JPH10185952A - コンタクトプローブ及びそれを用いたプローブカード及びプローブ装置 - Google Patents

コンタクトプローブ及びそれを用いたプローブカード及びプローブ装置

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JPH10185952A
JPH10185952A JP34912096A JP34912096A JPH10185952A JP H10185952 A JPH10185952 A JP H10185952A JP 34912096 A JP34912096 A JP 34912096A JP 34912096 A JP34912096 A JP 34912096A JP H10185952 A JPH10185952 A JP H10185952A
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contact probe
film
probe
pattern
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JP34912096A
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Atsushi Matsuda
厚 松田
Mitsuyoshi Ueki
光芳 植木
Toshinori Ishii
利昇 石井
Nobuyoshi Tachikawa
宣芳 立川
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンタクトプローブのパターン配線とTAB
ICの端子とを接続する際に、これらのパターン配線の
ピッチが狭くまたパターン配線が細くなっていても、位
置ずれを起こさないコンタクトプローブを提供する。 【解決手段】 コンタクトプローブ1において、第1の
ポリイミド樹脂フィルム2の一部を開口させて、パター
ン配線3を露出させた窓部5が形成されており、この窓
部5付近には、窓部5全域を裏面2a側から塞ぐように
補強部15が形成されている。そしてこの補強部15
は、絶縁体である第2のポリイミド樹脂フィルム17を
接着材18でパターン配線3に接着して形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブピンやソ
ケットピン等として用いられ、液晶(LCD)デバイス
やIC等の各端子に接触して電気的なテストを行うため
のコンタクトプローブおよびこれを備えたプローブカー
ド、プローブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、LCD(液晶表示体)やIC
(集積回路)等の電気検査には、上記各素子の各端子に
タングステン製の針を備えたコンタクトピンが用いられ
てきた。近年、LCDチップ等の高集積化および微細化
に伴って、上記LCD等のコンタクト用の電極であるコ
ンタクトパッドが狭ピッチ化されてきており、これに対
応するためには、上記コンタクトピン自体に関しても多
ピン狭ピッチ化が要望されてきている。しかしながら、
従来、上記コンタクトピンとして用いられていたタング
ステン製の針を用いたコンタクトプローブでは、タング
ステン針の先端の径の加工限界から多ピン狭ピッチ化へ
の対応が困難であった。
【0003】これに対して、例えば、特公平7−820
27号公報には、複数のパターン配線が樹脂フィルム上
に形成され、これらのパターン配線の各先端が前記樹脂
フィルムから突出状態に配されてコンタクトピンとされ
る新しいコンタクトプローブの技術が提案されている。
上記公報には、この新しいコンタクトプローブの製造プ
ロセスとして、P4プロセスと呼ばれるプロセスが開示
されており、このP4プロセスにより製造されたコンタ
クトプローブを、ここではP4コンタクトプローブと呼
ぶことにする。
【0004】このP4コンタクトプローブをLCD用の
コンタクトプローブとして応用した従来例について、図
30を用いて説明する。図30は、LCD用コンタクト
プローブとLCD測定用のTABICとを接続させて形
成したプローブカードの側断面図を示したものである。
この図において、符号1はコンタクトプローブである。
このコンタクトプローブ1は、樹脂フィルム2上にパタ
ーン配線3を形成し、その先端が突出してコンタクトピ
ン3aとされた構造を有しており、このコンタクトピン
3aは、LCDの各コンタクトパッド(図示せず)の位
置に一致するように配置されている。また、樹脂フィル
ム2の一部が開口されて、パターン配線3が露出した窓
部5においては、TABIC11の端子13と接続され
た構成とされている。
【0005】上記LCD用のP4コンタクトプローブ
は、パターン配線の加工・形成プロセスとして、精密な
パターン形成が可能なフォトリソグラフィー技術を用い
ているため先端部のピッチが狭くでき、LCD素子のコ
ンタクトパッドのピッチが狭くなってもコンタクトが可
能であるという利点を持っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LCD
素子等のより一層の微細化により、LCDのコンタクト
パッド間の距離が一層狭くなり、これに伴い上記パター
ン配線3、3のピッチが狭くなるとともにパターン配線
3自身の太さも細くなってくると、次に述べるような問
題点が生じてきていた。
【0007】図31は、P4プロセスを用いて作成した
コンタクトプローブ1のパターン配線3、3、…をTA
B11に端子13、13、…と接続した場合の接続部付
近の平面視拡大図を示したものである。このP4プロセ
スにより形成されたコンタクトプローブ1では、樹脂フ
ィルム2の片面(裏面)2aにパターン配線3、3、…
が形成されている。ここで、このパターン配線3と測定
用のTABIC11の端子13とをうまく接続させるた
めには、予め上記樹脂フィルム2の一部を開口させて、
パターン配線3を露出させた窓部5を形成しておく必要
がある。そしてこの窓部5において、TABIC11の
端子13を露出したパターン配線3のそれぞれと合わせ
るようにして、上方から押すように接続していた。
尚、この図では窓部5より下の樹脂フィルム2とパター
ン配線3については、図示せずに省略した。
【0008】ところがこの窓部5は樹脂フィルム2がな
い部分であるため、パターン配線3のみが配置される構
成となっており、TABIC11の端子13との接続時
に上から押して圧着により接続しようとすると、図のよ
うにパターン配線3、3、…が曲がるようにして接続部
において端子13から逃げてしまう傾向があった。
【0009】ここで、TABIC11の端子13との接
続のための位置合わせの際に、パターン配線3のピッチ
精度は±10μm程度であるのに対して、にTABIC
11の端子13のピッチ精度は±50μmと誤差が大き
くなっている。従って、コンタクトプローブ1のパター
ン配線3、3、…と、TABIC11の端子13とは、
本来その位置が一致して接続されなければならないが、
パターン配線3が細くなりピッチも小さくなればなる
程、TABIC11の端子13、13、…との接続合わ
せの際にコンタクトプローブ1のパターン配線3の腰が
弱くなり、位置ずれが生じる等のためにTABIC11
との接続がうまくいかず、図34に示すように配線間の
ショートやオープンが顕著にみられるようになってきて
いる。
【0010】上記の問題点は、P4プロセスによって形
成したLCD用コンタクトプローブ1の窓部5に、TA
BIC11の端子13を接続させる際の起こる特有の問
題点である。本発明のコンタクトプローブ及びこれを用
いたプローブカード、プローブ装置においては、上記の
問題点を解決するために、コンタクトプローブのパター
ン配線とTABICの端子とを接続する際に、これらの
パターン配線のピッチが狭くまたパターン配線が細くな
っていても、位置ずれを起こさないコンタクトプローブ
及びプローブカードを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のコンタクトプロ
ーブ及びそれを用いたプローブカードにおいては、上記
課題を解決するために、次に述べるような手段を講じ
た。すなわち、請求項1記載のコンタクトプローブにお
いては、複数の第1のパターン配線がフィルムの裏面上
に形成され、該フィルムの一方の先端部から、これらの
第1のパターン配線の各先端が突出状態に配されてコン
タクトピンとされ、前記フィルムの一部を開口させて、
前記パターン配線を露出させた窓部が形成されてなり、
該窓部において、前記パターン配線とTABICの端子
とを接合させるようにしたコンタクトプローブにおい
て、前記窓部には前記パターン配線を補強するための補
強部材が備えられていることを特徴とする。
【0012】このコンタクトプローブにおいては、前記
窓部に補強部が設けられており、前記窓部において露出
した、前記パターン配線が前記補強部により固定される
ため、その後にTABICの端子と接続する際に前記パ
ターン配線が動かず、TABICの端子との接続が確実
かつ容易になる。
【0013】請求項2記載のコンタクトプローブにおい
ては、複数のパターン配線がフィルムの裏面上に形成さ
れ、該フィルムの一方の先端部から、これらのパターン
配線の各先端が突出状態に配されてコンタクトピンとさ
れ、該フィルムの一部を開口させて、前記パターン配線
を他方の先端部まで露出させた窓部が形成され、該窓部
において、前記パターン配線とTABICの端子とを接
合させるようにしたコンタクトプローブにおいて、前記
窓部には前記パターン配線を補強するための補強部が備
えられていることを特徴とする。
【0014】このコンタクトプローブにおいても、前記
窓部に補強部が設けられており、前記窓部において露出
した前記パターン配線が前記補強部により固定されるた
め、その後にTABICの端子と接続する際に前記パタ
ーン配線が動かず、TABICとの接続が確実かつ容易
になる。
【0015】請求項3記載のコンタクトプローブにおい
ては、請求項1または2記載のコンタクトプローブにお
いて、前記補強部は、前記第1のパターン配線の裏面側
に固定されて設けられていることを特徴とする。
【0016】このコンタクトプローブにおいては、前記
補強部が前記パターン配線の裏面側に固定されているた
め、TABICとの接続部が補強されるとともに、前記
補強部は窓部を塞がないためTABICとの接続が容易
になる。
【0017】請求項4記載のコンタクトプローブにおい
ては、請求項3記載のコンタクトプローブにおいて、前
記補強部は、少なくとも前記窓部の全域を、前記裏面側
から塞ぐようにして前記フィルム及び前記パターン配線
を裏面から固定するようにして設けられていることを特
徴とする。
【0018】このコンタクトプローブにおいては、前記
補強部が前記窓部の少なくとも全域を覆うように裏面か
ら塞いでいるため、補強がより確実になる。
【0019】請求項5記載のコンタクトプローブは、請
求項1から4までのいずれかに記載のコンタクトプロー
ブにおいて、前記補強部は、前記窓部内において前記パ
ターン配線間に挿入される挿入部を備えてなることを特
徴とする。
【0020】このコンタクトプローブにおいては、前記
補強部が前記パターン配線の間に挿入される挿入部を備
えているため、該パターン配線のピッチが固定され、該
挿入部において前記パターン配線の固定が確実となる。
【0021】請求項6記載のコンタクトプローブにおい
ては、請求項1または2に記載されたコンタクトプロー
ブにおいて、前記補強部は、前記窓部において前記パタ
ーン配線間に接着材を充填して固定したことにより形成
されてなることを特徴とする。このコンタクトプローブ
においては、前記パターン配線間に前記接着材が充填さ
れて固定されるため、該パターン配線のピッチが固定さ
れる。
【0022】請求項7記載のコンタクトプローブにおい
ては、請求項1から5までのいずれかに記載のコンタク
トプローブにおいて、前記補強部は、絶縁体を接着材に
より接着して形成されていることを特徴とする。このコ
ンタクトプローブにおいては、前記補強部が前記ポリイ
ミドを接着材により固定して形成されているため、前記
パターン配線がより確実に固定される。
【0023】請求項8記載のコンタクトプローブにおい
ては、請求項7記載のコンタクトプローブにおいて、前
記絶縁体の裏面には、金属層が形成されていることを特
徴とする。このコンタクトプローブにおいては、前記補
強部が絶縁体と金属層とから形成されているため、前記
パターン配線をより強固に固定する。
【0024】請求項9記載のコンタクトプローブにおい
ては、請求項7または8に記載のコンタクトプローブに
おいて、前記絶縁体がポリイミドにより形成されている
ことを特徴とする。このコンタクトプローブにおいて
は、前記補強部がポリイミドにより形成されているた
め、前記パターン配線を強固に固定する。
【0025】請求項10記載のプローブカードにおいて
は、請求項1から9までのいずれかに記載されたコンタ
クトプローブを用いたプローブカードであって、前記コ
ンタクトプローブの前記窓部において露出された前記パ
ターン配線と、TABICの端子とを合わせるようにし
て接続されてなることを特徴とする。このプローブカー
ドにおいては、前記補強部を備えたコンタクトプローブ
の前記窓部において、前記パターン配線5とTABIC
の端子とが接続されているため、通常のプローブカード
と比較してより信頼性と強度が向上する。
【0026】請求項11記載のプローブカードにおいて
は、請求項10に記載されたコンタクトプローブを用い
たプローブカードであって、前記コンタクトプローブの
前記窓部において露出された前記パターン配線と、TA
BICの端子とを合わせるようにして、前記パターン配
線と前記端子との間に異方性導電テープを挟んで圧着し
て接続されていることを特徴とする。このプローブカー
ドにおいては、前記パターン配線と前記端子とが異方性
導電テープにより接続されており、パターン配線と端子
との電気的接続が容易にできるとともに、接続部の補強
も可能となる。
【0027】請求項12記載のコンタクトプローブまた
はプローブカードにおいては、請求項1から11までに
記載されたコンタクトプローブまたはこれを用いたプロ
ーブカードであって、前記フィルムの裏面側には、金属
フィルムが直接張り付けられていることを特徴とする。
このコンタクトプローブでは、TABICの端子との接
続が容易かつ確実になる上に、前記フィルムが例えば水
分を吸収して伸長しやすい樹脂フィルム等であっても、
該フィルムには金属フィルムが直接張り付けられている
ので、該金属フィルムにより該フィルムの伸びが抑制さ
れる。すなわち、各コンタクトプローブの間隔にずれが
生じにくく、先端部が測定対象物に正確かつ高精度に当
接される。
【0028】さらに、該金属フィルムは、グラウンドと
して用いることが可能であり、それにより、コンタクト
プローブの先端近くまでインピーダンスマッチングをと
る設計が可能となり、高周波領域でのテストを行う場合
にも、反射雑音による悪影響を防ぐことができる。すな
わち、プローバと呼ばれるテスターからの伝送線路の途
中で基板配線側とコンタクトピンとの間の特性インピー
ダンスが合わないと反射雑音が生じるという問題があ
る。反射雑音は信号歪となり、高周波になると誤動作に
なりやすい。本コンタクトプローブでは、前記金属フィ
ルムをグラウンドとして用いることにより、コンタクト
ピンの先の近くまで、基板配線側との特性インピーダン
スのずれを最小限に抑えることができ、反射雑音による
誤動作を抑えることができる。
【0029】請求項13記載のコンタクトプローブにお
いては、請求項12に記載されたコンタクトプローブに
おいて、前記金属フィルムには、第2のフィルムが直接
貼り付けられていることを特徴とする。
【0030】このコンタクトプローブにおいては、前記
金属フィルムに第2のフィルムが直接張り付けられてい
るため、TABICとの接続の際に緩衝材となるという
作用効果を得ることができる。従って、組み込み時にパ
ターン配線に与えるダメージを軽減することができると
いう作用効果を得ることができる。また、LCD用のコ
ンタクトプローブにあっては、金属フィルムとTABI
Cの端子とのショートを防止することができる。
【0031】請求項14記載のプローブ装置において
は、請求項1から13までのいずれかに記載されたコン
タクトプローブを、前記パターン配線の各基端に接続さ
れる端子を有する回路に接続してなるプローブ装置であ
って、このプローブ装置は、前記フィルム上に配されて
該フィルムから前記コンタクトピンよりも短く突出する
強弾性フィルムと、この強弾性フィルムと前記コンタク
トプローブとを挟持するコンタクトプローブ挟持体を備
えていることを特徴とする。
【0032】このプローブ装置では、前記強弾性フィル
ムが設けられ、該強弾性フィルムがコンタクトピンの先
端を上方から押さえるため、ピン先端が上方に湾曲した
ものが存在しても測定対象物に確実に接触させることが
でき、各ピンに均一な接触圧が得られるところから、接
触不良による測定ミスをなくすことができる。
【0033】請求項15記載のプローブ装置において
は、請求項14記載のプローブ装置において、前記フィ
ルムは、前記強弾性フィルムが前記コンタクトピンを押
圧するときに緩衝材となるように前記強弾性フィルムと
同等もしくはこれよりも先端側に長く形成されているこ
とを特徴とする。
【0034】従って、このようなプローブ装置では、前
記フィルムが前記強弾性フィルムよりも先端側に長く形
成されて該強弾性フィルムがコンタクトピンを押圧する
ときに緩衝材となるため、繰り返し使用しても、強弾性
フィルムとの摩擦によりコンタクトピンが歪んで湾曲す
る等がなく、測定対象物に対して安定した接触を保つこ
とができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るコンタクトプ
ローブの第1の実施形態を図1を参照しながら説明す
る。これらの図にあって、符号1はコンタクトプロー
ブ、2はポリイミドからなる樹脂フィルム、3はパター
ン配線を示している。
【0036】本実施形態のコンタクトプローブ1は、図
1に示すように、第1のポリイミド樹脂フィルム2の片
面(裏面2a)上に金属で形成されるパターン配線3を
張り付けた構造となっており、前記第1の樹脂フィルム
2の端部2bから前記パターン配線3の先端が突出して
LCDのコンタクトパッド(図示せず)に当接させて電
気的接続をとるコンタクトピン3aとされている。この
コンタクトプローブ1においては、第1のポリイミド樹
脂フィルム2の一部を開口させて、パターン配線3を露
出させた窓部5が形成されており、後述するが、この窓
部5からTABIC11(基板側パターン配線を有する
配線用基板)の端子13に電気的接続をとる構造となっ
ている。
【0037】このコンタクトプローブにおいて、この窓
部5付近には、窓部5全域を裏面2a側から塞ぐように
補強部15が形成されている。この補強部15は、絶縁
体である第2のポリイミド樹脂フィルム17を接着材1
8でパターン配線3に接着して形成されている。上記コ
ンタクトプローブ1の製造方法について図2及び図3を
参照にして説明する。
【0038】〔ベースメタル層形成工程〕まず、図2の
(a)に示すように、ステンレス製の支持金属板25の
上に、Cu(銅)メッキによりベースメタル層26を形
成する。 〔パターン形成工程〕このベースメタル層26の上にフ
ォトレジスト層27を形成した後、図2の(b)に示す
ように、写真製版技術によりフォトレジスト層27に所
定のパターンのマスク28を施して露光し、図2の
(c)に示すように、フォトレジスト層27を現像して
前記パターン配線3となる部分を除去して残存するフォ
トレジスト層27に開口部27aを形成する。なお、本
実施の形態においては、フォトレジスト層をネガ型フォ
トレジストによって形成しているが、ポジ型フォトレジ
ストを採用して所望の開口部を形成しても構わない。ま
た、本実施の形態においては、前記フォトレジスト層2
7のように、フォトマスク28を用いた露光・現像工程
を経て、開口部27aが形成されたものと使用したが、
本発明ではこれに限定されるものではない。例えば、メ
ッキ処理される箇所に予め孔が形成された(すなわち、
予め、図2(c)の符号27で示すような状態に形成さ
れている)フィルム等でもよい。本願発明において、こ
のようなフィルム等を用いる場合には、本実施の形態に
おけるパターン形成工程は不要である。
【0039】〔電解メッキ工程〕そして、図2の(d)
に示すように、前記開口部27aに前記パターン配線3
となるNiまたはNi合金層Nをメッキ処理により形成
した後、図2の(e)に示すように、フォトレジスト層
27を除去する。
【0040】〔フィルム被着工程〕次に、図2の(f)
に示すように、前記NiまたはNi合金層Nの上であっ
て、図に示した前記パターン配線3の先端、すなわち、
コンタクトピン3aとなる部分及び窓部5となる部分以
外に、前記第1の樹脂フィルム2を接着剤2aにより接
着する。前記樹脂フィルム2は、ポリイミド樹脂PIに
金属フィルム(銅箔)500が一体に設けられた二層テ
ープである。このフィルム被着工程の前までに、二層テ
ープのうち銅面500に、写真製版技術を用いて銅エッ
チングを施して、グラウンド面を形成しておく。そし
て、このフィルム被着工程では、二層テープのうちの樹
脂面PIを、接着剤aを介して前記NiまたはNi合金
Nに被着させる。なお、金属フィルム500は、銅箔に
加えて、Ni合金でもよい。また、この時に同時に窓部
5が形成されることになる。 〔分離工程〕そして、図2の(g)に示すように、樹脂
フィルム2とパターン配線3とベースメタル層26とか
らなる部分を、支持金属板25から分離させた後、Cu
エッチを経て、第1の樹脂フィルム2にパターン配線3
のみを接着させた状態とする。
【0041】〔金コーティング工程〕次に、露出状態の
パターン配線3に、図2の(h)に示すように、Auメ
ッキを施し表面にAuメッキ層Aを形成する。このと
き、第1の樹脂フィルム2から突出状態とされた前記コ
ンタクトピン3aでは、全周に亙る表面全体にAu層A
が形成される。
【0042】〔補強部形成工程〕次に、図3に示すよう
に、窓部5を裏面2aから塞ぐようにして、接着剤18
で第2のポリイミド樹脂17を張り付け、補強部15を
形成する。以上の工程により、図1に示すコンタクトプ
ローブ1が形成される。
【0043】次に上記のように補強部15が形成された
コンタクトプローブ1に、TABIC11を接続して、
LCD用プローブカードとして用いる様子について図4
から図9までを参照して説明する。図7に示すように、
LCD用プローブ装置(プローブ装置)100は、コン
タクトプローブ挟持体110と、このコンタクトプロー
ブ挟持体110を額縁状フレーム120に固定してなる
構造を有しており、このコンタクトプローブ挟持体11
0から突出したコンタクトピン3aの先端がLCD(液
晶表示体)90の端子(図示せず)に接触するようにな
っている。
【0044】図6に示すように、コンタクトプローブ挟
持体110は、トップクランプ111とボトムクランプ
115とを備えている。トップクランプ111は、コン
タクトピン3aの先端を押さえる第1突起112、TA
BIC(基板側パターン配線を有する配線用基板)11
側の端子13を押さえる第2突起113およびリードを
押さえる第3突起114を有している。ボトムクランプ
115は、傾斜板116、取り付け板117及び底板1
18から構成されている。
【0045】このコンタクトプローブ1を傾斜板116
の上に置き、さらにTABIC11の端子13がコンタ
クトプローブ1の第1のポリイミド樹脂フィルム2、2
間に位置するように載置する。その後、トップクランプ
111を第1突起112が第1のポリイミド樹脂フィル
ム2の上で、かつ、第2突起113が端子13に接触す
るように乗せ、ボルトにより組み立てる。
【0046】図8、9に示すように、コンタクトプロー
ブ1を組み込み、ボルト130によりトップクランプ1
11とボトブクランプ115を組み合わせることによ
り、コンタクトプローブ挟持体110が作成される。
【0047】上記コンタクトプローブ挟持体110は、
図9に示すように、ボルト131により固定されてLC
D用プローブ装置100に組み立てられる。LCD用プ
ローブ装置100を用いてLCD90の電気的テストを
行うには、LCD用プローブ装置100のコンタクトピ
ン3aの先端を、LCD90の端子(図示ぜす)に接触
さえた状態で、コンタクトピン3aから得られた信号を
TABIC11を通して外部に取り出すことにより行わ
れる。
【0048】上記LCD用コンタクトプローブ1におい
ては、図4、5に示すように、窓部5において露出して
いるパターン配線3に、TABIC11の端子13がそ
れぞれ一致するように、顕微鏡(図示せず)で目合わせ
を行う。また、パターン配線3、3、…と端子13のピ
ッチが合わない場合は、手鍵状の治具(図示せず)で、
両者のピッチを合わせるように調整し、パターン配線3
と端子13とを接続させる。この際、図4及び図5に示
すように、本発明のコンタクトプローブ1においては窓
部5付近に補強部15を設けたため、上記接続時に圧力
をかけても従来のようにパターン配線3、3、…が窓部
5において曲がったりせず、TABIC11の端子13
との接続が容易となり、かつ、従来のようにショートや
オープンの不良が生じなくなった。
【0049】本実施の形態においては、補強部15に用
いる絶縁体としてポリイミド樹脂フィルム17を用い
た。これは、上部の第1の樹脂フィルム2としてもポリ
イミドを用いているため、熱膨張係数等が等しい材料を
裏面にも用いた方が、位置ずれを生じさせない等の利点
があるためである。尚、上記絶縁体としては、ポリイミ
ド樹脂フィルムに限定されるものではなく、補強効果や
絶縁性を考慮して、適宜選択が可能であり、例えばポリ
カーボネートなども選択可能である。また、上記構造は
LCD用のコンタクトプローブに限定されるものではな
く、IC用のコンタクトプローブにおいても、同様の構
造をとることにより、同様の補強効果が期待できる。
【0050】次に、本発明のコンタクトプローブの第2
の実施の形態について、図10を用いて説明する。この
第2の実施の形態に示すコンタクトプローブ1が第1の
実施の形態に示すコンタクトプローブと異なる点は、補
強部15が、絶縁体である第2のポリイミド樹脂フィル
ム17のさらに裏面には、Cuからなる金属層17aが
形成されている点である。
【0051】この場合には、第1の実施の形態において
示したコンタクトプローブ1の補強方法において、第2
のポリイミド樹脂フィルム17の代わりに、樹脂フィル
ム17とCu層17aの2層テープを接着剤18で張り
付ける。上記構成の補強部15を備えたコンタクトプロ
ーブ1においては、第1の実施の形態において示したコ
ンタクトプローブに比べて、Cu層17aが形成されて
いる分だけ、より補強が完全になり、TABIC11の
端子13との接続時のパターン配線3、3、…のずれ
が、より一層生じにくくなり、確実に固定が可能とな
る。
【0052】尚、本実施の形態において、樹脂フィルム
17の裏面に導電性のCuフィルムを設けたが、パター
ン配線3との間には絶縁性の高い樹脂フィルム17が介
在しているため、パターン配線3、3、…間のリーク電
流は完全に無視できる程度である。また、金属層として
はCuに限られるものではなく、補強効果が明かであれ
ば、他の金属層(例えばCuの合金層や、Au層等)を
用いてもよい。さらに、上記金属層の代わりにセラミッ
ク等の補強層を形成することによっても、同様の効果が
得られる。
【0053】次に本発明のコンタクトプローブの第3の
実施の形態について、図11の平面図を参照して説明す
る。図11に示したコンタクトプローブ1においては、
その窓部5には、接着剤18が固化して充填されてい
る。すなわち、第3の実施の形態のコンタクトプローブ
1が第1及び第2の実施の形態のコンタクトプローブ1
と比較して異なる点は、第2の樹脂フィルム17や金属
層17aがなく、補強部15には接着剤18が充填され
ているのみである点である。
【0054】次に、図12の工程図を参照して、上記パ
ターン配線3、3間に接着剤18を充填する方法につい
て説明する。通常のP4プロセスにより、窓部5が形成
されたコンタクトプローブ1を製作した後、(a)に示
すように樹脂フィルム等からなる離形材61をはさんで
裏面にポリイミドからなる樹脂フィルム17を配置し、
上方から接着剤18をパターン配線3、3間にも充填さ
れる程度に落下させる。そして、接着剤18が固化した
後、(b)に示すように上記離形材61を引っ張り、ポ
リイミドからなる樹脂フィルム17ごとコンタクトプロ
ーブ1から離間させる。
【0055】上記手順により窓部5において、パターン
配線3、3間に接着剤18が充填されて固化して固定さ
れたコンタクトプローブ1が形成できる。このコンタク
トプローブ1の場合には、各パターン配線3、3、…間
にも接着剤18が充填されており、TABIC11の端
子13をこれらのパターン配線3に接続させようとした
場合に、これらパターン配線3、3間に充填されて固化
した接着剤18がパターン配線3、3の移動を規制する
ため、上記接続が確実になる。
【0056】尚、本実施の形態においては、窓部5の上
方から接着剤18を滴下して固化させた場合について示
したが、この他にも、例えば絶縁性の粒状体を上記接着
材と同時にパターン配線3、3間に充填してもよい。
【0057】次に本発明のコンタクトプローブの第4の
実施の形態について、図13を参照して説明する。図1
3に示したコンタクトプローブ1においては、その窓部
5には、裏面2aから補強部15が接着剤18により張
り付けられて形成されている点は同じであるが、この補
強部15には、窓部5におけるパターン配線3、3、…
間に挿入される挿入部65が上記補強部15の一部をな
して上方に突出するように形成されており、この挿入部
65が前記パターン配線3、3間にそれぞれその隙間を
埋めるようにして挿入されている点が異なっている。こ
のコンタクトプローブ1においては、パターン配線3と
端子13とを接続する際に、パターン配線3、3間のピ
ッチの変化や移動をより確実に抑えることができる。
【0058】なお、上記補強部15と挿入部65とは別
体に形成されて、接着剤等により接続されていてもよ
い。また、挿入部65の幅としては、パターン配線3、
3…間に挿入できる程度で、かつ、パターン配線3、3
間のピッチと同程度であればよいが、それよりも幅が小
さくても、TABIC11の端子13との接続時にショ
ートやオープンにならない程度であれば良い。また、T
ABIC11の端子13の方に挿入部が設けられている
構成をとってもよい。
【0059】次に本発明のコンタクトプローブの第5の
実施の形態について、図14を参照して説明する。図1
4に示したコンタクトプローブ1においては、その窓部
5が上述した第1から第4までの実施の形態において示
した窓部5と異なり、コンタクトプローブ1のコンタク
トピン3a、3a、…が設けられている側の反対側の他
方の先端部71までポリイミドの樹脂フィルム2がなく
なっており、すなわち、先端部71までパターン配線
3、3、…が露出した窓部を形成している点である。
【0060】これに対応して、補強部15も裏面におい
て上記先端部71までを覆うように設けられている。こ
のようなコンタクトプローブ1においては、窓部5が上
記先端部71まで形成されているため、TABIC11
の端子13をパターン配線3に接続する際に、限定され
た窓部に熱圧着される場合と比較して接続が容易であ
り、かつ、補強部を設けたことにより、容易かつ確実に
接続できる。
【0061】なお、上記第5の実施の形態に示したコン
タクトプローブ1は、それぞれ第1の実施の形態から第
4の実施の形態に示した形態を適用して実施することが
可能であることは言うまでもない。
【0062】次に本発明の第6の実施の形態として上記
本発明のコンタクトプローブを用いたプローブカード2
01について、図15から図17までを参照して説明す
る。図15に示したプローブカード201においては、
コンタクトプローブ1の窓部5の裏面には補強部15が
形成されているとともに、TABIC11の端子13と
の接合部211においては、異方性導電テープ221に
より接合されている。
【0063】上記異方性導電テープ221を用いた場合
の、パターン配線3、3、…と端子13、13、…との
電気的接続の原理を図16及び図17を用いて説明す
る。図16に示すように、コンタクトプローブ1の窓部
5付近において補強部18が裏面に設けられているとと
もに、表面側において異方性導電テープ221を貼り、
その上にTABIC11の端子13を、ほぼ配線パター
ン3と端子13とが合うように位置合わせを行い接近さ
せる。そして両者が接触した時点で熱圧着により押しつ
ける。ここで、熱圧着前はテープ221中には導電粒子
221aが多数存在し、ほぼランダムに位置している。
【0064】熱圧着を行うと、図17に示すように導電
粒子221aが図に示すようにパターン配線3と端子1
3とが一致する場所においてのみ押しつぶされるため、
垂直方向の電気伝導のみを許容し、平行方向の電気伝導
は起こらない。
【0065】従って、パターン配線3、3と端子13、
13間に導電粒子221aを介して電気伝導が起こり、
両者が電気的に接続されることになる。ここで、上記の
異方性導電テープ221を用いたため、図に示したパタ
ーン配線3と端子13との位置合わせにおいて、パター
ン配線3と隣のパターン配線3とのピッチ差以上の位置
合わせずれが生じなければパターン配線3と端子13と
の電気的接続は可能となるため、コンタクトプローブ1
とTABICとの位置合わせの許容度が増し、両者の電
気的接続が容易になるとともにテープの粘着力により両
者の機械的接続も同時に可能となる。
【0066】尚、この異方性導電テープ221は、この
異方性導電テープ自体の機械的強度を十分大きくすれ
ば、上述の補強部15を省略してTABIC11との電
気的接続を行うことも可能となる。また、上述の補強部
15として接着剤18のみ、或いは接着材18とポリイ
ミド樹脂フィルム17のみで、金属フィルム17aがな
い場合においても強度が維持できる。
【0067】次に、図18から図20を参照して、第7
の実施の形態について説明する。図18に示すように、
上記実施の形態において説明したコンタクトプローブ1
のうち、先端におけるコンタクトピン3aのうち何本か
は、その先端が図20のSに示すように正常に形成され
る場合の他に、上方に湾曲した先端S1や下方に湾曲し
た先端S2のようになってしまう場合もある。
【0068】このような場合に、図19に示すように、
上記樹脂フィルム201を第一突起112および傾斜板
116で挟持してコンタクトピン3aをLCD90の端
子に押しつけても、正常な先端S1および下方に湾曲し
た先端S2は、LCD90の端子に何とか接触するが、
上方に湾曲した先端S1は接触しにくく、仮に何とか接
触したとしても十分な接触圧が得られないという事態が
生じることがあった。このような異常なコンタクトピン
が一本でも存在すると、コンタクトピン3aのLCD9
0の端子に対する接触不良が発生するため、せっかく補
強部15を設けてTABIC11とうまく接続したとし
ても、正確な電気テストが行えなくなる場合がある。
【0069】また、テスト時に所望の接触圧を得るため
にコンタクトピン3aの押し付け量を増減させて接触圧
を調整しているが、大きな接触圧を得るためには大きな
押し付け量が必要となるものの、針の形状が例えばS1
のような場合には、いくら押しつけても接触圧が上がら
ず、必要な大きさの接触圧が得られないことがあった
り、各コンタクトピン3aにより針圧のバラツキが生じ
る場合もあった。
【0070】そこで第7の実施の形態では、図20に示
すように、コンタクトピン3aのうち上方に湾曲した状
態の先端S1及び下方に湾曲した状態の先端S2と、正
常な状態の先端Sとを整列させるため、樹脂フィルム2
の上部に有機または無機材料からなる強弾性フィルム4
00を、コンタクトピン3aの先端部が樹脂フィルム2
から突出する側に、コンタクトピン3aよりも短く突出
するように重ね合わせ、その状態でコンタクトプローブ
1および強弾性フィルム400を、トップクランプ11
1の第一突起112とボトムクランプ115の傾斜板1
16とで挟持してなるコンタクトプローブ挟持体110
を採用した。なお、強弾性フィルム400は、有機材料
であれば、ポリエチレンテレフタレートからなり、無機
材料であれば、セラミック、特にアルミナ製フィルムか
らなることが好ましい。
【0071】そして、このコンタクトプローブ挟持体1
10を額縁フレーム120に固定し、コンタクトピン3
aをLCD90の端子に押し当てると、強弾性フィルム
400がコンタクトピン3aを上方から押さえ、前記上
方に湾曲した先端S1であってもLCD90の端子に確
実に接触する。これにより、多数のコンタクトピンのう
ち全てのコンタクトピン3aに均一な接触圧が得られ、
接触不良による測定ミスをなくすことができる。
【0072】さらに、強弾性フィルム400からのコン
タクトピン3aの突出量を変化させることにより、コン
タクトピン3aを押しつけたときにコンタクトピン3a
を上から押さえるタイミングを変えることが可能とな
り、所望の押しつけ量で所望の接触圧を得ることができ
る。
【0073】上記第7の実施形態におけるLCD用プロ
ーブ装置100においては、全ピン3aのうち数本に上
方に湾曲した先端S1が含まれていたとしても、LCD
90に接触するときのピン3a位置は、強弾性フィルム
400により矯正され、全ピン3a位置が整列されるた
め、上記の実施の形態において示したTABIC11と
コンタクトプローブ1との正確な接続との相乗効果によ
り、LCD90用端子とのコンタクトが正確かつ容易に
行える。
【0074】次に、図21および図22を参照して、第
8の実施形態について説明する。図20に示すように、
上記第7の実施形態において説明した、コンタクトプロ
ーブ1の樹脂フィルム2は、例えばポリイミド樹脂から
なっている。そのため、水分を吸収して伸びが生じ、コ
ンタクトピン3a,3a間の間隔tが変化することがあ
った。そのため、コンタクトピン3aがLCD90の端
子の所定位置に接触することが不可能となり、正確な電
気テストを行うことができないという問題があった。
【0075】そこで、第8の実施形態では、図22に示
すように前記樹脂フィルム2の上にさらに金属フィルム
500を張り付け、湿度が変化してもコンタクトピン3
a,3a間の間隔tの変化を少なくし、これによりコン
タクトピン3aをLCD90の端子の所定位置に確実に
接触させることとした。この場合にはグラウンドとして
も使用可能である。なお、金属フィルム500用の材料
としては、Ni、Ni合金、CuまたはCu合金のうち
いずれかのものが好ましい。尚、ここで上記材料が金属
フィルム500として好ましい理由は、グラウンドとし
て使用する場合に良好な電気特性が得られるからであ
る。
【0076】上記第8の実施形態におけるLCD用プロ
ーブ装置100においても、ピン位置が各ピンによって
ずれることがなくなるので、位置合わせの容易さとの相
乗効果により、正確にLCD90用の端子にコンタクト
を取ることができる。
【0077】次に、図23を参照して、第9の実施形態
について説明する。この実施の形態においては、上記第
8の実施形態のように、樹脂フィルム201の上に金属
フィルム500を張り付けると共に、上記第6の実施形
態のように強弾性フィルム400を使用したものであ
る。これにより、コンタクトピン3a先端の湾曲によら
ず均一な接触圧が得られると共に、コンタクトピン3
a,3a間の間隔tの変化を最小限に抑えて電気テスト
を正確に行えるものである。
【0078】上記第9の実施形態におけるLCD用プロ
ーブ装置100においても、上記で述べた各実施の形態
におけるのと同様に正確な位置合わせが可能となり、同
様な作用効果を奏することができる。
【0079】次に、図24及び25を参照して、第10
の実施形態について説明する。図24に示すように、樹
脂フィルム2の上に張り付けられた金属フィルム500
の上にさらに第二の樹脂フィルム202を張り付ける構
成を採用した。そして図25に示すように、この第二の
樹脂フィルム202の上に強弾性フィルム400を設け
たものである。ここで、上記第7の実施形態と異なり、
第二の樹脂フィルム202を設けたのは、コンタクトプ
ローブ1とTABIC11の端子13とを接続させるべ
く、トップクランプ111の突起113で端子13を押
さえたときに、金属フィルム500とTABIC11の
端子13とのショートを防ぐためである。また、第二の
樹脂フィルム202を設けることで、金属フィルム50
0の表面が覆われることになり、大気中での酸化の進行
を有効に抑えることができる。
【0080】上記第10の実施形態におけるLCD用プ
ローブ装置100においても、上記第1から第8までの
実施の形態と同様の効果を発揮するとともに、さらに、
上記ショート防止と酸化防止の効果をも発揮する。
【0081】次に、図24および図25を参照して、第
11の実施形態について説明する。前述した実施形態で
は、使用中は強弾性フィルム400がコンタクトピン3
aに押圧接触しており、繰り返しの使用により強弾性フ
ィルム400とコンタクトピン3aの摩擦が繰り返さ
れ、これによる歪みが蓄積されると、コンタクトピン3
aが左右に曲がり、接触点がずれることがあった。
【0082】そこで第11の実施形態では、図26に示
すように、前記樹脂フィルム2を従来よりも幅広なフィ
ルム2eとするとともに、コンタクトピン3aの金属フ
ィルム500からの突出長さをX1、幅広樹脂フィルム
2eの金属フィルム500からの突出長さをX2とする
と、X1>X2とする構成を用いている。そして、図2
7に示すように、前記強弾性フィルム400を幅広樹脂
フィルム2eと同等もしくは2eよりも短く突出するよ
うに重ねて使用すると、強弾性フィルム400は、柔ら
かい幅広樹脂フィルム2eに接触し、コンタクトピン3
aとは直接接触しないため、コンタクトピン3aが左右
に曲がることが防止できる。
【0083】上記第11の実施形態におけるLCD用プ
ローブ装置100においても、コンタクトピン3aが左
右に曲がることを防止できる効果と上述した位置合わせ
の容易性との相乗効果により、さらに精度良くコンタク
トピン3aを、LCD90用の端子とのコンタクトが良
好になる。
【0084】次に、図28及び図29を参照して、第1
2の実施の形態について説明する。この実施の形態にお
いては、金属フィルム500の上に第二の樹脂フィルム
202を張り付け、その場合、コンタクトピン3aの金
属フィルム500からの突出長さをX1、幅広樹脂フィ
ルム2eの金属フィルム500からの突出長さをX2と
すると、X1>X2の関係になるように構成する。そし
て、図25に示すように、第二の樹脂フィルム202の
上に設ける強弾性フィルム400は、幅広樹脂フィルム
と2eと同等もしくは2eよりも短く突出するように重
ねるようにする。
【0085】上記第12の実施形態におけるLCD用プ
ローブ装置100においても、金属フィルム500とT
ABIC11の端子13とのショートを防ぐことができ
る。さらに、第二の樹脂フィルム202を設けること
で、金属フィルム500の表面が覆われることになり、
大気中での酸化の進行を有効に抑えることができる。
【0086】
【発明の効果】以上のように、本発明のコンタクトプロ
ーブおよびプローブカード、プローブ装置においては、
コンタクトプローブのパターン配線とTABICの端子
との接合が容易かつ確実に可能となる。すなわち、請求
項1記載のコンタクトプローブにおいては、コンタクト
プローブの窓部に補強部が形成されているため、コンタ
クトプローブのパターン配線とTABICの端子との接
続時に、パターン配線がずれたりすることなく、容易か
つ確実に接続が可能となる。
【0087】請求項2記載のコンタクトプローブにおい
ては、コンタクトプローブに形成された窓部が、コンタ
クトピンが突出する側と反対側の先端部までパターン配
線が露出するようにして形成されているため、TABI
Cの端子をパターン配線と接続しやすい構造になってい
る上に、補強部により補強されているため、パターン配
線とTABICの端子との接続がより一層容易かつ確実
となる。請求項3記載のコンタクトプローブにおいて
は、補強部がパターン配線の裏面側に設けられているた
め、表面側からTABICの端子を接続した場合に、邪
魔にならず、容易かつ確実に接続が可能になる。
【0088】請求項4記載のコンタクトプローブにおい
ては、補強部が少なくとも窓部全域を裏面側から覆うよ
うに、かつ、フィルム及びパターン配線を裏面から固定
するように設けられているので、補強が確実になり、か
つTABICの端子を接続する作業が容易になる。請求
項5記載のコンタクトプローブにおいては、補強部は、
窓部内においてパターン配線間に挿入される挿入部を備
えているため、TABICの端部をパターン配線と接続
する際に、パターン配線が動いてしまうようなことがな
く、確実に接続できる。
【0089】請求項6記載のコンタクトプローブにおい
ては、補強部が窓部においてパターン配線間に接着剤を
充填して固定した構造とされるため、容易に補強部を設
けることができる。請求項7記載のコンタクトプローブ
においては、補強部は絶縁体を接着剤により接着して固
定することにより形成されているため、接着剤のみで形
成されている場合と比較して、より強固に窓部を補強す
ることが可能となる。
【0090】請求項8記載のコンタクトプローブにおい
ては、さらに絶縁体の上に金属層が形成されているた
め、さらに補強部が強固になる。請求項9記載のコンタ
クトプローブにおいては、補強部を構成する絶縁体がポ
リイミドにより形成されており、コンタクトプローブの
フィルムと同じ材料で形成されているため、例えば熱膨
張係数等の特性が同等であり、外部環境の変化に強く、
さらに製造プロセス上の整合性も良いため、製造コスト
の低減にもなる。
【0091】請求項10記載のコンタクトプローブを用
いたプローブカードにおいては、補強部により補強され
た窓部においてTABICの端子とパターン配線とが接
続されているため、この接続が容易かつ確実にできる。
請求項11記載のコンタクトプローブを用いたプローブ
カードにおいては、パターン配線とTABICの端子と
の間に、異方性導電テープが挟まれて圧着されているた
め、パターン配線とTABICの端子との位置合わせの
余裕度が大きくなり、かつ、同テープにより窓部がより
補強される。
【0092】請求項12記載のコンタクトプローブによ
れば、前記フィルムが、例えば水分を吸収して伸張し易
い樹脂フィルム等であっても、該フィルムには、金属フ
ィルムが直接張り付けられているため、該金属フィルム
が前記フィルムの伸びを抑えることができる。したがっ
て、このようなコンタクトプローブにおいては、フィル
ムの伸びによって測定対象のパッドとのコンタクト位置
がずれることがなく、ピン位置の認識を誤ることが防止
される。さらに、該金属フィルムは、グランドとして用
いることができ、それにより、コンタクトプローブの先
端近くまでインピーダンスマッチングをとる設計が可能
となり、高周波域でのテストを行う場合にも反射雑音に
よる悪影響を防ぐことができる。
【0093】請求項13記載のコンタクトプローブによ
れば、前記金属フィルムに第二のフィルムが直接張り付
けられているため、メカニカルパーツによるコンタクト
プローブの組み込み時の締付けに対して緩衝材となると
いう作用効果を得ることができる。したがって、組み込
み時に配線パターンに与えるダメージを軽減することが
できるという作用効果を得ることができる。また、LC
D用のものにあっては、金属フィルムとTABICの端
子とのショートを防止することができる。
【0094】請求項14記載のプローブ装置によれば、
前記強弾性フィルムが設けられ、該強弾性フィルムがコ
ンタクトピンの先端を上方から押さえるため、ピン先端
が上方に湾曲したものが存在しても、測定対象物に確実
に接触させることができ、各ピンに均一な接触圧が得ら
れるところから接触不良による測定ミスをなくすことが
できる。したがって、このようなプローブ装置において
は、コンタクトピンの位置を正確に認識でき、全ピンの
うち数本に上方に湾曲したものが含まれていたとしても
測定対象物に接触する時のピン位置は、強弾性フィルム
により矯正され、全ピン位置が整列されるため、結局の
ところ、全ピン位置を正確に認識することが可能とな
る。
【0095】請求項15記載のプローブ装置によれば、
前記フィルムが前記強弾性フィルムよりも先端側に長く
形成されて該強弾性フィルムがコンタクトピンを押圧す
るときに緩衝材となるため、繰り返し使用しても、強弾
性フィルムとの摩擦によりコンタクトピンが歪んで湾曲
すること等がなく、測定対象物に対して安定した接触を
保つことができる。したがって、このようなプローブ装
置においては、ピン位置を正確に認識でき、その場合に
前記フィルムによりピンの歪み等が抑えられているた
め、全ピンの位置をさらに正確に把握することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るコンタクトプローブの第1の実
施形態におけるコンタクトプローブを示す側断面図であ
る。
【図2】 本発明に係るコンタクトプローブの第1の実
施形態におけるコンタクトプローブを製造する工程を示
す工程図(1)である。
【図3】 本発明に係るコンタクトプローブの第1の実
施形態におけるコンタクトプローブを製造する工程を示
す工程図(2)である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態として示したコン
タクトプローブの斜視図である。
【図5】 本発明の第1の実施形態として示したコンタ
クトプローブのA−A線視斜視図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態を示すコンタクト
プローブ挟持体を示す分解斜視図である。
【図7】 本発明に第1の実施の形態を示すプローブ装
置の斜視図である。
【図8】 本発明の第1の実施の形態におけるコンタク
トプローブ挟持体を示す斜視図である。
【図9】 図7のB−B線視断面図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態として示したコ
ンタクトプローブの側面図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態として示したコ
ンタクトプローブの正面図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態におけるコンタ
クトプローブの補強方法を示す工程図である。
【図13】 本発明の第4の実施の形態として示したコ
ンタクトプローブの側断面である。
【図14】 本発明の第5の実施の形態に関してコンタ
クトプローブの側断面図である。
【図15】 本発明の第6の実施の形態として示したプ
ローブカードの側断面図である。
【図16】 本発明の第6の実施の形態におけるプロー
ブ装置のコンタクトプローブとTABICの接合手順を
示す正面図である。
【図17】 本発明の第6の実施の形態におけるプロー
ブ装置のコンタクトプローブとTABICの接合手順を
示す正面図である。
【図18】 本発明に係るコンタクトプローブの第7の
実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図であ
る。
【図19】 本発明に係るコンタクトプローブの第7の
実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図であ
る。
【図20】 本発明に係るコンタクトプローブの第7の
実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図であ
る。
【図21】 本発明に係るコンタクトプローブの第8の
実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図であ
る。
【図22】 本発明に係るコンタクトプローブの第8の
実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図であ
る。
【図23】 本発明に係るコンタクトプローブの第9の
実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図であ
る。
【図24】 本発明に係るコンタクトプローブの第10
の実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図で
ある。
【図25】 本発明に係るコンタクトプローブの第10
の実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図で
ある。
【図26】 本発明に係るコンタクトプローブの第11
の実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図で
ある。
【図27】 本発明に係るコンタクトプローブの第11
の実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図で
ある。
【図28】 本発明に係るコンタクトプローブの第12
の実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図で
ある。
【図29】 本発明に係るコンタクトプローブの第12
の実施形態におけるコンタクトプローブを示す側面図で
ある。
【図30】 従来のLCD用コンタクトプローブを示す
側面図である。
【図31】 従来のLCD用コンタクトプローブとTA
BICとを接続した様子を示す平面図である。
【符号の説明】
1 コンタクトプローブ 2 フィルム(ポリイミド樹脂フィルム) 2b 端部 2e 幅広フィルム 3 パターン配線 3a コンタクトピン 5 窓部 11 TABIC 13 端子 15 補強部 17 第2のポリイミド樹脂フィルム 18 接着剤 65 挿入部 100 プローブ装置 110 コンタクトプローブ挟持体 201 プローブカード 202 第二のフィルム 221 異方性導電テープ 221a 導電粒子 400 強弾性フィルム 500 金属フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立川 宣芳 兵庫県三田市テクノパーク十二番の六 三 菱マテリアル株式会社三田工場内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の第1のパターン配線がフィルムの
    裏面上に形成され、該フィルムの一方の先端部から、こ
    れらのパターン配線の各先端が突出状態に配されてコン
    タクトピンとされ、 前記フィルムの一部を開口させて、前記パターン配線を
    露出させた窓部が形成されてなり、 該窓部において、前記第1のパターン配線とTABIC
    の端子とを接合させるようにしたコンタクトプローブに
    おいて、 前記窓部には前記パターン配線を補強するための補強部
    が備えられていることを特徴とするコンタクトプロー
    ブ。
  2. 【請求項2】 複数のパターン配線がフィルムの裏面上
    に形成され、該フィルムの一方の先端部から、これらの
    パターン配線の各先端が突出状態に配されてコンタクト
    ピンとされ、 該フィルムの一部を開口させて、前記パターン配線を他
    方の先端部まで露出させた窓部が形成され、 該窓部において、前記パターン配線とTABICの端子
    とを接合させるようにしたコンタクトプローブにおい
    て、 前記窓部には前記パターン配線を補強するための補強部
    が備えられていることを特徴とするコンタクトプロー
    ブ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のコンタクトプロ
    ーブにおいて、 前記補強部は、前記パターン配線の裏面側に固定されて
    設けられていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記補強部は、少なくとも前記窓部の全域を、前記裏面
    側から塞ぐようにして前記フィルム及び前記パターン配
    線を裏面から固定するように設けられていることを特徴
    とするコンタクトプローブ。
  5. 【請求項5】 請求項1から4までのいずれかに記載の
    コンタクトプローブにおいて、 前記補強部は、前記窓部内において前記パターン配線間
    に挿入される挿入部を備えてなることを特徴とするコン
    タクトプローブ。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載のコンタクトプ
    ローブにおいて、 前記補強部は、前記窓部において前記パターン配線間に
    接着材を充填して固定したことにより形成されてなるこ
    とを特徴とするコンタクトプローブ。
  7. 【請求項7】 請求項1から5までのいずれかに記載の
    コンタクトプローブにおいて、 前記補強部は、絶縁体を接着材により接着して形成され
    ていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のコンタクトプローブにお
    いて、 前記絶縁体の裏面には、金属層が形成されていることを
    特徴とするコンタクトプローブ。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のコンタクトプ
    ローブにおいて、 前記絶縁体がポリイミドにより形成されていることを特
    徴とするコンタクトプローブ。
  10. 【請求項10】 請求項1から9までのいずれかに記載
    されたコンタクトプローブを用いたプローブカードであ
    って、 前記コンタクトプローブの前記窓部において露出された
    前記パターン配線と、TABICの端子とを合わせるよ
    うにして接続されてなることを特徴とするプローブカー
    ド。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載されたコンタクトプ
    ローブを用いたプローブカードであって、 前記コンタクトプローブの前記窓部において露出された
    前記パターン配線と、 TABICの端子とを合わせるようにして、 前記パターン配線と前記端子との間に異方性導電テープ
    を挟んで圧着して接続されていることを特徴とするプロ
    ーブカード。
  12. 【請求項12】 請求項1から11までに記載されたコ
    ンタクトプローブ又はこれを用いたプローブカードであ
    って、 前記フィルムの表面側には、金属フィルムが直接張り付
    けられていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載されたコンタクトプ
    ローブにおいて、 前記金属フィルム上には、第2のフィルムが直接貼り付
    けられていることを特徴とするコンタクトプローブ。
  14. 【請求項14】 請求項1から13までのいずれかに記
    載されたコンタクトプローブを前記パターン配線の各基
    端に接続される端子を有する回路に接続してなるプロー
    ブ装置であって、 このプローブ装置は、前記フィルム上に配されて該フィ
    ルムから前記コンタクトピンよりも短く突出する強弾性
    フィルムと、 この強弾性フィルムと前記コンタクトプローブとを挟持
    するコンタクトプローブ挟持体を備えていることを特徴
    とするプローブ装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載のプローブ装置におい
    て、 前記フィルムは、前記強弾性フィルムが前記コンタクト
    ピンを押圧するときに緩衝材となるように前記強弾性フ
    ィルムと同等もしくはこれよりも先端側に長く形成され
    ていることを特徴とするプローブ装置。
JP34912096A 1996-12-26 1996-12-26 コンタクトプローブ及びそれを用いたプローブカード及びプローブ装置 Withdrawn JPH10185952A (ja)

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