JP3528474B2 - 換気制御方法並びに換気制御装置 - Google Patents

換気制御方法並びに換気制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内等の環境を換
気手段により換気する換気技術の分野に属する換気制御
方法並びに換気制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】室内等の特定の環境の空気を排気により
換気する機器として換気装置がある。従来から広く利用
されてきたこの種の換気装置として、例えば図3に示す
ような構成のものがある。即ち、強ノッチと弱ノッチの
二つのタップを具備したモータにより換気能力を切換え
得る排気送風機101に、操作スイッチ102を接続し
た構成である。操作スイッチ102は、排気送風機10
1を運転させたり停止させたりする運転スイッチ103
と、排気送風機101の換気能力を設定できる切換スイ
ッチ104とを備えている。
【0003】この換気装置では運転スイッチ103をO
Nにすれば切換スイッチ104により設定された換気能
力で排気送風機101が運転し、途中で切換スイッチ1
04を切換えることにより換気能力の設定を換えること
ができる。運転スイッチ103をOFFにすれば排気送
風機101は停止する。この他にも特開昭60―896
29号公報に示されているように、モータを可変速制御
して換気能力を換えるようにした換気装置もある。この
換気装置は、図4に示すようにトライアック105とダ
イアック106と位相角調整用の可変抵抗器107とに
より位相制御してモータ108の速度制御を行なってい
る。
【0004】可変抵抗器107の抵抗値を大きくすれ
ば、トライアック105は大きい遅れ角で導通し、モー
タ108は低速で回転する。可変抵抗器107の抵抗値
を小さくすれば、トライアック105は小さな遅れ角で
導通し、モータ108は高速で回転する。可変抵抗器1
07が最大の抵抗値に設定されている状態で運転スイッ
チがONされると、モータ108への電力が弱いため起
動しにくかったり、起動に時間がかかることになるた
め、可変抵抗器107に並列に遅延スイッチ109が挿
入されている。遅延スイッチ109は、電源の投入時か
らある時間遅れて切れ、これにより電源投入時には可変
抵抗器107の設定とは関係なくある時間のあいだ最大
電力でモータ108が運転される。
【0005】これらの他にも、汚濁した室内の空気の排
出とともに新鮮な外気の導入により換気を行なう換気装
置もある。この種のものは、室内の空気の排出を排気送
風機により行ない、外気の導入を給気送風機により行な
う。排気送風機と給気送風機が個別になった構成のもの
もあるが、同時給排気式と称される単一の装置として構
成されているものも多い。後者の中には熱交換器を備え
た熱交換換気装置もある。いずれも、汚濁した室内の空
気の排出とともに新鮮な外気の導入を行ない換気環境を
形成することにおいては同じである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特定の環境の空気を上
記した従来の換気装置において換気する場合、図3に示
したものでは、運転スイッチ103と切換スイッチ10
4との操作により設定した換気能力で換気が行なわれ、
図4に示したものでは、運転スイッチの操作により当初
は可変抵抗器107の設定とは無関係に最大風量で換気
が行なわれる。換気について利用者側に立って着目する
と、利用者が換気装置を運転させたい要求をもつとき
は、部屋の空気がかなり汚れていると感じるときであ
り、換気装置を運転させるのはなるべく早く換気をした
いからである。利用者にはタバコ等の煙りに敏感な人も
居れば、臭いに敏感な人も居るが、いずれにしろ、換気
装置を使う目的は手早く快適な空気環境を得たいからに
他ならない。
【0007】前者の換気装置で迅速な換気を実施するに
は、運転スイッチ103の投入操作と面倒でも切換スイ
ッチ104を最大の換気能力に設定する操作を行なわな
ければならない。また、最大の換気能力で運転を継続す
ると電力の消費が嵩むうえ、騒音も大きく快適性が損な
われるので、適当な換気状態になったら小さい換気能力
に設定し直すことになるなど面倒で使い難い。
【0008】一方、電源投入時に結果的に最大風量で運
転される後者の換気装置には、上述した利用者の要求に
応じられる要素を含んでいる。即ち、運転スイッチを閉
じると設定された風量とは関係なく最大風量で換気運転
が行なわれ、手早く快適な空気環境を得たいとする利用
者の要求に対して極めて局面的には応じることになる。
しかし、この換気装置は、元来モータ108の起動を補
償すべく起動時に結果的に最大風量で運転するものであ
るため、実際には迅速に快適な空気環境を面倒な操作な
しに得ることはできない。
【0009】また、給気と排気とにより換気を行なう換
気装置では、例えば喫煙等で空気の汚れの度合いが高く
なり、急速換気したいような時には排気によって換気す
ることになる。このとき給気送風機が停止していれば、
排気送風機により汚れた空気は速やかに排出されること
になるが、給気送風機が運転していれば、給気の仕方に
よっては、給気による気流で汚れた空気は室内を循環し
拡散する傾向が強く、速やかには排出されず、徐々にし
か汚れた空気を排出することができない。こうした理由
で強制給排気式の熱交換換気装置は、急速換気にはあま
り適しない。
【0010】本発明は、上記した従来の問題点を解消す
るためになされたもので、その課題とするところは、利
用者による換気の指示を急速換気の要請として捉え、効
果的かつ効率的にその要請に応じることができる換気制
御方法並びに換気制御装置を得ることであり、急速換気
の要請に、面倒な操作なしに対応できる換気制御装置を
得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】換気能力を切換え得る切
換手段を備えた換気手段を具備した環境において、換気
手段に対して運転要求がなされた場合には、運転要求を
利用者による換気の指示を急速換気の要請として捉え、
当初当該換気手段を所定の時間だけ急速換気運転とし、
その最も換気能力の大きい状態で運転させ、その後には
切換手段の設定に応じた換気能力で運転させる。
【0012】換気能力を切換え得る切換手段を備えた換
気手段と、この換気手段に対して運転要求を指示する運
転指示手段と、この運転指示手段により換気運転の要求
がなされた場合には、運転要求を利用者による換気の指
示を急速換気の要請として捉え、当初当該換気手段を所
定の時間だけその最も換気能力の大きい急速換気で運転
させ、その後には切換手段の設定に応じた換気能力で運
転させる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの実施の形態の換気制御
装置の構成図であり、図2はその制御動作を示すフロー
チャートである。この環境(室等の特定の環境)には、
換気能力を切換え得る切換手段としての風量切換スイッ
チ1を備えた換気手段である排気送風機2と、この排気
送風機2に対して運転要求を指示する運転指示手段とし
ての運転スイッチ3と、排気送風機2の運転を制御する
制御回路4とからなる換気制御装置が設けられている。
風量切換スイッチ1は、強ノッチと弱ノッチの二つのタ
ップを具備した排気送風機2のモータのノッチを切換
え、排気送風機2の換気能力を強弱二様に設定すること
ができるものであり、リモコン等の操作部5に配設され
ている。運転スイッチ3は排気送風機2に対する電源の
入れ切りを行なうもので、風量切換スイッチ1とともに
操作部5に配設されている。
【0014】制御回路4は、運転スイッチ3の操作によ
る換気要求がなされた場合には、当初当該排気送風機2
を所定の短い時間だけその最も換気能力の大きい強ノッ
チで運転させ、その後には風量切換スイッチ1により設
定された換気能力で運転させる換気制御方式を実施する
ものであり、タイマ等で構成された時間管理手段6と出
力手段7とを備えている。時間管理手段6は出力手段7
の出力する時間を任意に設定することができる。出力手
段7はその出力により強制的に排気送風機2を強ノッチ
に固定する。
【0015】この換気制御装置は、利用者が運転スイッ
チ3を投入することにより、図2のフローチャートに示
すような制御動作を行なう。例えば喫煙等で空気の汚れ
の度合いが高くなったりして、リモコン等の操作部5の
運転スイッチ3がONされると、#1において急速換気
要求が有ると判定し、#2の処理を行なう。#1で運転
スイッチ3がOFFの場合には#9へ進み停止の処理を
行なう。#2では時間管理手段6が動作して出力手段7
に出力させ排気送風機2を強ノッチで運転させる処理を
行ない、#3の処理に進む。#3では運転スイッチ3が
OFFされたか否かの判定が行なわれる。
【0016】#3で運転スイッチ3がOFFされた判定
がなされると、#9で排気送風機2を停止させる処理を
行ない、運転スイッチ3がONであれば#4の処理を行
なう。#4では時間管理手段6で設定された時間が経過
したか否かの判定が行なわれ、経過していなければ#2
の処理に戻り、経過したら#5の処理に移行する。#5
では風量切換スイッチ1の設定が強ノッチであるか否か
の判定が行なわれ、強ノッチの設定であれば#6におい
て排気送風機2を強ノッチで運転させる処理を行ない、
#8に進み、強ノッチの設定でなければ#7において排
気送風機2を弱ノッチで運転させ、#8の処理を行な
う。#8では運転スイッチ3がOFFされたか否かの判
定が行なわれ、運転スイッチ3がOFFされた判定がな
されると、#9で排気送風機2を停止させ、#1へ戻る
処理を行ない、運転スイッチ3がONであれば#5の処
理に戻る。
【0017】即ち、この換気制御装置は利用者の運転ス
イッチ3のON操作による換気要求を、なるべく早く換
気したいものとして捉え、時間管理手段6で設定された
時間の間、急速換気を実現すべく最も汚濁空気の排出効
果のあがる仕方で排気送風機2を運転させ、設定時間が
経過したら風量切換スイッチ1による設定どうりの運転
に移行させるものである。時間管理手段6による急速換
気させる時間の設定は、排気送風機2の最大排気能力と
部屋の広さにより変動するが、多くの場合、数10秒か
ら数分までの比較的短い時間で良い。これにより、利用
者は面倒な操作をすることなく、要求にあった換気環境
が得られ、必要以上の強ノッチ運転も行なわれなくなる
ので電力の浪費も抑制され、騒音等の不快感も低減する
ことになる。
【0018】
【発明の効果】以上、実施の形態による説明からも明ら
かなように、請求項1の発明によれば、利用者による換
気の指示を急速換気の要請として捉え、効果的かつ効率
的にその要請に面倒な操作なしに応じることができる換
気制御方法が得られる。
【0019】請求項2の発明によれば、利用者による換
気の指示を急速換気の要請として捉え、効果的かつ効率
的にその要請に面倒な操作なしに応じることができる換
気制御装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の換気制御装置の構成を示す構成
図である。
【図2】 実施の形態の換気制御装置の換気制御方式を
示すフローチャートである。
【図3】 従来の換気装置の構成図である。
【図4】 従来の他の換気装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1 風量切換スイッチ、 2 排気送風機、 3 運転
スイッチ、 4 制御回路、 6 時間管理手段、 7
出力手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/00 - 7/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 換気能力を切換え得る切換手段を備えた
    換気手段を具備した環境において、上記換気手段に対し
    て運転要求がなされた場合には、前記運転要求を利用者
    による換気の指示を急速換気の要請として捉え、当初当
    該換気手段を所定の時間だけ急速換気運転とし、その最
    も換気能力の大きい状態で運転させ、その後には上記切
    換手段の設定に応じた換気能力で運転させることを特徴
    とする換気制御方法。
  2. 【請求項2】 換気能力を切換え得る切換手段を備えた
    換気手段と、この換気手段に対して運転要求を指示する
    運転指示手段と、この運転指示手段により換気運転の要
    求がなされた場合には、前記運転要求を利用者による換
    気の指示を急速換気の要請として捉え、当初当該換気手
    段を所定の時間だけその最も換気能力の大きい急速換気
    で運転させ、その後には上記切換手段の設定に応じた換
    気能力で運転させる制御手段とを備えた換気制御装置。
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