JP2004116933A - 浴室のマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】副産物の発生がなく装置も大掛かりでなく、高いマイナスイオンを安定的に発生し維持可能な簡易な浴室におけるマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置を得ること。
【解決手段】浴室の使用時にあって、マイナスイオン発生体を含む水性塗料を塗布した羽根をもったファン本体部を正転し浴室内の空気を室外に排出し、浴室内の湿度が上限目標の60±5%に達したときファン本体部の回転を低速の逆転に切替え室外空気を該浴室内に取入れた後、浴室内湿度が下限目標の30±5%に達したときファン本体部の回転を停止し、浴室内湿度が下限目標より低下したときファン本体部の逆転を開始して室外空気の取り入れを行い、浴室内の湿度を下限及び上限目標間に保持せしめる浴室のマイナスイオン活性方法及び換気装置。
【選択図】 図2
【解決手段】浴室の使用時にあって、マイナスイオン発生体を含む水性塗料を塗布した羽根をもったファン本体部を正転し浴室内の空気を室外に排出し、浴室内の湿度が上限目標の60±5%に達したときファン本体部の回転を低速の逆転に切替え室外空気を該浴室内に取入れた後、浴室内湿度が下限目標の30±5%に達したときファン本体部の回転を停止し、浴室内湿度が下限目標より低下したときファン本体部の逆転を開始して室外空気の取り入れを行い、浴室内の湿度を下限及び上限目標間に保持せしめる浴室のマイナスイオン活性方法及び換気装置。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室におけるマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
健康増進、維持のため各種の人工的なマイナスイオン発生方法及びこれを利用した装置が作られている。それらの発生方法は、放射能によるもの、コロナ放電によるもの、レナード効果(滝効果)によるもの等がある。又稀土類元素と自発分極している極性材料例えばガーネトとを混合して形成されたイオン発生体がある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−131529号公報([0011]乃至[0020]の記載)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術において、放射能によるものは放射能による悪影響があり、コロナ放電は装置が大掛かりとなり高圧放電の副産物としてオゾン、NOxの発生があり、レナード効果は簡易に得ることが困難等の課題がある。特許文献1に記載のイオン発生体は、他の方法に比し副産物の発生がなく装置も大掛かりでなくて済むが、高いマイナスイオン数をいかに継続して安定して維持するかという課題が残されている。
本発明は、副産物の発生がなく装置も大掛かりでなく、高いマイナスイオンを安定的に発生し維持可能な簡易な浴室におけるマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1の発明にあっては、浴室の使用時にあって、マイナスイオン発生体を含む水性塗料を塗布した羽根をもったファン本体部を正転し浴室内の空気を室外に排出し、前記浴室内の湿度が上限目標の60±5%に達したとき前記ファン本体部の回転を低速の逆転に切替え室外空気を該浴室内に取入れた後、前記浴室内湿度が下限目標の30%に達したとき前記ファン本体部の回転を停止し、前記浴室内の湿度を前記下限及び上限目標間に保持せしめる浴室のマイナスイオン活性方法により解決した。
請求項2の発明にあっては、マイナスイオン発生体として珪藻土、希土類元素材料及びガーネットの混合粉体を用いた請求項1に記載の浴室のマイナスイオン活性方法とするのが好ましい。
請求項3の発明にあっては、ファン本体部の逆転回転数を正転回転数の1/10近傍とした請求項1又は2に記載の浴室のマイナスイオン活性方法とするのが好ましい。
請求項4の発明にあっては、支持枠体に組込まれた軸芯回りに正転及び逆転可能な羽根をもったファン本体部と該ファン本体部の回転を制御する制御部と、浴室内の空気湿度を検知する湿度センサーとを備え、前記羽根にはマイナスイオン発生体を含む水性塗料が塗布され、前記湿度センサーは前記湿度の上限目標を感知する切替え用センサーと下限目標を感知するオンオフ用センサーとよりなり、前記制御部は前記切替え用センサーからの信号による前記ファン本体部の正転及び逆転の切替えと前記オンオフ用センサーからの信号による前記ファン本体部の逆転の停止の制御回路とよりなる浴室のマイナスイオン活性方法に用いる換気装置により解決した。
請求項5の発明にあっては、マイナスイオン発生体として珪藻土、希土類元素材料及びガーネットの混合粉体を用いた請求項4に記載の換気装置とするのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一例の換気装置を装着した浴室内部の概略説明図である。
図2は、本発明の換気装置に用いるファン本体部の一例の概略斜視図である。図3は、本発明の換気装置に用いるファン本体部の作動を制御するための湿度センサー及び制御部の概略電気回路図である
図1乃至3において、本発明の一例の換気装置1は、支持枠体5に組込まれたファン本体部2と制御部4と、ファン本体部2より離れたやや下方の中間位置におかれた湿度センサー3とを含んでいる。支持枠体5は浴室Aの上方隅部に固着され、ファン本体部2は空気口が外気と連通可能な位置に装着され、湿度センサー3はファン本体部2より離れたやや下方の中間位置におかれ後述する浴室A内の変化する湿度を感知可能なように2種のものよりなっている。浴室Aの下方位置には、浴槽6が設置されている。
図2において、本発明の換気装置1に用いる一例のファン本体部2は、軸芯21回りを囲繞する円筒状の側板22に前向きの多数の羽根23が僅かに間隔をおいて円筒状に配列されている低騒音のシロッコファンである。ファン本体部2は、軸芯21に連結されたモータMを含む制御部4により駆動制御され、浴室A内の空気を室外に排出するZ方向の正転と、室外の空気を室内に取入れるZと逆方向の回転と、回転停止と回転開始とにそれぞれ制御が可能とされている。ファン本体部2の構成は本例のシロッコファンに限定されず、正転と逆転、回転停止と回転開始が可能な他形式の羽根を有するファンであってもよい。
そしてファン本体部2の羽根23の表裏の少なくともいずれか一方又は両面に、マイナスイオン発生体として珪藻土、希土類元素材料及びガーネットの混合粉体を含む水性塗料が塗布されている。ここで希土類元素材料としては、特許文献1に記載のような混合希土例えばバネトネザイト、ゼノタイム、モズナ石、モズナ石混合体等の天然鉱石、又はこれらの混合物が用いられる。このマイナスイオン発生体を塗布された羽根23部分を空気が通過することによって、放射能発生がなく高圧印加によることなくマイナスイオンが発生可能である。
【0007】
図1、3において、湿度センサー3及び制御部4を説明する。
湿度センサー3は抵抗変化型又は容量変化型の汎用のものが用いられ、切替え用センサー31とオンオフ用センサー32とからなっている。制御部4は、主制御回路41と回転制御回路42とモータMとからなっている。
切替え用センサー31は、後述する通り浴室A内における上限目標から下がった湿度変化を検知し、主制御回路41にインプットしモータMの回転を正転から逆転への切替信号を回転制御回路42に発し、モータMの回転を正転から逆転へ切替え浴室A内の空気を室外への排出から外気の取り入れへと切替わる。この逆転時におけるファン本体部2の回転数は、正転時に比して低速とするのがマイナスイオンの活性を継続的に維持できて好ましい。
オンオフ用センサー32は外気及びマイナスイオンの取り入れにより低下する浴室A内の空気の湿度の下限目標を検知し、主制御回路41にインプットしモータMの回転停止信号を発し、モータMの回転を停止し浴室A内への外気の取り入れを停止する。
【0008】
次に、換気装置1を用いた本発明の一例の浴室におけるマイナスイオン活性方法を説明する。
入浴、洗濯等により浴槽6を使用したときに、浴室A内は湿度が100%近傍に達する。そこで、換気装置1に通電し、ファン本体部2を正転し、浴室A内の空気をX方向に室外に排出すると、湿度は次第に下降する。浴室A内の湿度が上限目標の60±5%に達したとき、切替え用センサー31からの信号によりモータMからファン本体部2を逆転に切替えて室外の空気及びマイナスイオンをY方向に室内に取入れる。浴室A内の湿度が低下し下限目標の30%に達したときオンオフ用センサー32からの信号によりモータMへの通電を切りファン本体部2の回転を停止する。ファン本体部2の回転数は、逆転時は正転時に比し大幅に下げ通常1/10程度するのが好ましい。
一般にマイナスイオン発生方法の際に、放出された電子が空気中の酸素分子、炭素分子に吸着されてマイナスイオンとなるが、実際には下記の式の如く空気中の水分子と結合して安定的に存在することが知られている。
酸素分子核イオン → O2 −+(H2O)n
ここでは、換気装置1の作動を制御し、浴室A内の湿度を上限目標の60±5%から下限目標の30±5%とし、この水分子を有効に活用することによって、浴室A内のマイナスイオンを継続的に空気中の水分子と結合し活性を維持可能としたものである。
【0009】
尚、この電気回路は図3に限定されず、例えば図4に示す如く、スピードコントロールパックに速度設定用可変抵抗器等を連結させて正転及び反転とその速度の設定を行う態様としても良い。
【0010】
【実施例】
珪藻土と希土類元素材料のモズナ石及びガーネットの混合粉体と水性塗料とを混ぜ、ファン本体部2の羽根23の表裏両面に塗布した換気装置1をユニット式の浴室Aに設置した。浴槽6の使用後ファン本体部2を回転数毎分3600で正転し、浴室A内の空気を室外に排出し60分後に湿度が上限目標の60±5%に達したとき、ファン本体部2を回転数毎分360で逆転に切替えて室外の空気を室内に取入れた。逆転60分後に浴室A内の湿度が下限目標の30%に達したときファン本体部2の回転を停止した。
このときの浴室A内の空気中のマイナスイオン数は2000〜2500個/cc[(2000〜2500個)×106 /m3 ]という高い値が継続して得られた。
【0011】
【発明の効果】
本発明の浴室におけるマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置によれば、浴室内において副産物の発生がなく装置も大掛かりでなく、高いマイナスイオンを安定的に発生し維持可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の換気装置を装着した浴室内部の概略説明図である。
【図2】本発明の換気装置に用いるファン本体部の一例の概略斜視図である。
【図3】本発明の換気装置に用いるファン本体部の作動を制御するための湿度センサー及び制御部の一例の概略電気回路図である。
【図4】本発明の換気装置に用いるファン本体部の作動を制御するためのもう一つの態様の概略電気回路図である。
【符号の説明】
1 換気装置
2 ファン本体部
21 軸芯
22 側板
23 羽根
3 湿度センサー
31 切替え用センサー
32 オンオフ用センサー
4 制御部
41 主制御回路
42 回転制御回路
5 支持枠体
6 浴槽
A 浴室
M モータ
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室におけるマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
健康増進、維持のため各種の人工的なマイナスイオン発生方法及びこれを利用した装置が作られている。それらの発生方法は、放射能によるもの、コロナ放電によるもの、レナード効果(滝効果)によるもの等がある。又稀土類元素と自発分極している極性材料例えばガーネトとを混合して形成されたイオン発生体がある(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−131529号公報([0011]乃至[0020]の記載)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の技術において、放射能によるものは放射能による悪影響があり、コロナ放電は装置が大掛かりとなり高圧放電の副産物としてオゾン、NOxの発生があり、レナード効果は簡易に得ることが困難等の課題がある。特許文献1に記載のイオン発生体は、他の方法に比し副産物の発生がなく装置も大掛かりでなくて済むが、高いマイナスイオン数をいかに継続して安定して維持するかという課題が残されている。
本発明は、副産物の発生がなく装置も大掛かりでなく、高いマイナスイオンを安定的に発生し維持可能な簡易な浴室におけるマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、請求項1の発明にあっては、浴室の使用時にあって、マイナスイオン発生体を含む水性塗料を塗布した羽根をもったファン本体部を正転し浴室内の空気を室外に排出し、前記浴室内の湿度が上限目標の60±5%に達したとき前記ファン本体部の回転を低速の逆転に切替え室外空気を該浴室内に取入れた後、前記浴室内湿度が下限目標の30%に達したとき前記ファン本体部の回転を停止し、前記浴室内の湿度を前記下限及び上限目標間に保持せしめる浴室のマイナスイオン活性方法により解決した。
請求項2の発明にあっては、マイナスイオン発生体として珪藻土、希土類元素材料及びガーネットの混合粉体を用いた請求項1に記載の浴室のマイナスイオン活性方法とするのが好ましい。
請求項3の発明にあっては、ファン本体部の逆転回転数を正転回転数の1/10近傍とした請求項1又は2に記載の浴室のマイナスイオン活性方法とするのが好ましい。
請求項4の発明にあっては、支持枠体に組込まれた軸芯回りに正転及び逆転可能な羽根をもったファン本体部と該ファン本体部の回転を制御する制御部と、浴室内の空気湿度を検知する湿度センサーとを備え、前記羽根にはマイナスイオン発生体を含む水性塗料が塗布され、前記湿度センサーは前記湿度の上限目標を感知する切替え用センサーと下限目標を感知するオンオフ用センサーとよりなり、前記制御部は前記切替え用センサーからの信号による前記ファン本体部の正転及び逆転の切替えと前記オンオフ用センサーからの信号による前記ファン本体部の逆転の停止の制御回路とよりなる浴室のマイナスイオン活性方法に用いる換気装置により解決した。
請求項5の発明にあっては、マイナスイオン発生体として珪藻土、希土類元素材料及びガーネットの混合粉体を用いた請求項4に記載の換気装置とするのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一例の換気装置を装着した浴室内部の概略説明図である。
図2は、本発明の換気装置に用いるファン本体部の一例の概略斜視図である。図3は、本発明の換気装置に用いるファン本体部の作動を制御するための湿度センサー及び制御部の概略電気回路図である
図1乃至3において、本発明の一例の換気装置1は、支持枠体5に組込まれたファン本体部2と制御部4と、ファン本体部2より離れたやや下方の中間位置におかれた湿度センサー3とを含んでいる。支持枠体5は浴室Aの上方隅部に固着され、ファン本体部2は空気口が外気と連通可能な位置に装着され、湿度センサー3はファン本体部2より離れたやや下方の中間位置におかれ後述する浴室A内の変化する湿度を感知可能なように2種のものよりなっている。浴室Aの下方位置には、浴槽6が設置されている。
図2において、本発明の換気装置1に用いる一例のファン本体部2は、軸芯21回りを囲繞する円筒状の側板22に前向きの多数の羽根23が僅かに間隔をおいて円筒状に配列されている低騒音のシロッコファンである。ファン本体部2は、軸芯21に連結されたモータMを含む制御部4により駆動制御され、浴室A内の空気を室外に排出するZ方向の正転と、室外の空気を室内に取入れるZと逆方向の回転と、回転停止と回転開始とにそれぞれ制御が可能とされている。ファン本体部2の構成は本例のシロッコファンに限定されず、正転と逆転、回転停止と回転開始が可能な他形式の羽根を有するファンであってもよい。
そしてファン本体部2の羽根23の表裏の少なくともいずれか一方又は両面に、マイナスイオン発生体として珪藻土、希土類元素材料及びガーネットの混合粉体を含む水性塗料が塗布されている。ここで希土類元素材料としては、特許文献1に記載のような混合希土例えばバネトネザイト、ゼノタイム、モズナ石、モズナ石混合体等の天然鉱石、又はこれらの混合物が用いられる。このマイナスイオン発生体を塗布された羽根23部分を空気が通過することによって、放射能発生がなく高圧印加によることなくマイナスイオンが発生可能である。
【0007】
図1、3において、湿度センサー3及び制御部4を説明する。
湿度センサー3は抵抗変化型又は容量変化型の汎用のものが用いられ、切替え用センサー31とオンオフ用センサー32とからなっている。制御部4は、主制御回路41と回転制御回路42とモータMとからなっている。
切替え用センサー31は、後述する通り浴室A内における上限目標から下がった湿度変化を検知し、主制御回路41にインプットしモータMの回転を正転から逆転への切替信号を回転制御回路42に発し、モータMの回転を正転から逆転へ切替え浴室A内の空気を室外への排出から外気の取り入れへと切替わる。この逆転時におけるファン本体部2の回転数は、正転時に比して低速とするのがマイナスイオンの活性を継続的に維持できて好ましい。
オンオフ用センサー32は外気及びマイナスイオンの取り入れにより低下する浴室A内の空気の湿度の下限目標を検知し、主制御回路41にインプットしモータMの回転停止信号を発し、モータMの回転を停止し浴室A内への外気の取り入れを停止する。
【0008】
次に、換気装置1を用いた本発明の一例の浴室におけるマイナスイオン活性方法を説明する。
入浴、洗濯等により浴槽6を使用したときに、浴室A内は湿度が100%近傍に達する。そこで、換気装置1に通電し、ファン本体部2を正転し、浴室A内の空気をX方向に室外に排出すると、湿度は次第に下降する。浴室A内の湿度が上限目標の60±5%に達したとき、切替え用センサー31からの信号によりモータMからファン本体部2を逆転に切替えて室外の空気及びマイナスイオンをY方向に室内に取入れる。浴室A内の湿度が低下し下限目標の30%に達したときオンオフ用センサー32からの信号によりモータMへの通電を切りファン本体部2の回転を停止する。ファン本体部2の回転数は、逆転時は正転時に比し大幅に下げ通常1/10程度するのが好ましい。
一般にマイナスイオン発生方法の際に、放出された電子が空気中の酸素分子、炭素分子に吸着されてマイナスイオンとなるが、実際には下記の式の如く空気中の水分子と結合して安定的に存在することが知られている。
酸素分子核イオン → O2 −+(H2O)n
ここでは、換気装置1の作動を制御し、浴室A内の湿度を上限目標の60±5%から下限目標の30±5%とし、この水分子を有効に活用することによって、浴室A内のマイナスイオンを継続的に空気中の水分子と結合し活性を維持可能としたものである。
【0009】
尚、この電気回路は図3に限定されず、例えば図4に示す如く、スピードコントロールパックに速度設定用可変抵抗器等を連結させて正転及び反転とその速度の設定を行う態様としても良い。
【0010】
【実施例】
珪藻土と希土類元素材料のモズナ石及びガーネットの混合粉体と水性塗料とを混ぜ、ファン本体部2の羽根23の表裏両面に塗布した換気装置1をユニット式の浴室Aに設置した。浴槽6の使用後ファン本体部2を回転数毎分3600で正転し、浴室A内の空気を室外に排出し60分後に湿度が上限目標の60±5%に達したとき、ファン本体部2を回転数毎分360で逆転に切替えて室外の空気を室内に取入れた。逆転60分後に浴室A内の湿度が下限目標の30%に達したときファン本体部2の回転を停止した。
このときの浴室A内の空気中のマイナスイオン数は2000〜2500個/cc[(2000〜2500個)×106 /m3 ]という高い値が継続して得られた。
【0011】
【発明の効果】
本発明の浴室におけるマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置によれば、浴室内において副産物の発生がなく装置も大掛かりでなく、高いマイナスイオンを安定的に発生し維持可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の換気装置を装着した浴室内部の概略説明図である。
【図2】本発明の換気装置に用いるファン本体部の一例の概略斜視図である。
【図3】本発明の換気装置に用いるファン本体部の作動を制御するための湿度センサー及び制御部の一例の概略電気回路図である。
【図4】本発明の換気装置に用いるファン本体部の作動を制御するためのもう一つの態様の概略電気回路図である。
【符号の説明】
1 換気装置
2 ファン本体部
21 軸芯
22 側板
23 羽根
3 湿度センサー
31 切替え用センサー
32 オンオフ用センサー
4 制御部
41 主制御回路
42 回転制御回路
5 支持枠体
6 浴槽
A 浴室
M モータ
Claims (5)
- 浴室の使用時にあって、マイナスイオン発生体を含む水性塗
料を塗布した羽根をもったファン本体部を正転し浴室内の空気を室外に排出し、前記浴室内の湿度が上限目標の60±5%に達したとき前記ファン本体部の回転を低速の逆転に切替え室外空気を該浴室内に取入れた後、前記浴室内湿度が下限目標の30%±5%に達したとき前記ファン本体部の回転を停止し、前記浴室内の湿度を前記下限及び上限目標間に保持せしめることを特徴とする浴室のマイナスイオン活性方法。 - マイナスイオン発生体として珪藻土、希土類元素材料及びガ
ーネットの混合粉体を用いたことを特徴とする請求項1に記載の浴室のマイナスイオン活性方法。 - ファン本体部の逆転回転数を正転回転数の1/10近傍とし
たことを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室のマイナスイオン活性方法。 - 支持枠体に組込まれた軸芯回りに正転及び逆転可能な羽根を
もったファン本体部と該ファン本体部の回転を制御する制御部と、浴室内の空気湿度を検知する湿度センサーとを備え、前記羽根にはマイナスイオン発生体を含む水性塗料が塗布され、前記湿度センサーは前記湿度の上限目標を感知する切替え用センサーと下限目標を感知するオンオフ用センサーとよりなり、前記制御部は前記切替え用センサーからの信号による前記ファン本体部の正転及び逆転の切替えと前記オンオフ用センサーからの信号による前記ファン本体部の逆転の制御回路とよりなることを特徴とする浴室のマイナスイオン活性方法に用いる換気装置。 - マイナスイオン発生体として珪藻土、希土類元素材料及びガ
ーネットの混合粉体を用いたことを特徴とする請求項4に記載の換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002283025A JP2004116933A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 浴室のマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002283025A JP2004116933A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 浴室のマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004116933A true JP2004116933A (ja) | 2004-04-15 |
Family
ID=32277023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002283025A Pending JP2004116933A (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 浴室のマイナスイオン活性方法及びこれに用いる換気装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004116933A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006247028A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Olympia:Kk | 空気循環装置を有する遊技機、及びこれを用いた遊技場の島ユニット。 |
GB2523192A (en) * | 2014-02-18 | 2015-08-19 | Raymond John Hudson | Warm air dehumidifier |
CN108266850A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-07-10 | 深圳宏峰建设有限公司 | 一种用于楼房建筑的智能通风装置 |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002283025A patent/JP2004116933A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006247028A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Olympia:Kk | 空気循環装置を有する遊技機、及びこれを用いた遊技場の島ユニット。 |
GB2523192A (en) * | 2014-02-18 | 2015-08-19 | Raymond John Hudson | Warm air dehumidifier |
CN108266850A (zh) * | 2018-01-19 | 2018-07-10 | 深圳宏峰建设有限公司 | 一种用于楼房建筑的智能通风装置 |
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