JP4896313B2 - 並列使用型電子タイマースイッチ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、負荷としての例えば換気扇を、第1の操作スイッチに基づいてタイマー動作させ、第2の操作スイッチに基づいて遅動動作させる電子タイマースイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、マンション等のトイレの換気を行うには、トイレの操作スイッチをオンすることによって、トイレ用の照明負荷と換気扇負荷を同時に連動して動作させ、用済み後、操作スイッチをオフすることによって、照明負荷を消灯し、数分間換気扇負荷を動作させ、自動的に換気扇負荷を停止させる動作(以下、遅動動作という)が行われている。一方、浴室の換気を行うには、浴室の操作スイッチをオンにすることで、換気扇負荷を動作させ、浴室の操作スイッチをオフにすることで、換気扇負荷を停止させたり(連続動作)、或いは、操作スイッチをオンにすることで、一定時間換気扇負荷を動作させた後、自動的に換気扇負荷を停止させる(タイマー動作)が行われている。
【0003】
ところで、近年、マンション等の浴室とトイレの換気を行うには、天井裏に両方の部屋に通じる換気用ダクトを設け、1台の換気扇にて換気を行っている場合が多い。このような場合、浴室の換気を行うには少なくとも1時間以上の換気が必要とされ、トイレの場合、使用中は連続動作で、用済み後、3〜4分程度遅動動作による換気が行われている。このため、図11に示すように、交流電源(AC100V)の電源ライン41,42間に換気扇43を配する場合には、1つの換気扇23に対して直列に、浴室用,トイレ用の2つのタイマー手段T1,T2を並列接続したものを配置する必要があった。なお、電気的な配線工事を行う場合、電源ライン41は交流電源の接地側Nとし、電源ライン42は交流電源のライン側Lとして配線している。この場合、浴室には換気扇用の長時間型タイマー手段T1を、トイレには遅動動作型の短時間タイマー手段T2を設置する。すなわち、1台の負荷に対し、仕様の異なるタイマー手段T1、T2を並列接続させる必要があった。
【0004】
しかしながら、図11の配置の場合、タイマー手段T1、T2が電子式タイマースイッチだと、一方のタイマー手段が動作中に、他方のタイマー手段をオンさせると、自己消費電力の少ない方しか動作できないという問題があった。例えば、自己消費電力がT1>T2だとすると、T1が動作中、T2を動作させると、タイマー手段T1が停止し、タイマー手段T2のみ動作する。また、タイマー手段T2が動作中、タイマー手段T1を動作させようとしても、T1を動作させることが出来なかった。
【0005】
このため一方に機械式タイマースイッチを用いることが考えられるが、一方に機械式タイマースイッチを用いた場合には、機械式タイマースイッチは自己消費電力=0だから、当然のことながら、一方を機械式、他方を電子式の組み合わせは成立しない。
【0006】
そこで、上記の理由で機械式タイマースイッチの並列使用しか手段が無かった。しかしながら、機械式タイマースイッチの並列使用では、機械式長時間タイマーではせいぜい90分程度のタイマー動作が限界であった。また、2種類のタイマースイッチを並列使用するためコスト的には高価なものになってしまった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来の2種類のタイマー手段の並列使用では、どちらか一方のタイマー手段が優先されてしまう問題と、或いはコスト的な問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、1個の電子式タイマースイッチが長時間型タイマーと短時間型遅動タイマーの機能を有し、長時間型タイマー機能は内蔵の操作スイッチで起動し、短時間型遅動タイマー機能は外部機械式スイッチで起動する並列使用型電子タイマースイッチを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様による並列使用型電子タイマースイッチは、スイッチ本体に並列に接続した機械スイッチのオン・オフの状態を検出するセンサー部と、スイッチ本体に内蔵する操作スイッチで起動する長時間タイマーと、前記センサ一部の信号によって起動する短時間タイマーの機能を有する制御回路と、この制御回路によってオン・オフを制御されるパワースイッチ回路と、を具備する並列使用型電子タイマースイッチにおいて、
前記センサ一部は、
換気扇負荷を介して交流電源N側に接続する第1配線系と、
交流電源相間に接続された機械スイッチと照明負荷の直列回路にあって、交流電源N側と照明負荷の接続点とフォトカプラの発光側の一端子とを接続する第2配線系と、
照明負荷の他端とフォトカプラの発光側の他端子と照明負荷の点滅制御も可能な前記機械スイッチのN側端子とを接続する第3配線系と、
前記機械スイッチの他端と交流電源L側とに接続する第4配線系と、
を具備している。
【0010】
本発明の他の態様による並列使用型電子タイマースイッチは、スイッチ本体に並列に接続した機械スイッチのオン・オフの状態を検出するセンサー部と、スイッチ本体に内蔵する操作スイッチで起動する長時間タイマーと、前記センサ一部の信号によって起動する短時間タイマーの機能を有する制御回路と、この制御回路によってオン・オフを制御されるパワースイッチ回路と、を具備する並列使用型電子タイマースイッチにおいて、
前記センサー部は、
換気扇負荷を介して交流電源L側に接続する第1配線系と、
交流電源相間に接続された機械スイッチと照明負荷の直列回路にあって、機械スイッチと照明負荷の接続点とフォトカプラの発光側の一端子とを接続する第2配線系と、
該フォトカプラの発光側の他端と交流電源のN側とに接続する第3配線系と、
を具備し、3線式構成としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明の第1の実施の形態の電子タイマースイッチを示す回路図である。
【0013】
まず、図1を用いて本発明の電子タイマースイッチ15の全体について説明する。電子タイマースイッチ15の外部には、交流電源(AC)100Vの電源入力端子11,12が配設されている。なお、電気的な配線工事を行う場合、電源入力端子11は交流電源の接地側Nとし、電源入力端子12は交流電源のライン側Lとする。また、電子タイマースイッチ15には、2組の交流入力端子(0,1)、(2,3)が設けられている。なお、2点鎖線枠は電子タイマースイッチ15のスイッチ本体の外装部分を示している。
【0014】
交流電源ACの一端が接続される電源入力端子11と電子タイマースイッチ15の端子1との間には例えば浴室とトイレ共用の換気扇13が負荷として接続され、交流電源ACの他端が接続される電源入力端子12と電子タイマースイッチ15の端子0とは電気的に接続されている。また、前記電源入力端子11と電子タイマースイッチ15の端子3とは電気的に接続され、電子タイマースイッチ15の端子3と端子2の間には例えばトイレ用の照明器具14が接続され、さらに電子タイマースイッチ15の端子2と端子0との間にはトイレ側の操作スイッチとして外付け操作スイッチ(以下、外部スイッチという)SW1が接続されている。
【0015】
図1に示す電子タイマースイッチ15は、外部スイッチSW1のオン,オフを検知するためのセンサー部としての外部スイッチセンサー回路16と、負荷である換気扇13に電力を供給するための電力スイッチ素子としてのトライアックTRACを含むパワースイッチ回路17と、マイクロコンピュータ(以下、マイコンという)IC1を備え、内蔵の操作スイッチSW0に基づく負荷のタイマー動作と外部スイッチSW1に基づく負荷の遅動動作の実行、及び両動作が時間的に重なった場合のタイマー動作又は遅動動作の実行や、操作スイッチSW0,SW1の操作に基づいた前記パワースイッチ回路17のオン,オフ、電子タイマースイッチの負荷13の制御状態の表示(明点灯,暗点灯,及び明暗点灯)の実行などを制御する制御回路18とを有して構成されている。
【0016】
内蔵の操作スイッチSW0としては、例えばモメンタリー型スイッチ(瞬時オンした後オフするスイッチ)が用いられ、外部スイッチSW1としては例えばシーソー型の機械スイッチが用いられる。
【0017】
図1において、交流電源ACの一方の入力端子11は換気扇負荷13を介して全波整流ダイオードブリッジDBの一方の交流入力端子aに接続し、交流電源ACのもう一方の入力端子12はチョークコイルL及びトライアックTRACのゲート抵抗R0を介して全波整流ダイオードブリッジDBのもう一方の交流入力端子bに接続している。従って、全波整流ダイオードブリッジDBの交流入力端子a,b間には交流電源入力端子11,12よりAC100Vが換気扇負荷13を通して供給されるようになっている。
【0018】
外部スイッチセンサー回路16は、外部スイッチSW1のオン,オフを検知するセンサー部としての機能を有し、その検知信号によって外部スイッチSW1のオン,オフを制御回路18側へ伝える役目をしている。外部スイッチセンサー回路16は、1次側素子として発光ダイオードLED1を、2次側素子としてフォトトランジスタTr1を有し、電子タイマースイッチ15の端子2,3間にフォトカプラPC1の発光ダイオードLED1と抵抗R1の直列回路を接続し、フォトカプラPC1の2次側のフォトトランジスタTr1のコレクタは制御回路18のトランジスタQ5のベース側に接続し、フォトトランジスタTr1のエミッタは電子タイマースイッチ15の基準電位点ラインEに接続した構成となっている。
【0019】
なお、外部スイッチセンサー回路16は、交流電源ラインとの配線接続関係として見れば、換気扇負荷13を介して交流電源N側に接続する第1配線系と、交流電源相間に接続された機械スイッチSW1と照明負荷14の直列回路にあって、交流電源N側と照明負荷14の接続点とフォトカプラPC1の発光側の一端子とを接続する第2配線系と、照明負荷14の他端とフォトカプラPC1の発光側の他端子と照明負荷14の点滅制御も可能な前記機械スイッチSW1のN側端子とを接続する第3配線系と、前記機械スイッチSW1の他端と交流電源L側とに接続する第4配線系と、を具備した構成となっている。
【0020】
電子タイマースイッチ15の交流入力端子1は、バリスタ等のサージ吸収素子ZNRとコンデンサC1 との並列回路を介して電子タイマースイッチ15の端子0に接続している。また、電子タイマースイッチ15の端子1は、トライアックTRACの主電極T1 −T2 間とチョークコイルLを介して端子0に接続している。さらに、トライアックTRACのゲートGは、全波整流ダイオードブリッジDBの交流入力端子bに接続する一方ゲート抵抗R0を介して前記チョークコイルLの一端に接続している。
【0021】
上記の接続により、電子タイマースイッチ15の交流入力端子1,0間には、サージ吸収素子ZNRとコンデンサC1とチョークコイルLとから構成されるノイズフィルタを介してトライアックTRACが接続され、全波整流ダイオードブリッジDBは、一方の交流入力端子aがトライアックTRACの主電極T2に接続し、もう一方の交流入力端子bがゲート抵抗R0を介してトライアックTRACの主電極T1 に接続している。
【0022】
ダイオードブリッジDBの正極側整流出力端子(+)は、PNPトランジスタQ1のエミッタ・コレクタを介して定電圧ダイオードZDとコンデンサC2の並列回路の+極側に接続している。定電圧ダイオードZDとコンデンサC2の並列回路の−極側は、ダイオードブリッジDBの負極側整流出力端子(−)である基準電位点ラインEに接続している。ダイオードブリッジDBと、定電圧ダイオードZDとコンデンサC2の並列回路とは、交流電源(AC)電圧を全波整流したものを平滑及び低電圧化する整流回路を構成している。
【0023】
全波整流ダイオードブリッジDBの出力は高抵抗R2を介し定電圧ダイオードZD及びコンデンサC2の+極側に接続され、その充電電圧によってマイコンIC1を中心とした制御回路18に常時直流電源を供給できるようにしている。なお、高抵抗R2を介してコンデンサC2に充電される電流は少ないので、これによって交流電源ACから全波整流ダイオードブリッジDBへ供給される電流は少なくトライアックTRACをオン動作(パワーオン)させることはない。
【0024】
トランジスタQ1のエミッタ・ベース間にはバイアス抵抗R3が接続され、トランジスタQ1のベースは抵抗R4を介してQ1を制御するトランジスタQ2のコレクタに接続し、Q2のエミッタを上記基準電位点ラインEに接続している。トランジスタQ1,Q2及び抵抗R3,R4は、全波整流ダイオードブリッジDBからマイコンIC1への直流電源電圧の供給をオン・オフする制御回路を構成している。
【0025】
トランジスタQ3,Q4は、操作スイッチSW0,SW1のオン,オフを検出してマイコンIC1の入力端子R80,R81に知らせるための機能を有している。この通知によって、マイコンIC1は、電子タイマースイッチ15による負荷13の制御状態を判断して、出力端子R43,R42の出力レベルをハイレベル又はローレベルとすることで状態表示手段としてのLED19の発光状態を変えることができるようにしている。LED19の発光の明暗は抵抗R10,R11として異なった抵抗値を用いることによって可能である。
【0026】
トランジスタQ1のオン,オフはトランジスタQ2のオン,オフにて制御される。トランジスタQ2のベースは抵抗R5を介してPNPトランジスタQ6のコレクタに接続し、トランジスタQ6のエミッタはトランジスタQ5のエミッタと共通にしてトランジスタQ1のコレクタ・エミッタを介して全波整流ダイオードブリッジDBの正極側出力端子(+)に接続している。トランジスタQ5のコレクタは抵抗R8を介してトランジスタQ3のベースに接続している。
【0027】
トランジスタQ6のベースはマイコンIC1の出力端子R40に接続し、Q6のオン,オフは浴室側の操作スイッチSW0の操作後のマイコンIC1のホールド端子Holdの状態によって制御される。
【0028】
トランジスタQ5のベースはフォトカプラPC1のフォトトランジスタTr1のコレクタに接続し、フォトトランジスタTr1のエミッタは基準電位点ラインEに接続している。フォトカプラPC1のオン時にトランジスタQ5がオンして、外部スイッチSW1のオン状態がハイレベル信号としてマイコンIC1のホールド端子Holdに伝えられ、マイコンIC1がホールド動作を解除して正常動作を開始する。その結果IC1の出力端子R40はローレベルとなってトランジスタQ6をオンし、そのエミッタ出力(ハイレベル)がトランジスタQ2のベースに供給されて、トランジスタQ2,Q1がオンし、整流回路(DB,ZD,C2)にて直流電源電圧がマイコンIC1などに供給されるようになっている。
【0029】
なお、ダイオードD1のアノードは、マイコンIC1のリセット端子Rsetに接続されると共に、コンデンサC3を介して全波整流ダイオードブリッジDBの負極側出力端子(−)の基準電位点ラインEに接続されている。
【0030】
マイコンIC1には、電源供給端子VD、ホールド端子Hold、基準電位端子VS、入力端子R50〜R52,R80,R81、出力端子R40,R42,R43、リセット端子Reset、発振用振動子接続端子XIN,XOUTなどの端子が配設されている。接続端子XIN,XOUTには、例えば4MHzの水晶振動子が接続される。ホールド端子Holdは比較的高い抵抗R20を介して基準電位点ラインEに接続されている。マイコンIC1のプログラムによってマイコンIC1が発振動作せず休止状態であるときに、ホールド端子Holdが短時間でもハイレベルに設定されるとホールド状態が解除されてマイコンIC1は発振動作してアクティブな状態とされる。入力端子R50〜R52にはそれぞれ、選択操作スイッチSW2の選択端子a1〜a3が接続され、選択操作スイッチSW2のコモン端子cは基準電位点ラインEに接続されている。選択操作スイッチSW2のコモン端子cを選択端子a1〜a3のいずかに選択的に接続することにより、換気扇負荷13を連続運転,4時間運転,及び1時間運転の3通りの運転モードのいずれかに切り換えることができる。
【0031】
以上の構成に加えて、図1の電子タイマースイッチ15における制御回路18には、マイコンIC1が暴走したときに、ユーザー操作(SW0の操作)に基づいてマイコンIC1を強制的にリセットするための機能が設けられている。即ち、電子タイマースイッチ15の本体に接続した内蔵の操作スイッチSW0の一端とダイオードD2の接続点を、高い抵抗値の抵抗R21と充電用コンデンサC11の直列回路を介して基準電位点ラインEに接続し、抵抗R21とコンデンサC11の接続点をコンパレータIC2の+入力端子に接続する。なお高抵抗R21には並列に、コンデンサC11の電荷の放電用として機能する抵抗R22を接続してある。そして、コンパレータIC2の−入力端子にはコンデンサC2からのマイコン用直流電源電圧を抵抗R23,R24の直列回路で分圧して作成された電圧が基準電圧として入力する。従って、コンパレータIC2は、充電用コンデンサC11の電圧を抵抗R23,R24で作成された基準電圧と比較し、コンデンサC11の電圧が基準電圧より低ければローレベル、高ければハイレベルを出力する。そして、コンパレータIC2の出力を抵抗を介してNPNトランジスタQ11のベースに供給している。トランジスタQ11のコレクタはマイコンIC1のリセット端子Resetに接続し、エミッタは基準電位点ラインEに接続している。以上のように構成した強制リセット回路では、操作スイッチSW0を例えば5秒以上押し続けると、コンデンサC2からのマイコン用直流電源電圧が高抵抗R21を介して徐々にコンデンサC11を充電し、その充電電圧がコンパレータIC2の基準電圧を越えると、コンパレータIC2の出力はハイレベルとなり、トランジスタQ11が導通し、その結果マイコンIC1のリセット端子Resetがローレベルに設定されて、マイコンIC1がリセットされる。なお、操作スイッチSW0を瞬時でもオンにすると後述の長時間タイマーが動作するが、このようなSW0の瞬時オンでは、抵抗R21は非常に高い抵抗値であるため、この抵抗R21を通してコンデンサC11に充電される電荷は僅かであり、コンパレータIC2の+入力端子の電圧は基準電圧を越えないためコンパレータIC2の出力はローレベルであり、トランジスタQ11はオフ状態のため、マイコンIC1がリセットされることはない。
【0032】
次に、以上のように構成された電子タイマースイッチにおける動作を説明する。
マイコンIC1には常時定電圧が供給されているが、負荷13の休止時はマイコンIC1のシステムが休止したホールド状態となっている。今、電子タイマースイッチ15に内蔵した操作スイッチSW0を押すと、コンデンサC2の充電電圧がダイオードD2を介しマイコンIC1のホールド端子Holdに供給されてホールド端子Holdが電源電圧VDになるとマイコンIC1がホールド状態から解除され、システムが正常動作を開始する。この時、トランジスタQ4がオン(ON)してマイコンIC1の入力端子R81がローレベルとなる。この結果選択操作スイッチSW2で選択されたタイマー時間に従いマイコンIC1のタイマープログラムが実行され、その期間出力端子R40がローレベルとなりトランジスタQ6がオンし、トランジスタQ2がオンする。この結果バワートランジスタQ1が導通し、Q1に大きなコレクタ電流が流れ、その結果トライアックTRACのゲート抵抗R0の両端に電圧降下が発生し、この電圧降下がトライアックTRACのゲート・トリガ電圧以上となると、トライアックTRACが導通し、負荷に交流電源ACが供給され、負荷の換気扇13が動作する。
【0033】
上記の一連の動作は、浴室の換気を行うための長時間のタイマー動作である。選択操作スイッチSW2の選択により、連続運転、4時間運転及び1時間運転の3通りが可能になっている。換気扇13が動作中、もう一度操作スイッチSW0を押し、マイコンIC1のR81端子をローレベルにすると、動作停止信号として処理され、換気扇13は停止する。
【0034】
一方、交流入力端子2,0に接続された外部スイッチSW1をオンにすると、フォトカプラPC1の出力トランジスタTr1が導通して、トランジスタQ5のベース電位を基準電位にする結果トランジスタQ5が導通することで、マイコンIC1のホールド端子HoldがコンデンサC2の直流電圧によるハイレベルとなり、同時にトランジスタQ3がオンして、入力端子R80がローレベルとなるので、トイレ側の操作スイッチSW1が操作されたことがマイコンIC1で判別される。この時、出力端子R40がローレベルとなって、トランジスタQ6をオンすることでトランジスタQ2をオンし、バワートランジスタQ1を導通させるので、前述したようにトライアックTRACが導通し、負荷の換気扇13が動作する。
【0035】
トイレ側の外部スイッチSW1及び照明器具14が図1のように端子0,2,3接続されていると、上述のように外部スイッチSW1が投入されることによって換気扇13が動作される一方、トイレ用としての照明器具14も点灯する。トイレで用足し後、操作スイッチSW1をオフ(OFF)にすると、フォトカプラPC1の入力側がオフとなり、トランジスタQ5がオフ状態になり、トランジスタQ3がオフする結果、マイコンIC1の入力端子R80がハイレベルに復帰する。この時点からマイコンIC1では換気扇負荷13を3〜4分間運転するための、短時間タイマーが始動する。このときマイコンIC1は出力端子R40を3〜4分間ローレベルのままとした後ハイレベルに設定することで、換気扇負荷13を3〜4分間運転したのち停止させることができる。
【0036】
トイレ側の換気を優先とすると、トイレ使用中及び用足し後の3ないし4分間の換気を保証するために、浴室側の長時間換気との関連は以下に述べる方法でマイコンIC1のプログラムによって実現している。
【0037】
以下、図1の電子タイマースイッチ15及びそれに外付けされた換気扇13,照明器具14及び外部スイッチSW1における動作を、図2、図3、図4のタイムチャートを用いて説明する。
先に浴室側の長時間タイマーが起動し、その間にトイレの使用が発生している状態を考える。長時間側のタイマーでは、選択操作スイッチSW2の選択により、時間に無関係な連続動作と、1時間,4時間の長時間タイマー動作とが用意されている。
【0038】
図2(a)〜(f)は連続動作の場合を示す。
図2(a)では、浴室側の操作スイッチSW0を押すと、換気扇13が動作し、動作状態を表示するためのLEDが連続点灯(高輝度の明点灯)する。このケースの場合、再度操作スイッチSW0を押さないと換気扇13を停止させられないので、操作スイッチSW0にて換気扇13が停止し、LEDが消灯する。この間トイレ使用が発生しなかった(トイレ側操作スイッチSW1が操作されなかった)ケースを示している。
【0039】
図2(b)では、浴室側の操作スイッチSW0に基づく換気扇動作の途中でトイレ使用が発生した場合に、トイレ側操作スイッチSW1がオンにされ、用足し後スイッチSW1をオフしてから短時間タイマーの3分が経過しても、連続動作中であり、換気扇運転には何ら変化なく、浴室及びトイレの換気を行っている状態を示している。
【0040】
図2(c)では、トイレ使用中、即ち、トイレ側操作スイッチSW1がオン状態時に、浴室側で操作スイッチSW0を押し、負荷13の連続運転を中止した場合である。この場合、長時間タイマーのプログラムが中止され、遅動動作の短時間プログラムに移行し、移行が実施されたことを表示するためLEDの点灯輝度をそれまでの明点灯から暗点灯に下げた状態で点灯表示する。そして、用足し後、操作スイッチSW1がオフにされた後も、遅動動作における3分間の換気扇運転が行われ、タイムアップ時、換気扇13は停止し、LEDが消灯する。
【0041】
図2(d)では、上記(c)の場合より、連続運転の中止のタイミングが遅れ、用足し後3分経過しない時点で、操作スイッチSW0による連続運転中止が実行された場合を示す。この場合も、長時間プログラムが中止され、短時間プログラムに移行し、移行が実施されたことを表示するためLEDの点灯輝度を下げた状態で点灯表示する。用足し後、操作スイッチSW1をオフにしてから、3分間の換気扇運転が行われ、タイムアップ時、換気扇13は停止し、LEDが消灯する。
【0042】
図2(e)では、先にトイレ側の操作スイッチSW1が押されてオンし、換気扇13が動作し、LEDが低輝度点灯(暗点灯)中に、浴室側で操作スイッチSW0を操作して、換気扇13の連続運転を実行しようとした場合を示す。連続運転の場合、上記(a)で説明したように、再度操作スイッチSW0を押すと連続運転中止指令となるため、トイレの換気を必須とすると、トイレ側の操作スイッチSW1がオフにされてから、3分間の短時間タイマーのタイムアップが終了するまで(符号Aにて示す期間)、連続運転プログラムが始動されず待機状態となっている。つまり、符号Aにて示す期間は、連続運転指令を受理しているが、トイレ側操作スイッチSW1がオン状態にある期間と3分間の短時間タイマー期間が終了するまでは連続モードに移行せずに待機している。但し、期間Aであっても、連続運転指令を受理した証明として、LEDが高輝度点灯(明点灯)に変化することを示している。
【0043】
図2(f)では、上記(e)での連続運転指令の発生のタイミングが、トイレ側操作スイッチSW1がオフになって3分間タイマーが始動中になった場合を示している。連続運転プログラムは3分タイマーのタイムアップまで待機し(符号Aにて示す期間)、LEDのみ高輝度点灯に変化する。
【0044】
図3は、トイレ側操作スイッチSW1が押されてオンし、用足し後、操作スイッチSW1をオフしてから短時間タイマー終了するまでの3分以内に再度操作スイッチSW1をオンにしてトイレを使用する場合を示している。この場合、3分タイマーの残時間データはリセットされ、トイレ再使用時における用足し後の3分間のタイマー時間は確保され、トイレの換気が十分に行われることを示している。
【0045】
図4(a)〜(h)は4時間又は1時間のタイマー動作における、長時間タイマープログラムと短時間タイマープログラムとの関連を示す。
【0046】
図4(a)では、SW2で1または4時間のタイマープログラムが選択された場合で、操作スイッチSW0を押すと、換気扇13が運転され、LEDは連続運転と異なることを表示するため、高輝度点灯、低輝度点灯を約1秒サイクルで交互に点灯(明暗点灯という)することを示している。
【0047】
図4(b)では、操作スイッチSW0を1度押して換気扇13を長時間タイマー運転し、タイマー運転の途中で、操作スイッチSW0が2度目に押されると、連続運転同様、その時点で、長時間タイマープログラムが停止することを示している。
【0048】
図4(c)では、操作スイッチSW0が押され長時間タイマーが起動中、トイレの使用が発生し、操作スイッチSW1をオンし、用足し後、操作スイッチSW1をオフした時点で、長時間タイマーの残時間が3分以上残っている場合を示している。
【0049】
この場合、トイレ側の換気もタイムアップまでに十分行われることになるので、特別の処理を施されることなく操作スイッチSW0に基づく長時間タイマーがタイムアップまで(4時間又は1時間)持続運転される。
【0050】
図4(d)では、図4(c)と同様な状況で、長時間タイマーの残時間が、操作スイッチSW1をオンし、用足し後、操作スイッチSW1をオフした時点で3分以内の場合、残時間データを3分に修正(更新)して、長時間タイマーがタイムアップしてもトイレの換気を十分行えるようにした場合を示している。
【0051】
図4(e)では、長時間タイマーのタイムアッブ時にトイレを使用している場合で、長時間タイマーがタイムアップ時、短時間タイマープログラムに移行し、長時間タイマーがタイムアップしてもトイレの換気を十分行えるようにした場合を示している。この場合、LEDは低輝度点灯(暗点灯)となり、換気扇13は短時間タイマー終了後まで連続して運転される。
【0052】
図4(f)では、操作スイッチSW0を1度押して換気扇13を長時間タイマー運転し、タイマー運転の途中で、操作スイッチSW1をオンにして、トイレ使用中に、操作スイッチSW0が2度目に押されることによって長時間タイマーが停止指令を受けた場合を示している。この場合は、長時間タイマープログラムから、短時間タイマープログラムに移行し、LEDは低輝度点灯(暗点灯)となる。
【0053】
図4(g)では、上記の図4(f)の場合において、長時間タイマーの停止指令のタイミングが、トイレ使用時に用足し後の3分以内の場合である。
【0054】
この場合も、長時間タイマープログラムから、短時間タイマープログラムに移行し、LEDは低輝度点灯(暗点灯)となる。
【0055】
図4(h)では、先に短時間タイマーが始動し、トイレ使用時に操作スイッチSW0を押すことで長時間タイマーの起動がかかった場合を示している。この場合も、トイレ側の換気を十分行うため、停止機能を有するので、トイレ用足し後3分の短時間タイマーのタイムアッブ後に、選択されたタイマー時間(4時間又は1時間)の長時間タイマープログラムが始動することを示す。つまり、トイレ用操作スイッチSW1に基づいて換気扇負荷13が動作している最中に、浴室側操作スイッチSW0が押されて、長時間タイマーの起動がかかると、符号Aに示す期間は、長時間タイマーの起動を受理しているが、トイレ用操作スイッチSW1をオフにしてさらに短時間タイマーの3分が経過するまでは長時間タイマーモードには移行せず待機し、その後に長時間タイマー(4時間又は1時間)が遂行される。
【0056】
〔第2の実施の形態〕
図5は本発明の第2の実施の形態の電子タイマースイッチを示す回路図である。第2の実施の形態で図1の第1の実施の形態と異なる点は、制御回路(符号18Aにて示す)の構成が異なっている点である。その他の構成は図1と同様である。なお、電気的な配線工事を行う場合、電源入力端子11は交流電源の接地側Nとし、電源入力端子12は交流電源のライン側Lとして配線する。
【0057】
図5の制御回路18Aでは、交流電源ACから換気扇負荷13に電力を供給するための電力スイッチ素子としてのトライアックTRACの制御は、パワートランジスタQ1のエミッタ・コレクタを流れる電流により、トライアックTRACのゲート抵抗R0の両端に発生する、電圧降下による点弧によるのではなく、全波整流ダイオードDBの直流出力端子(+)に接続されたサイリスタSCRをオン,オフさせることによって行う。サイリスタSCRのアノード・カソードは、全波整流ダイオードDBの直流出力端子(+)と基準電位点ラインEとの間に接続し、SCRのゲートはゲート抵抗R12を介して基準電位点ラインEに接続している。また、図5の制御回路18Aでは、外部スイッチSW1と内蔵の操作スイッチSW0のそれぞれの操作状態(オン,オフなど情報)のマイコンヘICへの取り込み方は、図5のように、フォトカプラPC1からの外部スイッチSW1オン,オフの検知情報を直接マイコンのR80端子に接続し、また内蔵の操作スイッチSW0の押入情報をR81端子に直接接続して、各スイッチSW1,SW0の状態をマイコンIC1に把握させる構成としている。即ち、フォトカプラPC1のフォトトランジスタTr1のコレクタは抵抗R6とマイコンIC1の入力端子R80との接続点に接続し、内蔵の操作スイッチSW0は抵抗R7とマイコンIC1の入力端子R81との接続点に接続している。
【0058】
図5の動作を説明すると、操作スイッチSW0の押入又は外部スイッチSW1をオンにすると、マイコンIC1がこれを検出してR40端子をローレベルにし、PNPトランジスタQ7がオン、トランジスタQ2がオンして、バワートランジスタQ1がオンし、Q1のコレクタ側の電圧が上昇し、定電圧ダイオードZD1が導通すると、サイリスタSCRのゲートに電流が流れ、サイリスタSCRがオンする。この時、全波整流ダイオードDBの出力電流は、サイリスタSCRを介し大きな電流が流れて、トライアックTRACのゲート抵抗R0の両端に電圧降下を発生させ、電源スイッチ素子であるトライアックTRACをオンにする。これにより換気扇負荷13に該負荷を動作させるに必要な電源電流が供給されて、動作する。この方式の特徴は、定電圧ダイオードZD1が導通するまでの期間、バワートランジスタQ1にのみ電流が流れ、平滑コンデンサC2を充電し、マイコンIC1の電源を図1に比較して十分確保することができる。
【0059】
〔第3の実施の形態〕
図6は本発明の第3の実施の形態の電子タイマースイッチを示す回路図である。第3の実施の形態と図1,図5の第1,第2の実施の形態との異なる点は、制御回路(符号18Bにて示す)の構成が異なっている点である。その他の構成は図1及び図5と同様である。なお、電気的な配線工事を行う場合、電源入力端子11は交流電源の接地側Nとし、電源入力端子12は交流電源のライン側Lとして配線する。
【0060】
図6の制御回路18Bでは、制御回路をマイコンを用いて構成せずに、市販のタイマーICを利用して構成している。即ち、制御回路18Bで、パワートランジスタQ1,それを制御するトランジスタQ2,定電圧ダイオードZD,及び平滑コンデンサC2の接続構成は、図1と同様であるが、マイコンに代えてタイマーICを用い、パワートランジスタQ1のエミッタを高抵抗R2,操作スイッチSW0,及び抵抗R15を介してトランジスタQ3のベースに接続し、操作スイッチSW0と抵抗R15の接続点をトランジスタQ2のベースに接続する一方、操作スイッチSW0と抵抗R15の接続点をダイオードD1を介してパワートランジスタQ1のコレクタに接続している。さらに、パワートランジスタQ1のコレクタラインと基準電位点ラインEとの間に、トランジスタQ3と抵抗R16の直列回路とトランジスタQ4と抵抗R17の直列回路の2つの直列回路を並列接続し、トランジスタQ3のコレクタをトランジスタQ4のベースに接続し、トランジスタQ4のコレクタをタイマーICのリセット端子MRに接続し、タイマーICの出力端子はQをトランジスタQ2のベースに接続している。
【0061】
図6の動作を説明すると、操作スイッチSW0(この場合操作スイッチSW0はシーソー型スイッチである)または外付けスイッチSW1がオン時、ダイオードD1を介し定電圧ダイオードZD及び平滑コンデンサC2に電流が流れタイマーICの電源を供給することが可能となる。この時トランジスタQ3がオンとなり、その結果トランジスタQ4がオフとなるので、トランジスタQ4の出力側(即ちタイマーICのリセット端子MR)はハイレベルとなり、タイマーICがリセットされ、タイマーICの出力端子Qがハイレベルとなる。この結果トランジスタQ2がオンとなり、パワートランジスタQ1がオンするので、全波整流ダイオードDBより定電圧ダイオードZD及び平滑コンデンサC2に電流が流れ、結果としてトライアックTRACのゲート抵抗R0の両端に電圧降下が生じ、トライアックTRACがオンして、負荷の換気扇13が動作する。
【0062】
上記のように換気扇負荷13が動作している状態で、操作スイッチSW0または外付けスイッチSW1が復帰し、オフ状態となると、トランジスタQ3がオフでトランジスタQ4がオンとなりリセット端子MRがローレベルとなり、タイマーICのリセット状態が解除され、タイマーモードとなり、一定時間後にタイマーICの出力端子Qがローレベルとなり、トランジスタQ2、パワートランジスタQ1がオフとなって、トライアックTRACがオフし、換気扇負荷13の動作は停止する。
【0063】
なお、図6の実施の形態では、タイマーICは、先の第1,第2の実施の形態のマイコンに比べ、機能が限定されるため、操作スイッチSW0のオン,オフと外部スイッチSW1のオン,オフとの区別等が出来ず、どちらのスイッチSW0,SW1の操作においても単に負荷13の遅動動作のみに限定されてしまう。
【0064】
〔第4の実施の形態〕
図7は本発明の第4の実施の形態の電子タイマースイッチを示す回路図である。第4の実施の形態と図1の第1の実施の形態との異なる点は、外部スイッチセンサー回路(符号16Aにて示す)の構成、及びこれに伴う外部スイッチ側部分の接続構成が異なっている点である。その他の構成は図1と同様である。なお、電気的な配線工事を行う場合、電源入力端子11は交流電源のライン側Lとし、電源入力端子12は交流電源の接地側Nとする。
【0065】
図7の外部スイッチセンサー回路16Aでは、電子タイマースイッチ15の本体の外装部分(2点鎖線枠にて示す)に交流入力端子1,0が配設されていると共に、フォトカプラPC1の1次側素子の一端を接続するための1つの接続端子3が配設された3端子構成(三線式)としている。これに伴い、交流電源入力端子11,12の間に外部スイッチSW1と照明器具14を直列に接続し、外部スイッチSW1と照明器具14の接続点を電子タイマースイッチ15の前記接続端子3に接続し、交流電源入力端子11は換気扇負荷13を介して交流入力端子1に接続し、交流電源入力端子12は交流入力端子0に接続し、一方、フォトカプラPC1の1次側素子の一端を交流入力端子3に接続し、フォトカプラPC1の1次側素子の他端を交流入力端子0に接続している。
【0066】
なお、外部スイッチセンサー回路16Aは、交流電源ラインとの配線接続関係として見れば、換気扇負荷13を介して交流電源L側に接続する第1配線系と、交流電源相間に接続された機械スイッチSW1と照明負荷14の直列回路にあって、機械スイッチSW1と照明負荷14の接続点とフォトカプラPC1の発光側の一端子とを接続する第2配線系と、該フォトカプラPC1の発光側の他端と交流電源のN側とに接続する第3配線系とを具備し、3線式構成となっている。
【0067】
図7では、フォトカプラPC1の一方の交流入力端子(図1における端子2)を交流入力端子0と共通にしている。操作スイッチSW0を押すと、マイコンIC1の入力端子R81がローレベルとなり、このとき、時間選択操作スイッチSW2に従い、例えば長時間タイマーが起動する。また、外付けスイッチSW1をオンにすると、照明器具14が点灯し、またフォトカプラPC1がオンして、マイコンの入力端子R80をローレベルにする。この期間換気扇13は連続運転となり、外部スイッチSW1がオフとなった時点から、短時間タイマー動作となる(但し、図1の実施の形態の動作と同様、操作スイッチSW0に基づく長時間タイマーが継続している場合には短時間タイマーとしての動作が始動することはない)。
【0068】
〔第5の実施の形態〕
図8は本発明の第5の実施の形態の電子タイマースイッチを示す回路図である。第5の実施の形態と図1の第1の実施の形態との異なる点は、外部スイッチセンサー回路(符号16Bにて示す)の構成、及びこれに伴う外部スイッチ側部分の接続構成と制御回路(符号18Cにて示す)の構成(図1又は図7における制御回路18と同様であるがコンデンサC4が付加されている)が異なっている点である。その他の構成は図1と同様である。なお、電気的な配線工事を行う場合、電源入力端子11は交流電源の接地側Nとし、電源入力端子12は交流電源のライン側Lとして配線する。
【0069】
図8の外部スイッチセンサー回路16Bでは、電子タイマースイッチ15の本体の外装部分(2点鎖線枠にて示す)に交流入力端子1,0が配設されていると共に、フォトカプラPC1の1次側素子の一端を接続するための1つの接続端子2が配設された3端子構成(三線式)としてある。即ち、図8では、図1におけるフォトカプラPCの一方の交流入力端子3を交流入力端子2と共通にしている。
【0070】
これに伴い、交流電源入力端子11,12の間に照明器具14と外部スイッチSW1を直列に接続し、照明器具14と外部スイッチSW1の接続点を電子タイマースイッチ15の前記接続端子2に接続し、交流電源入力端子11は換気扇負荷13を介して交流入力端子1に接続し、交流電源入力端子12は交流入力端子0に接続している。
【0071】
従って、外部スイッチセンサー回路16Bは、交流電源ラインとの配線接続関係として見れば、換気扇負荷13を介して交流電源N側に接続する第1配線系と、交流電源相間に接続された機械スイッチSW1と照明負荷14の直列回路にあって、照明負荷14と機械スイッチSW1の接続点とフォトカプラPC1の発光側の出力端子とを接続する第2配線系と、前記機械スイッチSW1の他端と交流電源L側とに接続する第3配線系と、を具備した構成となっている。
【0072】
一方、外部スイッチセンサー回路16Bでは、トライアックTRACが導通した場合、外付けスイッチSW1がオフ状態でもフォトカプラPC1がオンになるのを防止するため、図8のように高耐圧出力型のフォトカプラPC1をフォトカブラPC2と直列に接続し、フォトカプラPC2の発光側のダイオード回路は高耐圧のダイオードD5と直列に抵抗R19を介在して交流入力端子1,0間に接続する。外付けスイッチSW1がオン時で、交流入力端子1側がプラスの時のみ、フォトカプラPC2,PC1が導通し、フォトカプラPC1のトランジスタがオンする。交流入力端子0側がプラスの時、フォトカプラPC2,PC1がオフとなる。このため、交流の半サイクルのみ、フォトカプラPC1のトランジスタがオンする。このため、制御回路18Cでは、トランジスタQ5のコレクタ側にコンデンサC4を接続し、マイコンIC1のホールド端子Holdを交流の全サイクル期間、ハイレベルに保つようにしている。
【0073】
尚、以上述べた実施の形態では、外部スイッチセンサー回路を構成するのに、図1、図5、図6、図7、図8では、フォトカプラPC1を用いているが、上記フオトカプラPC1の代わりに、図9に示すようにリレー20を用いてもよい。リレー20は1次側に励磁コイル21と、2次側に前記励磁コイル21による磁力の有無にてオン,オフするリレー接点22とを有して構成されている。
【0074】
また、フォトカプラ、リレーの代わりに、図10のようにトランス30を用いて構成してもよい。トランス30は1次側コイル31と、2次側コイル31と、2次側コイル31に誘導される交流電圧を全波整流する全波整流ダイオードブリッジDBと、その全波整流電圧を一定電圧に平滑化する定電圧ダイオードZDと平滑コンデンサCの並列回路と、その平滑化直流電圧をベース入力とし、ベース電圧が所定値を越えるか否かに応じてオン,オフするトランジスタQ10とを有して構成されている。
【0075】
以上述べた本発明の実施の形態によれば、並列使用型の電子タイマースイッチを構成する場合、従来はタイマー仕様の異なる2種類のタイマースイッチが必要であったが、本発明により、1つのタイマースイッチで、浴室側の長時間タイマーとトイレ側の短時間タイマーが安価な機械式のスイッチを外付けするだけで可能であるばかりか、従来実現できなかった、トイレ側の換気を確保しながら、長短のタイマー動作を行うことができる。
【0076】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、1個の電子式タイマースイッチが長時間タイマーと短時間型遅動タイマーの機能を有し、長時間タイマーは内蔵の操作スイッチで起動し、短時間型遅動タイマーは外付けの機械スイッチで起動する並列使用型電子タイマースイッチを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の並列使用型電子タイマースイッチを示す回路図。
【図2】図1の実施の形態で可能な、2つの操作スイッチの操作に基づく換気扇負荷の動作を説明するタイムチャート。
【図3】図1の実施の形態で可能な、2つの操作スイッチの操作に基づく換気扇負荷の動作を説明するタイムチャート。
【図4】図1の実施の形態で可能な、2つの操作スイッチの操作に基づく換気扇負荷の動作を説明するタイムチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態の並列使用型電子タイマースイッチを示す回路図。
【図6】本発明の第3の実施の形態の並列使用型電子タイマースイッチを示す回路図。
【図7】本発明の第4の実施の形態の並列使用型電子タイマースイッチを示す回路図。
【図8】本発明の第5の実施の形態の並列使用型電子タイマースイッチを示す回路図。
【図9】外部スイッチセンサー回路の他の実施の形態を示す回路図。
【図10】外部スイッチセンサー回路のもう1つの他の実施の形態を示す回路図。
【図11】並列使用型電子タイマースイッチの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
0,1,2,3…電子タイマースイッチの交流入力端子
2,3…フォトカプラの接続端子
11,12…交流電源の電源入力端子
13…換気扇(負荷)
15…電子タイマースイッチ
16…外部スイッチセンサー回路(センサー部)
17…パワースイッチ回路
18…制御回路
PC1…フォトカプラ
IC1…マイクロコンピュータ
TRAC…トライアック(電力スイッチ素子)

Claims (2)

  1. スイッチ本体に並列に接続した機械スイッチのオン・オフの状態を検出するセンサー部と、スイッチ本体に内蔵する操作スイッチで起動する長時間タイマーと、前記センサ一部の信号によって起動する短時間タイマーの機能を有する制御回路と、この制御回路によってオン・オフを制御されるパワースイッチ回路と、を具備する並列使用型電子タイマースイッチにおいて、
    前記センサ一部は、
    換気扇負荷を介して交流電源N側に接続する第1配線系と、
    交流電源相間に接続された機械スイッチと照明負荷の直列回路にあって、交流電源N側と照明負荷の接続点とフォトカプラの発光側の一端子とを接続する第2配線系と、
    照明負荷の他端とフォトカプラの発光側の他端子と照明負荷の点滅制御も可能な前記機械スイッチのN側端子とを接続する第3配線系と、
    前記機械スイッチの他端と交流電源L側とに接続する第4配線系と、
    を具備したことを特徴とする並列使用型電子タイマースイッチ。
  2. スイッチ本体に並列に接続した機械スイッチのオン・オフの状態を検出するセンサー部と、スイッチ本体に内蔵する操作スイッチで起動する長時間タイマーと、前記センサ一部の信号によって起動する短時間タイマーの機能を有する制御回路と、この制御回路によってオン・オフを制御されるパワースイッチ回路と、を具備する並列使用型電子タイマースイッチにおいて、
    前記センサー部は、
    換気扇負荷を介して交流電源L側に接続する第1配線系と、
    交流電源相間に接続された機械スイッチと照明負荷の直列回路にあって、機械スイッチと照明負荷の接続点とフォトカプラの発光側の一端子とを接続する第2配線系と、
    該フォトカプラの発光側の他端と交流電源のN側とに接続する第3配線系と、
    を具備し、3線式構成としたことを特徴とする並列使用型電子タイマースイッチ。
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