JP4326654B2 - 電子スイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気扇、照明灯等の負荷を操作するための電子スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば換気扇を予め設定した時間だけ動作させる電子スイッチとして、4ビットのマイクロコンピュータ(以下マイコンと呼称する)を制御素子として用いた電子スイッチが実用化されている。
【0003】
図9はこのようなマイコン応用の電子スイッチを示す回路図である。交流電源81は一端が電子スイッチ100の端子85に接続され、他端が換気扇82を介して電子スイッチ100の端子84に接続される。換気扇82は、電子スイッチ100に設けられた操作スイッチSW90をオンさせることによって、交流電源81から電流が供給されて動作するようになっている。
【0004】
即ち、操作スイッチSW90をオンにすると、ダイオードブリッジ87からの電流が抵抗R90、操作スイッチSW90及びダイオードD90を流れて、電解コンデンサC90が充電される。コンデンサC90の端子電圧は低電圧ダイオードZD90で規定される電圧となる。これらの回路によって立ち上げ用電源回路90が構成され、コンデンサC90の端子電圧が電子スイッチ100の電源電圧として、マイコン92に供給される。
【0005】
これにより、マイコン92は動作を開始し、端子r40をローレベル(以下、Lレベルという)にして、スイッチ素子95のフォトカプラPC95のダイオードD95を導通させてトランジスタTr95をオン(導通)させる。そうすると、操作スイッチSW90がオフになっても、ダイオードブリッジ87からの電流がスイッチ素子95を介して流れてコンデンサC90を充電し、ダイオードZD90に電流が流れる。
【0006】
即ち、操作スイッチSW90のオン操作以後において、交流電源81からの電流は、換気扇82、ラインノイズ抑止用コイルL81、ゲート抵抗R81、ダイオードブリッジ87、スイッチ素子95、ダイオードZD90及びダイオードブリッジ87を介して流れる。この結果、ゲート抵抗R81の両端に電圧降下が発生し、トライアックQ81が導通する。トライアックQ81が導通すると、交流電源81からは、換気扇82、コイルL81及びトライアックQ81を介して十分な電流が流れ、換気扇82は十分な電力が与えられて動作を開始する。
【0007】
なお、交流電源81の交流電圧の0V近傍の比較的短い期間には、トライアックQ81に流れる電流が保持電流以下となって、トライアックQ81はオフとなる。トライアックQ81のオフ期間には、換気扇82は慣性力で回転する。一方、トライアックQ81がオフすると、交流電源81からの電流はダイオードブリッジ87及びスイッチ素子95を介して流れて、コンデンサC90を充電し、電子スイッチ100の電源電圧を確保することができる。
【0008】
また、交流電源81からの電流は、ダイオードブリッジ87、スイッチ素子95、ダイオードZD90及びダイオードブリッジ87を介して流れるので、交流電源81の交流電圧が0V近傍の期間を過ぎると、ゲート抵抗R81の電圧降下によって再びトライアックQ81はオンとなる。こうして、換気扇82に十分な電力が供給されて、その回転が継続される。
【0009】
この状態で操作スイッチSW90が再び押されると、操作スイッチ確認回路96のトランジスタTR96がオンする。そうすると、トランジスタTR96のコレクタはハイレベル(以下、Hレベルという)からLレベルに変化する。マイコン92はこの変化を検出することで、換気扇82を停止する指令が発せられたものと判断し、端子r40をHレベルにしてフォトカプラPC95をオフにする。
【0010】
この結果、ダイオードブリッジ87の直流出力側の電流経路がオープンとなるので、トライアックQ81のオフ期間においてダイオードブリッジ87を介してゲート抵抗R81に電流が流れない。従って、ゲート抵抗R81に電圧降下が生じないので、一旦オフとなったトライアックQ81が再度オンとなることはなく、換気扇82は停止する。
【0011】
フォトカプラPC95のオン,オフをマイコン92によって制御することで、換気扇82の駆動を制御しているので、マイコン92のタイマ機能を利用すれば、時間選択スイッチ93で設定された時間の経過後、スイッチ素子95をオフにして自動的に換気扇82を停止させることが可能である。
【0012】
このように、マイコン92のタイマ機能を用いることで、ユーザーの操作に遅延させて負荷を制御する遅動制御が可能である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上述した従来の電子スイッチにおいては、マイコンによって操作スイッチの状態の把握を行うと共に、タイマ機能を利用した遅動制御を可能にしている。しかしながら、このような動作を可能にするためには、マイコン用のプログラムを開発しなければならず、コスト高となってしまうという問題点があった。
【0014】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、汎用タイマIC及びCR受放電回路等を利用して遅動制御を可能にすると共に、汎用ロジックICを利用して操作スイッチの状態把握を行うことを可能にして、安価に構成することができる電子スイッチを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る電子スイッチは、交流電源から負荷への電力の供給又は遮断を行う制御スイッチと、前記交流電源からの電流を受けて直流低電圧を発生する低電圧電源手段と、前記低電圧電源手段から前記直流低電圧が与えられることによって動作して前記制御スイッチのオン,オフを制御して前記負荷への電力供給を可能にする制御手段と、前記交流電源からの前記低電圧電源手段への電流の供給路に設けられて、前記供給路を導通又は遮断すると共に、前記供給路が導通状態から遮断状態に移行すると前記交流電源からの電流を所定の経路に流す操作スイッチと、前記供給路が導通状態になることによって動作を開始して、前記操作スイッチの状態に拘わらず、前記交流電源からの電流を前記低電圧電源手段に供給して前記直流低電圧を発生させ前記負荷への電力供給を可能にするバイパス手段と、前記所定の経路の電流を検出することで、前記操作スイッチの状態の変化を示す検出出力を出力する操作スイッチ確認手段と、前記供給路が導通状態から遮断状態に移行したことを示す前記検出出力が与えられて時間の計時を開始し、前記検出出力の入力から所定の時間経過後に前記バイパス手段による前記低電圧電源手段への前記交流電源からの電流の供給を停止させて前記負荷への電力供給を不能にするタイマ手段とを具備したものである。
【0016】
本発明において、操作スイッチによって交流電源から低電圧電源手段への電流の供給路が導通状態になると、低電圧電源手段に交流電源からの電流が供給されて直流低電圧が発生し、これにより、制御手段が動作し制御スイッチを制御して負荷に電力が供給される。また、バイパス手段によって、操作スイッチの状態に拘わらず、交流電源からの電流が低電圧電源手段に供給される。ここで、操作スイッチによって供給路が導通状態から遮断状態に移行すると、所定の経路に電流が流れて、操作スイッチによっては低電圧電源手段に電流は供給されない。しかし、バイパス手段によって低電圧電源手段への電流供給が継続して行われるので、負荷への電力供給は継続する。操作スイッチ確認手段によって供給路が導通状態から遮断状態に移行したことが検出されると、タイマ手段によって時間が計時され、所定の時間経過後にバイパス手段による低電圧電源手段への電流供給は停止される。これにより、交流電源からの負荷への電力供給が停止する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係る電子スイッチを示す回路図である。
【0018】
本実施の形態においては、操作スイッチとして、一時的に導通する押しボタンスイッチではなく、操作毎に2接点を切換えて導通させるシーソースイッチを採用している。そして、操作スイッチの確認を汎用のDフリップフロップ(以下、DFFという)によって行うことを可能にすると共に、汎用のタイマICを用いて遅延制御を可能にしている。
【0019】
図1に示す電子スイッチの端子1,2相互間には図示しない交流電源及び換気扇等の負荷が直列に接続されている。交流電源は商用交流電圧を発生して負荷に供給するようになっている。交流電源からの負荷に対する交流電流の供給は電子スイッチによって制御されるようになっている。
【0020】
端子1,2相互間にはサージ吸収素子ZNR及びコンデンサC1が並列接続されている。サージ吸収素子ZNRとしては、バリスタ等が用いられる。また、端子1,2相互間にはラインノイズ抑止用コイルL及びトライアック(以下、TRACという)10の主電極T1,T2間が接続される。これらのコンデンサC1及びコイルLによってTRAC10で発生するノイズ除去フィルタが構成される。
【0021】
TRAC10の主電極T1はゲート抵抗R1を介してダイオードブリッジ(以下、DBという)3の一方の交流入出力端子に接続され、TRAC10の主電極T2は操作スイッチSWの共通端子COMに接続される。
【0022】
操作スイッチSWは、ユーザ操作に基づいて、共通端子COMがa接点又はb接点のいずれかに接続されるようになっている。a接点はDB3の他方の交流入出力端子に接続され、b接点は抵抗R2、トランジスタ出力型フォトカプラPC3の発光ダイオード及びトライアック出力型フォトカプラPC2の2次側トライアックを介してゲート抵抗R1とDB3の一方の交流入出力端子との接続点に接続される。また、この接続点は、TRAC10のゲートに接続されている。TRAC10は、ゲート抵抗R1の電圧降下が所定値以上になると導通を開始する。TRAC10が導通することによって、交流電源から十分な交流電流が負荷に供給されるようになっている。
【0023】
DB3の直流入力端子は基準電位点となる端子Eに接続され、直流出力端子はトランジスタQ1のコレクタ・エミッタ路を介して電源ライン+V上の端子に接続される。トランジスタQ1のコレクタは抵抗R5を介してベースに接続され、ベースは低電圧ダイオードZDを介して端子Eに接続される。なお、図中の複数の+V,Eは、夫々電源ライン+V又は基準電位点に接続されていることを示している。
【0024】
また、DB3の直流出力端子は、サイリスタSCRを介して端子Eに接続され、サイリスタSCRのゲートは、抵抗R2及びコンデンサC2の並列回路を介して端子Eに接続される。
【0025】
トランジスタQ1のエミッタは、電源ライン+V上に電圧を供給するための電解コンデンサC3を介して端子Eに接続されており、コンデンサC3の正極性側は抵抗R6及びフォトカプラPC2の1次側を介して端子Eに接続される。コンデンサC3の端子電圧は低電圧ダイオードZDによって規定され、コンデンサC3が充電されることによって、フォトカプラPC2の2次側トライアックが導通するようになっている。
【0026】
フォトカプラPC3の2次側トランジスタは、コレクタが電源ライン+Vに接続され、エミッタが抵抗R9を介して端子Eに接続されると共に、アンド回路(以下、ANDという)4の一方入力端に接続される。AND4の出力端はDFF5のクロック端CKに接続される。DFF5の出力端QはAND4の他方入力端に接続される。
【0027】
DFF5としては、例えば、プリセットタイプのICである74HC74が用いられ、DFF5によって操作スイッチ確認部40が構成される。DFF5の /CLR端子及びVDD端子は電源ライン+Vに接続され、GND端子は端子Eに接続され、D端子は抵抗R10を介して端子Eに接続される。また、電源ライン+Vと端子Eとの間には抵抗R11及びコンデンサC4の直列回路が接続されており、抵抗R11とコンデンサC4の接続点はDFF5の /PR端子に接続される。
【0028】
DFF5のQ, /Q端子は、夫々オア回路(以下、ORという)9の一方入力端及びタイマIC6セット端SETに接続される。
【0029】
DFF5は、電源が印可されると、コンデンサC4を充電する期間だけプリセット端 /PRにLレベルが供給される。これにより、DFF5のプリセット条件が成立して、Q端子のQ出力はHレベルとなり、 /Q端子のQ反転出力 /QはLレベルにプリセットされる。
【0030】
タイマ部50を構成するタイマIC6としては、例えば、汎用タイマICであるBU2302を採用する。タイマIC6はSET端子がLレベルの場合には、スタンバイ状態である。OSC1〜OSC3端子は、夫々抵抗R13、コンデンサC5及び抵抗R14の一端が接続され、抵抗R13、コンデンサC5及び抵抗R14の他端は共通接続されている。タイマIC6のVDD端子は電源ライン+Vに接続され、OUT端子は抵抗R12を介して電源ライン+Vに接続されると共に、PNPトランジスタQ3のベースにも接続される。トランジスタQ3は、エミッタが電源ライン+Vに接続され、コレクタがOR9に接続されると共に、抵抗R15を介して端子Eにも接続される。
【0031】
従って、OR9は、DFF5のQ出力がHレベルになった場合又はタイマIC6のOUT端子がLレベルとなって、トランジスタQ3がオンとなった場合に、出力がHレベルになる。OR9の出力端は抵抗R3を介してサイリスタSCRのゲートに接続されると共に、抵抗R8を介してトランジスタQ2のベースにも接続される。
【0032】
電解コンデンサC3の正極性側は抵抗R7及びトライアック出力型のフォトカプラPC1の1次側を介してトランジスタQ2のコレクタに接続されており、トランジスタQ2のエミッタは端子Eに接続される。フォトカプラPC1の2次側トライアックは、一端が端子1に接続され他端がDB3の他方交流入力端子に接続される。
【0033】
次に、このように構成された実施の形態の動作について図2のタイミングチャートを参照して説明する。図2(a)は操作スイッチSWの状態を示し、図2(b)は電源ライン+Vの電位を示し、図2(c)はフォトカプラPC1の状態を示し、図2(d)はQ出力を示し、図2(e)はタイマ出力を示し、図2(f)はOR9の出力を示し、図2(g)は /Q出力を示し、図2(h)及び(i)は夫々フォトカプラPC2,PC3の状態を示し、図2(j)はCK端子のレベルを示している。
【0034】
いま、操作スイッチSWがb接点に接続されて電子スイッチがオフの状態、即ち、TRAC10がオフで、電源ライン+Vが0Vである。この場合には、端子1,2間に接続された交流電源から負荷には全く電流が流れず、換気扇等の負荷は停止状態である。ここで、ユーザーが操作スイッチSWをオンの状態、即ち、共通端子COMをa接点と接続させるものとする(図2(a)のタイミングt1 )。そうすると、端子1がDB3の交流入出力端子に接続され、交流電源からの電流がDB3及びトランジスタQ1を流れて、電解コンデンサC3を充電する。これにより、電源ライン+Vは、図2(b)に示すように、低電圧ダイオードZDによって規定される電圧に立ち上がる。
【0035】
一方、操作スイッチ確認部40のDFF5は、電源の印可から所定期間だけ /PR端子がLレベルを維持することによってプリセット条件が成立し、これにより、Q出力がHレベルにプリセットされ(図2(d))、 /Q出力はLレベルにプリセットされる(図2(g))。Q出力はOR9に供給されており、DFF5のプリセット処理によってOR9出力がHレベルとなって(図2(f))、サイリスタSCRがオンする。そうすると、交流電源からの電流は、端子1と端子2との間で、操作スイッチSW、DB3、サイリスタSCR、DB3、抵抗R1及びコイルLを介して流れる。これにより、TRAC10のゲート抵抗R1の両端に電圧降下が発生し、TRAC10がオンする。そうすると、交流電源からの電流は、負荷とTRAC10とを介して流れることになり、負荷に十分な交流電力が供給されて、負荷が動作を開始する。
【0036】
なお、交流電源の交流電圧の0V近傍の比較的短い期間には、TRAC10に流れる電流が保持電流以下となって、TRAC10はオフとなる。TRAC10のオフ期間には、換気扇等の負荷は慣性力で動作する。一方、TRAC10がオフすると、交流電源からの電流はDB3及びトランジスタQ1 を介して流れて、コンデンサC3を充電し、電源ライン+Vを所定の電圧値に維持する。
【0037】
そして、交流電源からの電流は、操作スイッチSW、DB3、サイリスタSCR、抵抗R1及びコイルLを介して流れるので、交流電源の交流電圧が0V近傍の期間を過ぎると、ゲート抵抗R1の電圧降下によって再びTRAC10はオンとなる。こうして、負荷に十分な電力が供給されて、その動作が継続される。
【0038】
また、OR9の出力がHレベルであるので、トランジスタQ2はオンであり、コンデンサC3とトランジスタQ2のコレクタとの間に接続されたフォトカプラPC1の1次側に電流が流れて、フォトカプラPC1の2次側トライアックが導通する(図2(c))。従って、端子1とDB3の他方交流入出力端子は操作スイッチSWだけでなく、フォトカプラPC1を介しても接続された状態となる。また、コンデンサC3と端子Eとの間に接続されたフォトカプラPC2の1次側にも電流が流れるので、フォトカプラPC2の2次側トライアックも導通している(図2(h))。また、タイマIC6は、SET端子にDFF5の /Q出力端子からLレベルが供給されており、スタンバイ状態となっている。
【0039】
ここで、ユーザーが操作スイッチをオフ、即ち、共通端子COMをb接点に接続させるものとする(図2のタイミングt2 )。この時点ではフォトカプラPC2が導通しているので、TRACが0V近傍でオフしている短い期間、操作スイッチSW、フォトカプラPC3の一次側発光ダイオード及びフォトカプラPC2の2次側トライアックにも電流が流れ、フォトカプラPC3の2次側トランジスタがオンする(図2(i))。そうすると、AND4の一方入力端が定期間Hレベルとなる。AND4の他方入力端にはDFF5のQ出力端子からHレベルが印加されており、AND4の出力はLレベルからHレベルに変化する。
【0040】
H,Lレベルを繰返すAND4の出力はCK端子に与えられ(図2(j))、DFF5はCK端子がHレベルに立ち上がった時に、D端子のLレベルをQ出力として出力する。DFF5の /Q出力はHレベルとなり、このHレベル出力がタイマIC6のSET端子に与えられてタイマ動作が開始される。なお、Q出力はAND4にも与えられているので、AND4の出力は次の瞬間には立ち下がる。
【0041】
タイマIC6はSET端子がHレベルとなることによってOUT端子をLレベルとする。これにより、トランジスタQ3 がオンし、OR9の他方入力端をHレベルにする。OR9の一方入力端にはDFF5のQ端子からLレベルが供給されるので、OR回路9の出力はトランジスタQ3 のオン期間はHレベルを維持し、トランジスタQ3 がオフになることでLレベルに変化する。
【0042】
タイマIC6のOUT端子がLレベルの間はOR9の出力がHであるので、サイリスタSCR及びフォトカプラPC1は引き続き導通状態であり、交流電源電圧の0V近傍期間以外にはTRAC10はオンとなる。従って、この段階では、負荷は十分な交流電力が供給されて動作を継続する。
【0043】
タイマIC6は、操作スイッチSWをb接点側に切換えてSET端子にHレベルが供給されたときから所定の時間が経過すると、OUT端子をHレベル(図2のタイミングt3 )にさせる。そうすると、トランジスタQ3 はオフとなり、OR9の2入力は共にLレベルとなって、OR9出力はLレベルとなる(図2(f))。これにより、トランジスタQ2 はオフとなり、フォトカプラPC1の1次側に電流が流れなくなって、フォトカプラPC1の2次側は非導通となる。
【0044】
そうすると、交流電源からの電流はDB3には供給されなくなって、TRAC10のオフ期間にゲート抵抗R1に十分な電流が流れないので、TRAC10はオンにならない。こうして、負荷への電力供給が停止し、負荷は動作を停止する。また、DB3に電流が流れないので、コンデンサC3の放電によって、電源ライン+Vの所定の低電圧が低下し、電子スイッチの動作が停止する。
【0045】
このように、本実施の形態においては、汎用のDFFによって、操作スイッチの状態の検出を可能にすると共に、汎用のタイマICによって、遅動制御を可能にしており、装置を安価に構成することができる。
【0046】
図3は本発明の第2の実施の形態を示す回路図である。図3において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0047】
本実施の形態はタイマ部50に代えてタイマ部51を採用し、DFF5のQ出力をタイマ部51に供給する点が第1の実施の形態と異なる。他の構成要素は図1の実施の形態と同様であり、図示を省略する。なお、DFF5の /Q出力は用いない。
【0048】
タイマ部51は、CR充放電回路と、オペアンプによるコンパレータ回路によって構成されている。即ち、電源ライン+Vと端子Eとの間にはトランジスタQ5のコレクタ・エミッタ路、抵抗R21及び電解コンデンサC20の直列回路が接続されている。トランジスタQ5のベースには抵抗R20を介してDFF5のQ出力が供給されるようになっている。
【0049】
電解コンデンサC20の正極性側は可変抵抗VRを介して端子Eに接続されると共に、抵抗R22を介してコンパレータ52の負極性入力端に接続される。コンパレータ52の正極性入力端は、電源ライン+Vと端子Eとの間に接続された抵抗R24,R25同士の接続点に接続される。コンパレータ52の出力端は抵抗R23を介してトランジスタQ6のベースに接続され、トランジスタQ6のコレクタはコンデンサC20の正極性側に、エミッタは端子Eに接続される。
【0050】
コンパレータ52の出力端はコンパレータ53の負極性入力端にも接続され、コンパレータ53の正極性入力端は抵抗R24,R25同士の接続点に接続される。コンパレータ52の出力をOR9の2つの入力端子に共通に与えるようになっている。
【0051】
次に、このように構成された実施の形態の動作について説明する。
【0052】
操作スイッチSWがa接点側に切換えられて、電源ライン+Vに所定の直流低電圧が発生し、DFF5がプリセットされるまでの動作は第1の実施の形態と同一である。DFF5のQ出力はタイマ部51のトランジスタQ5のベースに供給されており、DFF5のプリセットによってトランジスタQ5がオンする。これにより、電解コンデンサC20が充電される。
【0053】
コンデンサC20の電荷は可変抵抗VRを介して放電されるが、トランジスタQ5のオン期間には連続して充電されるので、コンデンサC20の正極性側は略電源ライン+Vと同電位となる。
【0054】
一方、電源ライン+Vの電圧は抵抗R24,R25によって分割されて、閾値電圧としてコンパレータ52,53の正極性入力端に与えられている。従って、前段のコンパレータ52は、負極性入力端の電圧が正極性入力端の電圧よりも高くなり、出力はLレベルとなる。そうすると、次段のコンパレータ53は、正極性入力端の電圧が負極性入力端の電圧よりも高くなって、出力はHレベルとなる。コンパレータ53の出力がOR9に供給され、OR9の出力はHレベルとなる。操作スイッチSWがa接点側に切換えられている場合の他の動作は第1の実施の形態と同様であり、負荷に十分な電力が供給されて負荷が動作する。
【0055】
ここで、操作スイッチSWをb接点側に切換えるものとする。そうすると、DFF5のQ出力は反転してLレベルとなる。トランジスタQ5はオフとなり、コンデンサC20の充電が停止される。コンデンサC20は、電荷が可変抵抗VRを介して放電されて、端子電圧が徐々に低下する。コンデンサ20からコンパレータ52に印加される電圧が抵抗R24,R25による閾値電圧よりも低下すると、コンパレータ52の出力はHレベルとなり、トランジスタQ6がオンしてコンデンサC20の両端が短絡され、一気にコンデンサC20の電荷が放電される。これにより、コンパレータ53は負極性入力端の電圧が正極性入力端の電圧よりも高くなり、コンパレータ53の出力はLレベルに変化する。こうして、OR9の出力はLレベルとなり、負荷への電力の供給が停止される。操作スイッチSWがb接点側に切換えられた場合の他の動作は第1の実施の形態と同様である。
【0056】
可変抵抗VRの抵抗値を変化させることで、コンデンサC20の端子電圧が閾値電圧以下になるまでの時間を変化させることができ、これにより、タイマ機能が実現されている。
【0057】
このように、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0058】
図4は本発明の第3の実施の形態を示す回路図である。本実施の形態は2つの負荷の駆動制御を行うためのものであり、図4では第1又は第2の実施の形態における電子スイッチに付加する構成のみを示している。図4に示す構成以外の構成は図1又は図3と同一であり、図示を省略する。
【0059】
端子30,31相互間には図示しない交流電源及び負荷が接続される。なお、端子30,31に接続される負荷は、図1の端子1,2に接続される負荷とは異なる負荷である。端子30,31相互間にはコンデンサC30が接続されている。また、端子30,31相互間にはラインノイズ抑止用コイルL30及びTRAC32の主電極T1,T2間が接続される。TRAC32が導通することによって、負荷に十分な電力が供給されて、負荷が動作するようになっている。
【0060】
TRAC32の主電極T1,T2間には、トライアック出力型のフォトカプラPC30の2次側トライアック及び抵抗R30,R31の直列回路が接続されている。TRAC32のゲートGは抵抗R30,R31の接続点に接続される。
【0061】
電源ライン+Vと基準電位点との間には、抵抗R32、フォトカプラPC30の1次側及びトランジスタQ30のコレクタ・エミッタ路が接続され、トランジスタQ30のベースには抵抗R33を介してDFF5(図1又は図3参照)のQ出力が供給されるようになっている。
【0062】
次に、このように構成された実施の形態の動作について説明する。
【0063】
いま、図1又は図3の端子1,2間に接続される負荷及び端子30,31間に接続される負荷として、夫々トイレ等に配置する換気扇及び照明灯を採用する場合について説明する。
【0064】
ユーザーが図1又は図3の操作スイッチSWをa接点側に切換えることによって、負荷(換気扇)が動作を開始することは第1又は第2の実施の形態と同様である。本実施の形態においては、DFF5のQ出力をトランジスタQ30のベースに供給する。操作スイッチSWがa接点側に設定されている期間は、Q出力はHレベルであり、トランジスタQ30がオンしてフォトカプラPC30に電流が流れる。これにより、フォトカプラPC30の2次側TRACがオンとなり、抵抗R30,R31に電流が流れる。抵抗R31の電圧降下によって、TRAC32が導通し、交流電源から負荷(照明灯)に十分な電力の供給が開始されて、照明灯が点灯する。
【0065】
なお、操作スイッチSWがa接点側に設定されている期間は、フォトカプラP30の2次側トライアックは導通しているので、交流電圧の0V近傍以外の期間にはTRAC32はオンし、照明灯の点灯は継続される。こうして、操作スイッチSWをa接点側に設定することで、照明灯を点灯させると同時に換気扇を回転させることができる。
【0066】
ここで、操作スイッチSWをb接点側に切換えると、上述したように、DFF5のQ出力はLレベルに変化する。これにより、トランジスタQ30はオフとなって、フォトカプラPC30の2次側トライアックは非導通となる。従って、交流電圧の0V近傍においてオフとなったTRAC32は交流電圧の0V近傍の期間が過ぎてもオンにならず、照明灯は直ぐに消灯する。
【0067】
一方、端子1,2に接続された負荷(換気扇)は、上述したように、タイマ部50又は51のタイマ機能によって、操作スイッチSWのb接点側への切換え操作から所定期間経過後に停止する。
【0068】
このように、本実施の形態においては、ユーザーの単一の操作によって2つの負荷を同時に駆動すると共に、単一の操作によって2つの負荷の駆動を異なるタイミングで停止させることができる。他の効果は図1の実施の形態と同様である。
【0069】
図5は本発明の第4の実施の形態を示す回路図である。図5において図1と同一の構成要素には同一符号を付して説明を省略する。本実施の形態においては、端子1とDB3とをバイパスして接続するための素子として、ラッチングリレーの接点を利用するようにしたものである。本実施の形態では、操作スイッチ確認部40′及びタイマ部50の構成は図1と同様である。なお、操作スイッチ確認部40′は操作スイッチ確認部40の抵抗R10を省略したものであるが、同等の機能を有する。
【0070】
フォトカプラPC1の2次側トライアックは、一端が端子1に接続され他端はラッチングリレーのリセットコイルRCを介して端子2に接続される。ラッチングリレーのセットコイルSCは一端が操作スイッチSWのa接点に接続され、他端は端子2に接続される。ラッチングリレーのリレー接点a2は端子1とDB3の他方交流入出力端子との間に接続され、ラッチングリレーのリレー接点a1は、図1のフォトカプラPC2の2次側トライアックに代えて、フォトカプラPC3と端子Eとの間に接続される。
【0071】
ラッチングリレーは、セットコイルSCに1回電流が流れることによって接点a1,a2が導通し、リセットコイルRCに1回電流が流れることによって接点a1,a2が非導通となるようになっている。
【0072】
また、OR9の出力は抵抗R3を介してサイリスタSCRのゲートにのみ与えられる。トランジスタQ2のベースには抵抗R8を介してAND11の出力が与えられる。AND11は一方入力端にタイマIC6のSET端子の入力が与えられ、他方入力端は負論理で動作してトランジスタQのコレクタに現れる電圧が入力されるようになっている。
【0073】
他の構成は図1と同様である。
【0074】
次に、このように構成された実施の形態の動作について図6のタイムチャートを参照して説明する。図6(a)は操作スイッチSWの状態を示し、図6(b)はラッチングリレーの接点a1,a2の状態を示し、図6(c)は電源ライン+Vの電位を示し、図6(d)はCK端子の入力を示し、図6(e)はQ出力を示し、図6(f)はフォトカプラPC2の状態を示し、図6(g)はタイマ出力を示し、図6(h)は /Q出力を示し、図6(i)はAND11の入力を示し、図6(j)はAND11の出力を示し、図6(k)はTRCK10の状態を示している。
【0075】
いま、ユーザーが操作スイッチSWをa接点側に切換えるものとする(図6(a)のタイミングt10)。そうすると、DB3を介してコンデンサC3が充電されて電源ライン+Vが所定の直流低電圧になり(図6(c))、DFF5のQ出力及びOR9の出力がHレベルになって、サイリスタSCRが導通し、これにより、TRCK10がオンとなって(図6(k))、負荷に十分な電力が供給されることは第1の実施の形態と同様である。なお、タイマ部51のタイマIC6がスタンバイ状態になることも第1の実施の形態と同様である。
【0076】
本実施の形態においては、操作スイッチSWがa接点側に設定されることによって、ラッチングリレーのセットコイルSCが励磁され、リレー接点a1,a2が導通状態となる(図6(b))。リレー接点a2が導通することによって、端子1とDB3の他方交流入出力端子とは、操作スイッチSWの設定に拘わらず接続されることになる。
【0077】
ここで、ユーザーが図6のタイミングt11で操作スイッチSWをb接点側に切換えるものとする。そうすると、交流0V付近でTRACのオフの期間、操作スイッチSWのb接点、抵抗R2、フォトカプラPC3の一次側及びリレー接点a1を介して電流が流れて、フォトカプラPC3の2次側トランジスタがオンとなる。これにより、第1の実施の形態と同様に、DFF5のQ出力はLレベルとなり、 /Q出力はHレベルとなって、OR9の出力はタイマIC6に設定された時間後にLレベルとなる。なお、タイマIC6によって設定された時間内はOR9の出力はHレベルであり、上述したように、負荷への十分な電力供給は継続される。
【0078】
タイマIC6のタイムアップの時点で、トランジスタQ3がオフして、OR9の2入力は共にLレベルとなり、OR9の出力はLレベルとなる。この結果、サイリスタSCRがオフし、TRAC10が非導通となって、負荷への電力供給が停止される。
【0079】
一方、DFF5の /Q出力は、AND4の出力がHレベルになった時点でHレベルに立ち上がっており、また、トランジスタQ3のコレクタの不論理値(図6(i))は、タイマIC6のカウント開始でHレベルからLレベルに立ち下がり、タイムアップでHレベルに立ち上がる。従って、AND11の2入力は、いずれもタイムアップでHレベルとなり、AND11の出力はHレベルになる(図6(j))。そうすると、トランジスタQ2がオンとなって、フォトカプラPC1の1次側が導通する。
【0080】
これにより、フォトカプラPC1の2次側トライアックが導通してラッチングリレーのリセットコイルRCに電流が流れる。この時点ではラッチングリレーのセットコイルSCには電流が流れていないので、リセットコイルRCが励磁されることにより、リレー接点a1,a2は非導通となる(タイミングt12)。そうすると、DB3に電流が流れなくなり、コンデンサC3の放電によって、電源ライン+Vの電圧が低下し、負荷への電力供給が停止すると共に電子スイッチ自体もオフとなる(図6参照)。
【0081】
このように、本実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0082】
ところで、上記各実施の形態においては、操作スイッチ確認部においてはDFFを採用したが、DFFに代えて図7又は図8に示すJKフリップフロップ(以下、JKFFという)を採用することもできる。
【0083】
図7においては、フォトカプラPC3の2次側トランジスタのエミッタと抵抗R9との接続点の電位をインバータ55を介してJKFF52のCK端子に供給するようになっている。JKFF56としては、例えば、74HC112を採用する。インバータ55の出力端は抵抗R51を介して電源ライン+Vに接続されている。
【0084】
JKFF56は、CK端子の入力がHレベルからLレベルに変化した時に出力が反転することがDFFと異なる。この理由から、CK端子への入力はインバータ55を介して行うのである。
【0085】
また、図8においては、フォトカプラPC3の2次側トランジスタのエミッタと抵抗R9との接続点の電位をナンド回路(以下、NANDとう)7を介してJKFF8に供給するようになっている。
【0086】
JKFFを用いた場合でも、各実施の形態においてDFFを用いた場合と同様の動作が行われることは明らかである。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、汎用タイマIC及びCR受放電回路等を利用して遅動制御を可能にすると共に、汎用ロジックICを利用して操作スイッチの状態把握を行うことを可能にして、安価に構成することができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子スイッチの一実施の形態を示す回路図。
【図2】第1の実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す回路図。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す回路図。
【図5】本発明の第4の実施の形態を示す回路図。
【図6】第4の実施の形態の動作を説明するためのタイミングチャート。
【図7】変形例を示す回路図。
【図8】変形例を示す回路図。
【図9】従来の電子スイッチを示す回路図。
【符号の説明】
3…ダイオードブリッジ、4…AND、5…DFF、6…タイマIC、9…OR、10…トライアック、40…操作スイッチ確認部、50,51…タイマ部、SCR…サイリスタ、PC1〜PC3…フォトカプラ、C3…電解コンデンサ、SW…操作スイッチ、Q1〜Q3…トランジスタ。

Claims (9)

  1. 交流電源から負荷への電力の供給又は遮断を行う制御スイッチと、
    前記交流電源からの電流を受けて直流低電圧を発生する低電圧電源手段と、
    前記低電圧電源手段から前記直流低電圧が与えられることによって動作して前記制御スイッチのオン,オフを制御して前記負荷への電力供給を可能にする制御手段と、
    前記交流電源からの前記低電圧電源手段への電流の供給路に設けられて、前記供給路を導通又は遮断すると共に、前記供給路が導通状態から遮断状態に移行すると前記交流電源からの電流を所定の経路に流す操作スイッチと、
    前記供給路が導通状態になることによって動作を開始して、前記操作スイッチの状態に拘わらず、前記交流電源からの電流を前記低電圧電源手段に供給して前記直流低電圧を発生させ前記負荷への電力供給を可能にするバイパス手段と、
    前記所定の経路の電流を検出することで、前記操作スイッチの状態の変化を示す検出出力を出力する操作スイッチ確認手段と、
    前記供給路が導通状態から遮断状態に移行したことを示す前記検出出力が与えられて時間の計時を開始し、前記検出出力の入力から所定の時間経過後に前記バイパス手段による前記低電圧電源手段への前記交流電源からの電流の供給を停止させて前記負荷への電力供給を不能にするタイマ手段とを具備したことを特徴とする電子スイッチ。
  2. 前記供給路が導通状態になったことを示す検出出力が与えられると前記負荷とは異なる第2の負荷に電力を供給し、前記供給路が導通状態から遮断状態に移行したことを示す検出出力が与えられると前記第2の負荷への電力の供給を停止させる第2の負荷制御手段を更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の電子スイッチ。
  3. 前記操作スイッチ確認手段は、前記所定の経路に流れた電流によって導通して所定の論理レベルの出力を出力する検出部と、
    前記検出部の出力に基づいて出力論理レベルが規定されるフリップフロップとを具備し、
    前記タイマ手段は、前記フリップフロップの出力によって動作を開始し、タイムアップすることによって所定の論理値レベルの出力を出力するタイマ部と、
    前記タイマ部の出力に基づいて前記バイパス手段を制御する出力部とを具備したことを特徴とする請求項1に記載の電子スイッチ。
  4. 前記出力部は、前記制御手段の一部を構成することを特徴とする請求項3に記載の電子スイッチ。
  5. 交流電源と負荷との間に挿入される負荷制御用スイッチング部と、
    交流電源をオン−オフする操作スイッチと、
    制御用電源部をオン−オフするためのスイッチング部と、
    操作用スイッチの状態記憶部と、
    タイマ部と、を具備し、
    前記制御用電源部をオン−オフするためのスイッチング部は、前記操作スイッチに並列にトライアック出力型フォトカプラを接続したことを特徴とする電子スイッチ。
  6. 交流電源と負荷との間に挿入される負荷制御用スイッチング部と、
    交流電源をオン−オフする操作スイッチと、
    制御用電源部をオン−オフするためのスイッチング部と、
    操作用スイッチの状態記憶部と、
    タイマ部と、を具備し、
    前記制御用電源部をオン−オフするためのスイッチング部は、前記操作スイッチに並列にラッチングリレーの接点を接続したことを特徴とする電子スイッチ。
  7. 交流電源と負荷との間に挿入される負荷制御用スイッチング部と、
    交流電源をオン−オフする操作スイッチと、
    制御用電源部をオン−オフするためのスイッチング部と、
    操作用スイッチの状態記憶部と、
    タイマ部と、を具備し、
    前記操作スイッチの状態記憶部は、Dフリップフロップで構成し、該DフリップフロップのQ出力にて、前記制御用電源部をオン−オフするためのスイッチング部を制御し、前記Q出力の反転出力にて前記タイマ部を始動することを特徴とする電子スイッチ。
  8. 交流電源と負荷との間に挿入される負荷制御用スイッチング部と、
    交流電源をオン−オフする操作スイッチと、
    制御用電源部をオン−オフするためのスイッチング部と、
    操作用スイッチの状態記憶部と、
    タイマ部と、を具備し、
    前記操作スイッチの状態記憶部は、JKフリップフロップで構成し、該JKフリップフロップのQ出力にて、前記制御用電源部をオン−オフするためのスイッチング部を制御し、前記Q出力の反転出力にて前記タイマ部を始動することを特徴とする電子スイッチ。
  9. 前記操作スイッチの状態記憶部は、Q出力で前記負荷とは異なる第2の負荷の制御用トライアックを制御することを特徴とする請求項7又は8のいずれか一方に記載の電子スイッチ。
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