JPH10185254A - 換気装置の風量調節方法及びその風量調節装置 - Google Patents
換気装置の風量調節方法及びその風量調節装置Info
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- JPH10185254A JPH10185254A JP34949696A JP34949696A JPH10185254A JP H10185254 A JPH10185254 A JP H10185254A JP 34949696 A JP34949696 A JP 34949696A JP 34949696 A JP34949696 A JP 34949696A JP H10185254 A JPH10185254 A JP H10185254A
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Abstract
ドファン等の換気装置を部屋全体の常時換気にも使用す
ることができる風量(従来の「弱」運転の風量よりも小
風量「微弱」運転)に調節することができる方法及び調
節装置を提供することにある。 【解決手段】 一定のサイクルタイムの中にファンを駆
動するモータへの通電時間を所定時間設定し、サイクル
タイム内における通電OFFの時間はモータとファンの
慣性による惰性回転時間内とし、それによりファンは完
全停止することなく連続回転するようにした。
Description
る局所排気用の換気扇、或いは給気用の送風機等の換気
装置を部屋全体の常時換気に使用するために小風量の連
続運転を実現する風量調節方法及びその風量調節装置に
関する。
につれ部屋の自然通気度は極端に減少し、生活に必要な
新鮮空気の取り込みや、汚染空気の排出は家屋に設置し
た送風機等の換気装置に頼らざるを得ないのが実情であ
る。その為に、送風機等の換気装置は、一般住宅ではい
ろいろな種類のものが使用されている。例えば、厨房
(台所)では大量の煙、蒸気、燃焼廃ガス、熱が発生す
る為、300〜500m3 /hの能力を有した換気扇
(又はレンジフードファン)が使用されている。一方、
居間用としては、その中に生活する人の健康維持に必要
な換気量があれば十分で、通常100m3 /h未満(隙
間換気も期待できるので、一人当たり30m3 /hもあ
れば十分)である。その他にも、トイレ・浴室・洗面所
等のサニタリーゾーン用の換気扇等もある。
れた時だけ大風量で急速に排気する時間限定排気の他
に、24時間常時低風量で微小換気をすることで新鮮な
外気を給気(導入)したり、湿気や汚れた空気の排出を
し、室内空気を衛生上良好に保つ為に微小風量が必要に
なってきた。更に、寝室等では人体に風の流れを感じさ
せない換気が要求される。一方、極端に汚れた空気の場
合は、短時間大風量換気も必要となる。しているのが
を行おうとした場合、夫々に適応した換気装置を選択し
て設置すれば問題ないが、昨今の住宅などでは台所と居
間が一つの空間(一つの部屋)になっており、その台所
に設置される局所排気用のレンジフードを居間の換気
(常時運転)に使用することが望まれている。そこで、
従来はモータの巻線で速度調節のタップを設ける方式が
一般的に採用されている。
ンジフードは通常「強」、「中」、「弱」等の運転切り
替えが出来、その駆動用モータとしてはコンデンサ誘導
電動機が使用されている。そして、「強」〜「弱」の切
り替えはモータに巻込まれた「強」、「中」、「弱」の
巻線(コイル)の切り替えによって行われる。ところ
で、「強」で500〜600m3 /hのレンジフードの
モータを「弱」運転するためには「弱」用の巻線を巻込
む必要があるが、モータの鉄心(コア)のサイズから限
度がある。又、モータの出力を弱くしていくと、起動に
問題が出てくる。これは、通常の100Vモータで説明
すると、「強」の巻線では20〜30Vの電圧を掛けた
だけでも起動(回転)するが、「弱」の場合は80V位
の電圧を掛けないと起動(回転)しない。従って、
「強」で500〜600m3 /hの能力を有するレンジ
フードのモータの「弱」は限度があり、通常150m3
/h以下に設定することは大変困難である。
節タップを設ける方式が一般的であるが、安価なインダ
クションモータの場合、鉄心スロット面積の制約や巻込
み銅線の径の制約等で低速モータを作ることが困難であ
る。仮に作ることができたとしてもモータの起動トルク
が小さくなり、ファンの起動ができないので結果として
小風量化には自ずと限度がある。これまでにもこの解決
の為、インバータ組み込み式、直流モータ方式等幾多も
の案が提案されているが高価であったり、騒音等の技術
課題等があり、なかなか普及するまでには至っていな
い。
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
局所排気用又は給気用の換気扇やレンジフードファン等
の換気装置を部屋全体の常時換気にも使用することがで
きる風量(従来の「弱」運転の風量よりも小風量「微
弱」運転)に調節することができる方法及び調節装置を
提供することにある。
明の換気装置の風量調節方法は、一定のサイクルタイム
の中にファンを駆動するモータへの通電時間を所定時間
設定し、通電していない時間はモータとファンの慣性回
転で回転させ、ファンは完全停止することなく連続回転
するようにしたことを特徴とする。即ち、通電時間の設
定はサイクルタイムの時間より短い時間とする。上記の
サイクルタイムの設定は、目的とする1時間当たりの風
量を連続運転で得ることができる通電から次の通電まで
時間で、その時間は例えば30秒〜60秒位(後述の実
施の形態では35秒)が好ましく、そのサイクルタイム
の中に通電時間を例えば「20秒」、「25秒」、「3
0秒」などとして設定する。上記の通電時間は可変調節
可能とし、小風量「微弱」運転を更に調節・加減可能と
してもよい。本発明が求める小風量「微弱」運転とは、
従来の速度調節の「弱」(200m 3 /h前後)よりも
小風量、例えば150m3 /h以下を言うものである。
置は、厨房等に設置される局所排気用の換気扇等の換気
装置におけるファン駆動用モータへの電力供給線に、機
械的ON/ OFF接点を持ったメカスイッチと直列に電流の
通電率を制御する風量調節ユニットを接続した構成を特
徴とする。上記メカスイッチは、ON/ OFF接点の他に任
意に選択可能なメカスイッチ接点、所謂速度調節用口出
し線と対応し任意に選択可能なメカスイッチ接点を有
し、風量調節ユニットと並列に配線接続してもよい。
しては、電源交流波形の断続をICタイマーで任意に設
定したタイミングで電子スイッチ(トライアック)、又
はリレーをON/ OFFするものが挙げられる。又、上記の
電源交流波形の断続をICタイマーで任意に設定する方
式、即ち一定のサイクルタイム当たりの通電時間を変更
する手段としては、ICタイマー外付けのCR回路を複
数個併設し選択可能とするものが挙げられる。尚、本発
明でいう一定のサイクルタイムとは、例えば35秒
り起動し、ファンも回転を開始し、一定時間が経過する
とモータへの通電が断たれる。しかしながら、ファンと
モータのロータの慣性による惰性で回転している時間が
あるので、通電OFFの時間をこの惰性回転時間内とす
れば、大きな起動電流も流れず、起動の衝撃音や振動等
発生せずに、ファンは完全停止することなく連続回転を
行い、小風量を発生する。
及び装置の実施の形態の一例を、厨房等に局所排気用と
して設置される速度(「強」、「中」、「弱」)調節可
能なレンジフードファンについて図面に基づき説明す
る。図1は速度調節可能なメカスイッチ接点を有した電
源配線回路図を示し、図中、1はファンを駆動するモー
タで、このモータ1には速度調節(「強」、「中」、
「弱」)用のタップ1a ,1b ,1c が設けられ、それ
ら速度調節用タップ1a ,1b にメカスイッチ2の
「強」,「中」の各接点2a ,2b が接続されると共
に、「弱」タップ1c と「弱」接点2c との間に電流の
通電率を制御する風量調節ユニットAが直列に接続され
ている。又、前記メカスイッチ2にはレンジフードファ
ンに装備された照明用ランプ4を点灯・消灯するスイッ
チも併設されている。
路図ように構成し、電源交流波形の断続はICタイマー
5によって任意に設定したタイミングで行われ、電子ス
イッチ(TRC1 )6がON/OFFされるように構成
されている。そして、上記電子スイッチ6のON/OF
Fのタイミングはロータリースイッチ7によって複数段
選択し得るよう構成されている。図示の例は、3段階に
切り替えることができるようの構成され、通常の局所排
気時の「弱」運転時にはこの風量調節ユニットは略10
0%近い通電率状態となるようし、更に微弱風量を設定
する時にはロータリースイッチ7で微弱度を複数段(図
示の場合は2段階)選択し得るように構成してある。
波形の断続のサイクルタイム及びON/OFFの時間比
は下記の式によっておおよそを計算することができる。 (a)サイクルタイム
6による構成に限らず、図3に示すリレー8によって行
ってもよい。
リースイッチ7で選択されるICタイマー5のタイムチ
ャートの一例を示し、サイクルタイムは35秒でロータ
リスイッチ(切換スイッチ)7の「」は通電時間が
「22秒間」、「」は通電時間が「26秒間」、
「」は通電時間が「32秒間」で、通電時間が長けれ
ば単位時間当たりの風量が多く、逆に通電時間が短けれ
ば単位時間当たりの風量は少なくなる。従って、図4の
タイムチャートにおいては「」が最大の風量で、局所
排気時の「弱」運転に相当し、風量調節ユニットAは略
100%近い通電率状態となる。「弱」よりも風量の少
ない「微弱」風量を設定する時には上記ロータリースイ
ッチ7の「」または「」を選択する。
タイマーで設定したタイミングで図2に示した電子スイ
ッチ6、又は図3に示したリレー8を駆動しているの
で、モータ1への電力供給がON/OFFされる。それ
により、モータ1へ通電されると該モータは起動し、モ
ータの回転軸に取り付けられたファンも回転する。そし
て、上記タイムチャートに示す時間比で通電が断たれる
が、通電が断たれてもファンとモータのロータの慣性に
よる惰性で徐々に減衰しながら回転を続け、その回転中
に次ぎのサイクルタイムの通電が行われ、ファンは完全
に停止することなく連続回転を維持し、微弱風量が得ら
れる。即ち、上記の通電が断たれた後の惰性回転を続け
る時間内にOFF時間が終了するように設定すること
で、大きな起動電流も流れず、起動の衝撃音や振動等を
発生させずに風量を微量にすることができるものであ
る。従って、事前に部屋の大きさや、使用目的に合わせ
てロータリースイッチ7を任意に選択設定しておけば、
メカスイッチ2の「弱」ボタンを押すだけで24時間換
気に適した風量(微弱風量)を設定することができる。
尚、図示したロータリースイッチ7に設定した微弱度は
2段階であるが、この微弱度の切り換え段数は更に多段
に設定してもよいものである。又、サイクルタイム及び
通電比も図4のタイムチャートに限定されるものではな
く、任意に設定し得るものである。更に、メカスイッチ
の替わりに電子スイッチとしてもよいものである。
項1に記載した構成により、通電の度毎に大きな起動電
流も流れず、起動の衝撃音や振動等を発生させずに風量
を微風にすることができる。又、請求項2に記載の構成
とした場合は上記微弱風量を複数段設定することがで
き、使用目的にあった幅広い調整が可能となる。そし
て、上記調節方法を実行する調節装置は請求項3に記載
の構成により、従来のメカスイッチによる安価な速度調
節と、微妙なコントロールが得意な周波数カットによる
通電率制御の利点を組み合わせた安価な調節システムを
提供することができる。更に、請求項4〜7の構成によ
り「微弱」風量を多段階に設定することができる。
ドファンの電源配線図である。
行う風量調節ユニットの回路図、(b)は風量調節を行
うロータリースイッチを示す。
量調節ユニットの回路図、(b)は風量調節を行うロー
タリースイッチを示す。
ルタイムにおける通電時間を示すタイムチャートであ
る。
モータ 2…速度調節のメカスイッチ 5…ICタイマー 6…電子スイッチ 7…ロータリースイッ
チ 8…リレー
Claims (7)
- 【請求項1】 厨房等に設置される局所排気用の換気扇
等の換気装置を部屋全体の常時換気に使用するために小
風量の連続運転を実現する風量調節方法であって、一定
のサイクルタイムの中にファンを駆動するモータへの通
電時間を所定時間設定し、サイクルタイム内における通
電OFFの時間はモータとファンの慣性による惰性回転
時間内とし、それによりファンは完全停止することなく
連続回転するようにしたことを特徴とする換気装置の風
量調節方法。 - 【請求項2】 上記の通電時間を可変調節可能とし、小
風量を調節・加減可能とした請求項1記載の換気装置の
風量調節装置。 - 【請求項3】 厨房等に設置される局所排気用の換気扇
等の換気装置におけるファン駆動用モータへの電力供給
線に、機械的ON/ OFF接点を持ったメカスイッチと直列
に電流の通電率を制御する風量調節ユニットを接続した
ことを特徴とする換気装置の風量調節装置。 - 【請求項4】 上記メカスイッチは、ON/ OFF接点の他
に任意に選択可能なメカスイッチ接点を有し、風量調節
ユニットと並列に配線接続されていることを特徴とする
請求項3記載の換気装置の風量調節装置。 - 【請求項5】 上記通電率を制御する風量調節ユニット
は、電源交流波形の断続を、ICタイマーで任意に設定
したタイミングで電子スイッチをON/ OFFするものであ
る請求項3又は4に記載の換気装置の風量調節装置。 - 【請求項6】 上記通電率を制御する風量調節ユニット
は、電源交流波形の断続を、ICタイマーで任意に設定
したタイミングでリレーをON/ OFFするものである請求
項3又は4に記載の換気装置の風量調節装置。 - 【請求項7】 上記の電源交流波形の断続をICタイマ
ーで任意に設定する方式が、ICタイマー外付けのCR
回路を複数個併設し選択可能としたものである請求項5
又は6に記載の換気装置の風量調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34949696A JPH10185254A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 換気装置の風量調節方法及びその風量調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34949696A JPH10185254A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 換気装置の風量調節方法及びその風量調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10185254A true JPH10185254A (ja) | 1998-07-14 |
Family
ID=18404145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34949696A Pending JPH10185254A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 換気装置の風量調節方法及びその風量調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10185254A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008298357A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード及びスイッチ装置 |
JP2014145485A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-14 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード |
JP2017122575A (ja) * | 2017-04-12 | 2017-07-13 | 富士工業株式会社 | レンジフード |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP34949696A patent/JPH10185254A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008298357A (ja) * | 2007-05-31 | 2008-12-11 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード及びスイッチ装置 |
JP2014145485A (ja) * | 2013-01-25 | 2014-08-14 | Fuji Industrial Co Ltd | レンジフード |
JP2017122575A (ja) * | 2017-04-12 | 2017-07-13 | 富士工業株式会社 | レンジフード |
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A521 | Written amendment |
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