JP2008298357A - レンジフード及びスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理後に残遅運転できると共に、安価なレンジフードとする。
【解決手段】フード10と、モータ12で回転される排気ファン11と、そのモータ12を駆動制御するスイッチ装置20を備えたレンジフードにおいて、前記スイッチ装置20は急速スイッチ21、通常スイッチ22、タイマー23、切スイッチ24を有したメカスイッチ部26を有した安価なものとし、前記タイマースイッチ23の出力側にタイマー回路30を設け、このタイマー回路30の設定時間だけモータ12に通電できるようにすることで、調理後にタイマースイッチ23をONすることで残遅運転できるようにする。
【選択図】図2

Description

本発明は、調理時に発生した油煙などを屋外に排出するレンジフード及び、そのレンジフードを運転、停止する操作装置などに用いるスイッチ装置に関する。
レンジフードとしては、モータにより回転される排気ファンとフードを備え、その排気ファンのモータをスイッチ装置により駆動制御して運転、停止するものが知られている。
前述のモータの駆動制御としては、メカスイッチと呼ばれる押し釦方式のスイッチ装置によりモータを駆動制御する方式が知られている。
例えば、図9に示すように、強スイッチ1と中スイッチ2と弱スイッチ3と切スイッチ4とを、前記強・中・弱スイッチ1,2,3のいずれか1つを押してONすると、その押された状態を維持すると共に、ONのままとなる。この状態で他のスイッチを押してONするとONであったスイッチがOFFすると共に、元の状態に復帰し、切スイッチ4をONするとONであったスイッチがOFFとなると共に、元の状態に復帰するように機械的に連結してメカスイッチと呼ばれる押し釦方式のスイッチ装置5とする。
このスイッチ装置5とランプスイッチ6で操作装置とする。
前記スイッチ装置5で排気ファンを回転するモータ7を駆動制御してレンジフードを運転、停止すると共に、ランプスイッチ6でランプ8を点灯、消灯する。
前述のモータの駆動制御としては、ソフトタッチスイッチを用いたマイコン制御方式のスイッチ装置によりモータを駆動制御する方式が知られている。
前述したソフトタッチスイッチを用いたマイコン制御方式のスイッチ装置によれば、強、中、弱スイッチからの信号によってマイコンが任意にモータに通電制御するので、弱スイッチをONしてから設定の時間が経過したらモータへの通電を止めて停止できる。つまり、タイマー機能を有している。
このようであるから、レンジフードを調理後に設定時間だけ残遅運転することができる。
しかし、ソフトタッチスイッチを用いたマイコン制御方式のスイッチ装置は価格が高価であるから、調理後に残遅運転できるレンジフードは高価である。
前述したメカスイッチと呼ばれる押し釦方式のスイッチ装置は価格が安価であるから、このスイッチ装置を備えたレンジフードは安価である。
しかし、前述したスイッチ装置は、強・中・弱スイッチ1,2,3のいずれか1つがONしている時だけモータ7に通電するので、前述したタイマー機能がない。
このようであるから、メカスイッチと呼ばれる押し釦方式のスイッチ装置を用いたレンジフードにおいては調理後の残遅運転ができない。
本発明の目的は、調理後に残遅運転できると共に、安価であるレンジフード及び安価なスイッチと用いてタイマー機能を有するようにできるスイッチ装置を提供することである。
本発明のレンジフードは、フード10と、モータ12で回転される排気ファン11と、前記モータ12を駆動制御するスイッチ装置20を備え、
前記スイッチ装置20は、電源27とモータ12を接続し、当該モータ12を異なる速度で駆動する複数のスイッチと切スイッチを有したメカスイッチ部26を備え、
前記複数のスイッチにおけるいずれかのスイッチとモータ12との間に、設定時間だけモータ12に通電するタイマー回路30を設けたことを特徴とするレンジフードである。
本発明のレンジフードにおいては、前記タイマー回路30により設定時間だけ作動する表示部をスイッチ装置20に設けることができる。
このようにすれば、レンジフードを残遅運転している時に表示部が作動し、残遅運転が終了すると表示部が停止するので、その表示部によってレンジフードが残遅運転していることを感知できる。
本発明のレンジフードにおいては、前記タイマー回路30は、電源部31とタイマー駆動部32と出力部33を備え、前記電源部31は電源27に接続して常時所定の電圧に維持されて前記タイマー駆動部32を待機状態とし、
前記電源部31の電圧の立ち上がり、立ち下がりを遅く、前記タイマー駆動部32の電圧の立ち上がり、立下りを早くし、
前記いずれかのスイッチのON信号でタイマー駆動部32は直ちにセットされて設定時間だけ出力部33からモータ12に通電し、前記いずれかのスイッチのOFF信号でタイマー駆動部32は直ちにクリアされるように構成できる。
このようにすれば、いずれかのスイッチを素早くON,OFFを繰り返してもタイマー回路30は正確にタイマー時間を設定できる。
本発明のスイッチ装置は、複数のスイッチと切スイッチを有したメカスイッチ部26と、
前記複数のスイッチにおけるいずれかのスイッチの出力側に設けたタイマー回路30を備え、
前記いずれかのスイッチをONした時には、前記タイマー回路30の設定時間だけ電動機器に通電するようにしたことを特徴とするスイッチ装置である。
本発明のスイッチ装置においては、前記複数のスイッチは、手動で操作される操作部と、ON,OFFするスイッチ部を有したメカ式押し釦スイッチで、
前記タイマー回路30により設定時間だけ通電されて作動する表示部を、前記いずれかのスイッチの操作部、又はその操作部と隣接して設けることができる。
このようにすれば、操作部を押すことでON,OFFできるし、その操作部を目視することで表示部が見えるから、いずれかのスイッチの操作部を押してタイマー回路30の設定時間だけ電動機器に通電している状態を、表示部の表示動作によって感知することができる。
本発明のスイッチ装置においては、前記タイマー回路30は、電源部31とタイマー駆動部32と出力部33を備え、前記電源部31は電源27に接続して常時所定の電圧に維持されて前記タイマー駆動部32を待機状態とし、
前記電源部31の電圧の立ち上がり、立ち下がりを遅く、前記タイマー駆動部32の電圧の立ち上がり、立下りを早くし、
前記いずれかのスイッチのON信号でタイマー駆動部32は直ちにセットされて設定時間だけ出力部33から電動機器に通電し、前記いずれかのスイッチのOFF信号でタイマー駆動部32は直ちにクリアされるように構成できる。
このようにすれば、いずれかのスイッチを素早くON,OFFを繰り返しても電動機器に正確に設定時間だけ通電して電動機器を正確に設定時間だけ駆動できる。
本発明のスイッチ装置においては、前記タイマー駆動部32の設定時間は、抵抗45の抵抗値と設置用コンデンサ46の容量の積で決定され、その抵抗45を可変式の抵抗とすると共に、その抵抗値を可変とする抵抗値操作部47を設けることができる
このようにすれば、抵抗値操作部47を操作して抵抗値を変えることでタイマー回路30の設定時間を変更できる。
本発明のレンジフードによれば、いずれかのスイッチをONすることでモータ12にタイマー回路30の設定時間だけ通電し、設定時間経過すればモータ12への通電を止めるので、モータ12を設定時間だけ駆動してレンジフードを設定時間だけ運転できる。
したがって、調理後にいずれかのスイッチをONすることでレンジフードを残遅運転できる。
しかも、スイッチ装置20は複数のスイッチと切スイッチを有したメカスイッチ部26を有しているから、そのスイッチ装置20は安価で、レンジフードを安価とすることができる。
本発明によるスイッチ装置によれば、いずれかのスイッチをONした時にはタイマー回路30の設定時間だけ電動機器に通電するので、タイマー機能を有するスイッチ装置である。
しかも、複数のスイッチと切スイッチを有したメカスイッチ部26を有しているから、安価なスイッチ装置である。
図1に示すように、レンジフードはフード10と排気ファン11を備え、そのフード10が調理器具の上方に取付けられる。その前記排気ファン11をモータ12で回転することによって調理時に発生した油煙等をフード10で捕集して図示しない排気ダクトを通して屋外に排出する。
前記フード10にはスイッチ装置20が取付けてある。
このスイッチ装置20は、複数のスイッチ、例えば急速スイッチ21、通常スイッチ22、タイマースイッチ23と切スイッチ24とランプスイッチ25を有している。
前記急速スイッチ21、通常スイッチ22、タイマースイッチ23と切スイッチ24は前記モータ12を駆動制御し、前記ランプスイッチ25はフード19に取付けたランプ(照明)13を点灯、消灯する。
前記急速スイッチ21、通常スイッチ22、タイマースイッチ23、切スイッチ24は図2に示すように、手動で操作される操作部21a,22a,23a,24aとスイッチ部21b,22b,23b,24bを備えたメカスイッチと呼ばれる押し釦方式のスイッチ装置である。前記ランプスイッチ25も同様に操作部25aとスイッチ部25bを備えている。
前記急速・通常・タイマースイッチ21,22,23のいずれか1つの操作部21a,22a,23aを押してON位置とするとスイッチ部がONすると共に、操作部はON位置を維持する。この状態で他のスイッチの操作部を押してON位置とすると押したスイッチのスイッチ部がONとなると共に、操作部がON位置を維持し、ONであった他のスイッチのスイッチ部がOFFし、操作部が元の位置に復帰する。前記切スイッチ24の操作部24aを押してON位置とするとONであったスイッチのスイッチ部がOFFすると共に、操作部が元の位置に復帰する。
要するに、急速・通常・タイマー・切スイッチ21,22,23,24がメカスイッチ部26を構成している。
前記ランプスイッチ25は、操作部25aを1度押すとスイッチ部25bがONし、再度押すとスイッチ部25bがOFFする。
つまり、このランプスイッチ25はランプ13を点灯するもので、モータ12の駆動制御には関係がなく、スイッチ装置20としてはランプスイッチ25が無くとも良い。
前記各スイッチのスイッチ部21b,22b,23b,24b,25bの入力側(端子)は電源27に接続し、急速スイッチ21、通常スイッチ22のスイッチ部21b,22bの出力側(端子)は前記モータ12に接続し、タイマースイッチ23の出力側(端子)はタイマー回路30に接続し、ランプスイッチ25のスイッチ部25bの出力側(端子)は前記ランプ13に接続している。
前記タイマー回路30は図3に示すように、電源部31とタイマー駆動部32と出力部33を有している。
前記電源部31は電源27に接続していると共に、前記各スイッチのスイッチ部21b〜25bの入力側にそれぞれ接続している。
前記タイマー駆動部32はタイマースイッチ23のスイッチ部23bの出力側に接続し、そのスイッチ部23bがONするとタイマーセットされて出力部33を設定時間だけONする。
前記出力部33は電源部31をモータ12に接続制御するスイッチである。
次に、レンジフードの動作を説明する。
前記急速スイッチ21の操作部21aを押してON位置とすることで、そのスイッチ部21bをONするとモータ12の高速端子12aに通電されてモータ12が高速回転するので排気ファン11が高速駆動してレンジフードは高速運転される。
前記通常スイッチ22の操作部22aを押してON位置とすることで、そのスイッチ部22bをONするとモータ12の中速端子12bに通電されてモータ12が中速回転するので排気ファン11が中速駆動してレンジフードは中速運転される。
前記タイマースイッチ23の操作部23aを押してON位置とすることで、そのスイッチ部23bをONすると、タイマー駆動部32にタイマーセット信号が入力されて出力部33をONするので、モータ12の低速端子12cに通電されてモータ12が低速回転し、排気ファン11が低速駆動してレンジフードは低速運転される。
そして、タイマー駆動部32が設定した時間が経過(タイムアップ)すると出力部33がOFFし、モータ12の低速端子12cに通電されないので、モータ12が停止し、レンジフードは停止する。
このようであるから、調理後にタイマースイッチ23をONすることでレンジフードを設定時間だけ運転できる、つまり調理後に残遅運転できる。
また、メカスイッチ部26とタイマー回路30でスイッチ装置20としたので、そのスイッチ装置20が安価であるから、レンジフードを安価とすることができる。
なお、前述のようにして残遅運転が終了した後にレンジフードを再び運転する場合には、急速スイッチ21又は中速スイッチ22を前述のようにしてONしてレンジフードを高速運転、中速運転する。
すなわち、複数のスイッチはモータ12を異なる速度で駆動するスイッチである。
前述の実施の形態ではタイマー回路30の出力側(出力部33)をモータ12の低速端子12cに接続してタイマースイッチ23をONした時にモータ12が設定時間だけ低速駆動するようにしたが、これに限ることはなく、タイマースイッチ23をONした時にモータ12を任意の速度で設定時間だけ駆動するようにしても良い。
例えば、図4に示すようにタイマー回路30の出力側(出力部33の出力側)をモータ12の中速端子12bに接続し、タイマースイッチ23をONした時に設定時間だけ中速端子12bに通電してモータ12を中速駆動し、レンジフードを設定時間だけ中速運転できるようにする。
つまり、レンジフードの残遅運転は中速で設定時間だけ運転することでも良い。
前述のタイマー回路30の具体例を図5に基づいて説明する。
前記タイマー回路30は、トランス34、第1・第2整流回路35,35、レギュレータIC36、タイマーIC37、リレー38、第1・第2・第3トランジスタ39,39,39を有している。
そして電源27のAC100Vをトランス34で変圧すると共に、第1整流回路35で整流して、コンデンサ40の容量に見合う時間が経過(つまり、コンデンサ40に電流が充電完了するまでの時間)すると電源線41,42間に直流電圧(例えば、DC12V)が流れるようになる。
この直流電圧はレギュレータIC36で設定される。
前記電源線41,42にタイマーIC37が第2トランジスタ39を介して接続し、タイマー回路30は常時待機状態となっている。
前述のトランス34、第1整流回路35、レギュレータIC36が前記電源部31である。
前記第2整流回路35、第1・第2・第3トランジスタ39,39,39、タイマーIC37が前記タイマー駆動部32である。
前記リレー38は、コイル38aと接点38bを有している。
前記リレー38の接点38bがモータ12の中速端子12bに接続し、このリレー38が前述の出力部33である。
前記タイマースイッチ23のスイッチ部23bをONすると、第2整流回路35から直流電圧が出力され、第1トランジスタ39,第2トランジスタ39が順次ONする。
この第2トランジスタ39がONすることでダイオード43を通してタイマー用コンデンサ44に電流が流れ、そのタイマー用コンデンサ44が充電完了してタイマーIC37の駆動電圧以上となると、そのタイマーIC37がセットされる。
このタイマーIC37によって第3トランジスタ39がONされ、リレー38のコイル38aに電流が流れることで接点38bがONし、モータ12の中速端子12bに電源27の電圧が流れてモータ12が中速回転する。
これと同時に、前記タイマーIC37は設定時間を一からカウント開始し、設定した時間(数)をカウント完了すると第3トランジスタ39がOFFし、リレー38のコイル38aに通電されなくなるので、接点38bがOFFする。
前述のタイマーIC37の設定時間のカウントは、抵抗45を通して設定用コンデンサ46に電流が流れることで、その設定用コンデンサ46に電流が充満するとカウント完了とする。
そして、タイマー回路30の設定時間は、前記抵抗45の抵抗値と設定用コンデンサ46の容量の積で決定される。
本発明においては、前記抵抗45を可変式の抵抗とし、その抵抗値を可変とする抵抗値操作部47を設けてある。例えば、目盛付のダイヤルとしてある。
このようにすることで、タイマー回路30の設定時間を変更できる。
前述のタイマーIC37の設定時間のカウントは、設定用コンデンサ46に電流が充満した後、その電荷を放電させる充放電を繰り返し行うように制御し、その繰り返し数を数えることで、設定時間をカウントするようにしても良い。
この場合でも、抵抗45の抵抗値を変えることで設定用コンデンサ46の充放電の時間が異なるから、タイマー回路30の設定時間を変更できる。
前述のように、タイマーIC37の入力側(電源線41,42)には常時所定の電圧が発生して待機状態(タイマー回路30が常時通電状態)であるので、タイマースイッチ23のスイッチ部23bがONすると、タイマー用コンデンサ44が充電完了後にタイマーIC37がセットされる。
また、タイマースイッチ23のスイッチ部23bがOFFすると、タイマー用コンデンサ44が放電終了後にタイマーIC37がクリア(カウント値ゼロ)する。
前記タイマー用コンデンサ44(タイマー駆動部32のコンデンサ)の容量は、前記電源線41,42に設けたコンデンサ40(電源部31のコンデンサ)の容量よりも小さく、前述のようにタイマースイッチ23のスイッチ部23bをONしてからタイマーIC37がセットされるまでの時間が短く、OFFしてからタイマーIC37がクリアされるまでの時間が短い。
このようであるから、タイマースイッチ23のスイッチ部23bをON,OFFすると時間遅れなく速やかにタイマーIC37がセット、クリア(カウンタ値をゼロ)するから、そのスイッチ部23bをOFFしてから直ちにONした際に、タイマーIC37は一からカウント開始し、タイマー時間を正確に設定でき、正確なタイマーとして働く。
したがって、タイマースイッチ23のスイッチ部23bのONとOFFを素早く繰り返した場合でも、タイマーIC37で設定した時間だけ正確にモータ12の中速端子12bに通電することができ、モータ12を設定時間だけ正確に駆動できる。
これに対して、タイマー回路30の電源部31と電源27との間にタイマースイッチ23を設け、そのタイマースイッチ23のスイッチ部23bをONすることで前述のようにコンデンサ40に電流が流れ充電完了することで待機状態となり、その後にタイマーIC37がセットされ、前述のようにタイマースイッチ23のスイッチ部23bをOFFすることで、前記コンデンサ40が放電終了してからタイマーIC37がクリアーされるようにすると、前述のようにコンデンサ40の容量が大きく、タイマースイッチ23のスイッチ部23bをON,OFFしてからタイマーIC37がセット、クリアされるまでの時間が長いので、タイマースイッチ23のスイッチ部23bを素早くONとOFFを繰り返した場合にタイマーの設定時間にくるいが生じることがある。
すなわち、前述したようなタイマー回路30において、電源部31とタイマー駆動部32で、電源をONした際の電圧の立ち上がり、及び電源をOFFした際の電圧の立ち下がりの速さが異なる。
前記電源部31の方がコンデンサー等の容量が大容量であるために遅く、それと比較してタイマー駆動部32は非常に早い応答となる。
したがって、本発明とは異なり、前述のようにして電源部31においてタイマー回路全体の電源をON,OFFするようにすると、電源部31の立ち上がり及び立ち下がりの特性に、タイマー回路全体が支配される。
このために、タイマースイッチ23のスイッチ部23bのON,OFFを素早く繰り返した場合、タイマー駆動部32に掛かる電圧が、タイマーIC37を駆動する最低電圧以下にならないことがあり、それによってタイマーIC37の状態がクリアされず、時間のカウントを引き続いて行ってしまうために設定時間がくるうことになる。
要するに、電源部31の立ち上がり及び立ち下がり特性は、瞬時停電(微笑時間電圧が0に落ちること)に対応するために、遅くしているので、電源部31の応答を早くすることはできない。
そこで、本発明は応答の速いタイマー駆動部32で電源のON,OFFを行うようにした。
また、図5に示すように電源27がヒューズ48を経て各スイッチの入力側に接続してあるので、各スイッチの出力側に異常が生じた時にはヒューズ48が切れるから安全である。
前述の各実施の形態においてはタイマースイッチ23をONした時にモータ12に設定時間だけ通電し、設定時間経過(タイムアップ)すると通電しなくなるが、そのタイマースイッチ23のスイッチ部23bは設定時間経過してもONのままで、操作部23aはON位置のままであるから、そのタイマースイッチ23の操作部23aがON位置でスイッチ部23bがONの時にモータ12に通電しているか、通電していないかを感知することはできないので不便である。
そこで、本発明の第3の実施の形態ではタイマー回路30の出力部33がONしている時に表示部を作動し、その表示部が作動している時にはモータ12に通電されていると感知できるようにした。
例えば、図6に示すようにタイマースイッチ23を、第1スイッチ部23b−1と第2スイッチ部23b−2を有し、1つの操作部23aを操作することで第1・第2スイッチ部23b−1,23b−2が同時にONすると共に、他のスイッチをONすることで第1・第2スイッチ部23b−1,23b−2が同時にOFFするように構成する。
図7に示すように、タイマー回路30における出力部33を第1出力部(スイッチ部)33−1と第2出力部(スイッチ部)33−2を有するものとし、その第1出力部33−1をモータ12の中速端子12bに接続する。
前記第2出力部33−2をタイマースイッチ23の第2スイッチ部23b−2の出力側に接続し、この第2出力部33−2と第2スイッチ部23b−2とで表示部回路50を形成し、その表示部回路50に表示部、例えば表示ランプ51を設け、第2スイッチ部23b−2と第2出力部33−2がともにONの時に表示ランプ51が点灯するようにする。
前記表示ランプ51は、前記タイマースイッチ23の操作部23aに設けたり、その操作部23aの近くに設け、この表示ランプ51が点灯していることでモータ12に通電されていることを感知できるようにする。
次に動作を説明する。
タイマースイッチ23の操作部23aを操作して第1・第2スイッチ部23b−1,23b−2をONすると、前述のようにタイマー駆動部32に信号が入力されて出力部33の第1・第2出力部33−1,33−2がONする。
前記第1出力部33−1がONすることで前述のようにモータ12の中速端子12bに通電される。
前記第2出力部33−2がONすることで表示部回路50に通電されて表示ランプ51が点灯する。
そして、設定時間が経過したら第1・第2出力部33−1,33−2がOFFし、モータ12の中速端子12bへの通電が止められてモータ12が停止する。
これと同時に、表示部回路50に通電されなくなって表示ランプ51が消灯する。
このようであるから、モータ12に通電されてレンジフードが運転している時には表示ランプ51が点灯し、モータ12への通電が止められてレンジフードが停止すると表示ランプ51が消灯する。
したがって、表示ランプ51を見ることでレンジフードが残遅運転中であるか、その残遅運転が終了したかを感知できる。
この場合のタイマー回路30は図8に示すように、リレー38を第1・第2接点38b−1,38b−2有するものとし、その第1接点38b−1をモータ12の中速端子12bに接続し、第2端子38b−2を表示部回路50に接続すれば良い。
前述したスイッチ装置20は、メカスイッチ部26とタイマー回路30を有するものであり、レンジフードのスイッチ装置のみではなく、他の電動機器を駆動制御するスイッチ装置として使用することができる。
要するに、本発明のスイッチ装置20は複数のスイッチと切スイッチを有したメカスイッチ部と、前記複数のスイッチにおけるいずれかのスイッチの出力側にタイマー回路を接続し、そのタイマー回路によりモータなどの電動機器に設定時間だけ通電できるようにしたものである。
本発明の実施の形態を示すレンジフードの正面図である。 スイッチ装置の説明図である。 タイマー回路の説明図である。 スイッチ装置の第2の実施の形態を示す説明図である。 タイマー回路の具体回路図である。 本発明のスイッチ装置の第3の実施の形態を示す説明図である。 タイマー回路の説明図である。 タイマー回路の具体回路図である。 従来のスイッチ装置の説明図である。
符号の説明
10…フード、11…排気ファン、12…モータ、13…ランプ、20…スイッチ装置、23…タイマスイッチ、23a…操作部、23b…スイッチ部、26…メカスイッチ部、30…タイマー回路、31…電源部、32…タイマー駆動部、33…出力部、51…表示ランプ(表示部)。

Claims (7)

  1. フード10と、モータ12で回転される排気ファン11と、前記モータ12を駆動制御するスイッチ装置20を備え、
    前記スイッチ装置20は、電源27とモータ12を接続し、当該モータ12を異なる速度で駆動する複数のスイッチと切スイッチを有したメカスイッチ部26を備え、
    前記複数のスイッチにおけるいずれかのスイッチとモータ12との間に、設定時間だけモータ12に通電するタイマー回路30を設けたことを特徴とするレンジフード。
  2. 前記タイマー回路30により設定時間だけ作動する表示部をスイッチ装置20に設けた請求項1記載のレンジフード。
  3. 前記タイマー回路30は、電源部31とタイマー駆動部32と出力部33を備え、前記電源部31は電源27に接続して常時所定の電圧に維持されて前記タイマー駆動部32を待機状態とし、
    前記電源部31の電圧の立ち上がり、立ち下がりを遅く、前記タイマー駆動部32の電圧の立ち上がり、立下りを早くし、
    前記いずれかのスイッチのON信号でタイマー駆動部32は直ちにセットされて設定時間だけ出力部33からモータ12に通電し、前記いずれかのスイッチのOFF信号でタイマー駆動部32は直ちにクリアされるようにした請求項1又は2記載のレンジフード。
  4. 複数のスイッチと切スイッチを有したメカスイッチ部26と、
    前記複数のスイッチにおけるいずれかのスイッチの出力側に設けたタイマー回路30を備え、
    前記いずれかのスイッチをONした時には、前記タイマー回路30の設定時間だけ電動機器に通電するようにしたことを特徴とするスイッチ装置。
  5. 前記複数のスイッチは、手動で操作される操作部と、ON,OFFするスイッチ部を有したメカ式押し釦スイッチで、
    前記タイマー回路30により設定時間だけ通電されて作動する表示部を、前記いずれかのスイッチの操作部、又はその操作部と隣接して設けた請求項4記載のスイッチ装置。
  6. 前記タイマー回路30は、電源部31とタイマー駆動部32と出力部33を備え、前記電源部31は電源27に接続して常時所定の電圧に維持されて前記タイマー駆動部32を待機状態とし、
    前記電源部31の電圧の立ち上がり、立ち下がりを遅く、前記タイマー駆動部32の電圧の立ち上がり、立下りを早くし、
    前記いずれかのスイッチのON信号でタイマー駆動部32は直ちにセットされて設定時間だけ出力部33から電動機器に通電し、前記いずれかのスイッチのOFF信号でタイマー駆動部32は直ちにクリアされるようにした請求項4又は5記載のスイッチ装置。
  7. 前記タイマー駆動部32の設定時間は、抵抗45の抵抗値と設定用コンデンサ46の容量の積で決定され、その抵抗45を可変式の抵抗とすると共に、その抵抗値を可変とする抵抗値操作部47を設けた請求項6記載のスイッチ装置。
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