできる。また、図11に示すように、
展開姿勢Yの折れ戸1の遊端部1Bが開口部5の折れ戸
遊端部側の側辺を構成する中間仕切り板9(または側板
6)の内側に入り込むように構成しても良い。
ル13を取り付けたが、この中間棚板11がない場合、
或いは中間棚板11が有る場合でも、ガイドレール13
を開口部5の敷居部(床板8側)と鴨居部(天板7側)
とにそれぞれ取り付けることもできる。この場合は、各
ガイドレール13に係合する上下一対の可動体14を折
れ戸遊端部1Bの上下2か所に枢着手段15で連結する
ことになる。勿論、ガイドレール13や可動体14、及
び枢着手段15は、上記実施形態の構成のものに限定さ
れるわけではない。例えば可動体14と折れ戸遊端部1
Bとを連結する枢着手段15には、2枚の垂直板を1本
の垂直支軸で開閉自在に結合した、一般的な1軸蝶番形
のものを利用することもできる。
ば、ガイドレールに傾斜部分を有せしめて、当該ガイド
レールの折れ戸開動方向側の端部は、折れ戸が開口部を
全開し且つ当該開口部から直角前方に突出するかまたは
それよりも外開きの折り畳み姿勢をとるように、折れ戸
遊端部を枢着する可動体を位置決めし、前記ガイドレー
ルの折れ戸閉動方向側の端部は、折れ戸が前記開口部を
閉じる展開姿勢となる位置に前記可動体を位置決めする
ように、折れ戸開動方向側の端部よりも前記開口部の内
側に位置させるものであるから、折れ戸基端部を開口部
の一側辺に揺動自在に支持させるための枢着手段とし
て、ガイドレールに係合する可動体と折れ戸遊端部とを
連結する枢着手段の構造やその揺動中心位置に影響され
ずに、多種多様の蝶番から任意のものを選択して使用す
ることができる。
れ戸遊端部側枢着手段として、折れ戸端部が開口部を構
成する側板などの内側に入り込むようにするための蝶番
や、折れ戸端部が開口部を構成する側板などの前に被さ
るようにするための蝶番など、求められるデザインや開
口部周囲の構造などに対応して、多種多様の蝶番から自
由に選択して使用したり、特殊な蝶番を設計使用するこ
とができるにもかかわらず、折れ戸に所期通りの折り畳
み姿勢と展開姿勢とをとらせることができ、折れ戸を開
動させて折り畳み姿勢にしたときに当該折れ戸が開口部
の内側へ倒れたような姿勢になったり、折れ戸を閉動さ
せて展開姿勢にしたときに当該折れ戸と開口部との間に
大きな隙間が生じるなどの不都合を回避できる。
イドレールの一部分を傾斜させなければならない場合と
比較して、ガイドレールの製造コストや取り付けコスト
を下げることができる。
動行程の初期では折り畳み姿勢の折れ戸を閉動方向に押
すことができるので、可動体とガイドレールとの間の抵
抗は小さいが、折れ戸閉動行程の終盤では展開姿勢に近
い折れ戸を開口部の奥側へ押すことになるので、可動体
とガイドレールとの間の抵抗が大きくなる。しかしなが
ら、請求項3に記載の構成によれば、折れ戸閉動行程の
終盤で可動体を案内するガイドレール傾斜部の傾斜角度
が大きくなるので、折れ戸閉動行程終盤での可動体とガ
イドレールとの間の抵抗を小さくすることができ、軽く
円滑に折れ戸を展開姿勢まで閉動させることができる。
どの開口部を開閉する折れ戸装置の実現に効果的であ
り、請求項5や請求項6に記載の構成によれば、開口部
を全開する折り畳み姿勢にある折れ戸の開口部からの突
出角度を調整することができる。特に、請求項5に記載
の構成は、請求項6に記載の構成よりも簡単且つ安価に
実施することができ、調整操作も容易である。
示す全体の概略平面図である。
を示す全体の概略平面図である。
図である。
側の詳細を示す横断平面図であり、B図は図1の実施形
態における折れ戸基端部側の詳細を示す横断平面図であ
る。
面図である。
めの可動体の分解平面図である。
角度の調整方法を説明する要部の概略平面図である。
面図(A図)と側面図(B図)である。
ルの取り付け構造を示す縦断側面図(A図)と底面図
(B図)である。
Claims (6)
- 【請求項1】2枚の戸本体どうしを折り畳み展開可能に
連結した折れ戸と、折れ戸基端側枢着手段と、折れ戸遊
端側枢着手段と、ガイドレールと、可動体とを備え、前
記折れ戸基端側枢着手段は展開姿勢の折れ戸で閉じられ
る開口部の一側辺と前記折れ戸の基端部とを揺動自在に
連結し、前記ガイドレールは前記開口部を閉じる展開姿
勢の折れ戸より内側に配設され、前記可動体は前記ガイ
ドレールに移動可能に係合し、前記折れ戸遊端側枢着手
段は前記折れ戸の遊端部と前記可動体とを揺動自在に連
結する折れ戸装置であって、 前記ガイドレールは、前記開口部を閉じる展開姿勢の折
れ戸に対し平面視において折れ戸閉動方向側が前記開口
部の奥側へ入り込むように傾斜した部分を有するもの
で、当該ガイドレールの折れ戸開動方向側の端部は、前
記折れ戸が前記開口部を全開し且つ当該開口部から直角
前方に突出するかまたはそれよりも外開きの折り畳み姿
勢をとるように前記可動体を位置決めし、前記ガイドレ
ールの折れ戸閉動方向側の端部は、折れ戸が前記開口部
を閉じる展開姿勢となる位置に前記可動体を位置決めす
るように、折れ戸開動方向側の端部よりも前記開口部の
内側に位置する折れ戸装置。 - 【請求項2】前記ガイドレールの全体が、直線状で且つ
平面視において傾斜している請求項1に記載の折れ戸装
置。 - 【請求項3】前記ガイドレールの折れ戸閉動方向側端部
から一定長さの領域のみが、平面視において傾斜してい
る請求項1に記載の折れ戸装置。 - 【請求項4】折れ戸基端側枢着手段は、その揺動中心が
折れ戸の基端外側角部の外側に位置する1軸蝶番かまた
は、折れ戸1の基端部1Aを一定経路に沿って回動させ
るリンク形蝶番であり、折れ戸遊端側枢着手段は、折れ
戸の遊端内側角部よりも内側の戸本体裏面に隣接する垂
直支軸を有する請求項1〜3の何れかに記載の折れ戸装
置。 - 【請求項5】折れ戸遊端側枢着手段の戸本体側の取付部
材を、戸本体の巾方向に取付位置調整可能に構成した請
求項1〜4の何れかに記載の折れ戸装置。 - 【請求項6】前記ガイドレールの少なくとも折れ戸開動
方向側の端部を前記開口部の奥行き方向に位置調整可能
に構成した請求項1〜5の何れかに記載の折れ戸装置。
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- 1996-06-30 JP JP18999496A patent/JP2895446B2/ja not_active Expired - Fee Related
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